三田あすみの丘
第三者評価機関名 | 株式会社ケアシステムズ |
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名称 | 介護老人保健施設 三田あすみの丘 | 評価対象サービス | 高齢者福祉サービス版 |
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対象分野 | 介護老人保健施設 | 定員 | 84 名 |
所在地 | 214-0034 川崎市多摩区三田1丁目14番2号 |
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TEL | 044-935-5401 | ホームページ | http://www.misasakai.or.jp/shisetsu/mitaasuminooka.php |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2009年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 社会福祉法人 三篠会 | ||
職員数 |
常勤職員:38 名
非常勤職員:32 名
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専門職員 |
医師:1 名
薬剤師:1 名
理学療法士:1 名
作業療法士:3 名
看護師:12 名
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施設・設備の概要 |
(居室数)26室(4人部屋17室、3人部屋3室、2人部屋1室、1人部屋5室):(設備等)食堂、北室、トイレ、厨房、趣味活動スペース等
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法人理念「あゆみのこころ」を大切にし、施設内での目標を定める。ノーリフティング及び24時間の生活ケアの考え方を基本とした知識や技術の向上、看取り期に施設全体で支えられるような体制・環境づくり、利用者が社会的な役割を感じられるような施設づくりを目指している。 |
ノーリフティングケアの推進。尊厳のある質の高い看取りの実施。認知症ケアの向上に向けたユマニチュードの導入。 |
評価実施期間 | 2019/05/16(契約日) ~2020/03/31(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 1 回(2016年度) |
特に評価の高い点 | ①専門性の高い各種の支援を定着させている ・老健施設としての特性を生かしてリハビリ職員(PT・OT)の指導助言のもとに、余暇の時間や日常生活内の個別訓練以外で行える自主トレーニングを介護職員と一緒に行えるようにしている。また、認知症状の利用者に対しては、脳トレとして計算や塗り絵を行う機会を設けている。さらに、ノーリフティングケアの推進、尊厳に配慮した看取りの実施、認知症ケアの向上に向けたユマニチュードの導入、などに取り組んでいる。 ②家族との連携を保ちながら利用者を支援することを大切にしている ・家族などとの外出や外泊は、当日でも届けを出すことで対応している。施設内や地域で開始されるイベントには家族の参加を積極的に促しており、一緒に楽しんでもらえるように心がけている。また、家族の面会時に各職種から状態報告を行い、面会の頻度が少ない家族に対しては、必要に応じて電話などで連絡して連携を図っている。ケアプランを見直す際には、直接聴き取りや電話などで意向や要望を把握しケアプランに反映させることにしている。また、退所時には家族を含めた面談を行い、各種のアドバイスを行って支援の継続性に取り組んでいる。 ③経営層はリーダシップを発揮し組織の運営に取り組んでいる ・本年秋期に新たに赴任したキャンパス長は、各部門の責任者が参加する毎月のリーダーミーティングで、施設の目指すべき方向や方針を示している。また、施設は事故防止委員会や身体拘束廃止委員会など様々な委員会を設置しており、キャンパス長も出席し討議に参加している。さらに、年1回の職員との個人面談では目標シートをもとに成果や課題を確認しながら育成を図っている。キャンパス長は現場のラウンドも実施しており、気が付いたことはリーダー職に伝えている。 |
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改善を求められる点 | ①在宅復帰に向けて組織一丸となって先端的な取り組みを定着させることが望まれる ・現在、利用者の平均滞在期間は概ね2年4か月になっており、サービスの終了時には特別養護老人ホームや他施設への入所をはじめ在宅復帰などのさまざまな要請に応じ、関係施設や機関との連携を図ることに努めている。新たな施設や家族からの依頼によって、入所中の支援内容をサマリーにまとめ情報提供する仕組みが整備されている。ただし、新たな生活の場が自宅復帰になっていないことを施設では懸念している。各種の専門性の高い各種の支援を定着させていることを踏まえ、より一層自宅復帰に向けた支援を充実させることを目指されたい。 ②施設の機能や福祉の専門性の地域還元を充実することを目指されたい ・地域包括ケア会議や区主催の各連絡会議に参加して地域の福祉ニーズを把握したり、ウッドデッキの掲示板には地域で活動されている住民グループ等の情報発信に活用してもらっている。ボランティアの受け入れ、地域の各種の催し物への参画などに加え、地域住民と関われる機会や場所を設けることでコミュニケ―ションを図りながらニーズの把握に取り組んでいる。相談員が地域向けに在宅介護の情報を伝える介護教室や相談会を開催したり、中学生や高校生の体験学習なども受け入れるなど、施設機能や専門性を地域や必要としている人たちに還元することも望まれる。 ③職員の資質の向上に向けて継続的に取り組むことが望まれる ・各種の定例会議や委員会の開催をはじめ日々の申し送りなどを通じて職員間のコミュニケーションが適切に図られ、改善に向けての意欲が感じられる意見が聞かれている。アセスメントの充実や施設サービス計画書の理解の深まり、個々の業務の見直しなどが具体的に進んでいることが認識されている。さらに、利用者の重度化傾向の中で、介護リーダー層の充実によって、専門職としての個々のレベルアップを図る具体的な取り組みを充実させることを目指していることを踏まえ、継続的改善に努めることが望まれる。 |
ノーリフティングケアの推進。尊厳のある質の高い看取りの実施。認知症ケアの向上に向けたユマニチュードの導入。オムツフィッターや認知症関連研修等とも関連付け、利用者の生活維持・向上に努める。また、特定の職員のみではなく、全職員がノーリフティングケアについて語れるように実践を深める。利用者及びご家族それぞれの置かれた環境に応じて生ずる意向やニーズを的確に把握し、専門職として利用者個々に応じた入所・通所サービスを提供できるようチーム力を高める。また、長期利用により起きうる看取り期に対し施設全体で支えられるような体制・環境づくりを継続する。ボランティア・実習生・地域にある施設(保育園・小学校)等の受け入れだけでなく、施設からの情報発信や地域活動への参加を積極的に行うことで、地域に認知された施設を目指すとともに、利用者が生活の中に社会的役割を感じられるようにすることを重点施策として取り組んでいきたい。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・法人理念として「歩・実・心」(あゆみのこころ)を掲げており、単年度事業計画の運営方針に骨子を落とし込んだり、個人目標を作成する際の指針としている。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・法人として報酬改定や加算算定などについての情報を入手し、各施設の実情に合わせて算定できるように指導助言体制を敷いている。職員に対してはリーダー会議などで伝えて経営状況に関する理解を促している。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:b】 ・経営層は理事長や関東ブロックエリア長と定期的に運営会議を行っており、会議の中で収集した業界動向などの各種の情報を収集して、施設として取り組むべき経営課題を明確にしている。これら課題を解決するための具体的な取り組みを単年度事業計画の中に盛り込み、目標達成を目指して日々業務を遂行する仕組みが整っている。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・中長期的なビジョンとしては、「自宅や施設での生活が快適に送れるように、医師による健康管理のもと看護・リハビリなどの医療・生活面での介護や栄養管理、施設利用に関する総合相談や療養環境の調整を支援する」としている。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人として中長期事業計画を策定しており、「基本方針」「重点事項」などを明示している。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:a】 ・事業の進捗状況については月単位で収支や業務遂行状況を把握し、運営概要としてまとめ毎月本部に報告している。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、利用者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:c】 ・現在、利用者や家族に対して、直接担当者などから事業計画の説明などは行われておらず今後の課題としている。ただし、事業計画書や報告書は施設の事務所に常置しており、いつでも閲覧できるようにしている。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:b】 ・施設運営全般を検証するリーダー会議に加え、各種の専門委員会(褥瘡予防・栄養管理、サービス向上、ノーリフティング推進、衛生、業務改善、リスクマネジメント・身体拘束廃止)を定期的に開催し、それぞれのテーマに沿って検証や改善に取り組んでいる。特に重点施策としてはノーリフティングケアやユマニチュードの推進に力を入れている。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:b】 ・業務推進のフレームとしては、リーダー会議において課題を明確にし、各委員会において個別案件に取り組む際の方向性を示唆することにしている。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・職員に対しては、入職時の施設長講義や新任職員研修などで管理者としての自らの役割と責任について説明している。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・法人本部が主管する入職時研修では、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などの基本を説明し周知に努めている。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・サービスの質の向上のために様々な面からケアプランを考察しており、関係機関との情報交換や家族との関わりを深めるようにしている。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・経営に関しては、法人全体で介護報酬改定を見越した職員配置の検討や賃金検討を行っている。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・職員の募集採用は法人本部で一括して行っており、新入職員研修後、施設が必要とする人材を踏まえ、適材適所の人員配置に努めている。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・法人としてキャリアパス制度を設けており、職員一人ひとりの個別人材育成計画を策定し、職員の適性を考慮して配置に取り組んでいる。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:b】 ・人事考課制度に則り、職員自らが作成した自己目標を管理者及び部署長が共有することで、職員の目指している方向性を確認している。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・法人として職域、職制、職歴などをもとに職員一人ひとりを対象に育成計画を策定しており、入職時をはじめ都度説明する機会を設けて理解を深めてもらえるようにしている。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・法人として新任研修、フォローアップ研修、リーダー研修などを計画しており、施設として新入職員や転籍者を対象に入社時研修や年間を通じて全体研修を実施している。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員一人ひとりを対象にした研修計画については、キャリアパスをもとに勤務年数、経験、資格などを踏まえて策定しており、勤務シフトや出勤日などを調整して、円滑な受講を支援している。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の福祉サービスに関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:b】 ・実習生の受け入れには積極的に取り組んでおり、実習前に実習担当者がオリエンテーションを実施し、福祉サービスに関わる基本的な知識・技術、業界の動向等について説明している。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・法人のホームぺージには施設概要、開設の沿革、特色、課題などの経営情報に加え、申し込み手続きの方法や利用料金などを掲載し、分かりやすい内容にまとめている。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・各種の広報媒体を設けて地域社会への情報提供に取り組み、特に利用者の受け入れについては関係機関への情報提供を充実させている。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・基本的には利用期間が限定されている事業形態であり、地域とのつながりが持てる場所を充実させることを目的に、平成30年4月にはウッドデッキを増設し、掲示板には地域活動の情報発信に活用してもらうほか、近隣児童の作品展示の場所しても活用してもらえるようにしている。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・ボランティアの受け入れ体制を整えており、サービス向上委員会内でボランティアについての情報共有・受け入れ体制を整備している。ボランティア希望者に対しては事前のオリエンテーションを実施し、基本的な姿勢や個人情報保護規定などを説明し、理解を得られたうえで活動してもらうようにしている。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 福祉施設・事業所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・老健事務長会、地域包括ケア連絡会議、老健ケアマネ協議会等に参加しており、それぞれのネットワークの中で協働する体制を整えている。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・地域包括ケア会議や区主催の各連絡会議に参加して地域の福祉ニーズを把握したり、ウッドデッキの掲示板には地域で活動されている住民グループ等の情報発信に活用してもらうなどしている。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業としては、川崎市の委託事業である「川崎市高齢者等短期入所ベッド確保事業」「川崎市あんしん見守り緊急一時入院等事業」「川崎市高齢者等緊急受入体制整備事業」などに参画しており、地域の社会支援として施設機能を還元することに取り組んでいる。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 利用者を尊重した福祉サービス提供について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・利用者を尊重した福祉サービス提供については、事業計画書に明示して職員への注意喚起を促したり、日常的に開催している各種の会議や委員会、施設内研修においても、利用者の意向や要望に沿ったサービスが提供されいるかを確認している。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 利用者のプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・法人として個人情報保護に関する規定を設けており、利用開始時に契約書や重要事項説明書を説明する際に同様に説明し同意書を交わしている。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して福祉サービス選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:b】 ・法人のホームページには施設情報を掲載しており、施設入所希望者などが概要を確認できるように整えている。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 福祉サービスの開始・変更にあたり利用者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入所前に施設の見学及び施設概要の説明を行い、入所時にも重要事項説明書をもとに説明を行っている。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 福祉施設・事業所の変更や家庭への移行等にあたり福祉サービスの継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・現在の利用者の多くは特別養護老人ホームなどで長期生活をおくることを希望していることもあり、施設としては市内の他施設も含め、利用希望者の目的に適した福祉サービスの紹介に努めている。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・季節行事の企画や個人にあったリハビリ提供を行い、生活に楽しみを見いだせるように取り組んでいる。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:b】 ・入所契約時に苦情窓口の明確化、外部の苦情相談窓口を提示している。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 利用者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、利用者等に周知している。 |
【第三者評価結果:b】 ・利用者や家族などに対しては、重要事項説明書に苦情解決責任者・受付窓口・第三者委員・川崎市福祉事業所など苦情解決支援事業事務局などの連絡先を明記したり、施設内に掲示して周知に努めている。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 利用者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:b】 ・利用者や家族から施設の相談窓口へ直接相談があった際には、迅速な対応に努めている。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・リスクマネジメント委員会(事故防止検討委員会)を中心に利用者の安全確保に向けて各フロアのヒヤリハット報告書や事故報告書の集計結果を確認するとともに、再発防止策を講じている。さらに、同委員会以外にも、リーダー会議やサービス向上委員会、衛生委員会、業務改善委員会などにおいても、必要に応じてそれぞれリスクマネジメントに関する検証を行うことにしている。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における利用者の安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染対策委員会による感染マニュアルの更新を適時行っている。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における利用者の安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・緊急時には迅速に職員に連絡が行きわたるように連絡網を都度更新したり、災害対策として食料品などを含めて備蓄を3日分用意している。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 提供する福祉サービスについて標準的な実施方法が文書化され福祉サービスが提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・利用開始時に重要事項説明書をもとに提供するサービスの概要を説明し、利用者や家族の同意を得ている。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・施設内各委員会にて業務内容の見直しを行い、標準的なサービス実施に努めている。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。 |
【第三者評価結果:b】 ・ケアプラン作成の流れは文書化(マニュアル化)されており、アセスメントシートをもとに利用者ニーズを把握することや、多種連携のもとにケアプランを作成して利用者や家族の同意を得ること、モニタリングの時期などを明確にしている。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・各職種で支援した内容の達成状況を確認し、関わりの中で新たに気づいた課題などを共有している。今後の取り組み方針や在宅復帰の可能性も含め検討をし、カンファレンスも適時行い適正な評価見直しを行っている。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 利用者に関する福祉サービス実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・記録システムを使用し、各職種の記録の一元化を行っている。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 利用者に関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・記録システムを使用し、各職種の記録の一元化を行っている。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 利用者一人ひとりに応じた一日の過ごし方ができるよう工夫している。 |
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【第三者評価結果:b】 ・入所時をはじめ3か月毎にケアプランの更新を行う際には、相談員が個別面談によって意向や要望を把握し、ケアカンファレンスにおいて職員間で共有を図ると共に、ケアプランに反映させることにしている。 |
【A2】A-1-(1)-① 利用者の心身の状況に合わせて自立した生活が営めるよう支援している。 |
【第三者評価結果:b】 ・基本的には在宅復帰を目指すことを目的とした「中間施設」であることから、「出来る事に着目した支援」に努めている。「自力でできることは行い」、「出来ない部分のみ介助する」ことをケアプランにも明記して自立を促している。 |
【A3】A-1-(1)-① 利用者の心身の状況に応じた生活支援(生活相談等)を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・利用開始時にはアセスメントや医療情報提供書、さらに利用者や家族などから意向や要望を把握してサービスを開始している。 |
【A4】A-1-(1)-② 利用者一人ひとりに応じたコミュニケーションを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・精神状態や視力・聴力障害など利用者の状態は様々であることや、精神疾患や認知症等症状など様々な疾病疾患の利用者も多いことを踏まえ、利用者の人物像を考慮した話し方や関わり方を心かけている。利用者一人ひとりの特性や望む生活などを、職員個々が丁寧にアセスメントすることでコミュニケーションや支援を行っている。 |
【A5】A-1-(2)-① 利用者の権利侵害の防止等に関する取組が徹底されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・施設では基本的に身体拘束を行わないケアを原則としており、身体拘束防止委員会を2か月毎に開催して、身体拘束による権利侵害を行わないような検証に取り組んでいる。 |
【A6】A-2-(1)-① 福祉施設・事業所の環境について、利用者の快適性に配慮している。 |
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【第三者評価結果:b】 ・館内の清潔保持のため日々外部委託による清掃を行ったり、居室内は個別空調(多床室は2台)によって居室毎の温度調整によって快適に過ごせるようにしている。さらに、冬場は各居室に加湿器を設置し湿潤に努めている。 |
【A7】A-3-(1)-① 入浴支援を利用者の心身の状況に合わせて行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・施設では一般浴槽や機械式の浴槽など各種の浴槽を用意しており、身体状況に応じて機械浴槽などを使用し、利用者が安全・快適に入浴できるようにしている。 |
【A8】A-3-(1)-② 排せつの支援を利用者の心身の状況に合わせて行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・移乗ができる利用者(ほぼ全員)は日中トイレで排泄を行えるように取り組んでいる。 |
【A9】A-3-(1)-③ 移動支援を利用者の心身の状況に合わせて行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・利用者の日常的な心身状況を観察し、各専門職がケース会議などにおいて適切な福祉用具選定や介助方法などを検討している。 |
【A10】A-3-(2)-① 食事をおいしく食べられるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・利用開始時にはアセスメントや医療情報などをはじめ、利用者や家族意向や要望を把握し、利用者一人ひとりの状態に沿った食事提供ができるようにしている。主食では米飯、軟飯、粥など、副菜では常菜、一口大、きざみ食、さらに療養食なども用意している。 |
【A11】A-3-(2)-② 食事の提供、支援を利用者の心身の状況に合わせて行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・様々な心身状況の利用者が「その人らしく食事を楽しんでもらえる」ように配慮しており、必要な利用者に対して一口大の大きさで提供し、そのままの形を目で楽しんでもらってからキッチンバサミで刻みの形状に切って喫食してもらうようにしている。 |
【A12】A-3-(2)-③ 利用者の状況に応じた口腔ケアを行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・施設では毎食後の口腔ケア(歯ブラシや義歯の洗浄)を実施しており、健康管理の一環として位置付けている。特に夏場は口腔ケアを適切に実施していないと、発熱や肺炎などの原因となることを踏まえ、職員への注意喚起を促している。 |
【A13】A-3-(3)-① 褥瘡の発生予防・ケアを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・褥瘡予防・栄養管理委員会は2か月に1回開催し、褥瘡発生危険度の高い利用者を評価し検討を行っている。現在、褥瘡(表皮剥離)利用者は2名。医師の指示通りの期間ごとに評価している。 |
【A14】A-3-(4)-① 介護職員等による喀痰吸引・経管栄養を実施するための体制を確立し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・施設では24時間の看護師勤務体制を敷いており、喀痰吸引・経管栄養などの医療行為については看護師業務としている。 |
【A15】A-3-(5)-① 利用者の心身の状況に合わせ機能訓練や介護予防活動を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・機能訓練指導員による身体機能評価をもとに利用者一人ひとりの自主トレーニングメニューを作成し、介護職員の誘導により実施している。自主トレーニング実施率は日によって3~7割とバラツキがあり、参加のへ意欲やモチベーションを向上させることを課題としている。 |
【A16】A-3-(6)-① 認知症の状態に配慮したケアを行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・理学療法士や作業療法士が認知症スケールによる評価を行い、アセスメントやアプローチ方法などをケース会議で共有し、ケアプランに反映させることにしている。 |
【A17】A-3-(7)-① 利用者の体調変化時に、迅速に対応するための手順を確立し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・看護師は24時間の勤務体制を敷いており、日中はもとより夜間についても医師などへの連絡窓口として機能させている。特に夜間についてはオンコール体制をしており、必要に応じて医師や相談員への連絡し指示を仰げるようになっている。 |
【A18】A-3-(8)-① 利用者が終末期を迎えた場合の対応の手順を確立し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・施設では様々なニーズに対応する一環として、終末期の利用者に対して「看取り介護」に取り組んでおり、施設医を交えて利用者家族に対して状態を説明し、意向を確認することにしている。「看取り介護」に関する研修にリーダー核の職員を定期的に参加させスキルの向上にも取り組んでいる。 |
【A19】A-4-(1)-① 利用者の家族等との連携と支援を適切に行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・入所を決定する際や契約時、利用開始時にケアプランを説明する際などは家族の同行を促し、一緒に確認してもらうことにしている。以降は家族の面会時に各職種から状態報告を行い、面会の頻度が少ない家族に対しては、必要に応じて電話などで連絡して連携を図っている。 |
【A20】A-5-(1)-① 安定的で継続的なサービス提供体制を整え、取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・一定水準のサービスの提供を確保するために職員の安定的な確保(離職の防止)をし、職員研修による職員の質の維持向上を図っている。 |