南さいわい(従来型)
第三者評価機関名 | 株式会社ケアシステムズ |
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名称 | 特別養護老人ホーム南さいわい(従来型) | 評価対象サービス | 高齢者福祉サービス版 |
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対象分野 | 特別養護老人ホーム | 定員 | 100 名 |
所在地 | 212-0016 川崎市幸区南幸町3-149-3 |
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TEL | 044-542-3695 | ホームページ | https://www.misasakai.or.jp/shisetsu/minamisaiwai.php |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2013年05月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 社会福祉法人 三篠会 | ||
職員数 |
常勤職員:58 名
非常勤職員:40 名
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専門職員 |
医師:2 名
看護師:8 名
相談員:4 名
調理員:8 名
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施設・設備の概要 |
(居室数)100室 従来型個室:22室 多床室:78室:(設備等)個浴8か所、特殊浴槽2か所、共同生活室8か所
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法人理念:歩・実・心 施設方針:利用者本位(子どもたちやおとしよりのことを中心に物事を考える姿勢) 外部意識(保護者・家族、地域・ボランティア等、お越しくださった方へのおもてなしの心や関わる姿勢) お互いさま。(職員関係:お互いを尊重する) チャレンジ。(ベストサービスへの挑戦:一歩前に踏み出す気持ち) |
ノーリフティングケアを施設全体で進めており、年間計画の基、1回/月実施している。 |
評価実施期間 | 2019/05/16(契約日) ~2020/03/31(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 2 回(平成27年度) |
特に評価の高い点 | ①自主性や主体性を尊重して自立支援に取り組んでいる ・食事、入浴、就寝起床以外は、時間的な制約を設けておらず、自由に過ごしてもらえるようにしている。入居前に愛用していた備品類などの持ち込みもできる限り対応しており、自宅での生活の延長になるように配慮している。また、自主性や主体性を導き出しながら自立支援を促すことに力を入れており、年間を通じて各種の催し物を開催しているが、本人の意向を尊重して参加を無理強いしないことを原則としている。 ②専門性の高い支援を充実させることを目指している ・利用者の状態は、定期的なアセスメントの見直しによって変化を適切に把握できる仕組みが整っている。各種の催し物や地域の行事への参加など、生活を豊かにする豊富な各種の活動を用意して、意向に沿って参加してもらえるように支援している。また、年間研修計画を作成しており、ノーリフティングを学ぶ機会を設けている。法人の資格取得制度等で職員のキャリアアップの支援を行っている。 ③快適で安全な環境整備に取り組んでいる ・施設内はゆったりとした生活スペースが確保され、採光も十分取り入れられ快適な空間が整備されている。車イスの利用者にも自操できる場所が確保されており、快適性と安全性に考慮した環境が整備されている。サービス個別化部会において検討を行い、コミュニケーションが図りにくい利用者にも適切に対処できるように取り組んでいる。また、離床を促がし共有スペースで生活してもらうことにも取り組んでいるが、居室で自分の時間を過ごしたり、ベッドで好きな時間に横になったりすることもできるようにしている。 |
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改善を求められる点 | ①利用者家族や地域との連携をさらに充実させることが望まれる ・利用者家族や、地域との密接な関係作りを目指し、情報開示の透明化、利用者家族との意見交換を含めた関係作り、実習生・ボランティアなどの受け入れに取り組んでいる。さらに、ケアプランの見直しを行うサービス担当者への家族の出席を積極的に促すことも望まれる。また、ボランティアの受け入れについても、介護の補助的業務(傾聴、リネン交換、清掃、洗濯物たたみ)などにも支援の手を求めることが望まれる。利用者支援を家族、地域、施設が一体となって推進する体制作りを構築されたい。 ②利用者の安全確保・向上を目指している ・毎月開催している事故防止委員会では、ヒヤリハットや事故報告書をもとに事例検討を実施し再発防止に取り組んでいる。また、関係機関などから寄せられた最新情報をもとにマニュアルの見直しに取り組んだり、勉強会を開催している。さらに、ヒヤリハット、問題発生などの集計データが具体的な事故防止に結びつく分析を行っているが、実際にデータが活用されているかを検証することが望まれる。また、事業報告書において、年度毎のリスクマネジメントを総括し、職員への注意喚起を促すことも望まれる。 ③事業報告書と計画書で計画と達成状況が判るような記載が望まれる ・事業計画書に記載されている個別事業では具体的な数値目標が記載されていないものもあり、事業報告書の総括も曖昧になることが想定される。数値目標として掲げ達成状況が判るような記載が望まれる。また、利用者アンケート等で把握した意向や要望についても、結果や具体的な施策を事業計画書上で明示し、連続性を明確にすることも望まれる。さらに、事業計画上の取り組みが以前からの継続的なものか新たに取り組んだ物かを明示することも必要とされる。事業報告書と計画書の記載事項を整理し、計画と達成状況が関連付けることが望まれる。 |
・今回の第三者評価を通じて施設が目指していることは、着実に具現化されつつあることが確認できております。家族アンケートの結果につきましては高い満足度をいただいており、安定したサービスを提供できていると思われます。施設としては家族と一緒に作成した個別支援計画に沿った利用者一人ひとりの個別支援に特に力を入れております。また、「さらなる改善が望まれる点」につきましては、施設一丸となって取り組み、地域や関係機関との連携を図りながらサービスの向上に努めます。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・法人理念として「歩・実・心」(あゆみのこころ)を掲げており、単年度事業計画の運営方針に骨子を落とし込んだり、個人目標を作成する際の指針としている。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・事業経営については、毎月2回開催している定例会議において、現状の報告と課題の共有、具体的解決案の検討を行っている。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・経営層は理事長や関東ブロックエリア長と定期的に運営会議を行っており、会議の中で収集した業界動向などの各種の情報を収集して、施設として取り組むべき経営課題を明確にしている。これら課題を解決するための具体的な取り組みを単年度事業計画の中に盛り込み、目標達成を目指して日々業務を遂行する仕組みが整っている。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・法人として中長期的なビジョンを掲げており、達成するために利用者への支援の在り方や支援体制を運営方針・支援方針として具体的な項目(個別支援計画、自立・自主性の助長など)をケアプランとして策定している。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・法人として中長期事業計画を策定しており、「基本方針」「重点事項」などを明示している。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業の進捗状況については月単位で収支や業務遂行状況を把握し、運営概要としてまとめ毎月本部に報告している。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、利用者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:c】 ・現在、利用者や家族に対して、直接担当者などから事業計画の説明などは行われておらず今後の課題としている。ただし、事業計画書や報告書は施設の事務所に常置しており、いつでも閲覧できるようにしている。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・施設運営全般を検証するリーダー会議に加え、各種の専門委員会(褥瘡予防・栄養管理、サービス向上、ノーリフティング推進、衛生、業務改善、リスクマネジメント・身体拘束廃止)を定期的に開催し、それぞれのテーマに沿って検証や改善に取り組んでいる。各種委員会を通じて、福祉サービスの質の向上について組織的に検討する仕組みができている。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 ・業務推進のフレームとしては、リーダー会議において課題を明確にし、各委員会において個別案件に取り組む際の方向性を示唆することにしている。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・リーダー会議で管理者の役割と責任、法人及び施設の方針等を表明し、周知している。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人本部が主管する入職時研修では、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などの基本を説明し周知に努めている。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・サービスの質の向上のために様々な面からケアプランを考察しており、関係機関との情報交換や家族との関わりを深めるようにしている。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・利用状況を踏まえた予算を立て、改善の必要な部署にはニーズに合ったサービス提供が行えるように業務の見直しに取り組んでいる。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・職員の募集採用は法人本部で一括して行っており、新入職員研修後、施設が必要とする人材を踏まえ、適材適所の人員配置に努めている。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人としてキャリアパス制度を設けており、職員一人ひとりの個別人材育成計画を策定し、職員の適性を考慮して配置に取り組んでいる。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人で統一された人事考課制度の導入をしている。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人として職域、職制、職歴などをもとに職員一人ひとりを対象に育成計画を策定しており、入職時をはじめ都度説明する機会を設けて理解を深めてもらえるようにしている。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人として新任研修、フォローアップ研修、リーダー研修などを計画しており、施設として新入職員や転籍者を対象に入社時研修や年間を通じて全体研修を実施している。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員一人ひとりを対象にした研修計画については、キャリアパスをもとに勤務年数、経験、資格などを踏まえて策定しており、勤務シフトや出勤日などを調整して、円滑な受講を支援している。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の福祉サービスに関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:b】 ・実習生の受け入れには積極的に取り組んでおり、実習前に実習担当者がオリエンテーションを実施し、福祉サービスに関わる基本的な知識・技術、業界の動向等について説明している。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・パンフレットは、大きめの文字や行事などの写真が掲載されており、分かりやすくまとめられている。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・各種の広報媒体を設けて地域社会への情報提供に取り組み、特に利用者の受け入れについては関係機関への情報提供を充実させている。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・地域交流スペースを活用し、多様な団体へ無料貸し出しを行っており、さらに、市(区)報をはじめ施設を訪れるボランティアなどから地域情報を収集し、利用者に還元することを心がけている。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・ボランティアの受け入れ体制を整えており、サービス向上委員会内でボランティアについての情報共有・受け入れ体制を整備している。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 福祉施設・事業所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・地域のネットワーク作りやニーズ把握に努め、病院等の関係機関とも密に連絡を取り連携を図っている。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・厚労省や東京都ホームページ、シルバー新報など、国の動向や介護保険制度改正の動向はできるだけ入手するよう努めている。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・地域活動には積極的に参加することを心がけており、地域の協力を得て、土日のみ開催されているホーム喫茶についても利用者から毎日の運営を期待されている。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 利用者を尊重した福祉サービス提供について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・倫理規定は入職時研修の際に説明され、加えて職員全員に配布している。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 利用者のプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・利用者情報を外部とやりとりする際のルールは、入居時に確認を行っている。その都度利用者や家族への確認を行い、プライバシーの保護に努めている。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して福祉サービス選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・施設の情報は、パンフレット・広報紙・ホームページなどを用いて利用希望者に提供されている。各種媒体は1階事務室前に常置されており、施設を訪れる様々な来所者に対して配布することにしている。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 福祉サービスの開始・変更にあたり利用者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入居が決定した際に行う事前面談は、相談員が利用者の居住先へ必ず訪問することにしている。家族をはじめ、病院や老人保健施設へ入居している場合には施設関係者の同席も促している。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 福祉施設・事業所の変更や家庭への移行等にあたり福祉サービスの継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・現在、利用者の平均年齢85.7歳、平均介護度4.0が報告されており、高齢化や重度化の傾向は否めない。昨年度は退居者20名が報告されている。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・季節行事の企画や個人にあったリハビリ提供を行い、生活に楽しみを見いだせるように取り組んでいる。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・苦情解決の制度を明示し、責任者や受付担当者を契約書に明記し入居時に説明をしている。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 利用者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、利用者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・利用者や家族などに対しては、重要事項説明書に苦情解決責任者・受付窓口・第三者委員・川崎市福祉事業所など苦情解決支援事業事務局などの連絡先を明記したり、施設内に掲示して周知に努めている。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 利用者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・苦情解決の制度を明示し、責任者や受け付け担当者を契約書に明記し入居時に説明をしている。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・事故防止対策委員会の指針に基づき、定期的な委員会の開催及び研修体制がある。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における利用者の安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染症・食中毒予防対策委員会の指針に基づき、定期的な委員会の開催及び研修体制、感染マニュアルの更新を適時行っている。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における利用者の安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・緊急時には迅速に職員に連絡が行きわたるように連絡網を都度更新したり、災害対策として食料品などを含めて備蓄を3日分用意している。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 提供する福祉サービスについて標準的な実施方法が文書化され福祉サービスが提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・法人業務の手引きや各種のマニュアルに加え、利用者の状態、施設独自の環境などを踏まえて個別支援を提供するための「業務の手引き」を設けて業務の標準化に取り組んでいる。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・業務に関する各種のマニュアルを設けており、入職時の説明をはじめ職員室に保管しいつでも確認できるようにしている。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。 |
【第三者評価結果:a】 ・日々の生活の様子をもとに6か月ごとに居室担当者によるモニタリングを実施しており、必要に応じてアセスメントやケアプランを見直すことにしている。その際には多職種が出席するケアカンファレンスを開催して、モニタリングはケアプランの評価や進捗状況を確認するデータとされている。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入居前のアセスメントで利用者の病歴や身体状況の把握をはじめ、生活歴や趣味、嗜好等の聞き取りをした上で意向を尊重する支援を行っている。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 利用者に関する福祉サービス実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職階によりパスワードなどでアクセス権限を設定し、パソコンサーバー上の情報管理を行っている。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 利用者に関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・パソコンの介護支援ソフトを活用して情報の管理・共有を行っており、パスワードなどを使用して限定的な情報の使用にも留意し、機密性にも留意した情報管理に努めている。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 利用者一人ひとりに応じた一日の過ごし方ができるよう工夫している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・さまざまなケアを提供する際には必ず声をかけ、利用者の了解を得ながら進めることを大切にしている。 |
【A2】A-1-(1)-① 利用者の心身の状況に合わせて自立した生活が営めるよう支援している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入居前から行っていた趣味活動などについても支障がない範囲で対応している。個別での対応も行っており、家族との外出など目的に合わせた支援を行っている。 |
【A3】A-1-(1)-① 利用者の心身の状況に応じた生活支援(生活相談等)を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・日々の生活においても利用者の意思を尊重することに努めており、行事やレクリエーションへの参加についても無理強いすることなく意向を確認している。 |
【A4】A-1-(1)-② 利用者一人ひとりに応じたコミュニケーションを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・聴覚障害者で手話を使用してコミュニケーションをとる利用者には、手話のできる職員を担当者にする等の配慮をしている。 |
【A5】A-1-(2)-① 利用者の権利侵害の防止等に関する取組が徹底されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入職時には就業規則や服務規程の説明を行い遵守を徹底している。 |
【A6】A-2-(1)-① 福祉施設・事業所の環境について、利用者の快適性に配慮している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・施設は基本的に従来型の多床室であるが、ユニット型に近い生活空間となっている。 |
【A7】A-3-(1)-① 入浴支援を利用者の心身の状況に合わせて行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・利用者の身体状況に合わせて、各種の浴槽を用意して入浴支援に取り組んでいる。 |
【A8】A-3-(1)-② 排せつの支援を利用者の心身の状況に合わせて行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・個人の排泄パターンを状況を統計的に確認し、自然な排泄につなげるように支援している。排泄パターンを把握して、トイレにて排泄が行える利用者に関しては誘導を行い、オムツ交換の利用者に関しては不快な時間を少なくできるよう心がけている。 |
【A9】A-3-(1)-③ 移動支援を利用者の心身の状況に合わせて行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・利用者の状況に合わせて福祉用具(車イス、クッション等)を活用し、無理なく移動できるように支援している。 |
【A10】A-3-(2)-① 食事をおいしく食べられるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入居時には事前の面談情報や医療情報をもとに、自宅での食事時間やペースなどについて、できる限り継続して円滑に施設生活に馴染めるように心がけている。 |
【A11】A-3-(2)-② 食事の提供、支援を利用者の心身の状況に合わせて行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・利用者に合わせたテーブルの高さ(車イスクッション等の利用、足置きの設置等)で、利用者の着席に合わせて個別に食事提供を行っている。 |
【A12】A-3-(2)-③ 利用者の状況に応じた口腔ケアを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・毎食後、口腔ケアを実施している。 |
【A13】A-3-(3)-① 褥瘡の発生予防・ケアを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・利用者ごとの排泄状況を把握し、褥瘡予防になるように随時適切な支援が提供できるようにしている。 |
【A14】A-3-(4)-① 介護職員等による喀痰吸引・経管栄養を実施するための体制を確立し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・現在、喀痰吸引・経管栄養を実施するための体制はなく、看護職員のみ対応可能となっている。また、事業所登録もできておらず、今後の検討課題である。 |
【A15】A-3-(5)-① 利用者の心身の状況に合わせ機能訓練や介護予防活動を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入浴、排泄、食事などの日常生活における「生活リハビリ」や、各種のレクリエーション活動を通じて機能訓練の要素を取り入れた支援を充実させることに取り組んでいる。実施内容としては、利用者が有する能力の向上に主眼をおき、利用者本人が生活を楽しめる機能の回復に努めている。利用者ごとの目的を明確にし、ADL向上を目指して対応している。 |
【A16】A-3-(6)-① 認知症の状態に配慮したケアを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・介護統括主任が認知症実践者研修の講師の資格を持っており、フロアミーティング等で認知症についての基礎知識や対応方法を助言している。 |
【A17】A-3-(7)-① 利用者の体調変化時に、迅速に対応するための手順を確立し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・緊急時の連絡先として複数の家族の氏名や電話番号などが記載されており、緊急時の対応方法を職員間で共有している。 |
【A18】A-3-(8)-① 利用者が終末期を迎えた場合の対応の手順を確立し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・昨年度の退居者20名については、逝去18名、医療機関への入院1名、他の福祉施設への転居1名になっている。 |
【A19】A-4-(1)-① 利用者の家族等との連携と支援を適切に行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・入居時の説明において、要望・苦情の窓口説明と、随時受け付ける旨の説明を行っている。 |
【A20】A-5-(1)-① 安定的で継続的なサービス提供体制を整え、取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・モニタリングやアセスメントの見直しに加え、ケアプランの原案を居室担当者が作成することにしており、各種のサービス提供の実態に沿ったケアプランが作成できるようにしている。 |