とみおかスマイル保育園
第三者評価機関名 | ナルク神奈川福祉サービス第三者評価事業部 |
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名称 | とみおかスマイル保育園 | 評価対象サービス | 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 60(60) 名 |
所在地 | 236-0052 横浜市金沢区富岡東5-19-9 |
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TEL | 045-773-8211 | ホームページ | https://www.smile-hoikuen.yokohama/tomioka |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2013年03月29日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 株式会社 スマイル保育園 | ||
職員数 |
常勤職員:12 名
非常勤職員:17 名
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専門職員 |
園長、副園長(主任):2 名
副主任:1 名
保育士:18 名
管理栄養士:1 名
調理員:5 名
事務員:1 名
保育助手:1 名
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施設・設備の概要 |
乳児室:1
幼児室:1
沐浴室:1
トイレ:3
事務室:1
職員休憩室:1
園庭:161.97㎡
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【保育の理念】 ・子どもたちに、潜在能力を最大限に発揮できる力を ・家庭に、子どもの成長の喜びを ・地域に、児童福祉の向上を 【保育の方針】 ・子どもたちの心と体の健康に良い環境を作ります ・社会のルールと子どもの個性の双方を大切にし、一人ひとり丁寧に対応します ・美味しく、安全な手作りの食事を提供します ・保育に関する要望や相談に真摯に対応し、信頼されるように心がけます 【保育の目標】 『笑顔で、楽しく、元気よく』 ・いつも笑顔で、みんなと仲良く生活することを学びます(自立・生活習慣・礼儀等) ・いつも楽しくみんなと遊ぶことで、人と人との関係を体験します(自主性・協調性) ・いつも元気よく、健康で丈夫に育つことを目指します(安心・安全・健康・衛生) |
【立地および施設の概要】 とみおかスマイル保育園は京急電鉄「京急富岡駅」より徒歩3分の所に立地する、仕事を持つ保護者には利便性に優れた保育園です。本園は定員60名で、2013年に開設されました。同じ金沢区内には姉妹園の「ビアレ横浜スマイル保育園」があり、2園で協力して保育園運営を進めています。 建物は鉄筋コンクリートの2階建てで、1階に0、1歳児室、2階に2~5歳児室があり、1階は0、1歳児共用、2階は2~5歳児共用の異年齢保育を実践しています。 園近くには「富岡八幡公園」「富岡並木ふなだまり公園」「長浜公園」「下の浜公園」など、海と森の自然が豊富な公園が数多くあり、園では子どもの成長に合わせて選択をし、散歩に利用しています。 【園の特徴】 ・園は【保育目標】を「笑顔で、楽しく、元気よく」とし、職員の行動規範として子どもたちや保護者に対応することを旨として保育に当たっています。「英語で遊ぼう」「ヒップホップ」「体操教室」「書道」「数遊び」など外部の専門家により年齢を決めて教室を持っています。コロナ禍の今年度は、リモートで開催するなどの工夫をしています。小学校就学を視野に入れた教育にも力を入れています。 |
評価実施期間 | 2020/06/01(契約日) ~2021/01/28(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 2 回(2015年度) |
特に評価の高い点 | 1.様々な交流や体験を子どもに経験させる工夫 0~1歳児、2~5歳児がそれぞれ異年齢クラスで、日常的に異年齢と関わって刺激を受け、自主性や協調性も育まれています。外部専門家の各種教室、スマイルファームでの栽培などの体験、姉妹園と合同での行事のほか、芋ほり、ハロウィン、高齢者施設で地域の人とも交流をしています。今年度はコロナ禍の中、リモート開催や地域の人からのカボチャの提供など、できるだけ子どもたちが様々な体験ができるように工夫をしています。 2.保護者が安心して子育てできるための支援 職員は園目標の「笑顔で」をモットーに、保護者と子どもが仕事帰り・降園のあわただしい時間の中で家庭に帰ったような「ホッとする」雰囲気作りの会話を心がけています。 保育アドバイザー(発達相談室カウンセラー)が講師を務める育児講座を開催して、保護者の不安にこたえて安心して子育てができるよう手助けをしています。今年度は、コロナ禍での生活について話し合ったことをまとめて「保護者会特別号」という小冊子を発行しました。 3.多様な意見を取り入れ、集約する仕組み 今年度、姉妹園の主任やリーダー保育士と一緒に行う月1回の乳児部会、幼児部会を立ち上げ、保育の環境、内容などを話し合っています。「運営委員会」では、園長、保育アドバイザー、保護者会会長のほかオブザーバーとして民生委員も入り、保護者意見や地域の情報などを運営に取り入れています。 中長期計画の単年度版としての事業計画について、職員全員が主体性をもって参加できるように、「サービスの向上」「人材育成」「業務の効率化」など、一つ一つの改善テーマについて、リーダー職員及び協力メンバーを指名し、グループ内で意見を出し合う小グループ活動として推し進めています。結果、一つ一つの課題につき改善作業が着実に進んでいます。 |
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改善を求められる点 | 1.園の「期待される職員像」に基づいた園独自の年間研修計画の策定 職員の人事査定基準を明確に打ち出し、職員に対して詳細に内容説明を行っています。この結果、職員一人ひとりは、設置法人の「期待される職員像」を理解し、上司との個人面談などを経て、将来への見通しを立てた受講研修計画を立て、目標を持って自己研鑽に励んでいます。 職員は、横浜市、金沢区が行う研修や保育関係大学が行う年度ごとの保育関連研修案内の中から、上司のアドバイスを加味して選択し受講しています。園としても、園の持つ独自の「期待される職員像」をもとに、園内研修、外部研修を問わず必要とする研修題目を列挙した年間研修計画の策定が期待されます。 |
令和2年度に2回目の第三者評価を受けました。弊園も8年が過ぎ経験を積む中で、地域との交流もできて地域の方たちにも少しずつ貢献出来るようになりました。更に保育についても、より一層子どもの視点で対応するようになってきました。 今回、受審にあたりナルクさんからの説明を聞いたり、自己評価をする中で改めて、施設の在り方や保育の内容について全職員で考えるきっかけをいただきました。その全職員で、考えたり意見交換する中で、初めて受審した職員は、日々の保育が点だったのが、自己評価した事で線になり全体の保育の姿が見えてきたような実感があったと言っておりました。また前回の受審に参加した職員は再認識したり、時代のニーズの変化を感じたと言っております。 私自身も、前回より細やかな配慮を求められているのを感じ、多様なニーズに対応できる保育園であることが必要なのだとを感じました。そういう面では保育士たちは、未来を担う子どもたちを育む仕事なので、保育士の育成の重要性を痛感しました。 評価結果に対しては、今回、改善しなくてはいけない項目は、職員で話し合い知恵や工夫を出してベストになるよう力を尽くしたいと思います。また高評価をいただいた項目は、慢心することなく職員で研鑽し合い、努力することで保育の質をさらに高めて参ります。ありがとうございました。 とみおかスマイル保育園 園長 小菅 妙子 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園は保育理念、保育方針を「保育の内容に関する全体的な計画」の基盤として保育に当たっています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・少子化による子ども数の減少傾向など、設置法人の事務部署がアンテナとなり、保育園運営に関する課題を分析し、運営方針を打ち出しています。打ち出された方針に関しては、系列園との園長、主任会議(8人会議)にて検討し、各園に持ち帰り対応するようにしています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・設置法人事務担当会議(3人会議:代表、事務長、事務主任)により、保育を取り巻く経営環境分析などを行い、課題を抽出し、対応策を検討しています。抽出された課題は系列園との園長・主任会議(8人会議)にかけられ、各園に持ち帰り対応します。各園に持ち帰った改善課題は職員会議などで全職員に周知し、対応しています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・保育理念、保育方針の実現に向けて、3年間の中・長期計画の目標を、「サービス内容の向上」「人材の育成」「業務の効率化」「施設機能の改善」として打ち出し、具体的内容については単年度の事業計画で明確化しています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・中・長期計画の目標達成に向けて、具体策を3年間にわたり単年度計画に盛り込み、その初年度実行計画を、その年の事業計画としています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年間行事も事業計画に組み入れて、テーマごとに担当者を決めており、また、改善課題も職員に担当を振り分けて、全職員の参画のもとに進めています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 ・新年度の保育目標や保育内容、行事計画も含まれた事業計画は、必要なページについてはわかりやすく抜粋してプリントし、玄関に掲示し、保護者に配付しています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・年間指導計画、月案、週案などでは、PDCAサイクルにより振り返り、見直し作業を繰り返しています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 ・各園の職員から挙げられた自己評価結果を幼児部会、乳児部会で議論し、それを3人会議、8人会議にあげて対応策を検討し、議事録等文書にまとめています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・毎年度初めの職員会議では、保育園業務の役割分担表、業務分担表などとともに、園長自らの業務について説明し、職員に周知し、議事録にも記録しています。園で発行する園だよりにも園長談話を掲載し、また、クラス懇談会でも園長の役割について説明しています。園長を含めた保育園業務の職務分掌については、文書化し事務室に貼り出しています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は児童福祉法や児童憲章、保育士倫理綱領などをもとに、保育理念や保育方針、保育目標など実現できるように取り組んでいます。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は日々、各クラスに入って一緒に保育を行いながら、園児の様子や保育士の働きかけを見たり、日誌や指導計画などの書類から、問題・課題をチェックしています。3人会議、8人会議で事業計画の進捗状況の評価分析をする中で、保育の質の課題を明確にしています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・月1回の8人会議にて保育園運営コストの見直しや経営の改善などについて話し合いを行っています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・設置法人には人材育成計画があり、人材の育成のために、新人研修、横浜市や保育関係大学の外部研修、横浜市キャリアアップ研修、主任研修、園長研修を受講するように勧めています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では「人事考課基準」があり、一般職員用と管理監督職用に分けて、仕事の質、量について記述し、職員会議で全職員に周知しています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員の有給休暇取得状況については、事務主任が行います。月1回は半休をとることを必須にしており、前向きに取り組んでいます。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では「期待する職員像」を人事考課表の中に明確化し、職員にも周知しています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園の「期待する職員像」は職員に説明の上周知している「人事考課表」に明示されています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では職員一人一人の知識、技術水準、専門資格の取得状況等を把握しており、園長は「年間研修受講者一覧表」を見ながら、個人面談に臨んでいます。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:a】 ・実習生受け入れマニュアルがあり、園の実習生受け入れに対する姿勢を明確に打ち出しています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園のホームページでは、園の理念、保育方針、保育目標などを公開しています。事業計画や事業報告、予算、決算報告については園の玄関に置いて、保護者がいつでも見られるようにしています。地域自治会代表などがメンバーで参加している運営委員会においては、園の運営内容について報告を行っています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・全職員は入社時に新人研修を受講し、就業規則や保育所運営に関するマニュアル類を学んでいます。職務分担表、役割分担表は事務室に常時掲示しています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園の理念に「地域に児童福祉の向上を」と盛り込み、地域との関わり方について明文化しています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園にはボランティア受け入れマニュアルがあり、全体的な計画の「地域の実態に対応した保育事業と行事への参加」の項では、ボランティアの受け入れを明示しています。同じく「小学校との連携」の項では、「保育所保育と小学校教育との円滑な接続に努める」として、基本姿勢を明文化しています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・横浜市、金沢区の行政、横浜市南部地域療育センター(巡回相談、視聴覚検査)、横浜市南部児童相談所、地域の保育園、小学校、提携嘱託医などと提携して保育に当たっています。関係機関や病院関係などは一覧表にまとめ掲示し、職員間で共有しています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・近隣の富岡会館では行政主催の子育て支援会議が定期的に開かれ、地域の民生委員、児童委員、保育園、幼稚園の園長などが参加して地域の福祉ニーズ、生活課題などの情報交換が行われています。例年は地域の保育園(富岡並木地区8園)により、子育て支援イベント「にこぽか」を実施しています。園は地域に対して「園庭開放」「赤ちゃん駅の実施」などで、地域貢献しています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園は駅に近い脇道に立地しているため、高齢者の散歩道ともなっており、散歩中けがをした人を救助したり、園周辺を記録している園の防犯カメラ内容を警察に提示したり、地域の行事での人員手配を請け負うなど地域に貢献しています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育の理念に「子どもたちに、潜在能力を最大限に発揮できる力を」をあげて、子どもを尊重する個々の保育計画を作成しています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どものプライバシー保護について、入職時や職員会議で繰り返し伝え、児童憲章や子どもの権利条約に基づいた人権尊重の姿勢が実践されています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・「入園のご案内」は園のほか、法人内施設、子育て支援拠点などでいつでも手に取って見られるようにしています。ホームページでも、園の情報や保育の様子を発信しています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:b】 ・「入園のご案内」をもとに、入園時に用意するものや負担するものなど分かりやすく説明しています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・転園時には、手順書に従い、児童票や保育記録から引継ぎ文書を作成して送っています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では、日常の保育の中で子どもと対話しながら、満足度を計っています。思いを言葉で表せない子どもには、表情やその姿からくみ取るようにしています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・苦情の受付担当者は主任保育士、責任者が園長で、第三者委員として2名がいます。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:b】 ・苦情・要望の相談を受けた際は、就労状況や家庭状況に配慮して希望の日時を聞き、事務室や合同保育の際に空いた保育室を利用し、プライバシーの保てる面談スペースを用意しています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、日常から保護者と遠慮なく相談できる信頼関係を築きたいと考え、職員に話しやすい雰囲気づくりを指導し、自らも傾聴に努めています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・リスクマネジメントの責任者は園長で、「安全部会」「防犯部会」を組織化しています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・コロナ対策として、保育室や玩具は「次亜塩素酸水」で安全に配慮し、朝夕消毒しています。散歩に出る際は感染予防一式のリュックを持参しています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・毎月想定を変えて、避難訓練を実施しています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・標準的な保育の実施方法を「スマイル保育園手順シート」として作成し、乳児会議・幼児会議で共有し毎年見直しています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・「スマイル保育園手順シート」は、年間計画・月間指導計画及び週案、個別指導計画の自己評価を踏まえて定期的に検証・見直しされる仕組みです。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。 |
【第三者評価結果:b】 ・指導計画の責任者は園長で、年間計画は主任、年間指導計画はクラスリーダーが作成しています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・指導計画は、保護者の意向も踏まえて検討し、毎月の職員会議で共有しています。年度末に評価・見直しを行い、手順シートを見直し課題を抽出して次の計画に生かしています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの保育記録は、「0歳児記録日誌」「個別計画(1歳児用)(2歳児用)」の様式に記録し、経過記録は専用の支援ソフトの「成長記録(乳児シート・幼児シート)」にデータ入力しています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・「個人情報保護規定」に従って管理方法を規定し、不正使用や漏洩防止の対策をしています。従来必要文書が紙ベースのころは、園独自の記録の保管年限や廃棄、情報提供に関する事項の規定がありましたが、現在は外部サーバーを利用したデータ管理・保存方式をとっており、キャパシティーが契約上無制限なため、文書は廃棄期間など管理規程を設けていません。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画は、児童憲章、児童の権利に関する条約、児童福祉法、保育所保育指針などの趣旨をとらえ、「児童の最善の利益のために」の視点で考えることを全職員に周知した上で構成されており、各年次担当箇所は各クラス担任が起案し、系列のビアレ横浜スマイル保育園との話し合いにより、主任を中心に作成し、園長承認により決定しています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・冬場の保育室は室温が23℃~25℃、湿度65%を加湿器、濡れタオルなどで調整し、こまやかなる換気調整など、子どもにとって快適な環境を保っています。音を出すような活動をする場合は、ほかの子どもは園庭で遊ぶなどの配慮をしています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では0~2歳児については個別指導計画を作成し、振り返り、見直しを繰り返しながら保育に当たっています。2歳児でも満3歳の誕生日を超えると、2歳児の集団保育指導計画に移行するようにしています。しかしながら、子ども一人ひとりの発育の状況により、個別指導計画を継続する場合もあります。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・生活習慣については、年齢、個人差に応じて支援しています。やる気を大切にし時間がかかってもできるだけ見守るようにしています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育室に、絵本コーナーのような常設のコーナーを設けているとともに、子どもたちの要求によるコーナーをすぐに用意できる体制で進めています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子ども一人ひとりの生活リズムを尊重し、眠い、抱っこなど子どもの気持ちに負担のかからないように配慮しながら対応しています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 1歳以上3歳児未満の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・自分でやろうとする気持ちを受け止め、洗面台での手洗いや衣服の着脱等自分で成し遂げ、達成感につなげるように、また、絵本コーナーなどを充実させ、自分からしようとする遊びができるように支援しています。子どもたちは自分の好きなおもちゃを取り出して遊んだり、好きなコーナーを選んだりして降園までの時間を遊んでいます。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・3歳児は園庭遊びなどで、数人ずつのグループに分かれ、グループメンバーと仲良く砂団子、砂山などを作り、遊びに熱中し、保育士は危険の無いように見守っています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・多目的トイレ、エレベーターの設置、点字ブロック、階段の手すり、階段の出入口の施錠、壁のコーナーの安全クッションなど、障がい者用設備は整えています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ 長時間にわたる保育のための環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・長時間保育となる子どもへの対応は、本人の意向を尊重しながら、時間を超えての遊びの連続性にも配慮して対応しています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の「全体的な計画」には「小学校との接続・連携」という項を設け、小学校教育と違和感なく接続する保育を目指しています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの健康管理のためにマニュアルやガイドラインに沿って、児童票から一人ひとりの健康状況を把握しています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科検診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・健康診断と歯科健診は、年度初めにお知らせして年2回実施しています。地域の嘱託医は園児のかかりつけ医であることが多く、子どもの既往症や健康状態を良く把握しています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では横浜市の「食物アレルギーガイドライン」に沿って、アレルギー児の対応をしています。主治医の指示書と保護者の除去食確認表をもとに、主任・管理栄養士・調理員で除去食を提供しています。個別ファイルを作り、調理士と園長と保育士3名のチェックを行って、経過管理しています。給食室の壁には注意喚起する「声だし確認」「出欠確認」「内容確認」「食材確認」「記名の専用トレイ先出し確認」のポスターを貼り、調理員と保育士でダブルチェックしています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・コロナ対策のため、食事席を1テーブルに2人ずつ乳児は一人ずつ、同じ方向を向いて食べる配置とし、幼児は時間差を設けて2部制で食べていますが、子どもたちは慣れた様子で楽しそうに食べています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・献立は、健康に良い野菜多めの薄味で、家庭で食べにくい食材を多く使っています。今年は感染防止のため取り分け料理を避け、個別の盛り付けに変更しています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・0~2歳児には、家庭との連絡用「しゅっせきのーと」があります。家庭との連携を通して子どもの一日の姿を把握し、保育士は家庭とのやり取りを共有しています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長と保育士は、子どもの送迎時の声かけや連絡帳を通して保護者と親和的雰囲気を作り、信頼関係を築いています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・マニュアルに沿って、子どもの午睡や着替えの際に子どもの身体に異変がないか、保育士は注意深く観察しています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・厚生労働省「保育所における自己評価ガイドライン」をもとに、園独自の「保育のためのチェックリスト」を作成して4期に分けて評価しています。 |