横浜市上大岡東保育園
第三者評価機関名 | ナルク神奈川福祉サービス第三者評価事業部 |
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【保育理念】 ・生きる力の基礎を育む保育 【保育方針】 ・子どもが主体的に活動できるように援助し、人と関わりながら生きる力を育んでいきます。 ・子どもの成長や子育ての喜びを保護者と分かち合っていきます。 【園目標】 ・心も体もいっぱい動かそう ・自分もみんなも大好き 【保育姿勢】 ・子ども一人ひとりのありのままを受けとめます。 ・子どもの主体的な活動や子ども同士の関わりを大切にしていきます。 ・保護者と信頼関係を築き、家庭と協力して保育をすすめます。 ・地域に開かれた身近な保育園として、子育て支援を行っていきます。 |
【立地および施設の概要】 横浜市上大岡東保育園は、京浜急行電鉄または横浜市営地下鉄ブルーライン上大岡駅から徒歩8分、丘陵地のマンションや住宅が立ち並ぶ静かな住宅地にあります。近隣には四季を感じられる久良岐公園等の公園があります。園舎からは富士山、少し歩くとみなとみらい地区が見晴らせます。 1970年8月に大岡保育園として横浜市南区に開園後、1988年1月に現在の港南区に移転・改築して、定員を60名から80名に増員し、上大岡東保育園として開園しています。園舎は、鉄筋コンクリート造り2階建てで、乳児用と幼児用に分けた横長の園庭があります。2024年に民間移管が予定されています。 クラスは5クラスで、0歳児と1歳低月齢児、1歳高月齢児と2歳児が、それぞれ同じクラスで一緒に過ごしています。現在は0~5歳児85名(定員82名)が在籍しています。 【園の特徴】 ・理念や方針に基づいて、子ども一人ひとりのありのままを受けとめ、子どもが主体の保育を行っています。子ども一人ひとりが持っている力を発揮し、やりたいことが存分にできる環境を整え、楽しく取り組める活動を援助しています。 ・保護者から伝えられる子どもの姿から、多面的に子ども一人ひとりを理解し、保育を進めています。また、行事についても保護者の思いを受けとめ、子ども主体のものとなるよう検討しています。 ・3~5歳児クラスでは、異年齢活動を取り入れ年間を通じて活動しています。また、子ども同士が話し合う機会を多く持っています。 ・横浜市港南区では食育推進事業に取り組んでおり、園でも栽培や食育活動を積極的に進めています。 |
評価実施期間 | 2022/05/11(契約日) ~2023/01/27(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 4 回(2018年度) |
特長や今後期待される点 | ◇特長や今後期待される点 1.3~5歳児クラスの子どもの自主性や活動意欲を引き出すサポート クラスごとの活動をその場で終わることなく、子どもの意見をとり入れながら遊びの中で展開したり、日を変えて次の活動につなげたりしています。 3歳児クラスの「新聞紙遊び」は、たくさん広げた新聞紙を子どもたちが思い思いに触りはじめ、丸めたり引き裂いたりしながら、床に広がった新聞紙の上で遊びました。新聞紙遊びを繰り返す中で、遊んだ新聞紙をゴミ袋に入れて運ぶゲームに展開しています。 4歳児クラスでは、園庭に保育士が水を入れたタライを置くと、一人の子どもがそばで穴を掘りだし、見ていた子どもたちも一緒に掘りました。「橋になったね」と水を流しました。周りの子どもたちも「みんなで水くんでこよう」「面白そう」とどんどん穴を掘り、水を流しました。「ほんとうの川みたい」「みんなにも見せたい」と満足そうでした。 5歳児クラスの「体で音楽を作ろう」では、「体のいろんな部分で音を出して遊ぶ」→「いつも使っている道具や入れ物もいい音がでることに気づく」→「廃材やペットボトルで楽器を作る」と展開していました。また、「身につけてみよう」からファッションショーに展開したり、「水族館ごっこ」ではいろいろな作品を作りみんなを招待したりしています。子どもたちの会議を行い、泣いても怒っても納得できるまで話し合い、活動に取り入れています。 2.働きやすい職場作りの工夫 主任が作成したシフト表をもとに、各クラスの担任がクラス職員の「研修」や「事務」等の時間をシフト表上に確保することにより、時間外労働の削減を図っています。 「研修」や「事務」の時間は、人手が欲しい業務があるときに応援可能な職員を組み入れたり、事務所内のホワイトボードに各クラスで手伝って欲しい作業を書き出し、応援可能な職員が臨機応変に手伝いに入るなどの体制を構築することにより確保しています。 また、コロナ禍において、職員が密にならずに休憩が取れるよう、玄関ホールの応接セットを休憩場所として提供しています。 3.地域の福祉ニーズ等に基づく活動への積極的取組 ベビーマッサージや食育講座、園庭開放、絵本の貸し出し、育児相談、絵本の読み聞かせ、誕生会等、地域に向けて多彩な育児支援を行っています。コロナ禍のため園児との交流は控えていますが、地域の子育て家庭が孤立しないよう、保護者や子ども同士の関係性作りに向けて「ひまわりの種まき」「チューリップを植えよう」といった育児講座を園庭で行い、講座開催日以外にも水やり等で来園してもらえる機会を設けています。また、「ふれあいあそび」等、オンラインでの育児講座も開催しています。 4.調理員と連携した食育活動 子どもや保護者が食に興味が持てるよう、さまざまな取組を行っています。野菜や果物の栽培を計画的に行い、給食で提供したり、クッキング等で活用したりしています。調理員が作った食育ソングを給食前に歌ったり、食育寸劇を上映したりしています。また、保護者や地域の保護者が入れる玄関先に給食レシピを置き、自由に持ち帰れるようにしています。調理員が制作した食に関するCD付絵本は、子どもたちや地域の子育て世帯に貸し出しています。 |
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今年度は園長・主任を含め、職員体制が大きく変わった年でした。第三者評価受審は新しいチームで上大岡東保育園の保育を見直し、何を大切に考え、子どもたちの健やかな成長を育んでいくのか、職員全体で共有する良い機会となりました。 まずは一人ひとりが項目を確認し、5人程度のグループごとに話をしました。横浜市の中長期計画や福祉保健計画など、今まであまり触れることがなかった行政の中での保育園の役割を学び、そこから保育士の自己評価や厚生労働省の「保育士チェックリスト」を活用し、職員が自身の保育を振り返る機会を作っていきました。話し合いを通して理解が深まり、それぞれの職員の立場から「保育」について考えることができました。 新型コロナ感染症が流行し、新しい生活様式になり丸3年。保育園の行事の在り方や生活の仕方もいろいろと変わってきました。子どもに関する痛ましいニュースもたくさんありました。どんな時も「子どもたちの笑顔」を守っていけるよう努めていきたいと思います。 最後に第三者評価の受審に際し、お忙しい中アンケートに協力していただいた保護者の皆様、ご尽力いただいた評価機関の皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育理念、保育方針は「横浜市上大岡東保育園利用のご案内(兼重要事項説明書)」やクラス懇談会資料、全体的な計画に記載し、園内掲示もしています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園長は横浜市や港南区の方針に基づいて園運営を行い、全体園長会や港南区エリア園長会等に参加し、社会福祉事業全体の動向を把握・分析しています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では、保育内容や職員体制、人材育成についての現状を把握し、課題等は横浜市こども青少年局や港南区こども家庭支援課と共有しています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・横浜市の中・長期ビジョンとして、横浜市こども青少年局が「市立保育所のあり方に関する基本方針」を策定し、保育の質の向上、子育て支援の充実、保育のセーフティネットの役割等の「市立保育所の果たすべき役割・機能」を明記しています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・横浜市こども青少年局の中期4か年計画や第2期横浜市子ども・子育て支援事業計画を反映した令和4年度の事業計画、港南区政運営方針に基づいて、園長は行動計画・評価書(MBO)を作成しています。園長の行動計画・評価書で、園の単年度における事業内容や取組を具体的に示しています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、横浜市や港南区の運営方針に基づくだけでなく、保育所の自己評価を反映し、園の単年度の事業計画として行動計画・評価書を作成しています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:a】 ・前年度の保育所の自己評価を事業計画につなげています。保育所の自己評価を掲示し、クラス懇談会で説明を行うことで、保護者に周知しています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育の質に関して、組織的にPDCAサイクルに基づいた取組を実践しています。全体的な計画や年間・月間指導計画等の各計画の作成を行い、課題を抽出し次期につなげています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年度末に行う職員の自己評価と保護者アンケートの結果や課題を「園の自己評価の結果について」にまとめ、次年度の課題や改善点を文書化しています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園長は、年度始めの職員会議で、行動計画・評価書により、職員に担当業務の状況分析、目標の全体像、重点推進課題、所管業務の目標を説明し、今年度の業務の進め方を明確にしています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、社会福祉関係法令や基本方針、横浜市職員服務規程等の諸規程を理解しています。園の修繕は、横浜市指定業者から見積もりを取り、依頼しています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は保育室を巡回し、保育日誌や指導計画等をもとに、保育の現状を把握し、評価・分析を行っています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・業務の実効性を高めるため、時間内に業務の執行が行われているか、職員が健康的に業務に従事できるよう年次休暇が取得できているかなどの把握、分析を行っています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・横浜市の人材育成ビジョンに「職員は自ら学ぶ姿勢を持ち、組織は人材育成の推進に責任を持つ」等の基本方針を明確にしています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・横浜市人事委員会規則に人事基準を、保育士人材育成ビジョンに職位ごとの職員像を明示し、毎年「職員人事考課実施要領」に沿って、個々の職員の能力や実績、意欲を評価しています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は職員の意向も容れて次年度のクラス編成を、主任は職員の要望や休暇取得状況等を考慮して毎日の職員体制を組んでいます。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・横浜市策定の保育士人材育成ビジョンや保育士キャリアラダーに、職位ごとに保育士として期待される職員像を明確にしています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「横浜市保育士職人材育成計画」に職位ごとに期待される役割や姿勢、必要とされる知識・技術を、「保育士キャリアラダー」に階層や経験年数ごとに身につけてほしい能力の指標を明確にしています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・採用後2年間は、トレーナー研修を受けた先輩職員が担当者となりOJTを行っています。2年目以降の職員も横浜市や港南区が実施する階層別研修を受講しています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:a】 ・重要事項説明書に保育士・看護師等養成のための学生の実習を受け入れていることを、また、全体的な計画に次世代育成のための実習生受け入れを、明記しています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園のパンフレットを港南区役所庁舎内に置き、また、育児支援事業実施時に配付して園の保育目標等を公開しています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の事務、経理、取引については、横浜市の規程や規則にのっとって実施し、運営規程等に権限や責任を明確にしています。園の管理責任者である園長は、責任職研修等で社会的責任を十分に認識し運営にあたっています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育方針に「人とかかわりながら生きる力を育む」を謳い、重要事項説明書に他園園児や小中学生、高齢者、実習生やボランティア等、地域と子どもたちとの交流事業実施を説明しています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・「ボランティア・職業体験受け入れマニュアル」に、受け入れ方針、手順、オリエンテーション内容を明示しています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・関係機関を目的別にファイルして事務室に掲示し、新たな情報があれば速やかに更新し、全職員に周知しています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・育児支援事業実施や市の責任職会議、各種園長会、港南区子育て連絡会への参加等で、待機児童の多い地域であることやコロナ禍の影響もあり子育て家庭が孤立しがちであることを、地域の生活課題と捉えています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・土日を除く毎日の園庭開放や毎月の「絵本の読み聞かせ&誕生会」を行っています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・「子どものありのままを受けとめる」等、子どもを尊重した保育を園の保育姿勢とし、会議等で全職員が確認し保育にあたっています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は研修やマニュアル類の確認で子どものプライバシー保護の重要性の理解を深めています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育姿勢、保育時間、クラス編成、行事予定、デイリープログラム等を分かりやすく説明した園のパンフレット「横浜市港南区上大岡東保育園・ご案内」を港南区役所庁舎内に置き、また、育児支援事業実施会場に置いて配付しています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園説明会で、説明資料「横浜市上大岡東保育園利用のご案内(兼重要事項説明書)」を配付し、それに沿って説明し、保護者の同意を得て契約書を作成しています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育所等の変更時の引継ぎ文書は定めていませんが、必要に応じて個人情報保護に配慮しながら転園先との情報交換をしています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は子どもの表情や様子、言葉を注意深く観察し、また、保護者からも家庭での子どもの様子を聞き取って子どもの満足を把握しています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・相談、要望、苦情への対応体制として、相談苦情受付窓口、責任者、第三者委員、苦情解決の仕組み等を重要事項説明書に記載するとともに、園内に掲示しています。第三者委員は行事に招き、保護者に紹介しています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・「相談・苦情受付窓口」をクラス担任または主任、「解決責任者」を園長とすることや、第三者委員に相談できること等を書面や掲示で知らせています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は保護者に積極的に明るく声をかけ、その日の子どもの様子等を情報交換し、信頼関係の構築を図っています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「安全管理マニュアル」「事故対応マニュアル」等の各種マニュアルで、安全確保と事故発生時の対応を明確にしています。また、安全確保に配慮した「プール活動」「園外保育」等の各種手順書にのっとって保育を行っています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「感染症予防・まん延防止マニュアル」に、管理体制、予防や疑いのある子どもへの対応、発生時の対応等を明記しています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・横浜市策定の災害時の「市立保育園の活動マニュアル」に沿い、個々の職員の役割を明確にした園の防災組織図等をファイルし、事務室内に置いています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・横浜の保育教育施設のすべての職員の基本となる「よこはま☆保育・教育宣言」や国や市から来ているガイドラインを基に、各種業務マニュアルや手順書等を整備しています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・業務マニュアルは横浜市こども青少年局が策定し、定期的に検証・見直しを行っています。手順書は園独自のものとして作成しています。園では、次年度に向け、マニュアルや手順書を毎年見直しています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
【第三者評価結果:a】 ・各クラス担任が指導計画を作成し、指導計画作成の最終責任者は園長としています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・会議内容や会議参加者は仕組みを定めています。カリキュラム会議で、指導計画の見直しを行い、年間指導計画は4期ごとの振り返りを行っています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子ども一人ひとりの発達状況や生活状況等は、面談表、児童票、児童健康台帳、経過記録、乳児用連絡票兼個人記録(0~2歳児)、個別支援計画等に記録しています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・文書の保管・廃棄は、横浜市行政文書管理規則等に基づき実施しています。市立保育所における文書の保管期限は、園長会資料に「市立保育所における文書分類・保存年限のめやす」として記載しています。保護者からの情報開示請求については、横浜市の情報公開手続きに従っています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画の作成は、児童憲章や児童福祉法、保育所保育指針等の趣旨を捉え、各年齢の子どもの発達の特徴を踏まえて作成しています。また、保育理念や保育方針、保育目標に基づいています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・室内の温湿度は、衛生管理マニュアルに沿って管理し、保育日誌に記録しています。各クラスには空気清浄機を設置し、子どもの手の届かない上方の窓を常に開けて換気しています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 入園前の面談表や児童票から、子どもの家庭環境や発達過程を把握しています。入園する子どもの記録類は、職員全員が目を通すことになっています。職員会議等で情報共有する時間を持ち、職員間で子ども一人ひとりを共通理解し、対応できるようにしています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子ども一人ひとりの発達状況等に合わせ、食事、排泄、衣服の着脱、身の回りを清潔にすること等を身につけられるよう援助しています。担任間で話し合う時間を設け、子どもの発達や個人差に応じて、どの職員でも同じ対応ができるようにしています。また、家庭との連携を密にし、個別に配慮しています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・0歳児は食事と午睡の場を分けて環境を整えていますが、2歳児クラス以上は活動に合わせて環境を整えています。また、おもちゃや素材、道具等は、自由に表現活動ができるように、年齢に応じて自由に選び取り出せるように環境設定しています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・りす組には、0歳と1歳児低月齢の子どもが在籍しています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・うさぎ組には、1歳児高月齢と2歳の子どもが在籍しています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・3歳児の保育では、時計を使って「長い針が○になったよ」と友だちと気づき合い、「次になにをすればいいんだろう」と考えながら生活を進められるように取り組んでいます。また、「お風呂マット遊び」は、お風呂マットの上で遊ぶことから始まり、「ワニにたべられちゃうぞ」というゲーム遊びに展開しました。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・障害児保育を行っており、障がいのある子どもや配慮の必要な子どもを受け入れています。また、その都度、障がいに応じた環境になるよう工夫し整備しています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・1日の生活を見通せるよう、乳児と幼児のデイリープログラムを作成し、連続性に配慮して取り組んでいます。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画に、幼保小連携や幼児期の終わりまでに育ってほしい姿10項目を記載しています。また、アプローチカリキュラムを作成しています。アプローチカリキュラムには、小学校との連携や就学に関係するスタートカリキュラムを記載し、計画に基づいて保育を行っています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・健康管理マニュアルに基づいて一人ひとりの心身の状態を把握するようにしています。検温等で定期的な健康観察を行い、年2回、嘱託医の健康診断と歯科健診を実施しています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・健康診断の結果は児童健康台帳に、歯科健診結果は歯科健康診査票に記録し保管しています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「保育所における食物アレルギー対応マニュアル」(横浜市こども青少年局)や「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」(厚生労働省)等を基本とし、アレルギー疾患のある子どもに対応しています。また、食物アレルギーについては、園の食物アレルギーマニュアルや食物アレルギー対応の手順書に沿って対応しています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・食育計画を作成し、食に関する経験ができるように取り組んでいます。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・献立は横浜市立保育園共通で、調理員と保育士が連携し、子どもの発育状況や年齢に応じた形状になるよう工夫しています。体調の悪い子どもには牛乳をお茶にしたり、歯のグラグラしている子どもにはリンゴを薄くスライスしたりして、形状変更や除去での対応をしています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・送迎時の会話とともに、幼児クラスでは写真を使ったクラスのドキュメンテーション日誌で、乳児クラスと個別配慮児では個別の連絡帳で、保護者と情報共有しています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長はじめ職員は、保護者心理やコミュニケーションの研修を受け、保護者の表情や声のトーン等にも配慮し、気持ちを受け止める姿勢で信頼関係を築いています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・虐待防止マニュアルを整備し、虐待が疑われる場合の子どもや保護者への対応や園内での情報共有、関係機関との連携等を詳細に定めています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・年間・月間指導計画や保育日誌に自己評価欄を設け、職員は実践を日々振り返っています。 |