重症児・者福祉医療施設 ソレイユ川崎(短期入所)
第三者評価機関名 | 株式会社ケアシステムズ |
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名称 | 重症児・者福祉医療施設 ソレイユ川崎 | 評価対象サービス | 障害者・児福祉サービス版 |
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対象分野 | 療養介護, 短期入所, 障害児入所施設(医療型) | 定員 | 100 名 |
所在地 | 215-0001 川崎市麻生区細山1203番地 |
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TEL | 044-959-3003 | ホームページ | http://www.misasakai.or.jp/ |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2005年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 社会福祉法人三篠会 | ||
職員数 |
常勤職員:121 名
非常勤職員:69 名
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専門職員 |
医師:24 名
看護師・准看護師:49 名
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士:11 名
管理栄養士:2 名
生活支援員(介護福祉士・保育士含):57 名
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施設・設備の概要 |
(居室数)34室(感染症対策室・静養室・観察室含):(設備等)食堂・浴室・リハビリ室・レントゲン室・診察室・薬剤室など
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私たちは、1.あなたや家族の持つ痛み、苦しみに寄り添うこと 2.あなたの気持ち表情を理解する努力を惜しまず、その意思を尊重すること 3.家族とのかかわりを持ち、あなたと家族を含めた幸福を支えること 4.日常生活の中に肉体的苦痛や心理的負担を持ち込まないこと 5.全ての係わりのある人が良心に従って意見を言いあえること を大切にします |
日中夜間ともに医師が常駐しており、小児科・内科に対応した医療設備や薬剤室を完備している。また、地域の協力医療機関との連携も図っているため、医療的ケアを必要としている方にも利用していただいている。利用中は個別支援計画書を作成し、利用者一人ひとりに合った生活ができるよう支援している。また、地域に開かれた事業所を目指し、CAMPキッズ(多目的施設)を使用して地域に根差した事業所となるよう取組んでいる。 |
評価実施期間 | 2019/05/16(契約日) ~2020/03/31(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 回(年度) |
特に評価の高い点 | ①専門性の高い支援が提供できる仕組みが整っている ・施設は医療機関でもあるため、医療職、リハビリ職、介護職、看護職など多職種間の連携を図りながら支援する仕組みが整っている。よって、重症心身障害児者の高い観察力やアセスメント力によって、利用者一人ひとりのニーズをより適切に捉えることが出来る様になっている。意思表出が困難な重症心身障害児者に対しても、それらの仕組みのもとに意思を尊重し可能性を伸ばすことにつなげている。個別支援計画書の作成についても多職種連携のもとに、詳しい支援内容が明示できるようになっている。 ②ルールに沿って個別支援計画が作成され適切な支援提供につなげている ・個別支援計画は担当職員が作成し、サービス管理責任者が内容を確認している。個別支援計画作成プロセスは文書化されており、アセスメントシートをもとに利用者ニーズを把握することや、個別支援計画の家族の同意やモニタリングの時期などを明確にしている。さらに、個別支援計画は利用者の希望や支援目標と課題、具体的な課題などを明示して利用者本位の個別計画としている。短期入所については、利用毎にアセスメントや家族(保護者)からの意向や要望を把握して、個別支援計画書を作成している。 ③家族(保護者)と連携して支援を提供する仕組みが整っている ・定期的(1回/年)の面談をはじめ、家族会役員と管理者による定期連絡会を2か月毎に行い、施設運営についての報告や日々の支援に関する要望等を共有する機会としている。また、日々の生活で必要な衣類や物品などは、施設で管理するとともに必要時には家族や後見人へ依頼している。外出活動を行った際はお便りを作成し家族等へ発送している。家族支援として、児童の発達段階に合わせ、また面会に来れない家族等には必要に応じお便りを作成・発送している。短期入所の利用者については、入退所時の家族との面談によって連携を図っている。 |
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改善を求められる点 | ①医療支援に関する安全対策を充実させることを目指している ・施設は24時間の看護師体制を敷いており、日中は健康管理に加え食事・排泄・入浴などの個別支援にも対応している。重度の利用者も数多く受け入れていることから、人口呼吸器の取り扱いなどの各種の専門的な研修を充実させている。また、安全委員会を定期的に開催し、職員への注意喚起を促している。さらに、人工呼吸器の使用中に災害などが発生した際の対応など、安全対策を充実させることを目指している。 ②職員の知識やスキルの向上を目指している ・現在、常勤職員の平均勤務期間は5.6年、平均年齢は39歳になっている。また、昨年度の退職者39名(常勤・非常勤)に対して、41名の採用を実施しており、タイトな人員体制ながらも人材確保に努めていることがうかがえる。ただし、全体としては経験豊富なベテラン職員数が限られている。ニーズの多様化に備え、医療的ケアに関する知識やスキルを向上させることを目指している。 ③働きやすい職場環境作りを目指している ・施設としては可能なかぎり利用者に対し、個別ニーズに対応したきめ細かい個別支援を実施していきたいと考えている。一方で家族の意向・ニーズも多岐に亘り、対応すべきニーズは多様化・高度化しており、個別支援であるだけにどうしても重症利用者にサービス提供が偏重する傾向がある。今後、これを解消するような組織的対応と職員の心のケアとのバランスも考慮しつつ「いかにバランスを取るか」を課題として取り組んでいる。 |
今回の第三者評価を通じて事業所が目指していることは、着実に具現化されつつあることが確認できております。家族アンケートの結果につきましては高い満足度をいただいており、安定したサービスを提供できていると思われます。事業所としては家族と一緒に作成したk別支援計画に沿った利用者一人ひとりの個別支援に特に力を入れております。また、「さらなる改善が望まれる点」につきましては、事業所一丸となっての取り組みに努めます。地域や関係機関との連携を図りながらサービスの向上に努めます。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・職員に対しては、法人本部が新人研修において法人理念や基本方針などを説明し周知に努めている。事業所では各フロアに「基本運営方針」および「ソレイユRINRI綱領」を掲示し、利用者・家族・関係者の目に触れるようにしている。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・利用者・家族、職員などの意向ニーズなどは各種アンケートや面談において必要な情報を入手し、近隣地域や業界の動向などは各種会議、会合に参加して情報収集している。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・理事長・関東ブロックエリア長と、定期的に事業所運営会議を行っている。当会議の中で各方面から入手した情報を検討して、事業所として取り組むべき経営課題を明確にしている。これら課題を解決するための具体的な取り組みを単年度事業計画として立案し、目標達成を目指して日々業務を遂行する仕組みが整っている。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・中長期的なビジョンは重症心身障害児・者の生命や健康の保持はもちろん、一人ひとりがあらゆる可能性を持ち、少しでも「普通に豊かな」人生経験を積んでもらうこととしている。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人として中長期事業計画を策定しており、「基本方針」「重点事項」として明示されている。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:a】 ・月次で収支や業務遂行状況を把握し、運営概要として経営状況をまとめ毎月本部に報告している。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、利用者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:a】 ・事業計画や事業報告についての周知を図る取り組みとしては、職員には面談や運営会議で説明し、さらに回覧によってなされている。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・研修委員会において年間の研修計画を立案しており、それに沿って研修を実施している。研修内容としては、専門職別、重症心身障害者協会関連など幅広く、外部研修にも積極的に参加を支援している。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 ・研修委員会において年間の研修計画を立案しており、それに沿って研修を実施している。研修内容としては、専門職別、重症心身障害者協会関連など幅広く、外部研修にも積極的に参加を支援している。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・職員に対しては、入職時の施設長講義や運営会議などで管理者としての自らの役割と責任について説明している。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人本部が主管する入職時研修では、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などの基本を説明し周知に努めている。以降は事業所内において「ソレイユRINRI綱領」12か条などコンプライアンス関連の規程などを常置しており、職員は何時でも閲覧して再確認して理解を深めることが出来るようにしている。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・サービスの質の向上のために様々な面から支援プログラムを考察している。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・利用状況を踏まえた予算を立て、改善の必要な部署にはニーズに合ったサービス提供が行えるように業務の見直しに取り組んでいる。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・職員の募集採用は法人本部で一括して行っており、新入職員研修後、事業所が必要とする人材を踏まえ、適材適所の人員配置に努めている。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人としてキャリアパス制度を設けており、職員一人ひとりの人材育成計画を策定し、さらに職員の適性を考慮して人材配置に取り組んでいる。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・各部署長による面談を定期的に実施して意見や要望、ニーズなどを把握したり、年1回人事希望調査を実施して異動を含め職員一人ひとりの意欲・働きがいなどの状況の把握に努めている。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人として職域、職制、職歴などをもとに職員一人ひとりを対象に育成計画を策定しており、入職時をはじめ都度説明する機会を設けて理解を深めてもらえるようにしている。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・新入職員や転籍者を対象に入職時研修や事業所としての全体研修を実施しており、各部署への配属後に職員一人ひとりの個別研修計画を策定する流れとしている。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・キャリアパスをもとに勤務年数、経験、資格などを踏まえて、職員一人ひとりを対象にした研修計画を策定しており、勤務シフトや出勤日などを調整して、円滑な受講を支援している。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-① 実習生等の福祉サービスに関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:a】 ・実習生の受け入れには積極的に取り組んでおり、実習前に実習担当者がオリエンテーションを実施し、福祉サービスに関わる基本的な知識・技術、業界の動向等について説明している。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・ホームぺージに行事などの様子を掲載して広く情報公開している。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・2か月毎に家族会役員との連絡会や年3回の施設運営に関する意見交換会を開催して、家族とコミュニケーションを図る機会を設けている。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・毎年定例のソレイユ祭りでは、利用者や家族に加え多くの地域住民も参加しており、一緒に食事や楽器演奏など楽しいひと時を共有できる機会としている。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・ボランティア希望者に対しては事前の面談や見学を行い、心身障害重症児・者について理解を求めている。その上でボランティア内容は面談にて決めることとしている。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 福祉施設・事業所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・川崎市唯一の療養介護施設として、重症心身障害児・者に関する支援者育成研修等の講師を担っている。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・麻生区自立支援協議会,川崎市医療ケア児連絡調整会議を通し、地域のニーズ把握に努めている。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・在宅障害児者支援を推進するため、併設事業所で外来診療および外来リハビリテーションを実施し、また関連行政機関や医療機関との連携強化を推進している。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 利用者を尊重した福祉サービス提供について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・利用者を尊重した福祉サービス提供については、事業計画書にも明示して職員への注意喚起を促している。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 利用者のプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・日常生活では、居室・デイルーム・脱衣室・トイレなどにカーテンを設け、利用者のプライバシー保護の徹底に努めている。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して福祉サービス選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入所希望者にはパンフレットやホームページにおいて支援の基本的な方針、日中活動サービスなどについて説明している。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 福祉サービスの開始・変更にあたり利用者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・サービス開始・変更にあたっては、その都度、個別支援計画を作成(見直し)し、面談によって丁寧に説明して同意を得るようにしている。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 福祉施設・事業所の変更や家庭への移行等にあたり福祉サービスの継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・他施設への移行や家庭復帰は稀であるが、区のケースワーカーやかかりつけ医、相談支援専門員などと連携して必要な情報を提供したり、移行後も必要に応じて相談援助業務などを継続している。また、医療機関へ入院し、退院後に施設でのサービスを再開することに対応しており、サービスの継続性に配慮して利用者・家族が不安を感じることがないように努めている。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・2か月毎の家族会役員との連絡会や、年3回開催している施設運営の意見交換会などを通じて意向や要望を把握している。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・苦情解決の仕組みを確立しており、苦情解決責任者や窓口担当者及び第三者委員や行政の窓口を明示し、契約時には重要事項説明書をもとに利用者・家族に説明している。また、施設内に意見箱を設置したり苦情解決体制のポスターを掲示するなど、意見を受け付けることを周知している。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 利用者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、利用者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・利用者・家族などに対し、重要事項説明書に苦情解決責任者・受付窓口・第三者委員・川崎市福祉事業所など苦情解決支援事業事務局などの連絡先を明記し周知している。事業所内には掲示も行っている。また、家族などが面会に来た際や意見交換会の折に意見を聞いたり、相談を受けるなどの対応をしている。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 利用者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・利用者・家族などからの相談・意見・苦情などを受け付けた場合には記録に残すようにしており、必要に応じて施設長・関係所属長と協議し早急に回答できるよう努めている。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・施設として安全管理対策委員会が設置され、事故やヒヤリハットの改善策などを話し合っている。また、リスクに対応した医療安全管理マニュアルが整備されている。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における利用者の安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染対策委員会を設け、職員に対し研修を開催して感染症などの最新情報を提供している。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における利用者の安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・防災委員会を設け、消防訓練を毎月、消防署や地域住民との消防訓練を年2回行っている。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 提供する福祉サービスについて標準的な実施方法が文書化され福祉サービスが提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・個別支援委員会が設置され、個別支援計画書の運用について職員の意見を聞きながら話し合っている。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・各種のマニュアルはその都度見直しを行い差し替えている。ひとり一人の手順書も年度ごとに更新し、利用者に合った支援ができるよう取り組んでいる。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。 |
【第三者評価結果:a】 ・個別支援計画は担当職員が作成しサービス管理責任者が内容を確認している。個別支援計画作成の流れは文書化され、アセスメントはシートをもとに行い利用者ニーズを把握することや、個別支援計画の家族の同意やモニタリングの時期などを明確にしている。個別支援計画は利用者の希望や支援目標と課題、具体的な課題と支援計画など、利用者本位の個別計画としている。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・個別支援計画のモニタリングは6か月に一度となっており、計画に変更が無ければ手紙で家族に知らせ、変更があれば家族に説明し同意を得ている。個別支援計画の面談記録は、家族からの要望・意見や特記事項を書き記している。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 利用者に関する福祉サービス実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・個別支援計画に沿ったケアについては記録に残し、グループで行うモニタリングでは、担当以外の職員の意見を聞きグループノートに記録している。なお、専用の書式を検討中とのことであり今後が期待される。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 利用者に関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・電子カルテシステムを導入しており、受診の管理などに活用されている。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 利用者の自己決定を尊重した個別支援と取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・利用者の自己決定を尊重したサービス提供に努めており、日常においては利用者個別にもつ表現方法(非言語コミュニケーション)で意思表示ができるような関わりに取り組んだり、個別支援計画の作成や見直しにあたっては、利用者や家族との面談を通じて意向や要望を把握して計画書に反映させることにしている。 |
【A2】A-1-(2)-① 利用者の権利侵害の防止等に関する取組が徹底されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・個別支援計画を作成する際の利用者や家族との面談では、職員の態度や言葉遣い、プライバシーへの配慮、気持ちの尊重などについても把握することにしている。 |
【A3】A-2-(1)-① 利用者の自律・自立生活のための支援を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・施設では出来る限り自立した生活や自主性や主体性のもとに自己決定できるようにサービスを提供することに取り組んでおり、衣類の着脱、車イス操作、食事摂取、活動への参加、排泄や入浴などの各シーンで促している。 |
【A4】A-2-(1)-② 利用者の心身の状況に応じたコミュニケーション手段の確保と必要な支援を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・日常においては利用者自身が意思決定しやすい関わり方に努めており、二者択一で問いかけたり、絵や写真カード・トーキングエイド・施設独自のコミュニケーションツールなどを用いたりしている。 |
【A5】A-2-(1)-③ 利用者の意思を尊重する支援としての相談等を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・サービス担当者会議や個別支援計画書を作成する際には利用者や家族との面談を開催し、意思決定支援ガイドラインに準じて利用者の意思を尊重するよう努めている。 |
【A6】A-2-(1)-④ 個別支援計画にもとづく日中活動と利用支援等を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・施設では「個別支援計画に沿った支援がなされているか」や「個別支援計画の満足度の把握」を行うために、6か月毎に定期的なモニタリングを実施している。利用者(児童)によっては、毎月や3か月毎など必要に応じて実施している。 |
【A7】A-2-(1)-⑤ 利用者の障害の状況に応じた適切な支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・排泄ケアにおいては利用者の状態に応じたオムツの選定や個別のケア時間を設けている。 |
【A8】A-2-(2)-① 個別支援計画にもとづく日常的な生活支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・日常的な生活支援では個別対応を原則としており、看護生活支援ケア計画(電カル内看護計画)を利用者一人ひとりに作成し、それに準じた支援に取り組んでいる。 |
【A9】A-2-(3)-① 利用者の快適性と安心・安全に配慮した生活環境が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・居室と共有スペースには個別スペースを設けており、利用者の心身状況に合わせたベッド類や趣味・嗜好に沿った物品を準備して快適性に配慮している。 |
【A10】A-2-(4)-① 利用者の心身の状況に応じた機能訓練・生活訓練を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・全利用者を対象に利用者(保護者)の同意のもとに個別のリハビリテーション計画書を作成し、3か月毎に評価を行い更新している。機能訓練プログラム、自立度を高め維持する生活訓練プログラムとしており、車イス設計やその適合訓練も含まれる。 |
【A11】A-2-(5)-① 利用者の健康状態の把握と体調変化時の迅速な対応等を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・施設は24時間の看護師体制を敷いており、日中は健康管理に加え食事・排泄・入浴などの個別支援にも対応している。また、夜勤帯では様子観察が中心になっており、必要に応じて医師と連絡を取り合ったり、救急搬送も適切に対応できるようにしている。 |
【A12】A-2-(5)-② 医療的な支援が適切な手順と安全管理体制のもとに提供されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・年1回の定期健診を初め、常勤医師(小児科・小児内科・精神科)や専門科目(皮膚科・整形外科・耳鼻科)の定期的な往診により適切な医療的支援を提供している。 |
【A13】A-2-(6)-① 利用者の希望と意向を尊重した社会参加や学習のための支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・利用者活動の一環として生産活動を実施しており、地域の施設や区役所等で販売している。 |
【A14】A-2-(7)-① 利用者の希望と意向を尊重した地域生活への移行や地域生活のための支援を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・地域生活へ移行するケースは稀であるが、一部利用者は希望により地域の活動センターで作業する機会を設けている。 |
【A15】A-2-(8)-① 利用者の家族等との連携・交流と家族支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・定期的(1回/年)な面談をはじめ、家族会役員と管理者による定期連絡会を2か月毎に行い、施設運営についての報告や日々の支援に関する要望等を共有する機会としている。 |
【A16】A-3-(1)-① 子どもの障害の状況や発達過程等に応じた発達支援を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・個別支援計画作成にあたっては、障害や疾病による状況に加え、多職種が連携して年齢や発達過程を考慮し必要な支援を盛り込むことにしている。 |
【A17】A-4-(1)-① 利用者の働く力や可能性を尊重した就労支援を行っている。 |
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【第三者評価結果:評価外(障害児支援、就労支援以外の福祉施設・事業所)】 |
【A18】A-4-(1)-② 利用者に応じて適切な仕事内容等となるように取組と配慮を行っている。 |
【第三者評価結果:評価外(障害児支援、就労支援以外の福祉施設・事業所)】 |
【A19】A-4-(1)-③ 職場開拓と就職活動の支援、定着支援等の取組や工夫を行っている。 |
【第三者評価結果:評価外(障害児支援、就労支援以外の福祉施設・事業所)】 |