この評価結果報告書は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、訪問調査に代わる手法で第三者評価を実施しております。
実施した評価手法は、詳細評価PDFにてご確認いただけます。
児童発達支援センター 青い鳥
第三者評価機関名 | シーズ・クリエーション合資会社 |
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相模福祉村を「わが街の文化」に! 相模福祉村のことについて『どこにあるの?』と問われる。わたしはそのつど禅門答よろしく『あなたの心のなかにありませんか?』と反問する。 わたしたちの機関紙を“青い鳥”と名づけた由来は、あのチルチル・ミチルの世界にしか住まないかもしれない『幸せの青い鳥』を、この世界で探し求めたいというひとつの願いをこめて名づけたものです。 現実の世の中に、幻想にしか住まない『青い鳥』など存在するはずなどないのは自明の理です。だが、一歩翻ってわたしたちが自分の胸にそっと手をあてて考えたときに、自分の幸せと共に他人の幸せを願わない人はいません。他人の幸せを願う…その隙間にこそ青い鳥が住んでいるのではないでしょうか。わたしたちにはそんな風に思えてなりません。相模福祉村はそんな意味を込めて「あなたの心の中にありませんか?」とお尋ねしているのです。 いつの日か、「介護」が明るい話題になるように。 いつの日か、近所の子供たちが当たり前のように「障がい」を抱える子と手を取り合えるように。 いつの日か、「子育て」が地域のものとなるように。 いつの日か、「虐待」や「孤独死」や「貧困」が新聞記事から外れるように。 だからこそ、私たちは現状に踏みとどまってはいけない。 たとえ姿は見えなくても、『幸せの青い鳥』は、すぐそこにいるのだと信じて・・・。 |
平成28年に開所した「児童発達支援センター青い鳥」は相模原市中央区の福祉型児童発達支援センターとして、障害児支援の地域の中核となる施設を目指し「児童発達支援(センター)」、「保育所等訪問支援」、「障害児相談支援」、「放課後等デイサービス」を実施しています。 法人の理念である、「福祉村をわがまちの文化に」を実現するため、地域から必要とされる「開かれた施設」を目指し地域との信頼関係を積み重ねています。 また、施設は「冒険」をテーマに設計されていて、「子供たちがわくわくする」楽しく明るい作りとなっています。 施設の特性を生かし、子どもたちが楽しくのびのびと成長への経験を積み重ねる事ができるよう活動プログラムを工夫し支援に当たっています。 |
評価実施期間 | 2020/11/01(契約日) ~2021/03/03(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 0 回(年度) |
特に評価の高い点 | ・PDCAサイクルを徹底した計画の推進と質の向上への取組み 理事長から毎年出される法人の事業計画・目標は、各事業所の事業計画として作成され、実際の事業所運営が行われている。目標は、進捗状況が図れるように数値化され、毎月の各事業所長の集まる「法人経営会議」で確認されている。年間での評価・反省を行い、更なる質の向上を目指すためには単年度の目標ではあるが、長期的な目標としても次年度以降継続した取り組みとなっている。 2021年度は、法人事業計画に加えて、「福祉活動を通じたSDGs達成への貢献」を目指し、各事業所が具体的な取り組みも進めることになっている。 ・職員の質の向上に向けた研修 福祉サービスの質は、職員の資質によるところが大きく、資質の向上を図るために施設としては職員への多様で実践的な研修を今後も設定していきたいと考えており、そのためには、受動的な研修とならない様、職員の研修ニーズを的確に把握し、職員が主体的に学べる適切な研修内容の実施を目指している。 ・児童の状況を踏まえた個別支援計画の作成と課題達成のための児童の自己選択重視 個々の児童の状況に合わせた個別支援計画のための取り組みは、日頃の児童の観察と情報交換を今後も充実させていきたい。また、子どもたち自身がやりたいことなどを自分で選ぶ、自己選択・自己決定をすることにより意欲を高めることを大事にした支援を推進している。 ・子どもたちの興味関心を大事にした施設 青い鳥は、障害をもつ子どもたちが冒険できる施設となっている。いろいろなところに子どもの興味を引く場所があり、今後もこの明るく開放的で、子どもたちの冒険心をくすぐる、緑豊かな施設で子どもたち一人一人の成長を支援につながるようメンテナンス、クリンリネスの徹底に努めている。 |
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改善を求められる点 | ・ホームページによる情報発信が期待される パンフレットや、法人の広報紙(福祉村だより)は地域の民生委員、各種学校などにトータル6000部配布、郵送している。青い鳥だよりは、自事業所と地域の掲示板に掲示して事業所の情報提供につなげている。法人のホームページはあるが、青い鳥のホームページは作成中とのことである。広く見学を受け入れたり、児童発達支援センターとして発信すべき情報をホームページを通して伝えていくことは今の利用者・利用希望者、実習生、ボランティア、地域への身近で、信頼に必要な媒体である。運営の透明性を図るために青い鳥のホームページの公開を期待したい。 ・ICT化の推進を期待したい ICT化により、情報記録や、共有、活用の推進を目指し、さらに職員の業務負担の軽減につなげ、職員が療育に集中できる仕組みづくりが期待される。 ・体系化したマニュアル作成と職員周知を課題としている 利用者の権利侵害、虐待の防止等への取り組みとして、禁止事項を職員室に掲示し日常的に振り返ることができるようにしている。家庭での虐待等についても予防・早期発見に努めており、高い守秘義務のもとで関係機関との連携と必要最低限の職員への共有としている。運用上のルールはできているので一連の流れを体系的に整理したマニュアルの策定が期待される。そのほか、基本的なマニュアルは策定されているが、実習生や、ボランティア受け入れなどについて個別のルールを体系化していくことが求められる。 |
青い鳥は、平成28年に開所して5年目を迎えましたが、建物で例えるなら施設の土台作りが終わり、建物が建ち、運営が始まった段階です。まだまだ整えるべきものが備えられていないこともこの第三者評価の受審により明らかになりました。また、実施してきた内容が他に誇れるものもありました。第三者評価の目的でもあるサービスの質を高め、利用者から選ばれる施設となるよう今後も職員一同努力をしていきたいと思います。 また、課題も明確になりましたので一つ一つ具体的で着実な解決を図っていきたいと思います。 ここに第三者評価の結果に対しての事業所としてのコメントを提示します。 まず、課題・改善点についてです。 ・ホームページによる情報発信が十分に行えていない 法人としてのホームページは公開されていますが、青い鳥のページが未作成で情報の発信、施設の周知が出来ていないことに加え、利用者・保護者、施設に関心を持つ方々が情報を得ることが出来ていません。特に最近の就職希望の方は、ホームページからのエントリーが主流となっています。法人のホームページに青い鳥を加えたリニューアルは、準備は終えていますので早期に行われる予定です。リニューアル後は、積極的な情報発信を行っていきたいと思います。 ・ICT化の推進 福祉では、人と人の関わりが中心の仕事となり業務も多岐にわたります。職員の負担軽減、療育への集中を図るためには、支援計画、記録などICT化が出来る分野から導入をしていきたいと思います。 ・体系化したマニュアルの作成と職員周知 福祉の仕事を行う人材の採用・定着は、最近厳しい状況にあります。職員の入れ替わりが多いのが現状です。経験者の不足も問題となっています。経験者のノウハウを次の人材に継承し、平均的な業務遂行が誰にでもできるようにするためには業務のマニュアル化が欠かせません。求められるマニュアルが青い鳥にはまだ備えられていないものもあります。 今後早期に必要とされるマニュアルを整備し、体系的に整理をしていきます。 また、マニュアルがただ「絵に描いた餅」であってはなりません、マニュアル通りに仕事が行われることが基本、本来の目的です。マニュアルの職員への周知・理解を図り、実践力を向上させる取り組みも併せて行うこととします。 |
詳細評価PDF | 詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・法人の理念、基本方針は「ふくし村を『わが街の文化』に。」であり、法人全体で地域の福祉を文化として共生を目指すものとなっている。ホームページやパンフレット、広報誌、事業計画などを通じて周知を図っている。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・社会福祉事業全体の動向は、管理職間で情報収集し共有理解している。また、事業計画からは、青い鳥の組織全体の様々な福祉サービスの状況、法人および、各事業所の経営状況を読み取ることができる。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:b】 ・理事長は事業計画で目標を立て、事業報告で振り返るということを徹底しており、事業報告書では計画に対する達成状況、結果に対する要因分析、今後の課題と対応について言及されており、PDCAの考え方が定着し経営課題が明確となっている。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・法人では中長期的なヴィジョンを持っており、各施設には事業計画の中で示されている。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・障害者福祉サービスは転換期で制度変更があり、中長期的な計画を立てることが難しい。制度変更に柔軟に対応するために、単年度で成果が出せる目標を設定して取り組んでいる。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画の策定に当たっては、役職者を中心に原案を作り、具体的な内容に関しては役職者が把握している職員の意見を参考に作成している。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、利用者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 ・現在は事業所の地域への定着時期と考えているため、積極的に事業計画を保護者に向けて伝える機会を作っておらず、地域Café(喫茶室)に配置した事業計画で閲覧可能としている。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:b】 ・青い鳥の主たる事業の児童発達支援の療育の分野においては、支援計画作成、療育支援、モニタリングの流れが組織として確立しており、サービスの質の向上を常に意識した取り組みがなされている。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業所の自己評価の結果については、管理職が課題と対応策を検討し、その内容を職員に提示しているが、組織全体で共有し、検討することについては今後の課題としている。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・管理者の役割と責任については、事業計画の事業目標に於いて期限とともに、実施者・責任者を明確にしている。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・法人で行われるスタンス研修には法令順守、職業人としてあるべき姿についても触れられており、管理職は全員受講済みとなっている。また、新人研修でも行われており、今後随時全職員に実施され遵守すべき法令を組織としとて周知理解する取り組みを行っている。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・福祉サービスの質の向上=職員の質の向上と捉え、積極的に研修に参加できるように取り組んでいる。療育担当係長による現場での具体的な指導にも力を入れている。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・法人として経営の改善や、業務の実効性の向上のために、人事、労務、財務等を総合的に把握し、人材の採用や労務管理を行っており、事業計画で具体的な課題明示して取組を推進している。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・法人の事業計画において法人採用だけでなく、施設努力による採用について、実習生やボランティア受入時、見学会などによる「各施設の魅力発信」が示され人材確保の方針が示されている。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・法人としての2年目になる新しい人事考課制度が運用され、決められた評価規準に基づいての自己評価から考課者考課、最終考課の流れによる評価が年2回実施されている。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員の出勤、欠勤、休暇取得など就業状況は、届け出書や記録簿で把握出来ている。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・正職員は年度初めに法人で策定した目標チャレンジシートにより個々の具体的な目標を管理職との面談を通して設定し、その実現に向けて具体的に取り組み、達成した成果の確認と評価(自己評価→考課者→最終評価)を行い、次年度への取組みに繋げ、職員の育成を目指した仕組みで取り組んでいる。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・法人の職能等級定義(基準)書が作成され期待像やあるべき姿、能力の具体例、「求められる能力水準」が提示されている。「求められる能力水準」を基本にした具体的な研修を組むことは出来ていないが、事業計画に基づいた研修は実施されている。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・福祉サービスの質=職員の質と考え、そのためには職員に必要な研修の機会を作っていくことを事業計画に明示している。職員の自主研修への参加支援も行っており、今年度は非常勤職員も含めた職員へキャリアップのための図書購入の支援を行い専門知識等の向上に向けた取り組みを行っている。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-① 実習生等の福祉サービスに関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:b】 ・実践的な実習とそのための実習計画は作成されており、実習生個々に実習内容を決定し実行されているが、基本姿勢の明文化やマニュアルとして体系化していくことを今後の課題としている。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・運営の透明性を図るために法人としてホームページ、広報誌(福祉村だより)など各種方法を通じて情報公開に努めている。但し、青い鳥のホームページについては計画中である。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・事務、経理、取引等については、法人として規定(経理規定、賃金規定など)を設けており、そのルールに従って行われている。取引については合い見積もりを取って判断することが定められ、契約については基本法人が行うことになっており適正に運用が行われる仕組みになっている。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・法人は、「地域貢献」を一つの大きな取組み項目として、地域に向けた夏祭りの実施など交流や、市民会館を借りて地域住民が参加する「おらがむら文化祭」を開催して地域と利用者の交流に取り組んでいる。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・青い鳥としてボランティアの受け入れ、地域の学校教育への協力の体系化した基本姿勢の明文化やマニュアルの作成は行えていない。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 福祉施設・事業所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・就学先、相談機関、専門療育機関や施設などの情報収集を行い、協力、連携関係を築き、その情報を保護者に提供できるようにしている。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・法人である相模福祉村の理念「ふくし村を『わが街の文化』に。」に基づいて法人他施設は勿論、田名地区の社会福祉協議会との話し合いなどを通して地域での福祉ニーズの把握が行われている。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・青い鳥は、法人の他施設に比較して施設の規模が小さいため地域に向けての事業・活動は多くは行っていないが、地域の子育て支援の自主的事業として「子育てひろば」を開催している。年3回程度の開催を計画していたが、今年度はコロナ禍により中止している。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 利用者を尊重した福祉サービス提供について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・法人の理念が基本的人権の尊重そのものであり、年度当初の職員アンケート、その後のまとめにより職員に人権尊重の理解と実践を促すよう取り組んでいる。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 利用者のプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・青い鳥の職員倫理綱領とともに規程を定め、プライバシー保護を定めている。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して福祉サービス選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:b】 ・利用希望の保護者説明会を月1回実施しており、説明会用の資料をカラーで分かりやすいものを作成している。パンフレットのほか、保護者見学用の4枚つづりのパンフレットも用意している。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 福祉サービスの開始・変更にあたり利用者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:b】 ・児童発達支援センター青い鳥では、就学前の児童の通所施設と言うことで、契約時の説明は、時間を設定して保護者に確実に実施している。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 福祉施設・事業所の変更や家庭への移行等にあたり福祉サービスの継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・福祉サービスの変更などの際は、継続性に十分配慮して引き継ぐようにしている。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・青い鳥は、施設利用者が就学前児童が中心という事で満足調査は保護者を対象に自己評価を年1回実施している。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:b】 ・苦情解決責任者及び苦情受付担当者を配置し、苦情受付から解決までの体制を取っている。重要事項説明書に明記しており、地域Café(喫茶室)に掲示も行っている。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 利用者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、利用者等に周知している。 |
【第三者評価結果:b】 ・利用者の保護者が相談したり意見を述べることは基本的には職員となるが、契約時に青い鳥以外の相談機関への相談が可能なことを伝えている。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 利用者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員は日頃から利用者の保護者とのコミュニケーションを大切にし、相談をしやすい人間関係の醸成に努めている。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・危機管理マニュアルを作成し、事故、災害、感染症などの発生時の対応を明確にしている。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における利用者の安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・新型コロナウィルス感染症対応マニュアルの整備が職員から早期作成の要望があり、7月には第1次マニュアルが作成された。その後の変化に対応する第2次マニュアルも3年1月に改訂版を作成し、職員に周知・徹底を図っている。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における利用者の安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・法人の事業継続計画(BCP)をもとに各施設での事業継続計画の作成が指示され、法人の基本フォーマットをもとに青い鳥でも作成している。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 提供する福祉サービスについて標準的な実施方法が文書化され福祉サービスが提供されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・児童発達の支援マニュアルを作成し、年度当初に職員に提示され、周知徹底が図られたのちマニュアルに従った支援が実践されている。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・ガイドラインの変更や、通達など行政からの指示により、標準的な実施方法を随時改定して取り組んでおり、その後の支援の改善につなげている。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。 |
【第三者評価結果:b】 ・アセスメントは、該当クラス担当はもちろん、支援に関わるリハスタッフ(作業療法士、言語聴覚士、心理士)も含めた職員が、保護者からの聴取された要望を含めて合議をして一緒に行う流れが確立している。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・モニタリングは6か月に1回行っていおり、更に途中に計画通りに支援をされているかの確認をしている。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 利用者に関する福祉サービス実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・療育支援の実施状況の記録は、各クラスの記録である活動計画書や業務日誌に記入され、個別にファイリングされており、管理職を含む関係職員は常に確認できる。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 利用者に関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・利用者の記録は施錠できる書庫に保管され、適正に利用されるとともに外部への漏洩には職員が最大限留意するように全員で確認している。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 利用者の自己決定を尊重した個別支援と取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・青い鳥の利用者は就学前の児童が中心であり、自分の意思を明確に表出できる段階にはないため保護者の意向を聞き取るとともに出来る限り児童の希望などを尊重しながら支援を行っている。 |
【A2】A-1-(2)-① 利用者の権利侵害の防止等に関する取組が徹底されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・身体拘束の禁止、虐待の禁止、秘密保持に関しては契約書に明記し、入園時に保護者に説明し同意を得ている。 |
【A3】A-2-(1)-① 利用者の自律・自立生活のための支援を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・個別支援計画では、総合的な援助方針のもと生活面、あそび、コミュニケーションなどの項目別に目標を設定し、支援内容が記載されている。 |
【A4】A-2-(1)-② 利用者の心身の状況に応じたコミュニケーション手段の確保と必要な支援を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・日常の生活や遊びの中で、友達や大人とのコミュニケーションの取り方、関わり方が出来る様に場面をとらえて支援、声掛けをしている。 |
【A5】A-2-(1)-③ 利用者の意思を尊重する支援としての相談等を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・就学前の児童対象施設のため、児童からの相談はほとんどなく保護者を通じて意思を尊重する支援を行っている。 |
【A6】A-2-(1)-④ 個別支援計画にもとづく日中活動と利用支援等を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・児童の状況を踏まえた個別支援計画を作成し、課題の達成のために児童自ら選ぶ場や内容を設定している。 |
【A7】A-2-(1)-⑤ 利用者の障害の状況に応じた適切な支援を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員は、障害に関する専門知識の習得のため、施設として研修の実施を行うとともに、各個人が学習図書を購入し知識の習得と支援力の向上を目指している。嘱託契約のある外部大学の臨床心理士や市の臨床心理士を招いての園内研修など専門的知識や助言を受ける機会を設けている。 |
【A8】A-2-(2)-① 個別支援計画にもとづく日常的な生活支援を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・給食は外部委託であるが、委託業者とは月に1回給食会議を持ち、児童の嗜好を考慮し献立が立てられている。 |
【A9】A-2-(3)-① 利用者の快適性と安心・安全に配慮した生活環境が確保されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・青い鳥は、通所施設であり睡眠の場はないが、活動の場は安心・安全に過ごすことが出来るよう配慮されている。 |
【A10】A-2-(4)-① 利用者の心身の状況に応じた機能訓練・生活訓練を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・児童の状況に応じ個別支援計画を作成し、専門職の助言のもと運動機能や排せつ、摂食の生活動作の支援を行っている。プログラムは遊びが主体で組み込まれており、作業療法士も一緒に運動機能の向上のために室内遊具の設定に関わるようにしている。 |
【A11】A-2-(5)-① 利用者の健康状態の把握と体調変化時の迅速な対応等を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・健康状態の把握は、連絡帳による保護者からの連絡や登園・在園時の健康状態観察で行っている。体調変化がありそうな場合などはこまめに視診を行うなど、日頃より児童の健康状態の把握に努めている。 |
【A12】A-2-(5)-② 医療的な支援が適切な手順と安全管理体制のもとに提供されている。 |
【第三者評価結果:非該当】 ・青い鳥では医療ケア、服薬は行っていない。 |
【A13】A-2-(6)-① 利用者の希望と意向を尊重した社会参加や学習のための支援を行っている。 |
【第三者評価結果:c】 ・青い鳥は、就学前の児童が対象の施設であり、社会参加や学習支援は行っていない。 |
【A14】A-2-(7)-① 利用者の希望と意向を尊重した地域生活への移行や地域生活のための支援を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・卒園後の就学や放課後デイサービスの利用についての情報提供と相談を受けているほか、研修や講習会を行い、よりよい地域生活に移行できるよう保護者支援に努めている。 |
【A15】A-2-(8)-① 利用者の家族等との連携・交流と家族支援を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・保護者会や運動会、入・卒園式、クリスマス会などの行事を通じて家族との連携と交流、意見交換を図っている。 |
【A16】A-3-(1)-① 子どもの障害の状況や発達過程等に応じた発達支援を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・個別支援計画に従い、障害の状況や発達過程等に応じた発達支援を行っている。 |
【A17】A-4-(1)-① 利用者の働く力や可能性を尊重した就労支援を行っている。 |
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【第三者評価結果:評価外(障害児支援、就労支援以外の福祉施設・事業所)】 ・青い鳥では、就労支援を実施していない。 |
【A18】A-4-(1)-② 利用者に応じて適切な仕事内容等となるように取組と配慮を行っている。 |
【第三者評価結果:評価外(障害児支援、就労支援以外の福祉施設・事業所)】 ・青い鳥では、就労支援を実施していない。 |
【A19】A-4-(1)-③ 職場開拓と就職活動の支援、定着支援等の取組や工夫を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・青い鳥では、就労支援を実施していない。 |