きらら
第三者評価機関名 | 株式会社フィールズ |
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法人理念 (1)障がい児・者、高齢者のノーマライゼーションの実現から「ソーシャルインクルージョン」(共生社会)を目指します (2) 社会・福祉・介護ニーズに応えるべく先駆的で開拓的な事業を展開します 法人基本方針 1.人権の尊重とサービスの向上を図ります 2.インフォームドコンセント及びエンパワーメントを大切にした利用者さん主体の支援を推進します 3.地域との共生をめざします 4.ニーズの多様化と複雑化に対応します 5.社会のルールの遵守(コンプライアンス)を徹底します 6.説明責任(アカウンタビリティー)を徹底します 7.人材の確保・育成のための研修体制を充実します 8.柔軟で行動力のある組織統治(ガバナンス)を徹底します 9.財務基盤の安定化に努めます 10.国際化への対応に取り組みます 11.社会貢献活動に積極的に取り組みます |
今年度重点目標 1.利用者ニーズの多様化・複雑化に対応していきます。 利用者ご家族の高齢化や家庭環境の変化に伴い、自立生活移行に向けた取り組みの必要性が課題としてあります。 2.人権の尊重とサ-ビスの向上を図ります。 利用者さんが地域の活動に参加し、個々のその人らしい生活を送ることが出来るよう求められています。 3.エンパワーメントを大切にするプログラムの充実と利用者主体の支援を行います。 利用者さんが生き甲斐を持って働くことが出来るよう、自主製品の開発や委託作業の開拓に取り組みます。 4.職員のチームワークの向上を図り、職員各々の個性を発揮できるように積極的な提案や取り組みを取り入れていくようにします。 2020年より、きらら本体施設と分場の事業所分離し単体での事業運営となるため、各事業所単位での独立採算(新規利用者の受け入れ検討)や支援体制(職員の配置及び役割分担、送迎)整備して行くものとします。 |
評価実施期間 | 2020/05/12(契約日) ~2021/02/19(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 2 回(平成29年度年度) |
特に評価の高い点 | 1)利用者の個性やニーズに応じたサービスの提供 個別支援計画は利用者や家族から事前にアンケートを実施のうえ、アセスメントを踏まえて作成して、利用者の個性や要望に応じたサービスを提供しています。個別支援計画の内容は利用者と家族に丁寧に説明し、そのやりとりを記録しています。余暇活動については、充実したプログラムを提供しています。職員は利用者の希望を聞いて、一泊旅行や日帰りツアーを実施したり、ソフトエアロ、音楽療法、アート・メークアップサークルなどのレクリエーションを行なっています。 2)培った伝統を受け継ぎ、地域の社会福祉活動に貢献 事業所の発足当時の「利用者の個性を尊重し、利用者が中心となり、話し合いで作業内容やその日に行う作業量などを自分たちで決めて、自由な雰囲気の中で作業する」という伝統を引き継ぎ、働くことを通して、その人にふさわしい地域での生活の実現に取り組んでいます。相模原市障害者地域作業所等連絡協議会をはじめ地域の関係協議会などに職員を派遣したり、利用者を含め販売活動に参加して、当事者同士の交流を深め、地域の社会福祉活動に貢献しています。また、幅広く実習生を受け入れ、福祉活動の実習の場を提供しています。 3)重度障がい者の積極的な受け入れ 現在、国の基準である重度障害の認定を受けている利用者は15名います。その中には大声をあげたり、壁を叩いたりする行動障害の利用者もいますので、状態に応じた個別対応を行っています。事業所のモットーである「働くことを通じてどんなに障がいが重くても、その人にふさわしい地域での生活の実現」に取り組んでおり、重度障害の方を継続して積極的に受け入れ、社会資源としての地域の役割を担っています。 |
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改善を求められる点 | 1)災害等の実際に発生を想定した事業所のリスクマネジメント体制の充実 実際に災害や事故などが発生した場合の対応について、事業所の実態に合わせたものになっているか点検し、職員や利用者の安全を確保できるよう事業所のリクマネジメント体制の充実していくことが必要と思われます。避難訓練は実行性を高めるため職員だけでなく利用者を含めて実施し、コロナウィルスの感染症が発生した場合の法人との連携を含めた対応策が望まれます。また車の安全な送迎運行ルールについて、リスクマネジメント面を充実させていくことが必要と思われます。 2)分離後の事業所の独自性と分離した「あーとはうす」との連携 昨年までは「きらら」と「あーとはうす」(きらら分場)を一体運営してきましたが、2020年度より、「あーとはうす」が分離独立した事業所としてスタートしました。今後は、「きらら」が目指す方向について、あらためて明確にされるとともに、独立した「あーとはうす」と連携し、一緒に活動していくことにより効率的な活動や発展につながる分野を模索されていくことが期待されます。 |
今回の第三者評価は事業所分離後初めての評価ということもあり、分離前の状況と混在していることも多くあるかと思います。 その中で、車両事故や感染症対策にかかるリスクマネジメントの充実をご指摘いただきました。新型コロナウイルス感染症の脅威はこれからも続くことかと思います。クラスター発生時の対応等、起こる前の準備を充実しより良い施設運営を目指していきたく思います。 利用者支援の充実面でも活動に制限のある中で新しい活動を模索していき、利用者満足度を高めていきたいと思います。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:b】 法人の基本理念・基本方針は県央福祉会職員ハンドブックに記載されており、職員には入職時に説明し浸透させています。毎月実施している全体会議において、職員倫理行動マニュアルや倫理綱領の読み合わせをしています。人権・虐待に関して法人のセルフチェックリストを用いて職員の行動を自己検証しています。職員倫理行動マニュアルから抽出して「きららのキラリ」の標語をつくり、毎朝朝礼で読み合わせを行っています。利用者や家族への周知は期初に開催する家族会で伝えていますが、さらに理解を深めていくための工夫が必要と思われます。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:b】 毎月法人主催の所長会議へ出席し、社会福祉事業全体の動向について把握し、分析を行っています。相模原障がい施設事業所協会定例会をはじめ相模原地域作業所等連絡協議会、相模原市障がい自立支援協議会、施策推進会議などの外部の会議にも参加しており、地域の社会福祉業の情報収集にも努めています。さらに収集した情報の分析を進め、事業所の活動について活用していくことが望まれます。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 通所(利用)人数が事業所の受け入れ収容を超える状況が続いたことから、2020年度より、事業所のきらら分場を「あーとはうす」として分離しました。現在は在籍人数は確保しているものの、通所人数は受け入れ可能人数を下回っており、収入と支出のバランスが悪化しています。通所人数を増やし、事業所の利用率を上げていくことが課題となっており、職員に周知し、働き方の面も含めて改善に取り組んでいます。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:c】 法人の中・長期計画は策定されており、理念や基本方針の実現に向けて年度の事業計画において取り組むべく作成されていますが、事業所としての中・長期の視点に立った数値目標や問題点の解決、改善に向けた計画は作成されていません。今年度より、きらら分場が分離され、「あーとはうす」として独立したこともあり、中長期な協力・支援体制のあり方などについてのビジョンを明確にし、職員間で共有していくことが望ましいと思われます。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 法人の理念・基本方針に基づいた重点目標や課題について事業計画を作成しています。利用者主体のエンパワーメントを大切にするプログラムや支援に力点を置かれていますが、具体的なアクションプラン部分が少なく、実効性を上げていくには、利用実績をはじめ年度の具体的な数値目標を設定し、職員だけでなく利用者や家族にも事業所の取り組みスタンスが伝わりやすくする工夫が必要です。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:a】 年度の事業計画は、年初の職員会議で提案し、内容について職員に対して説明を行っています。計画には、職員から要望のあった研修などを年度の計画の中に取り込み、研修が受けられるよう配慮しています。対象としている研修は法人の階層別研修に加え、日常業務の中で取り組み、課題となっている強度行動障害への支援力の向上などを学ぶ研修プログラムの参加を計画し、研修を通じて職員のスキルアップを目指しています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、利用者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 事業計画は事業所内に掲示され周知に努めています。年度初めの家族総会において事業計画内容を伝えています。事業計画の中で利用者の関心事が高い旅行やレクリエーションについては、きめ細かく利用者に個別にアンケートを作成し、できる限り希望を反映できるよう努め、実践しています。今後、さらに利用者や家族に事業所が取り組む計画について、わかりやすく説明し浸透させていくことによって、いろいろなイベントやレクリエ‐ーションへの参加を促すことが出来ると思われます。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:b】 個別支援計画の策定のフローはシステム化されています。担当者はあらかじめ利用者や家族にアンケート調査等により思いや希望を聞くとともにアセスメント状況を踏まえて、ニーズを整理し個別支援計画に反映させています。サービス管理責任者と協議し、個別支援計画を確定したあと、利用者や家族と面談し、個別支援計画の説明を丁寧に行い、そのやりとりを記録に残しています。第三者評価は4年前に受審していますが、評価結果の分析・検討が、組織として行われていません。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:b】 年度の事業計画に対して、年度終了後に「事業報告」を作成し、振り返りを行い、事業所の課題を整理しています。毎月職員全体会議やグループリーダー会議に加え、グループ毎(製菓グループ、軽作業グループ)の支援会議や毎日の終礼報告の機会を捉えて、職員に事業所の課題について話し合い、職員間で共有化を図っています。評価結果からの課題について、職員の参画のもとで改善策や改善計画を策定する仕組みはありません。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:b】 法人の基本方針を反映した年度の事業計画を策定し、職員全体会議やグループ支援会議などで、その内容について説明し理解されるよう取り組んでいます。役割や責任について、職員の分掌状況表を作成して、明確にしているほか、日常活動の中で、気になった点は朝礼や終礼時において逐次指摘し、フォローするよう努めています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 遵守すべき法令等について十分に理解しており、行政とのやり取りも適切に行っています。人権擁護権利については、職員に対して毎月の全体会議の時にセルフチェクリスト(無記名)を実施し、遵守状況を確認し、法令遵守を徹底しています。また、オンブスマン制度を活用し、毎月(ただし1月と8月を除く)オンブスマンに事業所で相談を受け付けられる体制となっています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 事業所の課題の一つである行動障害を有する利用者への対応では、外部機関等へ依頼し具体的な取り組みを明示しています。所長は各グループの支援会議に参加し、人権や利用者中心の支援について説明し、理解を得るよう努めています。特に自閉スペクトラム症理解のために『自閉症児者の「ある行動」を考えるときに心得ておいた方が良いと思うこと』という手引き書を作成し、職員に配布して説明し周知しています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 グループリーダー会議において売り上げや収支などの経営状況について話し合い、改善に取り組むとともに、コロナ禍を契機に、積極的な働き方改革に取り組んでいます。時間外勤務申請ルールを明確にしたり、変形労働制を実施したり、外部の研修は有給扱いとしたり、外部会議などには職員が参加しやすいようシフト体制を採っています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 行政の障害福祉サービスにかかる体制届を確認しながら、必要な人員体制を計画的に採用するよう取り組んでいます。同時に給費等の加算条件を満たすように管理しています。人材の育成や人材の定着化の観点から、法人研修計画に沿って、階層別研修や専門知識の研修に職員が参加できるよう配慮しながら、勤務管理を行っています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 法人の人事制度に基づき、総合的な人事管理を実施しています。常勤職員とは3ヶ月に一度面談し、理念や方針を確認しながら、職員からの仕事に関する意向や意見を聞くとともに、期待される役割や責任について確認しています。非常勤職員は、毎年10月に契約を更新しており、6ヶ月に一度面談を行い、意向や意見を聞いています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 職員の就業状況や意向などを把握しながら労務管理に関する責任体制を明確にしています。送迎の運行に関して事故が起きた時は、安全な運行ルールを確認し、必要に応じて人員配置を見直しています。コロナ感染で職員が家族からの感染で陽性となった時は、法人エリアマネジャーや保健所と密に連絡を取りながら、所長が一時的に当該職員の職務を代行し、職場の安全の維持に取り組み、感染の発生を防止ししました。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 常勤職員を対象に、法人全体の整備された研修体系をベースに、職員一人ひとりの育成に向けて階層別研修について、人事考課システムとの整合性を図りながら実施しています。職員が研修に参加する場合は、シフト制を取って参加しやすいように支援しています。職員との定期的な面談を実施しており、事業所の方針や目標について徹底するとともに、職員一人ひとりの目標を設定していますが、職員の理解には差があります。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 組織としての研修体系は、法人が基本方針の中で重点項目に位置付けており、階層別研修を中心に整備されています。またエリアごとの研修も準備されており、グループホームや利用者向けなどの研修プログラムが整っており、参加した職員は幅広い知識を習得しています。また、外部研修として神奈川県が主催する自閉症障がい者のための5日間のトレーニングにも積極的に参加しています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:b】 法人は階層別研修をはじめいろいろな研修プログラムを提供しています。また、職員一人ひとりのスキルアップを追求するため、積極的に外部研修情報を提供し、受講希望のある研修には参加するよう促し支援しています。新任職員をはじめ職員の経験や習熟度に配慮した個別的なOJTの実施が職員に周知徹底されていません。関係団体が企画する研修会に職員を派遣したり事例を提供して地域福祉活動に主体的に貢献している側面もあります。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-① 実習生等の福祉サービスに関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:b】 福祉サービスを提供している事業所として、地域の草分け的な存在として認知されており、北里大学、和泉短期大学、県立津久井高校や相模原市教育委員会など幅広く実習生として受け入れを行い、福祉サービスの啓蒙活動を積極的に実施しています。専門職種の特性に配慮した特別のプログラムは用意されていません。相模原市地域作業所等連絡協議会(障作連)の活動へ職員を派遣し、同活動をサポートしています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 事業所独自のホームページは作成していないが、法人のホームページに法人の共通の理念・基本方針などが公表されています。苦情・相談については、法人で定めている「苦情に関する規則」に基づいて対応する体制を構築しており、事業所玄関に掲載し、家族にも周知しています。さらに、外部から苦情解決委員を採用し、苦情が発生した場合、適切な対応を行なっています。昨年度の苦情・クレームはありませんでした。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 法人が定めた事務、経理などに関する規定に基づき、適正な運営処理がされています。法人の会計監法人トーマツの指導の下、事業所もそれに準じて取り扱っています。事務、経理、取引等については、年1回法人の事務局長が内部監査を実施して、事業所が公正な運営・経営のための取り組みを行っているかチェックを行っています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 地域にある大学より実習生やボランティアを積極的に受け入れています。また、大学内サークルとの協働で、利用者と学生との交流活動も行っています。障害者地域作業所等連絡協議会やオンブズマンネットさがみはら(きららの元所長が立ち上げに参加)を通じて年に数回利用者交流会を開催し、約10名の利用者が参加しています。神奈川県知的障害施設団体連合会が主催しているあおぞらパーティーの情報を利用者に提供し、県内の事業所から約40名、きららから2名の利用者が参加して、音楽隊の演奏やゲームなどを通じて交流しました。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ボランティアの受け入れは地域にある大学などから受け入れています。外部で開催される利用者同士の交流会やきらら祭りなどの開催時の手伝いをお願いしています。また、地域の中学校生徒の職場体験としての場を提供したり、相模原市教育委員会から地域の小学校や中学校の教員を対象とした社会福祉体験研修の受け入れも行い、事業所の社会福祉活動への理解を深めるよう努めています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 福祉施設・事業所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 福祉事業所協会や相模原市地域作業所等連絡協議会に加盟し情報収集しながら、地域の関係機関や団体との連携を図っています。収集した関連情報については、職員全体会議などで職員間で共有を図っています。相談支援事業所も併設しており、相模原自立支援協議会へ参加したり、基幹相談支援センターからの情報提供も受けています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 地域にある自治会の行事に参加したり、民生委員児童員会主催の勉強会の講師を務めたり、地域の交流活動を通じて地域の福祉ニーズの把握に努めています。横浜市の寿町の福祉活動に職員を派遣したり、相模原市障害者自立支援協議会相談支援部会や相模原市障害福祉施策推進協議会などに職員を派遣して地域交流に努めています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 相模原市障害者地域作業所等連絡協議会が運営する福祉生産活動で作った製品の販売を共同で受託し、利用者も製品の販売に携わっており、地域の福祉活動事業の向上に取り組んでいます。また、和泉短期大学のサークルとの協働で、事業所で作った製品の販売にも定期的に取り組んでいます。そのほか自治会防災訓練など地域の活動に参加しています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 利用者を尊重した福祉サービス提供について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 法人において、利用者を尊重した福祉サービスの提供に関する「倫理綱領」や「職員倫理行動マニュアル」が策定され、整備されています。毎月開催している職員全体会議において、セルフチェックリストに基づき、確認しています。また、日常活動においても朝礼時を捉えて利用者本位の福祉サービスの理解が深まるよう話し合っていますが、職員は情報共有できていないと思っています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 利用者のプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 法人の個人情報保護関係ルールは策定されており、プライバシー保護は遵守されていますが、旅行などのイベントで携帯で撮った写真の取り扱いについて、個人情報が保護されるようデータ管理の整備に努めています。利用者の写真を印刷して印刷物等に掲載するときは、利用者や家族にその都度事前に相談するよう努めています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して福祉サービス選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 事業所への見学や体験の利用希望者を積極的に受け入れています。事業所の利用希望者に対しては、手作りの事業所パンフレットを配布して個別に丁寧な説明を実施しています。パンフレットには、事業所の支援方針である「働くことを通してどんなに障がいが重くても、その人にふさわしい地域での生活の実現」に取り組むことが記載されています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 福祉サービスの開始・変更にあたり利用者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 福祉サービスの開始・変更時の福祉サービスの内容は、集団で画一的なプログラムで活動するのではなく、利用者一人ひとりの個性やニーズに応じた個別的な計画とし、アンケートを実施して、利用者が地域での生活の充実を図ることに取り組んでいます。個別支援計画書は統一した書式を策定して、利用者や家族へ計画について、丁寧に説明し、そのやりとりの記録も残しています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 福祉施設・事業所の変更や家庭への移行等にあたり福祉サービスの継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 他の福祉施設・事業所や地域・家庭への移行にあたり、利用者本人からの届け出があれば、引き継ぎ資料を作成して、移行先などへ提出しています。福祉サービスの利用が終了した後も、利用者や家族等が相談できる体制を取っています。また、法人内の文書規定に基づき、個人記録等の管理を行い、個人情報保護にも配慮しています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 個別支援計画のモニタリング時に、本人満足度の評価項目を追加して利用者満足度を確認しています。また、職員は2ヶ月に一度開催している家族会を通じて、利用者満足を把握するよう努めています。現在利用者満足度調査は利用者自身が回答することがなかなか難しい面もあり実施していませんが、利用者満足度にかかる分析や説明方法の改善に努めていく方針です。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:b】 苦情解決の体制は、苦情解決責任者を法人のエリアマネジャーが担当しています。第三者委員を設置しており整備されています。苦情解に関する体制については、事業所の受付近くの掲示板に掲出して周知を図っています。家族会実施時に体制について伝達し理解を得ています。職員には十分に周知・理解されておりません。昨年度は苦情案件の実績はありませんでした。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 利用者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、利用者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 利用者が相談したり意見が述べられるよう環境の整備に努めています。また、自由に意見を提出できるように意見箱を設置し、周知しています。また、さがみはらオンブスマンネットに加盟しており、毎月(ただし1月と8月を除く)オンブズマンが訪問し、中立的な立場から事業所内で相談を受け付けています。(現在オンブズマン加盟団体は20団体) |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 利用者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:b】 事業所では、利用者からの相談を受けられるスペースを確保し、職員が日々の福祉サービスの提供において、利用者が相談しやすく意見を述べやすいように配慮しています。利用者から相談があった場合は、個別ファイルに記録を残し、迅速な対応ができるよう努めています。相談や意見を受けた際の記録の方法や報告の手順、対応策の検討等について定めたマニュアル等が完備されていません。事業所内に相談支援事業所も併設されており、併わせて活用しています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:b】 事故発生時の対応と安全確保については、エリアマネジャーと連携し、適切に対処しています。リスクマネジメントの最大のポイントは発生後における適切な支援との考え方に立ち、再発防止に向け、支援方法等の検討や見直しに取り組んでいます。行動障害を有する利用者への対応方法について、改善に向けて模索しています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における利用者の安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 法人において、感染症予防や発生時等の対応マニュアル等を作成しており、職員間で周知しています。季節的にインフルエンザなどの感染症が危険な時期には施設内の消毒を徹底しています。施設内でのインフルエンザやノロウィルスによる感染症の拡大は発生していません。また、コロナ関連では、法人エリアマネジャーや保健所などと連携し、事業所を休止することなく、施設内でのコロナ発生防止に取り組みました。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における利用者の安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:b】 災害時の対応体制は決められており、職員間で周知されています。事業所の防災訓練は職員を中心に、避難訓練2回法人総合防災訓練2回計4回実施していますが、利用者を実際に避難させるところまでは、実施していません。また、災害に備えて、食料品や備品類等のリストを作成し備蓄を行なっています。また、日ごろから防災知識を高め、災害時の避難行動の支援ができるよう取り組んでいます。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 提供する福祉サービスについて標準的な実施方法が文書化され福祉サービスが提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 提供する福祉サービスについては、法人が「県央福祉会職員ハンドブック」、「倫理行動マニュアル」、「倫理行動綱領」を作成しており、文書化されています。これらのハンドブックは入職時に職員に配布し、職員全体会議などで確認しています。また、標語「きららのキラリ」を作り、日常活動での基本的な取り組みスタンスについて毎朝の朝礼時に徹底しています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:b】 事業所は集団で画一的なプログラムで活動するのではなく、利用者一人ひとりの個性やニーズに応じた個別的な計画を利用者とともに作成し、地域での生活の充実を目指しています。福祉サービスの提供に際しては、個別支援計画に利用者からの意見や提案やニーズを反映する仕組みが確立され、マニュアル化されていて、必要に応じて見直ししています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。 |
【第三者評価結果:a】 個別支援計画の策定に当たっては、利用者一人ひとりの個性を大切にし、職員は利用者の日常活動をモニタリングし、ニーズの整理表にまとめて個別支援計画に反映させています。個別支援計画には、本人や家族の希望を具体的に明示しています。具体的な到達目標を優先順位をつけて設定しています。そのほか短期目標や長期目標も具体的な表示となっています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 個別支援計画については、必要に応じて見直しを実施しており、利用者の満足度の項目を追加設定しています。毎月の全体会議で見直しによって変更した個別支援計画の内容について確認を行ない、職員に周知しています。個別支援計画の評価は担当者と職員担当者が達成度を確認し、次年度計画に向けて、福祉サービスの質の向上に繋がるよう取り組んでいます。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 利用者に関する福祉サービス実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:b】 利用者一人ひとりの福祉サービスの実施計画の実施状況については、法人が運営しているクラウドシステム内に記録し管理しています。システムには、職員ならいつでもアクセスできる環境に設定しており、情報の共有化が出来ています。セキュリティ対策として、個人情報保護の観点から、法人のイントラネットシステムの中で運営しており、他事業所からのアクセスは制限がかかるようになっています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 利用者に関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 利用者に関する記録の管理は法人クラウドシステム内で管理しており、職員はアクセスできるようになっていますが、個人情報保護などの観点から、法人のイントラネットシステム以外からはアクセスできないようになっています。クラウドシステム内のデータは法人内の情報システム室が管理しており、法人の文書規程等に基づき、記録の保管、保存、廃棄などを行なっています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 利用者の自己決定を尊重した個別支援と取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 余暇活動は利用者の希望を聞いて参加を決定しています。年1回宿泊旅行か日帰り旅行が選べる計画をしています。一泊旅行の温泉や日帰り旅行のテーマパーク・高尾山登山・温泉・水族館・動物園・東京散策・横浜散策・羽田空港散策などの候補地から、アンケートで希望を聞き、3人以上集まれば希望する場所の旅行を実行しています。利用者にとって楽しみの行事になっています。また日中活動で、利用者の声を取り入れたプチレク(メークアップ・アートサークル)やドライブ外出、ソフトエアロ、音楽療法プログラムを実施しています。エンパワ-メントを取り入れた「ニーズ整理表」を用いて、利用者・家族・きららの希望やストレングス、具体的な支援の可能性を記載し、個別支援計画作成のためのアセスメントを実施しています。利用者同士が話し合う「利用者ミーティング」を実施していましたが、「あーとはうす」を分離した今年度からは実施していません。 |
【A2】A-1-(2)-① 利用者の権利侵害の防止等に関する取組が徹底されている。 |
【第三者評価結果:a】 月1回の職員全体会議で法人が作成した倫理行動綱領と倫理行動マニュアルの読み合わせを行って、職員の基本的行動について共有しています。毎月「セルフチェックリスト」を全職員が実施し、12の質問内容をチェックし、利用者への対応について自己の振り返りを行っています。またリーダー会議では、利用者支援で気になったことがあった場合は、職員間で話し合って共有しています。事業所での虐待事例はありませんが、家庭での虐待が疑われるような場合は、相談支援事業所や市役所障害相談課と連携して対応しています。職員から他の職員が行き過ぎた支援になっているとの意見があった場合は法人の事故委員会で検証しています。全国的なニュースになるような虐待などの案件は、所長から回覧をして職員間で共有しています。 |
【A3】A-2-(1)-① 利用者の自律・自立生活のための支援を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 作業はクッキー作りをする製菓グループとコーヒーの袋詰め、缶バッジ・キャラクター製作などを行う軽作業グループがあります。ほとんどの作業は利用者が主体的に行っていますが、複雑な作業や検品などは職員が行っています。例えばコーヒーの袋詰めでは、袋を折り曲げて貼るところは職員がしています。出来るだけ利用者の出来るところは主体的にできるよう、職員は見守りと必要最低限の支援を行っています。利用者の役割として、製菓グループで使用するタオル、事務所で使用する分も含めて回収して、洗濯し、干しています。作業室の掃除機かけや片付けは利用者がしています。受給者証の更新手続きや障害支援区分認定調査時には職員が同席するなどの支援を行っています。 |
【A4】A-2-(1)-② 利用者の心身の状況に応じたコミュニケーション手段の確保と必要な支援を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 利用者には知的障害で自閉傾向が多いため、コミュニケーションの方法は状態に応じて工夫しています。文字盤を用いて、自分の意思を伝える利用者もいます。絵カードや写真を見せて、お茶・作業・昼食・ソフトエアロなどのレクリエーションなどを利用者に伝えることもあります。一日のスケジュール表は利用者の状態に合わせ、個別にわかりやすく作成しています。ジェスチャーなどいろいろな非言語コミュニケーション手段を用いてコミュニケーションを図っていますが、充分に機能していない面もあります。他の人とコミュニケーションが取れず、周りの動きが気になる利用者には、刺激を少なくするためにパーテーションで作業場を仕切っています。 |
【A5】A-2-(1)-③ 利用者の意思を尊重する支援としての相談等を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 毎月(1月と8月は除く)オンブズマンネット相模原からオンブズマンが2名来所し、利用者の話を聞き、記録しています。前もって相談を希望する利用者を募っておき、毎回3名位の利用者が話を聞いてもらっています。今年度からは、「あーとはうす」と分離し別事業所になったため、オブズマンパーソンの来所は年5回になりました。相談を希望する利用者がいた場合は、所長か担当職員が医務室で個別に話を聞いています。相談の内容を本人が共有してよいと言った場合は、支援会議で関係する職員へ伝え、検討・共有しています。家族からの相談がメールや電話であった場合は担当職員が対応し、所長に内容を報告しています。相談内容は個別支援計画に反映し、相談支援事業所とも共有しています。 |
【A6】A-2-(1)-④ 個別支援計画にもとづく日中活動と利用支援等を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 日中活動には製菓のクッキー作り、袋詰め、袋に絵をかいて値札貼りをするなど一連の作業があります。軽作業では、紙漉きで缶バッジに貼る紙やポチ袋製作、受注作業のコーヒーやねじの袋詰め作業などがあります。余暇活動は利用者の希望でメークアップ・アートサークル、ソフトエアロなどのレクリエーションがあります。個別支援計画には「本人・家族の希望」「具体的な到達目標」と「支援内容」欄に作業やレクリエーション内容、役割などが具体的に記入されています。個別支援計画に基づいて本人の希望に合わせた支援を行っています。 |
【A7】A-2-(1)-⑤ 利用者の障害の状況に応じた適切な支援を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 法人の相模原エリアで法人の5事業所が参加して年6回自閉症研修を実施しています。各事業所から担当職員1~2名を派遣し、研修の打ち合わせや企画を行っています。研修には外部講師を呼び、5事業所で持ち回りで事例報告をし、アドバイスをもらって支援の参考にしています。また相模原市発達障害支援センターの機関コンサルテーションから施設に出向いてもらい、対応困難者への支援方法についてアドバイスをもらっていますが、うまく実施できないことが多く、課題も多くあります。行動障害の予防のため、環境の制御や絵カード、ジェスチャーなどの手段で見通しを立てています。他の人のことが気になり不安になる利用者には、作業場所をパーテーションで仕切り、刺激を統制しています。相性が悪い利用者同士の接点には気配りを行っています。 |
【A8】A-2-(2)-① 個別支援計画にもとづく日常的な生活支援を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 食事は業者に委託し、事業所で調理をしています。調理済みの食事を近隣の他事業所にも配達しています。食事に関する満足度調査を各グループで実施し、給食担当者に要望を伝えています。3ヶ月毎に法人6事業所合同で給食会議を開催し、給食内容についての話し合いを行っています。食事形態は普通食の他に、きざみ・トロミ食の対応をしています。アレルギー食・カロリー制限食なども個別支援計画に基づき、個別に対応しています。 |
【A9】A-2-(3)-① 利用者の快適性と安心・安全に配慮した生活環境が確保されている。 |
【第三者評価結果:b】 作業室の清掃は15時から利用者と職員で行っています。消毒はアルコールの入った消毒液で作業室や食堂のテーブル、椅子、手すり、ドアノブ、トイレなどを朝と利用者が帰った後に職員が実施しています。清潔維持に心がけ、コロナウイルス対策に取り組んでいます。日中の清掃は掃除専門の派遣職員がトイレも含め施設全体を行っています。換気は朝利用者が来る前30分と帰った後に実施しています。体調不良の時は医務室にベッドが備わっていますので、寝ることが出来ます。各フロアに2人掛けのソファーや座椅子が設置され、自由に休憩できる所になっています。大声を出したり、強度行動障害などで不安定な状態になった場合は一人部屋で作業をすることがあります。クールダウンには医務室を利用しています。 |
【A10】A-2-(4)-① 利用者の心身の状況に応じた機能訓練・生活訓練を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 毎月1回市の体育館でボランティアの指導者による専門職からソフトエアロの運動プログラムを実施しています。2ヶ月に1回、市の体育館のマシンを使用して少人数で機能訓練を実施しています。その他に「散歩プログラム」で建物の周りを散歩したり、「晴れ晴れ」では、グループ毎にドライブで相模原公園まで行き、公園を散歩するなど健康維持を目的とした体を動かすプログラムが充実しています。車いすの利用者で定期的に専門病院でリハビリを受けている人がいます。職員が付き添って行き、専門職から生活活動の中での機能訓練方法のアドバイスをもらい、実践しています。 |
【A11】A-2-(5)-① 利用者の健康状態の把握と体調変化時の迅速な対応等を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:b】 看護師が毎日3時間くらい出勤し、利用者を巡回し、健康観察を行っています。利用者や職員からの相談を受け、健康に関するアドバイスをしています。毎月体重測定を実施し、記録しています。年2回健康診断を実施し、6月には検診車が来て、身長、体重、血圧、、血液検査、胸部レントゲン、内診などを実施しています。今年は新型コロナウイルスのため、6月に健康診断が出来なかったので、11月に実施の予定です。2月には看護師が身長、体重、血圧測定を行っています。健康診断の結果を基に食事量の調整をしたり、散歩やプールのプログラムなどを個別支援計画に取り入れ健康管理を行っています。家族にも結果を知らせ、所見があった場合は精密検査を実施してもらっています。利用者の体調が変化した場合は、嘱託医に連絡がとれる体制になっており、必要な時は往診も依頼できます。 |
【A12】A-2-(5)-② 医療的な支援が適切な手順と安全管理体制のもとに提供されている。 |
【第三者評価結果:b】 医療的ケアは実施していませんが、服薬管理は10人位行っています。昼食後に服用する薬は、予め1週間分位預かって、事務所のカギのかかる所に保管しています。毎日各グループの担当者が持っていき、3人で服薬チェックをしています。準備する人、本人へ手渡し確認する人、残包をチェックする人で確認し合って、誤薬の無いように注意しています。薬チェック表には薬の内容を確認した職員の名前を記録しています。服薬マニュアルは作成していません。肥満のための食事調整を行ったり、腎疾患のための定期的な水分チェックを行っている利用者もいます。 |
【A13】A-2-(6)-① 利用者の希望と意向を尊重した社会参加や学習のための支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 毎年他事業所の利用者交流会に参加しています.県社協主催のあおぞらパーティーではグループ毎にケースを決めて検討や話し合いを行っています。相模原市障害者地域作業所等連絡協議会が主催するハッピーフライデーに10事業所の利用者や職員が参加し、歌を唄ったり、ダンスの披露、手品、クイズなどの催しものを楽しみ、他事業所と交流しています。オンブズマン活動利用者交流会に、きららからは10名位の利用者が参加しています。昼ごはんの提供があり、前半はバンドやパフォーマンスを楽しみ、後半は利用同士で「最近楽しかったこと」などの話やおしゃべりをして、他の事業所の利用者同士の交流の場になっています。学習支援では、事業所からの情報提供で、コンピューター教室にガイドヘルパーを利用し、定期的に通っている利用者もいます。 |
【A14】A-2-(7)-① 利用者の希望と意向を尊重した地域生活への移行や地域生活のための支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 利用者が地域社会の一員として社会参加をするために、自立に向けての情報提供や働きかけを行っています。成年後見を利用している利用者が少ないため、成年後見制度の説明会を家族向けに実施し、家族の理解を深め、将来の自立に向けて促しを行っています。ショートステイを定期的に利用し、グループホームでの体験的利用をするなど、将来的に地域生活移行への準備の支援もしています。またガイドヘルパーの利用に向け、相談支援事業所やホームヘルプ事業所と連携し、事業所の紹介や利用調整を図っています。障害支援区分申請の手続き代行や調査時の同席の他に福祉サービスに関する相談・支援を行っています。 |
【A15】A-2-(8)-① 利用者の家族等との連携・交流と家族支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 隔月に家族会を実施し、グループ毎に職員と家族の交流を行っています。5月に開催する家族会総会には所長が参加し、事業所全体の状況説明を行い、その後各グループに分かれ、職員や家族同士で情報交換を行っています。毎年「きらら祭」に家族会がバザーを実施し、交流の場になっています。日々の生活の様子や事業所での日中活動の様子を毎日連絡帳で、家族に伝えています。必要時電話でも家族と連絡を取っています。年2回発行する「きらら新聞」では、写真入りで「作業グループからのお知らせ」や利用者の様子、職員の紹介などを掲載し、家族に知らせています。 |
【A16】A-3-(1)-① 子どもの障害の状況や発達過程等に応じた発達支援を行っている。 |
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【第三者評価結果:評価外(障害児支援、就労支援以外の福祉施設・事業所)】 評価外 |
【A17】A-4-(1)-① 利用者の働く力や可能性を尊重した就労支援を行っている。 |
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【第三者評価結果:評価外(障害児支援、就労支援以外の福祉施設・事業所)】 評価外 |
【A18】A-4-(1)-② 利用者に応じて適切な仕事内容等となるように取組と配慮を行っている。 |
【第三者評価結果:評価外(障害児支援、就労支援以外の福祉施設・事業所)】 評価外 |
【A19】A-4-(1)-③ 職場開拓と就職活動の支援、定着支援等の取組や工夫を行っている。 |
【第三者評価結果:評価外(障害児支援、就労支援以外の福祉施設・事業所)】 評価外 |