社会福祉法人尚徳福祉会 保土ヶ谷保育園
第三者評価機関名 | かながわアドバンスサポート |
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名称 | 社会福祉法人尚徳福祉会 保土ヶ谷保育園 | 評価対象サービス | 2022~ 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 123 名 |
所在地 | 240-0003 横浜市保土ヶ谷区天王町1-3-3 |
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TEL | 045-341-6815 | ホームページ | https://sfg21.com/hodogaya/ |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 1950年09月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 社会福祉法人 尚徳福祉会 | ||
職員数 |
常勤職員:34 名
非常勤職員:3 名
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専門職員 |
園長:1 名
保育士:26 名
保育補助:3 名
看護師:1 名
栄養士 調理師:5 名
事務員:1 名
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施設・設備の概要 |
保育室:6室
調理室:1室
事務室:1室
園庭:311.86㎡
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【保育理念】【基本方針】 ○保育指針を遵守しながら、入所児の最善の利益を最優先事項として、子ども達の健やかな育ちを支援する ○一人ひとりが大切にされる ○将来に向けて、現在をもっとも良く過ごす ○より良い環境の中で育てられる 【保育目標】 ○保育園がすき ○あいさつをしよう ○なんでもやってみよう 【保育方針】または【保育姿勢】 ○子どもが安心して自分を表現できる環境を整え、さまざまな体験や人との関わりを大切にする ○保育園と家庭との連携を大切にし、伝え合い、話し合いながら、個人差を踏まえた発達を保障していく |
【立地および施設の概要】 社会福祉法人尚徳福祉会 保土ヶ谷保育園は、1950年9月1日に横浜市立保育園として開設され、2016年4月1日に横浜市より民間に移管され今日に至っています。同園は相鉄線の天王町駅より徒歩5分の所に立地し、仕事を持つ親にとって交通の利便性の良い園です。 建物は、2021年3月に大改築を行い鉄筋コンクリートの3階建てで、0歳児~5歳児定員123名、現在119名在籍の大型園です。 【園の特徴】 ○地域の子育て支援に支点を置いた保育園運営を行っています。 ・園は毎年「子育て支援計画」を作成し、「園庭開放(夏季はプール開放も)」「めだか文庫(図書の貸し出し)」「交流保育(申込制)」「育児講座(申込制)」「育児相談(随時)」「出張保育」などを計画し、実践しています。 |
評価実施期間 | 2023/08/01(契約日) ~2023/12/27(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 2 回(2018年度) |
特長や今後期待される点 | ◇特長や今後期待される点 1.子どもの自主性を尊重した保育の実践 ・「保育園が好き・あいさつをしよう・何でもやってみよう」という保育目標のもと、子どもの自主性を尊重した保育を行っています。年齢による発達に応じた活動ができるように、保育室の環境作りを工夫しています。 ・保育室は低い棚で活動スペースごとに仕切るほか、年齢や子どもの興味に合わせたコーナーを作っており、子どもたちの月齢に合わせて変更することもでき、常に部屋全体を見通せるようになっています。また、子どもが主体的に過ごせるように、子ども一人一人の状況を把握して見守れるよう配慮しています。 ・園庭では花や野菜を植え、はだしになって自由にどろんこ遊びができる環境を作っています。虫かごや網、昆虫図鑑などをもって様々な公園に行き、自然に触れたり、山登りをしたり様々な体験を通して、子ども達はのびのびと活動しています。 2.保育室、園庭を含む36箇所、園外に4箇所カメラを据え、2週間録画保存 ・保育室(各クラスには4カメラずつ配置)、園庭のカメラ映像は子どものケガなどの原因が即座に判明するため、予防に大いなる効果を発揮しています。数多くの画面を録画しているため、ほとんど死角がありません。また、園長や主任のリモートでの見守りに寄与しています。 ・園の敷地外の4台のカメラは、園周辺の動きを録画しており、時には警察の捜査の役に立っています。よって、地域の安心・安全にも一役買っているようです。 3.保護者に寄り添う園運営 ・園は、土曜保育などを積極的に受け入れ、開園時間を通常日と変わらず、7:00~20:00としており、園の保育姿勢の「保育園と家庭との連携を大切にし、伝え合い、話し合いながら、個人差を踏まえた発達を保障していく」を地で行き、保護者に寄り添う園運営で保育を進めています。 ◇さらなる努力が期待される点 1.専門性を生かした地域子育て支援事業の実施に期待します ・近隣の保育園や小学校との交流のほか、地域のお祭りに参加したり、商店街に買い物に行ったり、防災訓練には煙の中の体験での疑似体験を試みたりして地域との親睦や園に対する理解を深めています。 ・保育園のしおりに「交流保育」「育児講座」「クラス交流(給食を食べよう)」「高齢者施設訪問」など子育て支援を記載していますが、新型コロナウィルス感染症防止のため、地域の子育て支援の実施が難しい面がありました。 今後は、専門性を生かして、子育て支援を全体的な計画や事業計画にも盛り込んで、定期的に実施できるような取り組みに期待します。 |
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第三者評価を受審しあらためて園の保育を見直し、このまま継続していきたいこと、改善しなければいけないことが明確になりました。また法人として、まだ努力していかなければいけない点なども、再確認する良い機会となりました。子どもの主体性を大切にした、安心して自分を表現できる「のびのびとした保育」子どもの気持ちに寄り添った「待つ保育」を実践していくために、全職員が協力、連携してより良い環境作りに努めていきたいと思います。 今回ご指導いただいたマニュアルの見直しについては、本部とも連携しながら園内研修に取り入れるなどして、園全体で取り組んでいきたいと思います。 また、園の運営について保護者の皆様が理解してくださり、協力していただいていることを実感し、今後も信頼関係を深めながら、子どもたち一人一人の成長を共に見守っていきたいという思いを強くしました。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園の保育理念は、【保育指針を遵守しながら、入所児の最善の利益を最優先事項として、子ども達の健やかな育ちを支援する】【一人ひとりが大切にされる】【将来に向けて現在を最もよく過ごす】【より良い環境の中で育てられる】とし、園目標を、【保育園が好き】【挨拶をしよう】【何でもやってみよう】として、園はこれを打ち出し、保育園運営を行っています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園長は、横浜市福祉協議会の研修などで、地域などの世情の動きを把握しています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・運営法人の経営理念・コンプライアンス・服務規定は入職時に職員全員に配付されています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・運営法人には、2021年から2030年にかけての長期計画があり、園の理念・基本方針の実現に向けて、特に関東圏における保育園運営についての考え方を明記しています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・2023年度の保土ヶ谷保育園の事業計画には、「保育方針」「養護・教育」「安全管理」「職員の質の向上」「子どもの人権」など、具体的な課題を打ち出しています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:a】 ・月一回の会議では、園長より計画の進捗状況の説明があります。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育目標や保育内容等、「事業計画」を要約したものは、「重要事項説明書」、「運営規程」に記載されています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・年間指導計画、月庵、週案などでは、PDCAサイクルにより振り返り、見直し作業を繰り返しています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 ・月間指導計画は、「狙い」に対して、取り組み状況と振り返りを行い、改善課題を明確にし、次月に繋げています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・「保育士業務マニュアル」には、園長業務、主任業務、クラス担任・担当業務の内容が明記されており、年度初めの職員会議で園長は説明し、職員に周知しています。マニュアルには職員の役割を明確にし、園長不在時の代行に関しても明示してあります。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、横浜市子ども青少年局の施設長会議、保土ヶ谷区の施設長会議に出席し、色々な情報を得ながら保育分野の現状と取り組みについて意見交換を行い、保育事業を行う上での必須の情報を収集しています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は日々、各年齢クラスに入って一緒に保育を行いながら、園児の様子や保育士の働きかけを見たり、日誌や指導計画などの書類から、問題・課題をチェックし、保育の質の向上に向けて、アドバイスをしています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人本部から送られてくる運営方針や、目標については、職員にも配布し、情報を共有しています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園には入職年数に応じた「年間研修計画」があり、また、設置法人の作成した「保育士自己評価表」があり、これが法人の「期待される保育職員像」となっています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の「期待される職員像」については、園独自の「保育士自己評価表」や入職年数別・職責別「年間研修計画」からも類推できますが、法人の「就業規則内にも明記してあり、全職員は周知しています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・「働きやすい職場づくり」に関しては、園長は、職員一人一人の希望を聞きながらシフトなどを作成し、また、有給休暇の取り方や連休の取り方など、本にの希望を聞き、他の職員との公平を損なわないように配慮しながら進めています。全ての有給休暇、時間外労働は勤怠管理システムできちんと管理されています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では「期待する職員像」を園独自の「保育士自己評価表」や就業規則の中で明確化し、全職員も周知しています。中堅保育士、リーダー保育士、主任保育士としての、期待される役割と目報を明確にしています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では「期待する職員像」を園独自の「保育士自己評価表」や就業規則の中で明確化し、全職員も周知しています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では職員一人一人の知識、技術水準、専門資格の取得状況等を把握しており、園長は職員の「キャリアアップ目標」を見ながら、個人面談に臨んでいます。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:a】 ・実習生受け入れマニュアルがあり、園の実習生受け入れに対する姿勢を明確に打ち出しています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園のホームページでは、園の理念、保育方針、保育目標などを公開し、園の運営内容について報告を行っています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・全職員は入職時に新人研修を受講し、就業規則や保育所運営に関するマニュアル類を学んでいます。業務マニュアルには、園長、主任、クラス担任など、担当業務の内容が明記されており、年度初めの職員会議で園長は説明し、職員に周知しています。マニュアルには職員の役割を明確にし、園長不在時の代行に関しても明示してあります。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画に「地域の実態に対応した保育事業と行事への参加」に「幼保小の活動による年長交流会」や「小学校訪問」を明記しています。また、3歳、4歳、5歳児の月間計画には「地域との関わり」欄があり、年齢に応じて「地域の方に挨拶をする」、「地域の者や店に興味を持つ」などの計画を作成しています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・ボランティア受け入れマニュアルを作成し、受け入れの手順、配慮など留意事項が記載され、ボランティアを受け入れる体制は構築していますが、今までにボランティア受け入れを行ったことがありません。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保土ヶ谷区福祉保健センターや横浜市子ども青少年局、横浜市西部療育センター、消防署、警察など関係機関・団体等の連絡先や職員連絡網を作成し、事務室に掲示をしてすぐに対応ができるようにしています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、保土ヶ谷区園長会や、公私保育園園長会、横浜市私立園長会、幼保小園長校長会に参加し、他園の園長とともに地域の様子を共有し、区内の保育園の外国籍の方が多いためコミュニケーションや習慣の違い等の対応や育児休暇が長くなったことによる0歳児の定員割れなどの課題を把握しています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・地域の子育て家庭に、園庭を開放し一時保育や育児相談、めだか文庫(絵本の貸し出し)を開催しています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画に「子どもの人権を尊重した保育の実施」について明示しており、「保育理念に対する基本方針」として、「子どもたちの意向が最大限尊重されるよう子どもたちのプライド、パーソナリティ、プライバシーを大切に」と謳っています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「保育士業務マニュアル」には、プライバシーの尊重と保護や人権に配慮した保育を、生活の場面ごとに明記し、職員はプライバシー保護について理解を深めています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園のホームホームページには保育の理念や園目標、保育姿勢や地図を記載して保育内容やお便りなど子どもの様子などをわかりやすく紹介しています。「保育園のご案内」には、保育目標や保育時間、地図や「保育園ってこんなところ」には、活動内容や地域支援内容を記載しています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園時の個別面談で、担当者が「重要事項説明書」に沿って園生活で必要な内容などについて、ていねいに説明を行い、保護者に同意した旨の署名をもらっています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・子どもが転園する際などについては、区のほうから連絡があるため今まで転園先への情報提供の必要なケースがなく、情報提供を行ったことがなく、転園先への引き継ぎ書や準備などの手順を明記したマニュアル等は作成しておりません |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・クラス懇談会や登校園時の保護者とのやりとりや、日常保育での「もう一度やりたい」などの子どもの様子などから、子どもの満足度を把握しています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・苦情解決責任者を園長、苦情受付担当者を主任とし、第三者委員を2名設置しています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保護者に対して、入園説明会や、クラス懇談会で「重要事項説明書」や栞を配付し、園長や主任、第三者委員、社会福祉法人尚徳福祉会のホームページなどに、意見や要望などを気軽に相談できることを伝えています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:b】 ・全園児に連絡帳があり、0歳、1歳、2歳児は毎日、保護者から家庭での子どもの状況のほか、相談などを記載できるようにしており、3歳児以上は、必要に応じて連絡帳を活用しています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・リスク管理責任者は、園長が務め、「安全管理・事故防止対応マニュアル」に基づき、リスク管理に取り組んでいます。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・感染症対策責任者は看護師で、感染症に関わる研修などは看護師が行っています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・災害時の対応体制は、「継続的計画」を作成し、地震や火事、水害などを想定した避難訓練や通報訓練などを毎月実施しています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・「保育士業務マニュアル」には、各年齢ごとに保育における標準的な実施方法について明記されています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:c】 ・「保育士業務マニュアル」には、年間指導計画、月間指導計画、保育日誌・週案等の保育の評価をする時期等が明記されており、自己評価や振り返りを実施しています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
【第三者評価結果:a】 ・指導計画作成の責任者は園長です。入園時には、事前に保護者に記入してもらった家庭調査票や児童票、健康チェックなどを提出してもらい、個別面談では担任が「入園時面談票」に沿って、食事、排泄等などの日常生活の状況や、保育時間、慣らし保育の予定、園への希望等、子ども一人ひとりの様子や家庭の状況を把握しています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・指導計画の作成及び見直しを行う時期や手順は、年間指導計画、月間指導計画のそれぞれで設定されており、毎月のクラス会議や職員会議で、園長や主任などと意見交換を行い、連絡票などから把握した保護者の意向を反映させながら、計画作成を行っています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・児童票ファイルに、子ども一人ひとりの発達状況や生活状況などを記載した家庭調査票や、児童票、健康台帳(健康チェック)、入所時面談票などを綴じて、職員間で共有しています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・「個人情報保護規程」や、「保育士業務マニュアル」等を整備し、持ち出し禁止書類、写真や記録物などの保管方法、廃棄などについて明記されています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・「全体的な計画」は、尚徳福祉会の「保育理念に対する基本方針」等に基づき、「保育理念」に「保育指針を遵守しながら入所時の最善の利益を最優先事項として子どもたちの健やかな育ちを支援する」のほか、「一人一人が大切にされる」「将来に向けて現在をもっともよく過ごす」「より良い環境の中で育てられる」とわかりやすく記載し、「養護」「教育」に区分して作成しています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育室は、窓が大きく採光が良く、明るく、園の内外とも清潔に保たれています。施設内に温度計と湿度計、二酸化炭素測定器が設置されており、窓を開けて空気を入れたり、サーキュテーターをつけたりするなど快適な環境に努めています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの発達過程と家庭環境は、入園時に個人面談を行い把握しています。その後は、日ごろの会話や面談、連絡帳のやり取りから情報を得て、子ども一人ひとりの個人差を尊重した保育を行っています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・生活に必要な基本的な生活習慣の習得については、一人ひとりの子どもに十分にかかわりながら、「やってみたい」と思えるような環境を整え、自分でやろうとする気持ちを大切にしています。また、やりたくないをいう気持ちも受け止めるように配慮しています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育室内は、棚を活用してコーナーをつくり、おもちゃは、種類ごとに箱に入れ、取り出しやすいように低い棚に収納して、子どもが遊びたいおもちゃを選んで遊んでいます。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・0歳児の保育では、「身近な大人の関わりを心地よく感じ、安定感をもって過ごす」を目標とし、保育士が子どもの表情や子どもの声を受け止め、大きな声は出さずに優しく話しかけながら、一人ひとりの子どもとかかわっています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・1,2歳児の保育にあたっては、子どもが自分でやろうとする気持ちを認め、子どもの意思を尊重した対応を心がけています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・3歳児の保育に関しては、「自分でやりたい」という気持ちを大事にして、やり遂げる喜びや自信が持ているような保育を行っています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・玄関や保育室はバリアフリーであり、障害児用トイレやエレベーターを設置しています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・長時間の保育については、3~5歳児は17時30分まではクラスごとに、0歳、1歳児と2歳児は18時30分までクラスごとに過ごし、その後は1階の保育室で0~5歳児で合同保育を行っています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・小学校との連携や円滑な接続ができるよう、「全体的な計画」や「指導計画」を用いて、子どもが小学校に期待できることを目標として、昼寝時間を短くしたり、文字に関心が持てるように工夫しています。5歳児の午睡は、寝たい子は眠れるように環境を整えています。「幼児期の終わりまでに育って欲しい10の姿」につなげるように、ひらがな表を掲示し、文字に関心が持てるようにしたり工夫しています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの健康管理のためにマニュアルやガイドラインに沿って、児童票から一人一人の健康状況を把握しています。保護者は入園時に「健康記録表」を園に提出し、その後、予防接種などを受けた後は「予防接種連絡カード」を提出、台帳に記入し、既往症などの確認、追記をし、園に報告しています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保護者には年間行事計画を配付し、園嘱託医により、健康診断を年2回、歯科健診を年2回実施することを伝えています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・食物アレルギーのある子については、「アレルギー対応ガイドライン」に従い、医師よりの「保育所におけるアレルギー疾患管理指導表」を提出してもらい、除去食対応をしています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもたちは、園庭のプランターにてサツマイモ、キュウリ、ピーマン、ごーや、オクラなどを栽培し、収穫してクッキング保育に使用しています。子ども達は自分で栽培し、収穫した野菜を調理して食べますが、野菜のにおいや手触りなどを実体験します。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・献立や調理方法は子ども達の発達状況に合わせ、大きさ、形状なども考慮して進めています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・年2回の懇談会や個人面談で、保育の意図、内容について説明し理解を得ている。また子どもたちの園での様子を伝えて、成長を共有している。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長と保育士は、子どもの送迎時の声かけや連絡帳を通して保護者と親和的雰囲気を作り、信頼関係を築いています。毎日お迎えの際には、その日のエピソードを話し、園での様子が分かりやすく伝わるよう工夫しています。申し出があればいつでも相談室で面談をするようにし、その際は保護者の同意を得て、園長が同席するようにしています。また、子どもや保護者の様子で気になることがあったら、園長からも声をかけをし、必要なら面談をするようにしています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「子どもの健やかな成長を願って」を「保育園のしおり」の冒頭に掲載し、園が子どもの健やかな成長を心から願って、支援する保育園を運営していることを表明しています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育日誌の乳児版には「反省・考察・」、幼児版には「評価・反省」の記入欄を設けてあり、保育実践における自己評価も含めてクラス担当職員が記入しています。 |