中心荘 第二老人ホーム(短期含む)
第三者評価機関名 | かながわアドバンスサポート |
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名称 | 中心荘第二老人ホーム、(短期含む) | 評価対象サービス | 高齢者福祉サービス版 |
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対象分野 | 短期入所生活介護, 特別養護老人ホーム | 定員 | 50 5 名 |
所在地 | 243-0431 海老名市上今泉4-7-1 |
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TEL | 046-231-7152 | ホームページ | http://www.chusinsou.net/ |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 1985年06月15日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 社会福祉法人 中心会 | ||
職員数 |
常勤職員:33 名
非常勤職員:44 名
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専門職員 |
社会福祉士:2 名
介護福祉士:27 名
介護支援専門員:6 名
看護師、准看護師:7 名
管理栄養士:2 名
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施設・設備の概要 |
第一老人ホーム:17室
第二老人ホーム、短期入所生活介護:19室
第二老人ホーム通所介護室:97.35㎡
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―、私たちは、ご利用者の代弁者となり、ご利用者の尊厳を守り続けます。 ―、私たちは、ご利用者がその人らしさを発揮できるよう、ご家族、ボランティアなど関係者の皆様と協力しながら、サービスの質の向上に挑み続けます。 ―、私たちは、ともに成長し合う職場風土を基盤とし、福祉人材の確保、定着、育成をしていきます。 ―、私たちは、地域の高齢者の方々が住み慣れた地域で安心して暮らし、なおかつ精神的な豊かさが感じられるよう、地域包括ケアを推進していきます。 ―、私たちは、地域社会に喜んで頂ける活動をしていきます。 |
1.県央で高齢者向け4施設を経営する、歴史ある法人です 本事業所は神奈川県中央部、海老名市の高台、相鉄線かしわ台駅より車で10分の場所にあります。遠く丹沢山系を望む閑静な佇まいのなかに中心荘第一老人ホームを昭和55年に建設、現在、特別養護老人ホーム2施設、短期入所生活介護、認知症対応型通所介護のサービスを提供しています。また、設置法人は市内でえびな南高齢者施設、えびな北高齢者施設を運営し、県央では古くからある社会福祉法人として知られています。 2. 10年ビジョン「“あなたがいてくれて良かった“と思える街づくり」の実現にむけての戦略経営計画が設定されています 平成20年に創設60周年を迎えた本設置法人は未来に向けての新しいビジョン作りを始め数々の社内改革を実行しています。最終目標である「顧客の幸せ」を「サービスの質の向上」と「サービスの拡大と見直し」で実現できるとし、その達成手段として「「職員の充実」「地域との協働」「行政との協働」「財務の健全性」を重点課題として、その課題ごとに具体的な戦略成果を掲げ 毎年反省をしながら今日に至っています。 3. 「職員としての成長のステージ」設定で職員のモチベーションを上げる 10年ビジョン実現のためには要である職員の成長がなければ達成できないとして2011年「中心会職員としての成長のステージ」を作成、「社会人として」「専門人として」「組織人として」の3側面から職員の成長する姿を年度ごとに描いて学習、研修を通じてサポートしています。 4.神奈川県の優良介護事業所として認定されています 第一老人ホームでは、「10年ビジョン」、「職員の成長ステージ」などの取組の成果が2018年度「かながわベスト介護セレクト20」に選定されています。 |
評価実施期間 | 2019/10/01(契約日) ~2020/03/04(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 回(年度) |
特に評価の高い点 | 1.本事業所が設置法人傘下の数多い高齢者福祉事業の中にあって、「生産性向上プロジェクト」のけん引役を務めています 2018年度に、事業計画内の「生産性向上プロジェクト」の法人プロジェクトの率先垂範を、本事業所が受け持つことになり、所長、生活相談員、看護師と5名の介護職員、計8名で「タスクフォース」を組み、所長がリーダーとなり本事業所内で進めています。また、ライフ・ワークバランスについては、本事業所がモデルケースとなり、①残業減対策、②仕事量の減、を職員の英知を結集しながら進めてきました。 2.職員のキャリアパスに応じた「成長のステージ」の運用 採用した職員については、現任職員と同様に「成長のステージ」に則った、「個人品質目標」を持ち、施設内研修や外部研修受講を進めていきます。また、資格を取るための外部研修受講費用は事業所が持つなど、費用面で支援しています。 3.職員の職場環境の改善への取組 職員の有給休暇取得状況に滞りが出た場合には、設置法人総務部によるチェック体制も働き、事業所としては如何にして有給休暇を消化できるか職員本人と相談の上、全職員の有給休暇の完全消化に努めています。 4.情報整理手法で利用者の容態の改善 第一老人ホームでは、家で食事が全介助だった入所者を介護職13年の女性職員が「利用者のできることを見つける」という積極的なアセスメントを行い、栄養士、看護師、PTと連携し、自分で食事ができるところまで回復させた事例がありました。「できない」からでなく「できること」を始めようと機運がホームに生まれました。 |
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改善を求められる点 | 1.職員のより高次なケアをめざすためのツールとして、記録のさらなる充実 一番重要な情報である利用者個人ごとのケース記録は充実しており、利用者の現況を把握するツールとして機能しているようです。しかし職員からより詳細な介護記録を求められています。その背景には介護職員の気づきで食事が自前でできるまでに回復させたケースで神奈川県の介護最優秀賞を獲得した例、2018年の「かながわベスト介護セレクト20」に選ばれた例などに触発されて、より高次のケアを望む職員の意欲が垣間見えます。記録フオームの統一化、報告書の書き方、社内ネットワークの使い方を「使う立場」での再考を期待いたします。 2.通所介護における機能訓練等の支援体制 ➀利用者の状況に応じて、機能訓練や介護予防活動について、専門職の助言・指導を受けることを期待いたします。 ➁利用者の希望としてカッターナイフ、ハサミを使用しての折り紙作業をプログラムの一つとして行っていますが、周囲の利用者、介護職員への安全確保を十分に配慮できる支援体制が組まれることを期待します。 |
中心荘第一・第二老人ホームでは、これまで第三者評価を受審していませんでしたが、法人内で先行している児童養護施設から受審の有効性の意見を伺い、当事業所でも定期的な自己評価・利用者評価・第三者評価をステップとしたサービスの質向上の取り組みの必要性を感じました。 初めての取り組みでしたので、神奈川県社会福祉協議会主催の説明会への参加から始めました。その後、予算確保、複数ある評価機関の選定等を経て、自己評価の取り組みに着手したのですが、人員不足の中でサービス提供している職員にはその時間を生み出すことが難しく、ほとんどを各部署の責任者に頼らざるを得ない状況でした。そのような厳しい状況ではありましたが、各部署の責任者、職員の努力の結果、何とか第三者評価機関による訪問調査も受けることができ、この度評価結果をいただくことができました。 結果からは多くの課題が見えますが、今後優先順位をつけ、解決していきたいと思います。職員が忙しい中貴重な時間を割いて取り組んだ結果なので、協力し合って成果に結び付けたいと思います。また、第三者評価機関の皆様には大変お世話になりました。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・法人理念及び基本方針は、「私たちの使命」として、体や環境において「不自由」「生きにくさ」を感じている人、可能性のある人に「養護」「介護」「関連する諸サービス」の提供を通して社会に貢献すること、「私たちの目指す姿」として、「人の幸福に貢献することを喜びとする職員集団」とし、「私たちの信念」として、「尊厳」「公正」「有能」「協働」「革新」を掲げて福祉活動に当たっています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・運営状況については、中心荘第一・第二老人ホームの管理職が随時把握し、中心会の理事長は「全国社会福祉協議会」の役員も務めるため、全国での業界動向情報も得ながら事業を進めています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:b】 ・「事業計画書」は、前年度の「評価・反省」をもとに、各部署ごとに本年度目標を定め、具体的行動計画も明確にしています。第一・第二老人ホーム所長は、法人理事でもあり、本事業所の課題は必要な都度、法人理事会でも報告しています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・法人理念、中心会第一・第二老人ホーム理念達成に向かって、毎年度の評価・反省の中から課題を分析、抽出し、事業計画を進めていますが、中・長期計画との形にはなっていません。事業所には「10年ビジョン」という長期目標を掲げて、この達成のために、事業計画を打ち出し、単年度の具体的行動計画を実行しています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・理念達成に向かって、毎年度の評価・反省の中から課題を分析、抽出し、事業計画を進めていますが、中・長期計画との形ではなく、「10年ビジョン」を長期目標計画として行動しています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画は、前年度の全職員が参加する目標の、達成度についての「評価・反省」から本年度計画に結び付けており、全職員が関わって策定されています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、利用者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 ・2019年度家族会において、2019年度事業計画について説明しています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:b】 ・2002年に中心会第一、第二老人ホームは、ISO9001認証を取得し、仕事やサービス提供については、PDCAサイクルにより改善を繰り返してきました。現在は認証を取得していませんが、その方法は根付いています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員会議で討議された内容は、会議議事録に記録され、回覧され全職員で共有します。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・行政への指定申請時の必要書類として運営規程があり、管理者の職務については明確な規定がなされています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・所長は行政の福祉事業管理者チェックリストに自らが採点する自己評価を行っています。行政に定期的に提出することが義務付けられている「運営状況点検表」には、自らが記入、提出しています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・所長は毎月の職員会議に出席し、事業計画の進捗状況や各事業よりあげられる問題点などを職員と一緒に討議し、改善策を見出しています。所長はその実行の最高責任者として組織をリードし、職員会議以外でも必要な職員同士の打ち合わせ、会議に出席し、意見を述べることもあります。職員とは個別面談を通じて、要望・意見を把握し、職員一人一人には「成長ステージ」と照らし合わせた「個人品質目標」に結びつけ、研修の受講など費用を事業所が持つなど援助しています。職員の質向上に対しては「年間研修計画」に反映させています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・毎月の「管理職者会議」には、所長が記入する「運営状況報告書」を、提示して、全員で問題がないか議論しています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・設置法人の総務部には事業計画としての「人材確保計画」があり、正規職員は設置法人採用となりますが、非常勤職員は、各事業所での採用となります。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員には、キャリアパスに応じた中心会職員としての「成長ステージ」があり、法人が「期待する職員像等」を明確にしており、職員はその中で将来の姿を描くことができます。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員の有給休暇取得状況に滞りが出た場合には、設置法人総務部より個人名を表面に出したアラームが発せられ、事業所としては如何にして有給休暇を消化できるか職員本人と相談の上、全職員の有給休暇の完全消化に努めています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・設置法人では職員が入職する際には「中心会職員の成長ステージ」をまとめた冊子を手渡し、組織として期待される職員像を明確にしています。冊子は正職員、非正規職員を問わず、全員に配付しています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・設置法人や事業所の理念、基本方針、さらには事業所の「事業計画」に中に、「期待される職員」像を明示しています。「中心会職員の成長ステージ」には、組織が職員に必要とされる専門技術や専門資格を明示しています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・新任の正職員には、入職3年目の先輩職員をエルダー制度により、man to manで貼り付け、OJTを実施しています。新任の非常勤職員に対しては、課長、課長補佐によるOJTを実施し、進めています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の福祉サービスに関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:b】 ・実習生受け入れに関しては、事業計画に「後継者の育成として受け入れていく」と明記して進めています。実習生受け入れに関しては「実習のしおり」があり、受け入れに際しては「オリエンテーション」を行い、事業所の理念・基本方針などを説明し、さらに「個人情報の保護」についても説明しています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・設置法人や事業所のホームページには、理念や基本方針事業計画、財務内容などを公表しています。地域に配る事業所の広報誌には、地域の福祉向上のための取組の実施状況などを詳しく公表しています。広報誌は年4回、発行しています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業所における事務、経理、取引等に関するルールは、経理・経営規程に、職務分掌と権限・責任は組織及び職務権限に関する規程に明記してあり、全職員は、職務に必要ルールは入職時に配属先別に説明を受けています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・地域交流は入所待機者の増加につながる施策でもあるため、自治会の協力を得て事業所の広報誌「えびな福祉NEWS」A4サイズ8Pを年4回発行し、市内全域に回覧し、福祉ニュースや事業所のイベントなど市民へPRし、同時に施設関係者へも配布、地元との交流を積極的におこなっています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・ボランティアの受入に際しては、生活相談係の「手順書」の通り、オリエンテーションを行い、注意事項を伝えています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 福祉施設・事業所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・設置法人の理事長は全国的団体の役員を、所長は県央4市連合の高齢者福祉協議会に所属し、関係機関との連携は密接であり、必要情報はすぐに入手できてます。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・年2回自治会長、地域包括センター職員、家族が参加する運営委員会で福祉ニーズを探り、年4回、加入している自治会会合にも出席し、近隣の福祉動向に気を配り、現在直面している「待機者減少問題」に取り組み、解消すべき方法を模索しています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・法律が定める私費での公益的事業として地域住民とのバザー、2中学校からの職場体験、地域10団体に延べ146回空き部屋を無料で貸し出し「海老名市の福祉避難所として施設 の提供」、「ひきこもりなどユニバーサル就労支援」に4人を71日間受け入れ、など主体的に活動し 自治会のコミュニティセンター祭り、秋葉山古墳清掃などにも参加した実績があります。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 利用者を尊重した福祉サービス提供について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・事業所では入職者全員へ「10年ビジョン」「中心会職員としての成長ステージ」「事業計画書」の3点セットを配付し、会議で施設の理念が「利用者一人ひとりがかけがえのない存在である」ことを認識してもらうと同時に、職員自身も経験年数に応じたステージごとに成長する取り組みを提示、モチベーション維持・向上に努めています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 利用者のプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・利用者の尊厳を担保するために他人に知られたくないプライバシーの保護の方法を介助時に確認するよう徹底しています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して福祉サービス選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:b】 ・利用希望者にはインターネットでは目につきやすい、スカイ色のホームページで施設内容を紹介し、海老名市全域に回覧される事業所広報誌「えびな福祉NEWS」を年4回発行し、高齢者が陥る日常生活での予防事項や中心会4施設の情報など毎号6400部もの部数を発行し、利用者予備軍へ紹介しています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 福祉サービスの開始・変更にあたり利用者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:b】 ・契約に当たっては、入所案内、重要事項説明書、契約書などの内容を時間をかけて説明しています。重要事項説明書には、施設概要、運営方針、利用料金と支払い方法、個人情報の取り扱いなど18項目が記載され、末尾に説明を受け同意したことを確認しています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 福祉施設・事業所の変更や家庭への移行等にあたり福祉サービスの継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・他施設や家庭へ帰った場合は個人情報の第3者提供の範囲内で記録は提供されサービスの継続は可能です。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・利用者の満足度の把握はアンケート調査が最適との判断で各部署で行っています。2018年度は「外出・外泊の際の食事の不安」がある利用者に対してアンケート調査を給食係が行い、食事の不安が外出の少なさにつながっていること、その解消策として栄養士によるアドバイスで不安を取り除き、外出の楽しさを支援するというサービスの変化につながっています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業所では苦情解決の仕組みとして職員全員が受付担当者となることが周知されています。解決責任者は所長とし、原則2週間以内に文書による回答をします。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 利用者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、利用者等に周知している。 |
【第三者評価結果:b】 ・苦情申立人に「迅速かつ誠実にその解決に努めます」と、ソフトに語りかける口調の「苦情対応の流れ」のフローチャートが掲示され、意見箱も見やすい場所に設置されています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 利用者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:b】 ・苦情は全職員が対応します。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・事故防止、衛生、感染症対策、身体拘束ゼロ、などの委員会が設置され、各部署の長が委員会に所属し、マニュアルも整備されています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における利用者の安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染症予防が最大のリスクマネージメントとの意識から、予防対策を徹底し、ウイルスは湿度が50%以下になると蔓延する恐れがあるとして、大容量の加湿器を各ホールに置き湿度をあげています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における利用者の安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・防災訓練は、火災2回、総合(地震と火災)1回、夜間想定火災1回、ALSOKの一斉メールによる地震・火災通報9回を全職員参加で行い、利用者は夜間想定とALSOKを除き参加しています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 提供する福祉サービスについて標準的な実施方法が文書化され福祉サービスが提供されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・中心会では法人単位でISO9001の認定を受けていましたが、今年度中心荘等一部の事業所は認証取得していません。しかし持続的に標準的なマニュアル類を整備し、文書化は完備しています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・日常的に使っている手順書は実態に即しているか、非効率な部分はないか、法令の要求する点を満たしているか、必要があれば見直しする作業を毎月管理者が行っています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。 |
【第三者評価結果:a】 ・ICF(国際生活機能分類)という概念をもってして、「すべての人が生活の中で関わる健康上のあらゆる問題(ニーズ)」に真摯に向き合い、よりその方の生活が豊かなものになるように試行錯誤を繰り返しており、その中で、ICFによる情報整理シート(根拠)に基づき「生活7領域からとらえた解決すべき課題」のシートを活用して利用者の課題を抽出し、「施設サービス計画書」を作成しています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業所は「包括的自立支援プログラム」を参考に作成してきたケアチェック表をアセスメントツールとして活用してきましたが、これをICFに基づいた7領域アセスメントに変更しました。1人の利用者につき年4回、3か月ごとにプランを見直し、「施設サービス計画書」を作成しています。そのため月2回検討会を開いていて、利用者の参加は難しいので家族の参加を求めています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 利用者に関する福祉サービス実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・一番重要な情報である利用者個人ごとのケース記録は充実しており、利用者の現況を把握するツールとして機能しているようです。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 利用者に関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・利用者の個人情報は外部には流出しているケースはありません。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 利用者一人ひとりに応じた一日の過ごし方ができるよう工夫している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・ICF(国際生活機能分類)という概念をもってして、「すべての人が生活の中で関わる健康上のあらゆる問題(ニーズ)」に真摯に向き合い、よりその方の生活が豊かなものになるように試行錯誤を繰り返しており、その中で、ICFによる情報整理シート(根拠)に基づき「生活7領域からとらえた解決すべき課題」のシートを活用して利用者の課題を抽出し、「施設サービス計画書」を作成しています。そのうえで、利用者一人一人が「お正月は何をしますか」などと答えやすい質問を3か月ごとに行うようにしています。但し利用者の意向は実行できている、するようにしていると言えるほど軌道に乗っておりません。 |
【A2】A-1-(1)-① 利用者の心身の状況に合わせて自立した生活が営めるよう支援している。 |
【第三者評価結果:c】 利用者の状況から実施していない |
【A3】A-1-(1)-① 利用者の心身の状況に応じた生活支援(生活相談等)を行っている。 |
【第三者評価結果:c】 利用者の状況から実施していない |
【A4】A-1-(1)-② 利用者一人ひとりに応じたコミュニケーションを行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・利用者の尊厳を守るため、年長者としての尊敬の念をもって介護にあたっています。赤ちゃん言葉を使わない、子ども扱いしない、否定的な言葉遣いをしないなど注意を払っています。気になる言葉遣いがあった場合には、その場でお互いに注意をしたり、ミーティングで注意喚起しています。 |
【A5】A-1-(2)-① 利用者の権利侵害の防止等に関する取組が徹底されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・権利侵害の防止について重要事項説明書に説明すると共に、身体拘束ゼロ介護についての掲示を施設内に行っていますが、事例を収集・提示して利用者に周知することまでは行われていません。 |
【A6】A-2-(1)-① 福祉施設・事業所の環境について、利用者の快適性に配慮している。 |
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【第三者評価結果:b】 ・毎日の清掃、午前11時、午後15時の換気は行っていますが、清掃が追い付いていない状況です。 |
【A7】A-3-(1)-① 入浴支援を利用者の心身の状況に合わせて行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・施設サービス計画を基に、主にはご利用者の状態に合わせ、利用者の入浴を行っています。 |
【A8】A-3-(1)-② 排せつの支援を利用者の心身の状況に合わせて行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・排泄マニュアルにより、利用者のケアプランに基づきますが、利用者の状態に合わせることに重きをおき支援しています。 |
【A9】A-3-(1)-③ 移動支援を利用者の心身の状況に合わせて行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・施設サービス計画書を念頭に、利用者の心身の状態に合わせて、豊かな生活を送っていただけるよう心がけ、利用者ができるだけ自力で移動できるような支援を行っています。 |
【A10】A-3-(2)-① 食事をおいしく食べられるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:b】 ・年2回利用者が食べたい物のアンケートを取っています。何が食べたいか問われてもすぐに答えられない利用者も多くいることから、献立の写真を用意し、食べたい物を指さしてもらうなどの方法をとっています。 |
【A11】A-3-(2)-② 食事の提供、支援を利用者の心身の状況に合わせて行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・施設サービス計画書を念頭に、利用者の心身の状態に合わせて、食事つくりと提供を行っています。 |
【A12】A-3-(2)-③ 利用者の状況に応じた口腔ケアを行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・利用者が主体的に口腔ケアに取り組めるような支援は行っていませんが、利用者が食後の歯磨きを行える支援を行っています。 |
【A13】A-3-(3)-① 褥瘡の発生予防・ケアを行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・褥瘡対策のためのマニュアルがあり、それに基づいて褥瘡予防を行っています。入浴時などに利用者の体の赤みを見つけた場合は、直ちに職員で対策を検討し、2時間ごとに体位交換を行ったり、食事の時の移動方法をPTと相談したり、栄養付加食品(コラーゲンゼリー、エンジョイゼリーなど)を付けたりし、赤みが褥瘡にならないようにしています。 |
【A14】A-3-(4)-① 介護職員等による喀痰吸引・経管栄養を実施するための体制を確立し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・喀痰吸引・経管栄養の実施の管理責任者は施設長で、内科、精神科の配置医師が補佐しています。施設のマニュアル「医療関連行為における注意点」には、ケアの手順について詳細に規定しています。 |
【A15】A-3-(5)-① 利用者の心身の状況に合わせ機能訓練や介護予防活動を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・利用者の生活維持や介護予防に主体的に取り組めるよう三つのレクレーションの計画を準備しています。球技、音楽、習字、散歩などを用意し、利用者の症状に応じて個別であったり、グループであったりして参加しています。 |
【A16】A-3-(6)-① 認知症の状態に配慮したケアを行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・利用者一人一人の生活能力、機能等は、ケース記録、周知ファイルに記載され職員全員で共有されています。 |
【A17】A-3-(7)-① 利用者の体調変化時に、迅速に対応するための手順を確立し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・施設には「緊急時対応マニュアル」があり、緊急時対応の研修は年2回実施されており、緊急時の対応は確立されています。 |
【A18】A-3-(8)-① 利用者が終末期を迎えた場合の対応の手順を確立し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・「看取り介護についての方針」が制定されており看取り介護の手順が明確に定められています。 |
【A19】A-4-(1)-① 利用者の家族等との連携と支援を適切に行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・業務要領書「家族への介護についての情報提供」により、生活相談員が定期的又は必要に応じて電話や手紙で家族へ連絡しています。 |
【A20】A-5-(1)-① 安定的で継続的なサービス提供体制を整え、取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:評価外(訪問介護以外の福祉施設・事業所)】 評価外 |