認可保育所どうぞのひろば
第三者評価機関名 | かながわアドバンスサポート |
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名称 | 認可保育所どうぞのひろば | 評価対象サービス | 2022~ 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 48 名 |
所在地 | 226-0027 横浜市緑区長津田3-1-18 |
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TEL | 045-482-3655 | ホームページ | 準備中 |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2015年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 学校法人原田学園 | ||
職員数 |
常勤職員:13 名
非常勤職員:11 名
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専門職員 |
園長:1 名
保育士:16 名
栄養士:1 名
調理員:5 名
事務:1 名
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施設・設備の概要 |
保育室(冷暖房付き):6
調理室:2
園庭:78㎡
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◆保育理念 ”すべては子どもたちのために”を合言葉に、子ども一人ひとりを大切にし、 保護者からも信頼され 家庭的で地域に愛される保育所を目指す。 ◆保育方針 遊びを中心とした保育・感性を育くむ保育を柱とし、生きる力の基礎を培う また、「非認知能力」「主体的・対話的・深い学び」を重視します。 ◆保育目標 ・すすんでからだを丈夫にする子 ・友だちとあそべるやさしい子 ・ねばり強くがんばる子 |
【立地および施設の概要】 「認可保育所どうぞのひろば」は、東急田園都市線及びJR横浜線長津田駅から徒歩1分~5分のところに本園と分園があります。分園は長津田駅から徒歩約1分のマークワンタワー2階フロアに生後6カ月から1歳児までを受け入れています。本園は長津田駅徒歩約5分の距離にある2階建て、グリーンの外観の園舎で2歳以上のこども37名を受けいれております。分園と本園と350Mしか離れておりません。本園の前身は横浜保育室「ベビーぽけっと長津田」で平成27年認可保育所へ移行しております。定員48名。正面通りの向こう側には杉山原公園、その隣に厚生総合病院がある、保育所としては恵まれた立地です。 ・本園は敷地265.40平米、建物延べ232.54平米、園庭78.47平米、保育室4部屋、調理室などあり、分園は28階建てマンションの2階95.81平米、保育室、トイレなど設備しています。周辺には恩田川が流れ、保育所一帯は住宅地で、徒歩圏内には東向地公園や長津田柳下公園などが点在し、保育園帰りにお子さんと遊ぶこともできそうです。約4キロの距離には、牧場や動物園、遊具などがある複合施設もあります。定員48名、保育士は16名おります。 ・運営法人は、学校法人原田学園<本部横浜市青葉区みたけ台 理事長岡崎順子>は昭和48年幼児教育を担う、みたけ台幼稚園を開園、6千人を超える子どもたちを育て、平成25年横浜保育室を、27年認可保育所どうぞのひろばへ移行、平成27年小規模保育のベビーぽけっと松風台、平成30年シャルール保育園を開設しております。 【園の特徴】 ・前身が乳児専門の横浜保育室です。園の名称「どうぞのひろば」は認可保育所移行にあたり、人気絵本「どうぞのいす」の思いやりの気持ちに思いを寄せ、物語のように子どもたちが、後から来る人のために自分のもっているものを「どうぞ」といえる、そんな大人になってほしいという思いから、この名前を付けました。初めて会う大人(保育者以外のひとたち)に、確かな信頼が育つことが保育園の大切な役割と思い、お子様の成長を保護者とともに喜び合え、日々の暮らしの中で、子育ての経験と培ってきた保育技術を活かし、役に立ちたいとの願いから保育園を運営しているのです。 ・本園には障害児・発達障害児・医療的ケア児が在園し、他の保育園では見られない保育士たちの動きがみられます。障害児は療育センター職員がタッチし、支援計画を園でともに計画していますが、発達障害児は令和5年発達障害児支援法が施行されてから一般に知られるようになりましたが、療育センターや保育所では支援計画は作成れておりません。医療的ケア児は2021年に支援法ができたばかりで、保育所では入所を受け入れるところはほとんどありません。文部科学省の22年の調査で発達障害児は小学校でクラスの10.4%、中学校でクラスの5.6%が発達障害児の可能性があると公表されています。このような状況のなかで、本園は発達障害児・医療的ケア児を預かり、ともに児童保育を行っているのは、横浜市内でも極めて少なく、その先進的な取り組みは本園の特徴となっています。 |
評価実施期間 | 2022/10/01(契約日) ~2023/01/17(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 2 回(2017年度) |
特長や今後期待される点 | ◇特に評価の高い点 1.医療的ケア児の受け入れ 発達障害児の支援計画 ・障害児は療育センターのアドバイスで個別支援計画が作成され、職員が1人ついて保育しています。 ・発達障害児は療育センターの公的なサポートは受けられませんが、本園では療育センターのアドバイスで「個別支援日誌」で毎日の動向が記録されています。運動会を前にした練習で、練習の輪に入れない、いくつかの演目の練習で途中で疲れたといって休む、途中で大声で泣き始めたり、急に座り込んで砂遊びをしたりする児童に、保育士の戸惑いと熱心な支援が綴られています。 ・医療的ケア児は2021年に「保育所等における医療的ケア児及びその家族に対する法律」が施行され、横浜市でも受け入れの保育所を探していたものです。本園では2022年4月から3歳児を受け入れています。毎日の体調・インスリンポンプ画面の定期確認と低血糖時の対応を園が行うもので、家庭と園との綿密な連携が必要とされます。本来は看護師の常駐が必要ですが、本園では血糖値管理だけであり、緊急の時は保護者が駆けつけてくれる約束があり、園長は受け入れに踏み切りました。保育でのスケジュールは7時30分に登園し、インスリンポンプの動作確認を一緒に行い、受け入れます。9時におやつ前の血糖値確認、散歩前にまた確認し、血糖値が低ければアラームが作動するので、ブドウ糖を与える。激しい運動の後は血糖値がさがるので、アラームがなります。給食は他児と同じものを食べます。食欲がない場合は家庭に即連絡です。血糖値確認は20分ごとに行うので職員は1人(加配)ついております。通常血糖値は80~100ですが、アラームは80以下に下がった場合鳴ります。初めての経験ですが、デイリープログラムに組み込まれ、保育士たちの懸命な支援が続きています。 ・保育士はそれぞれ研修で得た子どもの特性を理解し、尊重しながら他児とも過ごせるように配慮しており、通常の保育で生活しています。 2.事故を未然に防ぐアイデア 「ヒヤリハット通信」 ・ケガなど事故を未然に防ぐ方法として職員の感覚を敏感にするために「ヒヤリハット通信」を0歳と1歳児のいる分園と2、3、4、5歳児のいる本園とに分かれて年2回ずつ写真付きで、ヒヤリハットのケースとそれに対する職員のとるべき未然の対応を掲載しています。乳児のいる分園で室内、庭、散歩など起こりそうなケース・木や植え込みによる死亡事故・固定遊具からの転落など20事例を取り上げて、その対策を述べています。 ・幼児のいる本園で起こりうる、門扉・歯ブラシ・窓・大人トイレ・玄関引き戸・階段などで起きるヒヤリとする、ひょっとすると大きなケガになるかもしれない事例を、写真や絵で10ケースあげ、職員が同じケースの場合と同じことが起こらないように知恵を出し合って、工夫して対策を説明しています。安全な事故のない保育園にしたいという願いからの優れた企画です。各3号まで出る予定です。 ・このヒヤリハットの報告はデイリープログラムに組み込まれ、あった場合は毎日でも記録し、毎週集計されています。 【期待される事項】 ・本園には保育方針や園生活を一般へ情報提供するホームページがありません。保護者は若い世代です、利用候補者も若い世代です。活字よりもスマホなどで情報集めが常態化している現代、ホームページ等の開設が求められます。 |
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今回、第三者評価を受審し「すべては子どもたちのために」という合言葉で各項目ひとつひとつを振り返ることにより、日々の保育や業務の意義、目的について多くのことに気付くことができました。色々な話をする中で今日、これからの課題を明確にすることができたのでとてもいい機会となりました。 また、評価委員の方に良い評価をいただいた部分は職員にとって大きな励みになり、私たちの自信にも繋がりました。 保護者の皆様にはお忙しい中アンケートにご回答いただきありがとうございました。 今後とも第三者評価の取り組みを活かし、職員一同、保護者の皆様とともに子どもたちの育ちを喜びあいながら子どもの最善の利益を守るため、保育の質を高めていけるように日々取り組んでいきたいと思います。 認可保育所どうぞのひろば 園長 池田愛美 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・「“すべてはこどもたちのために”を合言葉に、子ども一人ひとりを大切にし、保護者からも信頼され、家庭的で、地域に愛される保育園を目指す」を保育理念に、「進んで体を丈夫にする子」「友だちと遊べる優しい子」「粘り強く頑張る子」を保育目標としています。また、「遊びを中心とした保育・感性を育む保育を柱とし、生きる力の基礎を培う。また、非認知的能力、主体的・対話的・深い学びを重視する。」を保育方針としています。これらを保護者や職員が常に目にできるよう、正面玄関、各部屋、事務室にもカラー刷りで掲示しています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・「改定保育指針」など、保育及び乳幼児教育情報などの事業運営に関する情報の収集・分析は設置法人で行い、必要な情報は各園に流し、園長は緑区園長会議には必ず出席し、地域からの必要情報の把握に努めています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:b】 ・法人関連事業の経理関係は外部委託企業に任せており、各園は定期的な報告を行っています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園は学校法人の保育事業部門であるため、その性格上中期(3年)長期(5~10年)の事業計画は必須事項であります。そのため系列の「認可保育所どうぞのひろば」「学校法人原田学園みたけ台幼稚園」「小規模保育事業ベビーぽけっと松風台」「シャルール保育園」の四園が、一貫した保育・サービス、利用者数、保育士養成などについて検討しています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・中長期計画の柱である、人材の確保・定着・育成に関して、特に人材の定着が安定的保育園運営に欠かせないポイントであり、職員一人ひとりがやりがいを感じて業務に当たることができるように、働きやすい環境作りを進めています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:a】 ・事業計画の中の行事計画は、実行後必ずアンケート、会議などで振り返りを行い、計画の見直しが必要なら次回の計画に反映させます。全体的な計画、年間指導計画、月間指導計画、週間指導計画も定期的に振り返りを行い、計画を見直しています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保護者には事業計画の内容を入園時や保護者懇談会で説明しています。また、運営委員会では、保護者代表にも説明し、掲示して理解を求めています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・月案や週案など担任が作成し、担当している保育者が毎日の振り返りをしながら次につなげています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画は課題を文書化し、全職員で内容を共有しています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・毎年度末に保育関係職員全員がシャルール保育園に集まり、系列全園長による施政方針スピーチを聞くことになっています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は緑区福祉部会の委員となり、定期的に福祉部会に参加したり、緑区の施設長会に参加し、情報を共有し、守るべき法令等の把握に努めています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は年度の事業計画を実行する中で、職員会議などで進捗状況を確認しながら評価分析を行っています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・系列園の園長・主任会議(理事長、学園長、各園の園長・主任)にて保育園運営コストの見直しや経営の改善などについて話し合いを行っています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・設置法人には人材育成計画があり、横浜市キャリアアップ研修と連動した研修制度を模索中です。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員の研修受講希望は、受講できるようにシフト調整などで支援しています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員一人ひとりの有給取得状況や勤務状況については、“レコポンポン”というアプリで、打刻入力されたデータを管理し把握しています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員は毎月自己評価を行い、自分自身で「期待される職員像」を模索しています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園の「期待する職員像」については、原田学園の学園長から念頭などの挨拶から言葉で伝えられ、職員に周知しています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園長は職員一人一人の知識、技術水準、専門資格の取得状況等を把握しています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:a】 ・実習生受け入れマニュアルがあり、園の実習生受け入れに対する姿勢を明確に打ち出しています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・横浜市や緑区のホームページにて、園の理念、保育方針、保育目標などを公開しています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・全職員は入社時に新人研修を受講し、就業規則や保育所運営に関するマニュアル類を学んでいます。職務分担表、役割分担表は事務室に常時掲示しています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・全体的な計画で[地域社会との交流や連携を図り保育の内容の説明をおこなう」と地域との関わり方を説明しています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・ボランティアの受け入れをしたことはありませんが、マニュアルは作成しています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・虐待を受けたと思われる子どもを発見した場合は、区家庭こども支援課、児童相談所等へ通告し、本園の子どもや家族についての通報を、児童相談所や関係機関から受けた場合は、慎重に調べ対処します。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保護者代表と園長、主任で構成する運営委員会を年に3回実施し、地域の福祉ニーズについての意見交換をしていることが議事録に記載があります。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・医療的ケアを要する児童の受け入れを、横浜市の要請で始めています。従来は家庭での養育しか方法がなかった医療的ケア児が、保育所での保育の道が開け、本園は制度開始に合わせ受け入れたのです。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・“すべてはこどもたちのために”を保育理念として、職員は合言葉にし、行事や保育の振り返りでこの言葉通り実践できたか話し合ってます。園運営委員会の冒頭、園長の言葉で、「子ども本人の尊重が最優先事項です。その精神で園を運営しています」と議事録にあります。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園職員の顔合わせの際に法人本部から説明があり、職員も写真の取り扱いや個人情報の保護に配慮しています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:b】 ・本園のホームページは作成されておりません。緑区のホームページには、写真が載った園紹介を掲載されています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・本園の保育を開始するにあたり、入園説明会で重要事項の説明を行い、これに同意した旨の同意確認印をもらっています。新入園児説明会の後、グループ面談会を行い顔合わせとともに親睦を図っています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・転園等に対しての引継ぎ書などは定めていませんが、区役所での手続きで完了します。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもたちの満足度をみるのは、子どたちの笑顔や自分の気持ちを伝えられるかどうか、にかかっており、職員は日々そのように努めています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・苦情解決の体制は重要事項説明書に記載し掲示と配付をしています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園のしおりでは「お気づきのことや改善してほしいこと、お悩みなどありましたらご遠慮なく、保育者にお伝えください」とソフトな表現で伝えています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・苦情は保護者の思いを十分に受け止めてから対応するように心がけています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・リスクマネジメントの責任者は園長です。「令和4年度安全の計画」を作成し、この計画に基づき、毎日行うもの、毎月行うもの、随時行うもの、に分類し、さらに家庭地域との連携で行うものを加え、年間を4期に分けて、点検や訓練、清掃など実施しています。特に留意しているのが、事故の未然防止です。ヒヤリハットや事故報告書を使用し、外部研修や内部研修を受け、事故の未然に防ぐ方法も職員と一緒に考え、事故の未然防止に取り組んでいます。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・新型コロナ第8波の到来を前にして本園では感染症ガイドライン改定やマニュアルにて園内研修をして職員に周知しています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「災害の計画」令和4年度版が作成されています。自衛消防隊を組織し、災害に備えて非常食や水の備蓄を行い、一年間の避難訓練計画を立て、毎月、避難訓練を実施しています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・標準的な実施方法についてのマニュアルは保育計画のもの、健康管理のもの、設備関係のもの、いずれも完備しております。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育マニュアルの見直しは、子どもたちの成長に合わせて見直せるよう毎月のカリキュラム会議での議論をまっています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園時に一人ひとりの子どもの心身の発達状況や、家庭での養育状況を児童票や健康診断表で把握、個人面談で補充しています。入園後は朝夕の口頭での情報交換、連絡ノートのやり取り、各指導計画(月 週)の実施状況から把握しています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・月1回、各クラスでカリキュラム会議を行い、そこでの検討見直しが評価見直しのメインになっています。議事録には詳細な検討の模様が書かれてあり、園長と主任の確認印もあります。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・毎月の「個人別指導計画」「個人別成長経過」で、子ども個人別の発達の経過を記録しています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・日々の書類は2年間分保育所で保管し、3年間本部での保管をしています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育の理念「すべては子どもたちのために」を合言葉に、子どもを尊重した全体的な計画が作成されています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・横浜線と東急田園都市線の長津田駅から歩いて1分の場所に、0、1歳児の保育室である分園がマークワンタワー2Fにあり、2歳児以上は分園から歩いて5分の、住宅地のなかの2階建ての園舎で過ごしています。道路挟んで向かいは、広大な杉山原公園、その隣は厚生総合病院があり、立地としては非常に恵まれた場所にあります。正面道路は交通がはげしく、横断歩道の青信号が短かったので、子どもたちの安全な通行のために管轄の警察にお願いして、青信号の時間を長くしてもらった経緯があります。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園時、パーソナルカードや健康の記録、給食における確認シートをもらい、個人面談で確認し、得た情報を保育にいかしています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・生活習慣の習得は全体的な計画によれば、排泄の確立が2歳児のころ、食事、着脱など基本的生活習慣の確立は3歳になってからと、おおよその目安が示されています。自分で出来ることを少しでも増やしていけるよう、1対1での関わりを大切にしています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもたちが自ら選んで手に取ることができるよう、おもちゃや絵本は低い棚に用意をし、出したり、しまったりができるようになっており、年齢や季節によりおもちゃの種類を調節しています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・0歳児は分園でマンションのワンフロア―で、1歳児と同じ部屋で保育しています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・1、2歳児の個人別の生活習慣の獲得を含めた子どもの様子は、毎日「保育日誌」で把握され、週案ではクラス全体の保育目標が記載され、個人別の指導結果の把握は「月別指導計画」で示されます。個人ごとの保育のねらいと保育士の配慮が設定され、保育が行われた後に「評価・反省」の欄で月の発達段階の様子をつかんでいます。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園のしおり、園だよりで年齢別の保育目標が具体的に記載され、保護者へ周知されています。3、4、5歳児の保育に共通するのは、「仲間や自然と関わり合い、仲間と信頼関係を深め、友と力をあわせ、目標を成し遂げる」という成長過程のなかの成長ぶりを見ることです。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・障害児、発達障害の子、医療的ケアを要する子らがいます。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・長時間保育の子に対する保育士の配慮は、月間指導計画の「長時間にわたる保育」の欄で、毎月その方策が記載されています。1歳児は気に入っている絵本やおもちゃを用意して保育者と一緒に迎えを待つ、2歳児はこまめな水分補給検温を行い、体調の変化に気を付ける、などです。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・「全体的な計画」に基づきアプロ―チカリキュラムを作成しています。5歳児の10月からのカリキュラムで遊びを通じて、<5領域;健康・人間関係・環境・言葉・表現>につき、総合的に学び、無自覚な学びを会得することを目的とし、就学を迎えるための準備活動を行います。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・健康管理に関するマニュアルがあります。登園時に睡眠、排便、食事、機嫌など、家庭での様子を聞いて生活記録表に記入し、職員は把握しています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・健康診断(年2回;4月、9月)歯科健診(年2回;6月、12月)、尿検査(年1回;3歳児以上)、視覚検査(4 歳児のみ)を実施しています。個別ファイルの「健康記録」に記録し、入園時からの履歴がわかるようになっています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・横浜市食物アレルギーのマニュアル「保育所における食物アレルギー対応マニュアル」を、独自に簡略化した「アレルギーの対応マニュアル」を作成し、対応しています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では年間食育計画を立て、子どもが味噌作りや梅シロップ作りなどを経験し、食への関心を高めています。また、嫌いな食べ物は無理強いせずに食への意欲を高めるよう彩りなどの工夫をしています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・食事は保育園、幼稚園専用の給食管理ソフト会社と契約し、登録しています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・その日の子どもの様子は送迎時に直接担任が保護者に伝えています。お迎えの遅い保護者には、遅番の職員に申し送りをし、日中の様子を伝えています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は保護者に、送迎時にスクラップを見せながら、園での様子を伝え、コミュニケーションを深めるようにしています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・虐待については、最重要課題として、いつ発生しても対応できるような体制づくりをしています。各クラス担当が持つ「配置表」には、ユニセフの子ども権利条約の要約版がフアイルされ、「子どもを一人の人間として尊重するとは具体的にどんなこと?」として具体的な事例が、「食事の場面」「遊びの場面」「基本的なこと」など多くの事例が紹介され、折に触れ読み、職員同士が話し合っています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・年間指導計画(期ごと)、月間指導計画、週案、保育日誌には評価・反省・自己評価欄があり、各期間終了時に保育実践の振り返りをする書式となっています。評価・反省は子どもの発達過程に応じて明記したねらいと関連付けて、子どもの様子や指導結果について行っています。 |