この評価結果報告書は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、訪問調査に代わる手法で第三者評価を実施しております。
実施した評価手法は、詳細評価PDFにてご確認いただけます。
わらべうた武蔵小杉保育園
第三者評価機関名 | 株式会社ケアシステムズ |
---|
名称 | わらべうた武蔵小杉保育園 | 評価対象サービス | 保育所版 |
---|---|---|---|
対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 60 名 |
所在地 | 211-0004 神奈川県川崎市中原区新丸子東2-924-65 |
||
TEL | 044-948-9252 | ホームページ | https://www.kidslife-nursery.com/facility/kanagawa/kawasaki/musashikosugi/ |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2016年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | HITOWAキッズライフ株式会社 | ||
職員数 |
常勤職員:16 名
非常勤職員:2 名
|
||
専門職員 |
保育士:14 名
看護師:1 名
栄養士:2 名
|
||
施設・設備の概要 |
居室数:5(0歳児室・1歳児室・2歳児室・幼児室・事務室兼医務室)
設備等:調理室・シャワー室・乳児用トイレ・幼児用トイレ大人用トイレ
|
【保育理念】 ~子どもの時間が流れる保育園~ 家庭のようなあたたかい場で、いきいきとした「生活」と「あそび」を子どもたちに。 【保育方針】 ◆自立して生きる未来の力を育てることを見通し、子ども一人ひとりの今を心から尊重します。 ◆安心できる人間関係の中、子どもが自分に出会い、仲間と共に生活をする力を育みます。 ◆多様な経験をし、問題は必ず解決できる自信を重ね、意欲的に学びにむかう力を育みます。 ◆丁寧な生活を営み、自分で決める経験を自信に、自らルールに気づき生活を創りだす力を育みます。 ◆保護者・地域・保育者が感動をわかち合い、成長を見守るパートナーとして、一人ひとりの子どもの生きる力を育みます。 |
・ふぁんばりんタイム ・リズモン ・リズム運動 ・セカンドステップ ・公園清掃活動 ・中原区花壇整備お手伝い活動 |
評価実施期間 | 2020/06/29(契約日) ~2021/03/12(評価結果確定日) |
---|---|
受審回数(前回の受審時期) | 回(年度) |
特に評価の高い点 | ・食育絵本や野菜の栽培を通して食を営む力を育む取り組みを行っている 各月の全体のお誕生会の日には、その月の絵本の内容に沿った絵本給食を提供している。「ぐりとぐら」のケーキや、「おばけのてんぷら」などが実際に給食やおやつの時間に提供され、子どもたちがで絵本の世界の楽しさを共有している。プランターで育てた野菜を給食に取り入れて提供することで興味を持ち、保護者アンケートでも、「プランターでピーマンを育てていて、家では食べないのに保育園のは美味しかったと言っていました。」などの意見が見られた。 ・戸外活動を通して環境の大切さや地域との交流を深めている 保育目標の、「つながる力を育む~友だちも大人も大好き」のもと、近隣の保育園と一緒に地域の公園の清掃活動や、花の手入れをを定期的に⾏っている。活動を通して子どもたちが作成した美化ポスターを区役所に提出して公園に掲示してもらうなど、環境の大切さを学ぶ機会としている。また、地域の商店、病院、公的機関との関わりを活動計画に取り込み、社会的ルールの学習、友達との協働などを地域活動と一体的に学んでいける機会を大切にしている。 ・子育て支援新聞の発行によって地域の子育て支援に力を入れている 地域の未就園家庭の⽀援として、子育て⽀援イベントのほか子育て⽀援新聞を作成し発⾏につなげている。園では保護者への配布や玄関外ポストに配置しているほか、未就園家庭に向けて中原区児童家庭課にも届けている。家庭へのアンケートを実施した結果についても、子どもの生活や保護者が気になることなどを記事として伝えて、子育てのヒントになることを目指し取り組んでいる。新しい生活様式における子育て⽀援の一つとして注目できる。 |
---|---|
改善を求められる点 | ・保育実践の振り返りを通して、保育の専門性の向上に繋がることを目指している 年度の初めに職員が各自で目標シートを作成し、半期ごとに園長との面談と合わせ振り返りを⾏っている。その際には、子どもの心の育ちや意欲、取り組む課程に配慮して、次につなげるよう助言や指導を⾏っている。言葉の発達や子どもとの関わり方やなど、職員希望する保育の専門性の向上に取り組めるよう、勉強する時間が取れる配慮が望まれる。 園の機能や専門性をさらに地域に還元することが望まれる 子どもと地域とのとのかかわりを大切にしており、定期的な公園清掃、花壇の世話、地域の子育てイベントへの参加活動を⾏うことで社会的体験が得られる機会を設けている。また、例年であれば、食育の一環として隣駅のスーパーに買い物に⾏ったり、地域の未就園親子向けの商業施設でのイベントに園として参加したりして、園児が未就園児と触れ合う機会を設けている。さらに、園としての地域⽀援として、園の機能や専門性を地域に還元する取り組みを充実することを目指されたい。 |
第三者評価を受審し、客観的な視点から園の保育や運営を見直し、新たな視点を得ることができました。今後の活動に活かしていくことでより良い園作りに繋げ、保護者の子育て⽀援や子どもたちの育ちに資する園運営を⾏っていきたいと考えています |
詳細評価PDF | 詳細評価PDF |
---|
評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・法人企業理念として「子どもの育ちに関わる、すべての人や社会に求められるために、科学や技術とつながるHITOの力で、子どもたちの輝く未来を創造しつづけます」を掲げ、ホームページなどに明示している。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・児童福祉や保育園の業界動向などは本社で分析等を⾏い、全体会(園長会)や研修等で説明され園に伝えられている。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:b】 ・本社とは職員体制・財務状況などについて適宜連絡を取り合い、課題の改善に向けて取り組んでいる。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・法人の3か年事業方針として、財務体質の健全化(収益性の高いエリアでの開発)、質の強化(本社体制整備、現場事務作業の負担軽減、既存施設の整備)、未来への種まき(人事制度、周辺事業開発)などが示され、各園で作成している単年度の事業計画に盛り込むことにしている。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画は健康管理、アレルギー対応(食物・喘息・アトピー性皮膚炎含む)、感染症対策、給食、職員、年間⾏事、安全対策、地域との連携、苦情処理への対策、年度総括で構成されている。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:a】 ・事業計画書は、毎年3月中に当該年度の事業総括(事業報告書の記載事項など)を踏まえ策定している。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 ・保護者には入園時に重要事項説明書をもとに説明し、さらに年初の保護者懇談会では、指導計画や⾏事計画などに事業計画の骨子を落とし込んで説明することにしている。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・年1回、法人内の各園共通の自己評価を実施しており、A~Dの評価と評価理由を記載する仕組みが整っている。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:b】 ・自己評価については、会議および資料の回覧を通して改善点などの検討に取り組んでいる。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
---|
【第三者評価結果:b】 ・組織図を明示しており、園運営や保育における相談、判断、責任、指示系統についてはクラスリーダー、副主任、主任、園長の順としている。保健衛生については看護師、食育に関しては栄養士が加わることにている。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園長は本部研修で児童福祉法、労働基準法、労働安全衛生法、個人情報の保護に関する法律などの、コンプライアンス遵守について受講する機会を設けている。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園長は日々の職員との関りをはじめ、指導計画や個別事業の進捗や達成状況を会議などを通じて把握している。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園から本部に対しては月次報告書によって園の情報を定期的に報告し連携を図っており、問題等発生時には都度迅速に対処できるようにしている。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
---|
【第三者評価結果:b】 ・職員の採用については本社で⾏っており、採用前に園での体験を⾏い、適正を判断することで良い人材確保につなげている。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員は法人共有の自己評価シートによって自ら評価を⾏い、さらに意向調査を実施して意思や課題を把握している。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・就業状況はシステムによって管理されており、効率的な勤務が推進できるようにしている。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・目標シートを各自で作成し、年度当初、中間、年度末などの時期を通じて面接を⾏い、達成や進捗状況を共有することにしている。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・HITOWAキッズライフ株式法人にある【乳幼児研究所】【キッズライフラボ】による園長・主任・リーダー保育士・保育士・栄養士の分野別、経験別の研修を毎月⾏っている。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・年初に法人及び園内年間研修計画を策定し、さらに⾏政が主催する研修にも、内容によって専門職や担当職員、希望者が参加できるように取り組んでいる。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:b】 ・法人として実習生の受け入れマニュアルを設けており、各種の対応事例も盛り込まれ、標準化に取り組んでいる。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・理念や基本方針、保育内容についてはホームページに掲載しており、だれもが自由に閲覧できるようにしている。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の運営管理については、本社と園との役割分担が決められており、監査業務、事務、経理、取引等については本社扱い、園では小口現金管理のみとしている。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
---|
【第三者評価結果:b】 ・幼児クラスを中心に、交番のプランター、公園の清掃、区役所敷地内の花壇の世話などの地域活動に取り組み、子どもが自らの育つ地域に市民として親しみ、参画できる機会を設けている。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・ボランティア受け入れに関して、ボランティア登録申込書、事前説明、ボランティア活動記録が記載された「ボランティア受け入れハンドブック」を整備し、基本姿勢を明文化している。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもや保護者に必要とされる地域の関係機関や各種団体についてのリストや資料を作成している。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・今年度より法人統一のフォーマット(園カルテ)によって、地域の子育てニーズについて把握できるようにしている。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・区の地域振興課と連携し、街の花壇の花の世話など地域コミュニティのまちづくり活動に参加している。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
---|
【第三者評価結果:b】 ・保育方針には「子どもを尊重した保育」を掲げ、マルトリートメント研修などによって職員の理解を深めている。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・プライバシーの保護に関する具体的な内容は、法人共通の業務マニュアルに明示されており、入社時をはじめ定例研修を通じて定期的な学びや振り返りに取り組んでいる。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育理念をはじめ、入園の案内、園見学、問い合わせ先などの詳しい情報は、法人のホームページから提供されている。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:b】 ・新入園児へはオリエンテーションを実施しており、重要事項説明書(保育理念等・保育・保健・災害に分冊)や園独自の資料をもとに園での各種の取り組みについて丁寧な説明に努め、質疑応答後に同意書を交わしている。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・引っ越しなどで転園を余儀なくする際には、転園先(県内外・市区内外)によって対応が異なるため、都度個別対応としている。また、個人情報保護の観点から、転園先への情報提供を⾏う際には同意書を交わしている。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・⾏事後などの機会を通じて保護者アンケートを実施し、保護者の率直な意見を把握できるようにしている。結果については職員会議などで分析し、次年度に反映させることしている。また玄関に結果を掲示して、保護者にフィードバックしている。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園時には重要事項説明書を用いてに苦情受付担当者・責任者、第三者委員の連絡先、本社のホットラインなどを説明し周知に努めている。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・苦情受付ポストを設置しており、いつでも匿名で苦情の届け出ができるようにしている。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人共有のハンドブック(業務アニュアル)には、苦情解決に関する手順が明示されている。苦情を受付けた際には、それらに沿って対応することにしている。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人として緊急時の対応アニュアルを設けており、災害・感染症・アレルギー・事故等の発生時は適切な対応ができるようにしている。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染症予防や発生時の対応は、法人のアニュアルに対処することを原則としており、さらに、感染症流⾏期前に園内研修を⾏うことが、年間研修計画でも定められている。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・災害対応マニュアルに沿って各種の備品、備蓄食料などを用意している。併せて、災害発生時の引き取り人名簿を作成し、情報伝達訓練、引き渡し訓練を毎年⾏っている。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・法人共通のスタッフハンドブックや園独自のマニュアルの中に、目指す保育や子ども一人ひとりへの関り方などを明示している。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・マニュアルの見直しについては、法人の園長会議での検討をもとに、関係機関からの通知なども盛り込んで決定する流れとしている。変更した内容の周知を図るため、回覧やミーティングでの説明などを迅速に⾏うことにしている。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年間指導計画は全体的な計画と前年度の振り返りをもとに新担任が策定している。尚、今年度から現担任によって策定してもよいルールになり3月中に策定する流れとしている。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・指導計画の見直しや手順などは、計画の内容ごとに「スタッフハンドブック」に記載されており、定期的に見直しを⾏うこととしている。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・日々の保育の様子は保育日誌に記載し、0、1歳児については個別に生活と遊びの様子も具体的に記載することとしている。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人のプライバシーポリシーをはじめ、スタッフハンドブックにルールを明示し、子どもの記録の管理・運用に取り組んでいる。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・「全体の計画」には、保育理念や方針、目標などをベースに年齢ごとに成長してほしい姿を掲げ、擁護、教育、食育など年齢別の目標に落とし込んでいる。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:b】 ・室内にはエアコンが設置され、温度や湿度を調節し、窓を開けての換気を⾏うなど心地よく過ごせる環境作りを心掛けている。0,1,2歳児は個別の部屋で保育を⾏い、3,4,5歳児は合同で異年齢保育となっている。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園時に保護者に記載してもらう子どもの状況や家庭環境を把握したうえで、面談でさらに細かく子どもの様子や健康状態を聞き取り、必要に応じて看護師や栄養士とも面談するなど、子どもの全体像の把握に努めている。日常的には、保育の様子や保護者との連絡ノートのやり取り、送迎時の会話の中から子どもの気持ちをくみとるよう心がけている。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育目標である、「生活力を育む~自分のことは自分での自信」をもとに、自分でやろうとする姿を認め、食事、睡眠、排せつ、衣類の着脱、清潔の習慣について一人ひとりの子どもの発達過程、気質、家庭の状況などを考慮に入れながら、主体的に⾏動できるようになることを目標としている。乳児は個別計画に組み入れ会議でも共有して援助を⾏い、トイレトレーニングは保護者と話し合いながら進めていく中で、時には戻ることもしながら無理なく取り組むことで意欲につなげるよう⽀援している。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・自分で遊びが選べるように、子どもの発達段階に合わせて玩具を用意し、好きな遊びをじっくりと⾏える時間を大切にしている。絵本コーナーには様々なジャンルの絵本などを揃え、子どもの発達や興味関心に対応できるようにしている。園庭はないが、周辺の公園を活用して晴れている日は戸外活動を多く取り入れている。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・0歳児クラスの保育においては基本的信頼感の確立を最も大切な目標とし、いつも同じスタッフが保育に入るよう配慮している。その上で子どもたちが世界を少しずつ広げていけるように様々な人と触れ合いを持てるような機会を創出している。日々の関りは、目を見て語りかけながら接し、おむつ替えの時は「おむつを替えにいこうね。」「おむつを替えて気持ちよくなったね。」など、スキンシップや声かけをすることで愛着関係や安心感の構築につながるよう援助している。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 1歳以上3歳児未満の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもがそれぞれの発達過程に合わせて活動できるよう、環境設定や個別の関わり方について配慮している。玩具は自分で好きなものを取り出せるように、子どもの手の届く場所に配置し、それぞれが好きな遊びを楽しめるよう工夫している。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・3歳児以上の保育については異年齢保育も取り入れながら、各クラスの担任間も連携し一人ひとりの子どもの様子に配慮しつつ、集団の中でも自分らしさを発揮、表現できるよう配慮している。また、子ども同士で協力したり、解決したりできるようになることを目標の一つとして保育指針の「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を目標として共有している。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・障害のある子どもは、個々の発達課題や保護者の状況、その他の特性に寄りそって対応することとしている。具体的には特別⽀援児個別指導計画、発達記録などの記録と計画の整備、午睡や食事、戸外活動時の個別対応と環境設定を⾏い、通所する専門機関との連携や、保護者との個別面談を通して⽀援に努めている。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ 長時間にわたる保育のための環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・延長保育は、疲れの出る時間なので、落ち着いて好きなことをして過ごせる時間、空間を作り、くつろいで遊べるよう環境設定に努めている。夕方は合同保育となるため、異年齢同士での関りが楽しめて安全に過ごせるように、危険に繋がる細かい玩具などは出さないようにして安全に配慮している。また、子どものやりたい気持ちを大切にしながらも、子どもの体調や疲れ具合などを見て活動内容を変更している。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年間で小学校連携の計画を作成し、小学校との連携や就学に向けて取り組みを⾏っている。今年度はコロナ感染予防のため⾏えていないが、例年は6月頃から小学校就学に向けて職員と小学校教員の相談や意見交換、また小学校の主催による子どもたちの小学校見学会などに参加し、ランドセルをしょわせてもらったり図書館に入ったりするなど、小学校の生活について知り、期待を高められるよう工夫している。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人で作成した保健や感染症、事故対応などの各種マニュアルに基づき、日々の子どもの健康管理を⾏っている。看護師は毎日各クラスを巡回して子どもの様子を確認し、担任と連携を図っている。子どもの体調不良やケガがあった場合には関係職員、または全スタッフで共有し、情報伝達に漏れのないよう会議及び伝達ノートを活用している。体調不良などで保護者のお迎えが必要な際は、お迎えまで看護師が別室にてそばで見守るようにし、お迎え時にはスタッフから口頭で具体的に伝えるようにしている。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科検診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・健康診断は0,1歳児は偶数月、2歳児から5歳児は年3回実施し、歯科検診は全園児年1回実施して、結果は書面でその日に保護者に渡し、伝達事項がある場合には当日降園時に保護者に伝えている。定期健診は、年間予定表や園だよりで知らせ全園児が受診できるようにするとともに、事前に質問などがあれば受け付け、検診時に看護師から医師に質問して保護者に伝えている。各診断結果は、看護師がそれぞれのファイルに保管して管理している。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・アレルギーのある子どもについては、入園時に栄養士が保護者との面談で細かく聞き取りを⾏い、年に2回主治医の診断に基づき、生活管理指導票、除去食(継続)申請書を提出してもらい、川崎市健康管理委員会に提出している。また、書類の更新毎に栄養士が保護者と面談を⾏い、園での状況や家庭での状況を共有して進めている。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもが食に関心を持ち楽しく食べることができるよう、季節野菜の栽培、食材の買い出し、クッキング活動などを保育の中に取り入れている。プランターで育てた野菜を給食に取り入れて提供することで興味を持ち、保護者アンケートでも、「プランターでピーマンを育てていて、家では食べないのに保育園のは美味しかったと言っていました。」などの意見が見られた。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・食事提供の時間に栄養士が各保育室を巡回し、園児の食事の様子を把握し、また園児との会話の中で食への興味を引き出したり、信頼関係を構築できるよう努めている。献立は2週間サイクルで提供をしており、毎月の給食会議での職員の意見も取り入れ、喫食が悪かったメニューは食材の切り方や味付けを変えて提供することで、食べやすくするよう努めている。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・今年度はコロナ感染予防のため、全ては出来ていないが、保護者会、クラス懇談会、運営委員会、各⾏事の際に保育の意図や内容について保護者に伝えている。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・年間計画の保護者⽀援として、少子化、核家族化により育児の伝承機能や地域との関りが少なってきている中、「共に育てる」という姿勢を伝え、子どもの成長をともに喜び合うよう努めている。登園時には保護者と子どもに挨拶を交わして家庭での様子を聞き取り、送迎時には対応する職員が子どもの1日の様子を伝えられるよう、担任がいなくても引き継ぎを十分に⾏えるようにしている。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・看護師は毎日各クラスを巡回して子どもの様子を確認し、担任と連携を図っている。保護者からの伝達がない傷やあざがあれば、個室で写真を撮り記録に残して、子どもと保護者の様子や変化を注意深く見守り職員間で共有することとしている。また、必要に応じてお迎え時に保護者に声かけをして確認をしている。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
---|
【第三者評価結果:b】 ・職員は、毎日の日誌、週間指導計画、月間指導計画をもとに振り返りや反省を⾏うことで日々の保育の向上につなげるよう取り組んでいる。また、⾏事などの反省を共有して保育園全体の保育実践の改善につなげている。 |