アスク馬車道保育園
第三者評価機関名 | ナルク神奈川福祉サービス第三者評価事業部 |
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名称 | アスク馬車道保育園 | 評価対象サービス | 2022~ 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 90(87) 名 |
所在地 | 231-0006 横浜市中区南仲通4-47馬車道L2 |
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TEL | 045-650-6588 | ホームページ | https://www.nihonhoiku.co.jp/blog/bashamichi/ |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2009年12月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 株式会社 日本保育サービス | ||
職員数 |
常勤職員:21 名
非常勤職員:8 名
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専門職員 |
保育士:22 名
看護師:2 名
栄養士:2 名
調理員:4 名
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施設・設備の概要 |
乳児室:3室
幼児室:2室
沐浴室:2室
調理室:1室
トイレ:3室
事務室:1室
地域子育て支援室:1室
職員休憩室:1室
鉄筋コンクリート造5階建て :建物延床面積 421.90㎡
屋上庭園 : 146.84㎡
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【保育理念】 『未来(あす)を生きる力を培う』 自分らしく、生きる道を歩み、どんな時代にも対応できる資質と能力を培います。 【保育方針】 『自ら伸びようとする力を支えます』 『五感を養って感性を豊かにします』 『後伸びする力を育みます』 一人ひとりに心をかけ、愛情を注ぎ、成長に合わせたきめ細やかな保育を行うことで、変化の激しいこれからの社会を生き抜くための、“生涯にわたる生きる力の基礎”を育みます。 |
【立地および施設の概要】 アスク馬車道保育園は、横浜高速鉄道みなとみらい線馬車道駅から徒歩3分、JR京浜東北線、根岸線関内駅から徒歩9分、関内大通りに面したビジネス街に位置しています。近隣には、運河パークや赤レンガパーク、山下公園等、多くの散歩に適した公園があります。平成21年12月に株式会社日本保育サービスが他の経営主体から経営を引継ぎ、14年目の保育園です。園舎は鉄筋コンクリート造り5階建てで、0~5歳児87名(定員90名)が在籍しています。 【園の特徴】 ・園目標は「あかるく、なかよく、たくましく」として、天気の良い日は、自然に触れることのできる近隣の公園等に散歩に出かけています。 ・保育理念や保育方針に掲げた「生きる力」「伸びる力」の実現に向け、「楽しむ心」「学ぶ楽しさ」を育む「えいご」「たいそう」「リトミック」「ダンス」「もじ・かずランド」等の保育プログラムを実施しています。 ・SDGsに関わる活動として、「もったいないを未来につなぐ」をコンセプトにした「コドメル」(親会社株式会社JPホールディングス運営のリユース品マッチングサービス)に参加し、クリーニングした子供服や用品等のリユース品を希望する人に提供する活動を行っています。今年度はウクライナの子どもたちに衣類を届けています。 |
評価実施期間 | 2022/08/01(契約日) ~2023/02/22(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 7 回(2017年度) |
特長や今後期待される点 | 1.子どものやってみようとする気持ちを尊重し寄り添う保育 保育士は、子ども一人ひとりの気持ちを受け入れ、応答的に関わっています。喃語に沢山の言葉を返したり、「○○したかったんだね」と気持ちを代弁して共感しています。着替えの際には、一人では難しい子どもにはそっと手を貸し、できたら大いに褒め、子どもと話をする場合も、目を見て、分かりやすい言葉で、穏やかに話をしています。 また、保育士は、一緒に遊んだり話を聞いたりしながら、子どもを見守り、子どもの意欲、主体性を引き出すようにしています。散歩で公園へ行った際には、保育士が見守る中で、一人の子どもがドングリを拾って「どんぐりころころ」の歌を歌い出すとみんなで大合唱になったり、大木を興味津々で繰り返し触ったり、土いじりをしたり、保育士とドッジボールをしたりと、子どもたちは自分のやりたいことに思う存分遊び興じています。 2.子どもの人権を尊重した保育への取組 園では、保育の質の向上のために、子どもの人権を尊重した保育を重視し、その浸透に努めています。「『子どもの権利条約』4つの原則」(子どもの最善の利益、子どもの意見の尊重ほか)等を記載した「私たちの子ども一人ひとりを大切にした生活場面のチェックリスト&解説書」(通称:人権チェックリスト)を用いて、職員が自らの保育の振り返りを行っています。また、園長が子どもの尊重や基本的人権への配慮等についてアドバイスや指導を行っています。 発達支援にも力を入れ、臨床発達心理士・発達サポーターの主任のほか、発達相談支援コーディネーターや助産師の資格を持つスタッフが揃い、園で行っている「子育てひろば」で育児相談だけでなく発達相談にも応じています。「みんなちがってみんないい」という言葉を大切に、子ども一人ひとりが違った個性を持ち、得意なことも苦手なこともあるということを前提としたインクルーシブ保育を行っています。 3.子どもが食に関心を持つ工夫 食育計画を年齢ごとに作成しています。計画は、年間を4期に分け、期ごとに「ねらい」を設定するとともに、給食(食事の仕方等)・栄養・食農(栽培活動)等の各項目について、子どもの姿と配慮事項を記載しています。 栽培活動では、さつまいもやオクラ等の野菜やミカン、きのこ等の栽培を行い、種まき・水やり・収穫をするほか、観察日記をつけたり、収穫したときの写真を掲示したり、収穫した野菜等を使ったクッキングも行っています。また、野菜の絵本を見せる、食材のこれ何クイズをする、ピーラーや包丁等の調理器具の使い方を丁寧に伝えるなど、子どもが食について関心を深められるよう工夫した取組を行っています。 4.中長期事業計画の達成目標の明確化とそれに連動した単年度の事業計画の作成 理念の実現に向けて、中長期事業計画で達成すべき具体的な目標の設定、ならびに、それを踏まえた園運営全般に関わる単年度の事業計画の作成が期待されます。 5.保育士の自己評価の実施と園の自己評価への反映 各種指導計画や会議等により、日常的な保育士の振り返りは実施されています。今後、保育全般に関わる保育士の自己評価を定期的に実施し、保育実践に繋げるとともに、園の自己評価に反映させることが期待されます。 |
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前回の受審から5年が経過しております。職員の入れ替わりもありましたが、現在 は安定しております。日々、自分達の保育を見直し、保護者・地域の皆様のニーズを把握しながら、子ども達が安心して過ごせる場・職員にとって働きやすい場となるよう努めて参りました。 今回の受審結果から当園の良い点、課題、今後の方向性などを知り、 職員の振り 返る機会となりました。また、多くの保護者の方々から良い評価を沢山いただけたこと嬉しく思っております。コロナ禍で制限してきたことも多々ありましたが、引き続き求められる園を目指して参ります。 今年度から地域に向けた子育て相談・発達相談にも力を入れています。専門の職員 が中心となり、更なる地域支援を展開していきますので、沢山の方々が利用していただけたら幸いです。 最後になりましたが、第三者評価受審にあたりご尽力いただいた評価機関の皆様、 ご多忙の中アンケートにご協力いただきました保護者の皆様に心より感謝申し上げます。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・理念や基本方針等は、入園のしおりや重要事項説明書、園のホームページ等に記載するとともに、事務室にも掲示しています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・社会福祉事業全体の動向は、全国で認可保育所や学童クラブ等の子育て事業を展開している運営法人が、国や県、市、顧問監査法人等から情報を収集し、把握、分析しています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の設備や備品の整備、経費の節減を経営課題と認識しています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・園の中長期(2022~2027年度)の事業計画が策定されていますが、その内容は、中長期の期間をかけて、経営課題や問題点の解決・改善を行う内容にはなっていません。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・単年度の事業計画は、中長期計画の内容を反映したものにはなっていません。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 ・中長期および単年度の事業計画は、日頃の会議等での職員間の話し合いを踏まえ、園長、主任等の幹部職員で話し合いを行って作成しています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園説明会や懇談会で、重要事項説明書や懇談会資料を用いて、保護者に理念や保育方針、保育プログラム、インクルーシブ保育を行っていること等を説明しています。懇談会資料は、連絡用アプリで全保護者に配信するとともに、全体的な計画や年間指導計画はファイルにして事務室前に置いています。懇談会では、保護者の質問を受け付けて丁寧に説明を行っています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・年間や月間等の各種指導計画には、ねらいや環境構成・配慮、自己評価欄があり、職員が計画、実行、自己評価を行い、園長が計画後と自己評価後に確認して、アドバイスや評価を行う体制を構築して実行しています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:b】 ・評価結果は、「施設の自己評価」表に、「具体的に行っていること・保育内容」「今年度の総評」「来年度への課題」として記載しています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園長は、年度始めの職員会議で、各クラスの体制やミーティングの持ち方、保育で大切にしていきたいこと等を職員に説明しています。また、収支状況やその改善対策等についても、随時説明をしています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、社会福祉関連法令、保育理念、保育方針、諸規程等を理解し、利害関係者とも適正な関係を保持しています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、日々の保育の様子や指導計画の作成・振り返り、各種会議での話し合い等の中で、園の保育の質の現状を把握しています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、運営法人で作成された予算表をもとに、適正な人員配置を確認するとともに、勤怠状況や時間外勤務、休暇取得状況等の把握、分析を行っています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・人員体制については、正規職員を中心にして、横浜市の職員配置基準以上の職員配置を行うことを基本的な考え方として取り組んでいます。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・人材育成ビジョンがあり、「期待する職員像」として、職員を7等級に分けて職務要件定義を行い、期待される役割行動を明記しています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員の勤怠管理は園長、シフト調整は主任が行い、労務管理の責任者は園長になっています。園長は、毎月末に職員の勤怠状況を把握しています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・人材育成ビジョンに、等級別の職務要件定義が記載されています。目標管理については、「目標管理シート」に、個人目標、課題等を記載し、4四半期ごとに振り返りを行う仕組みが構築されています。また、「個人別年間研修計画」も策定されています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・人材育成ビジョンに職員に必要とされる専門知識や専門技術を記載し、これに基づき、法人研修(階層別研修、自由選択研修)、園内研修、キャリアップ研修、CPR訓練(けいれん、熱中症、食物アレルギー等への対応やAED訓練)を計画しています。法人研修は、職員一人ひとりの研修情報が、運営法人から職員の人材情報管理ツールに配信され、職員は受講すべき研修内容を確認したうえで申し込みを行っています。CPR訓練は、毎月1回実施しています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、個別の職員の研修の受講状況を人材情報管理ツールで把握するとともに、知識や技術水準、専門資格等は、日常の保育や会議、個人面談等の中で把握しています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:b】 ・実習生受け入れの基本的な考え方や受け入れ手順等は、「実習生受入ガイドライン」「実習にあたっての諸注意」に明記しています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・保育理念や保育方針、保育内容は、園のパンフレットやホームページに記載しています。事業計画、事業報告や財務情報は、ファイルに入れて事務室前に置いて公開しています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・事務、経理、取引等に関するルールは、経理規程や保育園業務マニュアルに記載されています。職種、職階別の業務内容が明記された保育園業務マニュアルに基づき、園の職務分担表が作成され、各職員の職務内容が明確にされています。職務分担表は、職員会議で職員に周知するとともに、事務室に掲示しています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育園業務マニュアルに「地域との連携」等、全体的な計画に「子育て支援」「地域交流」等、入園のしおりに「地域交流プログラム」等の項目を設けて、地域との関わり方についての基本的な考え方を記載しています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・ボランティア受け入れの基本的考え方等を記載した「ボランティア受け入れマニュアル」がありますが、学校教育等への協力についての基本姿勢を記載したものはありません。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・医療機関や区役所、児童相談所、療育センター、消防等を記載した一覧表を作成し、事務室に掲示しています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・地域に対する子育て支援事業である園庭・保育室開放(原則月1回)や中区合同園長会等を通じて、地域の福祉ニーズの把握に努めています。発達障害の有無の診断には2か月以上の日数を要するため、検査を受けずに入園する子どもが多く、従って、発達障害の認定を受けてはいないが支援を必要とする子どもが多いということ等を把握しています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・地域の子育て家庭に向けて、園庭・保育室開放や子育てひろばを行い、子どもたちに遊びの場を提供するとともに、保護者には育児相談、発達相談に乗ったり、情報提供を行ったりしています。園庭・保育室開放や子育て広場の日程等は、園のホームページや玄関ホールの掲示で伝えています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・法人の運営理念および園の基本方針に子どもを尊重した保育の実施を謳っています。職員は「クレド」(行動規範や企業理念等)を常時携帯し、法人研修や園内会議で読み合わせをして理解しています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・着替えや排せつの際には、パーテーションを使用しています。着替えへの配慮等は3歳児の1月頃より開始し、看護師が「からだについて」や「プライベートゾーンについて」の話をしています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園目標や園の基本情報、デイリープログラムや園の様子、年間行事予定を記載したパンフレットを中区こども家庭支援課に置いています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 「重要事項説明書」と「入園のしおり」に保育の一日の流れや持ち物、経費等の必要な情報を記載し、入園前面談で保護者に分かりやすく説明しています。説明後に保護者から同意書を得ています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育所等を変更をする場合の、保育の継続性に配慮した手順と引継ぎ文書を定めています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・日々の保育活動のなかで、子どもの姿や行動から子どもの意向をくみとり、子どもが満足できるような保育を実践しています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:b】 ・苦情解決体制として、苦情、解決責任者を園長、苦情受付担当者を主任、その他、相談窓口として、法人の運営本部、第三者委員2名を定めています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保護者が相談したり意見を述べたいときに、複数の窓口や方法があることを重要事項説明書で説明しています。園だよりや資料には「不明点や質問があれば担当へ声かけを」と必ず記載しています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・朝夕の送迎時に、職員はできるだけ保護者に声かけをし、信頼関係作りを心がけています。相談があれば、いつでも聞く用意のあることを折々伝えています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・リスクマネジメント責任者は園長です。法人は「事故防止マニュアル」「保育園防犯マニュアル」「保育園業務マニュアル」を策定しています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染症対策の責任者は園長です。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「災害対応マニュアル」があります。避難訓練年間計画表に沿って毎月想定を替えた訓練を実施しています。緊急時に保育を継続するための職員の参集体制を策定しています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園の保育の標準的な実施方法を明示した「保育園業務マニュアル」「デイリープログラム」に基づき保育を実施しています。マニュアルとプログラムには、保育業務手順・子どもの権利の尊重・保育実施に関して留意すべき事項・勤務の心得・クレーム対応他諸対応・災害時対応・緊急時対応等を定めています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人は各園からの改善案を検討し、マニュアルを毎年更新しています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
【第三者評価結果:a】 ・主任が指導計画作成指導を行い、責任者は園長です。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・年間指導計画は年度末、月間指導計画は毎月の職員会議、週案は週末に各クラス担任で話し合っています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・児童票(個別ファイル)の発達記録は、0~2歳児は毎月、3~5歳児は年4回記載され、個別指導計画に基づく保育実践が確認できます。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・「個人情報管理規程」「保育園業務マニュアル」に、子どもの記録の保管・保存・廃棄・情報の提供、不適正な利用や漏洩防止策と対応策を定めています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:b】 ・全体的な計画は、園の保育理念、保育方針、園目標を明記し、保育所保育指針の育みたい資質・能力3項目、幼児期の終わりまでに育って欲しい姿10項目、養護と教育の一体的展開、乳児期の育ちに関する3つの視点、教育の5領域等を考慮して作成しています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・室温・湿度・換気は天候や活動状況に応じ管理しています。また、。職員の声(大きさ、トーン等)や音楽の音量も大切な環境と考え、意識しています。適切な状態かを、園長と看護師が園内を巡回して確認しています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は、入園時に保護者に提出してもらった家庭調査票、お子様の状況について、健康調査票や面談情報、入園後の健診結果や経過記録から子どもの情報を把握して指導計画を作成し、保育にあたっています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育士は、食事・着替え・睡眠・排泄・手洗い等の生活習慣は、経験を積み重ね集団の中で自然と身につくように、繰り返し声かけしています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育室の棚にパズルやままごと、車やブロックがあり、子どもは自由に選んでいます。玄関ホールの本棚に、700冊ほど絵本があり、貸し出しノートで管理しています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・0歳児の保育室はガラス張りで見通せる2室に分かれており、食事と活動や午睡等に使い分けています。床暖房は厚めのクッションフロアで安全で快適な環境です。一人ひとりの子どもの求めに応じて、昼寝用タオルやミルク用ガーゼを持たせてゆったり過しています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・一人ひとりの子どもの発達や特性を観察しながら、子どもの自分でやりたい気持ちを尊重し、できたことは大いに誉めています。自由にハイハイやつかまり立ち、伝い歩きができるよう、棚を配置しています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・3歳児は散歩も遠出ができるようになり、お気に入りの広場でのびのびと走り回り、一緒に歌い、船を見たり花を見つけたりしています。キャストプログラムも新しいことに挑戦し、イメージを広げています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・玄関はバリアフリーで、エレベーターがあり、3階に車いす用トイレがあります。4階の多目的ホールには、キャストプログラムの教材のほか療育玩具等が置いてあります。静かに過ごしたい時や、個別対応が必要な場面で保育士と過ごしています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・デイリープログラムが基本ですが、一人ひとりの子どもに合わせ、環境構成を変更したり活動の調整を行いながら、心身の負担なく過ごせるよう対応しています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画の中に就学までの見通しを記載しています。「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」10項目を挙げて、年齢ごとの各指導計画に盛り込んでいます。4、5歳児には朝の会でホワイトボードにその日の予定を書き、時計を見ながら見通しを持った生活ができるようにしています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・年間保健指導計画に沿って、身体計測・乳児健診(毎月)、健康診断・歯科健診(年2回)、尿検査・視聴覚検査(毎年)を実施し、日々の健康は、看護師が毎日2回巡回して把握しています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・マニュアルに沿って健康診断と歯科健診の結果を記録し、担当職員に周知しています。保護者には、法人の書式で結果を知らせ、必要な場合に受診を勧めています。「身長・体重が伸びない」という保護者からの相談を受け「食事や睡眠について」助言しています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・アレルギー疾患のある子どもに対しては、「食物アレルギー対応マニュアル」や厚生労働省の「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」に基づき、適切な対応を行っています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年齢ごとの食育計画を作成し、年間を4期に分け、ねらいを設定し、各期の給食・栽培活動・クッキング等について記載しています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・離乳食は、一人ひとりの発育状況に応じた形態で提供しています。子どもの体調により、ごはんをおかゆ、牛乳をお茶に替えるなどの個別対応をしています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・0~2歳児は、個人別の連絡帳を使って、登降園時に園や家庭での情報を伝え合い、情報を共有しています。3~5歳児は、連絡用アプリやホワイトボードで、クラスの保育や活動の様子を伝えています。個別に連絡を必要とする子どもは、ノートを使って情報を伝え合っています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保護者のお迎え時に、可能な限りその日の子どもの様子を伝えたり、また、気になる保護者には声をかけたりして、保護者との信頼関係を築くようにしています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・登園時に子どもの顔色や態度等を観察し、着替え時に子どもの身体の様子を確認しています。疑わしいキズやあざがある場合には、子どもの人権に配慮しながら写真を撮っています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・職員は、年間指導計画、月間指導計画、週案・保育日誌で、定期的に保育実践の振り返りや自己評価を行っています。また、毎月のクラスミーティングや職員会議、個別会議、リーダー会議等で、日々の保育についての振り返りや話し合いを行っています。 |