にじいろ保育園稲田堤
第三者評価機関名 | 株式会社ケアシステムズ |
---|
名称 | にじいろ保育園稲田堤 | 評価対象サービス | 2022~ 保育所版 |
---|---|---|---|
対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 60(58) 名 |
所在地 | 214-0004 川崎市多摩区菅馬場1-23-32 |
||
TEL | 044-299-8583 | ホームページ | https://www.like-kd.co.jp |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2018年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | ライクキッズ株式会社 | ||
職員数 |
常勤職員:14 名
非常勤職員:8 名
|
||
専門職員 |
保育士:11 名
看護師:1 名
栄養士:2 名
|
||
施設・設備の概要 |
居室数:保育室(6室)、職員室、相談室、休憩室、更衣室、給食室、沐浴室、調乳室、シャワー室
設備等:空気清浄機、クレベリン置き型、防犯カメラ
|
保育理念:「のびやかに育て だいちの芽」 温かな環境の中で、一人ひとりの心に寄り添い人や物、自然との豊かな出会いや体験を通して生きていく力を育てる事を保育理念としている。 基本方針:みとめ愛・みつめ愛・ひびき愛(信頼、安定、共感) ・自分らしさを発揮しながら、相手を尊重し、信頼し合い、自分の事も友達の事も好きと云える子ども。 ・いつも見守られ、見つめられている安定した空間の中で、心身共に健やかな子ども。 ・響きあい共感しあう歓びを自信に繋げ、力強く逞しく生きていける子どもを目指している。 |
・地域的に自然に恵まれた多摩川・ニヶ領用水や特産物の梨畑等があり、散歩時は季節を感じながら身体作りに励んでいる。 ・幼児組は、曜日・時間を決めて音楽リズムやリトミックを行っている。音楽をよく聴き、音楽に反応して身体表現をすることで集中力、思考力、表現力を育んでいる。 ・年長組は、毎月の製作を折り紙製作に取り組んでいる。楽しみながら、図形への理解を深め、形の変化に興味を持ち、折り合わせたり手順を守ったりする中で、手先の器用さや集中力を養っている。 ・玄関入り口に地域で釣った魚(ドジョウ・おいかわ・メダカ・ザリガニ)カブトムシ・カエル等展示し、生き物に対する興味、関心を育んでいる。観察しながら解らないことがあると図鑑で調べるようになり、乳児組の子ども達や保護者様にも癒しの空間になっている。 ・園庭に花壇を作り季節の花や野菜を栽培し、収穫した野菜は、給食に提供している。また、今年はサツマイモを栽培し、食育にも力を入れている。 |
評価実施期間 | 2023/06/07(契約日) ~2023/12/08(評価結果確定日) |
---|---|
受審回数(前回の受審時期) | 1 回(令和2年度) |
特長や今後期待される点 | 特長 ・地域情報の提供や地域への貢献に積極的である 園のエントランスには、地域の子育て施設や子ども相談室、地域療育センター、児童発達支援センターなどの情報をはじめ、子育て祭り、市の人権に関する内容、福祉の相談窓口などの掲示や市のガイドブックなどの冊子・チラシの設置を行っており、保護者へ多くの地域情報の提供を行うようにしている。また、園の外玄関の掲示板には園開放や園の育児相談、絵本貸し出しなどのスケジュールカレンダーを掲示し、地域親子向けの地域ふれあい会を開催するなどして、地域の貢献に努めるようにしている。 ・自然との触れ合いを大切にした保育を実践している 近隣には川なども多くある環境で、子どもたちは季節を感じ自然に触れながら生活することができている。園内においても魚などの生き物を飼育するスペースが設けられており、興味を持ちやすい環境が整えられている。近隣農家の協力により、ミカンや柿など季節の果物を収穫したり、七夕の笹を提供してもらうなど子どもたちが様々な体験の機会を持つことができている。 ・基本的な生活習慣の大切さについて、子どもにわかりやすく伝えている 生活習慣の大切さについて伝えるために、看護師からの健康教育、栄養士からの食育活動などを保育に取り入れ、担任保育士からだけでなく専門職の協力を得ながら子どもにわかりやすく伝え、楽しみながら習慣として身につくようにな取り組みを行っている。取り組みの様子は掲示や配信で保護者に伝えられ、喜ばれている。 今後期待される点 ・計画や会議に職員の意見を反映させる工夫や、中間での計画内容の見直しを行うことが望まれる 年間保育指導計画や月案、週案などの保育に関わる計画などは、職員からの意見を反映させているが、単年度事業計画や園の自己評価など、職員からの意見が出せる場を設けることが望まれる。職員会議などで職員からの意見が少ないことも課題となっているため、職員が意見を出せるような工夫の検討が望まれる。また、中長期計画や単年度事業計画、職員育成年間研修計画などでは中間での見直しなどが行われていないことが見受けられるため、PDCAサイクルが機能するような見直しの検討が期待される。 ・保護者アンケートの意見について検討されることに期待したい 今回実施した保護者アンケートにおいて全体的な満足度は大変高く、園の取り組みや活動内容に対する感謝の声が多く聞かれている。一方で、「職員の言葉遣いや態度、服装について」の設問では気になる意見も聞かれていることから、内容について検討するとともに躯体的な改善策を講じることや、保護者へのフィードバックにも期待したい。 |
---|
開園6年目を迎え、地域に根差した保育園となるように努めているが、保護者様からのご意見は、真摯に受け止め、また、事業計画・中長期計画の中間見直し、フィードバックがなされていないとの指摘は、早急に協議し改善に努め、保育の質を高めていけるよう職員と共有化する。 第三者評価の結果に対して、保護者・職員・地域の方々の「声」を大事に、解り易く説明するとともに開かれた保育園となるよう今後も邁進していきたい。 |
詳細評価PDF |
---|
評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・理念や基本的な保育方針は、HPやパンフレットに掲載することをはじめ、園のエントランスや職員室、各クラスにも掲示されている。また、重要事項説明書にも理念や基本的な保育方針を明示している。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・年に4回程開催される法人内の保育所園長が参加する園長会議に園長が出席し、児童福祉事業全体の動向についての把握に努めている。法人内の園長会議は園があるエリアごとでの開催となっており、ほかの園長などとのディスカッションなどで情報交換も行っている。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:b】 ・法人内の園長会議やスーパーバイザーの来園、日頃からの電話、メールなどにより、園の運営についての問題点や課題などを把握するように努め、法人と連携を図りながらアドバイスなども含め対応するようにしている。また、年度初めの法人の共育ミーティングでは代表取締役の挨拶をはじめ、役員との関わりを持てる機会を設けている。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
---|
【第三者評価結果:b】 ・園では3年ごとに法人の理念や基本的な保育方針を反映した中長期計画を策定している。中長期計画は、単年度事業計画の内容に反映するように取り組んでおり、策定時にはスーパーバイザーによるチェックを行っている。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園での単年度事業計画は、理念や基本的な保育方針、中長期計画の内容を反映させるような策定に取り組んでいる。また、園が独自に行っていく年間保育計画をはじめ、健康・栄養管理面、保護者・地域とのかかわり、環境問題への取り組み、職員体制、年間行事予定など、前年度の見直しを行い、具体的な課題を挙げて事業計画に反映するように努めている。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園での単年度事業計画は、年度末の2月から4月に園長と主任、看護師、栄養士を中心として見直しを行い、それをもとに事業報告書を作成して法人への提出を行っている。前年度事業計画の見直し内容をもとに2月から5月頃に次年度の単年度事業計画の策定を行って、事業計画書を作成し、法人へ提出し報告をしている。事業計画書作成後には職員会議や回覧などで職員間での共有化に努めている。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画書は園のエントランスに閲覧用のものをファイリングして保護者がいつでも閲覧できるようにしている。入園説明会や保護者懇談会、運営委員会などで事業計画書に関する内容の説明を保護者に行っている。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
---|
【第三者評価結果:b】 ・年度末には単年度事業計画の見直しとともに園での自己評価の振り返りを行っている。その際には課題や問題点などを分析して、次年度の目標に反映させるようにしている。園での自己評価は途中経過の振り返りとして、人権に関する項目は年間の3期ごとに分けて行っているが、ほかの項目でも中間などでの振り返りの検討が望まれる。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園の自己評価は、年度末に職員会議などで、園長と主任を中心として振り返りを行い、課題や問題点などを分析して、次年度の目標に反映させるようにしているが、職員全体としての意見交換などが行える場を設けていないため、課題となっている。自己評価結果に関しては職員会議や昼礼時などで職員に配布して、共有化を図っている。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
---|
【第三者評価結果:b】 ・園長の役割や具体的な業務内容などは法人の保育ガイドに明確化されており、自然災害や事故発生時におけるフローチャートを整備しており、その際にも園長の役割を明記し、園長不在時には主任が園長代行として権限委託を行う体制が整備されている。また、園の職務分担表も整備しているが、業務内容に関して具体的な内容の記載がないため、明記することが望まれる。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・年に4回程開催される法人内の保育所園長が参加する園長会議に園長が出席し、法令や児童福祉事業の動向などについて学んでいる。また、行政からの通知により、法令や制度に関する把握にも努めており、年に3回程開催される区内の地域保育所園長が参加する園長会議にも出席して地域での法令や児童福祉事業の情報を学んでいる。その際には近隣の園長との情報交換を行い地域の情報把握にも努めている。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年度ごとの前期、後期で職員の成長支援シートの作成を行っている。その際に園長は職員一人ひとりと個人面談を実施して目標設定と評価を行っている。職員一人ひとりに合った具体的な目標を設定し、その目標に取り組むことによって職員のスキルアップを図り、園全体の保育の質の向上にもつながるように努めている。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は法人の園長会議の出席やスーパーバイザーの来園時などでの話し合いや相談、アドバイスなどを受けながら法人との連携を図り、経営改善の分析を行っている。また、必要があれば、電話やメールなどでスーパーバイザーへの相談などを行い、日頃からの連携も図っている。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・基本的に園での人材の確保や採用などは、法人人事部の採用グループにて行っており、全国の養成校への求人活動や就活ブース会場設置、園見学ツアー、HPでの求人募集、社員紹介制度などの採用活動を行っている。必要な人材配置などは園長がスーパーバイザーへ園の状況などを報告し、スーパーバイザーが採用グループへの報告を行って計画的にエリアの各園への人材配置が行えるような仕組みを整備しており、場合によっては人材派遣会社の活用も行っている。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人の理念や基本的な保育方針、法人が期待する職員像などは、新入職員入社時に法人で行うOJT研修時にて説明を行っている。それらの内容は保育ガイドや成長支援の手引きなどに記載されており、配布している。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員の勤務シフトは、主任が中心となって希望休などのルールを設けて作成しており、無理のない勤務シフトになっていないか園長が確認してアドバイスなどを行っている。どうしても残業が出てしまう場合には残業シートを活用して園長が確認を行い、スーパーバイザーへの報告を行っている。また、有給取得状況なども確認して報告している。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員一人ひとりは、年度初めの4月に成長支援シートを作成して年度前期の4月から9月までの目標設定を行っている。その際には園長との個人面談を行い、成長支援の手引きに記載されている法人の期待する職員像などの内容を含んだ話をして成長支援シートの確認やアドバイスをしている。10月には前期同様、年度後期の10月から3月までの目標設定をし、園長が職員一人ひとりとの個人面談を行って前期の振り返りをもとに確認やアドバイスをしている。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員育成年間研修計画は理念や基本的な保育方針、期待する職員像などの内容が記載がされている保育ガイドをもとに年度ごとで園長が作成している。職員育成年間研修計画は、年度初めにある程度、必要な研修などの枠組みの設定をして、その後、外部研修などの案内が来てから具体的な日程や内容などを設定している。しかし、中間での見直しなどは行っていないため、見直しなどの検討が望まれる。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・法人内研修や外部研修などの受講は、職員一人ひとりの研修受講希望を踏まえながら、課題やスキルを考慮した上で園長が受講の決定を行っている。急な外部研修の案内が来た際にも課題やスキルを考慮した上で職員に希望の有無を確認している。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:b】 ・実習生に関わるマニュアルは、保育ガイドにて整備されており、職員の入社時にて研修を行っている。実習生受入れ時には、園長が実習生との面談や担当教員との打ち合わせを行い、保育に関わる全体的な留意点を説明しており、その際に実習生の目標設定として、学校側のプログラムや実習生からのヒヤリングを考慮し実習プログラムの作成をしている。ただ、職員は実習生受入れ時に各自での保育ガイドの見直しのみとなっているため、職員会議などで職員間での実習生受入れに関する研修や打ち合わせなどの検討が望まれる。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・園のエントランスには、理念や基本的な保育方針の掲示があり、運営規定や重要事項説明書、事業計画書、事業報告書、財務収支報告書、保育所の自己評価、全体的な保育の計画書、運営会議事録などを園玄関にてファイリングし、閲覧が可能となっている。また、職員室や各クラスにおいても理念や基本的な保育方針を掲示しており、法人のHPでも明示している。定期的な第三者評価の受審結果はインターネトでの閲覧ができるようになっている。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・外部の監査法人に業務委託して法人及び園の内部監査を定期的に実施し、指導・アドバイスなどを受けて、事業経営の適正性の確保に努めている。園では年に4回、小口現金実査を行い、園長以外の第三者が小口収支の確認を行っている。また、園での事務や経理などの責任者は園長となっており、保育ガイドの職務分掌にて責任者の明記をしているが、園での職務分担表への記載も望まれる。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・園の地域との関りについては、保育ガイドにて地域支援・子育て支援の項目を設けており明記している。また、園のエントランスの掲示板には地域の子育て施設や子ども相談室、地域療育センター、児童発達支援センター、市の人権に関する情報などの掲示やチラシなどを置き保護者へ地域情報の提供を行っている。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・ボランティア受入れに関わるマニュアルは、保育ガイドにて整備されており、職員の入社時にて研修を行っている。ボランティア受入れ時には職員が各自での保育ガイドの見直しのみとなっているため、職員会議などで職員間でのボランティア受入れに関する研修や打ち合わせなどの検討が望まれる。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・地域の児童相談所、地域療育センター、保健所、学校、管轄警察、消防署、病院、行政関係などのリストを一覧にし、職員室に掲示して職員がいつでも確認が行えるようにしている。また、特別支援を要する園児に関しては、地域療育センターや児童発達支援センターなどとの定期的な連携を図るような体制を設けている。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・年に3回程開催される区内の地域保育所園長が参加する園長会議に園長が出席し、地域の待機児童などの状況を把握して地域のほか園長とのディスカッションなどで情報交換を行っている。また、幼保小連絡会や担任による年長児交流会の参加によって、共通の教育テーマに沿った課題や情報交換を行っている。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・地域の子育て支援として、園見学時には子育てに関する相談を受けたり、電話での問い合わせも行っている。また、園の外玄関の掲示板には園開放や園の育児相談、絵本貸し出しなどのスケジュールカレンダーを掲示しており、情報の案内をしている。年3回、土曜日に園内にて、地域の親子向けに地域ふれあい会を開催しており、子どもの手遊びや保護者への子育て・健康・離乳食相談などを行っている。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・保育ガイドには児童憲章や全国保育士倫理綱領を明示し、新入職員のOJT研修では、子どもの人権に関する研修を実施している。保育ガイドには人権に関する内容を特に重視して記載しており、園の月案には人権に関する欄を設けて、日常の保育の中で常に振り返りが行えるように努めている。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人は個人情報保護方針・個人情報保護規定を社内規定として定め、職員の入社時には機密保持誓約書を署名している。また、法人でプライバシーマークを取得しており、園においても厳重な個人情報の管理を行っている。保育ガイドにて個人情報に関わるマニュアルを整備しており、プライバシー侵害にあたる事例なども記載し、理解しやすいものとなっている。入園時には保護者に個人情報に関する説明をし、個人情報承諾書に署名をしてもらっている。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・HPには園の概要や1日の流れ、年間行事、空き情報などを掲載している。HPのブログには園での写真も掲載されており、園での過ごし方がイメージしやすいようなものになっている。また、入園までの流れなどの記載もあり、利用を希望する保護者には分かりやすいものとなっている。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園説明会では重要事項説明書や個人情報承諾書などの内容について詳細に説明を行って、内容を理解したうえで同意書を交わしている。入園説明会後には園長、保育士、看護師、栄養士と順番に個別面談を行っており、児童票や健康診断票、アレルギーチェック表などを提出してもらい、子どもの情報を把握するように努めている。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・引っ越しなどにより保育所が変更する園児に対しては、転居先の行政や保育所、関係機関から依頼があれば必要に応じて、保護者からの確認後に申し送り書として情報の提供を行い、連携を図って保育の継続性に努めている。また、卒園児に対しては、小学校へ保育要録などの情報を提供しており、電話にて口頭による補足情報の提供も行っている。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・年2回、保護者との個別面談を実施している。保護者からの希望があれば、随時、個別面談を実施しており、園側からも保護者の様子などで気になることがある場合には声をかけて個別面談を行うように取り組んでいる。また、保護者懇談会や保育参観・参加、運営委員会などで保護者からの意見や要望を把握するように努めている。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園では苦情解決の体制や窓口を設けており、重要事項説明書に記載され保護者への説明を行っている。苦情受付担当者は主任とし苦情解決責任者は園長として氏名を記載し、そのほかに第三者委員を設置して民生委員の氏名と連絡先も記載している。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では日常的に接するクラス担任以外にも、園長や主任などへの相談ができる体制を設けており、重要事項説明書にも保護者が遠慮なく相談が行える旨を記載している。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園のエントランスには意見箱として、すまいるボックスを設置しており、苦情や意見があれば匿名で記入することができるようになっている。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入社時の法人OJT研修では安全管理・危機管理の研修を実施しており、その際に活用する保育ガイドには事故防止・対応や危機管理対応などの項目があり、リスクマネジメント体制を整備している。また、散歩やプール使用時に関する事故防止マニュアルは園独自で整備し職員間での共有化を図っている。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染症予防・対応のマニュアルは厚生労働省の保育所における感染症のガイドラインや看護師ガイドなどにより、整備を行っている。法人内の看護師会で最新の情報を園に発信したり、感染症対応の事例などの情報を共有するようにしている。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・災害時の対応体制は重要事項説明書に記載しており、入園時に保護者への説明を行っている。重要事項説明書には大災害時対応フローを記載し、災害時での対応の仕方が分かりやすいように明記されている。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・にじいろ保育園では、保育の具体的な手引きとして、「保育ガイド」「看護・保健ガイド」「栄養・給食ガイド」が整備され、園内に配置されている。これらのガイドには、保育の理念やビジョン、基本方針、目標、園が目指す子どもの姿などが明記され、保育の実践についても具体的な心得が記されている。個々の子どもの発達や個性に応じて、標準的な水準が示されており、にじいろ保育園のサービス品質を一定の水準で維持する指標となっている。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人内の全園が活用している「保育ガイド」は、法人本部で定期的な見直しが行われ、最新版は2019年に改定されている。保育所保育指針の改定に伴い、全体的な保育や年間保育計画、月案の様式も見直している。今年4月からは、厚生労働省より児童票の年1回の記載が求められている。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園時には、家庭調査票を基に、子どもと保護者の生活状況や発達状況、家庭での保育状況などを丁寧に把握している。保育開始後は、連絡帳や個人面談、登降園時の保護者とのコミュニケーションを通じて、ニーズを把握し、児童票や個人記録、健康の記録などに内容を記録し、個別指導計画に反映できるよう心がけている。特に、発達の記録や指標の達成時期をチェックすることで、子どもたちの成長を確認できるように努めている。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・定例会議では、策定した指導計画に対してPDCAのサイクルを継続的に適用し、定期的に見直しを行っている。このプロセスによって、指導の効果的な実施を保証し、子どもたちの成長に即した計画を継続的に展開している。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では、個別の「発達経過記録」様式を使用し、子どもたちの成長過程を定期的に記録している。特に0・1・2歳児に対しては、個別指導月案を策定し、適切な支援を提供している。特別な支援が必要な園児に対しては、個別指導計画を策定し、的確なケアを行っている。また、職員が記録をする保育書類様式には、主任と園長の押印欄が設けられ、内容の確認が必須となっている。主任と園長は、必要に応じて記録内容や表現方法などについて指導を行っている。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人では個人情報保護法に基づき、「個人情報保護規定」を策定し、公式ホームページにて「個人情報保護方針」を開示している。また、プライバシーマークの認定を受け、厳格な個人情報保護を徹底している。保育園内では、家庭調査票や保育関連書類、緊急連絡表などを鍵の施錠可能な書庫に保管している。職員がこれらの書類を持ち出す際には、必ず主任や園長への確認を行っている。これにより、情報の安全な管理を確保している。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・本社において「にじいろ子ども理念」を基に、全体的な計画が策定されている。この計画では保育の基本方針や目標、発達過程などが包括的に網羅され、保育園生活全体を通して展開される内容となっている。本社で作成される全体的な計画を基に、園では地域の実態や子育て支援にも着目し、保育に取り入れるようにしている。地域は豊かな自然に恵まれ、子育てがしやすい環境であり、その自然を活かした保育実践に取り組んでいる。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園舎は新しく、清潔を心がけ、衛生面にも重点を置いている。室内の温度や換気など、快適な環境で保育が行われている。各保育室は、ベランダに面した大きな窓があり、十分な採光が確保されている。また、テラス部分にも工夫があり、安全に開けて換気することが可能である。家具や遊具の配置も、活動内容に応じて柔軟に変更や移動ができるようになっている。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・少人数制であることを活かし、個々の子どもに寄り添った保育を提供できるように取り組んでいる。特に乳児クラスでは、「優しく丁寧な保育」が基本であり、愛着関係の構築を信頼関係の基盤と考えている。幼児クラスでは、保育の中に教育の要素も含まれており、「かがくの心を育てる」という理念に基づき、物事を多角的に考える力を育む保育を展開できるように努めている。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもたちそれぞれの年齢や発達段階に応じて、着替え、食事、排せつなどの基本的な生活習慣を習得できるように支援している。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・良い天候の日には戸外に出て、散歩や公園で自然に触れ季節を感じながら、子どもたちの心身が健やかになるように援助している。また、地域の行事にも積極的に参加し、夏の七夕では近隣の農家から提供された本物の笹を使って飾り付けを行っているほか、秋には柿やミカン狩りも行うなど、地域に根差した保育を提供している。散歩マップを作成し園玄関に掲示しているが、植物や虫、魚など子どもたちの興味に合わせた内容を盛り込み、さらに充実した内容とすることも目指している。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・0歳児の保育については、月齢や発達に即した丁寧な対応を心がけている。入園直後は一人ひとりの生活リズムに合わせた対応に努めており、ミルクの提供時間や睡眠では午前寝もできるように保育室内のスペースを確保している。個々の状況に応じた抱っこやおんぶを積極的に行い、愛着関係を築きながら保育を行うように努めている。また、外気浴を取り入れ、カートに乗せて園周辺を散歩し、地域の花壇や電車を観察するなど、子どもたちにとって楽しく満足のいく場所を提供できるように努めている。同時に、地域の方々とも触れ合える貴重な時間となっている。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・1、2歳児の子どもたちは、活発に動き回り、歩行が安定しつつある時期であるため、この段階においては特に行動に注意しケガのないように見守りを行っている。保育室の環境整備では、探索活動を十分に行えるよう、家具の配置や机の使い方に工夫をしている。この時期には、自我が芽生えるため、子ども同士のトラブルが発生しやすくなることから、保育士はお互いの思いを受け止めながら言葉で説明し、仲立ちをして、対処できるようにしている。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子ども主体の保育を心がけ、取り組む際には子どもたちの意見を積極的に取り入れている。特に5歳児では、運動会や発表会の内容を子どもたちが選択し、楽しみながら取り組めるように配慮している。今年度は、担任が折り紙を得意としているため、年間通して折り紙の製作活動を行っている。保護者と一緒に折り紙を作成し、園に持参して子どもたち同士で見せ合ったり、難しいものにも挑戦し、お互いに教え合う姿なども見られていることが報告されている。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園内はバリアフリーであり、障害児保育が必要になった場合でも、受け入れ可能な設備となっている。現在のところ、気になる子への対応については職員同士で声をかけ合いながら保育にあたっているが、個別計画が必要なケースは見られていない。一部の職員は、発達相談支援コーディネーターの研修を受講済みであり、また外部研修を受講した際には園内において全体への共有にも取り組んでいる。保護者対応については、具体的な状況ごとにその都度面談を行うようにしている。保護者との密なコミュニケーションを通じて、子どもの成長と発達に対する共有を心がけている。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育園の開園時間が長いため(7:00~20:00)、標準時間に合わせた保育を行っている。特に0歳児クラスでは、一日を通じてクラスで過ごすようにしている。乳児・幼児クラスも、延長時間までそれぞれのクラスで過ごし、ストレスなくゆったりとした時間を過ごせるように配慮している。18時になると補食を提供し、その後は合同保育を行っている。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・就学に向けた取り組みとして、「就学に向けた10の姿」を基本に、日々の生活の中での経験や体験を保育に取り入れている。特に認知能力だけでなく、非認知能力(思いやりや自信、協調性など数値では測れない心の側面)を重要視し、育成に努めている。保護者に対しては、3学期に年長児懇談会を開催し、小学校生活に向けた取り組みや話し合いを行い、就学をスムーズに行えるよう対策を講じている。また、多摩区では小学校生活を映像で見ることができるデータも提供されている。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保健面について、看護師を中心に子どもの健康管理を行っている。毎朝、各クラスを回り子どもたちの健康状態を確認しており、午後も各クラスを巡回し、把握できるようにしている。クラス担任は保護者からの情報を得ており、看護師や他の職員とも情報を共有している。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保健に関する取り組みについて、健康診断や歯科健診、予防接種などの情報は、「健康の記録」という文書に記録している。その際、結果が出たら保護者に渡し、サインをもらい情報を共有している。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・食物アレルギーについては、除去食を提供している。アレルギー疾患や慢性疾患等のある子どもについては、川崎市の健康管理委員会と連携し、医師の診断に基づき書類を作成し提示している。食事提供においては、その状況に応じて対応しており牛乳の代わりに麦茶を提供する場合には、アレルギー用の黄色のトレーとコップに入れ、ラップをかけて名前を記入し提供している。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・食育においては、栄養士を中心に年間計画を策定し、年齢に合わせた活動を行っている。園庭で夏野菜をクラスごとに育てており、水やりから収穫までを体験し、野菜に親しみをもち食べる意欲につなげている。また、幼児ではSDGsの一環として、テラスでゴーヤを栽培し、グリーンカーテンに活用している。子どもたちは自分たちで育てたゴーヤを給食室で調理してもらい食べることができている。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・献立は本社で作成されたものを使用しており、旬の野菜や果物などの食材を取り入れ、素材の味を大切に薄味で調理し提供している。行事食においても、子どもたちの喜びを考え特別な工夫をしている。誕生会では、特別な献立や旗を立ててお祝いし、ケーキなどを提供している。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
---|
【第三者評価結果:b】 ・保護者との連絡は、送迎時の口頭伝言や連絡ノート(ナナポケ配信)、または電話連絡を通じて情報交換を行っている。各クラスの掲示板には、「今日の保育」として情報を掲示し、新たに1週間の活動も追加している。これにより、毎日の保育が1週間を通して把握できるように配慮している。また、保育の可視化についても取り組んでおり、写真での掲示の回数を均一にする努力をしている。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・日々の送迎時のコミュニケーションやナナポケの配信を通じて、保護者との信頼関係を築けるように努めている。急な残業が発生した際にも、柔軟に対応するよう心がけている。保護者支援が必要な場合、迅速な連絡を取り合い、園内で解決できない場合は、臨床心理士や区の保健師などとも連携をとりながら共有している。保護者との協力を通じて、子どもたちの健やかな成長を支援する体制が整っているが、保護者アンケートでの意向を踏まえ、継続的な支援に取り組むことが望まれる。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・朝の受け入れ時には、視診を行い子どもの健康状態について保護者に確認を行っている。また、着替えの際に体の状態を確認しており、虐待等権利侵害についての早期発見ができるように取り組んでいる。気になることがあれば速やかに園長、主任へ報告し適切な対応を行うことが周知されており、人権に関する研修を定期的に職員会議で行うようにしている。さらに、児童相談所や区の地域支援課、要保護対策協議会などとも連携が取れるよう、適切な体制を整えている。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
---|
【第三者評価結果:b】 ・日々の保育活動は、全体の計画や年間保育計画、月案、週案に基づいて実践されている。この過程で、子どもたちの意欲や非認知能力を重視し、それぞれのクラスで自己評価を行い、それが年齢別の保育計画へとつながっている。この評価を通じて、保育の改善点を見つけ、次の保育に活かしている。このようなプロセスを通じて、保育の質の向上を目指し、日々努力を重ねている。 |