綾瀬市障害者自立支援センター希望の家
第三者評価機関名 | 株式会社フィールズ |
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名称 | 綾瀬市障害者自立支援センター希望の家 | 評価対象サービス | 障害者・児福祉サービス版 |
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対象分野 | 生活介護, 就労継続支援(B型) | 定員 | 35名(生活介護 15、就労継続支援B型 20) 名 |
所在地 | 252-1134 綾瀬市寺尾南 2-3-39 |
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TEL | 0467-79-1855 | ホームページ | http://www.tomoni.or.jp/kibounoie/ |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2012年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 経営法人 社会福祉法人 県央福祉会 / 設置主体 綾瀬市 | ||
職員数 |
常勤職員:4名 名
非常勤職員:13名 名
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専門職員 |
管理者兼サービス管理責任者:1名(常勤1) 名
生活支援員:14名(常勤2、非常勤12) 名
職業支援員:1名(常勤1) 名
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施設・設備の概要 |
作業室3、調理作業室2、調理室1、食堂1、静養室2、相談室2:
事務室1、店舗1、倉庫1、トイレ男女各2、みんなのトイレ2:
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<法人理念> 1 ソーシャルインクルージョンを目指す。 2 先駆的で開拓的な事業展開を行う。 <法人基本方針> 1 人権の尊重とサービスの向上を目指す。 2 インフォームドコンセント及びエンパワメントを大切にした利用者さん主体の支援を推進する。 3 地域との共生を目指す。 4 ニーズの多様化と複雑化に対応する。 5 社会のルールの遵守を徹底する。 6 説明責任の徹底。 7 人材確保・育成の為研修体制の充実。 8 柔軟で行動力のある組織統治を徹底。 9 財政基盤の安定化に努める。 10国際化への対応に取り組む。 11社会貢献活動に積極的に取り組む。 |
パン製造を基本とした作業提供の実施。 製造だけでなく、ご利用者にも納品・配達・接客販売等を行っていただき、作る楽しさ、作った商品の売れる充実感等を味わっていただくことを心掛けている。どの利用者にも、その人が出来る精一杯で作業に参加していただき、皆で協力して作業に取り組んでいます。 余暇活動では、積極的に施設外に出る企画を作っています。社会の一員として、地域の社会資源を活用して楽しむことを目的として外出を行っています。 |
評価実施期間 | 2020/05/29(契約日) ~2021/03/12(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 2 回(2017年度) |
特に評価の高い点 | 1)利用者や家族の意向を尊重した支援の提供 事業所のパンフレットには、法人の理念や基本方針がきちんと書き込まれ、事業所の運営は、それらの基本を踏まえて行われています。 毎年2回、法人の倫理行動綱領や倫理行動マニュアルの読み合せを行うことで、職員間では、サービスの提供に関して、あくまで利用者の人権や意向を尊重した利用者主体の福祉サービスを提供するという姿勢が貫かれ、職員会議では、利用者にとってより良い事業所であることを目指した議論を展開しています。 2)利用者の地域交流の推進 事業所では、利用者が充実した地域生活が営めるように支援することを、方針に掲げています。地元のボランティア団体や行政、自治会、地区社会福祉協議会などとの交流を積極的に行っており、お祭りや運動会では作業の中心であるパンを販売する機会にしてもらうなどして、地域住民とも交流を図っています。週末の地域イベントには、開所日を振り替えて、職員ともども参加しています。 3)利用希望者や利用者に対する丁寧な対応 施設の利用希望者に対しては、問合せに対する事業所情報の提供、見学や体験希望への対応等を状況に合わせ丁寧に行い、障がい者が自己決定できるよう配慮しています。 又、利用者に対しては、福祉サービス開始時の説明や支援計画等の変更に当たり、利用者が理解できるよう説明の工夫をし、意思を的確に把握するための努力をしています。日ごろの活動を通じ、利用者が希望や意思を伝えやすい環境づくりにも配慮しています。 |
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改善を求められる点 | 1)組織体制の整備 事業所の常勤職員は、管理者兼サ-ビス管理責任者他4名で構成されています。それぞれの役割と責任は運営規程や担当表に示されていますが、管理者に次ぐ常勤職員の存在が無いため、管理者不在時の権限委任が明確ではありません。 事業所運営について、管理者の補佐役を明確化することで、組織的運営が安定化し、職員の安心が得られるとともに、人材の育成が図られることを期待します。 2)中・長期計画の明文化 所長自らは事業所の経営課題改善のための中期計画を明確に持っていますが、明文化されていません。 計画を明文化することで、経営改善計画を全職員が理解し、単年度の事業計画が経営改善に向けての更なる実効性の発揮と福祉サービスの向上に繋がることを期待します。 |
事前の自己評価よりも評価が上がる項目が多くありました。客観的に評価をすることの難しさを感じたことよりも、現場職員が一丸となり取り組んでいる結果が高い評価を得られたことに嬉しさを感じています。 しかしながら、改善を求められている点に関しては、前回の評価においても同様の指摘を受けていた部分でもあったため、今後は全職員にも統一した中長期的な視点も持って支援業務が行えるよう、早急な取り組みが必要と感じました。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 法人の理念・基本方針はホームページで示されています。事業所としての理念や基本方針は定めていませんが、法人の理念等に則って運営の方針を定め、運営規定に反映しています。また、理念や基本方針をもとに策定された法人の職員倫理行動綱領や職員倫理行動マニュアルを職員会議で定期的に確認し、職員への周知を図っています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 事業所は綾瀬市の指定管理をうけて運営しており、市の福祉計画を始め、地元の自立支援協議会、地区社会福祉協議会、福祉新聞、法人本部からの情報、県の障がい福祉所管課からのメール等で、様々な福祉関係の情報を把握しています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 経営については、本部執行役員への定期的な報告と相談をしながら分析を重ね、課題の把握、解決や改善に向けての取り組みをしています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:b】 法人の・中長期計画は、2019年以降のものについて策定中ですが、所長は、事業所として収入増を図るための中期的な事業計画及び収支改善の目標を持っており、職員にも職員会議で説明をしています。ただし、明文化はしていません。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 所長は、事業所の中・長期計画は持っているものの、明文化されないまま職員に伝えられているため、職員の中では曖昧になっている状況があります。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 事業計画は、所長が基本を策定しており、年度の後半に次年度の事業計画内容への各職員の意見を個別に聞いて計画に反映しています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、利用者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 毎年度、4月の家族会で、事業計画書、年度の行事予定表などを配布しています。事業計画書の内容については、苦情受付の説明などどともに、家族に口頭で説明しています。説明は、完全に計画書に沿った内容ではなく、特に必要と思われる項目についてわかり易く行っていますが、所長はこれで十分とは考えていません。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:b】 法人のシステムである、チャレンジシートや自己点検シートを活用して、業務や職員の質の向上に向けた取り組みと自己評価を行っています。又、第三者評価も法人の方針の中で定期的に受審し、自己の業務を振り返る良い機会となっています。サービスの質の向上についての評価は、職員会議を活用していますが、所長や常勤職員の意見だけではなく、チャレンジシートの無い非常勤職員にとっても、より良いサービス提供に関する話し合いの場となり、利用者の立場に立って、懸案事項などを活発に議論しています。所長は、今後もっと議論を充実させたいと考えています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:b】 評価結果として出てきた課題については、所長が職員会議で職員に伝えています。改善に向けた計画は、常勤の担当者が会議での全体意見を集約したうえで案を作成し、再度職員会議で読み合せて確認しています。確認したものは、改めて利用者や家族に説明をし、実行しています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:b】 所長の役割と責任については、事業所の運営規定に大まかに記載してあり、日常業務を通じて最終判断や責任は所長にあることを職員も周知しています。しかし、それ以外での表明は事業の分担表の作成のみで、十分ではありません。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 事業所として必要な法令等の情報は、法人、市や県の障がい福祉所管部署等からその都度得ています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 所長は、提供している福祉サービスの振り返りを随時会議等を通じて行っています。改善のための具体的取り組みについて、職員からの意見や家族会で出た意見は、可能な限り採り入れ試行錯誤しながら取り組むようにしています。又、取り組む中で所長がアドバイスをしますが、更なる指導力の向上が必要との課題意識を持っています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 所長は、月次試算表を用いて経営に係る諸要素を分析し、改善の工夫をしています。具体的には、土曜日開所による余暇活動を充実させ、又、行政や相談機関への働きかけを強化して新規利用者を開拓するなど、利用者増や収入増を図っています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:b】 常勤職員の確保や育成については、法人全体として計画的に基本的考え方の下実施されており、当事業所でも、必要な人材は確保されています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 法人として期待する職員像については、職員倫理行動綱領や職員倫理行動マニュアル等に具体的に明記し、昇格等の人事基準は、法人の就業規則で示しており、採用時に職員には周知しています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 所長は、法人のデータ管理システムで職員の勤務状況を把握していますが、有給休暇の状況把握については不十分と考えています。しかし、有給休暇の取得については法人としても推奨しており、職員の活用も活発です。事業所として、業務の効率化を図り、時間外労働を減らす努力をしています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 法人として期待する職員像が明確に示されており、職員育成を実現する手段として、「チャレンジシート」を活用しています。職員自身で、年度当初に自らの業務や資質向上に関する目標を設定し、半年後に振り返り、年度末に達成度の評価を行いますが、それぞれの時期に所長が面接を行い、確認をしながら進めています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:b】 法人として、期待する職員像は、職員倫理行動綱領等に明示し、専門資格や職種等も全職員に配布している職員ハンドブックに記載しています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:b】 研修情報は、所長から各職員に細かく伝達しています。OJTは、現場で一緒に作業をしながら、支援者としての技術を伝えていくやり方です。法人全体では、人権や虐待防止、情報管理などの必須になっている全体研修、採用年数や役職等による階層別研修、職種によるテーマ別研修などが計画されており、事業所でも通常業務に優先して研修への参加を勧奨しています。又、外部研修にも、できる限り参加を勧奨しています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-① 実習生等の福祉サービスに関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:b】 実習生の受入れについて、法人のマニュアルとともに、事業所でも現場実習に関わるマニュアルを作成しており、毎年ではありませんが、保育系の学生を受入れています。プログラムは、学生が何を学びたいかを中心に作成し、実習中は担当の教員とも連携を図っています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:b】 法人のホームページで、法人全体の理念や基本方針、財務状況が総合的に公開され、事業所では、第三者評価の結果やパンフレットで事業での取り組み状況を公表しています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 事業所では、運営規程で職種とそれに係る職務内容を明記するとともに、常勤職員の業務の担当表を作成しており、それぞれの業務の分担を明示していますが、非常勤職員の分担の明示はありません。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 地域との関わりについては、法人の基本方針でもあり、事業計画書で支援方針の一つとして「社会参加活動への支援を行う」旨明記しています。地域交流の一環として、ロータリークラブの活動に参加したり、市や自治会のお祭りへの参加、市や障害者団体の運動会等、行事が週末の場合でも事業所を開所にして皆で参加しています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:c】 毎年近隣の高校の文化祭に招待され、パン販売の店を出しています。この時に、高校のボランティアサークルの生徒が店の手伝いをしながら、利用者と一緒に楽しんでくれていますが、これ以外には、事業所としてボランティアの受け入れは行っておらず、又、体制の整備もしていません。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 福祉施設・事業所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 計画相談事業所や、綾瀬市内の福祉事業所との定期的な連絡会に参加しています。事業所は種別がまちまちで、共通課題が少ない中、最近はコロナウィルス対策などが話し合われています。市の障がい福祉担当者も出席し、公民一体で情報共有等がなされています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 市内の福祉事業所の連絡会議が定期的に開催され、自立支援協議会にも参加することで、それぞれの事業所の状況について等、情報交換をしたり、課題等の共有をしています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 事業所では、慣例として地域清掃に職員・利用者ともに参加したり、地域で法人が行っている子ども食堂に職員を派遣したりしています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 利用者を尊重した福祉サービス提供について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 法人の理念や基本方針には、利用者尊重の姿勢が明記されています。又、それを具現化するものとして、職員倫理行動綱領や職員倫理行動マニュアルがあります。事業所ではこれらを半年に一回会議で読み合せ、利用者対応におけるグレーゾーンの事例を出し合うなどして意見交換をし、「人権」「虐待」「利用者主体」等について職員が振り返りや確認を行っています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 利用者のプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 法人の倫理綱領や倫理行動マニュアルで、利用者のプライバシー保護については具体的に明記してあり、職員は定期的にこれを会議で読み合せ、確認しています。日々の活動の中では、排泄で介助の必要がある場合は、同性介助を基本にしています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して福祉サービス選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 事業所のパンフレットには、提供している作業や活動内容とともに、法人の理念や基本方針が書かれており、市役所や相談事業所に配置して利用希望者に渡してもらい、施設見学前でも事業所の情報が得られるようにしています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 福祉サービスの開始・変更にあたり利用者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:b】 サービスの開始に当たっては、ルビをふった利用契約書や重要事項説明書について、利用者本人や家族に丁寧に説明しています。内容や開始時期は、本人及び家族の意思を尊重して決定します。サービスの変更時にも同様に、ひらがなを多用したり、ルビを大きく振るなどの工夫をした書面を作り、障がいの特性に応じた説明をして、利用者本人や家族の同意を求めて決定しています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 福祉施設・事業所の変更や家庭への移行等にあたり福祉サービスの継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 事業所の変更や移行にあたっては、利用者本人に確認をとった上で、本人に係る情報を移行先の事業所に引き継いでいます。引き継ぎ時の文書は、移行先から求められる内容に応じて事業所で使用している書面を利用するため、事業所としての様式は定めていません。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 利用者に対する満足度調査は行っていませんが、第三者評価受審の際のアンケートで内容を確認しています。利用者や家族とは、年に3回個別支援計画作成等に関して面談をしています。又、日々の活動の中で、利用者本人から直接希望や訴えがある場合はそれを受け止め、本人の不安や不穏な状態が見える時には、不定期に本人との面談をしています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:b】 法人には「苦情解決に関する規則」があり、事業所に苦情受付担当者・苦情解決責任者を設置し、外部の第三者委員も合わせ、苦情解決の体制が整備されています。苦情受付ポスターを利用者が見える場所に常時掲示し、みんなの声ボックスを玄関に設置しています。ボックスの利用は少ないですが、日頃より職員は発言ができない利用者に声を掛け、面談したり課題の解決策を検討しています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 利用者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、利用者等に周知している。 |
【第三者評価結果:b】 利用者が相談する際に、複数の方法を自由に選べることを説明した文書を作成していません。利用者から職員へ相談の希望があった時は、時間を確保し、相談室や空いている部屋などプライバシーが守られる環境において面談をしています。相談があった時は、必ず当日に話を聞くようにしています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 利用者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:b】 利用者からの相談や家族からの要望等があった時は、どんな些細なことでも夕礼や業務日誌で職員が情報共有をし、併せて翌朝の打ち合わせ等でトピックとして話し合い、早めに改善案を出すように心がけています。例として、給食の単価が高いとの要望が家族会から出た時は、検討を重ね、翌年度より業者変更を行い、単価を下げるようにしました。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:b】 事業所のリスクマネジメントに関する責任者は所長となっています。法人ではリスクマネジメント委員会を設置し、法人内で起きた事故等について分析しています。分析結果は、各事業所に資料として配布されています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における利用者の安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 員ハンドブックで、感染症の予防や発生時の対応がマニュアル化されており、職員には入職時にハンドブックを配布し、周知しています。事業所では特に食品を扱うこともあり、事業所内の衛生チェックは徹底しています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における利用者の安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:b】 地震、津波、豪雨、大雪等の災害に対して、利用者の安全を確保するために災害時対応対策ができています。緊急時対応マニュアルを備え、年3回避難訓練を行っています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 提供する福祉サービスについて標準的な実施方法が文書化され福祉サービスが提供されている。 |
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【第三者評価結果:b】 福祉サービスの標準的な実施方法に関しては、研修や個別の指導等によって周知していませんが、法人で「職員倫理行動マニュアル」「職員ハンドブック」を作成し、法人の理念や基本方針に沿って利用者の尊重・プライバシーの保護や権利擁護に関わる姿勢等、支援に係る基本が明記されています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 事業所における標準的実施方法については、日々利用者が行う作業等を支援する中で、職員が適切かどうかを把握しています。職員それぞれが毎朝の打合せや職員会議で、利用者のサービス内容の現状を検証し、意見を出し合い、個別支援計画の状況を踏まえて見直しています。又、個別支援計画の変更に関わること、利用者や家族の面談時の意見や要望に対しては、年に二回、関係職員で検討し、見直しをするしくみがあります。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。 |
【第三者評価結果:a】 サービス管理責任者は、計画策定のためのアセスメントの際は利用者に関わる他の関係機関の面談に参加するなどして情報を共有していますが、手法の確立については十分ではありません。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 事業所では、職員会議で利用者の個別支援計画に基づく福祉サービスについて協議しています。個別支援計画については、必ず半年に1度見直しをしますが、個別支援計画の確認面談は4月、中間評価は9月、年間評価は3月に行うことになっており、事前に多職種の参加で支援計画会議を開催しています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 利用者に関する福祉サービス実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 一人ひとりの利用者に対する福祉サービスの実施状況は、パソコンを利用し援助記録表に記録しています。援助記録表は項目別に記録しており、個別支援計画に沿ってどのようにサービスを実施したか、その結果としての支援経過が具体的に記録されています。その他、朝の打合わせを行い、業務日誌の記録を基に職員間で情報共有を図っています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 利用者に関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:b】 個人情報保護規程を定めており、職員については入職時に「個人情報の取り扱い」を説明しています。倫理行動綱領に個人情報についての条項があり、毎年、2回読み合わせを行っています。記録管理について個人情報保護の観点からの職員研修は行われていません。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 利用者の自己決定を尊重した個別支援と取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 事業所はインフォームドコンセントを大切にした利用者主体の支援を行っています。朝礼時に一人ひとりがその日は何をするのかの予定を説明しています。言葉だけでなく、黒板にネームプレートを貼る等して、個々の利用者にわかりやすいように工夫をしています。場合によっては、全体での説明だけでなく、個人向けにも机の前や作業室の壁にスケジュールを提示する等、書面で提示して利用者がわかりやすいように支援を提供しています。 |
【A2】A-1-(2)-① 利用者の権利侵害の防止等に関する取組が徹底されている。 |
【第三者評価結果:c】 権利侵害の防止のために「苦情解決に関する規則」を定め、苦情解決責任者や苦情受付担当者、第三者委員を設置し、写真付きのポスターを作成し、玄関等に掲示しています。又、利用者・家族には利用契約書で身体拘束の禁止と虐待防止のための措置を明示し、説明していますが、特に利用者に対しては、周知が不十分と考えています。 |
【A3】A-2-(1)-① 利用者の自律・自立生活のための支援を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 事業所は利用者が日々の生活支援により、自律・自立した生活を実現するため、利用者の心身の状況、生活習慣や生活の仕方等を理解し、一人ひとりがその人らしく生き生きと生活できるように支援しています。職員は利用者にはエンパワメントの考え方を基本に接するように心がけており、「将来的に就職したい」、「働く日数を増やしたい」等の相談が日頃接している職員にあった時には、支援方法等について職員間で情報を共有します。 |
【A4】A-2-(1)-② 利用者の心身の状況に応じたコミュニケーション手段の確保と必要な支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 職員は、利用者との意思疎通やコミュニケーションを図るためにコミュニケーション手段の工夫をしています。利用者と職員のコミュニケーションでは、会話が苦手な利用者に筆談で話したり、ホワイトボードを活用して視覚的にも確認ができるように工夫しています。意思表示や伝達が困難な利用者には、面談場所を変えたり、職員を交替して利用者の意思や希望を理解するように努めています。 |
【A5】A-2-(1)-③ 利用者の意思を尊重する支援としての相談等を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 利用者の生活上のさまざまな問題や悩みに等について、定期的に面談をする機会を設けるとともに、日常の活動の中で気にかかる様子の時は個別に話をする機会を作って対応しています。利用者本人より「相談がある」と言ってきた時は、必ず当日に個室で話を聞き、対応できる内容については、迅速に対応しています。 |
【A6】A-2-(1)-④ 個別支援計画にもとづく日中活動と利用支援等を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 利用者の要望に応じた支援を実現するため、個別支援計画に基づき、多様なプログラムの日中活動へ参加できるように支援しています。 |
【A7】A-2-(1)-⑤ 利用者の障害の状況に応じた適切な支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 職員は障がいに関する専門知識の習得のため、法人内外の研修に積極的に参加しています。利用者一人ひとりの課題については、日々の引き継ぎや振り返りだけでなく、職員会議や支援会議の場で、報告、連絡、相談を徹底し、職員育成のためにコミュニケーションと情報共有の仕組みを整えています。利用者間のトラブルの際には、支援方法だけてなく、環境の調整も含めて、検討実施しています。 |
【A8】A-2-(2)-① 個別支援計画にもとづく日常的な生活支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 利用者の日常的な生活支援(食事、排泄、移動、移乗等)は個別支援計画に基づくとともに、利用者の日々の心身の状況に応じて実施しています。 |
【A9】A-2-(3)-① 利用者の快適性と安心・安全に配慮した生活環境が確保されている。 |
【第三者評価結果:b】 利用者の日中活動の場としての生活環境は、建物の構造上、十分に配慮されてはいません。作業室、食堂、トイレ等は狭く、特にトイレは利用者数に比べ、数が少ないため、一時的な混雑がみられます。綾瀬市の指定管理を受けており、建物は市の所有となっていますが、事業内容に照らし合わせて、狭小で、快適性や安心・安全に配慮した生活及び作業環境ではありません。その中でも、机の角に緩衝材を設置し、不慮の事故の防止・軽減措置を行うなどの配慮をしています。また、必要に応じて机上にパーテーションを設置したり、利用者がパニック発作や興奮時には、誰もいない環境でクールダウンや相談を行えるようにしています。 |
【A10】A-2-(4)-① 利用者の心身の状況に応じた機能訓練・生活訓練を行っている。 |
【第三者評価結果:c】 「機能訓練」・「生活訓練」は特別に実施していませんが、生産作業の一環としてタオルたたみや食器洗い、清掃等の生活訓練に相当する作業の提供や支援を実施しています。日常の生活動作の中で実施することにより、利用者の機能や能力を維持・向上する機会を増やすように工夫しています。 |
【A11】A-2-(5)-① 利用者の健康状態の把握と体調変化時の迅速な対応等を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:b】 事業所では利用者の健康管理に関わる支援を行っています。提供する食事のカロリー管理、朝昼の体操など日常的な健康増進のためのプログラムや、精神的な問題に対する助言等の提供、看護師(月2回)や医師(月1回)に定期的に診てもらう機会を提供し、また、事業者側が疑問に思う部分はその都度看護師や医師に相談をし、助言を受けています。 |
【A12】A-2-(5)-② 医療的な支援が適切な手順と安全管理体制のもとに提供されている。 |
【第三者評価結果:b】 事業所内での医療的な支援としては、昼食時の服薬管理のみを実施しています。投薬チェック表を作成し、飲み忘れが起きないように複数職員で服薬チェックを実施し、空袋を返却しています。 |
【A13】A-2-(6)-① 利用者の希望と意向を尊重した社会参加や学習のための支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 社会参加についての支援の一環として、定期的に外出・余暇支援を提供しています。外出や余暇支援は利用者や家族からの意見を取り入れながらプログラムを作成しています。毎月2回、土曜日を開所日として、余暇活動を行っていますが、毎回多くの利用者が参加し好評を得ています。 |
【A14】A-2-(7)-① 利用者の希望と意向を尊重した地域生活への移行や地域生活のための支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 利用者の生活や住まいへの希望と意向を尊重し、地域生活への移行や住み慣れた地域での生活が継続できるように支援しています。利用者の中には家族と住み続けたいと希望する方もいますが、高齢になった家族等は老老介護になることに不安を感じています。概ね若い利用者はグループホームの入居を希望しています。 |
【A15】A-2-(8)-① 利用者の家族等との連携・交流と家族支援を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 利用者の家族等とは毎日連絡帳を用いて情報の共有を行い、要望等にも応じるようにしています。年度当初には家族会を開催しています。家族会では、事業所における年度の事業計画や行事予定、苦情受付の説明などを行うとともに、家族の意見や要望を聞く機会になっていますが、それ以外の急な相談等にもその都度対応し、必要に応じて相談支援事業所に引き継ぐ等しています。 |
【A16】A-3-(1)-① 子どもの障害の状況や発達過程等に応じた発達支援を行っている。 |
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【第三者評価結果:評価外(障害児支援、就労支援以外の福祉施設・事業所)】 対象外 |
【A17】A-4-(1)-① 利用者の働く力や可能性を尊重した就労支援を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 利用者一人ひとりの働く力や可能性を引き出すような取り組みや工夫を行っています。それぞれの作業能力に応じた作業提供を行い、また、作業への不安を軽減するため、無理なく少しずつステップアップできるように提供方法を考えています。作業導入時には、見本や完成品等を提示しながら、安心して取り組めるように、傍で付き添っています。製造したパンを入れる袋のラベル貼りでは、下に見本を置き、その上に重ねて貼って行く方法を提示するなど、利用者が不安なく的確な作業ができるよう工夫しています。慣れてくると朝礼で1日の作業内容を聞くだけで、やるべきことが理解できるようになり、訪問時も一人ひとりがいつもの作業室で意欲的に働いている姿が見られました。 |
【A18】A-4-(1)-② 利用者に応じて適切な仕事内容等となるように取組と配慮を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 利用者一人ひとりの作業の力に応じた作業内容や作業量を提供するように心がけています。また、作業時間についても、一人ひとりの集中力の継続時間に応じて取り組みやすいように作業量の調整も行っています。作業内容の計画は職員が行い、利用者に合った作業を選択してもらいます。 |
【A19】A-4-(1)-③ 職場開拓と就職活動の支援、定着支援等の取組や工夫を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 就職活動への支援は、現状で対象となる利用者がいないことからほとんど行っていませんが、就職への意欲や準備が整った場合には、就労援助センターに登録し、見学や実習等の支援を行っています。 |