こむかい
第三者評価機関名 | 株式会社ケアシステムズ |
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名称 | 地域密着型特別養護老人ホームこむかい | 評価対象サービス | 高齢者福祉サービス版 |
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対象分野 | 特別養護老人ホーム | 定員 | 29 名 |
所在地 | 212-0002 川崎市幸区小向仲野町1-3 |
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TEL | 044-540-0170 | ホームページ | https://www.misasakai.or.jp/shisetsu/minamisaiwai.php |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2013年05月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 社会福祉法人 三篠会 | ||
職員数 |
常勤職員:19 名
非常勤職員:21 名
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専門職員 |
医師:1 名
看護師:2 名
機能訓練指導員:1 名
管理栄養士:1 名
調理員:2 名
介護支援専門員:1 名
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施設・設備の概要 |
(居室数)29室:個浴3か所、特殊浴槽1か所、共同生活室3か所
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法人理念:歩・実・心 施設方針:利用者本位(子どもたちやおとしよりのことを中心に物事を考える姿勢) 外部意識(保護者・家族、地域・ボランティア等お越しくださった方へのおもてなしの心や関わっていく姿勢) お互いさま(職員関係:お互いを尊重する) チャレンジ(ベストサービスへの挑戦:一歩前に踏み出す気持ち) |
・ノーリフティングケアを施設全体で進めており、年間計画の基、1回/月実施している。 |
評価実施期間 | 2019/05/16(契約日) ~2020/03/31(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 2 回(平成27年度) |
特に評価の高い点 | ①利用者一人ひとりのニーズを把握して確実で丁寧な対応に取り組んでいる ・利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、放任、虐待、無視などが行われることのないようにすることは、事業計画書に明示して職員への注意喚起を促している。新入研修会では誤った言動などについての注意を促し、内部牽制体制作りに努めている。ケアのはじめには必ず声をかけ、利用者本人の了解を得ながら支援を進めたり、拒否が見られる際には時間をずらして対応職員を変えてみるなどの工夫をすることにしている。丁寧な対応は利用者調査や家族アンケートからも評価の声が聴かれている。 ②食事を楽しんでもらうことに力を入れている ・法人として食事に関するアンケートを実施しており、意向要望を把握し、行事食を必ず提供できるよう献立作成に取り組んでいる。昼食時においては管理栄養士が回り、食事内容についてや意向について随時聴き取りを行って確認している。ユニットでご飯を炊くなど、香りへの刺激なども取り入れている。おやつパーティーやイベント食(お好み焼き、ハンバーガーなど)を行い、食事を楽しめるようにしている。食事アンケートの結果を具体的に活かすことに力を入れている。 ③関係機関との連携を大切にして入居支援に取り組んでいる ・平成25年5月度より地域密着型特養として開設し、川崎市民を原則対象としている。現在、利用率も高く適切な情報提供により円滑な入居支援がなされていることがうかがえる。入居申し込みについては川崎市に直接申し込みをするようになっており、見学や問い合わせには適宜対応して市に申し込みを促している。また、地域の居宅介護支援事業所や医療機関からの問い合わせにも適宜対応し、関係者だけの見学にも対応している。 |
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改善を求められる点 | ①日常生活を豊かにする各種の取り組みを充実させることを目指している ・日常生活を豊かにする各種の取り組みは、利用者の要望を把握してユニットで計画している。また、法人が近隣で運営している特養と連携して各種のアクティビティ、行事、イベントなどにも参加を促している。ただし、利用者調査の「したいことをして過ごせることができるか」の設問に関してはさらに高い満足度が期待される結果であった。自由意見欄にも「心身の活性化に力を入れてほしい」とする声が聞かれていた。 ②ユニットごとのコンセプト作りを目指している ・認知症状の利用者が多いことを踏まえ、安全で落ち着いた生活のできるよう、利用者の特性に配慮した支援に取り組んでいる。29名(29室)定員のユニットは、利用者の要望や状態に合わせた環境になっており、「その人らしい生活」が実践できるように配慮されている。本年度は、利用者一人ひとりの課題分析をもとに、ユニットのコンセプトを掲げることに取り組んでいる。ユニットの独自性を踏まえた、個性あふれるユニット作りに期待したい。 ③利用者に還元できる社会資源に関する情報収集力を向上されたい ・川崎市民向けの地域密着型介護老人福祉施設となっており、入居募集は原則市民であり地域と馴染みの深い利用者が中心になっている。ただし、施設は開設後概ね5年が経過したに過ぎないことや、近隣についても大手のメーカーの多規模工場や国道の面した環境のため「地域社会が捉えづらい環境」にあることは否めない。現在利用者に還元できる地域の社会資源は脆弱であり、情報チャンネルについても把握できていないことが見受けられる。企業が地域との取り組みを模索していることも踏まえ、施設前のメーカーと連携を図ることも一考されたい。 |
・今回の第三者評価を通じて施設が目指していることは、着実に具現化されつつあることが確認できております。家族アンケートの結果につきましては高い満足度をいただいており、安定したサービスを提供できていると思われます。ご利用者やご家族の意向や要望を反映したケアプランのもとに利用者一人ひとりの個別支援に特に力を入れております。また、「さらなる改善が望まれる点」につきましては、施設一丸となって地域や関係機関との連携を図りながらサービスの向上に努めます。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・法人理念として「歩・実・心」(あゆみのこころ)を掲げており、単年度事業計画の運営方針に骨子を落とし込んだり、個人目標を作成する際の指針としている。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・事業経営については、毎月2回開催している定例会議において、現状の報告と課題の共有、具体的解決案の検討を行っている。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・経営層は理事長や関東ブロックエリア長と定期的に運営会議を行っており、会議の中で収集した業界動向などの各種の情報を収集して、施設として取り組むべき経営課題を明確にしている。これら課題を解決するための具体的な取り組みを単年度事業計画の中に盛り込み、目標達成を目指して日々業務を遂行する仕組みが整っている。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・法人として中長期的なビジョンを掲げており、達成するために利用者への支援の在り方や支援体制を運営方針・支援方針として具体的な項目(個別支援計画、自立・自主性の助長など)をケアプランとして策定している。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・法人として中長期事業計画を策定しており、「基本方針」「重点事項」などを明示している。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業の進捗状況については月単位で収支や業務遂行状況を把握し、運営概要としてまとめ毎月本部に報告している。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、利用者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:c】 ・現在、利用者や家族に対して、直接担当者などから事業計画の説明などは行われておらず今後の課題としている。ただし、事業計画書や報告書は施設の事務所に常置しており、いつでも閲覧できるようにしている。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・施設運営全般を検証するリーダー会議に加え、各種の専門委員会(褥瘡予防・栄養管理、サービス向上、ノーリフティング推進、衛生、業務改善、リスクマネジメント・身体拘束廃止)を定期的に開催し、それぞれのテーマに沿って検証や改善に取り組んでいる。各種委員会を通じて、福祉サービスの質の向上について組織的に検討する仕組みができている。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 ・業務推進のフレームとしては、リーダー会議において課題を明確にし、各委員会において個別案件に取り組む際の方向性を示唆することにしている。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・リーダー会議で管理者の役割と責任、法人及び施設の方針等を表明し、周知している。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入職時には就業規則や服務規程の説明を行い遵守を徹底している。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・サービスの質の向上のために様々な面からケアプランを考察しており、関係機関との情報交換や家族との関わりを深めるようにしている。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・利用状況を踏まえた予算を立て、改善の必要な部署にはニーズに合ったサービス提供が行えるように業務の見直しに取り組んでいる。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・職員の募集採用は法人本部で一括して行っており、新入職員研修後、施設が必要とする人材を踏まえ、適材適所の人員配置に努めている。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人としてキャリアパス制度を設けており、職員一人ひとりの個別人材育成計画を策定し、職員の適性を考慮して配置に取り組んでいる。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人で統一された人事考課制度の導入をしている。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人として職域、職制、職歴などをもとに職員一人ひとりを対象に育成計画を策定しており、入職時をはじめ都度説明する機会を設けて理解を深めてもらえるようにしている。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人として新任研修、フォローアップ研修、リーダー研修などを計画しており、施設として新入職員や転籍者を対象に入社時研修や年間を通じて全体研修を実施している。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員一人ひとりを対象にした研修計画については、キャリアパスをもとに勤務年数、経験、資格などを踏まえて策定しており、勤務シフトや出勤日などを調整して、円滑な受講を支援している。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の福祉サービスに関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:b】 ・実習生の受け入れには積極的に取り組んでおり、実習前に実習担当者がオリエンテーションを実施し、福祉サービスに関わる基本的な知識・技術、業界の動向等について説明している。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・パンフレットは、大きめの文字や行事などの写真が掲載されており、分かりやすくまとめられている。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・各種の広報媒体を設けて地域社会への情報提供に取り組み、特に利用者の受け入れについては関係機関への情報提供を充実させている。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・地域交流スペースを活用し、多様な団体へ無料貸し出しを行っており、さらに、市(区)報をはじめ施設を訪れるボランティアなどから地域情報を収集し、利用者に還元することを心がけている。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・ボランティアの受け入れ体制を整えており、サービス向上委員会内でボランティアについての情報共有・受け入れ体制を整備している。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 福祉施設・事業所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・地域のネットワーク作りやニーズ把握に努め、病院等の関係機関とも密に連絡を取り連携を図っている。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・厚労省や東京都ホームページ、シルバー新報など、国の動向や介護保険制度改正の動向はできるだけ入手するよう努めている。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・地域活動には積極的に参加することを心がけており、地域の協力を得て、土日のみ開催されているホーム喫茶についても利用者から毎日の運営を期待されている。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 利用者を尊重した福祉サービス提供について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・個人情報保護については、1階の玄関の掲示板に張り出し広く伝わるように配慮されている。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 利用者のプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・さまざまなケアを提供する際には必ず声をかけ、利用者の了解を得ながら進めることを心がけており、拒否が見られる時には時間をかけて対応して無理強しないことや、食事の時間や入浴の日にちを希望に応じて変更することにも取り組み、意向に沿った対応が定着されている。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して福祉サービス選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・インターネットや地域の介護保険事業者情報誌にもは施設の情報は掲載されており、公の媒体を通じての施設情報もなされている。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 福祉サービスの開始・変更にあたり利用者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入居前面談、訪問調査を必ず実施し、直接利用者・家族と会って、ニーズの聞き取りを実施している。訪問調査は老人保健施設、有料老人ホーム、自宅へ生活相談員が訪問し、訪問時の情報をもとにアセスメントを作成し、心身状況を把握している。利用者・家族の意向の聞き取りによって、施設でどのような生活をしていくかを確認している。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 福祉施設・事業所の変更や家庭への移行等にあたり福祉サービスの継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・現在、29名の入居者の平均年齢91.0歳、平均介護度3.8が報告されており、高齢化や重度化の傾向は否めない。平均入居期間は3年3か月になっている。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、放任、虐待、無視などが行われることのないようにすることは、事業計画書の法人共通理解とするところに明示している。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・苦情解決の窓口及び責任者、第三者委員を設置している。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 利用者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、利用者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・利用者の意向は入居時やケアプランの更新時、面会時、個別の面談などで聞き取ることに努めている。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 利用者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・把握した利用者一人ひとりのニーズはカンファレンスで検討し、ケアプランに反映させている。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人の事業計画にはリスクマネジメント対策を盛り込み、具体的な取り組みを明確にしている。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における利用者の安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染症・食中毒予防対策委員会の指針に基づき、定期的な委員会の開催及び研修体制、感染マニュアルの更新を適時行っている。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における利用者の安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・緊急時には迅速に職員に連絡が行きわたるように連絡網を都度更新したり、災害対策として食料品などを含めて備蓄を3日分用意している。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 提供する福祉サービスについて標準的な実施方法が文書化され福祉サービスが提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・各種マニュアルは整備されており、誰でも、いつでもみられるように、各ユニットに保管されている。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・各種マニュアルは法人全体で整備され、各ユニットの介護職員室にも紙ベースでファイルされている。解らないことや困ったことがあったときにはマニュアルで確認できるようにしている。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。 |
【第三者評価結果:a】 ・ケース記録をパソコンで入力できるように共通の専用ソフトを導入しており、統一様式はもちろんのこと、情報共有化に一役を担っている。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・少数の職員で対応しているという小規模施設としての利点を活かして、介護職員へのケアプランの意識付けを目指している。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 利用者に関する福祉サービス実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・パソコンの介護支援ソフトを活用して情報の管理・共有を行っており、パスワードなどを使用して限定的な情報の使用にも留意し、機密性にも留意した情報管理に努めている。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 利用者に関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・職域によりパスワードなどでアクセス権限を設定し、パソコンサーバー上の情報管理を行っている。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 利用者一人ひとりに応じた一日の過ごし方ができるよう工夫している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・ユニットのパブリックスペースは、家庭的な雰囲気作りに取り組んでいる。日中過ごす共有スペースの席位置に配慮したり、居室で過ごせる時間を作り、利用者にあった過ごし方ができるようにしている。ユニットごとにテーブルの配置を変えるなどして、個々の利用者が過ごしやすい環境を作っている。 |
【A2】A-1-(1)-① 利用者の心身の状況に合わせて自立した生活が営めるよう支援している。 |
【第三者評価結果:a】 ・日常の各種の支援は、利用者一人ひとりの介助内容はアセスメントシートに落とし込み適切な支援につなげている。 |
【A3】A-1-(1)-① 利用者の心身の状況に応じた生活支援(生活相談等)を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・さまざまなケアを提供する際には必ず声をかけ、入居者の了解を得ながら進めることを大切にしている。 |
【A4】A-1-(1)-② 利用者一人ひとりに応じたコミュニケーションを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・聴覚障害のある利用者の支援は手話のできる職員が担当するなど、利用者個々に合わせてコミュニケーションを取るようにしている。 |
【A5】A-1-(2)-① 利用者の権利侵害の防止等に関する取組が徹底されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入職時をはじめ現任者においても定期的に虐待防止研修を実施して、虐待防止に努めている。 |
【A6】A-2-(1)-① 福祉施設・事業所の環境について、利用者の快適性に配慮している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・居室は全室個室であり、利用者にとってプライバシーが保てる環境になっている。 |
【A7】A-3-(1)-① 入浴支援を利用者の心身の状況に合わせて行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・誘導から整容に至る支援を一貫して同じ職員が担当する「マンツーマン入浴」を実施している。 |
【A8】A-3-(1)-② 排せつの支援を利用者の心身の状況に合わせて行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・排泄介助を必要とする利用者が多いことを踏まえ、身体的状態に適した排泄支援を目指している。 |
【A9】A-3-(1)-③ 移動支援を利用者の心身の状況に合わせて行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・移動方法については、利用者・家族の意向や要望を把握して、医療情報や機能訓練指導員の評価をもとに決定している。 |
【A10】A-3-(2)-① 食事をおいしく食べられるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人として食事に関するアンケートを実施しており、意向要望を把握し、行事食を必ず提供できるよう献立作成に取り組んでいる。 |
【A11】A-3-(2)-② 食事の提供、支援を利用者の心身の状況に合わせて行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・食事時間を一定に保つことは、生活リズムを安定させることにつながることから、できる限り決められた時間に喫食してもらえるように努めている。 |
【A12】A-3-(2)-③ 利用者の状況に応じた口腔ケアを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・訪問歯科医による口腔内の評価を行い、できる限り経口摂取が維持できるように取り組んでいる。 |
【A13】A-3-(3)-① 褥瘡の発生予防・ケアを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・利用者ごとの排泄状況を把握し、褥瘡予防になるように随時適切な支援が提供できるようにしている。 |
【A14】A-3-(4)-① 介護職員等による喀痰吸引・経管栄養を実施するための体制を確立し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・現在、喀痰吸引・経管栄養を実施するための体制はなく、看護職員のみ対応可能となっている。また、施設登録もできておらず、今後の検討課題である。 |
【A15】A-3-(5)-① 利用者の心身の状況に合わせ機能訓練や介護予防活動を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・日常生活の中で心身機能を活性化するためのプログラムを設け、楽しみながら機能訓練を行えるようにしている。ゲーム・歌・タオルたたみなど、さまざまなな活動が設けられている。 |
【A16】A-3-(6)-① 認知症の状態に配慮したケアを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・介護統括主任が認知症介護指導者のため、認知症についての知識や支援の方法について具体的に助言が行われている。 |
【A17】A-3-(7)-① 利用者の体調変化時に、迅速に対応するための手順を確立し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「夜間緊急時の流れ」「日中時の緊急的な通院について」などフローが作成されていて、職員が適切に対応できる仕組みがある。 |
【A18】A-3-(8)-① 利用者が終末期を迎えた場合の対応の手順を確立し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・利用者や家族の要望を聞く、施設でできることの説明を行う、家族と職員で話し合うなど、手順を追って看取りを行う仕組みが整っている。 |
【A19】A-4-(1)-① 利用者の家族等との連携と支援を適切に行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・介護職員だけでなく、看護師や事務職員、相談員まで施設全体で家族との連携を図るように努めている。面会時は多くの職員が言葉かけを行うなど、家族等が話をしやすい環境を作っている。 |
【A20】A-5-(1)-① 安定的で継続的なサービス提供体制を整え、取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・モニタリングやアセスメントの見直しに加え、ケアプランの原案を居室担当者が作成することにしており、各種のサービス提供の実態に沿ったケアプランが作成できるようにしている。 |