くっくおさんぽ保育園
第三者評価機関名 | かながわアドバンスサポート |
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名称 | くっくおさんぽ保育園 | 評価対象サービス | 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 60 名 |
所在地 | 2230061 横浜市港北区日吉6-1-7 |
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TEL | 045-566-6777 | ホームページ | http://kukkuosanpo.com |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2001年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 社会福祉法人くっく歩みの会 | ||
職員数 |
常勤職員:17 名
非常勤職員:10 名
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専門職員 |
施設長:1 名
保育士:21 名
看護師:1 名
栄養士:1 名
調理員:2 名
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施設・設備の概要 |
保育居室数:6
一時保育室:1
調理室・調乳室:1
子育て支援スペース:1
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【保育理念】 法人理念・保育理念を「一人ひとりが尊重され、その人らしく輝いて生きることができる社会を創造することに貢献したいと考える」「常に現場の状況を第一とし、スタッフ一人ひとりが子どもの人権を守り、自立への援助を図ることを共有し、理解し合える運営をしていくことを理念とする」 【保育方針】 保育方針は①遊びの中で身につけるたくさんのことを大切に、②発達の節目を丁寧に見守る、③子どもの健やかな育成を願い、保護者の就労を支援していく、④地域の子育て家庭を支援する、とし、保育目標を、①さまざまな生活体験をします、②自分も友達も大切にします、③豊かな感性を引き出し、表現できる力を育みます、④自分の要求や意見を主張できます、⑤生きていく力をしっかりつけるため、たくさんあそびます。 |
【立地および施設の概要】 くっくおさんぽ保育園日吉は東横線日吉駅より徒歩20分 バスは日吉駅より5分の 古い住宅地の道路沿いにあります。丸い窓 遊園地の建物を連想させる鉄筋コンクリート2階建てです。門から玄関までグリーンの人工芝を敷き詰め、屋上にも人工芝を敷き 常設のプールも設置、園庭は広く、ジャックという米国の遊具セットがあり、どろんこ遊びの砂場もあり 2階の保育室の窓側には広いウッドテラスが建物の3方を取り囲むように造作され、各部屋からテラスへ自由に出入りできるなど、自由に動き回れる環境です。園見学で「素晴らしい、広い 子どもを入れたい」と評判の環境です。定員は60名、現在待機児童対策で1割増の70名在園しています。 【園の特徴】 くっくおさんぽ保育園は運営法人である社会福祉法人くっくあゆみの会<本部横浜市港北区日吉6-1-7 理事長河内博和>と同じ住所にあり、同法人は港北区内に他に2保育所を運営しています。くっくとは赤ちゃん言葉でくつのことです。1977年に大倉山に保育所を開設 2001年日吉に現園を開設 2015年ふとお園を開設しています。 運営の基本は保護者が安心して預けられる保育園、子どもが落ち着いて過ごせる保育内容、働く者たちがやりがいを持ち続けられる仕事内容、そして地域から頼られる保育園、一緒に生きていける保育園を計画し実行しています。 |
評価実施期間 | 2020/10/10(契約日) ~2021/03/12(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 回(年度) |
特に評価の高い点 | ◇特に評価の高い点 1.核家族の悩みに沿う縦割り保育で異年齢児との交流 毎週1回午前中の異年齢保育は3、4、5歳児を対象に泥んこ遊び、お絵描き、おままごとなど4つのコーナーを設け、自分の好きな遊びのコーナーに入って年長、年少が一緒になって楽しむプログラムです。一斉保育ではなく自由な保育で、こどもの自発性、自立心、社会性を養う格好の保育方法です。 自分の好きなものを主体的に遊び、自分で考えて行動し、年長児は年少児へのお世話や思いやり、年少の子は憧れの年上の子のまねなどをして、遊びの幅を広げてゆく中で、集団生活の楽しさを会得するメリットがあります。核家族が多い家庭では異年齢の交わりの必要性が強くあり、それに応える効果的な保育環境を提供していると好評です。 2.職員が参加する2つのリスクマネージメント ・本園ではリスクマネージメントとして、職員を活用したユニークな方策で効果をあげています。一つは「リスクマップでリスクを認識する方法」です。これはリスクの大きさを縦軸に、リスク発生の可能性を横軸にして、例えば<アレルギー食事を食べた場合はリスクは大きいが、発生の可能性は低い>などMAPでその危険性を見る方法です。高所遊具からの落下、熱中症、プールでの溺水など、事故のパターンをワークショップ形式で紙に書いて地図の上に貼り付けて目で見る方法です。 ・もう一つは4種類の記録簿のうち「保育中の”ちょっと気になる”」で、職員の目で見て気づいた点を報告する「ちょっと気になる」レポートです。保育内容、清潔、安全、言葉使い、身だしなみ、親への配慮など、職員目線で感じたことを書くメモですが、「どうしたらよいか」と改善策まで書くようになっており、職員全員の無意識的な園運営の参加といえます。 3.月に1冊の「えんだより」;園の保育が全クラスわかります 本園の「えんだより」はユニークで、1クラス2ページずつ、全クラスが1冊に掲載され、さらに「ほけんだより」「きゅうしょくだより」もあり、トピックス、写真 保護者のブログもあり、活字も大きく、読んで楽しい内容となっています。毎月24P、これ1冊で園全体の保育の様子がわかる便利な冊子です。 |
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改善を求められる点 | ◇改善を求められる点 1.個人情報の第三者提供の同意書が必要になる時のために 子どもの個人情報の第三者提供 進級先の小学校、病院、転園の場合などで保護者の同意が必要になるケースがあることを想定して、「個人情報使用同意書」の作成が望ましいと考えます。 |
社会福祉法人くっくあゆみの会として開設して43年、3園を運営している中のひとつであるくっくおさんぽ保育園は東急東横線日吉駅にあり、2001年に開所し20年を迎えます。 今回の第三者評価を受審するにあたり準備を進めていく中で、行っている保育の取り組みや園の運営について、いくつかの小グループをつくり過去の受審資料を参考にしながら話し合いを行いました。この過程はいままで受け継いできた保育を職員全員が改めて振り返る良いきっかけとなりました。 今回の評価結果は質の高い福祉サービスを提供すると共に地域に開かれた施設運営を行うための課題を明確にし、具体的な目標設定を行う上での客観的な指標となります。評価の高い点については今後の園の運営や保育の励みにするとともに今後さらに推進していきたいと思っています。また改善を求められた点については十分検討を行ったうえで、職員一体となり福祉サービスの質の向上に努め、より良い施設を目指して努力していきたいと思います。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園は法人理念・保育理念を「一人ひとりが尊重され、その人らしく輝いて生きることができる社会を創造することに貢献したいと考える」「常に現場の状況を第一とし、スタッフ一人ひとりが子どもの人権を守り、自立への援助を図ることを共有し、理解し合える運営をしていくことを理念とする」とし、子ども本位の保育を前面に打ち出しています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・地域の待機児童傾向など、地域の園長会や研修会に参加し情報を得るとともに、系列園の園長会議などで情報を共有しています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:b】 ・系列園の園長会議では、保育を取り巻く経営環境分析などを行い、課題を抽出し、対応策を検討しています。抽出された課題は園長会議で対応策を議論し、各園に持ち帰り対応します。各園に持ち帰った改善課題は職員会議などで全職員に周知し、対応しています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園では5年先の長期計画(長期5年計画)、3年間で何を行うかの中期計画(短期3年目標)を策定し、理念や保育方針の実現に向けたビジョンを明確にしています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では中長期計画をもとに単年度計画として「令和2年度事業計画」を、「行事計画」「子育て支援」「食育」などを柱として打ち出し、数値目標も明確にした「2020年度資金収支当初予算書」とともに策定しています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年間行事も事業計画に組み入れて、テーマごとに担当者を決めており、また、改善課題も職員に担当を振り分けて、全職員の参画のもとに進めています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 ・新年度の保育目標や保育内容、行事計画も含まれた事業計画は、必要なページについてはわかりやすく抜粋しプリントし、玄関に掲示し、保護者に配付しています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:b】 ・年間指導計画、月案、週案などでは、PDCAサイクルにより振り返り、見直し作業を繰り返しています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:b】 ・各園では職員から挙げられた自己評価結果を集計・分析し、職員会議で討議し、議事録等文書にまとめています。系列園の園長会議では各園の保育士自己評価結果をもとに議論し、資質向上に向けての対応策を検討しています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・園長は年度はじめの職員会議では、園の組織図をもとに保育園業務の役割分担、業務分担などとともに、園長自らの業務について説明し、職員に周知し、議事録にも記録しています。園で発行する園だよりにも園長談話を掲載し、また、保護者会でも園長の役割について説明しています。園では組織図を事務所内に貼りだし、職務分掌など全職員に再認識してもらっています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園長は児童福祉法や児童憲章、保育士倫理綱領などをもとに、保育理念や保育方針、保育目標など実現できるように取り組んでいます。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園長、主任は日々、各年齢クラスに入って一緒に保育を行いながら、園児の様子や保育士の働きかけを見たり、日誌や指導計画などの書類から、問題・課題をチェックしています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・月1回の系列園の園長会議にて保育園運営コストの見直しや経営の改善などについて話し合いを行っています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・設置法人には人材育成計画があり、入社後の初年度は新人研修計画、横浜市キャリアアップ研修の受講を必須とし、2年度~7年度にかけては中堅職員養成研修として、横浜市や保育関係大学の外部研修を受講するようにしています。8年以上は主任研修、園長研修とさらに上級研修を受講するように進めています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員は年度末に1回園長との個人面談を行い、人事考課、査定について説明を受け、またアドバイスを受けています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:b】 ・園長は職員の有給休暇取得状況について定期的にチェックしており、有給休暇消化には前向きで取り組んでいます。また、バースディ休暇の取得促進なども進めています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では中長期計画の柱として「人材育成」を掲げ、①世代リーダーの育成、②中堅保育士の育成、③新人の育成、に分けて対応策を定めています。①世代リーダーの育成は、主任保育士(看護師)の育成、主任の役割りの認識、主任研修への参加、②中堅保育士の育成は、OJTリーダーとしての生育、後輩保育士の育成、専門知識の深化、保護者とのコミュニケーション力強化、そして③新人の育成については、OJT,外部研修の中で園の一職員としての自覚を持つ、専門職としての自覚を持ち、知識・経験を深める、として具体的にキャリアパスに応じた「期待される職員像」を打ち出し、全職員はこれに向かって毎年度の研修受講計画を作成し、目標管理を進めています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園には中長期計画に掲げた「人材育成」に伴う、具体的内容に展開した「人材育成計画」があり、それに基づき、職員一人一人の年間研修受講計画などの立案・実行を含めた教育・研修を行っています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では職員一人一人の知識、技術水準、専門資格の取得状況等を把握しており、園長は個人別の「年間研修受講計画」を見ながら、個人面談に臨んでいます。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:b】 ・実習生受け入れマニュアルがあり、園の実習生受け入れに対する姿勢を明確に打ち出しています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・園のホームページでは、園の理念、保育方針、保育目標などを公開し、地域自治会代表などがメンバーで参加している設置法人の理事会においては、園の運営内容について報告を行っています。「ワムネット」には財務諸表をこうかいしています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・全職員は入社時に新人研修を受講し、就業規則や保育所運営に関するマニュアル類を学んでいます。所育園運営の組織票はは事務室に常時掲示しています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・保育所の社会的責任として「地域社会との交流」を挙げ、園の事業方針として地域子育て支援事業への企画・参加をすることで責任を果たすとしています。園保育の全体的な計画で内容が示され、同時に重要事項説明書で保護者へも報告、周知されています。育児相談 見学会、子育て応援BOOK,の発行、園庭開放 地域向けベビーマッサージ 育児講座、ベビーステーション 絵本の貸し出しなど多くの地域住民密着の企画を実行し、本園を地域の子育て支援の拠点とすべく事業を展開しているところです。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園独自のボランティア受け入れに関して大学 専門学校の実習生及び中学校生徒の職場体験を受け入れています。マニュアルがあり、個人情報や守秘義務について等の重要事項を説明するオリエンテーションを行い、ボランティアを受け入れています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・港北区こども家庭支援課、横浜市総合リハビリーセンター、北部児童相談所、警察署、消防署など、緊急先一覧表を掲示してます。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・地域の保育ニーズの重点は核家族の子育て問題のようです。若い夫婦はおじいちゃん おばあちゃんと同居していないため子育ての方法で相談する相手がおらず、専門家である保育園にその相談にきます。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・子育て支援の会として、絵本の読み聞かせ 手遊び マッサージなど企画していましたが、コロナ禍で中止になっています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・本園では全体的な計画の中で「こどもひとり一人が尊重されて・・」と理念が明記され「子どもの最善の利益を考慮し」と掲げています。 見学者に配布する園のしおり「くっくおさんぽ保育園」にもその趣旨が掲載されています。そしてこども尊重の裏側にある虐待 プライバシー尊重など権利擁護についても全体的な計画のなかで人権尊重 個人情報保護とともにその遵守が規定されています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園内でのこどものプライバシー保護について「個人情報保護マニュアル」で具体的に詳細な規定があります。具体的なケースを挙げて「保育に関すること」「職員の心構え」で保育者の対応を決めているので、保育士者は迷うことなく行動できるようです。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:b】 ・本園では保育の様子を動画により紹介しています。HPで視聴できます。毎週水曜日10時より園庭開放があり、園見学も受付けております。、地域の子育て誌「びーのびーの」港北版に園紹介記事が掲載されています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:b】 ・今年は入園説明会はコロナのため中止になっています。個人面談の際配布した「入園のしおり」には、圓の理念、保育姿勢、保育方針などがあり、続いて「防災に関する安全確保等の基本的対応」、「ご意見・ご要望について」など保護者にとって重要な事項が最初に掲載されています。コロナ感染者が出た場合は別途対応し、この「入園のしおり」では暴風 大雪 大規模地震の場合の対応を定めています。登降園におけるコドモンシステムの登録などもあります。大きな文字で読みやすい配慮があります。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園児の個人情報保護の観点から転園先からの要望がない限り書面での情報提供はしておりません。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・個人面談、懇談会では園長や主任が出席し、保護者のニーズを把握するよう努めていますが、保護者アンケートがニーズの把握には効果的なようです。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:b】 ・入園時に配布される園のしおりの2番目に「ご意見・ご要望について」を掲載、フローチャートを使って簡潔に苦情解決の仕組みを紹介しています。懇切丁寧な書き方ですが特徴は「苦情」というきつい言葉は一言も使ってないという点です。「お困りのこと お気づきの点、ご意見 ご要望 お子さんのご相談などお気楽にお申し出下さい」というソフトな表現で統一しています。保護者の声はどのような内容であれ、”苦情”とは受け取らない園の態度がにじみ出ているようです。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:b】 ・保護者が意見を述べやすい機会の設定として、意見箱の設置、アンケートのコメント欄、毎日の連絡帳、送迎時での対応、懇談会、個人面談等などの機会があります。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・サービス利用者である保護者の意見 要望の申し出ルートとしてまず①園内の主任 園長のルート ②第三者委員会ルート ③最後に公的機関として港北区福祉保健センター または市福祉調整委員会ルートの3ルートが確保されています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・危機管理の責任者は園長です。危機管理の連続研修に自ら参加し、事故等の事例収集、要因分析、対応策の検討実施、ヒヤリハット、事故報告書、保育設備、備品のメンテナンスなどチェックしています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・今年は1年越しにコロナ大流行、その対策が最重要で感染者が出た段階で{休園」にするという市からの通達です。横浜市からくる通達はそのままフアイルにして職員に見せています。園に関係する通達は「えんだより」で毎月掲載、保護者に周知しています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・入園のしおりのトップに出てくるのが「防災に関わる園児の安全確保についての基本的対応」です。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・系列3園の園長会議で保育所保育指針を踏まえた「全体的な計画」が作成されます。それを基にして各園は置かれている地域の状況など保育環境を勘案した指導計画を作成します。また同時に食育計画、保健計画など保育の重要な計画も作成し、遊びや散歩など園で行うカリキュラムの実施方法であるマニュアルなどを作成します。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・標準的な保育の実施方法の見直しについては職員会議 クラス会議など保育の振り返りの場を持つことにより 全職員が意見を出し、見直しを行い、改善すべき点を抽出し 日々の保育に反映させています。毎年行う職員の「自己評価」での改善点は翌年の指導計画に反映しています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。 |
【第三者評価結果:b】 ・子どもの全体像を把握するために本人や家庭の状態、状況がわかる児童票、健康台帳など所定の書類のほかに、新入園児と進級園児の直近の状況がわかる「新入園児アンケート」をもらっています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・年間指導計画は3ケ月ごとに「ふりかえり」欄を設けて、評価が行われています。年度末に反省・見直しを実施し、各クラスの新旧担任で今年度の評価・反省を基に、担任間での継続を考慮しながら次年度の年間指導計画を策定するようにしています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・こどもひとり一人の状況は児童票<発育 健康状況 家庭での生活状況 保育経過等>や新入児のアンケート 個別指導計画の様子などを基に記録されています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・本園での個人情報の取り扱いについて「個人情報保護に関するマニュアル」が3園園長会議で作成され適用されています。児童福祉法の「守秘義務」規定は「入園のしおり」の冒頭に念押しされております。個人情報保護法と裏表の関係にあるプライバシー保護の内容について本園では研修 会議などで詳細に勉強しております。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画は保育所保育指針の趣旨を踏まえて作成された保育理念及び保育方針に基づき系列3園の園長の合議により作成されたものです。「子どもの最善の利益を考慮し楽しい1日、大切な日を提供してゆく」「子供と子どもを囲むすべての人が幸せであることを常に考えておく」という保育理念を掲げ、それを保育所の事業方針としています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・本園では「子どもが大きくなるのに必要なコトは食べるコト 遊ぶコト 眠るコト そして愛されるコトの5つを大事にしています」と園のパンフレットの冒頭に掲げています。都市部では見られなくなった泥んこ遊びをするための砂場を作り、乳児の時から砂と水の感触を覚えさせ、保育室の家具 机 遊び道具は寿命の長いオークウッドで統一し、裸足の月間を設けるなど木の感触を楽しませています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・こどもの一人ひとりの姿は事前にもらった児童票や健康診断表などで把握していますが、これらの情報をもとにして、乳児は全員個別指導計画を作り、こども一人ひとりの「姿」を観察し保育士のとるべき「援助 配慮 環境構成」を計画し、その子に合った保育をしています。個人差の大きい乳児について、週単位で保育士の関りが反省され、月間の指導計画で見直しが行われる仕組みです。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・基本的な生活習慣の習得は子ども一人一人の発達状況を踏まえ、やろうとする意欲 主体性を大切にし、無理強いせず寄り添い見守りながら、必要に応じて援助し、身に着けることができるようにしています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもたちが自主的に遊べるように、興味や関心をもっている玩具を手の届くところに置き、コーナー遊びを積極的に取り入れることで、自分で好きな遊びを自由に選択できるようになっています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・0歳児は発達が著しい時期であり、指導計画は個人別に2か月ごとに内容が変わり、子どもにあった保育を行うのことを基本としております。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 1歳以上3歳児未満の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・1、2歳児は一人で歩けるようになり、何でもやりたがるため、自由に動いても危なげない環境を作っています。門から玄関まで人工芝を敷き詰め、屋上にも人工芝を敷き 園庭も広く砂場で泥んこ遊びもでき 部屋の外側には広いウッドテラスが3方を取り囲むように造作され、部屋からテラスへ自由に出入りできるなど、自由に動き回れる環境です。円見学で「素晴らしい、広い 子どもを入れたい」と評判の環境です。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・3歳以上は毎日の遊びの大半が集団生活にかかわるプログラムで週1回午前中通して行う異年齢保育を始め 運動会 縁日 ごっこあそび 発表会を通して年齢に合わせた集団生活をする中で、友達と活動する楽しさを味わえるようにしています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・本園の事業計画に「障碍児の受け入れ枠を増やす」 という計画がありそれを受けて系列3園合同研修で年間3回医学 育児 保育の見地から知識を学び 対応の準備を進めています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ 長時間にわたる保育のための環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・乳児は各クラスとも月指導計画のなかで「長時間保育の配慮」という欄を設け、留意すべき事項を記入し、実施しています。長時間保育の子どもは5人前後です。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・就学を控えた年長児については本園はアプローチプログラムを作成し、職員全員が小学校に向けたカリキュラムを共通認識をし取り組んでいます。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では子どもの健康管理のために「健康管理マニュアル」に基づき、朝や日中の健康観察を行い、体調の変化を把握しています。保育中のケガや体調変化などは直ちに保護者へ連絡し、意向を確認の上、対処しています。また看護師が各クラスを回り、全園児の家庭からの連絡帳を確認し、健康状態を把握しています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科検診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:b】 ・健康診断は、年度初めにお知らせして、嘱託医より年2回実施しています。歯科検診は年2回行います。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園では横浜市の「食物アレルギーガイドライン」に沿って、アレルギー児の対応をしています。主治医の指示書と保護者の除去食確認をもとに、「完全除去食」を提供しています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園の「年間食育計画」では、年齢ごとの狙いに沿って、食事、行事、栽培、クッキング保育などの活動を保育に取り入れています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・定期的に行われる給食会議では、各リーダー、クラス担任、栄養士が出席し、子どもの喫食状況やメニュー、調理法、行事食などを検討しています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・0、1、2歳児については、毎日、個別連絡帳にて家庭と日常的な情報交換を行い、3歳児以上の幼児に関しては、シールブックを使って情報共有を図っています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園職員は保護者とは送迎時の会話や連絡帳でのコミュニケーションを通じて、保育園や家庭での子どもの様子を共有し、成長を喜びながら信頼関係が醸成されるように対応しています。お迎え時の会話では、「引継ぎノート」を参考にして、子ども一人一人のエピソードを伝えるように徹底しています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では「虐待対応マニュアル」に沿って、職員に周知し、取り組みを行っています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育日誌は狙いや活動内容、子どもの様子などから環境構成や援助、配慮について振り返りや考察、次への展望を記載するようにしています。 |