南さいわい(ユニット型)
第三者評価機関名 | 株式会社ケアシステムズ |
---|
名称 | 特別養護老人ホーム南さいわい(ユニット型) | 評価対象サービス | 高齢者福祉サービス版 |
---|---|---|---|
対象分野 | 特別養護老人ホーム | 定員 | 42 名 |
所在地 | 212-0016 川崎市幸区南幸町3-149-3 |
||
TEL | 044-542-3695 | ホームページ | https://www.misasakai.or.jp/shisetsu/minamisaiwai.php |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2013年05月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 社会福祉法人 三篠会 | ||
職員数 |
常勤職員:16 名
非常勤職員:14 名
|
||
専門職員 |
医師:2 名
看護師:8 名
管理栄養士:1 名
調理員:8 名
|
||
施設・設備の概要 |
(居室数)42室:(設備等)個浴8か所、特殊浴槽2か所、 共同生活室8か所
|
法人理念:歩・実・心 施設方針:利用者本位(子どもたちやおとしよりのことを中心に物事を考える姿勢) 外部意識(保護者・家族地域・ボランティア等お越しくださった方へのおもてなしの心や関わる姿勢) お互いさま。(職員関係:お互いを尊重する) チャレンジ。(ベストサービスへの挑戦:一歩前に踏み出す気持ち) |
・ノーリフティングケアを施設全体で進めており、年間計画の基、1回/月実施している。 |
評価実施期間 | 2019/05/16(契約日) ~2020/03/31(評価結果確定日) |
---|---|
受審回数(前回の受審時期) | 0 回(年度) |
特に評価の高い点 | ①生活リハビリを積極的に取り入れ、心身の活性化に取り組んでいる ・日常生活の中での機能訓練に力を入れており、食事の自力摂取や日ごろの立ち上がり、車イス自操の機会が増やせるようにしている。ユニット内の短距離の歩行(トイレへの誘導など)や立ち上がりなどの生活リハビリを介護職員と一緒に行うようにしている。また、出来る限り、利用者の力を引き出せるよう、手引き歩行したり、車イス自操してもらいリハビリ以外でも日常の中で機能が維持できるよう努めている。 ②プライバシーや羞恥心への配慮については利用者からも高い満足が得られている ・入居者の居室に入室する際はノックをしてから本人に声がけをし、入室するように心がけている。また、入浴に関しては個浴で入れるようにシステムを変えた。入浴の時間の変更、食事時間の変更等、入居者に直接意見や希望を聞いて対応している。日々、職員は入居者に対する言動には注意を払い注意し合えるように努め、プライバシーや羞恥心への配慮を心がけている。利用者調査の、尊厳の尊重に関する各設問においても高い満足度が得られており、施設の取り組みが浸透しつつあることが確認できている。 ③快適で安全な環境整備に取り組んでいる ・各ユニット内はゆったりとした生活スペースが確保され、採光も十分取り入れられ快適な空間が整備されている。車イスの利用者にも自操できる場所が確保されており、快適性と安全性に考慮した環境が整備されている。サービス担当者会議において検討を行い、コミュニケーションが図りにくい利用者にも適切に対処できるように取り組んでいる。また、離床を促がし共有スペースで生活してもらうことにも取り組んでいるが、居室で自分の時間を過ごしたり、ベッドで好きな時間に横になったりすることもできるようにしている。 |
---|---|
改善を求められる点 | ①日常生活を楽しんでもらう機会を充実させることが望まれる ・施設全体として行われる歳時記にちなんだ催し物など、利用者が楽しめる行事やイベントなどが施設全体や各ユニットごとに年間を通じて計画されている。ボランティアの協力を得て、音楽などの演奏会を定期的に開催している。ユニットごとの体操などのプログラムも適宜取り入れ、心身の活性化に取り組んでいる。ただし、家族アンケートの自由意見欄には、日常生活の中で楽しめる機会を充実して欲しいとする声が複数聞かれている。 ②ケアマネジメントの質の向上を目指されたい ・利用者の心身状況や生活状況は、多職種がPC介護支援ソフトの「介護明細」に記録することにより情報を共有している。ケアマネジャー、管理栄養士、看護師、介護職員が参加するサービス担当者会議を定期的に開催しており、課題を抽出しケアプランに明示する流れとしている。ケアプランは短期目標終了時期の半年に1回、見直しの時期としている。適切なケアマネジメントの仕組みや流れになっているが、利用者本人や家族が出席するサービス担当者会議の開催や、モニタリングの根拠となるような日々の記述をすることが望まれる。 ③事業報告書と計画書で計画と達成状況が判るような記載が望まれる ・事業計画書に記載されている個別事業では具体的な数値目標が記載されていないものもあり、事業報告書の総括も曖昧になることが想定される。数値目標として掲げ達成状況が判るような記載が望まれる。また、利用者アンケート等で把握した意向や要望についても、結果や具体的な施策を事業計画書上で明示し、連続性を明確にすることも望まれる。さらに、事業計画上の取り組みが以前からの継続的なものか新たに取り組んだ物かを明示することも必要とされる。事業報告書と計画書の記載事項を整理し、計画と達成状況を関連付けることが望まれる。 |
・今回の第三者評価を通じて施設が目指していることは、着実に具現化されつつあることが確認できております。家族アンケートの結果につきましては高い満足度をいただいており、安定したサービスを提供できていると思われます。ご利用者やご家族の意向や要望を反映したケアプランのもとに利用者一人ひとりの個別支援に特に力を入れております。また、「さらなる改善が望まれる点」につきましては、施設一丸となっての取り組みに努めます。地域や関係機関との連携を図りながらサービスの向上に努めます。 |
詳細評価PDF |
---|
評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・法人理念として「歩・実・心」(あゆみのこころ)を掲げており、単年度事業計画の運営方針に骨子を落とし込んだり、個人目標を作成する際の指針としている。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・事業経営については、毎月2回開催している定例会議において、現状の報告と課題の共有、具体的解決案の検討を行っている。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・経営層は理事長や関東ブロックエリア長と定期的に運営会議を行っており、会議の中で収集した業界動向などの各種の情報を収集して、施設として取り組むべき経営課題を明確にしている。これら課題を解決するための具体的な取り組みを単年度事業計画の中に盛り込み、目標達成を目指して日々業務を遂行する仕組みが整っている。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
---|
【第三者評価結果:b】 ・法人として中長期的なビジョンを掲げており、達成するために利用者への支援の在り方や支援体制を運営方針・支援方針として具体的な項目(個別支援計画、自立・自主性の助長など)をケアプランとして策定している。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・法人として中長期事業計画を策定しており、「基本方針」「重点事項」などを明示している。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業の進捗状況については月単位で収支や業務遂行状況を把握し、運営概要としてまとめ毎月本部に報告している。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、利用者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:c】 ・現在、利用者や家族に対して、直接担当者などから事業計画の説明などは行われておらず今後の課題としている。ただし、事業計画書や報告書は施設の事務所に常置しており、いつでも閲覧できるようにしている。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・施設運営全般を検証するリーダー会議に加え、各種の専門委員会(褥瘡予防・栄養管理、サービス向上、ノーリフティング推進、衛生、業務改善、リスクマネジメント・身体拘束廃止)を定期的に開催し、それぞれのテーマに沿って検証や改善に取り組んでいる。各種委員会を通じて、福祉サービスの質の向上について組織的に検討する仕組みができている。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 ・業務推進のフレームとしては、リーダー会議において課題を明確にし、各委員会において個別案件に取り組む際の方向性を示唆することにしている。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・リーダー会議で管理者の役割と責任、法人及び施設の方針等を表明し、周知している。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人本部が主管する入職時研修では、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などの基本を説明し周知に努めている。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・サービスの質の向上のために様々な面からケアプランを考察しており、関係機関との情報交換や家族との関わりを深めるようにしている。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・利用状況を踏まえた予算を立て、改善の必要な部署にはニーズに合ったサービス提供が行えるように業務の見直しに取り組んでいる。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・職員の募集採用は法人本部で一括して行っており、新入職員研修後、施設が必要とする人材を踏まえ、適材適所の人員配置に努めている。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人としてキャリアパス制度を設けており、職員一人ひとりの個別人材育成計画を策定し、職員の適性を考慮して配置に取り組んでいる。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人で統一された人事考課制度の導入をしている。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人として職域、職制、職歴などをもとに職員一人ひとりを対象に育成計画を策定しており、入職時をはじめ都度説明する機会を設けて理解を深めてもらえるようにしている。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人として新任研修、フォローアップ研修、リーダー研修などを計画しており、施設として新入職員や転籍者を対象に入社時研修や年間を通じて全体研修を実施している。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員一人ひとりを対象にした研修計画については、キャリアパスをもとに勤務年数、経験、資格などを踏まえて策定しており、勤務シフトや出勤日などを調整して、円滑な受講を支援している。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の福祉サービスに関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:b】 ・実習生の受け入れには積極的に取り組んでおり、実習前に実習担当者がオリエンテーションを実施し、福祉サービスに関わる基本的な知識・技術、業界の動向等について説明している。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
---|
【第三者評価結果:b】 ・パンフレットは、大きめの文字や行事などの写真が掲載されており、分かりやすくまとめられている。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・各種の広報媒体を設けて地域社会への情報提供に取り組み、特に利用者の受け入れについては関係機関への情報提供を充実させている。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
---|
【第三者評価結果:b】 ・地域交流スペースを活用し、多様な団体へ無料貸し出しを行っており、さらに、市(区)報をはじめ施設を訪れるボランティアなどから地域情報を収集し、利用者に還元することを心がけている。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・ボランティアの受け入れ体制を整えており、サービス向上委員会内でボランティアについての情報共有・受け入れ体制を整備している。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 福祉施設・事業所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・地域のネットワーク作りやニーズ把握に努め、病院等の関係機関とも密に連絡を取り連携を図っている。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・厚労省や東京都ホームページ、シルバー新報など、国の動向や介護保険制度改正の動向はできるだけ入手するよう努めている。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・地域活動には積極的に参加することを心がけており、地域の協力を得て、土日のみ開催されているホーム喫茶についても利用者から毎日の運営を期待されている。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 利用者を尊重した福祉サービス提供について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・倫理規定は入職時研修の際に説明され、加えて職員全員に配布している。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 利用者のプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・個人情報保護の取り組みとして、入居者の写真等の施設内掲示や外部に配布される広報紙の掲載についても入居の際に本人や家族に許可を得ている。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して福祉サービス選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・施設の情報は、パンフレット・広報紙・ホームページなどを用いて利用希望者に提供されている。各種媒体は1階事務室前に常置されており、施設を訪れる様々な来所者に対して配布することにしている。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 福祉サービスの開始・変更にあたり利用者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入居が決定した際に行う事前面談は、相談員が利用者の居住先へ必ず訪問することにしている。家族をはじめ、病院や老人保健施設へ入居している場合には施設関係者の同席も促している。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 福祉施設・事業所の変更や家庭への移行等にあたり福祉サービスの継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・現在、利用者の平均年齢85.7歳、平均介護度4.0が報告されており、高齢化や重度化の傾向は否めない。昨年度は退居者20名が報告されている。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人として食事に関して嗜好調査を行っており、食事の改善に努めている。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・苦情解決の制度を明示し、責任者や受付担当者を契約書に明記し入居時に説明をしている。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 利用者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、利用者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・利用者や家族などに対しては、重要事項説明書に苦情解決責任者・受付窓口・第三者委員・川崎市福祉事業所など苦情解決支援事業事務局などの連絡先を明記したり、施設内に掲示して周知に努めている。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 利用者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・苦情解決の制度を明示し、責任者や受け付け担当者を契約書に明記し入居時に説明をしている。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・事故防止対策委員会の指針に基づき、定期的な委員会の開催及び研修体制がある。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における利用者の安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染症・食中毒予防対策委員会の指針に基づき、定期的な委員会の開催及び研修体制、感染マニュアルの更新を適時行っている。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における利用者の安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・緊急時には迅速に職員に連絡が行きわたるように連絡網を都度更新したり、災害対策として食料品などを含めて備蓄を3日分用意している。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 提供する福祉サービスについて標準的な実施方法が文書化され福祉サービスが提供されている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・法人業務の手引きや各種のマニュアルに加え、利用者の状態、施設独自の環境などを踏まえて個別支援を提供するための「業務の手引き」を設けて業務の標準化に取り組んでいる。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・業務に関する各種のマニュアルを設けており、入職時の説明をはじめ職員室に保管しいつでも確認できるようにしている。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。 |
【第三者評価結果:a】 ・日々の生活の様子をもとに6か月ごとに居室担当者によるモニタリングを実施しており、必要に応じてアセスメントやケアプランを見直すことにしている。その際には多職種が出席するケアカンファレンスを開催して、モニタリングはケアプランの評価や進捗状況を確認するデータとされている。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入居前のアセスメントで利用者の病歴や身体状況の把握をはじめ、生活歴や趣味、嗜好等の聞き取りをした上で意向を尊重する支援を行っている。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 利用者に関する福祉サービス実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職階によりパスワードなどでアクセス権限を設定し、パソコンサーバー上の情報管理を行っている。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 利用者に関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・パソコンの介護支援ソフトを活用して情報の管理・共有を行っており、パスワードなどを使用して限定的な情報の使用にも留意し、機密性にも留意した情報管理に努めている。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 利用者一人ひとりに応じた一日の過ごし方ができるよう工夫している。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・自宅に近い環境で過ごしてもらうことを大切にしており、生活環境に関する要望にはできる限り対応することに努めている。嗜好品などについても身体状態に応じて対応したり、個々の希望に関しては可能は範囲でケアプランに反映するなど、職員が共有して実施できるようにしている。 |
【A2】A-1-(1)-① 利用者の心身の状況に合わせて自立した生活が営めるよう支援している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入居前から行っていた趣味活動などについても支障がない範囲で対応している。個別での対応も行っており、家族との外出など目的に合わせた支援を行っている。 |
【A3】A-1-(1)-① 利用者の心身の状況に応じた生活支援(生活相談等)を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・利用者の心身状況や生活状況はケース記録や各種のチェック表によって詳しく把握する仕組みが整っている。 |
【A4】A-1-(1)-② 利用者一人ひとりに応じたコミュニケーションを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・聴覚障害者で手話を使用してコミュニケーションをとる利用者には、手話のできる職員を担当者にする等の配慮をしている。 |
【A5】A-1-(2)-① 利用者の権利侵害の防止等に関する取組が徹底されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入職時には就業規則や服務規程の説明を行い遵守を徹底している。 |
【A6】A-2-(1)-① 福祉施設・事業所の環境について、利用者の快適性に配慮している。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・帰宅願望が見受けられた際には、コミュニケーションを図りながら散歩に行くなど気分転換に努め、落ち着いた生活が出来るように支援している。その時の気分に応じて、声かけの頻度を増やしたり、傾聴することで安心できる環境作りに力を入れている。 |
【A7】A-3-(1)-① 入浴支援を利用者の心身の状況に合わせて行っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・個浴・リフト浴・寝浴などの各種の浴槽を用意しており、ケース記録や日々の様子観察をもとに入居者の状態に合わせて入浴を提供している。 |
【A8】A-3-(1)-② 排せつの支援を利用者の心身の状況に合わせて行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・平均介護度が3.8であり、常時排泄介助を必要とする利用者は91%になっているが、ポータブルトイレの設置や手すりの設置など、環境面を整えることで排泄の自立に向けて取り組んでいる。 |
【A9】A-3-(1)-③ 移動支援を利用者の心身の状況に合わせて行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・利用者の状況に合わせて福祉用具(車イス、クッション等)を活用し、無理なく移動できるように支援している。 |
【A10】A-3-(2)-① 食事をおいしく食べられるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入居時には事前の面談情報や医療情報をもとに、自宅での食事時間やペースなどを、できる限り継続して円滑に施設生活に馴染めるように心がけている。 |
【A11】A-3-(2)-② 食事の提供、支援を利用者の心身の状況に合わせて行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・配膳後2時間以内であれば、利用者一人ひとりの生活リズムに合わせいつでも喫食できるようにしている。さらに、利用者の状態を考慮しながら配膳時間前での提供も状態に合わせて行っている。 |
【A12】A-3-(2)-③ 利用者の状況に応じた口腔ケアを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・毎食後、口腔ケアを実施している。 |
【A13】A-3-(3)-① 褥瘡の発生予防・ケアを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・利用者ごとの排泄状況を把握し、褥瘡予防になるように随時適切な支援が提供できるようにしている。 |
【A14】A-3-(4)-① 介護職員等による喀痰吸引・経管栄養を実施するための体制を確立し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・現在、喀痰吸引・経管栄養を実施するための体制はなく、看護職員のみ対応可能となっている。また、事業所登録もできておらず、今後の検討課題である。 |
【A15】A-3-(5)-① 利用者の心身の状況に合わせ機能訓練や介護予防活動を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入浴、排泄、食事などの日常生活における「生活リハビリ」や、各種のレクリエーション活動を通じて機能訓練の要素を取り入れた支援を充実させることに取り組んでいる。実施内容としては、利用者が有する能力の向上に主眼をおき、利用者本人が生活を楽しめる機能の回復に努めている。利用者ごとの目的を明確にし、ADL向上を目指して対応している。 |
【A16】A-3-(6)-① 認知症の状態に配慮したケアを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・ケアプランは個別ファイルに収められ、各ユニットにおいて職員がいつでも閲覧できる状態になっている。 |
【A17】A-3-(7)-① 利用者の体調変化時に、迅速に対応するための手順を確立し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・緊急時の連絡先として複数の家族の氏名や電話番号などが記載されており、緊急時の対応方法を職員間で共有している。 |
【A18】A-3-(8)-① 利用者が終末期を迎えた場合の対応の手順を確立し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・昨年度の退居者20名については、逝去18名、医療機関への入院1名、他の福祉施設への転居1名になっている。 |
【A19】A-4-(1)-① 利用者の家族等との連携と支援を適切に行っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・入居時の説明において、要望・苦情の窓口説明と、随時受け付ける旨の説明を行っている。 |
【A20】A-5-(1)-① 安定的で継続的なサービス提供体制を整え、取組を行っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・モニタリングやアセスメントの見直しに加え、ケアプランの原案を居室担当者が作成することにしており、各種のサービス提供の実態に沿ったケアプランが作成できるようにしている。 |