社会福祉法人 神奈川県社会福祉協議会

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明日葉保育園東戸塚園

2026年03月09日公開
評価結果報告書 第三者評価詳細
① 第三者評価機関名
第三者評価機関名 株式会社プレパレーション

② 施設・事業所情報
名称 明日葉保育園東戸塚園 評価対象サービス 2024~ 保育所版
対象分野 認可保育所 定員 70 名
所在地 244-0801
横浜市戸塚区品濃町147-1
TEL 045-825-5414 ホームページ https://www.ashita-ba.jp/
【施設・事業所の概要】
開設年月日 2013年04月01日
経営法人・設置主体(法人名等) 株式会社あしたばマインド
職員数
常勤職員:13 名
非常勤職員:10 名
専門職員
保育士:10 名
看護師:1 名
栄養士:1 名
施設・設備の概要
保育室:6
調理室:1
事務室:1
調乳室:1
更衣室:1
子どもトイレ:2
大人トイレ:2
園庭:有

③ 理念・基本方針
【保育理念】 「子どもの明日を育み、今日を支える」
 明日葉の花言葉は「旺盛な活動力」。
 私たちは、子どもが毎日を豊かにすごせる保育を通じて、明日をたくましく生きる力を育みたいと考えます。
そして、子どものすこやかな成長を願うご家庭や地域社会とのコミュニケーションを大切にして、よりよい今日をサポートします。

【保育方針】
子どもが、今日を最もよく生き、望ましい「明日」を創りだす力の基礎を培う

【保育目標】
◇自分も人も尊重できる子ども
◇自分で考えてただしいことを選び取れる子ども
◇心も体も健やかな子ども
◇思いを適切に表現できる子ども

④ 施設・事業所の特徴的な取組
食育(PAKUTTO)・体操(DEKITA)・リトミック(flower)・異文化交流(あした ばドア)・英語(Friends)のプログラムを柱に子どもたちが主体的に選択できるよ うな保育をしています。

⑤ 第三者評価の受審状況
評価実施期間 2025/05/13(契約日) ~2026/02/27(評価結果確定日)
受審回数(前回の受審時期) 2 回(2020年度)

⑥総評
特長や今後期待される点 〇全職員でヒヤリハットを共有し、安全な保育環境づくりに取り組んでいます
園では、日々の保育の中で起こりうる「ヒヤリハット」の事例を職員一人ひとりが意識的に拾い上げ、積極的に共有しています。小さな気づきを見逃さずに振り返ることで、事故を未然に防ぎ、より安全で安心できる保育環境づくりにつなげています。また、事例を共有するだけでなく、その背景や原因を職員間で話し合い、具体的な解決策を相談し合える体制を整えており、職員同士が協力しながら質の高い保育を実現しています。

〇国際交流から食育活動につながる「あしたばドア」に取り組んでいます
園では、こどもがさまざまな文化に触れられるよう、法人独自の取り組みである「あしたばドア」を通して、海外の保育園児とのオンライン交流をおこなっています。2025年度はケニアのこどもたちと交流し、挨拶を交わしたり、遊びを紹介し合ったりするなかで、言葉や文化の違いを実感できる体験につなげています。交流の中で紹介されたケニアの食べ物「ウガリ」にこどもたちが関心を持ったことをきっかけに、栄養士と連携し、実際に作って味わう食育活動へと発展させています。園では、こうした体験を通して学びが広がる環境を整え、日々の保育の中でこどもの感性や探究心を育んでいます。

〇こども一人ひとりを尊重した主体的な保育への転換に取り組んでいます
園では、主体的な保育が「自由な保育」とならないよう、保育者は日々の関わりの中で、こどもの興味や関心を見逃さずに援助しています。保育室は、こどもが自ら遊びを選べるよう環境を整え、必要な関わりや声かけをおこないながら、遊びの広がり援助しています。また、会議や日々の振り返りを通して保育観の共有を図り、職員全員で主体的な保育への理解を深めながら、こどもの思いを大切にした主体性を育む保育を実践しています。

〇共通理解を深める情報共有から広がる、安定した保育の継続に期待します
園では、職員同士の情報共有を大切にしています。特に、オンラインを活用した話し合いにより、議事録だけでは伝わりにくいその場の雰囲気や話し合いの流れも含めて、職員全員で共有することができています。常勤職員だけでなく非常勤スタッフも参加し、保育に関わる大切な情報をリアルタイムで確認することで、考え方や対応のずれが生じにくい体制が整っています。今後もこの体制を継続していくことで、職員間の連携がさらに深まり、安定した保育の提供や保育の質の向上に期待します。

⑦ 第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
 明日葉保育園東戸塚園は、今年で13年目となり、令和2年度に第三者評価を受審いたしました。職員の体制も変わる中で今回の受審は、改めて自園の保育の見直しや課題を考え、より良い保育運営に繋げていく機会となりました。「主体的な保育」を基盤とする中で、一人ひとりに寄り添う保育を心掛け、最善の利益を考慮しながら、より質の高い保育を職員一丸となって目指して参ります。ご意見やご要望は真摯に受け止め、改善できることは改善に努めていきます。
 最後になりますが、今回の第三者評価の受審にあたり、私たちが取り組んでいる全てのことを、一つひとつ丁寧に読み取り、ご対応いただく中で、改めて気付いたことが多くあり、ご尽力いただきました評価機関の皆様へ感謝いたしますと共に、お忙しい中アンケートにご協力いただきました保護者の皆様へ、心より御礼申し上げます。

詳細評価PDF

評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織

Ⅰ-1 理念・基本方針
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。

【第三者評価結果:a】

法人の保育理念や保育目標は明文化しており、パンフレットや園のホームページで保護者に周知しています。保護者には重要事項説明書での説明に加え、保護者会や園だよりを通して理解を深めています。また、園目標は職員全員で話し合い、「主体的な保育にむけて」一丸となって取り組んでいます。年度初めの全体会では園長が主体的な保育について説明し、保護者にわかりやすく伝えています。

Ⅰ-2 経営状況の把握
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。

【第三者評価結果:a】

法人は経営状況を把握・分析し、毎月開催する法人主催の園長会において内容を共有しています。園長は横浜市および戸塚区の園長会や役員会に参加し、行政や関係機関からの情報を得ています。これらを通じて、地域のこどもの人数や福祉ニーズの動向を継続的に収集し、園運営に活用しています。

【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。

【第三者評価結果:a】

地域のこどもの人数は減少傾向にありますが、戸塚区では待機児童が多く、0歳児の入園希望も高い状況です。そのため、園では状況に応じて随時受け入れをおこない、地域に寄り添った運営を進めています。経営状況や改善すべき課題については、職員会議や昼礼、オンラインを通じて全職員に周知する体制を整えています。あわせて、主体的保育の実践や保育内容の充実を図り、保護者がこどもを入園させたいと感じる園づくりに努めています。

Ⅰ-3 事業計画の策定
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。

【第三者評価結果:a】

園の中長期事業計画では「地域との関わり」「保育理念に基づく保育」「保育士の資質向上」「地域の子育て支援活動」の4つの大項目で策定しています。それぞれの項目には具体的な取り組み内容を明示し、計画の方向性や重点事項を職員全員に周知しています。また、中長期事業計画は年度末に定期的な見直しをおこない、計画の内容を園の状況に合わせて調整する取り組みを進めています。

【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。

【第三者評価結果:a】

単年度計画は中長期計画を踏まえて、具体的な取り組みを示しています。「保育理念に基づく保育」では、職員がクラス会議、乳幼児会議、リーダー会議に加えて法人内の主任会議などを通じて、理念に沿った一貫性のある保育の実践を確認しています。園では、主体的な保育を目指し、こどもの気持ちに寄り添いながら保育を進めています。職員は計画に沿って日々の保育を振り返り、こどもの成長や発達を支える保育の充実に努めています。

【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。

【第三者評価結果:a】

事業計画は、職員会議などでこどもの様子やクラスの状況を共有したうえで振り返り、見直しをおこなっています。職員は事業計画をタブレット端末で随時確認できるため、必要な情報を把握し、日々の保育に反映できる体制を整えています。「保育の実践」では、保育士、看護師、栄養士が連携し、保健指導や食育を通して、こどもが健康や身体の仕組みに関心を持てるよう実践的な保育に取り組んでいます。

【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。

【第三者評価結果:a】

園では、4月に保護者を対象とした全体会を実施しています。全体会は各クラスごとの懇談会の前に保護者が集まる時間帯に設定し、3部に分けておこなっています。各回とも園長が登壇し、保育理念や年間事業計画、主体的な保育について、保護者に直接説明しています。具体的な計画や保育の内容は各クラスの懇談会で説明し、質問や問い合わせには一人ひとり丁寧に対応しています。保護者が参加する行事の日程は早めに知らせ、日々の活動内容は保育施設向けICTシステムで配信し、理解を促しています。

Ⅰ-4 福祉サービスの質の向上への組織的・計画的な取組
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。

【第三者評価結果:a】

園では、保育の質の向上に向けて、職員の自己評価や第三者評価の受審など、組織的な取り組みをおこなっています。職員は自己評価を通して自身の保育を振り返り、その結果をもとに園長と面談をおこなっています。必要に応じて法人マネージャーと面談をおこなうこともでき、課題や改善点を明確にして日々の保育に反映する仕組みを整えています。さらに職員会議ではオンラインを活用し、その場にいない職員も参加できる体制があり、情報共有とともに職員全員で一貫した保育の実践に取り組んでいます。

【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。

【第三者評価結果:a】

職員は年度始めに各自で目標を設定し、自己評価により達成状況を確認しています。園長とは自己評価の結果をもとに定期的に面談をおこない、課題を共有しています。面談時に、園長は職員に必要な研修の受講を勧めるなど、職員の経験やキャリアに合わせて助言や指導もおこなっています。年度末には職員から改善点や課題を聞き取り、職員会議などで話し合いをおこないながら、次年度の運営に反映しています。

評価対象Ⅱ 組織の運営管理

Ⅱ-1 管理者の責任とリーダーシップ
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。

【第三者評価結果:a】

園長は運営規程および職務分掌にもとづき、責任と権限を明確にしています。職務分掌では、職員一人ひとりの責任と権限を明文化し、年度初めに園内での担当役割を任命しています。園長が不在となる日は主任に権限を委託し、事前に引継ぎや申し送りをおこなって業務が円滑に進むような体制を整えています。保護者に対しては、重要事項説明書を通して職員体制を説明するとともに、緊急時や非常災害時における防火管理責任者を明示し、内容の周知をしています。

【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

園長は戸塚区園長会や法人の園長会に参加し、遵守すべき法令などの情報を収集しています。収集した内容を把握し、理解した上で園の運営に反映しています。職員は事故防止チェックリストを用いて毎日の保育を振り返り、園長はその内容を確認しています。園では園長会議の報告や議事録を共有し、法令や基準に対する理解を深めながら保育に取り組んでいます。

【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。

【第三者評価結果:a】

園長は保育書類を確認するとともに園内を巡回し、こどもや職員の様子を把握しています。日頃から保育に参加し、気になる点については積極的に声をかけ、対話を重ねています。また、保育の方向性を明確に示し、職員と共有しています。法人とは日々の報告や連絡をおこない、定期的な巡回を通して連携を図っています。法人では、マニュアルに沿った研修や、保育を進めるうえでの課題改善に向けた研修を実施しています。

【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。

【第三者評価結果:a】

園の人事・労務・財務に関しては法人が主導して管理しています。園長は毎月の実績表で状況を把握し、法人と連携しながら経営の改善や業務の実効性向上に努めています。職員会議では法人の「行動指針7つの原則」を読み合わせ、園長は「チームワーク」についての意識づけを図り、職員が働きやすい環境づくりに取り組んでいます。また、各クラスの課題を把握し、職員と協議のうえ改善策を検討・実施しています。

Ⅱ-2 福祉人材の確保・育成
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。

【第三者評価結果:a】

職員採用は法人が主導して進めており、求人案内のパンフレットや公式ホームページなど、さまざまな媒体を活用した求人活動をおこなっています。また、職員が卒業校を訪問し、保育士としての働きがいや業務内容について話をすることで、学生が将来のイメージを持てるよう努めています。採用後は入社前オリエンテーションや段階に応じた研修体制を整え、人材育成と定着に向けた計画的な取り組みを進めています。

【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。

【第三者評価結果:a】

園では、評価シートを用いて、職員に求められる行動や姿勢を具体的に示し、日々の業務の指標としています。職員は定期的に自己評価を実施し、その内容を法人および園長が丁寧に確認しています。確認した内容をもとに、年3回個人面談をおこない、業務の振り返りや目標の共有を図っています。また、職員が意見を言いやすい環境づくりに努め、出た意見は園の運営や改善に積極的に反映しています。

【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。

【第三者評価結果:a】

園では、職員の就労状況について法人と連携を図りながら、勤務管理表や有給休暇管理表を用いて把握しています。園長は日々の人材配置や業務状況を確認し、休みを取得しやすい日には職員へ声かけをおこない、有給休暇の計画的な取得を促しています。また、法人では職員が直接相談できるホットライン窓口を設け、必要に応じて法人との面談をおこなっています。園と法人が協力し、職員が安心して働ける職場環境づくりに取り組んでいます。

【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

法人では「ソシオークグループクレド」を明確に定め、職員に求められる行動や姿勢を具体的に示しています。職員は年度初めに個々の目標を設定し、その目標に沿って日々の保育に取り組んでいます。園長とは、目標設定時、中間時期、年度末の節目ごとに面談を実施し、取り組み状況や成果、課題について丁寧に共有しています。面談では、職員一人ひとりの状況に応じた助言や指導をおこない、資質向上や成長につながるよう継続的な育成に努めています。

【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。

【第三者評価結果:a】

法人では、保育士としての専門性向上を目的に、共通研修、階層別研修、年齢別研修などの研修体系を整え、キャリアアップ研修も含めた年間計画を立てています。園では、その体系を踏まえて毎年研修計画を作成し、勤務シフトの調整をおこない、職員全員が参加できるよう配慮しています。また、幼児分野のリーダー研修などは対象職員へ声かけをおこない、経験年数や役割を考慮しながら、法人と連携して学びを支えています。

【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。

【第三者評価結果:a】

職員の経験や資格、研修受講歴については、園と法人が連携しながら把握と管理をおこなっています。その内容を踏まえ、一人ひとりに応じた教育や研修の機会を計画し、継続的な学びにつなげています。キャリアアップ研修は、職員の処遇改善や保育の質の向上に結びつくことから、積極的に受講を促しています。研修後は報告書を作成し、資料を回覧する場を設けるなど、研修内容を園内で共有しています。

【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。

【第三者評価結果:a】

園では、実習生の受け入れマニュアルを整備し、養成校と連携を図りながら計画的に学生を受け入れています。実習開始前には実習内容や一日の流れを丁寧に説明し、安心して実習に臨めるよう配慮しています。実習期間中は毎日振り返りの時間を設け、実習生からの質問や不安、悩みに対して職員が丁寧に応答しています。また、実習の進み具合や理解度を確認しながら助言をおこない、学びが深まるよう支援しています。

Ⅱ-3 運営の透明性の確保
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。

【第三者評価結果:a】

入園のしおりや園のホームページにて、事業目的、保育理念、保育目標を分かりやすく掲載しています。保護者には重要事項説明書を用いて、意見や苦情の申し出窓口、第三者委員の設置内容を具体的に示しています。また、運営委員会の報告書も周知し、園の運営状況や取り組みについて継続的な情報提供を進めています。さらに、保育内容や安全管理、年間計画についても資料を通して説明し、保護者との相互理解の深化に努めています。

【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。

【第三者評価結果:a】

法人は定期的に園を巡回し、事務や経理に関する書類の内容を確認しています。園長は日頃から法人と連携を図り、園の安定した運営に努めています。経営や運営の状況については透明性を重視し、適切な管理を進めています。行政監査において指摘事項が生じた場合は、法人と職員の間で情報共有を図り、改善策について協議を重ねています。その上で、必要な対応を整理し、速やかに報告書を作成し提出しています。

Ⅱ-4 地域との交流、地域貢献
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

園では、地域とのつながりを大切にし、さまざまな交流活動に取り組んでいます。勤労感謝の日には交番を訪問し、日頃の感謝の気持ちを込めた手紙を直接手渡しています。また、近隣の小学校から授業で育てた花を受け取り、各クラスで育てる活動につなげています。園の入口に設置した掲示板では園庭開放の案内を掲載し、地域の子育て家庭へ向けた情報発信をおこなっています。さらに、園内には戸塚区の子育て支援施設や病児・病後児保育に関する資料を常置し、地域の子育て支援情報を分かりやすく提供しています。

【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。

【第三者評価結果:a】

園では、ボランティア受け入れマニュアルを整備し、地域の協力を得ながら積極的な受け入れを進めています。近隣の小学校とは、授業参観などの定期的な訪問や授業の一環としての来園受け入れを通して継続的な交流をおこなっています。卒園児を含む小学5年生のこどもたちが園を訪れ、劇「ピーターパン」を披露する機会を設けるなど、学校教育への協力と温かな交流を大切にしています。

【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。

【第三者評価結果:a】

園では、地域の関係機関や団体の連絡先を一覧にして掲示し、連携に努めています。消防署には防災訓練の実施後に内容を報告し、心肺蘇生法について訓練指導を受けています。警察署とは不審者対応に関する助言や指導を受け、園内の安全対策に活かしています。また、発達療育センターとは定期訪問の機会を設け、こどもの育ちに関する相談や具体的な助言を得ながら、保育の充実を図っています。

【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。

【第三者評価結果:a】

園長は戸塚区の園長会や幼保小連携会議に参加し、地域の情報を収集するとともに、具体的な福祉ニーズや課題を把握しています。近隣の園との情報交換や交流を通して、相互に学び合う機会を持っています。園では、園見学や園庭開放の際に育児相談を受け、保護者の子育てを支援しています。また、地域の子育て家庭との関わりを大切にし、必要な情報提供や助言をおこないながら、こどもたちの健やかな育ちを支える取り組みを進めています。

【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。

【第三者評価結果:a】

園内にはAEDを設置し、緊急時の対応体制を整えています。また、地域の安全活動として「子ども110番」に参加し、こどもたちが安心して生活できる環境づくりに取り組んでいます。公益的な取り組みとしては、廃油からバイオディーゼル燃料をつくり、二酸化炭素排出の低減に役立てるエコ資源活動を進めています。家庭で使用したてんぷら油を回収し、提携企業へ提供する回収ステーションとして、地域に貢献しています。

評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
Ⅲ-1 利用者本位の福祉サービス
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

園では、こどもを尊重した保育を実践するため、職員間で具体的な行動指針を話し合っています。こどもへの声かけについても定期的に見直し、日々の保育に活かしています。保護者には重要事項説明書を通して、登降園時のこどもへの対応についても丁寧に伝えており、こども一人ひとりの心に寄り添った保育を心がけています。

【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。

【第三者評価結果:a】

園ではプライバシー保護マニュアルを整備し、職員研修をおこないながら、日々の保育を振り返りつつ、こどものプライバシーに配慮した保育に努めています。保護者には重要事項説明書を用いて、具体的な場面での配慮内容について丁寧に説明しています。職員はおむつ交換時に人目につかない工夫をするなど、日常の保育でも配慮を徹底しています。保健指導では看護師が4・5歳のこどもに対して、プライベートゾーンについて分かりやすく伝え、安全や自己防衛の意識を育てています。

【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。

【第三者評価結果:a】

園のパンフレットでは、保育理念や保育内容、園内の施設環境などについて情報発信をおこなっています。園のホームページでは、園内の様子や園長から保育理念に沿った取り組みを紹介する動画を公開し、入園を検討している保護者に向けた情報提供をおこなっています。園の見学時には、保護者からの質問に丁寧に対応し、理解を深めてもらえるよう配慮しています。

【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。

【第三者評価結果:a】

入園説明会では、入園のしおりや重要事項の説明をおこない、園で使用する持ち物については写真や現物を見てもらいながら、入園準備がスムーズに進められるよう工夫しています。保護者には、重要事項や個人情報の取り扱いについて説明した上で、同意書を交わし、内容の確認と理解を得ています。

【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。

【第三者評価結果:a】

重要事項説明書では、利用の終了に関する内容を明記し、保護者に周知しています。園では、卒園や転園の際に、こどもの育ちや発達の状況を共有するための書類を作成し、次の担任や施設へ適切に引き継ぐよう努めています。また、保護者との面談や連絡を通して、こども一人ひとりの成長や状況を正確に伝え、円滑な園の運営とこどもの安心した環境づくりに配慮しています。

【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

園では、こどもの興味や関心を受け止め、こどもの気持ちを大切にした保育に努めています。保護者には、行事後や年度末にアンケート調査を実施し、その結果をもとに職員会議で改善策を話し合って次年度の計画に反映しています。今後も保護者の意見を取り入れながら、こどもや保護者にとって充実した園生活を提供できるよう努めていきます。

【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。

【第三者評価結果:a】

園では、苦情解決体制を整備し、重要事項説明書に苦情受付担当者、苦情解決責任者、第三者委員の設置について明記し、保護者に周知しています。保護者から意見や要望の申し出があった際には、苦情記録簿を用いて内容を管理し、法人と職員で情報を共有しています。必要に応じて対応策を協議し、迅速かつ適切に対応することで、保護者が安心して園に関わることができる環境づくりに努めています。

【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。

【第三者評価結果:a】

園では、保護者が気軽に意見や要望を伝えられる体制を整え、園と円滑に連携できるよう努めています。重要事項説明書に「ご家庭と園との連携について」に関する内容を明記し、保護者が意見や相談を申し出やすいよう、複数の受付窓口を周知しています。また、玄関には「ご意見・ご要望の相談窓口の設置について」を掲示し、保護者と話す際には相談室を使用するなど、安心して相談できる環境づくりに配慮しています。

【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。

【第三者評価結果:a】

園では、登降園時に保護者とのコミュニケーションを図り、こどもの様子や成長の状況を丁寧に共有しています。保護者から相談や要望があった際には、園長・主任・リーダー・職員が連携し、迅速に対応するよう努めています。こどもの体調に関する相談には看護師が対応し、食に関する相談には栄養士が関わり、法人と情報を共有しながら組織的に対応しています。

【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。

【第三者評価結果:a】

園では、安全管理マニュアルを整備し、職員は読み合わせをおこないながら保育に努めています。保育室には火災や救急通報の手順、食物アレルギーによる症状への対応方法を掲示し、職員が適切に行動できるよう配慮しています。また、職員は事故防止チェックリストを用いて、保育環境、園外活動、給食ごとに毎日点検をおこない、安全・安心を確認しながら保育に取り組んでいます。さらに、日頃からヒヤリハット事例を積極的に収集し、その内容を職員間で共有して対策を話し合うことで、事故防止への意識を高めています。

【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

園では感染症予防・まん延防止マニュアルを整備し、園全体で感染症予防の意識を高め、安全で健康的な保育環境の維持に取り組んでいます。保護者には重要事項説明書や園内掲示で、発症後の登園許可書や登園届けが必要な感染症について周知しています。看護師は職員に季節性感染症の研修をおこない、保護者には保健だよりを通して家庭での予防策や注意点を伝え、情報提供に努めています。

【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。

【第三者評価結果:a】

園では、防災マニュアルと事業継続計画を整備し、職員は災害時の対応について訓練をおこなっています。避難確保計画を作成し、保育室にはヘルメットや防災頭巾、避難用の靴を常備しています。保護者には重要事項説明書を通して、非常災害時の対応や避難場所、緊急時の連絡方法を周知しています。また、引き渡し訓練をおこない、災害時にこどもを安全に保護者へ引き渡す体制の確認と訓練を実施しています。

Ⅲ-2 福祉サービスの質の確保
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。

【第三者評価結果:a】

法人では研修制度が充実しており、職員が参加できるさまざまな研修をおこなっています。職員は研修を通してマニュアルの理解を深め、共通の意識をもって保育に取り組んでいます。クラス会議では、こども一人ひとりの人権や発達に応じた対応について話し合いをおこない、こども一人ひとりに合った保育方法を検討して実践しています。

【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。

【第三者評価結果:a】

園では、標準的な実施方法について各種マニュアルを定期的に検証し、必要に応じて見直す仕組みを整えています。職員会議では、マニュアルの内容を確認し、改善点や変更点について話し合いをおこない、実際の保育に反映しています。職員全体で共通の理解を深め、こどもに対して一貫性のある適切な保育を提供できるよう努めています。

【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。

【第三者評価結果:a】

指導計画は、担任がこどもの成長や興味関心、クラスの状況を考慮し、全体的な計画にもとづいて年間指導計画・月案・週案・日案に落とし込み作成しています。食育計画は栄養士が、保健計画は看護師が参画して適切に作成しています。配慮が必要なこどもについては、職員間で話し合いをおこないながら個別計画を作成し、こども一人ひとりに応じた支援を実施できるよう努めています。

【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。

【第三者評価結果:a】

指導計画は、期ごとにクラスの様子やこどもの姿をもとに保育の評価・反省をおこない、園長やリーダーと共有しています。見直しによって変更した指導計画はクラス会議で周知し、職員間ではタブレット端末を用いて情報を共有しています。保護者には、園だより・クラス通信・給食だより・保健だよりを活用して、園の取り組みやこどもの様子について情報発信をおこない、家庭との連携を図っています。

【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。

【第三者評価結果:a】

こどもの記録は個別指導計画において、ねらいや配慮事項、日々の関わりの様子などを記録しています。記録には、こどもの成長や保育者の関わりを肯定的な言葉で記載し、一人ひとりの発達や個性を正しく把握できるようにしています。作成した記録は職員全員が閲覧できるように整備しており、情報の共有を通して保育の一貫性を高めています。さらに、周知や共有が必要な重要な情報については、オンラインも含めた職員会議や昼礼、園内連絡を活用して全職員に周知し、こどもに応じた適切な保育の実践に活かしています。

【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。

【第三者評価結果:a】

園では個人情報取扱いマニュアルを整備し、職員は入職時に守秘義務の誓約書を提出しています。個人情報に関する書類は鍵付きの書庫で保管し、適切に管理しています。保護者には重要事項説明書を通して個人情報の取り扱いについて説明し、同意書を交わしています。また、職員は日常の保育や連絡においても個人情報の保護に注意し、こどもや家庭の情報を安全に取り扱うよう努めています。


評価結果内容評価

A-1 保育内容
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。

【第三者評価結果:a】

全体的な計画は、児童の権利に関する条約や保育所保育指針の趣旨を踏まえ、法人が姉妹園共通の計画を作成しています。園では、こどもの姿や家庭の状況に即した内容となるように計画に反映し、保育に関わる職員が確認しています。園では、職員が全体的な計画をもとに年間指導計画や食育計画、保健計画などを作成し、園生活がバランスよく展開されるように保育に取り組んでいます。年度末には、年間指導計画や自己評価を踏まえて振り返りをおこない、その結果を全体的な計画の見直しにつなげています。

【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。

【第三者評価結果:a】

保育室は園庭やベランダに面しており、大きな窓からは日差しが差し込む明るい空間となっています。園では、適切な空調管理をおこない、こどもが快適に過ごせる環境づくりと感染症予防に努めています。園内は段差がなく、すべての扉に指挟み防止用のクッションガードを設置するなど、安全面への配慮を徹底しています。また、こどもが制作した作品を掲示するなど、季節ごとに楽しめる環境作りをおこなっています。手洗い場には踏み台を用意し、トイレの出入口にはスリッパを戻す目印を設けるなど、こどもが自分で行動しやすい環境となるよう工夫しています。

【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。

【第三者評価結果:a】

園では、入園前の面談時に保護者からこどもの発達状況や家庭環境を聞き取り、生活リズムや家庭での様子を把握しています。園長は日頃から保育に参加し、「こどもの思いを受け止める」関わりの大切さを保育者に伝え、共通理解のもと保育をおこなっています。保育者は、こどもが安心して気持ちを表現できるよう寄り添い、声掛けのタイミングや声のトーン、伝え方について保育者間で共通認識を持ちながら援助しています。また、こどもの仕草や表情から思いを汲み取り、見守る姿勢を大切にしながら、状況に応じて代替案を示すなど、一人ひとりの気持ちを受け止めた関わりに努めています。

【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。

【第三者評価結果:a】

園では、こどもが基本的な生活習慣を身につけられるように、一人ひとりの発達過程を把握し、意欲を高めながら「できた」経験につながる保育をおこなっています。保育者は、生活習慣に関する絵本の読み聞かせやイラストを用いて、こどもに分かりやすい言葉や視覚的に伝える工夫をしています。また、甘えたい気持ちにも寄り添い、担任だけでなく園長や主任もサポートに入り、安心して取り組める環境を整えています。トイレトレーニングでは、こどもの個人差や成長過程を大切にし、興味や意欲が高まるタイミングを見極めながら、保護者と連携して進めています。

【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。

【第三者評価結果:a】

園では、こどもの興味や関心を大切にしながら、主体的に遊びを選択できる環境作りに取り組んでいます。保育室では、廃材遊びやブロックを手に取りやすい位置に配置し、こどもが自ら遊びに関われる環境を整えています。制作途中の作品は保管して翌日に続きができるようにすることで、遊びの継続性を大切にしています。園庭では、鬼ごっこや縄跳び、砂遊び、ドッジボールなどを取り入れ、十分に身体を動かせる遊びをおこない、戸外活動では、近隣の公園に出かけて自然に触れる機会を設けるとともに、遊具の順番待ちや歩道の歩き方などを通して、社会性が育まれる経験を大切にしています。

【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

0歳児が初めての集団生活に無理なく慣れていけるように、入園前の面談ではこどもの成長過程や家庭での様子を把握し、一人ひとりに合わせた計画を立ています。栄養士とも連携し、離乳食の進み具合を共有しながら、家庭での食事の様子に近い援助をおこなうことで、こどもが安心して食事ができるように配慮しています。保育者は、日々の成長を確認しながら、探索意欲を満たす環境設定や戸外遊びを取り入れ、こどもの興味や関心を育んでいます。保護者とは、連絡帳アプリや送迎時の会話、個人面談を通して、成長の様子を丁寧に共有しています。

【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

保育室では、絵本やおままごとなどの玩具を手に取りやすい位置に配置し、こどもが主体的に遊びへ入りやすい環境作りをおこなっています。また、保育者と同じエプロンを身につけながら遊びを楽しむことで、ごっこ遊びが広がるよう工夫しています。保育者は、車遊びに使う車道を廃材で作るなど、こどもの興味に合わせた手作り玩具を用意しています。こども一人ひとりの「やってみたい」という気持ちを大切にし、好きな場所で好きな遊びを楽しめるよう環境を整えています。友だちとの関わりでは、こどもの気持ちを受け止めながらやりとりを見守り、状況に応じて代弁するなど、適切な仲立ちをおこなっています。

【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

園では、こどもが自ら考え、楽しめる活動を日々の保育に取り入れています。毎日のお当番活動では、みんなの前で挨拶をしたり、給食のメニューを発表したりする機会を設け、主体性や自信が育まれるように援助しています。幼児バス遠足では、3・4・5歳児でグループを作り、事前に話し合いながらグループ名や活動内容を決めています。年上児は年下児を手伝いながらリーダーシップを発揮し、遠足当日には、5歳児が寄り添い、手をつないだり優しく教えたりする姿が見られます。異年齢での交流を通して、こども同士が育ち合う経験を大切にした保育に取り組んでいます

【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

園では、障がいのあるこどもが安心して園生活を送れるように、個別指導計画を作成し、特性や育ちに応じた保育をおこなっています。こどもが落ち着いて過ごせる空間を確保し、好きな遊びに集中できる環境を整えることで、安心して活動に取り組めるように配慮しています。療育センターとは連携体制を整え、こどもの様子を見てもらいながら、その後の話し合いを通して援助方法を共有し、こどもが戸惑うことのないよう統一した関わりにつなげています。また、保護者には重要事項説明書を通して障がい児保育の取り組みを伝えています。

【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

園では、こども一人ひとりの在園時間の違いや長時間にわたる保育に考慮し、一日の生活の流れを見通した計画的な保育をおこなっています。朝夕の合同保育では、異年齢で落ち着いて過ごせるように、くつろげる空間を設け、折り紙やブロックなどの遊びを取り入れ、こどもが楽しめるように工夫しています。保育者間の引き継ぎは、観察記録表を用いて、受け入れ時から日中の様子を共有することで、降園時に保護者へその日の様子を伝えられるよう情報共有を徹底しています。また、保護者からの申し出については翌朝の受け入れ時に引き継ぐなど、保育の継続性にも留意しています。

【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。

【第三者評価結果:a】

園では、全体的な計画に小学校との交流を位置づけ、就学を見通した保育に取り組んでいます。園長と5歳児担任は幼保小連絡会に参加し、小学校教員と情報共有や意見交換をおこなうことで、円滑な接続につなげています。5歳児は、他園のこどもたちと公園で一緒に遊んだり、手紙交換をしたりする交流活動を通して、就学への期待や意欲を高めています。保護者には、懇談会で就学に向けた取り組みを説明するとともに、小学校訪問時の様子を伝えるなど、就学後の生活環境について具体的な情報提供をおこなっています。また、保育所児童保育要録は5歳児担任が作成し、こどもの育ちが継続して支えられるように連携を図っています。

【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。

【第三者評価結果:a】

園では、健康管理マニュアルにもとづき、朝の受け入れ時に保護者からの聞き取りや視診をおこない、こどもの健康状態の把握に努めています。毎月の身体測定結果は健康ファイルに記録し、保護者とは連絡帳アプリを通して共有することで、こどもの成長や体調の変化を継続的に把握しています。保護者には重要事項説明書を通して、体調不良やけがの際の連絡体制や、感染症罹患時の登園届・登園許可書の提出について周知しています。保育者は午睡時にこどもの呼吸や寝姿勢、顔色を確認するとともに、SIDSに関する研修や職員会議を通して理解を深め、安全管理の徹底に努めています。

【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。

【第三者評価結果:a】

園では、健康診断および歯科健診を年2回実施し、こどもの健康状態を定期的に把握しています。健診結果は健康ファイルに記録し、体調や発育状況、保育における留意点を保育者間で共有することで、日々の保育に反映しています。保護者には、健診前に嘱託医への質問事項を事前に聞き取るとともに、健診後には書面にて結果を伝え、健康管理に関する助言や情報提供をおこなっています。歯科健診では、幼児を対象に歯科衛生士による歯みがき指導を取り入れ、歯の模型を用いて歌に合わせながら、正しいブラッシング方法を楽しく学べるように取り組んでいます。

【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。

【第三者評価結果:a】

園では、食物アレルギー疾患のあるこどもに対し、医師が作成した「生活管理指導表」にもとづき、適切な対応をおこなっています。保護者とは毎月面談をおこない、献立表をもとにアレルゲン食材の有無を双方で確認したうえで、食事を提供しています。給食の提供時には、専用トレーや食器を使用し、給食室内、配膳時、保育室内の各場面で確認を重ねることで、誤配膳や誤食の防止に努めています。さらに、保育室内にはアレルギー症状を示した一覧表や対応フローチャートを掲示し、万一の際にも落ち着いて迅速に対応できる体制を整えています。

【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。

【第三者評価結果:a】

園では食育計画を作成し、こどもが食に興味や関心をもって食事を楽しめるように、日々の保育と連動した取り組みをおこなっています。食育活動では、給食室にカメラを設置し、調理の様子をクラスへ配信することで、鍋で調理する様子を見たり、食材を当てたりしながら、給食の時間が楽しみになるように工夫しています。乳児の保護者とは離乳食ブックを活用して喫食状況を共有し、移行期には栄養士が面談をおこない、家庭と連携しながら進めています。さらに、給食だよりや食育活動のドキュメンテーション、保育施設向けICTシステムを通して家庭と連携した食育の充実に取り組んでいます。

【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。

【第三者評価結果:a】

園で提供している給食は、2週間のサイクル献立にしており、喫食状況に応じて味付けや食材の大きさ、固さを調整するなど、こどもが食べやすいように配慮しています。旬の食材を取り入れた季節感のある献立に加え、お月見まんじゅうや千歳飴に見立てたクッキーなど、見た目にも楽しい行事食を取り入れ、こどもが行事にまつわる伝統的な食文化に親しめる機会を設けています。また、食具を用いた食事に加え、ハンバーガーや手巻き寿司など手で食べる献立も取り入れ、こどもがさまざまな食具や食べ方を経験できるように工夫しています。給食室では、冷蔵庫の温度管理や調理員の体調確認などをおこない、衛生管理の徹底に努めています。

A-2 子育て支援
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。

【第三者評価結果:a】

園では、保護者とのコミュニケーションを大切にし、連絡帳アプリや送迎時の会話を通して、こどもの体調や生活リズム、その日の機嫌などを日常的に共有しています。また、保護者に園の方針や保育の意図への理解を深めてもらえるよう、毎年全体会を開催し、園でのこどもの様子や日々の取り組みを伝えています。保護者参加の行事では、日常の保育の様子を見ていただく保育参観に加え、運動会やクリスマス発表会などを通して、日頃の取り組みの成果を感じられる機会を設けています。さらに、園だよりやクラスだよりを通して、家庭との連携を大切にしています。

【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。

【第三者評価結果:a】

園では、保護者が安心して子育てができるように、日常的な関わりを大切にした保護者支援に取り組んでいます。玄関には写真付きの職員紹介を掲示し、クラスに関わらず声をかけやすい環境を整えています。保護者からの悩みや相談には随時対応し、保護者の都合に配慮しながら相談に応じられる体制を整えています。相談内容に応じて、保育者・栄養士・看護師など専門職が連携して対応するとともに、必要に応じて関係機関とも連携しながら支援をおこなっています。また、相談内容は職員間で共有し、継続的な支援につなげています。

【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。

【第三者評価結果:a】

園では、虐待防止マニュアルを整備し、園内研修を通してマニュアルの読み合わせや日々の保育の振り返りをおこなっています。人権擁護をテーマとした研修では、おむつ替えや着替えなどの場面を想定し、援助をおこなう前には必ず声をかけることなど、具体的な関わりを確認しながら理解を深めています。保育者は、虐待や権利侵害の兆候を早期に発見し対応する役割を担っていることを共通認識とし、日常の保育の中でこどもの様子の変化に注意を払っています。いつもと異なる様子が見られた際には、速やかに職員間で情報共有をおこない、必要に応じて区役所や児童相談所と連携できる体制を整え、適切な対応につなげています。

A-3 保育の質の向上
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。

【第三者評価結果:a】

園では、全体的な計画や年間指導計画にもとづき、保育記録を活用しながら保育実践の振り返りをおこなっています。年間指導計画には期ごとの振り返りや一年間の振り返りの項目を設け、保育者は日々の関わりやこどもの姿をもとに、自身の保育を見直しています。また、本部が実施する自己評価を通して取り組みを振り返り、その結果をもとに園長との面談で課題や成果を整理し、次年度の目標設定につなげています。園全体の自己評価では、保育実践の振り返りに加え、職員の自己評価や保護者アンケートの結果を総合的に捉え、改善点を明確にしたうえで次年度の計画に反映し、保育の質の向上に努めています。