【第三者評価結果：a】

相模原市の保育理念・基本方針に沿って、園としての基本方針、保育目標が明文化されています。理念や基本方針は、園内の掲示板やパンフレットや保育園のしおりに記載されており、入園説明会で説明し周知されています。ホームページにも園の保育方針や特色が掲載されています。保育マニュアルにも掲載し、職員会議で読み合わせを行い職員間で周知徹底しています。年度初めの懇談会では園長が保育目標をわかりやすく説明を行い、クラスだよりで年間目標について保護者に周知しています。

【第三者評価結果：a】

社会福祉事業の動向や地域の各種福祉計画の策定動向については、保育連絡協議会等へ参加したり、全国保育協会の冊子等から情報を収集しています。保育のニーズや潜在的利用者に関するデータを収集し、市の保育課や子育て支援センター、児童相談所等関係部署と連携を取りながら、地域の特徴・変化による課題を把握し分析しています。

【第三者評価結果：a】

保育の内容、組織体制や設備の整備、職員体制等の現状分析に基づき経営課題や問題点を把握しており、市の保育課へ報告し、連携して具体的な取り組みを進めています。職員体制については、相模原市の保育所職員配置基準に基づいた人材配置が行われており、保育課と連携して必要な人材を確保しています。また、老朽化した設備の改修を来年度に実施することになっています。改善すべき課題については、職員会議や各種担当者会議で職員に周知し検討を行っています。

【第三者評価結果：a】

「未来へつなぐ相模原プラン～相模原市総合計画」の中で、保育所の整備に係る目標、具体的な成果指標を策定しており、年度ごとに実施状況の調査を行い、数年に一度計画の見直しを行っています。「さがみはら都市経営指針実行計画」では公立施設の機能強化、適正配置にかかる目標を設定し、年度ごとに取り組み内容の評価を行っています。

【第三者評価結果：a】

市が策定した中・長期的な計画の内容を踏まえて、園としての単年度の計画を作成しています。単年度の事業計画の策定にあたっては、保育課の運営方針を踏まえ、行事・環境・食育・保健衛生等についての現状と課題の分析にもとづいて、具体的な目標や指標を設定しています。年度末に事業実績の確認と評価を行い、次年度の計画に反映させています。

【第三者評価結果：a】

事業計画は職員会議や担当者会議で職員の意見を集約し策定されています。事業計画の実施状況について月ごとに振り返り、年度末には事業実績の確認と評価を行って、次年度の園の重点事業や新規事業の計画を策定しています。保育の状況の変化によっては年度途中に見直しを行っており、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響で保育活動が制約されたため、職員間で協議のうえ重点目標を変更しました。事業計画は職員会議などで振り返りを行い、反省・改善事項を共有しています。

【第三者評価結果：a】

園の保育目標、重点目標、年間行事予定について『園だより』に記載し保護者に配布しています。クラスごとの目標については『クラスだより』に記載し、保育室にも掲示しています。クラス目標や1年間の取り組みについては、4月の懇談会で保護者に説明し理解を促しています。毎月作成する『園だより』に保護者が参加する行事予定を注記したり案内状を出して行事参加を促しています。

【第三者評価結果：a】

PDCAサイクルにもとづく保育の質の向上に向けた取り組みが組織的に実施されています。指導計画の実施状況や振り返りの内容は職員間で共有しており、各種の検討チームや担当係を設置して、取り組みの評価や見直しを行っています。前期と後期に全体的な保育の振り返りを行っており、各職員が付箋に自由な意見を書き込み、クラスや職員会議での話し合いに活かす取り組みや、保育士個人の自己評価を行っています。全体的な保育の振り返りや保育士の自己評価を、園としての自己評価につなげており、評価の内容や改善点を公表しています。

【第三者評価結果：a】

前期と後期の自己評価、保護者アンケート等の評価の内容・分析結果は文書化されており、職員間で共有しています。職員が参画して、評価結果から課題を明らかにし、必要な改善策や改善計画を策定しています。食育・安全・保健衛生等の検討会から出された課題については、その都度検討し改善策を実行しています。日々の保育実践の振り返りや、自己評価、保護者アンケートの評価結果にもとづく改善策については、次期の指導計画等に反映させています。

【第三者評価結果：a】

園長は「相模原市立保育園の保育目標」に基づき策定した園の保育目標と地域性を考慮しながら職員と検討して決めた年度の重点目標への取り組みを明確にして実践しています。園長の役割と責任については、組織運営、保育全般の指導監督、保育計画の指導及び実施の確認、育児相談、職員健康管理を掲げて文書化し、職員に周知し、春の懇談会で保護者に説明しています。災害時の指揮系統については、具体的な役割を文書化し職員に周知しています。

【第三者評価結果：a】

園長は遵守すべき法令等を理解しており、平等性・公平性を意識しながら適正な対応を保持しています。不当要求対応や個人情報の取り扱いに関する園長向けの研修に参加し知識を深めています。年度初めの職員会議において、遵守すべき法令等についての資料を配布して職員に周知しています。非常勤職員に対しても別途機会を設けて法令遵守等について周知しています。また、関係マニュアルの読み合わせも職員会議等で定期的に実施し、法令遵守の意識を高めています。

【第三者評価結果：a】

園長は保育の状況を見て、日誌や指導計画が発達に沿った保育になっているか、振り返りが適切かなどを評価し、必要に応じて自身で考えられるような言葉がけをして、職員の育成に努めています。クラスの話し合い、乳幼児会議等で問題提起をしたり、職位や職種の違う職員が活発に意見交換ができるようグループ討議など工夫して取り組んでいます。組織で計画した研修や本人が希望する研修を受講し、研修内容を園内研修の場で伝え合うことで、園全体のスキルアップに繋げています。

【第三者評価結果：a】

園長は業務の実効性の向上に向け人事・労務などを踏まえて分析し、人員配置、職員の働きやすい環境整備等に取り組んでいます。職員が意欲的に保育に取り組み、スキルアップにつながるようにクラス配置を実施しています。各種の検討チームや担当係を設置し、職員全体で効果的な園の運営に取り組む体制を作っています。事務室にホワイトボードを設置しその日の予定、職員の年休、非常勤職員の配置などを掲示し効率よく仕事が進められるよう取り組んでいます。また、職員会議において、課題などについて意識の統一を図っています。

【第三者評価結果：a】

公立保育所職員配置基準に基づき、保育士及び保育調理員等が配置されています。職員の採用に関しては、相模原市人事委員会を通じて市職員採用試験を実施しています。職員は保育課に配属されている保健師・管理栄養士との連携により、園児の健康管理及び食育の充実に取り組んでいます。職員の育成計画については『相模原市保育士のライフステージにおける人材育成指標』に基づき実施しています。

【第三者評価結果：a】

相模原市の人事制度に沿って人事管理が行われ、人事基準（採用、配置、異動、昇進、昇格）が定められており、職員等に周知されています。期待される職員像は『相模原市保育士のライフステージにおける人材育成指標』に記載されています。職員評価制度に基づき、専門性や職務遂行能力、職務に関する成果等を評価しています。また、職員意向調査制度があり、個人的な事情、状況は直接市の人事部門に伝える仕組みがあります。階層研修にキャリアデザインの内容が組み込まれており、職員が自ら将来の姿を描くことができるようになっています。

【第三者評価結果：a】

職員の有給休暇の取得状況や時間外労働について『総合庶務ポータル』のシステムや勤務の予定表により把握しています。園長は、職員および非常勤職員と年2回程度個別面談を実施し、副園長は常勤職員との面談を年2回行っており、職員が相談しやすい工夫をしています。毎年10月に職員の意向調査を行い、人事の希望については保育課に伝えています。毎年ストレスチェックを実施し必要に応じて産業医の相談に繋げるようにしています。メンタルヘルス担当が受講した研修内容を周知し職員の心身の健康に配慮をしています。

【第三者評価結果：a】

「求められる職員像」に基づき、それぞれの職位や担当にあった職員一人ひとりの目標設定する仕組みが確立しています。職員の自由な発想のもと達成したい目標を設定することで意欲向上を図るとともに、設定した目標項目や期限等が明確になっていることを確認しています。個別面談は半期に一度実施し、進捗状況や担当業務での悩み等を聞き、目標に向かって進めるよう支援しています。年度末には園長、副園長と面談し、達成状況についての評価を書面で伝えて次年度への課題を明確にしています。

【第三者評価結果：a】

市は職員の教育・研修についての方針や研修計画を策定し、ステップアップ研修、階層別研修を実施しています。研修内容は年度末に見直しを行い、職員が参加しやすい時期・時間帯に設定し、さらにニーズの高い研修を目指しています。市が作成する研修計画に加え、職員の希望を踏まえた年間の麻溝台保育園研修計画を作成し保育の質の向上を目指した研修を計画的に受講できるよう配慮しています。

【第三者評価結果：a】

人事異動の際には、受講した研修記録を園長が確認し、知識や技術水準の速やかな把握を行っています。新任職員には新採指導職員を配置し、細やかな指導と全職員でのサポートを実施しています。職員の知識・技術の向上に配慮して、クラス保育や係分担の人員配置を実施しています。市のステップアップ研修、保育士会などの外部研修への参加を促し、受講に際しては非常勤職員を配置し保育に支障がきたさないよう配慮しています。

【第三者評価結果：a】

「実習生の受け入れマニュアル」は整備されており、その中に次世代の専門職を育てると共に職員自身も育つ場とすることが明記されています。実習校が用意するプログラムとすり合わせて学びの深い実習となるよう配慮しています。実習生受け入れにおける実習指導内容についての研修を受けて、その内容を職員間で共有しています。事前に学校側と実習内容や実習生が配慮すべき情報を共有し、オリエンテーションで学んでほしいことを伝えています。実習期間中盤と実習終了時に、クラス担当職員を含め反省会を行っています。

【第三者評価結果：a】

子育て支援情報サービスかながわのホームページに、園の基本方針や保育の内容、施設の概要等について掲載されています。第三者評価受審証明書は園内に掲示され、調査結果は市のホームページで公表しています。苦情・相談の体制について掲示し、内容や改善策については該当の保護者に配慮して公表しています。地域支援事業のチラシを作成し、こどもセンターに置いてもらい、園の行事に参加した地域住民や見学で来園した人に配布しています。また、近隣の学校や施設に園だよりを配布し、園の活動状況を伝えています。

【第三者評価結果：a】

園における事務分担表を作成し職務の分担が明確になっており、職員に周知しています。経理・取り引きに関しては市で決定された予算に基づき、市のルールに沿って適切に行っています。会計監査については年1回書面による確認を実施しています。内部統制活動管理シートの作成を通じて個人情報の取り扱いをはじめとするリスクの共有化が図られ、リスク対策を行なっています。

【第三者評価結果：b】

全体的な計画に「近隣施設や地域の人々との交流を通し様々な体験が出来るようにする」と明記されています。地域子育て支援事業の中で、地域の子どもが園の行事や誕生会に参加する機会があり園児と交流しています。地域ボランティアによる絵本の読み聞かせや、高齢者グループの園庭の落ち葉掃きなどで、地域の人と交流を図っていましたが、現在は新型コロナウイルスの影響で活動は中止しています。保護者のニーズに応じてファミリ―サポートセンターや育児相談等の窓口を紹介しています。

【第三者評価結果：b】

ボランティアの受け入れについてはマニュアルを作成し、受け入れに関する基本姿勢を明文化しています。オリエンテーションでは子どもとの交流を図る視点等で、留意点や心構えをについて説明して有意義な活動になるよう支援しています。また地域の学校教育等へ協力し、中学生の職場体験、高校生のインタ―ンシップ等を行っています。今年度は新型コロナウィルス感染症拡大防止の影響で、ボランティアの活動は中断しています。

【第三者評価結果：a】

市の子育てガイドブックを保護者がいつでも見ることができるようにしています。関係機関・団体の連絡先一覧を作成し、ファイリングして活用しています。関係機関との連携の内容は、職員会議で情報共有しています。近隣の私立園や小学校と「幼保小連携会議」を持って、情報交換や地域交流事業を行っています。子育て支援センターや児童相談所、発達支援センター等の関係機関と連携し、情報共有やケース会議を行い、支援が必要な子どもや保護者に対応しています。

【第三者評価結果：a】

地域支援事業への取り組みに際しては、利用者アンケートを行っており、地域の福祉ニーズ・生活課題等を把握し、事業計画に反映させています。相模台子どもセンターで行う親子サロンでは、保健師・主任児童委員・民生委員・こどもセンタ―職員との情報交換を行っております。地域の福祉ニーズや生活課題について把握の努力を行っています。今年度はコロナ禍により思うようには出来ませんでしたが、終息後は更なる取り組みをしたいと考えています。

【第三者評価結果：b】

地域のニーズを捉えて、相模台子どもセンターの子育て広場事業を月1回実施し、親子遊び、制作などをセンタ―職員とともに取り組んでいます。保育ウィーク期間には、毎年作品を展示し保育園の取り組みを伝えたり、地域の親子が参加できる制作あそび、シアターなどを提供しています（現在は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中断）。防災ネットワーク会議に参加し、災害時に連携が取れるよう地域ごとに話し合いを行っています。

【第三者評価結果：a】

「麻溝台保育園保育マニュアル」には、全国保育士会倫理要領や相模原市子どもの権利条例のパンフレットを掲載し、基本的人権に配慮した子どもへの関わり方、子どもを尊重した保育実践についての手順が記載されています。マニュアルは全職員に配布されており、定期的に職員会議等で読み合わせを行って保育実践に活かしています。性差への先入観による対応は行わず、文化や生活習慣の違いを尊重して、子どもが互いに尊重する心を育めるような取り組みを行っており、園の方針や対応を、懇談会等で保護者に周知し理解を得るようにしています。

【第三者評価結果：a】

子どものプライバシー保護に関しては、職員が日常的に活用している「麻溝台保育園マニュアル」に記載されています。職員は一人ひとりの子どものプライバシーに配慮し、プール遊びやシャワーの時は、外部からの視線を遮る工夫をしています。子どもたちが着替えをする時には、順番に服を脱ぐことなどについて伝え、園外保育では、名札を園名と園の電話番号だけのものに取り換えています。日々の保育活動の中で、子どものプライバシーに配慮した環境設定を行っており、懇談会や行事等で保護者に園の取り組みを周知しています。

【第三者評価結果：b】

利用希望者の見学については個別に対応しています。見学者にはパンフレット「みんななかよし」を配布し、園の概要や保育内容等を丁寧に説明し質問に答えています。保育に支障のない範囲で保育室や園庭を案内し、子どもたちの生活や遊びの様子が分かるように工夫しています。パンフレットは、保育目標や特徴的な取り組み、地域交流などが記載され分かりやすい内容になっており、公共施設等への配置はしていませんが、園で行っている地域支援事業の参加者に配布しています。利用希望者への情報提供について、定期的に見直しを実施しています。

【第三者評価結果：a】

2月に入園説明会を実施し、「保育園のしおり」「重要事項説明書」に沿って説明を行い、書面で保護者の同意を得ています。「保育園のしおり」には、保育内容、感染症への対応、緊急時の連絡体制、入園までに準備する物などが分かりやすく記載されています。入園説明会の後に個人面談を行い、保育時間、食事対応などについて、保護者の意向を確認し、詳しい説明をしています。外国語版の「保育園のしおり」を用意し、必要に応じて文書にルビを振るなどの対応をしています。重要事項に変更があった場合は、説明のうえ差し替えを行っています。

【第三者評価結果：b】

保育所等の変更にあたっては、保育の継続性に配慮した引継ぎの手順が決まっており、子どもや保護者の意向を踏まえ、関係機関との連携を行っています。虐待等権利侵害が疑われる子どもの場合は、児童相談所や子育て支援センターを通じて、変更先の施設等に情報の提供を行っています。保育所の利用が終了した時に、子どもや保護者に対し、退園後の相談方法や担当者について口頭で説明しており、その内容を記載した文書を渡していません。

【第三者評価結果：a】

日々の保育の中で、一人ひとりの子どもが安心して意欲的に生活しているかを汲み取るようにしています。公開保育や保育参観を実施し日頃の子どもの様子を伝え、個人面談や懇談会等で保護者の意見や要望を聴き取っています。行事の後と年度末に保護者アンケートを行い、結果を分析・検討して満足度の把握に努めています。年度末のアンケートは、「目標に沿った保育になっているか」「子どもの個性を大切にしているか」「園の取組の感想」などの項目があり、把握した保護者の意見や要望を、保育の質の向上に結びつける取り組みを行っています。

【第三者評価結果：a】

「相模原市保育所等及び療育センターにおける苦情解決実施要綱」が策定されており、苦情解決の体制については重要事項説明書や園内の掲示等で保護者に周知しています。また、「ご意見ボックス」を設置して匿名の意見も受け付けています。苦情を受付けた場合は、「苦情受付時の対応手順書」に従い、園長・副園長・担任等からなる「苦情解決委員会」を設置して、問題点を分析し対応策・改善策の検討を行っています。検討内容や対応策については保護者等にフィードバックしており、申し出た保護者等に配慮したうえで掲示等で公表しています。

【第三者評価結果：b】

保護者が相談したい時や意見を伝えたい時には、園長、副園長、担任やその他の職員全員で対応できる体制を作っています。「保育園のしおり」や入園時に配布する書類に、随時個人面談を行っていることや、第三者委員、地域の専門機関への相談などについて記載しています。5月～8月に行っている個人面談では、園への要望を聴きとり、「ご意見ボックス」で匿名での意見も受け付けています。保護者からの相談には、その保護者にとって相談しやすい職員が対応し、一時保育室などを利用して落ち着いた環境を確保しています。園以外に第三者委員などに相談できることの周知は課題となっています。

【第三者評価結果：a】

保護者からの意見や相談を把握した場合には、「保護者からの意見受付時の手順書」に沿って迅速に対応しています。報告を受けた園長・副園長は、内容を全職員に周知し、各クラスのリーダーや担任等と対応策・改善策について検討し、保護者に説明を行っています。検討に時間がかかる場合は、状況を説明し保護者の理解を得るようにしています。相談や意見の内容、対応の経過は「意見受付用紙」に記録し、職員間で共有しています。送迎時や個人面談、懇談会、保護者アンケート等を通して、保護者の意見を積極的に把握する取り組みを行っています。

【第三者評価結果：a】

安全検討会・事故検討会を設置しており、誤食時の対応、不審者対応、けが・体調不良時の対応等についての手順書を整備し、各種の対応訓練を行っています。「安全チェックリスト」をもとに設備の安全点検を行い、各保育室は他のクラスの職員が違った視点から点検する等の工夫をしています。ケガや事故については状況を記録し、毎月のケガの傾向や対応などを共有しています。医療機関を受診した事故は「事故報告書」で市に報告し、ヒヤリハット事例は職員間で共有し事故を未然に防ぐようにしています。不審者対応訓練を年2回行っています。

【第三者評価結果：a】

市の感染症マニュアルや「麻溝台保育園保育マニュアル」に、感染症の予防や発生時の対応が記載されており、保健衛生検討会で衛生管理に関する園内研修を行っています。うがい・手洗いなど感染症予防に有効な習慣を子どもたちに伝え、ブラックライトを用いた手洗い指導等を行っています。保育室やトイレの清掃、おう吐物等の処理に関しての詳しい手順が保育マニュアルに掲載されています。市と感染症に関する情報を共有し保健師の助言を受けています。感染症発症時には、病名と症状、クラス別の発症人数を掲示し保護者に周知しています。

【第三者評価結果：a】

市の防災計画や安全管理関係マニュアル、市立保育園防災の手引き等に基づいて、災害時における子どもの安全確保の体制を整え役割分担をしています。火災や地震を想定した避難訓練を月１回、消防署への通報訓練を年2回行っています。災害時の保護者への情報発信は、園の携帯アプリやグループメールで行うことになっており、保護者への引き渡し訓練を年１回行っています。災害時の引き渡しのために「災害時対応調査票」を整備しています。副園長が中心になって、飲料水、食料、オムツ、発電機等の災害備蓄品を整備し、定期的に確認しています。

【第三者評価結果：a】

「麻溝台保育園保育マニュアル」には、全体的な計画、保育士の心構え、乳児クラス・幼児クラスの保育、延長保育、安全管理、衛生管理等、保育の様々な場面での手順が示されており、人事異動などで職員が代わっても一定の水準や内容を保ったうえで、子どもの個別性に対応した保育ができるように配慮しています。「麻溝台保育園保育マニュアル」は全職員に配布されており、定期的に職員会議等で読み合わせを行って理解を深めるとともに、日常の保育実践が標準的な実施方法に基づいた内容で行われているか、職員間で話し合い確認しています。

【第三者評価結果：a】

保育の標準的な実施方法の検証・見直しに関する時期や方法を組織として定めています。「麻溝台保育園保育マニュアル」については、年度の後半に職員からの意見をまとめ、マニュアル検討の担当者が中心になって検証・見直しを行っています。各クラスや乳児担当・幼児担当の話し合いの中で、保育内容についての日々の反省や、標準的な実施方法についての検証・見直しを行い、職員会議で共有しています。検証・見直しにあたっては、子どもが必要とする保育内容の変化等を踏まえ、指導計画の内容や保護者の意見を反映させるようにしています。

【第三者評価結果：a】

全体的な計画にもとづき指導計画を策定しています。「児童家庭調査票」「入園までの生活状況」「プロフィールシート」の内容や個人面談で子どもの状況や保護者の意向を把握し、具体的な保育・支援の内容を計画に反映させるようにしています。3歳未満児と障害のある子どもだけでなく、3歳以上児についても個別に計画を立てており、個人面談等で把握した保護者の意向を大切にしています。指導計画に基づく保育実践の評価や、支援困難ケースへの対応については、ケース会議で様々なアプローチ方法について検討し職員で共有しています。

【第三者評価結果：a】

指導計画の実施状況の評価と見直しを定期的に行っています。クラス担任は、毎月の保育の状況が子どもと保護者の保育ニーズに合っていたかを協議し「話し合い記録表」に記録しており、指導計画の評価・見直しを行っています。年間指導計画、保健計画、食育計画に関しては、それぞれの担当を中心に話し合いを行い、年度末に評価・見直しを行っています。園長は日々の保育の状況を把握し、子どもや保護者のニーズが各指導計画に反映しているか等について判断し、見直した指導計画の内容を全職員に周知しています。

【第三者評価結果：a】

保育の実施状況、アセスメントの実施状況については、個別指導計画、保育日誌、児童票、個人面談記録、引継ぎ表等に記録し職員間で共有しています。速やかに伝えるべき情報については、リーダー会議の開催や職員連絡ボード等の方法で共有しています。職員によって記録内容や書き方に差異が生じないように、記録の取り方について園内研修を行っています。家庭に渡す「すくすくカード」「誕生カード」は、下書きの段階で確認や指導を行っています。職員は、他の職員が記録した保育日誌を読んで適切に記録するための努力をしています。

【第三者評価結果：a】

「相模原市個人情報保護条例」「相模原市立麻溝台保育園運営規程」に、個人情報の保護、開示、記録の保存期間について記載されています。「麻溝台保育園保育マニュアル」には、帳票や写真の取り扱いについて記載されており、パソコンでの個人情報管理に関しては、情報化推進者である副園長が中心になってｅラーニング研修を行っています。個人情報の取り扱いについては、懇談会等で保護者に周知しています。子どもに関する記録は事務室の書庫に施錠して保管しており、児童票やSDカードを持ち出す時には複数の職員で確認を行っています。

【第三者評価結果：a】

全体的な計画は、保育所保育指針等の趣旨をとらえ、相模原市が目指す子ども像、麻溝台保育園保育理念・目標等に沿って作成されています。今年度の重点目標を定め、各年齢の養護・教育についての内容とねらい、保育士・環境に関する留意事項についての項目からなり、留意事項には、保護者支援や小学校との連携、近隣施設や地域の人々との交流について記載されています。作成にあたっては、子どもの発達過程、子どもと家庭の状況、保育時間、地域の実態等を考慮しています。全体的な計画は、全職員が所持している「麻溝台保育園保育マニュアル」に掲載されており、年度初めに職員会議等で読み合わせを行って確認しています。職員全体で、保育実践の振り返りを通して全体的な計画の評価を行い、年度末には、評価をもとに次年度の計画を作成しています。

【第三者評価結果：b】

各保育室は明るく開放感がある空間になっており、室温や湿度、換気などに配慮し適切な環境を保つようにしています。0歳児と1歳児は同じ保育室を使用しており、奥には広い畳スペースとテラスが続いています。月齢にふさわしい生活・遊びができるようにスペース分けをしています。幼児の保育室は、活動に応じてランチルームやホールとして使用し、多目的室や一時保育室も様々な活動に活用しています。
遊び・食事・睡眠の場面ごとにスペースを分けて、一人ひとりの子どものペースに合った遊びや生活ができるように配慮しています。建物の築年数が経過しており水回りについての改修工事が予定されています。施設や寝具等の衛生管理に努め、家具や遊具の配置等を工夫し、子どもたちがくつろいだり、落ち着くことができる環境にしています。広い園庭には、メタセコイアやサクラなどの大きな木がたくさんあり、自然を感じてのびのびと遊ぶことができます。

【第三者評価結果：a】

子どもの発達状況や、家庭環境等から生じる一人ひとりの子どもの個人差を把握し尊重しています。子どもの様々な欲求を温かく受け止め、思いに応じて個別的な対応ができるように、職員間で協力しています。スキンシップを十分にとり、表情や言動から気持ちを汲み取ることで、子どもが安心して思いを表現できるような関わりをしています。
年齢に応じた分かりやすい言葉遣いで穏やかに話し、否定や禁止する言葉は使わず、「～しよう」「どうしたらいいと思う？」などと問いかけ、ともに考える姿勢で対応しています。「麻溝台保育園保育マニュアル」の「保育士の自己点検と心構えについて」では、一人ひとりの子どもを受容する関わり方や心構えについて具体的に記載されています。一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を実践するために、保育士の自己評価や日々の話し合いで、自己の言動を振り返り、意識の向上に努めています。

【第三者評価結果：a】

基本的な生活習慣の習得にあたっては、一人ひとりの子どもの発達や個人差を考慮した環境設定を行い、子どもの主体性を尊重しています。年齢や発達に応じて、自分で口を拭く、食器を下げる、衣服をたたむ、名札を自分でつける等、生活に必要な基本的な習慣が、楽しみながら身につくように工夫しています。フォークから箸への移行の過程を写真や絵で示し、手先を使う遊びを掲載したクラスだよりを発行して、家庭でも取り組めるようにしています。
手洗い、うがい、休息などの、病気の予防や健康増進のための習慣については、歌や絵本を使って分かりやすく伝えています。自分の物が分かり、衣類をカバンにしまったり、タオルをフックにかける等、身の回りのことを自発的に行えるように働きかけ、自分でできた達成感を感じられるように配慮しています。保健衛生係の職員が、基本的生活習慣についての掲示やポスターを作り、園の取り組みを保護者に周知しています。

【第三者評価結果：a】

各クラスの玩具は子どもの手の届く位置に収納してあり、カゴに玩具の写真を表示し、子どもが好きな遊びを選び、自分で片付けることができるようにしています。ゲーム、ブロック遊び、絵本等いろいろな遊びのコーナーで好きな遊びに集中できる環境をつくり、リズム遊びや歌、制作等、様々な表現活動を体験しています。異年齢での交流を多く持ち、0・1・2歳児のクラスの枠を超えた活動や、3・4・5歳児の縦割り活動を通年で行っています。
幼児クラスでは、子どもたちの話し合いをもとに、どろんこ遊び等の外遊びの計画を立てています。広い園庭にはたくさんの大きな木があり、子どもたちは季節を感じながらブランコやジャングルジムを楽しみ、虫捕りや花の観察をしています。地域の高齢者グループとの落ち葉掃きや、地域支援事業などを通して、地域の人々との交流を行っています。子どもたちが主体的に生活と遊びができる環境を整備し、様々な取り組みを実施しています。

【第三者評価結果：a】

0歳児については、一人ひとりの子どもの成育歴や発達の状況に留意し、応答的な関わりの中で、生理的な欲求の充足、情緒の安定を図り、子どもが安心して過ごせるように配慮しています。１歳児と一緒の広い保育室は、食事スペース、遊びスペース、ほふく室に分かれています。食事スペースは棚で仕切って遊びスペースが見えないため、落ち着いて食事をすることができます。
畳のほふく室はゆったりと静かに過ごすことができ、手作り玩具や絵本を用意し、安全に探索活動ができるように環境設定を行っています。遊びスペースとほふく室を利用して、子どもの興味に合わせて、体操等の動の遊びと玩具遊び等の静の遊びに集中できるようにしています。子どもの成長や興味に応じて、保育室内の配置換えを行っています。保護者と丁寧に情報交換を行い、一人ひとりの子どもの生活リズムに合わせた対応や、子どもの一日を見通した保育が行なえるようにしています。

【第三者評価結果：a】

１歳児・2歳児の保育にあたっては、自分でしようとする気持ちを受け止め、一人ひとりの子どもの状況に合わせて環境を整えたり、できないところは自分で伝えられるように配慮しています。食事や排泄、着替え等身の回りのことを意欲的にやろうとする気持ちを大切にして、達成感を感じられるように関わっています。子どもの自我の育ちを受け止め、安定した情緒で十分に自己を発揮し、自発的な活動ができるようにしています
指先を使って遊ぶ玩具や、運動遊び、ごっこ遊び等を楽しんでおり、職員は一緒に遊びに参加して、子ども同士の関わりが持てるように仲立ちをしたり、子どもの思いを代弁しています。0・1・2歳児の交流や、幼児クラスとの交流、食事の配膳時の調理員との交流、散歩での地域との交流等、様々な関わりができるようにしています。子どもの状況に応じ、送迎時の会話や連絡ボード、すくすくカード等で保護者との連携を図っています。

【第三者評価結果：a】

3・4・5歳児は、縦割りグループによる異年齢保育が行われています。保育室と園庭に、様々な動と静の遊びのコーナーを設定し、子どもが自主的に選び、満足のいくまで遊びを展開できる環境を整えています。遊びのコーナーは、子どもの興味や関心、季節に応じた内容になるように工夫しています。異年齢で過ごす中で、思いやり、やさしさ、ルールを守ろうとする気持ちを育み、子ども同士が意欲的に関わることができるように配慮しています。
年齢別の活動では、制作活動やクラス集会、「はっぴょう会」や「うんどう会」等の行事の取り組みを通して、友だちとの関わりを深めることができるように配慮しています。集団の中で安定して過ごし、自己を十分発揮できるようになる段階を経て、友だちと協力してやり遂げることができるように関わっています。子どもたちの活動は、懇談会や連絡ボード、写真掲示等で周知し、園だよりを近隣の小学校に配布しています。

【第三者評価結果：b】

障害のある子どもの個別支援計画を策定し、個別配慮をクラスの指導計画に記載して、全職員に周知しています。保護者と個別支援計画についての面談を行い、子どもの発達状況や課題についての共通認識を持っています。建物は古いですが、障害のある子どものロッカーを分かりやすく、使いやすい位置に設定し、状況によって個別に関われる場所を確保するなどの工夫をしています。
子育て支援センターによる巡回指導や、園医から助言をもらっており、療育センター等に通園している子どもは、保護者の了解を得て担当者の巡回を受けています。職員は外部研修や園内研修で必要な知識を共有し、保育活動に活かしています。市の支援保育事業により、支援保育コーディネーターの保育士が園長・副園長・担任とともに、子育て支援センター等と連携し、子どもの発達の状況に応じた保育に取り組んでいます。支援保育事業の内容についての説明資料を配布し保護者に周知しています。

【第三者評価結果：b】

朝夕の合同保育の時間は、いろいろなコーナーを設け、やりたい遊びを選べるようにしています。多目的室や一時保育室も活用して、一人ひとりの子どもがゆったりと過ごせる環境を設定しています。延長保育の時間には補食を提供し、子どもの一日の疲れを考慮した環境設定や関わりを行っています。乳児のクラスでは、長時間にわたる保育を考慮し、昼食時間に幅を持たせ少人数でゆっくり取り、担任が一人ひとりの子どもにしっかりと関わるように配慮しています。
登園時の保護者との会話や連絡帳で、子どもの心身の状況を把握し、「当番ノート」で降園までの子どもの状況を職員間で共有しています。早番・担任・遅番の職員の情報伝達を確実に行うことで、保護者と担任との連携が十分に取れるように配慮しています。長時間にわたる保育にあたっては、子どもの一日の全体像を考慮して保育内容や職員の協力体制を整えており、その取り組みについて指導計画等への位置づけが期待されます。

【第三者評価結果：a】

全体的な計画や指導計画に、就学に関連する事項や小学校との連携について記載し、計画に基づいた保育活動を行っています。日々の保育の中で、知る楽しみや好奇心を大切にして社会性を培う取り組みを行っています。絵本などで、子どもたちが小学校の授業や生活についてのイメージを持てるようにしています。近隣の小学校見学は、１年生に校内を案内してもらい、入学に憧れや期待感を感じることができる機会となっています。
近隣の保育園や幼稚園との交流で、同じ小学校に入学する子ども同士が関わる機会を作っています。クラスだよりや掲示で、就学を見据えて取り組んでいけることを伝えたり、懇談会で保護者が就学についての見通しが持てるように説明を行っています。幼保小連携会議などを通して関係者で情報共有や意見交換を行っています。入園時からの子どもの育ちについての記録をもとに保育所児童保育要録をクラス担任が作成し、園長が確認しています。

【第三者評価結果：a】

健康管理マニュアル、保健計画、指導計画等にもとづき、一人ひとりの子どもの心身の健康状態を把握しています。保健計画には、月ごとの内容、留意点、家庭との連携について記載されています。入園時に、児童家庭調査票等で把握した、既往症や予防接種の状況等、子どもの健康に関する情報は、定期的に保護者に確認を行っています。一人ひとりの子どもの発達の状況や心身の健康状態については、健康台帳等に記録し職員間で共有しています。
登降園の際に、子どもの体調について保護者と情報交換を行い、日中の体調の変化やケガについては、当番ノートやケガ報告書に記録し、職員間で確認しています。午睡時のＳIDS(乳幼児突然死症候群)対策として、呼吸チェック(0・1歳児は5分おき、2～5歳児は15分おき)や、表情や姿勢の確認を行っています。保育園のしおり、園だより、園内掲示等で子どもの健康管理に関する園の取り組みを保護者に周知しています。

【第三者評価結果：a】

園医による乳幼児健康診査、歯科健診をそれぞれ年2回行っています。健康診査では、子どもの年齢・月齢に応じた発育・発達の確認や病気の早期発見のため、全身的なチェックを行なっています。健診の結果は、健康台帳・歯科健診票に記録し、園医からの助言や指導を、クラスや職員会議で共有し保育活動に活かしています。保護者に対しては、口頭や健康診断等結果表で、健診の状況や園医からの話を丁寧に伝えています。
園だよりに園医のインタビュー記事を掲載し、健診の結果や園医の助言等が、家庭での生活に活かされるように配慮しています。歯の健康に関しては、食後の口すすぎから始め、3歳児で歯みがきについての話をして、4歳児から食後の歯みがきを実施しています。紙芝居や手洗いチェッカー等で、歯みがきや手洗い等の大切さを伝えており、健診や様々な取り組みを通して、子どもたちが健康管理に関心を持つように工夫しています。

【第三者評価結果：a】

食物アレルギーに関しては、「食物アレルギー対応マニュアル」に基づき、保護者・園長・担任・調理員で面談を行い、子どもの状況に合わせて対応しています。保育マニュアルには、除去食の提供についての流れや配慮事項が具体的に記載されています。月末に、園長・副園長・担任・調理員で翌月の献立表の読み合わせを行い、除去する食材の確認を行っています。食物アレルギー疾患のある子どものアレルゲン情報を掲示し、全職員に周知しています。
除去食は専用トレイに配膳し、子ども別に色分けされた食札で3人の職員が除去食材を確認したうえで提供しています。個別の机・イス・台拭きを使用し、常に職員が側に付いて、食事の時間の子どもの動線が他の子どもと交わらないように注意しています。各家庭からアレルゲンの園への持ち込みをしないように保護者の協力を仰いでいます。慢性疾患のある子どもについては、医師の指示を受けて保育の配慮を行っています。

【第三者評価結果：a】

「食育年間計画」に沿って月１回の食育検討会を行い、年齢に合わせた食に関する取り組みについて話し合っています。乳児は、落ち着いて食事ができるように環境を整え、子どもの体格に合わせて椅子やテーブルの高さを調整しています。子どもが扱いやすい食器や、年齢や発達に合わせた食具を使用しています。配膳時に子どもと一緒に食べられる量を確認し、量を調整することで完食した喜びや自信に繋がるようにしています。
4・5歳児はランチルームを使用しており、一定の時間の範囲内で、自分の遊びや空腹感を考えて食事時間を選んでいます。食材に触れ匂いを嗅ぐ、栽培した野菜を使ったクッキング、調理員による食材紹介、野菜の下ごしらえなど、年齢や発達に応じた取り組みを行い、楽しみながら食への関心を持てるように工夫しています。子どもたちが収穫した野菜を家庭で調理してもらったり、園だよりやクラスだより、写真掲示等で取り組みを周知し家庭と連携しています。

【第三者評価結果：a】

市で作成した献立表に沿って、子どもたちが季節感を味わえるような工夫を行っています。七夕・おはぎ・七草など、季節の行事にちなんだ献立を取り入れています。離乳食については、家庭と食材表や写真で進み具合を確認しながら、一人ひとりの子どもに合わせた形態で提供しています。子どもたちの食事の状況を「喫食状況ノート」に記録しており、保育士と調理員が意見交換を行い、子どもの感想を共有して、調理方法の工夫に活かしています。
調理員は配膳時などに子どもと交流し、食事の様子を把握しており、食育活動では子どもたちの前で食材の説明や調理を行っています。年に数回、市の栄養士の巡回があり、職員への助言や子どもと交流しています。また、0・1歳児の懇談会に栄養士が参加して、保護者の相談を受けたり質問に答えています。「相模原市立保育所調理業務等作業基準」に基づき、調理員全員が調理室や関係設備の衛生管理を徹底しています。

【第三者評価結果：a】

送迎時の会話や、連絡帳(0・1歳児)、連絡ボードの掲示(2歳児以上)で、日々の子どもの様子を保護者に伝え、家庭や園での子どもの生活状況について共有できるようにしています。懇談会や個人面談では、クラス目標、保育のねらいや内容について分かりやすく説明し、子どもたちの保育の様子を伝えています。園だよりやクラスだよりでは、クラス目標や保育の取り組み、子どもたちの様子について、写真や絵を使って丁寧に伝えています。
日々の情報交換や保護者アンケート等で把握した意見は、その後の保育の取り組みに活かすように職員会議で話し合い、内容を記録しています。3歳以上児については「すくすくカード」に、家庭と園でのそれぞれの子どもの様子や成長した姿を3ヶ月ごとに記入し、卒園まで続けて子どもの成長の記録としています。様々な機会を活用して、園の取り組みについての理解を図り、子どもの成長を共有できるように保護者との連携を行っています。

【第三者評価結果：a】

送迎時には、担任以外の職員も保護者との会話を心掛け、保護者との信頼関係を築くように配慮しています。職員が保護者からの相談を受けた場合には、園長・副園長に報告し、適切な対応ができるようにしています。職員は、相談を受けた当日は、当番ノートに内容を記入しすぐに対応できるようにして、その後面談用紙に記載し、職員間で共有し、継続した対応ができるようにしています。
保護者の就労状況や事情に合わせて、柔軟に時間を設けて面談を行っています。個々の家庭事情に配慮して対応をする中で、相談内容に応じて地域の関係機関と連携して保護者の支援にあたっています。相談を受けた職員が適切に対応できるように、報告・相談がしやすい職場環境づくりを行い、必要に応じて連絡タイムやケース会議等の場を設定し検討しています。

【第三者評価結果：a】

「児童家庭調査票」や「プロフィールシート」で子どもの成育歴や家庭の状況を把握し、日々の子どもの心身の状況から、虐待等権利侵害の兆候を見逃さないように努めています。各クラスの日誌に虐待の早期発見のためのチェックリストを貼付し、担任がすぐに確認できるようにしており、変化が見られた場合には、すぐに園長に報告し、対応について協議しています。
家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもについては、安心して安全に過ごせるように援助を行ったうえで、園長を中心に、保護者の気持ちに寄り添った対応を行っています。児童相談所や子育て支援センターとの連携を密にして、地域の小学校・児童相談所などの関係施設とのケース会議に参加して情報共有に努めています。虐待等権利侵害に関する研修に参加した職員が、職員会議で内容を報告し、職員全体で話し合いを行い理解を深めています。

【第三者評価結果：a】

「麻溝台保育園保育マニュアル」に、「保育士の自己点検と心構え」が記載されており、子どもへの関わり、人権に配慮した関わり、性差への配慮、保護者への関わりについて示されています。保育士は、マニュアルに基づいた自己点検や、保育日誌や各種指導計画の評価・反省を通して、日々の保育実践についての振り返りを行っています。
年2回、一人ひとりの保育士が自己チェック表を使って自己評価を行っています。自己評価にあたっては、子どもの活動やその結果だけでなく、子どもの心の育ち、意欲や取り組む過程に配慮しています。また、個々の保育士が自由な意見や評価を付箋に書き込んで、クラスでの検討から職員会議での話し合いに繋げ、協議を重ねる中で、互いの学び合いや意識向上に取り組んでいます。保育士の自己評価にもとづき、園全体の保育実践の自己評価につなげています。