ビアレ横浜スマイル保育園
第三者評価機関名 | ナルク神奈川福祉サービス第三者評価事業部 |
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名称 | ビアレ横浜スマイル保育園 | 評価対象サービス | 2021 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 45(47) 名 |
所在地 | 236-0005 横浜市金沢区並木2-13-2 ビアレヨコハマ新館 2階 |
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TEL | 045-701-2539 | ホームページ | https://www.smile-hoikuen.yokohama/viale |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2009年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 株式会社 スマイル保育園 | ||
職員数 |
常勤職員:13 名
非常勤職員:12 名
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専門職員 |
保育士:園長 :1 名
保育士:主任、副主任:2 名
保育士:16 名
栄養士:1 名
管理栄養士:1 名
調理員:4 名
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施設・設備の概要 |
0~2歳児室 :1室
3~5歳児室 :1室
調理室:1室
トイレ:1室
事務室:1室
職員休憩室 (更衣室):1室
鉄骨造り 3階建ての2階部分 :保育室床面積:149.03㎡
園庭 :63.7㎡
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【保育理念】 ○ 子どもたちに、潜在能力を最大限に発揮できる力を。 ○ 家庭に、子どもの成長の喜びを。 ○ 地域に、児童福祉の向上を。 【基本方針】 ○ 子どもたちの心と体の健康に良い環境を作ります。 ○ 社会のルールと子どもの個性の双方を大切にし、一人ひとり丁寧に対応します。 ○ 美味しく、安全な手作りの食事を提供します。 ○ 保育に関する要望や相談に真摯に対応し、信頼されるように心がけます。 |
【立地および施設の概要】 ビアレ横浜スマイル保育園は、株式会社スマイル保育園が運営する、平成21年4月に設立の保育園です。金沢シーサイドライン並木中央駅と幸浦駅から徒歩10分の大規模な集合住宅地の中心部分にある商業施設の中に設置されています。 園舎は商業施設の2階で、園の入り口には園庭とスマイルファーム(菜園)があります。0歳児~5歳児まで定員45名のところ、現在47名が在籍しています。 近隣には大規模な長浜公園をはじめ、自然に恵まれた公園や、イド藻公園や干網公園等中小様々な公園や緑道があり、子どもたちの散歩コースになっています。また、歩いて20分ほどの京急富岡のすぐ近くに系列園とみおかスマイル保育園があります。 【園の特徴】 園舎はワンフロアで、0~2歳児と3~5歳児の2クラスで異年齢児保育を行っています。子どもたちは、大勢のきょうだいができたような環境の中で異年齢での関わりを楽しんでいます。職員は担当以外の子どももよく知り、皆で育てる家庭的な保育を目指しています。 「ヒップホップ」「英語で遊ぼう」「体操教室」「数遊び」「書道教室」等の外部の専門家による課題保育を取り入れています。 |
評価実施期間 | 2021/04/01(契約日) ~2022/01/30(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 3 回(2016年度) |
特に評価の高い点 | 1.異年齢の子どもたちが園生活を楽しめる工夫 異年齢の子どもが自然に関わり、みんなと一緒に遊んだり、年少の友だちに教えたりする中で、年長児を見て挑戦しようとしたり、思いやりの気持ちを持っています。ラジオ体操を年長児に負けないように頑張ったり、散歩では、子どもたちは自然に触れながら友だちと一緒に探索活動を楽しんでいます。園庭のスマイルファームでは、年長児を中心に季節ごとの野菜を育て、収穫を喜び合い、みんなで食べる楽しさを味わっています。 また、年間を通して季節ごとの行事があり、子どもたちはお花見パーティー、七夕まつり、お月見、芋煮会やハロウィンパーティ、お餅つき等を一緒に楽しんでいます。 職員は、乳児クラス会議や幼児クラス会議で遊びや行事の振り返りをして、子どもがいろいろな場面で楽しめるように工夫をしています。 2.保護者の要望や思いに耳を傾け、安心して子育てができる支援 園では、保護者が安心して子育てできる関係づくりを大切にしています。毎月の園だより、クラスだよりには子どもたちの園での生活を写真で伝え、送迎時には、コロナ禍で室内に入室できなくなったので、必ず1階入り口まで職員が出て保護者と会話をし、日々の子どもの様子や成長の様を伝えています。 保護者会役員会で保護者の意見や要望を聞き、話し合いをして行事等の取組に生かしています、行事後の感想やアンケート、年度末のアンケート等で保護者から意見や要望を収集し、保育内容や保護者との交流等について改善を図るよう努めています。令和3年度は、「保護者からの質問・回答」「ヒヤリハット通信」を掲示して、さらなる安心・安全な保育に向けた取組をしています。 3.地域とのつながりを大切にし、連携を図ろうと努力 園が設置されている地域は子育て支援に熱心であり、地区内にある「子育てしやすい地域づくり事業実行委員会(エンジョイ委員会)」の懇談会に参加し、子育て中の養育者から保育ニーズの把握に努めています。実行委員会を通して、例年は、園の育児講座やどうぶつ村、一時保育等の子育ての情報発信をしています。 園の運営に関しては、運営委員会があり、地域内に住んでいる第三者委員も加わり、地域のニーズの把握をする機会となっています。 例年(コロナ禍前)は、子どもが地域内の高齢者施設と交流を図り、散歩中には地域の多くの方に声をかけてもらっています。納涼会や運動会等の園行事に地域の方を招待しています。商業施設での合同防災訓練に全園児が参加しています。 |
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改善を求められる点 | 1.子どもの発想を受け止めて、遊びが発展するような取組を 子どもたちは、室内や園庭でごっこ遊びを楽しんでいます。絵本からごっこ遊びにつながることもあります。そうした子どもの発想を受け止めて、子どもたちで相談して取り組み、お店屋さんごっこに発展したり、劇遊びに発展するような取組をさらに深めることが期待されます。 制作は、テーマや作り方の決まった貼り絵をしたり、机上で折り紙や粘土、お絵かきをしています。また、いろいろな素材を用いて、自由に制作をしていますが、さらに作り上げる喜びが育つ環境づくりが期待されます。 2.子どもの姿や育ちを捉えた指導計画の作成を 園の3~5歳児の年間指導計画と、月間指導計画・週案は、一部子どもの姿や発達過程をベースにした指導計画となっているものの、異年齢児保育のため3・4・5歳児として一括した指導計画となっています。3歳児、4歳児、5歳児のそれぞれの発達的特徴をおさえ、子どもの姿や育ちを捉え、より明確な年齢ごとの保育のねらいや内容をもった指導を行う為に、保育指針の「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」をテーマに園内研修で検討したことを生かし、職員間で子どもの育ちの理解をさらに深め、実践することが期待されます。 3.職員と共に、実施状況を確認できる事業計画の作成を 中期事業計画は、目標や具体的な実施事項を明記していますが、全体としての進捗状況を確認することができません。個別に評価しているものを全体として見える工夫も望まれます。また、評価した結果を課題として翌年に入れ、職員に見えるかたちで作成されていません。 実施事項の明記だけでなく、進捗状況を記載して、職員と共に確認し合える事業計画の作成が期待されます。 |
第三者評価を受けて コロナ感染拡大の中でしたが、第3回目の第三者評価を受審できました。 開園して14年が過ぎ、ビアレ横浜スマイル保育園も地域の方に知っていただけるようになりました。 今回の受審によって、若い職員と経験を重ねている職員との自己評価表の項目に沿っての理解度が顕著に出ていました。若い職員には、職員への自己評価結果表説明会で分かったことの内容が増えた事、わからない事については指導ができた事。とても良かったと思います。 近い将来子どもは減り、保育の継続性を考えると、柱となる人材確保はもちろん保育の質を高めるための人材育成する事の重大さを感じました。その為に考えられる一つは、研修の充実は大切であるが、自ら学びたい課題を見つけて自己啓発をする、それを保育園として応援していきたいと思います。 保護者には、指針に書かれているように、「保護者が子どもの成長に気づき子育ての喜びを感じられるように努める」保育園としては、日常の保育、子どもの様子等の見える化を計ります。ITの活用もその一つです。 又、ナルクさんの園内観察から、“職員が乳児との関わりがとても丁寧に接している”とのお話を頂き、これからは、育児の苦手な保護者が増えてくると思われますので、育ちの基本になるこの時期を、改めて深く認識をしていきます。これからは、第三者評価を受ける事によって見つけた課題を、職員で話し合い知識や技術の習得に向けて研鑽し保育の質を高めていきます。 調査員のみなさまには、ご丁寧に細かく評価をしていただき有り難うございました。 ビアレ横浜スマイル保育園 山本志津子 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・「子どもたちに、潜在能力を最大限に発揮できる力を」「家庭に、子どもの成長の喜びを」「地域に児童福祉の向上を」という、保育理念が策定されています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・横浜市や金沢区の子どもの減少傾向等、社会状況の変化を把握し、金沢区地域福祉保健計画や金沢シーサイドタウン地区の地区別計画の重点テーマや目標、取組内容を把握して分析しています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人の園長主任会議(園長・主任・代表)により、経営課題を明確にし、保育内容の向上や人材育成、施設・機能の充実、業務の効率化等、具体的な課題を明らかにしています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・第3次中期事業計画(2019年度~2021年度)の目標として、「サービス内容の向上」「人材の育成」「施設・機能の充実」「業務の効率化」を掲げ、それぞれの目標には、保育内容の充実やスマイルファームでの野菜の栽培、園内研修の充実、自己啓発の定着、人事考課の導入、ICT環境の整備・推進、ICTの活用等具体的な内容を明記しています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・中期事業計画を反映した「令和3年度事業計画書」の目標に、「サービス内容の向上」「人材の育成」「業務の効率化」を掲げ、新型コロナウィルス感染症対策に向けた年間行事やカリキュラムの方向性、スマイルファームで行う野菜の栽培、新たな園支援システムの導入の検討等、事業内容が具体的に明示されています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:a】 ・中期事業計画は、法人の園長主任会議(系列園、主任、代表他)で策定されています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:a】 ・「ビアレ横浜スマイル保育園入園のご案内」や、年度末に保護者に配付する「令和3年度のスマイル保育園の保育内容」「年間行事予定」には、保育に関わる事項について、記載されています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・職員会議、クラス会議、系列園の乳児会議・幼児会議・給食会議・園長主任会議で保育の各計画の策定、実行、評価、見直しを実施し、保育の質の向上に向けて取り組んでいます。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 ・「令和2年度の課題から」として、保育園の自己評価結果をまとめ、次年度の取組を明文化しています。また、年度末に保護者アンケート(原則的に記名)を行い、「令和2年度保護者アンケートのまとめ」として掲示しています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園長は、職員会議で保育園の経営・管理に関する方針を明確にしています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・運営規定には、コンプライアンス、倫理規定等が明記されており、個人情報保護規程について綴られています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、日々の保育では、指導計画の立案や自己評価を確認し、職員を指導しています。年4回、「期毎の目標、評価、反省」を職員が行う中で、保育の目標の達成状況を評価・分析しています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・人事、労務、経理管理については、事務長が主たる業務を行いますが、園長は、月1回行われる法人の園長主任会議で、保育園運営のコストの見直しや経営に関わる改善点を検討しています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園の人材育成の基本方針として、OJTを中心に据え、外部研修のほか、園内研修のレベルアップを図っています。また、自己啓発を大事にしており、「自己啓発助成金制度」があり、職員がこの制度を積極的に活用できるような環境を整えるよう、努めています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人の理念である、『子どもたちや保護者の方が、安心して「笑顔で、楽しく、元気よく」過ごせるようにサポートしていく』に基づき、「笑顔で、楽しく、元気よく」の期待する職員像を明確にしています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・労務管理に関しては、代表(事務長)が管理をし、シフトの調整は主任がしています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「保育士のチェックリスト」「期毎の目標、評価、反省」により、職員一人ひとりに目標を設定しています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「スマイル保育園 研修体系図」には、新任保育士、中堅保育士、リーダー保育士・主任、管理者としての経験や能力に応じた役割が明文化されています。経験や能力に応じて、職員に必要とされる専門技術を明示しています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・個人別研修計画に、新任研修、中堅研修、年齢別研修、主任研修それぞれにつき、研修内容が明記されており、年度ごとに受講した研修を記入し、年度末に園長とその内容を確認しています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:b】 ・「実習生受け入れ手順シート」がありますが、実習生を受け入れる際の基本姿勢は明文化されていません。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園のホームページに法人の理念、保育の理念、保育方針、保育目標、保育の内容、給食、健康管理、感染症対応、年間行事等を記載しています。園のブログを速やかに更新しています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職務分担表、役割分担表があり、掲示して職員に周知しています。園の人事管理、経理管理、総務管理等については、代表(事務長)が対応しています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育の理念に「地域に児童福祉の向上を」を掲げ、中長期計画に具体的に明記しています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・「ボランティア受け入れ手順シート」がありますが、ボランティア受け入れの基本姿勢や、地域の学校教育との連携についての基本姿勢については明文化していません。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・横浜市南部地域療育センター青い鳥、横浜市南部児童相談所等関係機関一覧表を作成し、掲示しています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園庭開放、育児相談、赤ちゃんの駅、一時保育等を行い、園に対する要望やニーズの把握に努めています。また、所在する商業施設のテナント会議に出席し、地域のニーズの把握に努めています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子育て支援計画があり、地区内の子育て支援情報誌「わくわくニュースなみキッズ」等に情報を掲載しています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育の理念や、「保育士チェックリスト」に子どもを尊重した基本姿勢を明記し、職員全員が共通の理解をして保育に取り組んでいます。児童憲章や全国保育士会倫理綱領等を役職研修や園内研修で学んでいます。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・児童憲章等人権尊重の視点で、児童の最善の利益のためを心がけて保育し、プライバシー保護規程を整備しています。職員は人権研修等を受講して、人権意識の向上を図っています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園のパンフレットを金沢区地域子育て支援拠点「とことこ」等に置き、区主催の保育イベントでも持ち帰れるようにしています。金沢区の情報誌やホームページ等に園の情報を掲載しています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園時に、重要事項説明書を兼ねた、わかりやすく作られた「入園のご案内」を基に具体的に説明しています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・転入園児や中途退園児については、必要に応じて利用していた園等の関係機関に連絡しています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は、子どもの表情や様子、しぐさをよく見て、子どもの気持ちを把握しており、子どもたちは安心して楽しく過ごしています。職員も子どもたちも笑顔で過ごしてしています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・「ご意見対応マニュアル」があり、苦情受付・苦情解決担当者、第三者委員を設置しています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・「入園のご案内」に「ご意見ご要望を受け付けています」と記載し、フローチャートで仕組みをわかりやすく説明しています。かながわ福祉サービス運営適正化委員会のポスターを掲示し、電話番号も記載しています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・0~2歳児は連絡帳で相談を受け、送迎時には、必ず保育者が入り口に出向き保護者との会話から関係づくりをし、意見や相談をしやすいよう努めています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・リスクマネジャーは園長で、事故対応防止マニュアル等に基づき、子どもたちの安全確保に努め、「保育のリスクマネジメント部会」を設置し、園で起きうるリスクと発生確率を表示したリスクマップの作成を始めています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長を責任者として、感染症対策ガイドラインをもとに責任と役割を明確にし、健康管理マニュアルやコロナウィルス感染対策チェックリスト等を作成、周知し、マニュアルは年度末に見直しています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・警戒宣言発令時の任務分担表を掲示し「災害対応マニュアル」は、地震、火災等に対応し全職員に周知しています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・離乳食の与え方の手順書や健康管理のマニュアル等、園における標準的な実施方法を文書化し、保育室内に、「ブレスチェックのポイント」などを掲示しています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・各手順書やマニュアルは、主任を中心に、年1回、実施方法の見直し・検証を行い、監査で指導をうけた際は、すぐに見直しをしています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
【第三者評価結果:b】 ・入園時の提出書類などから、子どもと保護者の状況を把握しています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・年間指導計画は法人の園長主任会議で作成し、4期ごとに園の職員が自己評価しています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子ども一人ひとりの保育の状況は、成長記録、0歳児記録日誌、1歳児記録日誌、ケース個人記録日誌に記録しています。指導計画や成長記録は、ICT化し、確認することができます。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・個人情報保護規程・プライバシー保護規程を定め、不適正な利用や漏えいに対する対策と対応方法が書かれており、子どもの記録の保管、保存、廃棄について適切に管理されています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画は、児童憲章、児童の権利に関する条約、児童福祉法に示されている理念、保育所保育指針に基づき、作成されています。冒頭に事業の目的(法人の理念)、保育理念(事業運営方針)、保育方針、園の目標を明記し、それに基づいて編成しています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・室内に、温湿度計、加湿・空気清浄機、除湿器、エアコンを使用しながら、適切な温湿度を保っています。窓開けや天井扇風機の使用により、換気に配慮しています。園舎は南向きで、陽光を十分に取り入れることができます。ワンフロアの保育室で、乳児、幼児が一緒に過ごすので、職員は音や声の大きさには配慮しています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園時に、児童票・家庭調査書に、入園までの子どもの発達、健康状況や家庭の状況を記載してもらい、1人ひとりの子どもの状況を把握し、職員会議で共有しています。入園後は、0~2歳児は連絡ノート(令和3年11月よりICT園支援システムに変更)や送迎時の保護者との会話、3~5歳児は送迎時の保護者との会話によって、子どもの状況を把握し、対応しています。クラス会議、乳児会議、幼児会議、職員会議で子どもの姿や様子を共有しています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・0~2歳児の年間指導計画、月間指導計画には各年齢で、幼児の年間指導計画、月間指導計画は、年齢ごとではなく、3~5歳児が身につけてほしい基本的生活習慣を盛り込んでいます。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育目標に「いつも楽しくみんなと遊ぶことで、人と人との関係を体感します。(自主性・協調性)」を掲げ、職員は、異年齢の友だちとの関わりを深め、多くの行事やヒップホップ、体操教室、習字、英語等いろいろな経験をするなかで、子どもが好きなことや熱中できることを見つけられるように援助しています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・0歳児クラスは、朝の受け入れ時の健康観察や連絡ノートによりその日の子どもの様子を把握して、子どもが1日を安心して、無理のない生活リズムで過ごせるように配慮しています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は、衣服の着脱、スプーンやフォークの使用、トイレットトレーニング等、子どもが自分でやろうとする気持ちを大切にしています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では「一人ひとりきちんと見守る」ことを前提に、「異年齢児保育」を取り入れています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園には、多目的トイレ、階段の手すり、保育室の壁のコーナーの安全クッション等を整え、建物内にエレベーターや点字ブロック等の設備を整えています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・朝の受け入れ時の保護者との会話や、連絡ノートにより、その日の子どもの状態を把握し、安心して楽しく過ごせるようにしています。トイレや着替え、給食や午睡の準備等、活動の流れがスムーズにいくよう、職員間で連携を図り、子どもが落ち着いて過ごせるようにしています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画に小学校との連携を記載し、保育所保育指針の「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」について、見通しをもった保育を行うよう努めています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・健康管理マニュアル等を基に、毎日の健康管理や健康診断、歯科健診、感染症予防等子どもの健康管理を行っています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・健康診断・歯科健診ともに年2回実施し、健診後、歯科医師から職員に情報提供や子どもたちに歯型を使った歯磨き指導をしています。歯科医師の確認のもと、コロナ禍で食後の歯磨きをぶくぶくうがいに変更しています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・アレルギー疾患のある子どもには、横浜市の食物アレルギーガイドラインにそって対応、実施し、アレルギー食事の手順書を作成しています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・食育計画があり、マナーを身に着けるなど様々な食の経験ができるようにしています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年齢や月齢に応じて食材の刻み方を変え、体調が悪い時には、おかゆにするなど配慮しています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育園業務支援システムに出来事を保護者が記載し、職員がコメントをいれ情報交換を行い、送迎時には必ず入り口まで保育者が出て子どもの様子を伝えコミュニケーションを取っています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・コロナ禍で保護者が室内に入室できなくなったので、送迎時には、必ず1階入り口まで保育者が送り迎えに出て、子どもの様子を口頭で伝えコミュニケーションを取っています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・送迎時に、必ず健康状態を観察して、子どもの様子を確認しています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育の内容については、年間指導計画は3ヶ月に1度、月間指導計画は毎月、保育士は自己評価を行い、次月の指導計画に生かしています。 |