花月園前ここわ保育園
第三者評価機関名 | 株式会社フィールズ |
---|
名称 | 花月園前ここわ保育園 | 評価対象サービス | 保育所版 |
---|---|---|---|
対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 60 名 |
所在地 | 230-0052 神奈川県横浜市鶴見区生麦5-14-11 |
||
TEL | 045-642-4250 | ホームページ | http//kagetsu-cocowa.com/ |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2018年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 株式会社ディアローグ | ||
職員数 |
常勤職員:21 名
非常勤職員:2 名
|
||
専門職員 |
保育士:19 名
看護師:1 名
|
||
施設・設備の概要 |
(居室数):保育室6、 調理室1、 調乳室1 、事務室1、 休憩室1
(設備等):園庭、屋上園庭
|
【保育理念】 個々との繋がりを大切に、対話を重ねることで子どもとの対話、保護者との対話、保育士同士の対話、3つの対話の中で、子ども・保護者・地域・そして保育士の輪を大切にした、地域に根ざした、愛情ある保育園を目指します。 『ここわ』とは・・・ ここ ⇒ 個々・こころ わ ⇒ 対話・つながりの輪 【保育目標】 〇感謝の心を忘れない「利他」の心を持った子ども 〇のびのびと自分を表現できる子ども 〇心身ともに豊かな子ども 【教育・安全・食育の輪をつなぐ】 好きなことを見つけ、興味の輪を広げられます。 全ての子ども達の楽しい生活の場として保育を行っていきます。 |
花月園前ここわ保育園では「好きなことを見つけよう!」を目標に様々な教育を展開しています。まず、始めに、ネイティブな英語講師が週2回保育に入ることで保育の中で自然と英語が耳に慣れるよう、英語が身近に感じられるよう取り組んでいます。 次に、体育講師による運動指導を月2回程行っていることにより、子どもたちが基礎的な部分から体の使い方、動かし方を学べる取り組みを行っています。 最後にリトミックの講師が月2回程来て、子どもたちが表現力を養い音楽へ親しみを持てるような取り組みを行っています。さらに、保育室で使用している机・椅子は全て檜を使用し、木の温もりが感じられる工夫をしています。 |
評価実施期間 | 2019/07/01(契約日) ~2020/02/12(評価結果確定日) |
---|---|
受審回数(前回の受審時期) | 回(年度) |
特に評価の高い点 | 1) 玩具は職員の手作りにより温もりを感じられるように整えています 保育室でひときわ目を引く玩具がおままごとに使うキッチンのシンクとガス台です。職員の手作りで牛乳パックで丈夫に作られており、きれいに着色されて、とても温もりが感じられます。 子どもたちの発案で作ったプラネタリウムやいかだも温もりが感じられ、同時に子どもたちの達成感も感じられます。 2)職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場に取組んでいます 基本的な職員定数では、職員の負担が大きいと判断して少し多めの配置をしていますが、職員をさらに効率的に配置するための「体制表」を週間単位で作成しています。職員の希望を受けて保育サービスから外れて行事に備えた準備や、手作り玩具作成、発達記録などの書類作成に使うフリーの時間を作っています。 フリーの時間も、職員間で平等に、且つ有効に仕事が進められるようにして捻出しています。有給休暇取得状況、残業状況等の把握も並行して行っています。 3)子どもたちや保護者、職員への伝え方に工夫しています クラスや玄関・廊下には、多くの掲示がありますが、大変見やすく整理され、温かみのある絵などもあり字画も統一され、通りかかる人が掲示の中身に興味を持っていただけるように工夫しています。 子どもたちへのお知らせには、絵を引き立たせる余白があり、デザイナーが作ったものかと思えるような雰囲気があります。教材に使うときは壁面から取り出すこともできるように、貼り付けの工夫もされています。 議事録は内容に関連する写真も添えて、読む人たちが理解しやすいように工夫もされています。議事録は職員が交代で作っていますが、第三者から見ると、特定の人が作成しているのではと感じられる雰囲気です。 単なる記録ではなく、常に相手の方々を意識することを徹底した結果であると思われます。 |
---|---|
改善を求められる点 | 1)要望・苦情での、第三者委員などの再徹底 入園のしおりと園の掲示板等に、保護者相談窓口として、苦情解決責任者、苦情受付担当者と並んで第三者委員2名が明示されています。しかし、保護者からの園への評価が良い中で、第三者委員などに相談できることを知っている方は少ない状況です。園だけでなく外部も含めて、意見が言いやすい環境を整えることが、園への信頼につながりますので、周知の工夫が期待されます。 |
この度、開園2年目で初めての第三者評価を受審いたしました。 受審に先立ち職員全員が、事前に、受審の意味や意義について説明を受けたので、理解した上で話し合いながら保育所の自己評価に取り組むことが出来ました。 問われている項目一つひとつを確認することにより目指すべき姿が具体化したので、不足している部分は少しでも補えるように努力しました。評価を受けることにより、より良い保育園に少しでも近づくことが出来たのではないかと思い、感謝しております。 また、保護者アンケートの結果により課題も見つかりました。地域や関係機関との関係についての項目と、要望や苦情を第三者委員などに相談できることに対する認知度が予想よりも低いことが判明したので、今後はより周知に努めたいと思います。 評価員の皆様には、丁寧に園内や保育の様子、環境、書類などを確認していただき、また、助言をいただき感謝しております。 今後も、養護と教育を一体的に行う、安心安全な質の高い保育を目指すと共に、地域に根ざした園作りをしてまいります。 園長 曽我部ひとみ |
詳細評価PDF |
---|
評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 パンフレットにコンセプトとして、3つの「わ」を大切に、お子様の健やかな成長を、ここわ保育園が応援します!と大きく表示、「たくさんの愛情と共に、のびのびと遊ぶ笑顔を、ここわ保育園で育みませんか?」と呼びかけた上で、基本理念が示されています。保護者からも、園名の由来でもある「3つのわ」を大切にしたいと意見が表明されています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 園長は、横浜市民間保育園園長会、幼保小連携事業等の各種会議や研修会に出席、社会福祉事業を取り巻く現状と課題を把握しています。同一運営法人の各園が抱える問題点を共有し、オーナーシップをもって、日々の運営に関わることを心がけています。昨年(開園初年度)は、保育のコスト分析や保育所利用者の推移、利用率等の分析は、運営法人が行っていましたが、開園2年目の今年は、園として集計分析も行っています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:b】 新園を軌道に乗せるために、開園1年目は、職員体制についても運営法人の配慮が行われて、予算も運営法人が主導して対応していました。2年目を迎え、この園でどこに費用が掛かっているのかも把握できたことにより、今後の運営では、計画を立てて、これに沿った運営をめざしているところです。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 長期計画は、平成30年から令和4年までの5年計画として策定し、中期計画は令和2年までの3年計画として策定されています。中・長期計画は全職員に説明も行われています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:a】 前年度の事業報告書の内容も踏まえて、本年度の事業計画が策定されています。本年度の事業計画の中心には、保育内容(食育の考え方と取り組み、献立表、食育計画、食物アレルギー)と苦情処理状況(考え方、対応の仕組み、意見と早期発見)を取り上げています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 開園2年目という状況の下で、事業計画は運営法人の保育事業部運営係(花月園前ここわ保育園担当者)と園長のもとで策定されています。職員等の参画や意見の集約・反映は未だされておらず、評価の結果に基づいた事業計画の見直しも実施されていません。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:a】 事業計画は、玄関先に財務諸表とともに掲示しています。保護者には、①行事計画は「年間行事予定表」②保育内容・職員配置計画・アレルギー対応は、「園のしおり」③独自のサービス(ここわの英語・運動・リトミック)は「パンフレット」等で説明されています。カリキュラムについては、園内掲示と保護者会で説明もしています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
---|
【第三者評価結果:a】 園長は、子どもたちの「学びに向かう力」を育てるには、子ども自身が仲間とともに感じ、気づき、考え、試し、振り返り、挑戦していくことが大切と考え、子ども主体の保育計画をPDCAサイクルで考えたいと職員に伝えています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 年度末に個人と園の自己評価を実施、園の自己評価はクラスごとに話し合い、検討して評価を行い、互いの保育を振り返り、「子ども主体の計画を考え」次につなげる話し合いを徹底して行っています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 職務分担表に園長の役割・責任が記載されており、園にも掲示しています。年度始めの職員会議に職務分担表を提示し、説明し、確認しています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 園長は、職員が気持ちよく働けて、モチベーションを高めることで、質の良い保育が行えるよう職場環境を整えています。常に倫理観に基づいた保育、運営が出来ているか研修会等で確認し、職員に保育園の目指すべき姿を明確に伝えています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 昨年度の自己評価の結果では、子どもたちの思いを引き出すための「ことば」の大切さを改めて感じ取っています。今年度は「ことば」をテーマに据え、各々の言葉かけや職員同士の会話などについて振り返る機会を持っています。毎月発行する各クラスだよりにも、子どもたちの「つぶやき」を統一して紹介しています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 職員の希望や性格、経験年数等を考慮して人員を配置、各クラス間に差が出ないよう配慮しています。その上で職員に開示して差し支えない情報は積極的に共有し、職員も現状を把握できるようにしています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 必要な福祉人材の確保等は、運営法人が保育業界に特化した人材紹介会社の協力も得て行っています。運営法人として、保育所が「保育の質を確保するため」には「基本的な考え方として算出される職員定数」では、職員の負担が大きいと判断しています。現状では基準よりも少し多めの配置を行うことによって、着実な実行ができると判断しています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 人事基準については、就業規則などで明確に定めています。年度末には職員は自身を振り返り自己評価を行い、園長面談(目標設定時、年度末及び中間)を経て、次年度の取り組み(目標)を定める仕組みがあります。別に、運営法人の保育事業部運営係(花月園前ここわ保育園担当者)も、職員と年2回個別面談を行って、現場の声に耳を傾けて対話を行っています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 基本的な考え方として算出される職員定数では、職員の負担が大きいと判断して少し多めの配置をしていますが、職員を効率的に配置するための「体制表」を週間単位で作成しています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 年度始めに園の方針を共有し、職員一人ひとりが自身で掲げた目標を園長に提出し、一人ひとりの目標が定められています。 職員が、自身で掲げた目標を意識し、達成のために取り組み、充足感や達成感を感じられるよう園長・運営法人が一緒に取り組んでいます。園長との中間面接では 設定した目標について、進捗状況を確認し、園長から助言を得ています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 法人内で、マナー研修・コンプライアンス研修・新入者研修、年代(20歳代、30歳代等)や経験に応じた研修、園長・主任研修等、組織的に研修計画が策定されています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 法人主催の研修、キャリアアップ研修、外部研修など、個別の職員のキャリアに応じて研修を受けられるように調整しています。研修案内は職員に情報提供し、受けたい研修があれば積極的に受けられるように配慮しています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:b】 実習生の受け入れ体制は、マニュアルも用意し整備していますが、受け入れた実績がありません。令和2年度の8月に受け入れが予定されています。受け入れをする際は、学校と連携をとりながら学生がより良い生きた学びが出来るよう、段階を追ったプログラムを計画する予定にしています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 園のホームページには園の運営方針を、園パンフレットには理念・保育目標を記載し園見学に来られた方に直接説明をしています。苦情窓口や流れに関しては、入園のしおりに記載し入園前に説明を行い、玄関にも掲示して、利用者に周知しています。玄関には財務諸表も掲示、第三者評価の結果もをホームページに公表する予定です。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 園における事務、経理、取引等に関するルール、職務分掌と権限・責任が明確になっており、職員等に周知しています。経理規定をはじめとする各規程の整備を行い、適正な経営に努めており、健全な園運営に向けて適宜、職員間でも確認を行っています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 地域に根ざした保育園を目指し、地域の方々に職員・子どもたちから気持ちの良い挨拶をするよう心掛けています。一時保育や園庭開放日、子育て相談日などを設け、地域の子育て家庭の支援や交流を持つようにしています。地域の老人介護施設に赴き、一緒に合奏や歌を楽しんだり、踊りを披露しています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ボランティア等の問い合わせには個別に対応し、受け入れを行えるようにしています。また、ボランティア受け入れ要綱も整備し、受け入れ手順等を明文化しています。誓約書、アンケートも整備しボランティア終了後も繋がりを保てるように工夫もしています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 鶴見区の保育課や保健センター、療育機関とは必要に応じて連携を取り、連携した状況を記録しています。やり取りの内容は職員会議で周知し全員が状況把握できるようにしています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 運営委員会には地域の民生委員の方に加わっていただき、地域の情報を共有しています。一時保育、園庭開放、育児相談などを実施し、地域のニーズに応えられるようにしています。区役所のケースワーカー、保健師、東部地域療育センターなどと連携し、援助の必要な家庭の情報を共有しています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 今年度より園庭開放を実施し、地域の方に園庭を使用してもらえるように取り組んでいます。また毎月地域の入園希望者を対象に園見学会を開催し、必要に応じて園に関する質問だけでなく、育児に関する質問等にも対応しています。園にAEDを備え緊急時には貸出対応が出来るようにしています。災害時の食料、備品等も備蓄されています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 事業計画書に子どもを尊重した保育を行うという基本姿勢が明示されています。法人が主催する子どもの人権についての研修を全職員が受講し、組織内で共通の理解をもつための取り組みが行われています。週案や月案、年間カリキュラム等で、各クラスの保育を必ず振り返り評価しています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 子どものプライバシー保護に関する規定・マニュアル等を整備し、子どものプライバシーに配慮した保育が行われています。子どもの個人情報に関する書類は鍵付きの書庫で保管しています。また、文書・記録類の保管期限、廃棄方法などは文書管理規定に基づいて取り扱っています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 利用希望者が保育園を選択するために必要な情報は、ホームページや横浜市の保育園検索サイトで情報提供しています。園のしおりは、地域ケアプラザで開催する生麦地区の子育てイベントの際にも提供し、自由に持ち帰れるようにしています。見学希望者には、日時等柔軟に対応しています。見学者には園の理念や方針を丁寧に説明したり、園内を案内し設備や保育の様子を見て貰ったり、実費徴収している物や金額・延長料金・入園後の持ち物等、細かく説明しています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 入園にあたって、入園説明会で重要事項説明書(入園のしおり)を用いて、重要事項や保育内容の説明を細やかに行っています。保護者には、重要事項の説明に関する同意書に署名、捺印をもらい、同意を得ています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 転園や退園、契約変更の申し出があった際には、時期や状況においては家庭の意向になるべく沿うような形で対応しています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 子どもの表情や活動の様子に気を配り、子どもの望ましい発達や成長に必要な援助や関わりが出来るように配慮しています。日常の保育や行事についてアンケートを実施し、保護者の満足度や思いを調査しています。その結果は掲示し、質問があった場合は直接回答しています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 玄関には、苦情解決の仕組みを分かり易く説明した掲示物を掲示し、意見箱も設置しています。入園説明会で、重要事項説明書に基づき、苦情受付窓口や苦情解決責任者、第三者委員等苦情解決制度の説明をしています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 入園前説明会や個人面談、懇談会などで、担任、主任、園長、運営法人、外部の第三者委員など誰にでも相談が出来ることを保護者に伝えています。それらは重要事項説明書に記載し、玄関にも掲示しています。普段から意見や要望を言いやすい環境を作るため、保護者とのコミュニケーションを大切にし、信頼関係を築けるようにしています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 職員は日々の保育の提供において、保護者が相談しやすく意見を述べやすいように配慮しています。玄関に意見箱を設置し、アンケートの実施等保護者の意見を積極的に把握する取り組みを行っています。日々の保育に関する相談は基本的には担任が受け、園長や主任に報告をしています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 子どもの安心と安全を確保し、保育の質の向上を図る観点からリスクマネジメント体制を構築しています。事故発生時の対応、園医や近隣の病院の連絡先などは事務所内に掲示し、受診の際の持ち物も専用のバッグにまとめています。けが報告書やヒヤリハット報告書の事例の収集を積極的に実施し、全職員で回覧しています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 感染症対策のマニュアルを整備し、園内の清掃、消毒を徹底し衛生的な環境を整えています。看護師は季節や必要に応じて、子どもたちにうがいや手洗いの指導をしています。また、職員に向けて嘔吐処理や下痢の際の対応について定期的に園内研修を行っています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 災害時における子どもの安全確保のため、職員は役割分担し役割分担表を事務室に掲示しています。災害時の避難訓練年間計画に基づき、地震、火災、消火、津波等の訓練を月1回以上、不審者対応訓練を年2回、引き渡し訓練を年1回実施しています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 安全衛生、アレルギー対応、散歩確認、虐待対応、事故・危機対応、プール使用時、睡眠時の注意点などの各種マニュアルを整備しています。マニュアルに基づいて実施されているかどうか、クラスの職員同士で振り返り、評価・反省を行い、乳児会議や幼児会議などでも確認しています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 標準的な実施方法の検証・見直しについての取り組みは、現場の実情に合わせて、乳児会議や幼児会議、職員会議で実施しています。検証・見直しにあたり、会議の際は職員が現場の意見を出しやすく、話しやすいように環境作りに努めています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。 |
【第三者評価結果:a】 指導計画策定の責任者は園長で、全体的な計画に基づき各クラスの年間計画、月間計画、週案をたてています。家庭状況、健康状態については、入園前に保護者が児童票に記入し、入園前面談で把握したことに基づき、個々に適した保育が展開されるようにしています。保育実践の振り返りは必ず行い、指導案の評価・反省欄に記載しています。個別配慮児は年間の計画を立て、月案にも配慮事項を記載しています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 年間指導計画、月案、週案、保育日誌には評価・反省欄が設けられ、定期的に振り返りを行っています。子どもへの関わりや保育の進め方についても振り返りが行われ、それを基に次の指導計画を作成しています。計画、実行、評価、改善のPDCAサイクルを意識しています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 子どもの成長に関する記録は児童票、発達記録、月間指導計画に記録されるとともに、クラス担任、主任保育士、園長間で情報を共有しています。毎日、各クラスから一人ずつ参加する昼ミーティングで、日々の子どもの情報を共有しています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 個人情報保護規定等により、子どもの記録の保管、保存、廃棄、情報の提供に関する規定を定めています。規定に従い文書の保存は鍵付き書庫で保管しています。職員は個人情報保護規定等について理解し、入社時に誓約書を提出しています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
---|
【第三者評価結果:a】 全体的な計画は、児童憲章、児童の権利に関する条約、児童福祉法、保育所保育指針などの趣旨をとらえて作成しています。また、園の理念、保育の方針や目標に基づいて、子どもの発達過程を踏まえて保育内容を組織的・計画的に構成し、園生活の全体を通して総合的に展開されるように配慮しています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 室内の温度は、冬場は20~23℃、湿度40~60%に保ち、室内の温度、湿度、換気、採光、音などの環境は、常に適切な状態を保持しています。週に1度は、全てのエアコンのフィルターを掃除しています。また、布の玩具やおんぶ紐、ラックの敷物なども週に1度は洗濯をして衛生管理に努めています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 人権擁護のためのセルフチェックリストを使い、、子ども一人ひとりの人権を尊重できる関わりを意識しています。年齢や月齢にこだわらず、子ども個々の発達や育ちを把握するように努めています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 一人ひとりの子どもの発達に合わせて、それぞれが興味を持った段階で身の回りの事や排泄等子どもが自分でやろうとする気持ちを育み、取り組んでいけるように、家庭と連絡を取りながら無理なく進めいけるようにしています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 表現遊びや感触遊び等、様々な経験を通して子ども個々の興味や関心を引き出せるように工夫しています。コーナー遊びを取り入れて子どもが主体的に好きな遊びに取り組めるように配慮しています。動と静のバランスを考慮し、戸外や室内で体を動かす活動を意図的に設けています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 乳児保育において、子ども一人ひとりとじっくりと関われるように、子ども6名に対し、3~4名の手厚い職員配置をとっています。職員配置を多くしたことで、手遊びをしたり触れ合い遊び等のスキンシップが十分に取れて、0歳児が安心して、職員と愛着関係が持てるように配慮しています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 1歳以上3歳児未満の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 1歳以上3歳未満児保育では、肯定的な言葉でのやり取りを大事にする中で、子どもそれぞれが認められているという思いを感じ、意欲的に活動に取り組めるようにしています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 3歳以上児の保育については、少人数ならではの特性を生かし一人ひとりの欲求を十分に満たし、集団の中で安定しながら遊びを中心とした興味関心のある活動に取り組めるような環境を整えています。生活面や活動において細部まで丁寧に関わるようにしています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 現在、身体的に障害のある子どもはいませんが、エレベーターを設置し、トイレはバリアフリーになっています。職員は、障害のある子どもの保育について研修等により、必要な知識や情報を得ています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ 長時間にわたる保育のための環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 長時間保育は、異年齢児集団で育まれる交流や個人の選択活動によって集中力を高める時間ととらえ、ゆるやかなルールの中で安心して過ごせるように配慮しています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 アプローチカリキュラムを作成し、就学までを見通した活動や援助が出来るようにしています。就学に向け、12月から午睡を徐々に減らしたり、一定時間落ち着いて机に向かえる機会、学習への興味や関心を高められるような関わりが出来るよう進めています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 安全衛生マニュアルを整備し、看護師は朝と午後の1日2回、各クラスを回り、子どもたちの健康管理をしています。また、毎日のミーティングで各クラスの子どもの健康状態について職員間で情報共有しています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科検診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 健康診断、歯科健診ともに年2回実施し、結果は成長記録表に記録し保護者に伝えています。毎月の身体測定の結果や予防接種の追記などのやり取りも成長記録表を通じて行い、保護者と情報を共有しています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 アレルギー疾患のある子どもに対して、「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」をもとに、子どもの状況に応じた適切な対応を行っています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 食に関する豊かな経験が出来るように、保育の計画に位置付け取り組みを行っています。食育計画を策定し、子どもたちが色々な食材を楽しみながら味わえるようにしています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 離乳食の子どもは、体調やお腹の状況を保護者と話し合い、初めての食材について先ずは家で食べてから園で提供するなど慎重に進めています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 保護者会(5月・2月)と個人面談(6月・11月)を行い、保護者のほぼ全員が出席しています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 入園の際に、家庭状況や保護者の意向等をよく聴き取り、保護者の立場に立って考え、対応することを心がけています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 着替えや身体測定の際は、子どもの身体に不審な傷やあざ等がないか確認しています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 日々の保育に対する評価・反省は、日誌に子どもの姿をもとに具体的に記録を行っています。 |