キッズビレッジつくし保育園
第三者評価機関名 | ナルク神奈川福祉サービス第三者評価事業部 |
---|
名称 | キッズビレッジつくし保育園 | 評価対象サービス | 保育所版 |
---|---|---|---|
対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 60 (69) 名 |
所在地 | 241-0816 横浜市旭区笹野台4丁目11−19 |
||
TEL | 045-360-6656 | ホームページ | http://www.kid-tsukushi.jp/ |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2002年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 社会福祉法人つくし会 | ||
職員数 |
常勤職員:18 名
非常勤職員:16 名
|
||
専門職員 |
保育士:26 名
管理栄養士:1 名
栄養士:1 名
|
||
施設・設備の概要 |
乳児室:3
幼児室:3
沐浴室:1
調理室:1
事務室:1
地域子育て支援室:1
職員休憩室:1
園庭:198㎡
|
【保育の理念】 未来を担う子どもたちの健やかな成長を願い、保育をしていきます。 未来への可能性を秘めたかけがえのない子どもたちが、まわりの人々に愛され、日々の生活や遊びの中で、心にひびく多くの体験を積み重ね、子どもたちの人格形成の基礎を育てていきます。 更に、子どもの最善の利益を考え、豊かな物的、人的、空間的環境をデザインし、子どもが自ら育とうとする力を支え、瞬間を生きる子どもの願いを実現し、葛藤を乗り越え共に育ちあう集団の中の一人として、健やかに自信を持って生きていけるように支援していきます。 【保育目標】 じぶんがすき・ひとがすき・たくましく主体的に遊べる子 【保育方針】 ・一人ひとりの個性を大切に育みます ・成長発達に沿った、支援を進めていきます ・探索活動で自分の好きなことを見つけて楽しめる力を育みます ・豊かな感性とのびのびとした身体を育てます ・子どもを主体とした保育を進めます |
【立地および施設の概要】 キッズビレッジつくし保育園は、相鉄線三ツ境駅から徒歩10分の静かな住宅地にあります。近隣に多くの公園があり、それぞれ遊具に特徴があるので、年齢、子どもたちの希望などを考慮して散歩の行先を決めています。また、緑地帯や自然が豊富な公園もあり、自然遊びや散策が可能です。姉妹園の幼稚園が近くにあり、温水プールを借りています。 【園の特徴】 定員60名(在籍69名)、0~5歳児の6クラスで編成しています。クラス内の発達に応じた遊びや生活を保障するとともに、幼児クラスはクラス間の壁を低くして異年齢間の遊びや生活の機会を多く持っています。職員体制としてチーム保育を意識し、全園児の育ちを全職員が共有し、子どもたちを取り巻く安全、安心の人的環境の確保を目指しています。専任講師による体操・プール・わらべ歌・リトミックを取り入れて多様な経験をする保育環境になっています。 |
評価実施期間 | 2020/06/26(契約日) ~2021/01/28(評価結果確定日) |
---|---|
受審回数(前回の受審時期) | 2 回(2014年度) |
特に評価の高い点 | 1.ワクワク感が広がり様々な遊びを楽しめる環境構成 子どもたちが興味を持ち、発見を喜び、挑戦でき、夢が広がる環境を大事にしています。発達に合わせた玩具、遊具、絵本、ごっこ遊びなどのコーナーを設け、自ら遊びを選び、集中して遊びこめる環境を整えています。制作中の物は棚に置いて、いつでも続きができ、完成する喜びを知ることができます。ホールの2階に様々な工夫がある回廊があり、ターザンロープ、アスレチック遊具を設け、途中の小部屋に木製ブロックや縫いぐるみがあります。広いホールでは活動的な遊びができ、パーテーションで仕切った空間で絵本を見ながら静かに過ごすことができます。園舎の外周囲に外回廊があり、外気を味わえ、ピーマンなどの野菜を育て、長年亀を飼育するなど自然に親しむことができます。散歩先の公園では思い切りかけ回り、木の実や虫を探して自然に接しています。これらを通じて子どもたちは自ら想像力豊かにし、活発に楽しい日々を過ごしています。 2.職員育成への取り組み 保育士の将来的な姿を明確にしたキャリアパスモデル表があり、入職後の経験年数・職位に応じて必要な職務・資質・能力を明確にしていて、職員は、自分の立ち位置や取り組む方向性を理解しています。また、年度初めに園長と面談してモデル表を参考に年間研修計画を立て、年度半ばと年末に計画と実績について評価し、次年度に反映し、レベルアップに努めています。 3.地域との協働 地域との協働を通じて把握した福祉ニーズに基づき、積極的に活動に取り組んでいます。子どもたちは職員と地区自治会による公園愛護会活動に参加して公園の花植え、水やり、清掃、砂場の消毒を行い、また、散歩時にはゴミ拾いをしています。地域の子育て世帯に受けて紙芝居、エプロンシアターを楽しむ機会を設け、また、自治会に遊具を貸し出したり、自治会館に保育士が出向き遊びのノウハウを伝えています。園長は地域の防災委員を担い、職員が防災訓練に参加し、AEDや防災備品の貸し出しに協力しています。 |
---|---|
改善を求められる点 | 1.中・長期計画、年度事業計画に関する具体的な行動計画の作成 中・長期計画、年度の事業計画を作成していますが、収支計画(財務面の裏付け)は明確になっていません。収支計画を作成するとともに、具体的な実施項目、主担当、実施時期を明示し、実施状況の評価・見直しをすることが期待されます。 2.指導計画実施結果についてさらなる職員間での意見交換の実施 指導計画についてクラス内で評価・反省し、共有しています。さらに、クラス外の職員とも意見交換し、互いの学び合いや意識向上につなげ、保育レベルのさらなる向上を目指すことが期待されます。 |
新型コロナウイルス感染症禍での受審ではありましたが、園観察、聞き取り等、十分な配慮の中進めて頂き、無事受審できたことに安堵してます。 今年度はコロナ感染という事態で、保育は思うように進みませんでしたが、今までの保育内容を踏まえた評価を頂いけたと思います。 評価が高い点について 1.保育環境では、子どもの遊び環境を考えて保育を進めている為、日々の努力が反映されていると感じます。 2.職員育成については、一人ひとりの課題やキャリアへの意識が高まりつつあり、更に人材育成を進めていきたいと思います。 3.地域との連携・交流では、地域の場所、人、物とのつながりを大事にしている為、自分たちでできる交流や地域貢献をこれからも進めていこうと思います。 改善を求められる点について 1.中・長期計画については、業務担当者とともに、収支計画を作成し具体的な実施項目、実施時期を明示し、実施状況の評価・見直しを進めていきたいと思います。 指導計画実施結果について 2.全職員が互いの学びのレベルを向上するように、会議の持ち方を見直し、向上に努めたいと思います。 最後に、第三者評価の内容が大幅に変わり、戸惑いもありましたが、事前説明や随所の確認等、丁寧に対応していただき、予定通り進めることができました。今回の受審を受け、今後の運営に役立てていきたいと思います。 評価に携わってくださった関係者の皆様、ありがとうございました。 |
詳細評価PDF |
---|
評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・保育理念として「未来への可能性を秘めたかけがえのない子どもたちが、周りにいる人々に愛され、日々の活動の中で心に響くものや人、環境を通した多くの体験を積み重ね、子どもたちの人格形成の基礎づくりを目指します。」、保育方針として「一人ひとりの成長発達を踏まえ、心身共にたくましく生きる力の基礎を培う。四季折々の自然を通して、子ども主体の保育を進めていきます。」を掲げています。理念、基本方針は職員会議で周知し、保護者には、入園時説明会や年度初めの保護者懇談会で重要事項説明書を基に説明し、また、日々の子どもの様子の写真等を用いて、わかりやすく説明しています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
---|
【第三者評価結果:b】 ・全国社会福祉法人経営者協議会、神奈川県社会福祉協議会経営者部会に所属し、会議や研修を通じて社会福祉事業の動向を把握し、また、旭区こども家庭支援課、旭区私立保育園園長会等で情報交換し、民生・児童委員、子育てサポート支援者と連携を取り、支援の仕方を検討しています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は社会福祉協議会や経営分析研修会に参加して経営手法を学び、園の経営分析をして設置法人の理事会に報告しています。この中で組織体制、職員体制、人材育成方法、設備修繕費、人件費等を分析検討しています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
---|
【第三者評価結果:b】 ・園の中・長期計画(平成31年~令和5年)にビジョンとして、施設内保育の充実、子育て支援、地域連携、安全性のある遊具や備品への入れ替え等を挙げています。収支計画(財務面の裏付け)がなく、実施状況や結果を評価できる具体的な内容は明示していません。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・中・長期計画のビジョンを中心にして、年度初めに令和2年度事業計画書を策定しています。項目として、質の向上を目指す職員研修、地域子育て支援、地域交流、園の修繕と備品購入等を挙げ、それぞれ小項目を設定しています。収支計画(財務面の裏付け)はありません。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画(中長期計画と令和2年度の事業計画)は職員会議等で検討した結果を集約して策定し、職員に周知しています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 ・新型コロナウイルス感染症対応で全体懇談会やクラス懇談会を行わなかったので、令和2年度事業計画について園ボードや手紙などで保護者に周知しました。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・月間指導計画に、評価と反省欄が設けてあり、職員の関わり方、子どもの様子、今後の関わり方などについて、担当職員が振り返り、次期取り組み方についても記入し、主幹、園長が確認しています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園として把握した課題を職員会議で確認し、年度初めに年度事業計画書として文書化し、園内に掲示しています。指導計画に関しては、話し合われた改善内容を年間指導計画・クラス月間指導計画・個別月間指導計画に反映しています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・園長は法人の基本理念を踏まえて園の理念・方針を定め、その実現に向けて保育方法・保育環境を構築し、園運営を行っています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、社会福祉関連法令や園の理念、基本方針、諸規程などを理解しており、利害関係者とも適正な関係を保っています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は年度末に園の自己評価を通じ、また、月間指導計画や週案の振り返りや日常の保育に参加する中で、園の保育の質の現状を把握し、必要な保育方法や内容、育児支援について職員と共に検討し、指導しています。旭区の臨床心理士や外部講師、おもちゃ環境の講師を招き、職員と共に勉強して保育実践への反映に務めています。職員のキャリアアップ研修参加を積極的に勧め、得た知識や情報を園内で実践できるように配慮しています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・業務の実効性向上に関してITを取り入れて、残業を減らす取り組み、有給休暇消化の促進、仕事の配分適正化等に取り組んでいます。指導計画実施結果は各クラスでパソコン入力し、職員の個人パスワードで必要に応じて内容を確認できるシステムにしています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
---|
【第三者評価結果:b】 ・園長は必要かつ適切な職員人員配置を絶えず検討し、調理員を含めて必要な人材については、大学の求人・就職相談会、ホームページの求人案内、派遣会社を通じて確保に努めています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育士の経験年数・職位に応じた必要な能力・知識・経験等を「キャリアパスモデル」に明示し、人事基準(配置、昇進等)、処遇に連動させています。職員は自分の立ち位置が分かり、資質向上、昇進、処遇改善に向けて取り組む方向が明確になっています。年度初めに園長と職員が面談し、モデル表をベースに年間研修計画を立て、年度途中と年度末に面談して実施結果を確認しています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長及び主幹が職員の就業状況を把握し、有給休暇の取得状況や時間外労働データを把握して法令に基づいて管理し、職員のワークバランスを考慮して配置を検討しています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「キャリアパスモデル」があり、職員の将来的な姿や資質向上に向けて取り組む方向性が明確になっています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・業務マニュアルに保育士人材の期待像として「キャリアパスモデル」があり、入職後の経験年数や職位に応じた必要な能力・知識・経験等を明確にしています。職員は自分の立ち位置が分かることにより資質向上に向けて研修計画を立て、年度半ば、年度末に個々の目標、園の提示する目標について園長面談を行い、評価し、次年度の研修計画に反映しています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・個別の職員の知識、技術水準、専門資格の取得状況等を把握しており、新人を含めて個別にOJTを行っています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:a】 ・実習生受け入れマニュアルがあり、研修・育成に関する基本姿勢を明文化しています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・設置法人や園のホームページに理念や基本方針、決算情報などを公開しています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・事務、経理、取引等に関するルールは経理規程に定め、職務分掌を文書化し、職員会議で説明しています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・法人の理念に「地域のコミュニティの拠点を目指す」を掲げ、園と地域の交流や情報共有を積極的に行っています。早朝、夕方、土曜日に地域住民に子どもたちの見守りや掃除等を手伝ってもらい、子どもたちは地域のお祭り、散歩やハロウインの機会に商店街と交流し、公園愛護会のメンバーと近隣の公園で花植えをしています。地域の他園や小学校と交流し、地域やエリアごとの交流をしています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・ボランティア受け入れマニュアルがあり、ボランティア受け入れ等、学校教育への協力姿勢を明確にしています。小学生・中学生・高校生をボランティアとして受け入れています。小学校教育との連携としてアプローチカリキュラムを作成して5歳児後半から適用しています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・旭区保健所、横浜市西部地域療育センター、旭区役所こども家庭支援課ワーカー、臨床心理士、横浜市西部児童相談所、旭区西部エリアの子育てネットワークと連携しています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・南笹野台地区連合会長、笹野台自治会長が設置法人の理事を務め、園と地域の情報交換を密に行い、園長は各種会合に参加して地域の福祉ニーズや課題を把握しています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・笹野台地区の自治会による公園愛護会活動として、子どもたちとともに公園の花植えや水やり、利用する際の清掃、砂場の消毒を行い、散歩時に子どもたちが自治会員とごみ拾いをしています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・法人の理念は「利用者の意向を尊重」「利用者が個人の尊重を保持しつつ、心身共に健やかに育つよう支援する」、園の理念は「未来を担う子どもたちの健やかな成長を願って」とし、保育にあたって職員は子どもたちを尊重し基本的人権を絶えず念頭に置いています。人権について研修し、研鑽しています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・プライバシー保護マニュアルがあり、職員に周知しています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園のホームページのほか、横浜市旭区役所こ育て支援課にはパンフレットを常置し、区役所の公会堂で年1回開催している子育て広場で、パンフレットと園の紹介ボードを展示しています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園説明会で、保護者に重要事項説明書やクラスのしおりなどを配付して説明をしています。保護者の同意を得て利用契約書に署名捺印の上、提出してもらっています。新入園児の保護者と個別面談し、慣らし保育などについて相談をしています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・当園における転園のケースはほとんどありませんが、利用終了後は、保護者に「何かあったらいつでも園長に話してください」と伝えています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員は、日々の保育の中で子どもの姿を観察して子どもの声に耳を傾け、何が最善であるかを考え、子どもの満足を把握するよう努めています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・苦情解決体制が整備されており、苦情解決責任者、苦情受付担当者、第三者委員2名の名前を記載して、事務室入口の壁面に掲示しています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・重要事項説明書の「保育園と保護者の連携」の欄に、保護者との連絡方法を記載しています。園長は、年度初めの全体懇談会で、相談や意見はいつでも受けることを伝えています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員は、子どもの送迎時などに保護者から相談を受けやすいようにコミュニケーションをとっています。日々の連絡ノートに寄せられた内容も、園長、主幹などに伝達し、内容に応じて職員会議で話し合うなどして、周知、共有して迅速な対応を心掛けています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・リスクマネジメントに関する責任者は園長で、主幹から担任へ伝達される仕組みにしています。職員会議に委員会を設置し体制を整えています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染症対応マニュアルを作成し、感染症発生時は標準予防策、追加の予防策として、「保育現場のための新型コロナウイルス感染症対策ガイドブック」を活用し、対応しています。新型コロナウイルス感染症対応や予防策については、横浜市や旭区から送られてくる情報をもとに職員会議でマニュアルを見直すなど勉強会を持っています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・災害対応マニュアルがあり、玄関に災害時連絡先、災害時の役割分担表を掲示し、対応体制を決めています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
---|
【第三者評価結果:b】 ・「つくし業務マニュアル」に標準的な実施方法を明文化し、「子どもの最善の利益を尊重」「たくましく主体的に遊べる子」などの目標を掲げ、プライバシー保護、虐待防止などの権利擁護に関わる姿勢を明示しています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・標準的な実施方法の検証・見直しは必要に応じて話し合い、内容に反映しています。園長は、職員から提案された土曜日保育のやり方について、その方法を具体的に付箋に書いてもらうなどして検討し、職員の意見や提案を手順見直しに反映しています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。 |
【第三者評価結果:a】 ・指導計画策定の責任者は園長が担っています。新入園児や転入園児が入所する時は、事前に児童票、経過記録、発達記録などの書類を提出してもらい、子どもの健康状態や情緒面、保護者の状況等を確認しています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・年間カリキュラムは年度始め、月間カリキュラムは前月末、週案は前の週の検討会議で、クラス担任が参加して評価、見直しを行い、園長、主幹がチェックし、次の指導計画作成に生かしています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子ども一人ひとりの経過記録は保育記録ソフトに入力しています。0~2歳児は月に1回、3歳児は年3回、4、5歳児は年2回実施しています。職員はパソコンへのアクセスにより、いつでも確認することができます。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもに関する記録は、帳簿等の種類と保存年限を定めて管理しています。普段は鍵のかかる書棚に保管し、パソコンの持ち出しを禁止しています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画は、児童憲章、児童の権利に関する条約、児童福祉法、保育所保育指針に示された内容を踏まえて作成してあり、保育所保育指針の総則に示す三本の柱と10の姿を念頭に、養護と教育の側面から発達過程に応じた目標を掲げています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育室は季節に合わせて温度、湿度、換気を適切な状態に保ち、発達に合った家具(木製の椅子やテーブル他)、玩具、遊具類を備え、安全と衛生面にも配慮しています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・一人一人の子どもの個人差は、入園前は児童票、保護者面談記録、園児健康台帳などで、入園後は子どもの成長発達記録を保育記録ソフト(CHS)に入力して把握し、対応しています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は、子どもの着脱、排泄などの基本的生活習慣習得にあたって、自分でやろうとする気持ちを尊重しています。子ども自身が決めて選ぶという過程を大切にし、強制せず、一人ひとりの姿を見ながら伝え方や言葉かけを意識して援助しています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園舎は「子どもの想い、願いを実現し、自ら学ぶ」をテーマに設計され、空間を目的に合わせて有効に使い、遊びが広がる構造になっています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・0歳児の保育室は、子どもが自分の好きなおもちゃで遊べるように低い棚におもちゃを置き、コーナーを設けています。子どもが休める部屋や中央部分は広い空間を確保して、クッションや敷物を敷き、寝転がって遊べるよう工夫しています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 1歳以上3歳児未満の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・月間指導計画書に「養護」と「教育」ごとの「ねらい」を記載し、それに沿って保育が一体的に展開できるようにしています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・3歳児の保育は、遊びの中で友達と協力する面白さを味わったり、経験したこと、感じたこと、想像したことなどを、表現できるような環境を整えています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園内はバリアフリーとなっていて、外からの出入りはスロープが使用できます。幼児室内の2階部分はアスレチックになっているので、全てを使用するのは難しい状況がありますが、障害のある子どもの状況に応じて、安心して生活できる環境を整備することができます。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ 長時間にわたる保育のための環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・その日の子どもの状況に応じてデイリープログラムを柔軟に変更しています。少人数での遊びを取り入れ、職員と1対1で過ごしたりおだやかに過ごせるよう配慮しています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画、5歳児クラスの指導計画の中に小学校との連携や就学に関する事項が記載されています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・健康マニュアルがあり、それに基づき子どもの心身の健康状態を把握しています。朝受け入れ時に観察を行い、保護者からの伝達事項を職員間で共有し、保育にあたっています。保健計画は主幹が作成し、4期にわけて保健目標、行事予定、留意点、保護者との連携の項目ごとに取り組みを記載し、実施しています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科検診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・健康診断・歯科健診は年2回実施し、結果票を園児健康台帳にファイルして職員がいつでも閲覧できるようにしています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育所におけるアレルギー対応マニュアルを策定し、適切な対応を行っています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・食事と午睡の部屋は別にし、子どものペースで落ち着いて食事ができるよう配慮しています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・月1回、園長、主幹、各クラス担任代表、管理栄養士、調理師のメンバーで「もぐもぐ会議(給食会議)」を開催しています。食事について意見交換する中で子どもの好き嫌いや体調などを把握し、献立・調理の工夫に反映しています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・0~2歳児については、家庭での様子、園での様子を連絡帳に記述して保護者と職員が情報交換し、互いに保育内容や目的を理解しながら適切に保育を進めています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・連絡帳、クラスファイル、日々の送迎時を通じて保護者とコミュニケーションを図り、保護者との信頼関係を築いています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・日々の朝の観察や衣類の着脱時、乳児はおむつ交換の際に、子どもの身体をよく観察し、家庭での虐待の兆候の有無について確認しています。虐待の兆候があると思われた際は身体の様子を写真に撮り、子どもの様子、持ち物、服装など異変について園長、主幹に報告し、職員間で情報共有し、保護者の様子に気を付けることとしています。必要に応じて保護者の悩みを聞くなど、支援をしています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
---|
【第三者評価結果:b】 ・指導計画の実施結果について評価・反省をし、個々の子どもの成長や遊び・課題にどう取り組んだか、今後どう支援していくかなどをきめ細かく記録し、また、個人ファイルにはエピソードを交えて発達状況の記録をしています。 |