まんまんハウス
評価結果報告書
| 評価機関名 | ㈱第三者評価機構神奈川評価調査室 | ||
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| 評価対象事業所名 | まんまんハウス | ||
| 評価対象種別サービス | 共同生活援助 | ||
| 設立年月日 | 2021年06月01日 | ||
| 経営法人・設置主体(法人名等) | ていてい合同会社 | ||
| ③ 理念・基本方針 | すべての人が「その人のままで」、地域の中で安心して暮らし続けられる社会の実現を目指します。 支援とは、変えることではなく、寄り添い、尊重し、その人の持つ力をともに信じること。私たちは、日々の関わりの中で生まれる小さな気づきや変化を大切にし、暮らしの延⾧にある支援を、あたりまえの営みとして提供していきます。 | ||
| ④ 施設・事業所の特徴的な取組 | 私たちが最も大切にしているのは、利用者様が毎日を安定して、規則正しく過ごせる環境を整えることです。 安定した暮らしは、日中の仕事や活動に安心して打ち込むための土台となります。 そのため、私たちは服薬や金銭の管理、生活リズムの維持など、ご本人の力だけでは難しい部分を、専門職として一緒に確認し、支えています。 この管理こそが、利用者様一人ひとりが社会で力を発揮するための、最も確実で重要な支援であると考えています。 |
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| ⑤ 第三者評価の受審状況 |
開始:2025年08月01日 終了:2026年01月10日(評価結果確定日) 受審回数:0回(0年度) |
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| ⑥ 総評 ◆ 特長や今後期待される点 |
まんまんハウスは3階建ての2階と3階が居住スペースです。1階には食堂や共用空間があります。居室全室にテレビは設置され、予めチャンネル設定済みで入居後即視聴できるよう配されていることからも利用者へのホスピタリティが伝わります。まんまんハウスには法人内の他3箇所の利用者が毎朝・夕の食事を摂っていて賑わいが絶えず、また隣近所への挨拶も励行され、日常において野菜がもらえる良好な関係が築かれています 利用者の余暇活動はアクティブで、スポーツジムや買い物、写真撮影、サイクリングを楽しむ日々があります。事業所内の生活では、清潔保持に課題のある利用者もいることから、感染症予防の意識を高め、清掃が行き届くよう管理者が先頭に立ち、目配りされています。また掃除機や電話での会話といった生活音への配慮から掃除時間を設定するなどをハウスルールとし、穏やかなで過ごしやすい生活を目指しています 個別には傾聴を主として寄り添うことが浸透していると確認できる事例やエピソードがふんだんにあり、更に集団活動として正月には宿泊旅行を位置付けるほか、バスツアーなどが毎年2回程、恒例行事として実施されています。企画プログラムには「食べ放題」も含まれ、日常においてもBBQ、花見といったイベントが多彩です 課題としては防災への取組改善が挙げられます。「事業所の立地や設備を含む、災害のBCPの見直しと整備」「年2回の法定訓練実施の遵守」「発電機や簡易トイレ等の防災備品の見直し及び追加」のほか、訓練を1か所で5つの事業所がまとまって実施することは早期に是正ください |
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| ⑦ 第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント | このたびは、まんまんハウスの第三者評価をご実施いただき、ありがとうございました。 普段から大切にしている「安心して過ごせる雰囲気づくり」や「にぎやかで温かい日常」の部分を見ていただけたこと、とても励みになりました。 一方で、防災やマニュアルの周知、記録のばらつきなど、改善が必要な点についてもご指摘いただき、あらためて職員の認識を見直す良い機会となりました。認識の差があった部分は丁寧に整理し、できるところから改善していきたいと考えています。 まんまんハウスでは、利用者さんの毎日が少しでも過ごしやすく、楽しいものになるよう、今後も小さな工夫を重ねていきます。今回いただいたコメントもしっかりと今後の運営に活かしてまいります。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 |
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| 詳細評価PDF | |||
| Ⅰ-1 理念・基本方針 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) すべての人が「その人のままで」、地域の中で安心して暮らし続けられる社会の実現を目指している。支援とは、変えることではなく、寄り添い、尊重し、その人の持つ力をともに信じること。私たちは、日々の関わりの中で生まれる小さな気づきや変化を大切にし、暮らしの延長にある支援を、当たり前の営みとして提供していく考えである。◆評価機関からのコメント 「その人の持つ力をともに信じる」という理念にもとづき利用者を尊重しています。本人が気づかかなくとも支援側がおこなう工夫の例としては、下肢の不自由な利用者の入浴時、「座位保持を安定できるように」と、声掛けを細かくおこなう工夫をしています。職員が事業所の理念を理解して実践しているというものとしては、総じて「難しいこと、できないことはゆっくり安全におこなっている」という姿からも確認できます |
| Ⅰ-2 経営状況の把握 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 毎月の収支報告や利用率の推移を法人本部と共有し、定期的に経営状況を確認している。収入、支出、稼働率などの数値を分析し、安定した事業運営と、将来のサービス向上のための財源確保に繋げている。◆評価機関からのコメント 毎月の収支報告や利用率の推移を法人本部と共有し、定期的に経営状況を確認しているのは管理者など上位者であり、一般職員は「今月は少し黒字」と言う話を年に1回聞くか聞かないかの状態で、共有がありません。だんだんと経営規模が拡大していることから、職員は「状態はよいのではないか」と捉えていて、「長く仕事が続けられるように期待したい」と話してくれました |
| Ⅰ-3 事業計画の策定 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 前期の事業報告及び経営状況の分析、また厚木市における障害福祉サービスのニーズを踏まえ、毎年度、新計画を役員間で検討している。計画には、職員の資質向上研修の実施や、利用者様の満足度向上に向けた具体的なサービス改善などの内容となっている。◆評価機関からのコメント 「事業計画は役員が作成していますが、職員も加わったほうがよいと思いますか?」「余り思わないですか?」「加わらないことで実施に困ることはありませんか?」と職員に問いかけたところ、普段目にしていないことも相まって「事業」ではなく「行事」の回答に留まることから、事業計画の策定については参画云々以前に、職員の知識教育から必要な状況にあると受け止めました |
| Ⅰ-4 福祉サービスの質の向上への組織的・計画的な取組 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 利用者の状態や意向の変化に柔軟に対応するため、日々の支援記録を基に職員間で情報を共有し、定期的に支援方法の見直しを行っている。また、主治医や関係機関とも緊密に連携し、専門的知見を取り入れることで、常にサービスの質の向上に努めている◆評価機関からのコメント 支援記録は当日の夜勤職員が担当し、一人ひとりについて一日の情報をパソコン上に打ち込んでいます。申し送り事項が中心であり、食事の摂取状況や、感情の起伏、体調に関することや服薬状況などです。体温測定は毎日おこない、熱発時には2時間おきを目安に測定していて、抜かりがありません。他には相談内容なども残しており、質の向上の基盤となる情報把握がルーティンとなっていることを確認しました |
| Ⅱ-1 管理者の責任とリーダーシップ |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 管理者は、利用者様のプライバシーや自己決定権が最大限尊重されるよう、地域連携のあり方について慎重な判断をおこなっている。制度と個人の尊厳が相反する可能性がある場面では、関係機関と協議を重ね、利用者様の利益を最優先する方針を明確に示している。◆評価機関からのコメント 管理者について、「職員が指示に従っていて、また管理者も職員の意見を聴く態勢にある」「食事メニューや、共用空間の衛生に向けた掃除方法を具体的に指示する」といったことに職員は評価しています。手順やルールを明確にすることで、具体的な役割分担につなげていて、現場でのコーチングを丁寧におこなうことに努めていることが職員の話から覗えます。向上点とまでは言えないものの、「利用者が好きなことをおこなう環境について、予算や危険性を鑑みて保留となっていることは残念に思っている」ようです |
| Ⅱ-2 福祉人材の確保・育成 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 発達障害や精神障害といった「見えない障害」への理解を深めるため、職員研修の機会を設けている。医療機関等から得た最新の知見を共有し、支援者としてのアセスメント能力や対応技術の向上を図っている。◆評価機関からのコメント 発達障害4名、精神障害4名、知的障害2名という状況で、一人ひとりの症状に沿った支援は難しいものの、研修の学びを活かすことが徐々にできていると、職員は自認しています。また事業所には職員6名が配置され、経験も長いことから、「現状の配置で充分」との回答を職員から得ています。職員の紹介で入職するケースが増えていますが、その理由の主は「外国籍の職員同士、母国語で気兼ねなく話せ、ストレスなく職務に専念できる」からではないかとのことでした |
| Ⅱ-3 運営の透明性の確保 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) サービス内容や利用料金などを明記した重要事項説明書を用意し、見学や契約時にわかりやすく説明している。また、理念やサービス内容を明示したホームページも開設している◆評価機関からのコメント 事業所を紹介するパンフレットは、理念や福祉サービスの内容を紹介する構成となっていて、写真やイラストを使用しており、「わかりやすく伝えたい」姿勢が伝わるものに成っています。ただし、このパンフレットは多くの人が入手できる場所に置いてはいません。利用者によっては夜間に大声で叫ぶといった症状があり、その点では近隣の認知は進んでいて、野菜を分けてもらうなどの関係も一部出来ています |
| Ⅱ-4 地域との交流、地域貢献 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 利用者自身のペースで、一人の地域住民として自然な形で社会と関わることへの支援に努めている。例えば、近隣のスーパーマーケットでの買い物、図書館や体育館の利用、本人が興味のあるサークル活動への参加など、個々の希望に応じた外出や社会参加を後押しすることが、私たちの考える「地域交流」である。◆評価機関からのコメント 利用者は、平日は午後3時まで日中支援事業所で仕事に従事していますが、その後は図書館で本を借りるとかスポーツジムに通い、近所のスーパーマーケットやケーキ屋での買い物、コーヒーショップで楽しんでいます。利用者の年齢が若く、行動範囲も広い為、休日は自転車で出かける人もいます。今後は、使わなくなった衣類の寄付等、利用者と職員との事業所総意での地域貢献がおこなわれることを期待します |
| Ⅲ-1 利用者本位の福祉サービス |
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| Ⅲ-1-(1)利用者を尊重する姿勢の明示 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 支援のあらゆる場面において、本人の意思や言葉に耳を傾けるようにしている。特に、地域との関わり方などプライバシーに関わることについては、本人がどうしたいかを確認し、その気持ちを支援の前提としている。◆評価機関からのコメント 「個人情報保護規程を見たことはない」という職員もいますが、プライバシー保護のため利用者との相談は必ず個室でおこなうといった取り決めがあり、現場では規程の内容が推進されています。一方で、あらためて「権利擁護」というテーマでの研修実施や支援を検討する時間はとれてはいません。入職時には守秘義務について書面を以って説明を職員は受けており、同意の書面も交わされています |
| Ⅲ-1-(2)福祉サービスの提供に関する説明と同意(自己決定) |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 地域交流や外部機関との連携について、その目的や内容、プライバシー等考えられる影響を分かりやすく本人に説明し、同意を得るプロセスを重視している。「知られたくない」という意思表示があった場合は、それを自己決定として尊重している。◆評価機関からのコメント サービス管理責任者が個別支援計画を策定しています。職員の経験により自己決定を尊重するという支援スキルが異なる為、利用者の自己決定を尊重するための工夫としては、「個別に指導する」という事があります。また「支援側が決めずに本人が判断した」例としては、2か所の面接に落ちた経験を通して、自己覚知につながったというものがあります。「普通のアルバイトをしたい」といった希望にあたり、職員が肩を並べ履歴書を作成したことから得た経験であり、職員の尽力が認められます |
| Ⅲ-1-(3)利用者満足の向上 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 満足度調査はおこなっていない。普段の立ち話による確認のほか、面談もおこない、改善できることについてはできる限り対応している。来年度からITツールを通して、利用者は当然のこと、遠方の家族まで実施できる形を考えている。◆評価機関からのコメント 利用者のアセスメントは入所時に加えて、年2回おこない、意向を確認しています。また利用者が「こうしたい」と意見や要望を発したときは、パソコンのなかにある日報「その他」の欄に記載しており、都度の把握もおこなわれています。利用者に頼まれたことはできる限り遂行している例としては、やや高額な時計を購入するにあたり、貯金の目標計画を立てる支援をおこなっています。半年後に購入した時計は旅行で身に着けるなど本人の自慢の逸品になっているとのことです |
| Ⅲ-1-(4)利用者が意見等を述べやすい体制の確保 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 日々の会話の中で、職員が利用者の小さな声や懸念を積極的に聴き取るよう努めている。特に、他の人には話しにくいプライバシーに関する悩みについても、安心して話せるような信頼関係の構築を心がけている。◆評価機関からのコメント トラブルが日常にありがちで、不満も生じやすく、職員は事あれば傾聴に努めています。感情的になることもあるので、まずはクールダウンとともに事情を聴いて、落ち着くための整理を手伝っています。特にリーダーが話しやすいと思っているらしく、普段から相談を受けています |
| Ⅲ-1-(5)安心・安全な福祉サービスの提供のための組織的な取組 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 地震や火災を想定した避難訓練を年1回実施している。◆評価機関からのコメント 防災訓練は法定では年2回なものの、現在は1回に留まっており、今年度は2回目の実施を鋭意検討中です。ただ、職員に「十分か?」と確認したところ、「会議でも防災について繰り返し議題にあがっている為、1回の避難訓練を通じて理解できている」との回答がありました。理解できているのはよいことの反面、命に関わることなだけに「何度やっても足りない」との意識が薄いことは課題です。ただし、防災訓練は利用者全員が参加しており、避難時の感染症等の体調管理や発電機の備えがないとの課題が明確であることは、今後の改善に向け有益です |
| Ⅲ-2 福祉サービスの質の確保 |
| Ⅲ-2-(1)提供する福祉サービスの標準的な実施方法の確立 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 支援の質の標準化と新人職員の早期育成のため、「緊急時対応マニュアル」「服薬介助マニュアル」等の各種業務マニュアルを整備している。内容は年に一度見直しを行い、法改正や事業所の実情に合わせて更新している。サービスの質をさらに高いレベルで標準化するため、将来的には、職員がいつでも必要な知識を即座に確認できるような、新しいデジタルツールの活用も視野に入れていきたい。◆評価機関からのコメント 「服薬介助マニュアル」については、職員それぞれが服薬のセットをするとか、メッセージアプリで情報共有するため、職員は日常においてマニュアルを参考にしています。また「緊急時対応マニュアル」は目に入る場所に掲示されています。法人としては10を超えるマニュアルを保有していて、それらが「標準的な実施方法」と捉えることができると思うものの、職員はそれらの一部のみの認識なことは、今後の課題です |
| Ⅲ-2-(2)適切なアセスメントによる福祉サービス実施計画の策定 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 変化に追いつかないアセスメントも実際にはある。今後は利用者の心身の状況やご意向、生活課題を把握するため、入居及びモニタリングでのアセスメントを実施していきたい。本人からの聞き取りを重視し、個別支援計画の原案作成に活かしていきたいと考えている。◆評価機関からのコメント 利用者の状態や取り巻く状況が都度変わることはあり、その変化に各種書面が追いついていかない現状はあるものの、入居時のアセスメント及び、年2回の個別支援計画の見直しに合わせたアセスメントの追加、修正は定期的に実施されています。サービス担当者会議については、相談支援センターから相談支援専門員(計画相談員)が来所して、半年毎にサービス担当者会議を開催しています |
| Ⅲ-2-(3)福祉サービス実施の適切な記録 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 日々の支援内容や利用者様の様子については、記録システムを用いて記録することを徹底している。記録は職員間の重要な情報共有ツールとして活用し、支援の継続性を担保している。職員が記録しやすいようにチェック式とするとか、また事業所の実状況によって、設定している。◆評価機関からのコメント 記録は、夜勤者によってパソコン上にある記録システムを通じて日々おこなわれていて、漏れはありません。「食事」「服薬」の支援ごと、課題があれば特記として記載しています。 また当事業所として特に力を入れているのは「記録は詳しく」で、夜勤者は役割として責任もって実施していると自負しています。ただし、外国籍の職員が大半なことから、日本語理解の差によって精度に差がでています |
| A-1-(1)自己決定の尊重 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 地域との関わり方において、「障害者であることを知られたくない」という利用者様の自己決定を最優先の権利として尊重している。国の施策や制度を適用する際も、まずご本人の意思を確認し、個人の尊厳が損なわれることのないよう慎重に対応している。◆評価機関からのコメント 「共用空間を利用するときは、他の利用者の許可を得る」といったルールをホ―ムとして作成し、書面で掲示しています。その他、掃除機や電話など音への配慮から時間設定も定めていて、共同生活をできるだけ快適にする取組が見られます。尊重という点では、自分の部屋を職員も含めて他人に入室させないという利用者には職員も入らないよう図り、声掛けでなどで対応しています |
| A-1-(2)権利侵害の防止等 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) プライバシー権を重要な権利と捉え、その侵害を防止するための取り組みを重視している。本人の同意なく、個人情報や障害に関する情報が外部に漏れることのないよう、職員への教育を徹底し、地域連携のあり方についても細心の注意を払っている。◆評価機関からのコメント 記録は事業所内でおこない(パソコンを移動させたりしない)、個人ファイルのケースはロックするといった対応とし、情報を保全しています。また相談事は、他の利用者に漏れない場所を選んでいます。更に「防災対策と虐待防止委員会」が奇数月に開催され、、全職員がオンライン参加しており、法人内の事業所で起きている事案や、防止策を共有しています |
| A-2-(1)支援の基本 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 利用者が地域で安心して安定した生活を継続できるよう、一人ひとりの障害特性を深く理解することを基本としている。医療機関等と緊密に連携し、本人の日々の変化に応じて支援方法を常に検討・更新することで、個別性の高い柔軟な支援に努めている。◆評価機関からのコメント 「~さん」という呼称を職員がおこなうことで尊厳が意識され、虐待の予防につなげています。障害特性を深く理解するために、障害の種類に照らして個人の特徴を把握し、メッセージアプリなど果敢に活用して共有を図っています。金銭的に余裕なく親から経済的支援を受けているものの足りず、不満を抱えていた利用者には、収支をわかりやすく提示して説明することで、本人が自身で残金を把握できるようになって症状が緩和した例もあり、日々寄り添っていることが伝わります |
| A-2-(2)日常的な生活支援 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 食事については栄養バランスを考慮した献立を基本としている。障害特徴から、食事の偏りが強い利用者が多いため、一人ひとりの希望に応じて献立を作ることが難しいという現実がある。金銭管理については、本人の能力や希望に合わせ、小遣い帳の記入支援や、職員による預かり管理まで、個別に対応することで自立を促している。◆評価機関からのコメント 同じ質問を何度も繰り返すとともに相談事が重なる利用者には、話を傾聴することを基本対応として、毎回やんわりと「共同生活だからね」と諭しています。食事については、エビ、カニのアレルギーがある利用者がおり、別の食事を用意するなどの対応をおこなっています。また、できるだけ穏やかに過ごせるよう、「ストレスを増やさない」「疲労をためない」目配りをしています |
| A-2-(3)生活環境 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 居室はプライバシーが確保された個室とし、利用者が安心して過ごせる空間づくりを心がけている。共用部であるリビングや浴室は、常に清潔を保つよう清掃を徹底している。◆評価機関からのコメント テレビを全室に予め備えてあり、チャンネル設定済で、入居後すぐに鑑賞できます。読書が趣味であれば本を提供するとか、音楽鑑賞が好きな利用者にはポータブルプレイヤーを購入する支援をおこない、居心地のよい生活となるよう図っています。またトイレには消臭スプレーを常備するほか、冬季は暖房便座をONにした状態を保持しています。一方で、「換気が不十分でカビが発生する」「明るさが不足している」状況もあり、職員が都度お願いしても、改善に至らない事もあります |
| A-2-(4)機能訓練・生活訓練 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 日常生活そのものが自立に向けた訓練の場であると捉え、掃除、洗濯などの家事を、職員が本人のできる範囲を見極めながら一緒に行っている。また、外食や買い物など、地域生活に必要なスキルについても、必要に応じて職員がアドバイスをし、実践的に支援している。◆評価機関からのコメント 身体的なことでは下肢筋力低下への配慮から、運動などを職員が誘うケースはありますが、外部のサービス利用はありません。生活面では、洗濯物を干すことができなかった(手順や方法が分からなかった)利用者が、職員が段階的に指導をおこない、理解が進んで干すことができるようになった例があります |
| A-2-(5)健康管理・医療的な支援 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 主治医をはじめとする医療機関と定期的に情報交換を行い、利用者の心身の健康状態を的確に把握している。処方や治療方針の変更があった際は、速やかに支援計画に反映させ、日々の生活の中で適切なサポートが提供できるよう努めている。◆評価機関からのコメント 現在月2回、訪問看護事業所を利用する利用者がいます。内科の訪問診療以外の他科への通院を必要とする利用者もおり、自身での通院が難しい場合は職員が同行し、診察にも同席しています。「お薬手帳」の管理は1名を除いて職員がおこなっていて、処方された服薬の名称を覚えるとか、効能を理解するよう努めています |
| A-2-(6)社会参加、学習支援 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 利用者が日中活動の事業所へ安定して通えるよう、日々の体調管理や職場でのコミュニケーションに関する相談に応じている。また、余暇活動として、本人の興味関心に合わせた地域のサークル活動やイベントへの参加を情報提供・支援している。◆評価機関からのコメント 利用者の外の活動としては、ダンス教室、カラオケ教室、パソコン教室、卓球クラブに通ったという例があります。利用者の趣味である写真撮影では、近隣住民が栽培する「花壇を撮影したい」となったとき、職員が許可を得る橋渡しをおこなうことで交流が始まった例があります。また、継続できるか不安はあるものの、「介護初任者研修を受講したい」という利用者の応援も始まっています |
| A-2-(7)地域生活への移行と地域生活の支援 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 利用者様のプライバシーを守りたいという思いと、地域からの孤立を防ぎたいという支援者としての思いとの間で、最適なバランスを見出すことが課題である。今後は、ご本人の意思を尊重しつつ、どのような形であれば無理なく地域社会との接点を持てるのか、個別に模索していく必要がある。法人内の他ホームでは、2025年初めに1名が一人暮らしを始めた例がある。◆評価機関からのコメント 「家庭に戻りたい」「独り暮らしをしたい」という希望者はいます。ただし、希望があっても「金銭管理ができない」「清潔の保持できない」といった本人の能力を鑑みれば無理なことであり、端から否定すると不穏になってしまうことから時間をかけて傾聴し、丁寧に説明を重ねています |
| A-2-(8)家族等との連携・交流と家族支援 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 家族とは、メッセージや電話を通じて必要に応じて情報共有に努めている。家族からの相談にも随時応じ、本人の支援方針について共通認識を持てるよう連携を図っている。本人の意向を尊重した上で、帰宅や家族との外出を支援している。リーダーが家族との連絡の主担当だが、苦情や相談に関しては本部(事務所)で対応している。◆評価機関からのコメント 利用者会、家族会もない状況ですが、現状クレームや意見が挙がっていないのは「一同に会して意見交換をするとか、食事会などがなくても不満ではない」ということと受けとめました。家族意見を確認してはいませんが、利用者については、「BBQや旅行で親睦を深め、連帯意識につながっている様子である」と、職員も捉えています |
利用者調査結果<別紙3>
| 利用者調査概要 | 利用者調査総合結果 |
|---|---|
| 利用者総数:10名 アンケート調査対象:8名 ヒアリング調査対象:1名 |
・紙面によるアンケート調査が概ね可能とのことだったので、8名を紙面とした。また紙面による回答が難しいという2名を直接の聞き取りでの調査とした。2名の内1名は体調不良の為、聞き取りはできなかった ・紙面回答が全員であったことに事業所との信頼関係が受け止められた ・各設問において1名~4名の「いいえ」があることから、日常のサービスに不満がある利用者が一部いるとのことを確認した。「総合的にみてどうか」という設問に「大変不満1名」「「どちらともいえない3名」が数字としては符合する。ただし、総じて記述がないので、あくまでも推測で事実は不明である。一方「大変満足1名」「満足3名」がいることから、課題は全体ではなく、個別のものではないかと考えられる ・記述としては「土、日に人数が少ない」という意見が挙がっていた ・聞き取りでは「不満は特にない」との見解が聞かれ、「販売が上手になりたい」との展望もあり、毎日を意欲的に過ごしている様子を確認した |
