この評価結果報告書は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、訪問調査に代わる手法で第三者評価を実施しております。
実施した評価手法は、詳細評価PDFにてご確認いただけます。
わらべうた鷺沼保育園
第三者評価機関名 | 株式会社ケアシステムズ |
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名称 | わらべうた鷺沼保育園 | 評価対象サービス | 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 60 名 |
所在地 | 216-0004 神奈川県川崎市宮前区鷺沼1-8-5エトワーレオトール |
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TEL | 044-982-1313 | ホームページ | https://www.kidslife-nursery.com/facility/kanagawa/kawasaki/saginuma/ |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2016年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | HITOWAキッズライフ株式会社 | ||
職員数 |
常勤職員:11 名
非常勤職員:4 名
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専門職員 |
保育士:15 名
看護師:1 名
栄養士:1 名
調理員:2 名
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施設・設備の概要 |
居室数:保育室4室・調理室・事務室兼医務室・更衣室
設備等:乳児用トイレ2か所・幼児用トイレ1か所・みんなのトイレ1か所
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【保育理念】 ~子どもの時間が流れる保育園~ 家庭のようなあたたかい場でいきいきとした「生活」と「あそび」を子どもたちに 【保育目標】 生きる力の基礎を育む ・からだを育む~しなやかなからだと手 ・つながる力を育む~友だちも大人も大好き ・学ぶ力を育む~チャレンジする好奇心 ・生活力を育む~自分の事は自分での自信 【保育方針】 ・自立して生きる未来の力を育てることを見通し、子ども一人ひとりの今を心から尊重します ・安心できる人間関係の中、子どもが自分に出会い、仲間と共に生活をする力を育みます ・多様な経験をし、問題は必ず解決できる自信を重ね、意欲的に学びにむかう力を育みます ・丁寧な生活を営み、自分で決める経験を自信に、自らルールに気づき生活を創りだす力を育みます ・保護者・地域・保育者が感動をわかち合い、成長を見守るパートナーとして、一人ひとりの子どもの生きる力を育みます |
【SDGSを意識した取り組み】 ・『子ども英語ふぁんばりん』英語に触れ、異文化に触れ、子どもたちの世界を広げる ・『リズモン』ダンスを通じて、子どもの豊かな感性や表現する力を養い、想像力を豊かにしたり、運動器の向上、小学校への接続 ・『キッズおそうじチャレンジ』自然や環境への配慮としておそうじ本舗監修のプログラムを土台とし、おそうじで社会とつながる ・『絵本日本一プロジェクト』絵本巡回としょかんでは厳選した6つの絵本セットが2か月ごとに保育園に届いたり、絵本寄贈プロジェクトなどの寄付 |
評価実施期間 | 2020/06/29(契約日) ~2021/03/12(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 回(年度) |
特に評価の高い点 | ・保護者に園での研修や取り組み、保育の考えを共有している 毎月の園だよりでは、予定や活動内容を伝えるだけでなく、園内研修や保育についての考えなども示し、保護者に対して透明性をもって、また保護者の安心感につなげられるような取り組みとなっている。日々の保育の様子についてはドキュメンテーションを通じて職員の感想、職員の思いも示しており、コロナ禍においても保護者との情報共有に力をいれ、職員に対して親近感をもってもらえるように努めている。 ・園カルテによって地域の情報を収集する 仕組みがある今年度より、本社と共同で園カルテを作成しており、地域の人口動態、他園の状況、保護者からのアンケートを踏まえ課題や環境の変化等の分析を行うことができるフォーマットとなっている。園長はこのフォーマットに基づき、園の所在する地域の情報収集を行うために、地域の関係者や団体への関りに取り組んでいることから、園として地域の環境を把握し、また関りを深めるツールとして有効な仕組みであることがうかがえる。 リモートによる保護者面談を行い保護者支援に取り組んでいる コロナ禍において、保護者参加の行事の中止や送迎時の会話に制限が設けられている状況の中、保護者とのコミュニケーションツールとしてリモートミーティングの使用が法人として許可され、保護者とのzoom参観や懇談会が実施されている。コロナ禍における保護者とのコミュニケーションを補完につなげることができており、今後の定着も期待されている。保護者アンケートにおいても、保護者の理解ある意見が多く聞かれており、日頃のコミュニケーションの構築がうかがわれる。 |
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改善を求められる点 | 地域とのネットワークをさらに充実させることを目指している ・地域の社会資源の活用としては、商業施設や近隣の畑での活動に参加したり、高齢者施設とは毎月交流機会を設けたりなどの取り組みがある。園では、これらの活動をさらに充実させることや、地域の子育て家庭に保育参加などを呼び掛けながら地域に開かれた園となることなどを目指している。気軽に足を運んでもらえるように、活動内容の充実と、認知度の向上を課題として検討をはじめている。 衛生管理にさらに力を入れて取り組むことが望まれる 遊具の消毒に関しては、0歳児は毎日、乳児は1週間に1回(アルコールは日々)、幼児クラスでは、月に1~2回であり、布類は洗濯を実施してブロックなどは次亜塩素酸水で消毒して衛生管理に努めているとのことである。しかしながら、現在はコロナ禍であることもふまえ、0歳児を中心としてさらに回数を増やすなど衛生管理に力を入れることが望まれる。 |
第三者評価を受審したことで園での様々な取り組みに対して、アドバイスを頂いたことで、客観的に見直すきっかけとなった。これからも地域に根付き、子ども・保護者が安心して過ごせる、そして職員が定着していくような魅力的な園となるようにさらに信念を持って精進していきたい。 |
詳細評価PDF | 詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・理念は、保育指針に基づく保育所としての使命や目指す方向性を示唆しており、ホームページや重要事項説明書に記載のほか、玄関に掲示して周知を図っている。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・今年度より本社と共同で園カルテ(近隣園との関りなどの地域の状況、地区の人口、入園率などを把握し、地域における園の強み弱みを見える化する取り組み)を作成し、地域の状況の把握に取り組んでいる。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・本社運営担当と園で、細やかな共有を行い、職員体制・財務状況などを常に共有しあい、課題の改善に向けて取り組んでいる。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・法人として3か年の中長期事業方針を掲げており、財務体質の健全化(収益性の高いエリアでの開発)、質の強化(本社体制整備、現場事務作業の負担軽減、既存施設の整備)、未来への種まき(人事制度、周辺事業開発)などが示されている。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・法人で作成している中長期計画に基づいて、統一した書式によって事業計画を策定している。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:a】 ・次年度の事業計画書は毎年3月中に当該年度の事業総括を行い、反省点や改善点などを盛り込み策定している。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 ・保護者には入園時に重要事項説明書をもとに説明し、さらに年初の保護者懇談会や定例の運営委員会では、指導計画や行事計画などに事業計画の骨子を落とし込んで説明することにしている。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園長は法人理念などをもとに自己評価表を作成し、本社との面談等を通じてPDCAサイクルを回しながら達成に取り組んでいる。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:b】 ・会議での説明や資料の回覧などを通じて評価結果を職員間で共有し、改善策を検討して実施につなげている。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園運営全般や保育における相談、判断、責任、指示系統については、クラスリーダー、副主任、主任、園長の順としている。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は本部研修においてコンプライアンス遵守について受講し、園長が講師となって全職員を対象に園内研修を実施している。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は各種の会議や職員との日常的な関わりを通して、事業の進捗状況を把握して課題抽出に取り組んでいる。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・法人本部には月次報告書によって園情報を定期的に連絡しており、さらに問題等発生時は都度担当者と協議し対処することにしている。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・採用活動は本社において行い、採用前の園体験などを通じて評価するなど、適材適所な人員配置に取り組んでいる。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人としての方針に基づき、各職員が目標設定を行い半年毎の面談を通しての振り返りを行い、達成を示唆することにしている。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・就業状況はシステム化によって管理されており、さらにアンケートによって意向を調査している。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人共通の目標シートを各自が記入し、年度当初、中間、年度末に面接を行い、振り返りをおこなうことにしている。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人の関連会社が主管する研修システムによって、園長・主任・リーダー保育士・保育士・栄養士などは分野別研修を毎月行っている。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・年初に法人及び園内年間研修計画を策定し、さらに行政が主催する研修にも、内容によって専門職や担当職員、希望者が参加できるように取り組んでいる。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:b】 ・法人として実習生の受け入れマニュアルを設けており、各種の対応事例も盛り込み標準化に取り組んでいる。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・理念や基本方針、保育内容についてはホームページに掲載しており、だれもが自由に閲覧できるようにしている。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の運営管理については、本社と園との役割分担が決められており、監査業務、事務、経理、取引等については本社扱い、園では小口現金管理のみとしている。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・地域との関わりについては、全体的な計画や園目標としても設定しており、各クラス年間指導計画や月案等に明示している。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・ボランティア受け入れに関して、ボランティア登録申込書、事前説明、ボランティア活動記録が記載された「ボランティア受け入れハンドブック」を整備し、基本姿勢を明示している。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・地域の関係機関などの連絡先等職員の目につくところに掲示して周知に努めている。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・今年度より園カルテによって、法人内全園が同一フォーマット地域の福祉ニーズを把握できるようにしている。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・今年度より地域の子ども文化センターにおいて、未就園児を対象にした「ちびっこランド」に参加することを計画をしていたが、コロナ禍により中止となっている。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・子どもを尊重した保育の実践を踏まえ、マニュアルに基づいた勉強会や研修等を開催している。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・マルトリートメント研修の中にプライバシー保護についての内容が盛り込まれており、理解を深められようにしている。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・ホームページが、刷新され法人全体で目指す保育理念、保育内容のほか、入園の案内、園見学、問い合わせ等Web上で必要な情報を得ることができるようにしている。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・新入園児へは重要事項説明書を用いたオリエンテーションを行い、園独自の資料も合わせて園生活について保護者に説明している。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育園を退園する家庭には退園後も相談に応じる旨を口頭で伝えているが、文書として定めているものはない。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・毎年保護者アンケートを実施しており、以降・要望・意見を把握して玄関に結果を掲示している。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・重要事項説明書に苦情受付担当者・責任者、第三者委員の連絡先、本社のホットラインを掲載し毎年全家庭に配布する。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・重要事項説明書に苦情受付担当者・責任者、第三者委員・本社の連絡先を掲載し毎年全家庭に配布している。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・ハンドブックで苦情解決責任者としての対応、改善策の実施など、苦情対応要領が明記されている。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人で災害・感染症・アレルギー・事故等についてマニュアルが整備されており、職員に周知している。また、保健、安全の担当者を設置し事故発生時の対応についてマニュアルに基づいた訓練を定期的に行っている。何度初めには、SIDS研修を行いSIDS防止に努めている。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染症予防と発生時には原則として本社作成のマニュアルを職員に周知し、対応できるよう取り組んでいる。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・災害対応マニュアルを作成して、災害対応のための備品、備蓄食料を用意している。併せて、災害発生時の引き取り人名簿を作成し、情報伝達訓練、引き渡し訓練を毎年行っている。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・法人が作成しているマニュアル(園長・スタッフハンドブック・虐待対応・感染症・アレルギー・給食衛生・実習生受け入れ、ボランティアなど)が整備されており、印刷して職員がいつでも見られるようにしている。スタッフハンドブックでは、子どもの尊重、プライバシー保護、権利擁護等に関わる姿勢や、保育の実施方法を明文化している。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・スタッフハンドブックについては毎年本部で見直しをおこない、変更箇所については園で周知を行えるよう取り組んでいる。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年間指導計画は今年度から現担任によって策定するルールになり、全体的な計画と前年度の振り返りをもとに3月中に策定されている。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・指導計画については毎週、毎月、毎四半期ごとの期間を定めてに振り返りを行っている。それぞれのクラスの状況、活動内容、見通しについてリーダー会議、職員会議などで共有している。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・個別の記録に関してはコドモンのソフトに入力、管理している。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人としてのプライバシーポリシーの策定をし、スタッフハンドブックで職員に周知し、子どもの記録の管理・運用している。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画は保育方針や園の保育理念、目標などを踏まえて本部で編成されている。それに基づき園長と主任により前年度の見直しを実施して、園の特徴を取り入れ全体的な計画を作成し、各クラスで年間指導計画の作成につなげている。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園舎の室内は日当たりよく、夏場はエアコンと扇風機を使って温度や湿度に気を付けて環境づくりに努めている。全クラスでは24時間空気清浄機を使用し、換気に努め快適な状態を保てるようにしている。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもを主体とし、一人ひとりが主張できるような環境に配慮しており、子ども同士の関わりを大切にしている。お互いを認め合えるよう保育士は、一人ひとりの思いを受け止め、子ども同士のやり取りを見守るようにしたり、必要に応じて仲立ちしたり、年齢や子どもの発達に合った援助を心がけている。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・個々の発達に応じて食事、排泄、睡眠などの、基本的生活習慣の大切さが身につくように援助している。排泄などは、基本的生活習慣の自立に向けて個人差が大きいので、家庭での状況や保護者の意向を把握して、家庭との連携を密にして信頼関係を築き、園での子どもの様子を、お便りやドキュメンテーションで具体的に伝え子どもの発達に合った援助をしている。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・各クラスにおいて室内の環境整備に努めており、安全と衛生に配慮し子どもの発達段階に合わせて一人ひとりが、主体的に遊べるように工夫している。パーテーションなどを使って、コーナー遊びの設定をするなど、 室内環境に取り組んでいる。子どもが周囲に関心、興味が持てるよう、やりたい遊びを自分で選べるように、玩具は手の届く棚の低い位置に配置して、物入は出し入れしやすいように写真を貼って、片付けにも取り組めるようにしている。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・0歳児クラスの室内では、子どもの興味や発達に合わせた手づくり玩具を用意して指先遊びができるようにしたり、感触遊び、ふれあい遊び、ハイハイや伝い歩きなどで体を動かすなど、安全に配慮しながら遊べる環境づくりに努めている。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 1歳以上3歳児未満の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・1歳児、2歳児クラスでは、子どもが自分でしようとする気持ちが出てくるので、その気持ちを尊重し寄り添うようにし、見守るように努めている。子どもの自分でやりたいという気持ちを大切にして、玩具や絵本、遊びを自由に選べるように配慮し、子ども一人ひとり成長に合わせて遊び以外にも着替えなどの方法などをわかりやすく伝えられるように、保育者同士で話し合い、子どもの姿を共有しながら援助している。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・幼児クラスは3際~5歳児までの子どもたちが同じ保育室で活動している。3歳児においては、初めての異年齢での生活に戸惑いながらも、自分で身のまわりのことができるよう状況に応じて援助している。日々の保育の中から、子どもたちからやりたいこと興味があることを聞き出して言葉のやり取りをしながら、遊ぶ楽しみが広がるような工夫や環境づくりをしている。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・障害のある子どもが、クラスのほかの子どもたちと一緒に活動を楽しみ安心して生活できるよう、家庭での子どもの様子や障害や発達状況を保護者から聞き取り、保育内容を考え個別の支援計画を作成している。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ 長時間にわたる保育のための環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・長時間保育の子どもたちが、無理なく落ち着いて過ごせるような環境設定に工夫をしている。年齢に配慮して安全に留意し、パーテーションや棚を移動して広い空間を作ったり、保育室をコーナー設定して、子どもが自分で好きな遊びを選び、それぞれが遊びに集中できるように工夫している。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年長児クラスにおいては、年間カリキュラムに就学に向けての「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」を考慮した活動が指導計画に反映されており、子どもの様子を見ながら午睡時間の調整など就学に向け取り組んでいる。例年、地域の小学校からの案内により年長児クラス後半になると、学校見学や地域交流で子どもたちも小学校へ行って1年生に学校案内してもらうなどの取り組みが実施されていたが、今年度はコロナ禍にあり、現在のところ中止となっている。また、子どもだけでなく保護者も小学校生活への見通しが持てるようお迎え時や懇談会、面談などに子どもの様子や必要な情報を伝えているほか、相談にも都度応じている。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの健康については、マニュアルに基づいて、日々の子どもの健康管理を行っている。体調不良時には、検温、顔色など視診を実施して保護者に連絡、状況を説明して迎えが必要な時は依頼している。怪我については、昼食やおやつの摂取状況などの経過を園長もしくはクラス担任が口頭で状況を詳しく説明をして記録している。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科検診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・健康診断については、乳児クラスは2カ月に1回、幼児クラスは年3回、皮膚疾患なども丁寧に嘱託医の診察が実施されている。健診結果の指摘事項や病名がある場合には、園長が把握して職員会議などで全員に周知している。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・アレルギー疾患については入園前に、園長、栄養士、担任が保護者と面接を行い、医師の指示書「アレルギー管理指導票」保護者の「除去食提供依頼書」に基づいて個別対応にて完全除去食を提供している。栄養士は個別献立表を作成し内容確認を四者で行い確認してもらう流れとなっている。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・栄養士による子どもの給与栄養量の算出により献立を作成し自家調理で給食とおやつ、補食の提供をしている。献立には、様々な食材を取り入れ季節感のある内容に配慮している。子どもの発達や個々の摂取量の把握に努めており、年齢に応じて子どもに合った食の提供を行っている。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・栄養士は、給食、おやつ時間にクラスをまわり、子どもたちの喫食状態を把握しながら、当日の給食の食材について子どもたちと話をする機会を持ち、食べることに興味を持てるようにしている。離乳食については、個別メニューとして家庭での喫食状況を保護者と担任との情報共有から把握して、個々の発達に応じて提供し進めている。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・連絡帳は全クラスの保護者との連絡ツールとして活用されている。保護者と担任の間を連絡帳がコミュニケーションツールとして、互いの記録が情報交換となり、子どもの様子が把握できるように努めている。また、緊急時には電話もしくはコドモンから連絡する体制を整えている。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・担当の職員は、登園時に保護者より家庭での様子を聞き取り、登降時には子どもの1日の様子を伝えられるように、担任がいない場合でも引き継ぎを十分行えるように努めている。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人の「虐待対応ハンドブック」を設置し、職員がいつでも確認できるようにあり、虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見と対応及び予防に努めている。日々の登園の様子と着替え時の視診や触診により身体の状態を注意深く確認するように努め、また、子どもと保護者の様子や変化を見守り、虐待の兆候が見える家庭は早目の対応を心がけ関係機関に連絡をして情報の共有を行っている。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・職員は、記録により毎日保育を振り返るとともに、週案、月案をもとに反省や改善などをウエブ会議で実施して、計画に基づいた保育が実践されているか確認を行い反省点を翌週、月、期に繋げるように取り組んでいる。特に、インシデント、アクシデントの共有会議において各クラスの課題を全クラスで共有することで、大きな事故に繋がらないように力を入れて取り組んでいる。 |