横浜市港北保育園
第三者評価機関名 | ナルク神奈川福祉サービス第三者評価事業部 |
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名称 | 横浜市港北保育園 | 評価対象サービス | 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 98 (111) 名 |
所在地 | 222-0023 横浜市港北区仲手原2丁目20番19号 |
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TEL | 045-421-8575 | ホームページ | www.city.yokohama.lg/kouhoku/ |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 1949年08月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 横浜市 | ||
職員数 |
常勤職員:24 名
非常勤職員:31 名
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専門職員 |
保育士:34 名
調理員:4 名
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施設・設備の概要 |
保育室 乳児室 :4室
保育室 幼児室:3室
調理室 事務室 職員休憩室 地域子育て支援室 :各1室
トイレ:3室
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【保育理念】 すべての子どもたちが、自分を「かけがえのない存在」と感じ、自信をもって生きて行かれるように、子どもたちが現在を最もよく生き、望ましい未来をつくり出す力の基礎を培うことができるように、大人が手を携え、幸せに生きる権利を保障していく 【保育姿勢】 ・子ども一人ひとりを受け止めて保育する ・よりよい経験ができる環境を整え子どもの自発的で主体的な活動を支えていく ・保護者にとっての「子育てパートナー」となり、共に子どもを育て、その喜びを共有する |
【立地および施設の概要】 横浜市港北保育園は、東急東横線妙蓮寺駅から徒歩約6分の静かな住宅街の中にあり、大きな広場のある仲手原二丁目公園に隣接しています。近隣には菊名池公園をはじめとする大小様々な公園があります。園舎は鉄筋コンクリート造りの2階建てで、1階に1歳高月齢児と3、4、5歳児、2階に0歳、1歳低月齢児、2歳児の保育室を配置し、0歳から5歳まで定員98名のところ、現在111名が在籍しています。園庭にはプール、畑のほか、育児支援交流室(カンガルーハウス)が別棟として設置されています。 【園の特徴】 横浜市立園として昭和24年に開設され、古くから地域住民に見守られてきた歴史があり、日ごろより自治会高齢者との交流があります。 港北区の育児支援センター園として、育児支援専門保育士が配置され、園庭開放や交流保育、育児講座、育児相談等を実施しています。また、ネットワーク事務局園として専任保育士が配置され、地域の保育・教育施設間のつなぎ役を担い、園児の交流や子育て支援に関するイベント、実地研修などを企画・実施し、民間園を含む地域の保育園の保育の質を向上させるための取り組みを行っています。また、この地域は、平成30年度より3年間、幼保小連携推進地区となっており、地域の保育園や幼稚園、小学校と連携を深め、スムーズな就学に向けての取り組みを行っています。 |
評価実施期間 | 2020/04/09(契約日) ~2020/12/25(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 2 回(2015年度) |
特に評価の高い点 | 1.子どもの自発的・主体的な活動を支える保育 職員は、子どもの気持ちを大切にして、やりたいことに取り組めるようにしています。園庭遊びでは、年齢によって時間や場所を分けずに、子どもが好きな場所でやりたいことをして自由に遊んでいます。遊びの約束は禁止事項を少なくし、職員が立ち位置を考え、連携して全体に目配りし、怪我のないように子どもを見守っています。また、職員は遊びや生活の場面で、子どもにわかりやすい言葉遣いで、おだやかに言葉かけをし、子どものペースを尊重して、せかすことはありません。 今年度は、コロナ禍での、ソーシャルディスタンスや正しい手洗い、咳をするときのマナーなどを身に付けていくために、イラストの掲示や絵本、紙芝居、ぬいぐるみを使った、ごっこ遊びなどを通じて、子どもが新しい生活習慣を理解し、自ら考えて行動できるように配慮しています。 2.子どもの姿を保護者に伝える工夫 令和2年度から、常勤職員が遅番の時間帯にも勤務する体制となり、1日を通しての、子どもの園での過ごし方が見えるようになり、担任と保護者が会える機会が増えました。降園時にはその日のその子のエピソードなどを伝えて、非常勤職員も含め、保護者と積極的にコミュニケーションを図っています。 毎年実施している保育所の自己評価では、保育の可視化を継続して改善課題としており、保育の内容や目的が保護者により良く伝わるよう、クラスだよりの写真に表現を工夫した言葉を添えて、子どもの姿を生き生きと伝えています。 3.コロナ禍でも、できることを考え積極的に取り組む姿勢 園長の指導の下で、職員は自主的・主体的に保育の質の向上に取り組んでいます。新型コロナウィルス感染症拡大防止のため様々な制約がある中でも、できることを考え積極的に実行しました。 在宅勤務期間中に第三者評価のガイドラインを全職員が読み込んで理解を深め、速やかにマニュアルの見直し等につなげ、職員は動画配信による研修を受講するようにしました。また、登園の自粛で子どもが少ない間に、トイレの床のドライ化の工事も行いました。 園庭や育児支援交流室の開放を人数限定の予約制とし、隣接している公園等で「プチ保育園ひろば」を行いました。近隣園と情報共有ファイルの回覧、おもちゃ(プラカップ)の貸出しにより情報や遊びの共有を図り、小学校ともタブレット端末を利用して、年長児と小学生とが同じダンスを踊って楽しめるようにして、交流を続けました。 |
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改善を求められる点 | 1.非常勤職員との情報共有の徹底とさらなるスキルアップを 全55名の職員のうち、31名が非常勤職員で、業務ファイル、連絡ノートの閲覧やミーティング、職員からの伝達により情報共有しています。非常勤職員も心肺蘇生やAEDの使用方法の研修を受けていますが、更新されていくマニュアルの内容や改定の背景、今回の第三者評価受審準備を進める中で明らかになった、非常勤職員に周知徹底されていなかった事項等について共通認識を持てるよう、非常勤職員の研修のさらなる充実と積極的な参加を期待します。 2.保護者からの意見や要望、ケガやヒヤリハットの記録の集約・分析を 日々のコミュニケーションにより得た、日常の要望や意見は引継ぎノートに記録するにとどまっています。また、ケガやヒヤリハットは、クラスごとに「ヒヤリハット報告」に記入して、保育日誌に綴じ込んでいます。これらを集約・分析し、改善策・再発防止策を検討して、更なる保育の質の向上につなげることを期待します。 3.保護者に横浜市の子ども・子育て支援事業計画等についても説明を 保護者には、入園説明会で保育の全体的な計画や当該年度の園の環境整備については説明をしていますが、子ども・子育て支援に関わる横浜市の計画において、園が担う役割については説明していません。今回の第三者評価における、利用者家族アンケートでは、中長期計画・事業計画とも言えるこの計画について、「全く知らない、あまり知らない、どちらとも言えない」の回答が、合わせて46%ありました。保護者に横浜市の子ども・子育て支援事業計画などについても説明し、公立保育園の役割への理解を得ることを期待します。 |
【受審の動機】 港北保育園は平成27年度に第三者評価を受審しておりますが、新しい評価基準では初めての受審になります。 現在の港北保育園の保育を振り返り、更なる保育の充実とより質の高い保育を目指すために課題を受け止め向き合っていこうという職員全員の思いから、今回第三者評価の受審をすることにいたしました。 【第三者評価を受審して】 最初に評価基準がどのように変わるのか職員全員で共通評価基準と内容評価基準のガイドラインを読込み、自己評価表に職員一人一人が意見や疑問点、改善の提案等も記入しました。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から職員が集まっての意見交換は難しいので、1つ1つの評価項目ごとにプロジェクトチームで集約して職員にフィードバックをしました。それぞれが確認をしてからプロジェクトチームが中心になって「これってどういうこと?」「今まではこうだったけど、こうした方がよくない?」等の意見に職種や経験年数にかかわらず向き合い、「保育の中で大切にしていることや大切にしたいこと」が共有され、環境の整備や保育内容の改善等につながりました。 【今後に向けて】 今回の第三者評価の受審をして港北保育園の優れている点、工夫をしている点等、職員一同大変励みになりました。様々な意義を理解し、より一層努力を重ね、保育の質の向上に向けていきます。併せてご意見やご要望をいただいた点については真摯に受け止め、職員全員で確認共有をして改善に向けた保育をしていきます。 すべての子どもたちが、自分をかけがえのない存在と感じ自信を持って生きていかれるように援助するという理念に則り、研鑽してまいります。 最後に、第三者評価の受審にあたりご尽力いただいた評価機関の皆様、ご多忙にもかかわらず利用者調査にご協力いただいた保護者の皆様に心より感謝申し上げます。 大変お世話になり、ありがとうございました。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・児童憲章を基に、すべての子どもたちが「自分をかけがえのない存在」と感じ、自信を持って生きていかれるように、大人が手を携え、幸せに生きる権利を保障していくという、横浜市立保育園として共通の保育理念が策定されています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・横浜市地域福祉保健計画、港北区地域福祉保健計画のほか、子ども子育て支援法及び次世代育成支援対策推進法に基づく法定計画として、5年ごとに横浜市子ども・子育て支援事業計画が策定されており、その中で、子どもや子育てを取り巻く状況が分析されています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・毎年度末に保育所の自己評価を実施する中で、保育運営の課題を明らかにしています。例年、保護者から老朽化している園舎の設備についての要望が多いことを受けて、今年度も継続して、子どもたちが過ごしやすく、安心安全で豊かな環境になるよう園整備を進めることを課題・改善点の一つとして、横浜市、港北区と協働し、照明のLED化、トイレのドライ化等を実現しました。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・横浜市の中・長期的なビジョンである「市立保育園のあり方に関する基本方針」に沿って、「第2期横浜市子ども・子育て支援事業計画」(2020年度~2024年度)が策定されており、9つの基本施策が明記されています。さらに、こども青少年局により、市立保育所として取り組むべき中長期の事業計画及び収支計画が策定されています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・令和2年度こども青少年局事業計画が策定されており、「令和2年度こども青少年局運営方針」として「第2期横浜市子ども・子育て支援事業計画」の9つの施策を推進することが明示されています。さらに、園が位置する港北区の「令和2年度 港北区 運営方針」及び港北区予算が定められており、目標達成に向けた職員の行動指針が明示されています。園としては、保育にかかる、全体的な計画を策定し、さらに、全体的な計画に基づき、年単位で、年間行事予定、異年齢交流年間計画、リズム運動年間計画、避難・消火&防災訓練計画、保健年間計画、食育活動一覧表、育児支援 交流・講座年間予定が作成されています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画は、保育に関わる職員が、先ず各クラスで話し合い、その後、年齢ごとの繋がりに矛盾はないか職員会議等で検討し、職員Ⅲの職位の、フリー職員、全体フリー職員、乳児リーダー、幼児リーダーの4人が総括して編成しています。食育に関する部分には調理職員も関わっています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 ・「市立保育所のあり方に関する基本方針」「横浜市子ども・子育て支援事業計画」は、横浜市のホームページで公表されています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・横浜市共通の様式により、毎年、保育所の自己評価を実施しています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 ・毎年度末に、横浜市共通様式により「保育所の自己評価の結果について」として、園の自己評価結果をまとめ、次年度の課題・改善点を明文化しています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園長は、年度当初に横浜市の人材育成支援システムの「行動計画・評価書」の中で、園長の担当業務の現状分析と、目標の全体像、重点推進課題・所管業務の目標を明らかにしています。令和2年度には、重点目標として、新型コロナウィルス感染症拡大防止と対応、円滑な保育園運営、地域子育て支援事業と保育資源ネットワークの活用等を掲げ、職員に、保育園運営・管理の基本的な方針として伝えています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育マニュアルには横浜市職員行動基準、不祥事防止ハンドブックが綴られています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、指導計画の立案や自己評価を確認しながら、職員を指導しています。また、職員一人ひとりの年間目標の設定及び、中間、年度末の振り返りの面談をして、目標に沿った実施状況の確認をしています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・業務の迅速化のために、こども青少年局や港北区役所との連絡には、横浜市コミュニケーションネットワークシステム(YCAN)、メール等を活用しています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・横浜市の人材育成ビジョンがあり、人材育成についての方針が確立しています。市職員に求められるもの、行動姿勢・取組が明示されています。人材育成の基本方針として、OJTを中心に据えた、人材育成体系に基づく取り組みを推進することが明文化され、実行されています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職種ごとの人材育成計画が策定されており、職員Ⅰ、Ⅱ、Ⅲとして、経験に応じて求められる役割や能力、受講すべき必要な研修が詳細に定められています。横浜市の人事考課制度の評価基準は明文化され、職員に配付されています。基準に基づき、職員の職務遂行能力や成果等を評価しています。また、昇給体系や年数基準が明確化され、昇任試験制度が整備されています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・勤怠は園長が管理し、シフトの調整は主任がしています。園長が毎日、職員の勤務状況や、出退勤の状況、時間外超過勤務の有無、有給休暇の取得状況について、横浜市の庶務事務システムにより確認をしています。職員一人ひとりに応じて、計画的に休暇が取れるように調整しています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・年度初めに、横浜市人材育成システムの目標共有シートを用いて、一人ひとりの目標設定を行っています。6月に、園長が職員と個別面接を行い、その内容を確認しています。非常勤職員も、園長と話し合いながら目標設定をしています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・横浜市人材育成ビジョンに沿って、総務局人事部人材開発課や、こども青少年局が年間研修計画を策定して、経験年数等に対応した研修を実施しています。保育士は各自「キャリア自己分析表」(保育士の自己評価)のシートを持ち、計画的に研修を受講しています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は、保育士キャリア自己分析表に、年度ごとに受講した研修、行政職員として身に付けた専門能力、経験した業務・担当を記入し、年度末に園長とその内容を確認しています。園長は、一人ひとりの研修や資格所得状況等を把握したり、普段の保育の様子を見ながら、必要な研修に参加できるように配慮しています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:a】 ・実習プログラムは、保育士養成校や看護学校、小学校の新任教諭など専門職種の特性や実習の目的、計画に合わせ、柔軟に設定しています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・横浜市のホームページに園の概要、保育方針、待機児童の数等が掲載されています。また、市の財政状況(予算・決算)が掲載されているほか、「子ども・子育て支援事業計画」、「財政広報誌(一目でわかる横浜の財政)」等がホームページ及び冊子により公表されています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職務分掌規程があり、職員に周知しています。保育所における事務処理、取引については、横浜市立保育園として、横浜市こども青少年局及び港北区こども家庭支援課と連携して対応しています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・「よこはまの保育」や全体的な計画に、地域との関わり、世代間の交流等について明記しています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・事業計画やボランティアの受け入れマニュアルにボランティアや地域の学校教育等の受け入れ姿勢について明記しています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・港北区や地域の関係機関・団体の連絡先をリスト化した一覧表があります。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・地域の育児支援センター園として、園庭開放⦅園庭と育児支援交流室(カンガルーハウス)⦆、交流保育、育児講座・食育講座、育児相談、赤ちゃんサロン、誕生会、などを行い、園に対する要望やニーズを把握するよう努めています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・毎年、育児支援計画を作成し、育児支援棟や園の門に具体的な活動の計画を掲示しています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・理念や基本方針は横浜市立保育園として、共通なものとなっており、全体的な計画の年度末の振り返りや「保育を語る」というテーマで園内研修をし、子どもを尊重する保育について共通認識が持てるよう取り組んでいます。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・プライバシー保護に関する規程が整備されており、規程やマニュアルは年度初めに職員会議で読み合わせを行い確認しています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園のパンフレット「港北保育園のご案内」を園見学、合同保育講座「わくわく広場」や「にこにこ広場」、・港北区役所、育児支援交流室(カンガルーハウス)などに置いています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園時には、横浜市港北保育園利用のご案内(重要事項説明書)を配付し、保育理念、保育方針、園目標、保育姿勢のほか、すべての項目を説明しています。保護者が安心して子どもを園に預けられるよう、児童憲章、新保育所保育指針についても触れ、「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」も説明し、理解してもらったうえで契約してもらっています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・転園する子どもの保育所変更に伴う引継ぎの書類の提供は、個人情報保護の観点から難しい状況です。保護者の同意が得られ、情報提供が必要な場合にのみ行う体制となっています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は、日常の保育のなかで子どもをよく観察して気持ちや満足度を把握し、安心して意欲的に過ごしているかを担任間で情報を共有しています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・第三者委員を2名設置し、「保育内容に関する相談・要望・苦情」を掲示し、苦情解決の仕組みを説明しています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・廊下に「保育内容に関する相談・要望・苦情」を掲示し、苦情解決の仕組みを明示しています。保育室に、「福祉サービスにご不満な点についてありませんか。~横浜市福祉調整委員会の案内~」を掲示し、保護者が複数の方法や相手を自由に選んで、相談したり意見を述べたりできるように説明しています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:b】 ・個別の連絡ノートなどで相談や意見を受けられるようにし、送迎時にはできる限り保護者に声をかけるるようにしています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・リスクマネジメントに関しては職員会議で検討し、年度初めに安全確保、事故防止に関するマニュアルの読み合わせをしたり、消防署の指導でAEDの研修を受けたりしています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、今年度はドアノブ・手すり・水道の蛇口・テーブルなど一定時間ごとに消毒しています。密を避けるため食事のテーブルを増やす、保育室の使い方を工夫するなどの対応をしています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・港北保育所班防災マニュアルをもとに、園で災害時の対応マニュアルを作成し、災害時の職員体制、避難場所などの対応体制が決められています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・「業務マニュアル」に保育計画(全体的な計画、食育、リズム運動、異年齢保育など)、保育の約束、保育業務、防犯・防災、保健・衛生管理、育児支援事業など、園における保育の標準的な実施方法を文書化し、各クラスに常置しています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・業務マニュアルや保育マニュアルは、年度末や年度初めにフリー職員やクラスで検討し、必要な見直しをしています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画に基づき、年齢ごとに年間指導計画・月間指導計画・週案を、0、1、2歳児クラスと、3、4、5歳児で支援の必要な子どもは個別指導計画を作成しています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・年間指導計画は、4期ごとに自己評価をし、月間指導計画は、毎月振り返り・評価をし、次月の指導計画に生かしています。週案は、日々の保育の振り返り・評価をし、翌週の計画を柔軟に見直しています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子ども一人ひとりの保育の状況は、経過記録、乳児用連絡票兼個人記録、保育日誌(支援の必要な子ども)に記録しています。3、4、5歳児の月間指導計画には「個別配慮」の欄があり、必要により個別の子どもの様子や配慮を記録しています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・個人情報取り扱いマニュアルがあり、書類管理の方法、廃棄の規定、個人情報の開示に関する規定を定めています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画は、保育所保育指針の改定に伴い、児童憲章、児童の権利に関する条約、児童福祉法を再確認して編成しました。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:b】 ・室内に、温湿度計、加湿・空気清浄機を設置し、エアコンを使用しながら、適切な温湿度を保っています。窓開けや扇風機の使用により換気に配慮しています。どの保育室も園庭側の窓から、陽光を十分に取り入れることができます。園の周囲に騒音は無く、職員の声の大きさも適切でした。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入所時に児童票、健康台帳に、入園までの子どもの発達、健康状況や家庭の状況等を記入してもらい、一人ひとりの子どもの個人差を把握しています。入園後、0~2歳児は毎日の連絡ノート、3~5歳児は必要時の連絡カード、送迎時の保護者との会話によって、子どもの状況を把握し、対応しています。ミーティング(毎日)やカリキュラム会議(毎月)で子どもの発達状況や家庭の様子を伝え合い、全職員で共有しています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画及び年間指導計画に、各年齢で身に付けてほしい基本的生活習慣を継続的に盛り込んでいます。クラスの担任間で、一人ひとりの発達状況を確認しながら、月間指導計画の支援内容を話し合っています。家庭との連携も大切にし、クラス懇談会(令和2年度は新型コロナ感染症拡大防止のため書面配付にて代替)や個人面談、連絡ノート、送迎時の会話で、子どもの発達の様子や園での援助の仕方などを伝えています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は、子どもが主役であると常に意識し、子どもの主体性を大事にしています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・0歳児クラスは、朝の受け入れ時の健康観察や、連絡ノートの確認により、家庭での過ごし方を把握し、1日安心して心地よく無理のない生活リズムで過ごせるようにしています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 1歳以上3歳児未満の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は、子どもが「自分はこうしたい、自分で」という自我表現をしっかり受け止め、自分でできるという自信をつけられるように援助しています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は、3歳児では、友だちと遊ぶ楽しさを味わえるように関わり、4歳児では、子どもたちからの意見を取り入れながら皆で一つの遊びを楽しんでいく過程を大切にしています。集団生活の中での子どもの揺らぐ気持ちを受け止め、挑戦する気持ちを育てています。遊びたい気持ちが高まるようなおもちゃやスペースを保障することで、一人ひとりがじっくり遊びこみ、友だちとのつながりを広げていけるようにしています。5歳児では、当番活動をすることで責任感と人の役に立つことの喜びを感じたり、共同制作活動で、みんなで力を合わせて、1つのものを作る喜びを感じられるようにしています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・現在受け入れている障がい認定児については、3か月ごとに個別指導計画を作成し、職員が個別に言葉かけをしたり、傍らについて身の回りのことを一緒に行ったりして、可能な限り、クラスの中で生活ができるように援助しています。視覚に訴えた方が理解しやすい子どもには、絵カードや筆談で伝えるなど、障がいに応じた配慮をしています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ 長時間にわたる保育のための環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・朝の受け入れ時の保護者との会話や、連絡ノート(0~2歳児)、連絡カード(3~5歳児)の確認、職員間の引継ぎにより、その日の子どもの状態を把握し、無理なく、楽しく生活し、遊べるよう、個別に十分な休息がとれるように配慮しています。帰りの会の後は、特に子どもの疲労度が高まっていることに留意し、怪我などに十分注意し、家庭的な雰囲気の中で過ごせるように努めています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育所保育指針の「幼児期の終わりに育ってほしい姿(10の姿)について、各年齢の発達段階に沿い、見通しをもった保育を行っています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「健康管理マニュアル」「保健計画」をもとに、毎日の健康観察や健康診断、歯科健診、身体測定、体調不良時の対応、感染症予防など、子どもの健康管理を行っています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科検診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年2回の健康診断、歯科健診の結果は、健康台帳、歯科健診調査票に記録し、嘱託医から得られた情報などを職員会議やミーティングで共有しています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・アレルギー対応マニュアルがあり、当日朝や配膳時の確認、台ふきんや小荷物昇降機の使い方などを決めています。前日のミーティングで翌日の給食の内容について調理担当者と確認し、子どもの状況に応じた対応をしています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年間食育計画があり、全体的な計画・指導計画の中に位置づけ、年齢に応じて、栽培・収穫、食事のマナー、調理体験、食文化など計画的に食育に取組んでいます。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・家庭と連携を図り、家庭での生活状況や子どもの健康状態を把握して、おいしく安心して食べることのできる食事の提供をしています。離乳食を進めるにあたっては特に家庭との連絡を密にし、担任と調理員が連携を図り、子ども一人ひとりに合った形状、量の給食を提供しています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育姿勢に「保護者にとっての『子育てパートナー』となり、共に子どもを育て、その喜びを共有する」ことを掲げ、家庭との連携を行っています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員のシフト勤務は、クラス担任が送迎時に必ず1名はいるよう職員を配置し、保護者にその日の子どもの様子やエピソードをできる限り口頭で伝えるよう努めています。園庭あそびは、0、1、2歳児と3、4、5歳児と分けずに一緒に遊ぶことで子どもたちは自然と関わり、職員も他クラスの子どもと関わることから担任以外の職員からも子どもの様子を伝えています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:b】 ・朝は必ず健康観察をし、子どもと保護者の様子に変わりはないかを見ています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・年間指導計画は3か月に一度、自己評価を行い、月間指導計画は毎月、保育士の振り返りと自己評価を行い、次月の指導計画に生かしています。月間指導計画は、毎月のカリキュラム会議で職員全体で保育を振り返り、意見を伝えあっています。 |