【第三者評価結果：a】

法人の3つの基本方針に沿って、園長が考えた園独自の理念「子どもたちの笑顔が“そらいろ”のように晴れやかでいられる保育園」とともに、5つの方針、6つの目標を定め、園の玄関や事務室に掲示しています。職員は、園目標を自身で理解、保育に反映できるように入社時の研修や、入職後の園内研修では理念、方針について自分の意見を述べるなどして、理解を深めています。さらに、職員休憩室にも掲示することで、共通認識を築いています。保護者には入園時に配布する重要事項説明等で理念、保育方針、保育目標を説明して理解を得られるように配慮しています。

【第三者評価結果：a】

社会福祉事業全体の動向や近隣園の利用率の動向は、法人が情報収集、分析を行っています。国の施策情報、地域の各種福祉計画などは、瀬谷区から園に情報提供があり、法人代表と園長とで分析を行っています。今後、瀬谷区では小規模保育園を増やさず、3歳児受入れの園の増設が課題となっています。園は、乳児保育に特化した園として選ばれる園となるように、園の保育の質の向上、保育プログラムの充実に力を入れています。

【第三者評価結果：b】

経営環境、保育内容、組織構造、施設設備、職員配置、人材育成ならびに財務状況の現状分析、および具体的課題・問題点の明確化については、法人代表が園長の意見を踏まえて実施しています。加えて、法人は年2回、職員との面談を行い、現場における状況や課題の共有を図っています。経営上の主要課題としては、開園4年目を迎え、地域支援活動の展開方法を重視しています。当園が有する乳児保育特化型という特色を最大限活用し、職員研修および保育プログラムの充実を通じて、地域社会への認知度向上を図る方針です。

【第三者評価結果：c】

法人の基本理念である「こどもの最善の利益の追求」を基盤として、園は児童の発達段階に応じた保育サービスの提供、安全かつ安心な施設環境の整備、並びに保護者への就労支援を体系的に実施しています。さらに、日常的な教育計画の策定や職員間の情報共有、園長による内部研修を通じて人材育成にも注力しています。開園後4年間の運営を経て、園としての方向性が明確化しつつある現在、中長期計画の策定が期待されます。

【第三者評価結果：b】

法人ビジョンと園理念を基に、年間の予定表やクラスごとの年間計画（保育、食育、保健）で、年度の方針として取り組む内容を明記しています。クラスごとの指導計画での振り返りでは、具体的な計画として実施成果や評価を行い、課題がある場合はその都度具体的に改善し、会議録などに記録しています。しかし、中長期計画が明確でないために、園が課題とすることに対しての解決にむけた単年度の計画は作成していません。その年の方向性を園全体で共有できるように、単年度の計画の作成が望まれます。

【第三者評価結果：b】

園では、児童の在園期間が比較的短いことから、事業計画を策定していません。職員と、園長で人材育成、園行事、保護者対応、地域貢献などの課題に対する話し合いをしています。個々のケースに応じて評価、反省をして、柔軟に対応しています。現在、開園から4年が経過した現状を鑑みると、中長期計画との整合性を図りつつ、前年度の計画および課題への対応状況を評価し、その結果を踏まえたうえでの事業計画を策定することが可能の状況です。今後は単年度計画と事業計画を作成することで、各取組について具体的な数値目標や内容を明確化し、これらの計画を作成する事を期待します。

【第三者評価結果：a】

事業計画の内容に沿った、保育活動についての取組は、園の方針を園だより、食育だより、ほけんだよりなどで保護者にわかりやすく説明しています。また、連絡帳を通じて保育への取組に理解を得られるように配慮しています。年度初めには、年間の行事計画を配布して保護者参加行事への参加を促し、集団の中での子どもの育ちを見てもらうようにしています。玄関には運営委員会の報告書、園の自己評価をファイルし自由に閲覧できるようにしています。重要事項説明書には、具体的な園の保育への取組を記載し、周知、説明の工夫をしています。

【第三者評価結果：a】

日々の保育実践や行事、園内研修などにおいてPDCAサイクルにもとづく保育の質の向上に関する取組を実施しています。職員は4月に目標を設定し、年2回の園長面談を通じて、自己評価を行っています。園長はこの自己評価結果をまとめ、園の自己評価として、園の振り返りをしています。クラスごとでカリキュラムについて話し合い、今年度より、職員ミーティングを定期的に設けました。今後は週1回のミーティングにつなげたいと、実現に向けた取組を検討しています。第三者評価を今回初めて受審し、見出した課題や良い点を保育の質の向上に結び付けたいと考えています。

【第三者評価結果：a】

各クラスでの振り返りの打合せで保育に関する課題を把握しています。職員一人ひとりの自己評価をまとめた園としての自己評価で、課題抽出をして、次年度の方向性を決めています。書面での運営委員会で把握した課題は、職員間のミーティングなどで周知しています。園内研修では、保育実践、衛生管理など具体的な学習課題を設定して専門性の向上に取り組んでいます。 保護者の意見要望を把握して改善したことや、園の取組は、運営委員会で保護者に直接回答しています。玄関にその内容を記録したファイルを置いて、保護者がいつでも見られるように配慮しています。

【第三者評価結果：a】

園長は、法人のビジョンに沿った園独自の「保育理念」「保育方針」「保育目標」を作成し、園内に掲示し、園運営、保育への取組などを明確にしています。年度初めの打合わせの時には、園のルールや社会人としてのルールなどを確認し直しています。園の方針や職員の在り方を周知して、同じ気持ちで保育に取り組めるように努めています。運営規程に責任者としての項目があります。自衛消防団図式を事務室に掲示し、有事の役割分担を明確にして職員に周知しています。事務全般は園長が担当し、利害関係者との適切な関係を保持しています。

【第三者評価結果：a】

園長は関係法令の遵守に努めており、就労規則に定めた賞罰基準等に基づき、利害関係者との適切な関係構築を維持しています。また、運営情報や関連法令の改正点などの共有は、本社から園長に速やかに知らせています。法人が制定する各種規程は職員へ配布し、必要時には容易に参照できる環境を整備しています。園長は区の管理職向け研修に出席し、職員には掲示、伝達ノート、ミーティングを通じて他園事例も活用しながら情報周知に努めています。さらに、財務管理についても園長によるチェック体制があります。

【第三者評価結果：a】

園長は園の現状把握には、子どもの様子や職員の動向、状況を知る事が大切だと考えています。小規模園の特性を生かし、園長自身が保育の現場をラウンドしたり、職員との面談やミーティングを定期的に実施したりする事で、園の課題を共有する機会としています。さらに、各指導計画の内容を確認することで、保育実践の状況を確認し、必要に応じて指導にあたっています。園長は、職員一人ひとりの状況、専門性に合わせた研修参加を推奨して、保育の質、専門性の向上につながるように配慮しています。園長は、今後も職員の専門性の向上と成長の支援をの継続を大切にしたいと考えています。

【第三者評価結果：a】

園長は職員の働きやすい環境作りのために、人材募集や計画的な人材育成を行い、職員間の人間関係の維持に取り組んでいます。園長は園の出納管理を担当し、定期的に法人と情報交換を行い、人事、労務、財務などの状況を把握して、円滑な園運営になるように努めています。また、職員には光熱費削減を推奨しており、園長自身も園内を巡回し継続的な運営改善に取り組んでいます。さらに、定期的な職員との面談を実施し、個々の目標設定の把握し、職員の業務意欲及び心身の健康状態などの把握にも努めています。

【第三者評価結果：a】

正社員、パート職員募集の法人の採用サイトでは、各園の募集職種・求める人材・給与・休暇・福利厚生・処遇などのサポート体制について詳しく掲載しています。法人の目指す方向や園の理念に共感できる人材の確保に努め、園からは随時必要な人材についての要望を伝えて、法人が窓口になり正社員の雇用をしています。法人の採用計画の概要は園と共有しています。園内の人材育成については、園長面談を通じて、必要とするスキル、個々のスキルに見合った研修への参加を実施しています。

【第三者評価結果：b】

採用時の代表との面談で、法人の理念や保育目標、基本方針、保育園の職員として期待していることを伝えています。そして1日保育士体験の結果、採用を決めています。法人の基準に基づき、人事と評価を行っています。今年度から、職員の自己評価に目標設定をして自身の方向性を明確にしています。園長との面談の際には、職員の希望を聞き取り、必要な研修を用意しています。今後は、組織的なキャリアパスの仕組みづくりが期待されます。

【第三者評価結果：a】

労務管理については、園長が統括責任者として職員の就業状況、時間外労働実績、有給休暇取得状況等を把握し、必要に応じて面談を実施したうえで、適切な助言及び指導を行っています。勤務体制に関しては、雇用契約時に職員の意向を十分に考慮し、合理的なシフトを作成しています。また、日常的なコミュニケーションを図り、定期的な園長面談を通じて就業意向を各員して働きやすい職場環境の整備に努めています。加えて、就業規則にはハラスメント防止規定を明記し、借上げ住宅補助や健康管理支援など、職員の生活環境及び心身の健康管理にも配慮し、ワーク・ライフ・バランスの推進に積極的に取り組んでいます。

【第三者評価結果：b】

園長は、法人の定める職員像に沿って、年2回の面接時に職員ごとに期待する役割の説明、個人目標の確認を行っています。そして、本人の目標設定に見合う研修を推奨しています。年度後半には、自身の目標達成の進捗状況を確認して、次年度の目標を確認し、必要なアドバイスをしています。外部研修は常勤、非常勤関わらずに年1回は参加できるようにして、一人ひとりの育成に向けた体制を確立しています。今後は、職員を組織的に育成する仕組みづくりが期待されます。

【第三者評価結果：a】

法人のホームページには、職員方針として職員の保育の質の向上に向けた取組を明記しています。職員は、今年度の目標を自己評価表に記入し、年度初めに園長に提出しています。園長は、面談を通して職員の目標を理解するとともに、その職員への期待を伝えています。年度後半の面談では目標の進捗状況を確認し、状況の共有とその時点での評価や目標達成のために必要なことを本人が気づけるようなアドバイスを伝えるようにしています。

【第三者評価結果：a】

園長は、職員一人ひとりの知識、技術、専門資格の取得状況を把握しており、全職員が必要な研修を受講できるように、外部研修予定表を作成しています。園は、正職員、非常勤職員の区別なく、経験年数や職能に応じたた行政や外部の研修への参加を推奨しています。また、新人職員にはチューター制度を設けて、業務指導だけでなく、精神的なサポートも大切にしています。さらに、園長が中心となり、非常勤職員も含めた内部研修では「午睡チェック・アレルギー対応・嘔吐処理・熱中症」などを実施しています。

【第三者評価結果：b】

園では、依頼に応じて実習生の受入れを積極的に行う方針です。実習の担当は、園長が行う予定です。保育の実習は、実習目標を明確にするだけでなく、園の方針や子どもや保護者に対する配慮事項を理解する必要があり、内容が多岐にわたります。今後はマニュアルを整備し、スムーズに実習生が受け入れられるよう体制を整えることが期待されます。

【第三者評価結果：a】

法人ホームページでは、3つの基本方針と年齢別保育の考え方、職員方針、運営実績として系列園情報も掲載しています。また、各園のホームページも設け、園の特徴と保育目標や1日の保育の流れをイラストで説明するとともに、写真を添付して園内の様子を伝えています。さらにSNSを活用して、募集情報、園の取組なども現役職員が動画で詳しく説明しています。第三者評価を受審した結果は、公開する予定です。今後は、地域支援などを含めた情報も提供できるように検討しています。

【第三者評価結果：a】

園の事務、経理、取引などのルール、職員の各職務の役割は、法人の定めた運営規程など、各種規定に記載しています。園の運営（事務・経理・取引）については、法人代表と園長が保育内容や運営状況を確認して、園長が主となり行っています。法人としては外部の社会保険労務士などによる外部監査を実施しています。監査などで指摘があった場合は、早急に取り組んで、公正かつ透明度の高い運営になるように改善に努めています。

【第三者評価結果：b】

園の運営規程には、「利用する子どもの属する家庭及び、地域との結びつきを重視した運営を行うとともに、支援を行う」という文言を記載しています。また、園の保育方針に「地域にみまもられ、一緒に育つ保育」を掲げています。子ども達は、散歩時には地域の方と挨拶を交わしています。近隣の方からは鬼ゆずや手作り玩具をもらうこともあり、交流を深めています。園玄関付近には、地域の情報冊子を配置して、誰もが手に取りやすいように工夫しています。園は、開園4年目を迎え、園内の体制が整ってきたので、園長が持つチャイルドマッサージの資格を生かしたベビーマッサージ教室や、育児相談などの地域支援を開始する計画です。

【第三者評価結果：c】

園では、中学生、高校生の職業体験やボランティアの受入れをすることを、横浜市を通して公表しています。園では、今後の地域との結びつきを考え、基本姿勢を明文化したボランティア受入れのマニュアルの作成をすることを課題としています。

【第三者評価結果：a】

関係機関および連絡先については、一覧化し事務室に掲示するとともに、緊急時の対応方法や確認事項も掲示し、迅速な連絡体制を確立しています。瀬谷区家庭支援センター、消防署、市役所、園医、近隣の保育園との2歳児交流等とは必要に応じて適切な連携を図っています。園長は瀬谷区園長会に出席し、子どもを取り巻く環境や健康問題に関する最新情報の把握に努めています。また、他園で発生した虐待事例や自園において虐待が疑われる案件が生じた際には、マニュアルに則り速やかに関係機関と連携し、適切な対応を実施しています。

【第三者評価結果：b】

園長は瀬谷区の園長会に参加し、横浜市からの情報配信などを通じて地域の状況を把握しています。園見学時の質問から子育て世代の要望を把握し、育児相談にも対応しています。また、2歳児交流を行う公立園との交流を通じて、子育て世代の動向も確認しています。今後は、民生委員や自治会など地域関連機関と連携を深め、ベビーマッサージや育児相談などの取組を開始できるように、地域の子育て支援の実施を計画しています。

【第三者評価結果：b】

小規模園としての特性および人的資源配置を考慮し、これまで園運営の安定性維持を最優先事項としてきました。そのため、現時点では地域連携や地域貢献活動の具体的展開には至っていません。しかし、開園4年目を迎え、職員体制や内部連携体制も次第に整備しつつあることから、今後は乳児保育に特化した子育て支援事業の拡充について、実行可能な範囲で計画・推進していく方針です。

【第三者評価結果：a】

法人の理念である「子どもの最善の利益を第一目的とし、最高水準の保育の質を追求し維持します」を基本とし、子どもを尊重した保育を推進しています。保育における基本姿勢については、入職時の研修や園内研修で理解を深め、保育の基本姿勢、子どもの尊重や基本的人権への配慮について周知しています。日常の保育においては、性差や、発達状況での「～だから」という固定観念にとらわれず、成長が目覚ましい乳児期の一人ひとりの発達や、特性を尊重した個別の対応を大切にしています。保護者には、入園説明において子どもを尊重した保育について説明し、保護者の理解を得るよう努めています。

【第三者評価結果：a】

法人として「個人情報保護規程」を策定し、個人情報保護マニュアルを整備しています。入園時には、保護者に対して個人情報保護の取組への理解を得られるように、SNSなどにおける掲載の自粛について周知し、同意を取得しています。個人の記録がわかる、登降園伝達表や連絡帳も他の保護者から見えない工夫をしています。子どもの羞恥心に十分配慮し、水遊びには日よけや目隠しを設置し、おむつ替えも他児の視線の遮断を含めた環境整備に努めています。また、更衣時には全裸とせず、上半身・下半身を順次着替える事を徹底し、幼児であっても一個人としての尊厳に十分配慮しています。

【第三者評価結果：a】

利用希望者に向けて、ホームページ、パンフレットで園の情報を提供しています。ホームページには、保育理念、園の特徴、保育目標、園の一日の流れなどを項目別に掲載しています。さらに、日頃の子どもの活動の様子の写真も 取り入れて園の様子をわかりやすく紹介しています。園見学は、週2・3回、2組程度とし希望者と相談のうえ日程を決め、1回15分程度実施しています。基本、見学は10：00～で、子どもの活動の様子が見られるように配慮しています。見学時はパンフレットを渡して、園長が保育室の中の様子を案内しながら 質問にも丁寧に対応しています。

【第三者評価結果：a】

　入園予定保護者に対しては、入園説明会および個別面談を実施し、重要事項説明書や運営規程に基づき、保育所の日常生活や運営方針について詳細に説明しています。個別面談時には、提出書類の内容を確認し、必要に応じて入所面談記録へ情報を追記しています。児童の入園に際しては、保護者の不安や懸念の軽減を図り、特に配慮を要する保護者には、所要の情報を分かりやすく説明し、園長が的確に対応できるよう体制を整えています。なお、入園後に重要事項等に変更が生じた場合には、速やかに関連資料を配布し、保護者との信頼関係および安心感の維持に努めています。

【第三者評価結果：b】

重要事項説明書には卒園後の受入れ連携施設として、幼稚園を明記しています。連携園への進級については、子どもへの持続的な支援ができるように配慮しています。他園への転園については個人情報も踏まえて特に行っていませんが、転園先から依頼があった場合は、対応できる体制があります。必要に応じて行政との連携も取っています。保護者には、卒園時にいつでも顔を見せに来たり、相談ができたりすることを口頭で伝えています。園を離れても支援が継続していることで、保護者が安心できています。今後は、この取組を文書化することが期待されます。

【第三者評価結果：a】

保護者の意向および満足度については、個別面談や保育参観、年2回実施する保護者交流会でのアンケート調査、 また運営委員会、日常的なコミュニケーションを通じて把握しています。また、そこで得た情報は園長がまとめ、法人や運営委員と検討して、運営方針に反映しています。これらのフィードバックは、伝達ノートや、ミーティングで職員に周知しています。園は、遊んでいるときの子どもの笑顔や、行動から子どもの興味の先を把握して、保育活動に反映しています。職員は子どもに「どうしたいのか」などの質問を投げかけ、子どもが自分の気持ちを発言しやすい対話環境を整え、子どもが園生活に満足できるように取り組んでいます。

【第三者評価結果：a】

「株式会社センター苦情解決規定」に基づき、相談・苦情受付担当者1名、相談・苦情解決責任者である園長、並びに第三者委員2名で構成した体制を整備しています。苦情解決の仕組みは重要事項説明書へ記載するとともに、施設玄関に掲示しています。また、意見箱を設置し、保護者が意見を伝えやすい環境に配慮しています。受理した苦情は、規定に則り厳格に管理し、必要に応じて職員間で情報共有のうえ、課題解決に向けた話し合いをしています。さらに、苦情内容および対応結果については、申出人への報告に加え、個人の特定に十分配慮したうえで、園だよりや運営委員会にて公表しています。

【第三者評価結果：a】

保護者からの相談・苦情について、面接・電話・文章などの方法で受け付けています。相談窓口としての園の連絡先、第三者委員の電話番号も重要事項説明書に記載して、玄関にも同じ内容を掲示しています。さらに、ご意見箱も設置しています。保護者から相談があった際には、その内容やプライバシーに配慮して、必要に応じて空いている保育室を使用して園長が対応しています。

【第三者評価結果：a】

小さなことでも気軽に相談してもらえるよう、保護者とは日頃からコミュニケーションをとり、信頼関係の構築に努めています。意見が寄せられた時には、玄関入り口の事務所に園長が常駐することで、すぐに対応できる環境も整えています。相談内容によっては、即答せず回答までの期限を提示して、保護者の信頼と、安心に配慮しています。年2回の保護者交流会のアンケートや、運営委員会でのアンケートから収集した意見・相談事項は、園長が集約して、職員間で共有したうえで計画的に園運営に反映できるように努めています。保護者への対応などのマニュアルは法人が定期的に見直しをしています。

【第三者評価結果：a】

園長は、園運営全般のリスクマネジメントを担当し、危機発生時の指揮権順位や非常時の役割分担を文書化して職員に周知しています。リスク管理に関する園内研修を実施して、課題の検討や討議を行っています。園独自の、水遊びや散歩に関するマニュアルを作成し、事故防止および事故発生時の対応が迅速にできるよう職員間で情報共有を行っています。全職員は週に1回ヒヤリハットを提出し、安全意識の向上に努めています。園長は年度末に報告事例をとりまとめ、園全体で共有したうえで反省点や予防策について協議しています。また、安全管理チェック表による定期点検も実施し、園内の安全確保に取り組んでいます。AEDや心肺蘇生法などに関する研修も園内で行っています。

【第三者評価結果：a】

厚生労働省発行の「保育所における感染症ガイドライン」に則り対応を行っています。嘔吐処理については、手順を示したマニュアルカードを掲示し、汚物処理バケツも確実な対応ができるように配慮しています。感染症への対応は、園長や対応研修を受講した職員が中心となり、園内で研修を実施しています。感染症が発生した場合、玄関への掲示と連絡帳アプリを活用し、保護者へ情報提供を行っています。年間保健計画を作成し、児童および職員の健康管理に取り組んでいます。また、保護者には「ほけんだより」を通じて児童の感染症、健康、発達などの情報を提供しています。

【第三者評価結果：a】

様々な災害を想定して、毎月避難訓練を実施しています。風水害、地震、火災のマニュアルを整備しています。園の立地条件に特に危険性はありませんが、保護者の協力で年1度引き取り訓練を行っています。緊急時はアプリを使い園からの情報を提供しています。災害時は、園児、職員3日分の備蓄があり、災害時給食対応マニュアルに沿って対応しています。備蓄品の管理は園長が行い、期限、種類、数の管理をしています。

【第三者評価結果：a】

会社独自の運営方針を整備しています。園では、保育理念や保育方針・保育目標を独自に作成しています。園独自のマニュアルとは、明示していませんが、園のルールとして保育園の運営規程に文書化しています。職員一人ひとりが子どもの成長を理解、受容し、個別の保育計画を策定することで、保育の実践が画一的なものにならないようにしています。

【第三者評価結果：a】

全体的な計画、年間、月、週、日誌の指導計画や行事など、月末や各期ごとに職員間で振り返り、活動内容が理念や目標に沿って展開しているか、職員会議で共有しています。保護者の意見は運営委員会、個人面談、行事のあとのアンケートなどで把握しています。職員の意見や提案は会議から把握し、必要に応じて見直しをしています。園は標準的な保育を、保育実践に反映しているか確認する体制、時間をさらに整えていきたいと考えています。

【第三者評価結果：a】

各指導計画は必ず園長が確認をしています。入園前のアセスメントは、保護者から丁寧に聞き取りを行い、適切に作成しています。入園後のアセスメントは、子どもの発達に応じて心身の状態や家庭環境などを把握し個別の指導計画に記録しています。保護者の意向に応じて、計画を作成しています。個別指導は常に確認し、振り返りや見直しをしています。支援困難なケースでは、子どもにとって最も必要な保育を行うために、関係機関と情報交換を密にし、全職員にも情報を共有し、継続した支援を行っています。

【第三者評価結果：a】

毎月の指導計画や週案は振り返りを行っています。年間指導計画に関しては、3ヶ月ごとと、年度の終わりに見直しを行っています。小規模の保育園である特性を生かして、子ども一人ひとりの個別指導計画を重視しています。個別指導計画は毎月担任が振り返りを行い、子どもの成長を見据えて、次月の個別指導計画を作成しています。

【第三者評価結果：b】

子どもの発達状況や生活状況などは、個別の指導計画に文書として残しています。必要な時にいつでも確認することができます。記録内容や書き方について差異がないよう園長が指導しています。情報の分別や必要な情報を的確に職員が共有できるよう職員会議、クラス会議や給食会議など行っています。ただ子どもに関する情報を迅速に共有することを心がけてはいますが、細かな伝達事項などが徹底していないこともあるので、週１回のミーティングで共有を始めたところです。

【第三者評価結果：a】

個人情報保護管理者を園長とし、個人情報の保護に関する規程、及びその他の関連法令を職員全員が遵守しています。個人情報の利用目的、利用の制限、取得に関する規則、データの管理、開示内容、利用停止、及び職員の責務などコンプライアンスに対する理解を深めています。個人情報の取り扱いについて、入園時に保護者に必ず説明をし、同意書を得ています。また必要に応じて変更する際には、その都度説明を行います。個人情報に関する書類等も鍵のついている事務所の棚に保管、管理しています。

【第三者評価結果：a】

全体的な計画は児童福祉法、保育所保育指針の趣旨をとらえ、設置法人の企業理念、保育理念、方針、保育目標に基づき作成しています。子どもの発達過程を踏まえて保育内容を組織的、計画的に構成し子どもの発達過程、子どもと家庭の状況や保育時間、地域の実態などを考慮し、子どもの育ちを長期的な見通しをもって作成しています。全体的な計画作成時には、子どもたちとの状況を日々把握している職員の意見を聞き反映していますが、園としては年度末だけではなく、定期的に評価をして振り返る回数をもっと多くしていきたいと思っています。

【第三者評価結果：a】

子どもに適した保育環境を提供できるように、職員間で話し合いながら配慮しています。当日の気候により、適時温湿度計を確認し、エアコンを活用するなどして温度、湿度、換気、調光を調整しています。感染症対策にも配慮し、空気清浄機で空間除菌や換気を行っています。清掃や消毒を毎日実施し、衛生面に気を配っています。保育室には、自分で遊びを選べるコーナーに玩具を設定し、手作り玩具など温かみある玩具を配置しています。トイレや手洗い場は清掃が行き届いています。年齢に合わせたトイレトレーニングができるよう保育室の隣に配置し、視線を遮る環境でプライバシーにも配慮しています。0、1歳児室には、可動式のパーテーションがあり、部屋の壁がないので、活動や天候によって保育室をレイアウトすることができます。

【第三者評価結果：a】

日々の登降園の際に保護者と積極的にコミュニケーションを図り、家庭環境などから子ども一人ひとりの状況を十分把握しています。個人面談を通じて家庭の育児方針も尊重し、個人差を踏まえたうえで、子どもの生活を家庭との連続性を意識しながら保育しています。毎日の昼ミ－ティングでは、一人ひとりの発達状況や家庭への支援について話し合い、計画へ反映しています。職員間で、子どもへの言葉がけについて、急かす言葉ではなく、次の行動が楽しくなるような言葉がけをしています。集団生活の中で、常に個を意識し子ども一人ひとりに目を向け、ストレスに感じないよう、職員が常にゆったりとした気持ちで子どもの気持ちに向き合うよう努めています。

【第三者評価結果：a】

基本的生活習慣の習得では、家庭からの情報を丁寧に聞き取り、一人ひとりの発達状況や興味関心に合わせて食事やトイレトレーニングを進めていけるようにしています。身の回りのことや基本的生活習慣が身に付くよう、無理にさせるのではなく子どもの気持ちを尊重しながら、子どものやりたい意欲を大切にし、自分でできた時の達成感や喜びを得られる援助につながる声かけをしています。職員間でも、急かすような言葉ではなく、個々の子どもに合わせた言葉がけを行うことで、子どものやる気につながるよう配慮しています。

【第三者評価結果：a】

保育室内には子どもが自由に取り出したり、片付けられるように玩具、絵本類などを準備しています。園外活動の機会が多く、豊かな自然に触れる体験を通じて社会的なルールを学ぶ機会があります。子どもが主体的、自発的に遊べるように興味関心や発達に合わせた玩具や、季節に合わせた環境を整えています。リズム遊び、かけっこ、鬼ごっこなどルールのある遊びを通じて体を動かしています。園庭がない代わりに散歩にでかけ、暑い日にはテラスで水遊びを行っています。また2歳児は年に数回近隣の保育園と2歳児交流を行い、卒園してからも新しい保育園に慣れるようにしています。

【第三者評価結果：a】

乳児保育において子ども一人ひとりとじっくり関われるよう、職員配置をしています。一人ひとりの生活パターンや体調を把握し個別に対応しています。活動や食事もこどものペースを尊重しています。発達に応じて、はう、すわる、歩くなどの運動機能の発達を促せる環境を作っています。離乳食も保護者が食材チェックを行い、未食のものは提供しないように徹底しています。保護者とのやりとりは、連絡帳、送迎時の会話、個人面談で実施しています。子ども一人ひとりの発達に応じての遊びの環境をもっと充実したいと職員間で話し合いを重ねています。

【第三者評価結果：a】

1歳児以上3歳児未満児保育では、肯定的なことばでのやり取りを大事にしています。職員は、子どもそれぞれが認められているという思いを感じ、意欲的に活動に取り組めるように声をかけています。子どもが安心して遊びを中心に自発的な活動ができるように職員が関わっています。玩具の配置や種類を子どもの様子によって変えたりコーナー遊びをしたみたり日々見直しをしています。子どもの自我の育ちを受け止め、個々に対応しています。子どもとの関わりには、子どもの気持ちを代弁したり、声かけしたり、一緒に楽しく活動できるようにしています。保護者とは、送迎時での会話、連絡帳、個人面談で家庭と連携をとっています。

【第三者評価結果：非該当】

0～2歳児施設のため、非該当です。

【第三者評価結果：a】

保育園の重要事項説明書には障害児保育について、「介護対応が不要で集団保育が可能な園児を、第三者専門家のサポートを得る形で保育します。」「健康面や発達面の確認のため、入所前に事前保育を実施します。」「必要に応じて保育従事者を増員します。」と記載しています。園では障害の有無に関わらず、一人ひとりの子どもの育ちを把握し得意な面を生かせるよう配慮しています。障害があると認められた子どもには、個別の支援計画を作成しクラスの指導計画と関連づけて職員間で共通理解し、受容、対応する体制を整えています。

【第三者評価結果：a】

保育計画の中に長時間にわたる保育について、子どもへの配慮事項を明記しています。保育時間の長い子どもの引継ぎでは、職員間での口頭伝達や登園伝達表を用いて保護者へ伝達漏れのないようにしています。延長保育では、子どもの状況に合わせて、担当職員が安全面に配慮しながら臨機応変に活動内容を工夫しています。早朝、夕方は、長い時間を心地よく過ごせるよう、環境の見直しを行い、日中の年齢の活動を考慮しながら、子どもの状況や興味関心、年齢、体力面に応じ、室内遊びだけではなく、様々な遊びができるよう戸外遊びも積極的に取り入れています。利用時間に応じて、牛乳の提供を行っており、年齢別に生活リズムに合わせて提供できるようにしています。延長保育に慣れない子どもへは、担当職員が事前に交流を図り、安心して過ごせるよう配慮しています。

【第三者評価結果：非該当】

5歳児がいないため、非該当です。

【第三者評価結果：a】

園では、保護者から入園時に健康状態、既往歴などを記入した児童票の提出を得ています。その内容は全職員で共有しています。職員は、毎日子どもの健康状態の把握に努め、保育日誌に記録しています。年齢ごとの「年間保健計画」を作成しており、手洗い指導、咳エチケットなど、園児の健康増進、感染症予防の取組を行っています。毎月の「保健だより」にて季節に合わせた保健内容や感染症内容、予防についてのワンポイントアドバイスを行い、保護者へも保健に関する意識づけを行っています。午睡時にSIDSチェック表を用いて0歳児5分毎、1、2歳児10分毎に触診し安全確認を行っています。乳児突然死症候群情報を掲示したり、乳児クラスの保護者へ注意喚起しています。重要事項説明書において健康管理に関することを記載しています。

【第三者評価結果：a】

年2回の健康診断、歯科健診を実施し、児童健診健康記録にて記録し保護者へは、結果に基づき個人用の健診表に記録し報告しています。健診内容は、必要に応じて受診につなげるようにしています。毎月の身長、体重測定の結果も保護者と共有し職員間でも子どもの健康、健診内容を把握しています。日々の保育の中で、手洗いなど自ら気をつけるよう丁寧に指導しています。毎月発行している「ほけんだより」では、季節に合わせた感染症の情報や、行政からの流行情報を伝え保護者にも子どもの健康に関心につなげられるようにしています。

【第三者評価結果：a】

アレルギー疾患のある子どもに対して、「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」をもとに、子どもの状況に応じた適切な対応を行っています。入園時に面談で状況を確認し、保護者は家の様子、食事等を記載した「児童票」を園に提出します。その後園長、栄養士、担任、保護者とで事前に確認し除去内容を把握します。毎月の献立表もアレルギー確認表として保護者がチェックし、その後栄養士、担任、園長で確認します。毎日の食事の提供も前日と当日の朝にチェックをしています。トレーや食器も色別をし分かりやすくしています。食事中も必ずアレルギー対応の青いエプロンを着用した職員が見守り、誤食防止に努めています。

【第三者評価結果：a】

食育年間計画を立て、保育に取り入れています。委託業者から食育用にキャベツや葉のついたニンジン・青いバナナなどが送られ食への興味関心へつなげています。園で食べる様子や家庭での食べる様子を家庭と伝え合っています。個々に合わせた対応を行い、声かけなど工夫し無理強いすることなく、興味が沸くように配慮しています。家庭と連絡を取り合い、子どもの発達や個々の咀嚼に合わせて次段階へ移行しています。自分で食べようとする意欲を育むことを大切にしているため、手づかみ食べに重点を置き、野菜をスティック状にし食べやすいようにカットしています。2歳児は毎月食育活動を行い、ドキュメンテーションを掲示しています。

【第三者評価結果：a】

離乳食に関しては家庭と連携をとり、子どもの成長に合わせたペースで進められるよう、栄養士と話し合っています。一人ひとりの「食材チェック表」を用いて、先ずは家庭で食べてから園でも提供するようにしています。食材は法人契約の業者から毎日搬入しています。保育園の献立は、委託業者の栄養士が作成しています。旬の食材や郷土料理なども取り入れています。毎月１回の給食会議では子ども、クラスの食事の様子を伝え合い全職員に共有できるようにしています。また、子どもの喫食状況などはまとめて委託業者に報告をし、要望も伝えています。大量調理施設衛生マニュアルに基づいて調理を行い安心安全な給食を提供しています。

【第三者評価結果：a】

0、1、2歳児クラスでは、個人別の連絡ノートで家庭と園の様子を伝え合っています。園だよりには、各クラスの子ども達の様子を記載し、月の保育の意図を保護者に伝えています。保育内容は、保護者交流会で伝えるなどして保護者の理解を深めています。行事内容は、各年齢に合った活動を取り入れ、子どもの成長を保護者と喜び、共感できるように努めています。希望者には、個人面談を行い、内容は必ず記録しており、面談後も家庭支援や保育に生かしています。懇談会や個人面談の記録は、専用のファイルに入れ、職員で共有しています。日々の様子は、ドキュメンテーションにして掲示をするときもあります。

【第三者評価結果：a】

登降園の際には、職員から積極的に声をかけ、コミュニケーションを図っています。子どもの様子を伝えるだけでなく、保護者からの話を聴くことも大切にしています。登降園時に話しきれない時は、連絡ノートの活用や日を改めて話す機会を設けるなどして、保護者の不安、心配の軽減に努めています。家庭事情により、急な延長保育や要望に柔軟な対応ができるようにしています。通常の個人面談以外でも面談ができるように配慮しています。連絡ノートにて保護者の心配事など把握し、担任に限らず職員全員で子どものことを把握できるよう共有し保育に生かしています。

【第三者評価結果：a】

横浜市子ども虐待防止ハンドブックをもとに早期発見の大切さを理解しています。登園時に子どもの様子を観察したり、着替え時に皮膚の状態や身体状況をさりげなく観察をしたり、持ち物の確認、食事の様子などから子どもの心身の状態、家庭での養育の状況について把握を努めています。虐待の疑いがあった場合には、区へ連絡をいれ、家庭支援課・児童相談所と連携をとる体制になっています。見守りや、家庭支援が必要な場合には、保護者の心身の状態をみながら、声かけをしたり、ゆっくり話でできる機会を作ったりしています。

【第三者評価結果：b】

年間の指導計画をもとに各クラスの月・週・日の指導計画について職員間で話し合い、振り返りを行っています。子どもとの関わりや、保育の進め方においても振り返りを行っています。職員個々の自己評価は、年度の始まりに各自が目標を立て、自己の課題や見直しを把握することはできますが、各職員の自己評価の結果を改善や向上につなげる体制が十分ではありません。園では自己評価だけに終わらず、それをもとに振り返り、具体的な行動計画につながる話し合いの場を設け、保育の質の向上につなげていきたいとしています。