中瀬新生保育園
第三者評価機関名 | ナルク神奈川福祉サービス第三者評価事業部 |
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名称 | 中瀬新生保育園 | 評価対象サービス | 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 60(67) 名 |
所在地 | 210 -0818 川崎市川崎区中瀬3-20-16 |
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TEL | 044-280-1017 | ホームページ | http://nakaze-shinsei.com/ |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2010年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 宗教法人日本バプテスト同盟大師新生教会 | ||
職員数 |
常勤職員:17 名
非常勤職員:12 名
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専門職員 |
園長 :1 名
保育士:20 名
看護師:1 名
栄養士:1 名
調理員:1 名
子育て支援員:1 名
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施設・設備の概要 |
保育室:6室
沐浴室:1室
調理室:1室
トイレ:6室
事務室:1室
職員休憩室:1室
建物:(RC2階建て)372.5 ㎡
園庭:165 ㎡
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【理念】 聖書の教えに基づき、神様から与えられたかけがえのない命を大切にします。愛される経験を重ね、人生の土台づくりとしての園生活を丁寧に過ごしていきます。 【基本方針】 ・誰もが神様から愛されているかけがえのない存在であることを伝えていきます。 ・一人ひとりの歩幅で成長していかれる環境を整えて子どもの可能性を引き出します。 ・身近な人やものとの関わりを通して感性を育て、未来を生きる子ども達の根っこづくりに努めます。 |
【施設の特色】 ・立地および施設の概要 中瀬新生保育園は、京浜急行大師線東門前駅から徒歩約6分の高層マンションが建ち並ぶ地域にあります。宗教法人日本バプテスト同盟大師新生教会を経営母体とし、平成22年4月に開園しました。定員は0歳児から5歳児まで60名で、現在67名の園児が在籍しています。園舎は鉄筋コンクリート2階建てで、1階は事務室、保健室、0歳児保育室、1歳児保育室があり、2階は2・3歳児保育室と4・5歳児保育室となっています。近隣には多摩川と大小の公園があり、天気の良い日には園庭遊びのほか、多摩川の川沿いの遊歩道を散策したり、子どもの体力に合わせた公園での遊びを楽しみ、日常的に自然と触れ合う機会を多く持っています。 ・園の特徴 日本バプテスト同盟大師新生教会を経営母体とした、キリスト教保育を実践する保育園です。キリスト教保育を実践するため、職員は宿泊を伴う研修に参加し、外部講師を招いて内部研修を行っています。毎週木曜日には全園児合同礼拝を2階の4・5歳児保育室で行っています。かけがえのない存在である子ども一人ひとりを大切に受け止め見守っていくことを、毎月の職員会議で確認しています。保育手順として、「私たちが作る中瀬新生保育園職員申し合わせ事項」があり、職員の行動規範となっています。 |
評価実施期間 | 2020/04/01(契約日) ~2020/09/23(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 1 回(2014年度) |
特に評価の高い点 | 1.一人ひとりを大切にした子どもとの関わり 保育理念「キリスト教の教えに基づき、子ども一人ひとりを大切にした保育」を掲げ、年度初めの職員会議で「保育の計画」の説明を行い、職員自身の立ち位置など、子ども一人ひとりへの接し方を考えた保育を行っていくことを確認しています。 職員は子どもが心地よく意欲的に過ごせるように、子どもの発達過程に応じた玩具や教材、絵本を備え、子どもの気持ちに寄り添って言葉をかけ、援助をしています。基本的な生活習慣の習得にあたっては、強制してやらせるのではなく、子どもが自らやろうとする気持ちを大切に見守り、「できた!」の達成感に共感し、「もっとやりたい」という主体的な思いを受けとめ、援助しています。職員は、一人ひとりの子どもの育ちと縦割り保育での留意事項を確認し合い、子どもの育ちを見守っています。 2.子どもの成長過程に沿った食育計画とその実践 子どもの成長過程に沿った『食育計画』を作成し、食育目標、各クラスのねらいを定め、クラス担当職員と栄養士が協力して、食育活動に取り組んでいます。 0歳児の保護者には、「離乳食の進め方について」の資料を配布し、家庭と連携しながら取り組んでいます。3~5歳児では、サツマイモの苗植えから成長を見守り、焼き芋パーティーまでの取り組みを行っています。また、トマト、きゅうり、オクラ、トウモロコシの栽培や味噌づくり、カレーライスづくり、クッキーづくりなどの調理保育をしています。クラスだよりには、子どもたちの喫食の様子の写真や、調理保育の取り組みを載せて、食育活動を伝えています。 |
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改善を求められる点 | 1.中・長期計画及び単年度の事業計画の作成 中・長期計画は将来にわたる園の進むべき姿を明確にし、実現のための具体策を考えていくもので、園運営には欠かせないものです。単年度の事業計画は中・長期計画の内容を具体化することが求められます。園がより良い方向に進むためにも、中・長期計画と単年度の事業計画の作成が望まれます。 2.職員のモチベーション向上のための施策 職員がこの職場で自分の将来の夢が実現できるように、「期待される職員像」を作成し、キャリアパスや人事考課を含めた人事管理制度を明確に示すことが望まれます。それにより職員のモチベーションが上がり、保育の質の向上も期待することができます。職員の確保・定着のためにも、早急な施策の実施が望まれます。 3.職員の行動規範となる規定、マニュアル類の整備・見直し 職員が統一した行動をとり、全体としての保育の質を向上していくためにも、保育手順や個人情報保護規程、苦情対応マニュアル、事故対応マニュアルなど、基本的な行動規範となる規定、マニュアル類の整備・見直しが望まれます。 |
今回園長として初めて「第三者評価」を受けてみて、多くのことに気付かされたと同時に、今後至急に取り組まなければならない問題が明確化され、とても良い機会になったことに感謝をしています。 至急に中長期計画をたて、単年度の保育につき計画作成していくことが出来るように整えていきたいと考えています。 その他にもマニュアル作成や、全職員が中瀬新生保育園で仕事をすることに、喜びが感じられると共に誇りを持って働けるような職場になるように色々と改善をし、園長として取り組んでいきたいと思います。 これからもキリスト教保育を大切に、祈りつつ日々の保育につとめていきます。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・保育理念、保育目標、保育方針は、「キリスト教の教えに基づき、子ども一人ひとりを大切にした保育を行っていく」ことを掲げ、年度初めの職員会議で年間の「保育の計画」の説明を行い、職員自身の立ち位置など、子ども一人ひとりへの接し方を考えた保育を行っていくことを確認しています。職員会議に出席しない非常勤職員には園長から口頭で伝えています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:c】 ・園長は、川崎区園長会議に出席し、地域の子どもの状況、待機児童数など業界全体の動向についての情報収集を行っていますが、園の立地条件から地域との接触が少なく、園として得られたデータを地域に対しどのように生かすかの行動・方法が見出せていません。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:c】 ・組織体制や人材育成、職員体制など詳細な分析に基づく具体的な課題の抽出は出来ていません。財務状況については、毎月税理士事務所が月次監査を行っています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:c】 ・園の中・長期計画が作成されていません。中・長期計画は園の進むべき姿を明確にし、実現のための具体策を考えていくもので、園経営には欠かせないものです。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:c】 ・事業計画は、設置法人総会に議案書として提出していますが、単年度の事業内容を具体的に示したものとはいえません。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:c】 ・事業計画は、設置法人定期総会に議案書を提出し承認されていますが、職員参画のもとで策定されたものではありません。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:c】 ・事業計画についての保護者への周知は、今回の第三者評価調査時の「利用者家族アンケート」の結果からも、十分とはいえません。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:c】 ・全体的な計画に基づいて、年間指導計画、月案、週案を作成し、評価・見直しを行っていますが、職員会議など全員で検討するには至っていません。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:c】 ・第三者評価等の評価結果に基づく課題の抽出などが組織的に行われておらず、文書化、職員共有が行われていません。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・園長は、ホームページに「園長からの一言」を掲載し、入園のしおりにも園運営方針を明確にしています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園長は、法令遵守の事業運営を理解し、行政関係者、委託医、取引業者などと節度ある関係を維持しています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園長は、保育の現状分析を行い、課題解決のため、必要があれば主任、クラス担任、看護師で構成するリーダー会議に出席し、熱中症対策など具体的な指示を出しています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・人事、労務、財務については事務担当職員が帳簿の作成・保管などの事務作業を行っています。税理士事務所による月次監査があり、設置法人役員会で園長が報告しています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:c】 ・人材確保と人材育成計画などが明文化されていません。人材の確保と育成に関する方針を明文化し、職員への周知が望まれます。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員の処遇改善規定はありますが、明確な「期待する職員像等」の定めはありません。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員の業務及び労務管理は園長の職務となっており、園長は、タイムカードから有給休暇取得、残業を把握し、健康診断の受診状況などから、職員の就労状況を把握しています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・「期待する職員像」の設定はありませんが、職員一人ひとりにアンケートを実施し、今年度力を入れること、前年度の振り返りなど職員面談で話し合い、「年度個人目標」を設定しています。個人目標を達成するために必要な研修についても話し合っています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・「期待する職員像」の設定はありません。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・個人の研修については、園長と職員の個別面談で個人の課題を基に話し合って決めています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:b】 ・実習生受け入れに当たり、派遣元の学校と保育の行い方について打ち合わせを行っています。実習生に合わせた実施プログラムを作成しています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:c】 ・ホームぺージや園パンフレットに、保育理念、保育目標、保育方針を掲載しています。その他に川崎市発行の「こんにちは川崎キッズ」に情報提供しています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園運営の事務・経理・取引等のルールについては、規定、規則で決められており、権限・責任については職務分掌を職員に配布し周知しています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・地域との関わりとして、小学校との連携、地域子育て支援、身近な人との関わりを全体的な計画と重要事項説明書に掲げています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:c】 ・ボランティアの受け入れマニュアルが作成されていません。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園が関連する関係機関は病院・医師、消防署、警察署、地域療育センター、児童相談所、区役所分室(大師支所)、学校などで、事務室に連絡先を掲示し、職員に周知しています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・地域に対し、園庭開放を週3回、絵本の貸し出し、赤ちゃん駅(お湯の提供)を行っています。参加する保護者から地域ニーズの聞き取りを行っています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・設置法人や園の行事として、子ども食堂、移動動物園、シャボン玉ショーなどを行っています。教会が主催する気仙沼復興支援事業に4、5歳児が参加しました。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・「重要事項説明書」に一人ひとりを大切にするキリスト教保育に立っていることを明記し、全職員に「川崎市子どもの権利条例」を配付して「子どもの権利条約と保育」について研修を行っています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・「重要事項説明書」と「保育マニュアル」に子どものプライバシー保護について明記し、それに基づく保育を実施しています。職員には、園内研修で周知徹底を図っています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育所の利用希望者に対して、ホームページに園の理念や基本方針、保育内容等を詳しく載せて紹介し、内容を随時更新しています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育の開始を前に、入園前説明会で保護者に対し「入園のしおり」を用いて、保育理念・保育目標、保育利用時間および延長保育・費用、慣らし保育について説明しています。また、送迎、給食、病気・ケガ・健康、持ち物、災害時の対応などについて具体的な説明を行い、同意を得ています。保育内容の変更時には、変更事項を掲示したり、保護者懇談会で説明を行い、質問を受けて保護者の同意を得ています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:c】 ・「入園のしおり」で、保育時間を変更する場合、産休・育休に関する時、転園・退園に関する時は、異動届を保育園に提出のこととし、保育園から役所に提出するものとしています。転園先の保育園には健康診断、発達記録、健康記録などに関する書類を引き継いでいます。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・幼児クラスでは、午前中の日課で取り組んだことを子どもたちと一緒に振り返り、子どもの思いや意見を聞いて次の取り組みにつなげています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:b】 ・「入園のしおり」と「重要事項説明書」に、苦情受付担当者、相談担当責任者、第三者委員3名(氏名と連絡先)と苦情解決の仕組みを明記して保護者に周知しています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:c】 ・「入園のしおり」には、園内の苦情受付担当者と相談担当責任者、第三者委員は明記していますが、保護者が相談や意見を述べたいときに複数の方法や相談相手を自由に選べることの説明は記載されていません。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員は保護者の送迎時や個人面談、懇談会の際に保護者が相談や意見・要望を述べやすい雰囲気を作り、傾聴に努めています。玄関に意見箱を設置、行事後のアンケートの実施などを通して、保護者の意見の把握に努めています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:c】 ・各クラスの安全チェック表による安全確認、ヒヤリハットによる安全策の確認等について職員会議に持ち寄り、事故防止策や安全確保策について評価・見直しを行っています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・重要事項説明書で、感染症対策について責任と役割を明確にし管理体制を明示しています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・重要事項説明書で災害時の対応について定め、「中瀬新生保育園洪水災害マニュアル」を作成し洪水に備えた避難訓練を実施しています。また、「防災訓練年間計画」を作成し、毎月地震・火災を想定した訓練を実施しています。防災訓練後、「防災訓練実施記録」を作成し、災害に備えています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・保育手順として「職員申し合わせ事項」を作成しています。申し合わせ事項には、キリスト教保育について、子ども一人ひとりを大切に、保護者から尊敬される保育者、質の高いプロの保育、仕事の流れの確認を掲げています。子どもの尊重、プライバシー保護、権利擁護に関する姿勢が明文化されています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・「職員申し合わせ事項」の見直し時期や方法は決まっていませんが、職員会議や園内研修で日々の保育が園の目指すものであるかの振り返りを行っています。振り返りを通し、指導計画の内容について、現状に即した柔軟性をもった見直しができています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。 |
【第三者評価結果:b】 ・指導計画は各クラス担任が作成し、主任が責任者となっています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・指導計画の振り返りを行った結果を指導計画の自己評価欄に記入することになっています。見直しの結果は主任、園長が確認しています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・子どもの成長記録は、0歳児は毎月、1歳児は2か月、2歳児は3か月ごとに「観察・個人記録」に、3~5歳児は3か月ごとに「発達・個人記録」に追記しています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・個人情報保護規定を策定し、書類は事務室の鍵のかかる棚に施錠保管しています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:b】 ・「重要事項説明書」に児童福祉法、児童の権利に関する条約、保育所保育指針に基づいて保育を行うことをうたっています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育室にエアコン、加湿器を備え、温湿度は各クラスで調整し、廊下には扇風機を設置しています。採光はカーテンで調整し、2、3歳児室と4、5歳児室では、大きな音を発する時間帯には片方のクラスは外遊びにするなど、週案作成時に調整して、子どもたちが落ち着いて過ごせる時間を確保しています。遊具は子どもの成長に応じた安全なものを備え、机や柵、カーペットを用いて、子どもが室内で自由に遊ぶ環境を確保していますが、一人ひとりの子どもがくつろげる環境にはなっていません。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園前面接と提出書類で子どもの生育歴を把握し、日々の保育では連絡帳や送迎時の会話から子どもの家庭状況を把握し、毎月の個別指導計画に反映しています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもが排泄・睡眠・食事等の基本的生活習慣を身につけられるよう、0~2歳児においては、一人ひとりの子どもの発達状況を園と保護者とで確認しあい、子どもの状況に応じて休息や睡眠、食事(授乳)ができるように配慮しています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・各クラスには、子どもの年齢や発達に応じて遊べる玩具や絵本、教具を、自分で触れたり取って遊べる高さの棚に備えています。職員は子どもの様子を見守り、言葉をかけて、応答的な関係の下で子どもが安心して遊べるように配慮しています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・朝の受け入れ時、子どもの体調や機嫌等を保護者と確認し合い、連絡帳の記録をもとに、一人ひとりの子どもの活動の様子を見ながら子どもにとって無理のない一日の生活となるように工夫しています。連絡帳に子どもの園生活の様子を記載して伝え、保護者との連携を密にしています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 1歳以上3歳児未満の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・1歳児は、子どもが自分でやりたいことを見つけ、じっくり取り組めるよう、玩具や絵本を数多く備え、子ども一人ひとりが探索をしながらじっくり遊びこめるようにしています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・3歳児では、食事や排せつ、着替えなどが自分でできるようになってきた子どもたちが、「できた!」ことに自信を持ち、子どもの達成感を満足させる保育を行っています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:c】 ・重要事項説明書には、「本園は障がいや発達上の支援を必要とする子どもとその保護者に対して十分な配慮の下、保育や支援を行う」と記されていますが、現在、障がい児は在籍していません。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ 長時間にわたる保育のための環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・朝7時から18時までの長時間保育において、7時~8時は合同保育時間、8時~18時はクラス保育時間、18時~20時は延長合同保育時間としています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画に小学校との連携や就学に関連する事項が記載されており、それに基づいて年間指導計画、月間指導計画を作成し、保育を行っています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・登園時には子どもの体調を確認し、その情報を各クラスの担当保育士に申し送り、その後の子どもの健康状態を観察し、発熱等があった場合は保護者に連絡して、対応を確認しています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科検診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・重要事項説明書で園医、園歯科医について、「園児の心身の健康管理を行うとともに、定期健康診断、職員及び保護者への相談・指導を行う」とあります。健康診断は0、1歳児は年6回、2、3歳児は年4回、4、5歳児は年3回実施し、健康診断記録表に記載しています。歯科健診は全園児が年1回行い歯科健康診査表に記載し、関係職員に周知しています。保護者には「すこやか手帳」にて結果報告をし、歯科医からの指導内容は必要に応じて保護者に伝えています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・「川崎市健康管理マニュアル」「食物アレルギー対応マニュアル」「保育所におけるアレルギー対応マニュアル(厚生労働省)」をもとに、アレルギー疾患や慢性疾患のある子どもについて医師の指示書のもと、保護者と連携して子どもの状況に応じた対応をしています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの成長過程に沿って「ねらい」を明らかにした『食育計画』を作成し、毎月の職員会議にクラス担当職員と栄養士が参加して食育活動に取り組んでいます。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保護者ときめ細かく連携して、体調の悪い子どもには配慮食を提供するなど、一人ひとりの子どもの発育状況や体調等を考慮した献立・調理の工夫をしています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・0~2歳児は連絡帳に食事内容と時間(夕食・朝食)、登園時体温、健康、睡眠、排便、入浴、子どもの家庭での様子を保護者が記載し、保育園での子どもの姿として主食、副食、おやつ、健康、機嫌、睡眠、排便、園での子どもの様子を記載し、毎日情報交換をしています。3~5歳児の当日の活動報告は、玄関に「保育の記録、家庭への連絡」(1週間分)を毎日掲示しています。また、送迎時に保護者と話す機会を作り、子どもの成長を確認しあっています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・0~2歳児においては、日々の連絡帳で子どもの状況を確認しあい、特に伝えたいことがある場合には、お迎え時に話す時間を作るなどして、保護者との信頼関係を築くように努めています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「虐待防止マニュアル」があり、職員は園内研修で「虐待の発見と対応」を学び、早期発見の大切さを理解し、登園時に子どもの様子を観察するなどして、子どもの心身の状態、家庭での養育の状況について把握に努めています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・職員は年間指導計画、月案、週案、個別指導計画を定期的に振り返り、見直しをして次に繋げています。自己評価を行い、配慮事項や、保育士の関わりと子どもの姿、今後に向けての援助など、一人ひとりの子どもの様子が分かるようにしています。 |