めいとく保育園
第三者評価機関名 | ナルク神奈川福祉サービス第三者評価事業部 |
---|
名称 | めいとく保育園 | 評価対象サービス | 2022~ 保育所版 |
---|---|---|---|
対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 54(52) 名 |
所在地 | 232-0008 横浜市南区庚台48 |
||
TEL | 045-231-8498 | ホームページ | https://www.meitokka.or.jp/facilities/meitoku |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 1974年05月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 社会福祉法人明徳福祉会 | ||
職員数 |
常勤職員:12 名
非常勤職員:10 名
|
||
専門職員 |
保育士:18 名
看護師:1 名
栄養士:1 名
|
||
施設・設備の概要 |
乳児室(0~2歳児室):2
幼児室(3~5歳児室):2
沐浴室 :1
調理室:1
トイレ:3
職員休憩室:1
地域子育て支援室:1
一時保育室:1
鉄筋コンクリート造り4階建て: 建物延床面積 388㎡
園庭:123㎡
|
【保育理念】 子どもの人権や主体性を尊重し、保護者や地域社会と力を合わせて、子どもの最善の幸せのために努力する。 【基本方針】 子どもの健康と安全を基本にし、豊かな人間性と生き生きした子どもを育成する。 |
【立地および施設の概要】 めいとく保育園は「社会福祉法人明徳福祉会」が運営する保育所で、現在0~5歳児52名(定員54名)が在籍しています。京浜急行線南太田駅から徒歩8分の所に立地しています。園舎は鉄筋造りの4階建てで、園庭はありませんが、テラスや屋上を有効活用しています。周囲には隣接する庚台公園や、広大な清水ヶ丘公園等の多くの公園があります。子どもたちとほぼ毎日散歩に出かけ、しっかりと体を動かして、健康で丈夫な心と体づくりに取り組んでいます。 【園の特徴】 子どもが自分のやりたいことを自分で決められるように、保育室にままごと・絵本・机上遊び等の様々なコーナーを設定し、年齢に合った玩具を用意して、一人ひとりが興味関心に合わせた遊びを楽しんでいます。 幼児クラスでは3~5歳児の異年齢保育を行っています。異年齢での人間関係が自然に育まれ、思いやりや優しさ、大きい子どもへのあこがれの気持ちが芽生えています。 職員は子どもが安心して、自分の気持ちを表現できるような関係づくりに努めています。職員はていねいに、分かりやすい言葉で子ども一人ひとりに寄り添い、子どもの自分でやろうとする気持ちを尊重し、見守っています。 「本育(本を使った教育)」を全クラスで行っています。週案に「本育」の項を設けて、生活の中に計画的に絵本を取り入れています。季節・自然・行事・生活習慣や健康について、子どもたちの興味関心を引き出し、生活を豊かにする機会にしています。 |
評価実施期間 | 2022/05/11(契約日) ~2023/01/27(評価結果確定日) |
---|---|
受審回数(前回の受審時期) | 3 回(2017年度) |
特長や今後期待される点 | ◇特長や今後期待される点 1.保護者が安心して子育てができるような関係づくり 職員は保護者が安心して子育てができるように支援をしています。職員は子どもが「園でできるようになったこと」「園で頑張っていること」などの前向きな話をして、保護者が自信を持てるように心がけています。年2回のクラス懇談会は保護者が悩みを共有し、励まし合う機会になっています。 現在、送迎は外階段を利用して、各階のテラス(乳児は2階、幼児は3階)で行っています。乳児クラスでは朝、夕のどちらかは必ず担当職員が対応できるようにシフトを組んでいます。家庭での様子を聞き取り、困りごとを一緒に考えるなど保護者とのやり取りを大切にしています。 幼児クラスは毎日玄関に設置したスケッチブックで、その日の活動・子どもの姿・活動のねらいについて写真と共に保護者に伝えています。活動の意図や職員の思いも伝えて、保護者の理解が得られるようにしています。 コロナ禍で保護者の行事参加が制限されたため、子どもたちの行事の様子や保育の様子を撮影して「1年間の成長記録(DVD)」として各家庭に配付しました。子どもの成長を保護者と園で共有できるようにしています。 2.地域との連携 設立後48年の保育園で、長年地域との関係づくりに取り組んできました。園の第三者委員が地域の民生委員児童委員や放課後児童クラブ運営委員であり、地域の情報を得ています。園長は定期的に南区の園長会、横浜市社会福祉協議会主催の会議に参加しています。 コロナ禍でも地域の親子向けに育児講座(年2回)、絵本の貸し出しを続けています。散歩の際、職員と子どもたちが地域の方々と次々にあいさつを交わす姿が見られました。地域の自治会の防災訓練にも参加しています。 卒園児の家族の畑で芋掘りをしたり、七夕の笹の提供も受けています。子どもたちと卒業制作として「地域のお散歩マップ」を作成し、地域への関心や愛着が持てるようにしています。 3.中・長期計画の実現に向けたさらなる工夫を 運営法人と連携して、園の中期計画(3年)・長期計画(5年)を作成しています。重点事項として「利用者支援の充実」「経営と事業運営の透明性の向上」「人材育成と環境づくり」「地域とのつながりと公益的な取り組み」等の具体的な項目があり、経営課題や問題点の解決・改善に向けた取組を行っています。 中長期計画に従って改善をした結果を確認し次期計画に反映するために、計画期間、実施時期、実施担当、評価反省欄を設けるように検討することが期待されます。 |
---|
平成19年、平成29年そして今回3度目の受審となりました。日々の保育や施設運営を振り返る機会、資質向上に繋がる機会となればと思い受審いたしました。 前回と違う評価項目や内容に戸惑いながらも職員一人ひとりが自己評価を行ったうえで、少人数グループで話し合い、その結果を主任保育士と園長で取りまとめを行いました。職員一人ひとりが改めて「保育」について考える機会となり、グループで話し合いを重ねることで新たな気づきや振り返りとなりました。個人の考えと保育園の考えをすり合わせ保育の方向性を再確認・再構築する良いきっかけとなり、保育の質の向上と、より良いチーム力の向上にもつながったと思います。 当園の保育理念や方針、保育目標を基盤にし、子どもへの関わりについて再確認することで、全職員が子ども達に、保育士としての専門性と温かな心で向き合い、また保護者の皆様と連携し子ども達の育ちを支えていけるよう、今後も取り組んでまいりたいと思います。 今回の評価結果を真摯に受け止め、今後も職員一丸となり保育に努めてまいります。最後にアンケートにご協力いただいた保護者の皆様、ナルク神奈川福祉サービスの皆様に心より感謝申し上げます。 |
詳細評価PDF |
---|
評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・園の保育理念は「子どもの人権や主体性を尊重し、保護者や地域社会と力を合わせて子どもの最善の幸せのために努力する」です。保育方針は「子どもの健康と安全を基本にし、豊かな人間性と生き生きとした子どもを育成する」です。保育理念・保育方針・保育目標は法人共通であり、「明徳福祉会3つの誓い」として保育所の使命や目指す方向を示しています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・社会福祉事業全体や地域の各種福祉計画の動向は、明徳福祉会の理事会(年2回、理事長、園長)、評議委員会(年1回、理事長、園長)が把握し分析しています。また今年園長が理事に就任し、より法人全体の把握が行えるようになっています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人の理事会、評議員会が現状分析した設備整備、職員体制や財務状況等の課題や問題点は、園長が職員会議で報告、説明しています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
---|
【第三者評価結果:b】 ・中期計画(3年)・長期計画(5年)は、各園からの意見をもとに法人が作成しています。園の中・長期計画には「目標」「計画策定の目的」「計画策定にあたっての基本的考え方」「重点事項」の項目があり、中・長期の収支計画を作成しています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・単年度の事業計画は、中期計画の実現に向けた、実行可能な内容となっています。また、単なる行事計画ではなく、様々な活動の目安として、目標を達成するための具体的な計画となっています。単年度の予算書も作成しています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:a】 ・事業計画は、職員会議等で、意見交換や提案があったものをまとめて、年度ごとに策定しています。今年度の基本方針は「創業者の思いを基盤とし、変化する環境に適宜対応しながら、こどもを真ん中に生活・あそびを展開し、地域の中で自然に触れ心身共に大きくなる。一人ひとりが健やかで、主体的に物事を考え取り組み、相手を思いやる心を育むことを大切に、保育者が寄り添いあたたかい雰囲気のなかで、生き生きとした未来あるこどもを育てる。」です。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 ・保護者会はありませんが、保育の特徴、取組状況、年間行事等は、入園説明会、懇談会、園だよりやクラスだより等で説明しています。その他、スケッチブックによる写真の掲示、ホームページ、地域の掲示板である「はぐはぐの樹」等でも取組状況を伝えられるように工夫しています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・月間指導計画、週案、日案等はクラス内で話し合った後に作成し、園長・主任と共にPDCA(計画・実行・評価・改善)を行っています。各計画に自己評価、振り返りを設けています。職員会議、クラス会議、給食会議を月1回行い、進捗状況をチェックしています。また会議の効率化を目的に、アジェンダ(協議事項等)を活用しています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 ・事業計画の振り返りや、各会議での話し合いから抽出した課題を、議事録に記載しています。職員の自己評価シートは毎年取りまとめて分析し、保護者へ配布し、ホームページに掲載しています。抽出した課題は、職員会議や各会議で周知し、改善策等の検討を行っています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・運営規程、中・長期計画、事業計画、重要事項説明書、園のホームページ、パンフレットに園の方針等を明記しています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、南区保育施設長会議(園長会)、横浜市社会福祉協議会役員会議等に出席し、社会福祉制度や現行法令制度を把握するように努め、法令遵守や経営を学んでいます。また横浜市、南区主催等の研修にも参加しています。研修内容等はファイリングして、職員が確認できるようにしています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は主任と連携をとり、日常の保育、行事等の様子を把握しています。各会議での話し合い、指導計画、日誌での職員の自己評価、年度末の職員自己評価票、保護者アンケートの意見要望等の確認から、保育の質の現状を分析しています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、経営の改善、業務の効率化に向けて、理事長や主任と連携し、人事、労務、財務の分析を行っています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・中長期計画と業務マニュアルの中に「求められる人材像」を明記しています。職員を初任・中堅・リーダー・管理者の4段階に分けて、①勤務年数②到達目標③高めたい知識・スキル・姿勢④必要な研修、を示しています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・中長期計画と業務マニュアルの中に「求められる人材像」を明記しています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、日ごろのコミュニケーションや個人面談等で職員の就業状況や意向の把握に努め、人事や労務管理を行っています。ワークライフバランスを考慮し勤務時間やシフトを調整しています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の理念に基づいた「期待する職員像」を中・長期計画や業務マニュアルの中で明記しています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育理念に基づく「期待する職員像」を中・長期計画や業務マニュアルの中で明確にしています。職員を初任・中堅・リーダー・管理者の4段階に分けて、①勤務年数②到達目標③高めたい知識・スキル・姿勢④必要な研修、を示しています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長・主任は、日常の保育業務・職員の自己評価・面談等から、職員の知識、技術水準.専門資格の取得状況を把握しています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:a】 ・実習生(ボランティア)マニュアルを整備し、実習生の受け入れに対する姿勢を明確にしています。毎年実習生を受け入れています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・横浜市や園のホームページ、パンフレットに法人・園の理念、方針、目標、事業報告等を掲載しています。法人のホームページに収支計画書、貸借対照表、事業報告書を掲載しています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・事務、経理、取引等に関するルール、権限・貢任については経理規定と職務分担表に明記しています。事務、経理処理は事務職員が行い、毎月園長が確認しています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・法人の理念として、「子どもの人権や主体性を尊重し、保護者や地域社会と力を合わせて、子どもの最善の幸せのために努力する。」ことを、重要事項説明書、法人ホームページ、パンフレット等に記載しています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・地域の学校教育等への協力について、中・長期計画に具体的に明文化しています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子ども、保護者の関係機関をリスト化し、事務室、保育室内に掲示しています。園の近隣医療機関リスト、病院情報の資料を作成し、定期的に見直して情報の更新をしています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・南区の園長会等への参加、近隣保育園との交流、自治会・老人会との連携等から、地域の福祉ニーズや生活課題等を把握しています。また第三者委員である民生委員児童委員、放課後児童クラブ運営委員から地域の情報を収集し、園から地域に関する事での相談等をしています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園の専門性を活かし、地域の親子向け貸し出し図書、育児相談、講座開催等を行っていますが、件数は多くありません。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・園の保育理念は「子どもの人権や主体性を尊重し、保護者や地域社会と力を合わせて子どもの最善の幸せのために努力する」です。子どもを尊重した保育に関する基本姿勢が、全体的な計画・指導計画・マニュアル・手順書に反映されています。職員は子ども一人ひとりの特性や発達に合わせた声かけや対応を行っています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・業務マニュアルの「子どもの人権を守るために」「プライバシーの尊重と配慮」の中で園の姿勢を示しています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・南区役所や南区地域子育て支援拠点(はぐはぐの樹)に園の情報を掲示しています。パンフレットはカラー印刷で、イラストも入れて分かりやすい表現になっています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園説明会では重要事項説明書にそって園の方針や保育内容を説明しています。入園にあたり準備する持ち物については、現物を見せながら説明しています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園児の転園先には保護者の同意を得たうえで情報提供し、必要により引継ぎを行っています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は、日々の子どもの様子、言葉、表情等から意向や気持ちを汲み取り、丁寧に寄り添い信頼関係を築くよう努めています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・「保育園業務マニュアル」に苦情対応に関する規定があります。苦情解決の体制については、受付:主任、解決責任者:園長、第三者委員を重要事項説明書に記載し毎年度配布しています。「苦情受付簿、苦情解決経過記録簿」があり、発生日時、苦情内容、対処方法、結果、今後の対策を記載し、園長から法人本部に報告しています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・相談・苦情受付窓口について毎年配布する重要事項説明書にわかりやすく記載しています。口頭、書面、第三者委員、公共機関等、相談・意見が言える窓口を複数整えています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・送迎時に保護者とコミュニケーションをとり、相談しやすい雰囲気を心がけています。乳児クラスでは毎日の連絡帳のやりとりの中で保護者の要望に対してできることは答えながら、場合によっては園長・主任に相談し全体への周知をしています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長が安全管理者、主任・副主任が安全推進者の安全対策委員会を設置しています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・ガイドラインに則り、「保健衛生マニュアル(感染編)(看護・健康管理・事故防止対応編)」を作成し、年1回、職員研修を行っています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・災害時の対応マニュアルを作成しています。非常災害に対応する具体的な計画(災害時の役割分担)を立て、防災管理者を定めています。災害発生時に園にかけつける担当についても話し合っています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・業務マニュアルのファイルを各クラスに整備し、職員がいつでも内容を確認できるようにしています。保育に関する手順書(調乳・授乳・おむつ交換等)を保育室に掲示しています。毎年、内部研修の中でマニュアルや指導計画の読み合わせを行っています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・マニュアル、手順書について、不備や変更点等があれば職員間で話し合い、見直しています。「保健衛生マニュアル(感染編)」は新型コロナウイルスへの対応に合わせて、今年度見直しました。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
【第三者評価結果:a】 ・指導計画作成の責任者は園長です。入園時や入園後の個人面談や児童票・健康管理表等の書類を通じて、保護者や子どものニーズを把握して、指導計画に反映しています。定められた手法に沿って、アセスメントを実施しています。入園後は送迎時の会話や連絡帳、個人面談等を通して細かな情報を得ています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・年間指導計画は年4回、月間指導計画は月末にクラス会議の中で見直しを行い、振り返りの内容を記録しています。乳児に関しては個人別の指導計画の見直しも行っています。会議にはクラスに関わる職員と園長・主任が参加しています。職員一人の見方ではなく、複数の視点で子どもの姿を語り合っています。計画の評価・反省を行い、次の計画に反映しています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの発達状況や生活状況は、乳児は連絡帳・保育日誌・個別の月間指導計画に記録しています。幼児は3か月ごとに経過記録を作成しています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・個人情報取扱規定を整備し、個人情報保護に関する基本方針を定めています。記録管理の責任者は園長です。職員は入職時と毎年、個人情報に関わる研修を受けて内容を理解し、規定を遵守しています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画は、児童憲章、児童の権利に関する条約、児童福祉法、保育所保育指針等の趣旨に沿って、子どもを人として尊び、良い環境のもとで権利・自由・子どもの最善の利益を保証する内容となっています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育室は明るく、季節に合わせて温度・湿度を適切な状態に保っています。扇風機・加湿器・空気清浄機・サーキュレーター・CO₂センサーを利用し、換気には特に気を配っています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園前は児童票や面談で、入園後は子どもの経過記録や保護者との関わりの中で、一人ひとりの子どもの状態や家庭環境を把握しています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は一人ひとりの発達に合わせて、排泄・着脱等の基本的な生活習慣が身に着けられるようにしています。職員は履きやすいようにズボンを置いたり、一緒にやって見せるなどの必要な援助をしています。できたときは共に喜びあっています。急かすことがないように、時間にゆとりをもった計画にしています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・おもちゃは子どもの手が届くような低い棚に収納しています。片付けも自分でできるように、低い位置に各自のロッカーを設置しています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・0歳児が、長時間を安心して過ごせるように、食事と睡眠・あそびのスペースを分けています。一人ひとりの個別性に配慮して、眠りたいときに休めるような環境を整えています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は気持ちや時間にゆとりをもって子どもに関わっています。指さしや動作、言葉で伝えようとする姿を見逃さずに受け止め、代弁しています。着替え・手洗い・靴の着脱等時間がかかっても急かしたりせず、そばで見守っています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・3歳児では、大きく環境が変わるタイミングでもある為、子どもが集団の中で安心して生活できることを第一に考えています。職員はそれぞれの興味・関心に合うものが見つけられるように、楽しく過ごせるように見守っています。この時期には大人が長時間関わり、多くの言葉かけが必要だと考えて実践しています。職員は一人ひとりの話をじっくり聞いて、気持ちを受け止めるようにしています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・障がいのある子どもの受け入れを行っています。障がいの特性を考慮した個別指導計画を作成しています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもが見通しをもって生活しやすいよう、日々概ね同じ生活リズムで過ごせるようにしています。子どもたちの様子や天候を見ながら、予定を変更することもあります。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画に小学校との連携について明記しています。年長児の年間指導計画・月案は「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」(10の姿)を反映させて、生活習慣や時間を意識できるように組み立てています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保健衛生マニュアルにもとづき、健康管理を行っています。登園時には、子どもの観察や保護者からの聞き取りで、体調やケガを把握し、帰園時には保護者に1日の様子を伝えています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・「健康診断票」「歯科健康診査票」を個人別に作成し、結果が経年的に比較できるように記録しています。担任が結果を把握しやすいようクラスごとに「健診結果連名表」を作成し、結果がひと目でわかるようにしています。また、「健診結果報告書」を作成し、それを見れば園全体の有所見者が確認できます。特に重要な所見があった場合は報告ノートや職員会議で周知しています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・アレルギー対応のガイドライン・マニュアルをもとに対応しています。「保育所におけるアレルギー疾患生活管理指導表」を主治医が記入し、その指示に従っています。給食後に肌に赤みや湿疹が出た時は、写真をとり保護者に様子を伝えています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育目標や全体的な計画等をもとに食育年間指導計画を作成しています。給食会議等で毎月の食育を振り返り、年度末の振り返りを次年度へ生かせるようにしています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・栄養士は日々の配膳や食育の機会等で子どもの喫食状況や健康状態を把握し、盛り付け等の配慮をしています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・0~2歳児については連絡帳(0、1は複写式)を通して、保護者と毎日連絡を取り合っています。送迎時の会話も大切にしています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は保護者が安心して子育てができるように支援をしています。職員は子どもが「園でできるようになったこと」「園で頑張っていること」等前向きな話をして、保護者が自信を持てるように心がけています。連絡帳・個人面談・懇談会を通して、情報交換や意見交換を行っています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「虐待防止マニュアル」を整備し、毎年園内研修を行っています。職員は南区の研修に毎年参加して、職員会議で報告し、話し合いが行われています。家庭での虐待については、地域情報や子どもの家庭の実態を踏まえながら注意深く見守っています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・子どもの最善の利益を考えた指導計画を立てています。職員は子どもの発達段階や心の育ち・意欲・興味等をよく観察し、さらに職員の支援・かかわりが適切であったか等を確認しながら客観的に振り返りを行っています。 |