社会福祉法人 神奈川県社会福祉協議会

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第1ゆりの木ホーム

2026年03月05日公開
評価結果報告書 第三者評価詳細

評価結果報告書

評価機関名 株式会社フィールズ
評価対象事業所名 第1ゆりの木ホーム
評価対象種別サービス 共同生活援助(障害者グループホーム)
設立年月日 2006年10月01日
経営法人・設置主体(法人名等) 社会福祉法人 県央福祉会
③ 理念・基本方針 一般就労している方の他、就労移行・就労継続支援B型・生活介護事業を利用している方が入居しています。基本的にADL面が自立しているため、利用者ができることは利用者自身で継続してできるように配慮しています。また、支援が必要な方についても最低限の支援を心がけることで、利用者ができる力を維持できるように支援しています。
④ 施設・事業所の特徴的な取組 第1ゆりの木ホームと隣接する第2ゆりの木ホームと一体的に運営しています。合計4ユニットの構造や物の置き場や兼務の進め方を統一して、職員が両方で勤務できる環境を作っているため、職員の弾力的運用が可能となっています。また、緊急的な事態の時にも協力し合える環境ができているため、結果的に利用者にとっても安心して生活できる基盤を築いています。
⑤ 第三者評価の受審状況 開始:2025年05月08日
終了:2026年03月03日(評価結果確定日)
受審回数:3回(2020年度)
⑥ 総評
◆ 特長や今後期待される点
1)リスクマネジメント体制の強化に取り組んでいます
事故を防ぐために、ヒヤリハットを中心とした日常の支援上の「気づき」を支援ソフトに記録、可視化し事故防止に取り組んでいます。職員にヒヤリハットの提出習慣がついてきており、法人内でも提出件数はトップクラスとなっています。事故を未然に防ぎ、利用者が安心して生活できる環境を整えています。

2)提供するサービスの標準的な実施方法の確立と適切な記録を行っています
職員ハンドブックには職員倫理、利用者の権利、危機管理など利用者支援の基本を明記しています。標準的な支援を実現するため、丁寧な手順書を印刷し職員に配布しています。支援記録用ソフトでは、個別支援計画を参照しながら入力をすることができ、計画に基づいた支援を行っているか即時に確認できます。

3)利用者一人ひとりに寄り添い、意向を大切にした支援を行っています
利用者の自己決定を尊重し、意向を大切にした支援を実践しています。誕生会では誕生日の利用者本人の希望する食事やケーキを用意し、利用者全員でお祝いします。事前に職員が希望する食事やケーキを確認して準備します。

4)利用者の地域生活への移行や地域生活のための支援が期待されます
ホームでは、利用者とのコミュニケーションを通じて理解度を見極め、個別支援計画に基づいたきめ細やかな支援を実施しています。職員は利用者のさらなる自立を促す必要があると捉えています。今後は地域生活への移行支援として、自助グループや関係機関との連携・協力を積極的に行うことが期待されます。

5)非常災害用の備蓄品の整備が期待されます
非常災害用の食料品、備品などの備蓄を見直し、賞味期限などを明記した備蓄品リストを作成することが期待されます。保管場所を整備し管理されると共に、職員にも周知することも期待されます。
⑦ 第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント 2018年3月の移転と同時に自然な姿で地域に溶け込んで利用者が生活できるよう取り組んできています。第三者評価の客観的な視点も参考にしながら、地域と利用者がお互い快適で安全な事業所運営をしていきたいと思っています。
詳細評価PDF
Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
Ⅰ-1 理念・基本方針

◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること)

運営法人の理念・基本方針は法人のホームページやパンフレット、事業計画書に記載しています。職員は入社時の研修で説明を受けると共に、全職員に配付する「県央福祉会 職員ハンドブック」に記載しています。ホームの各ユニットに掲示し周知を図っています。事業所の基本方針は事業計画書に記載し、事業所会議で説明しています。

◆評価機関からのコメント

理念、基本方針を適切に明文化し、職員への周知を図っています。
Ⅰ-2 経営状況の把握

◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること)

管理者は法人の役員を務めると共に、大和市の「社会福祉審議会」の委員として参加して地域福祉の現状を把握しており、必要な事は職員にも伝えています。ホームの経営状況については毎月の事業所会議で非常勤職員にも分かりやすい月次決算資料を作成し、収支状況について説明し検討しています。

◆評価機関からのコメント

経営環境と経営状況を職員に周知し、共有しています。
Ⅰ-3 事業計画の策定

◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること)

事業計画は、管理者が原案を作成し、常勤職員と協議のうえ、全職員参加の事業所会議で説明し非常勤職員の意見も取り入れて策定しています。

◆評価機関からのコメント

事業計画は、法人の方針に基づき適切に策定しています。
Ⅰ-4 福祉サービスの質の向上への組織的・計画的な取組

◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること)

支援上の困難が生じないよう、毎月開催の事業所会議で利用者支援の課題について協議し、サービスの向上に努めています。会議は職員の出席率が80%~90%と高く、運営に対する理解を深めています。また、職員の定着率も良く利用者との信頼関係を築き支援しています。第三者評価を受審し、課題がある場合は事業所会議で協議し、改善に繋げています。また、「自己評価点検シート」で自己評価を行っています。

◆評価機関からのコメント

サービスの質の向上に向けて、引き続き自己評価や第三者評価への取組が期待されます。
Ⅱ 組織の運営管理
Ⅱ-1 管理者の責任とリーダーシップ

◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること)

管理者の役割と責任、管理者不在時の代行者を明確にしています。毎月の事業所会議で経営状態の解説、法定研修、連絡事項などを確実に行っています。管理者が不在時、職員の判断が難しい支援については24時間365日連絡可とし、連絡しやすい環境づくりと連絡が来た時の適切な指示をしています。

◆評価機関からのコメント

管理者はリーダーシップを発揮し、働きやすい職場環境づくりに努め、事業所運営を行っています。
Ⅱ-2 福祉人材の確保・育成

◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること)

常勤職員は本部、非常勤職員はホームで採用をしています。ホームでは働きやすい環境づくりに努め、退職する職員が少なく人員体制は確保しています。定着率が良く職員の利用者への支援レベルが上がってきています。期待する人材像は「職員ハンドブック」に明記しています。新人はホームに配属後ベテラン職員によるOJTで育成しています。

◆評価機関からのコメント

現在のところホームの人員体制は確保していますが、今後利用者の高齢化などにより介助度も上がり職員への負荷も増してくると考えています。良好な職場環境を維持し、人材不足とならぬよう現状の体制を維持、継続していくことが期待されます。
Ⅱ-3 運営の透明性の確保

◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること)

法人はホームページで理念・基本方針、ビジョンなどを明示し、事業状況、事業計画、中長期ビジョン、事業報告、決算情報を適切に公開しています。また、苦情処理、第三者評価受審などを公表しています。ホームの運営状況は毎月、法人のグループホーム部会へ報告しており、共有しています。

◆評価機関からのコメント

ホームページなどを活用し、福祉施設・事業所の事業や財務等に関する情報について適切に公開しています。
Ⅱ-4 地域との交流、地域貢献

◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること)

法人への信頼性があり、開設以来、ホームに対するクレームはなく、地域に溶け込んで生活しています。利用者、職員は近隣の人との挨拶を励行しており、良い評判を得ています。徒歩3分圏内に居住している職員を4名雇用していることからも、地域との関係が良好なことがうかがえます。近隣で実施する「大和市民まつり(引地台公園)」や「福田神社の祭り」「防災・消防体験フェスタ」などに参加しています。地域貢献の一環として、ホームにAEDを設置しステッカーを玄関に表示しており、また、地震災害時のためにLPガス対応の大型の発電機を設置しています。

◆評価機関からのコメント

近隣住民の雇用創出や地域への自然な定着を通じ、利用者が「地域の一員」として暮らす環境を実直に築いています。周辺環境が変化する中、今後は、地域における「先住者」としての役割を担い、持続的な共生を目指す姿勢が示されています。今後は、変容する地域の社会資源や情報を収集し、利用者へ分かりやすく共有し続けるとともに、新たな住民とも良好な関係を維持し、地域コミュニティの核として貢献していくことが期待されます。
Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
Ⅲ-1 利用者本位の福祉サービス
Ⅲ-1-(1)利用者を尊重する姿勢の明示

◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること)

「倫理行動綱領」「倫理行動マニュアル」を制定し、職員の採用時には必ず説明をしています。事業所会議でも折に触れ確認しています。人権侵害防止対策の一環として「虐待防止チェックリスト」を用いて再点検し自らの支援の振り返りを行っています。入浴や排泄などの介助が必要な人の支援は同性介助としています。玄関や居室の鍵は、本人が管理している場合もあります。

◆評価機関からのコメント

全職員に配布した「職員ハンドブック」に利用者を尊重した理念や基本方針、職員行動指針、期待する人材像、職員倫理行動綱領、職員行動マニュアルなどの記載があり職員が理解し実践するための取組を行っています。
Ⅲ-1-(2)福祉サービスの提供に関する説明と同意(自己決定)

◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること)

利用希望者が福祉サービスを選択するための必要な情報は、法人のホームページやWAM NET、パンフレットで得ることができます。見学や体験入所などの希望に応じています。利用契約時には管理者が、本人・家族に対し、「重要事項説明書」「利用契約書」を明示し、読み合わせ、分かりやすく説明、質疑応答し同意を得ています。

◆評価機関からのコメント

ホームページは福祉サービス内容を始め、必要な情報を誰もが分かりやすい表記で詳しく紹介しています。また、WAM NETの「障害福祉サービス等検索」から事業所の詳細情報を得ることができます。
Ⅲ-1-(3)利用者満足の向上

◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること)

職員は利用者と日常的にコミュのケーションを図り、ニーズを把握し支援に活かしています。また、利用者と職員の壁を作らず何でも話しやすい環境づくりをしています。毎月、自宅に帰る利用者の家族とは連絡帳で利用者の状況を知らせ、意見や要望を聞いています。利用者満足に関する調査や利用者懇談会は行っていません。

◆評価機関からのコメント

利用者満足に関する調査を定期的に実施することが期待されます。
Ⅲ-1-(4)利用者が意見等を述べやすい体制の確保

◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること)

苦情解決マニュアルを整備し、苦情解決体制について重要事項説明書や利用契約書に明記し、本人・家族に説明しています。玄関ホールに苦情解決ポスター「利用者のみなさまえ(こまったときどうしよう)」を掲示し周知しています。利用者の意見や要望はその内容に応じて所長、常勤職員、非常勤職員が受けるようにし、丁寧な対応を行っています。

◆評価機関からのコメント

ご意見箱(みんなの声BOX)の設置が期待されます。
Ⅲ-1-(5)安心・安全な福祉サービスの提供のための組織的な取組

◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること)

緊急時連絡体制を事務室に掲示し職員に周知しています。事故防止のため、ヒヤリハットを中心とした日常の支援上の気づきを支援ソフトに記録しており、全職員の共有化を図っています。毎月の事業所会議で改善策、対応策を講じ再発防止に努めています。BCP(自然災害、感染症)マニュアルを整備し、事業所会議などで周知しています。医療面のサポートで訪問看護ステーションと連携しています。防災訓練を定期的に実施しています。防犯対策として、玄関を始め5ヶ所に防犯カメラを設置し、不審者や不法侵入に備えています。

◆評価機関からのコメント

非常災害用の食料品、備品などの備蓄を見直し、備蓄品リストを作成し管理することが期待されます。
Ⅲ-2 福祉サービスの質の確保
Ⅲ-2-(1)提供する福祉サービスの標準的な実施方法の確立

◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること)

提供するサービスについて手順書を備え、誰が対応しても標準的な支援提供ができるように体制を整備しています。手順書は早番・遅番・日勤・夜勤明け・夜勤入りなど業務について手順、内容、留意事項などが分かりやすく文書化しています。手順書は事務所に保管していますが、印刷して職員に渡しているので、職員は業務の途中でも確認ができます。運営法人が全職員に配布する「職員ハンドブック」には職員倫理行動マニュアル、利用者の権利、危機管理など利用者支援の基本を明記しています。

◆評価機関からのコメント

手順書は職員の勤務形態ごとに細かく文書化しています。その中の利用者ごとの留意事項も分かりやすく表現しています。トイレ掃除も写真付きで説明し、標準的な実施方法を示すなど工夫しています。
Ⅲ-2-(2)適切なアセスメントによる福祉サービス実施計画の策定

◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること)

アセスメント表に基づき、アセスメントを実施し、健康状況や生活歴、利用者の希望する生活、経済状況を聞き取っています。利用者、家族の意向を踏まえ、利用者の特性に合わせた個別支援計画を作成しています。長期目標は3年、短期目標は1年としています。モニタリングは半年に1回実施し、個別支援計画に反映しています。急な変化があった場合はその都度見直しています。

◆評価機関からのコメント

適切なアセスメントを行い、利用者・家族の意向を明示しています。利用者の課題について具体的な到達目標や時期を掲げて支援し、利用者本人の取組内容も記した個別支援計画となっています。
Ⅲ-2-(3)福祉サービス実施の適切な記録

◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること)

利用者への支援は法人で統一した記録ソフトを使用してパソコンで記録しています。記録時に個別支援計画が画面に表示され、個別支援計画に基づいた支援の実施を確認できます。業務日誌にはその日の利用者の外出や引継ぎ内容、電話対応、配布物・郵便物なども記録し、引継ぎの際にも使用しています。ヒヤリハットはその都度記録ソフトでパソコン入力しています。職員はパソコンでの記録閲覧でも情報共有しています。

◆評価機関からのコメント

法人で統一した記録ソフトでは支援記録を入力する際に個別支援計画を確認することができますまた、ヒヤリハットをその都度入力していて、職員全体での共有もすぐにできる体制を整えています。
A-1 利用者の尊重と権利擁護
A-1-(1)自己決定の尊重

◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること)

利用者は自分の意思をもって行動し、外出している人がほとんどです。外出の確認はしますが、ほぼ自由に行動しています。利用者の行動の中には、社会的逸脱行為や経済的損失につながるものも含まれることがあります。これらの行動について事前に説明しても、利用者が理解できないケースが多く、「失敗して初めて分かる」という特性があります。この特性を踏まえ、生活に大きな影響が出ない範囲で、利用者の学習機会とするための失敗を容認する方針をとっています。その後は失敗に対するケア(振り返り、再発防止に向けた指導・相談など)を重点的に実施しています。

◆評価機関からのコメント

利用者の自己決定を尊重しています。利用者が自己決定したことに対し、職員は意見を言いますが、それでも利用者が自己決定を曲げずに行動に移す場合は、見守るようにしています。事前に丁寧に説明をしますが、理解が得られない場合には、生活に大きな影響が出ない範囲で失敗することを容認しています。その後は失敗に対するケアを重点的にしています。継続しての支援が期待されます。
A-1-(2)権利侵害の防止等

◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること)

職員に配布している「職員ハンドブック」に、「利用者の権利を守るために」として虐待、身体拘束、人権擁護のためのセルフチェックリスト、苦情解決制度について明記しています。職員はこれらを理解し遵守しています。また、職員倫理行動綱領を備え職員倫理行動マニュアルを配布して利用者中心の支援の在り方を検証し実践することを求めています。

◆評価機関からのコメント

ホーム内での利用者の権利侵害については会議や委員会、研修などで職員は理解を深め、「虐待防止セルフチェック」を毎月行って自己を振り返っています。職員は利用者とコミュニケーションを取り、権利侵害の被害に利用者が合わないように対応しています。いろいろと話す中でその兆候を探って利用者を守る工夫をしています。
A-2 生活支援
A-2-(1)支援の基本

◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること)

利用者の特性を踏まえ「自分のことは自分でする」という原則を徹底して支援の基本としています。また、職員は利用者が指示や説明を真に理解できているのかどうかを随時見極めています。理解できていない場合は、どうすれば理解できるかを考えて声かけを行っています。

◆評価機関からのコメント

利用者の理解力には個人差があるので、職員はいつも理解できているかを確認しながら支援をしています。
A-2-(2)日常的な生活支援

◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること)

利用者や家族の意向を反映した個別支援計画に基づき生活支援を行っています。利用者の特性に合わせて直接的な介助を避け間接的なアプローチで補完しています。例えば、入浴を拒む方には、芳香性の高い石鹸を渡し、使用後の感想を求める声かけを行うことで、楽しみながら清潔を保持する機会を作ります。加えて、個人の時間を重視する環境を整えています。心理的負担を軽減し、尊厳を維持した継続的な支援を確立しています。

◆評価機関からのコメント

利用者が身体的な介助を拒否した場合は、利用者とコミュニケーションを取りながら支援を模索しています。利用者との信頼関係のもとに入浴介助で背中を流すこともあります。
A-2-(3)生活環境

◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること)

ホームは2階建てで、各階がユニットとなっており、リビングを中心に各居室やキッチン、トイレ、浴室、喫煙ルーム、事務室があります。2階は5部屋の内2部屋にトイレと浴室が付属しています。リビングは交流の場として利用しています。居室については、利用者自身が施錠しているため、職員が立ち入ることは稀です。職員は用事のある際にドアをノックし、その応答や様子から室内の状況を把握し、必要に応じて整理整頓や清掃の支援を行っています。これにより、利用者のプライバシーを尊重しつつ、必要な生活環境の支援を両立しています。

◆評価機関からのコメント

職員は、日常的なコミュニケーションの中で清掃の提案を行い、必ず本人の承諾を得てから居室の整理整頓や清掃を利用者と一緒に行います。この手順を踏むことで、利用者の主体性を尊重しながら信頼関係を深め、安心感を与える最適な支援を実現しています。
A-2-(4)機能訓練・生活訓練

◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること)

身体機能低下が気になる利用者には訪問看護の位置づけの訪問リハビリを個人契約で週に1回導入して、身体機能の維持向上に努めています。日常生活の中で身体を動かし、家事や場面に応じた動きや役割が生活訓練となっています。

◆評価機関からのコメント

今後も取組の継続が期待されます。
A-2-(5)健康管理・医療的な支援

◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること)

第1ゆりの木ホーム、第2ゆりの木ホーム合わせて4ユニットのホームに対し訪問看護師が計8回、夕方に来所して利用者の健康管理や相談に対応しています。具合が悪い際にはユニットを問わず看護師が状態を確認します。看護師は医療日誌を通じて職員と情報共有を図り、利用者の主治医と連携しながら健康管理を推進しています。職員は精神科を含めた通院に同行し、特に精神科では日常の様子を正確に伝えることで、利用者の健康維持をサポートしています。

◆評価機関からのコメント

看護師が即座に健康状態を確認できる仕組みを整えています。不調時には専門職による的確な健康観察を実施し、早期対応につなげています。利用者や職員に大きな安心感を提供しています。
A-2-(6)社会参加、学習支援

◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること)

レクリエーションとして休日に飲食店への外出や近くの引地台公園でのバーベキューなどの余暇支援を行っています。夏祭りやクリスマス会、忘年会は同法人の「ふきのとう舎」で行っています。外出を通して信号や横断歩道など社会生活上守らなければならない交通ルールやマナーなどを利用者に伝えています。誕生会は誕生日の利用者の希望する食事やケーキを用意し利用者全員で祝っています。

◆評価機関からのコメント

利用者の外出や外泊、友人との交流などについては、利用者の特性に配慮して柔軟な対応や支援を行っています。
A-2-(7)地域生活への移行と地域生活の支援

◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること)

過去にはホームを出てシェアハウスタイプのアパートに移行した利用者がいます。現在入居している利用者は基本的にホームからの転居を希望しない人が多く、現状維持を望む傾向にあります。利用者がホームに留まることを希望する傾向が強いため、地域生活への移行促進や、より自立した生活への支援に関するアプローチを検討することが今後の課題となっています。現在数名の利用者が月に1回週末に帰省しています。家族とは連絡帳を通じて日常的な情報交換を行っています。

◆評価機関からのコメント

職員による手厚い、きめ細やかな支援を継続的に提供しています。所長は自立した生活が十分可能であると判断できる利用者に対して、個別に「そろそろ一人暮らしをしてみたらどうか」と声かけを行っています。これは、利用者が次の段階の生活へ移行できるように検討を促すことを目的としています。
A-2-(8)家族等との連携・交流と家族支援

◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること)

ホームに安心して任せている家族も多く、ホームへの訪問が極めて少ない状況です。個別支援計画作成時やモニタリング時期には声かけをしていますが、なかなか来所は難しい状況です。折に触れ電話で様子を伝え、家族との情報共有を図っています。

◆評価機関からのコメント

家族からの相談には応じていますが、ホームへの家族の訪問が極めて少ない状況です。今後の家族との連携・交流、家族支援について検討することが期待されます。

利用者調査結果<別紙3>

利用者調査概要 利用者調査総合結果
利用者総数:10名
アンケート調査対象:10名
ヒアリング調査対象:1名
① アンケートで評価の高い内容と %
・グループホーム内で悩みを聞いてもらったり、相談できる人はいますか。・出来る人がいる 80%
・利用者同士でトラブルのあった場合、職員・スタッフが対応してくれますか。・対応してくれる 80%
・自由に外出したり、友達に会いに行ったりできますか。・自由にできる 80%

② アンケートで評価の低い内容と %
・あなたはグループホームでの生活についての不満や苦情(困っていること)がありますか ・ある 50%

③ 調査全体でとらえた利用者の状況
 (障害特性や利用者の背景や表情等も含め記述)
生活面で自立している利用者が多く、一部の支援が必要な人以外は、利用者本人が居室ドアのカギを所持しプライバシーを確保しています。しかしながら、居室を見せたがらない人も多く整理整頓が行き届きにくい面があります。利用者の自立支援を促進するため、ADL(日常生活動作)の能力に応じた介助体制を確立しています。ヒアリングでは、ホームの生活、職員の対応におおむね満足しており、困りごとや相談事にはやさしく対応してくれ、また、職員の同意を得て自由に外出しているとのことでした。