高風保育園
第三者評価機関名 | ナルク神奈川福祉サービス第三者評価事業部 |
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名称 | 高風保育園 | 評価対象サービス | 2022 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 116(91) 名 |
所在地 | 〒231-0822 横浜市中区本牧元町72-1 |
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TEL | 045-624-0277 | ホームページ | https://kofu-ns.hakuho-kai.ed.jp |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 1949年06月25日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 社会福祉法人 白峰会 | ||
職員数 |
常勤職員:14 名
非常勤職員:11 名
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専門職員 |
(保育士)園長:1 名
(保育士)副園長:1 名
(保育士)主任:1 名
(保育士)副主任:1 名
保育士:19 名
栄養士(内管理栄養士):2(1) 名
調理員:2 名
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施設・設備の概要 |
1、2歳児室:2
3、4、5歳児室:3
調理室:1
トイレ:5
事務室:1
職員休憩室:1
鉄骨造り2階建て仮園舎 :建物延べ床面積 493.75㎡
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【保育理念】 子どもは私たちの宝です。絶えず大人に喜びと光と望みを与えてくれます 私たちは まごころをもって日々良く育てましょう 【基本方針】 ・キリスト教方針に基づいた保育 ・神様と人に愛され、心身ともに健やかな子どもを育てる ・一人ひとりを大切にし、感性豊かな心と創造性を育てる |
【立地および施設の概要】 高風保育園は、明治38年相沢託児園として発足し、戦後現在地に移りました。敷地内に児童養護施設高風子供園を併設しています。横浜市営バス「本牧車庫前」または「三渓園入口」バス停で下車し、緑に囲まれた閑静な住宅地を抜けて5分ほどの高台にあります。園舎は本牧臨海公園こどもの遊び場に面しており、園庭として利用しています。現在は園舎建て替えのため仮園舎で、1階に1、2歳児、2階に3、4、5歳児の保育室を配置し、1歳から5歳まで定員116名のところ、91名が在籍しています。 【園の特徴】 キリスト教の精神に基づく保育を行い、毎月の聖句・讃美歌を設定し、毎朝礼拝を行っています。花の日祝会、感謝祭、クリスマス祝会等のキリスト教の行事があります。運営主体の白峰会は、保育所を南区に1園、港南区に1園を運営するほか、系列に横浜女子短期大学・保育科があります。園では、学生の保育実習を受け入れ、職員が大学の保育センターの研修を受けたり、園児が短大のイベントに参加したりしています。 |
評価実施期間 | 2022/04/01(契約日) ~2022/12/26(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 3 回(2017年度) |
特長や今後期待される点 | ◇特長や今後期待したい点 1.自然に親しむ戸外活動と職員の関わり 天気の良い日はほとんど毎日戸外遊びを取り入れ、園舎前の公園やあじさい広場、八聖殿等の自然豊かな環境を生かし、探索活動を楽しんだり、身体を動かして遊んでいます。 職員は、1人ひとりのつぶやきや思いに応え、共感したり受け止めて、子どもと一緒に遊びながら友だち同士の関わりも深めていけるようにしています。 職員はカブトムシをつかんだ子どもに「やったあ!」とほめたり、子どもが腹ばいになって砂をあびると「全身で砂を感じたんだね」と子どもと共感しています。 子どもが遊びを満足して楽しめるように、ゆったりとした時間配分にするように努め、クラスごとの公園の使用状況を把握するために「園外活動記録」を作成して、子どもが戸外で安全に遊べるようにしています。 2.さらなる環境構成の工夫 子どもの興味・関心に合わせておもちゃの入れ替えをし、幼児クラスでは、棚の上に「展示コーナー」を設け、子どもが作ったものを展示したり、遊びの続きができるようにしています。おもちゃは低い棚の中にあり、子どもの要望により職員がおもちゃを用意しています。 新園舎では、職員間で話し合い、子どもが自分で遊具や素材を取り出せるようにしたり、ゆったりと過ごせる環境を整えるなど、子どもがより主体的に遊べる環境の設定が期待されます。 3.保護者からの意見や要望をより積極的に受け止める姿勢 園は、保護者に「伝える」より「伝わる」ことを目指して、メール配信も取り入れて言葉を選んで伝えていますが、第三者評価のアンケート結果ではあまり伝わっていないようです。個人面談も年に1度、5歳児のみ全員に行っていますが、全員に行ったり、投書箱の名称を変えたりして、保護者の意見を前向きに捉えて集め、保護者のニーズを汲み取ってコミュニケーションを促進し、保育の質の向上に繋げることが期待されます。 4.職員による主体的な研修への取組 令和4年度より、職員会議で定期的に子どもの成長を職員間で共有する取組を始めていますが、保育の課題や学び合いを深めることは今後の課題となっています。今後実施する園内研修が職員の主体的な学びになることが期待されます。 5.個人情報保護とプライバシー保護の理解と周知 「個人情報保護」と「プライバシー保護」の違いについて整理して、プライバシー保護に関する総合的な規程を作成し、全職員の定期的な研修の実施が望まれます。また、子どもや保護者への、プライバシー保護への園の取組の周知も望まれます。 |
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令和4年度 第三者評価を受審して 第三者評価は今回で3回目の受審となりました。 評価項目は共通評価と内容評価で構成されており、以前に比べて項目が増えただけでなくとても深く細かく掘り下げた内容になっていました。A評価を取る為にはあとわずかという項目が多くありました。評価内容の基準が細かくなったことによって、私たちが今後更なる上を目指すべき点が明確に見えてきました。 今年度は新園舎建替えの年となり、仮園舎の中でできる限り子どもの過ごしやすい環境を確保できるようにしてきましたが十分とは言えません。その中でも内容評価については保育士の子どもへの関わりを細かく観察して頂き、保育士が子どもたちに寄り添い、受け止め共感し、主体的に遊び込めるような言葉かけをし、成長を促す姿を評価して頂きうれしく思いました。 5年に一度の受審は現状に甘んじることなく更なる向上のために何をするべきかを示してくれる良い機会となっております。日々の保育や業務について、全職員が自己評価をしながら振り返りを行っております。自分たちの保育を見直し、課題を共有し、今後に向けて一人一人が具体的に何をするべきかに気づき、学びの時となりました。 今回の受審結果を受け止め、更に検証を重ねながら、子どもの最善の利益のために、保護者、地域との連携を図り、よりよい保育を提供していかれるよう、職員一同力を合わせて努力してまいります。 第三者評価受審にあたり、ご尽力いただきました評価機関の皆様、ご多忙にも関わらず利用者調査にご協力いただきました保護者の皆様に心より感謝申し上げます。 園長 長谷川 西鳳 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育理念は、「子どもはわたくしたちの宝です。たえずおとなに喜びと望みと光をあたえてくれます。わたくしたちは真心をもって日々良く育てましょう」と、明文化しています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園長は、横浜市私立保育園こども園園長会、運営法人施設長会議、横浜市社会福祉協議会の研究発表会等に出席し、社会福祉事業全体について動向を把握しています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、運営法人の理事会や評議会に出席し、育児支援事業や一時保育事業、職員体制、コロナ禍の保育等の具体的な課題を明らかにしています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・園の理念、保育方針の実現に向けて、中長期計画を策定し、「保育内容の充実」「人材育成」「地域交流」「保護者支援」「施設の整備」を取組項目として掲げて計画しています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・「単年度計画(2022年度)」を策定し、中長期計画を反映して食育の推進、園内研修の充実、地域交流、保護者支援の具体的事業や保育内容を記載しています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:a】 ・事業計画は、保護者アンケート結果と職員からの意見を反映して、園長、副園長、主任保育士、乳児リーダー、幼児リーダーが中心になって作成しています。園では毎年1月から、幹部職員が中心になって評価・見直しをしています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画の主な内容は、年度始めに新年度のお知らせ、年間行事計画、年間指導計画等を保護者に周知しています。今年度特に重要な施設整備計画については、4月に全体説明会を行い、不参加者には資料を後日配布し、7月、9月に追加のお知らせを配付しています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・クラス会議、月2回の職員会議、リーダー会議、給食会議、ミーティングで保育の各計画の策定、実行、評価、見直しのサイクルで実施し、保育の質の向上に向けて取り組んでいます。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 ・「高風保育園全体自己チェック評価表」として、保育園の自己評価結果をまとめ、次年度の取組を明文化し、3月に保護者に向けて掲示しています。また、2月に保護者アンケートを行い、集計結果を園だより3月号に掲載し、保護者からの意見、要望に対する回答をまとめた文書を保護者に配付しています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・管理規程の中の職務分掌に園長の役割と責任について明記しています。園長の役割としては、入園説明会・職員会議の運営、関係機関の会議への参加、地域交流の取組等と記載があります。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は児童福祉法や子ども・子育て支援法、個人情報保護法、コンプライアンスを明記した規程等、福祉・保育に関連した遵守すべき法令等を把握し、利害関係者との適正な関係を保っています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は年間指導計画、月案、週案の自己評価を提出されたタイミングで確認し、日々の子どもの様子や職員の働き等も合わせて、保育の質の現状を把握し評価しています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・運営法人と連携して、人事、労務、財務等の分析を行っています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・園の理念に基づいて保育ができるよう、望ましい保育者として、また社会人として組織の中での成長を図れるよう、人材育成を進めています。全職員に「望ましい保育者」の小冊子を配付し、「保育者としての心構え」「社会人としての心構え」と合わせて、新年度に読み合わせをしています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・「期待する職員像等」は、園の理念に掲げ、入園のしおり、全体的な計画に明記しています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:b】 ・労務管理に関する業務は、園長、副園長が行い、シフトの調整は副園長が行っています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・「望ましい保育者」には、園で期待する保育者像について、明記しています。毎年「課題票」を活用した目標管理のための仕組みがあります。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「経験別望まれる研修一覧表」に、経験年数ごとに、保育者に求められる専門性を明示しています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、個人面談や「課題票」により、職員一人ひとりの知識や技術水準、専門能力等を把握しています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:b】 ・「実習生受け入れマニュアル」があり、受け入れの意義、受け入れに関する基本姿勢を明文化しています。実習生には、オリエンテーションを行い、実習の心構えや守秘義務等について説明しています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・運営法人・園のホームページや入園のしおりに理念、方針、保育内容、園情報を掲載しています。毎年11月に運営法人が運営状況を掲載したニュースレターを発行しています。WAMNET(社会福祉法人の財務諸表等電子開示システム)で現況報告書・決算情報を公表しています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・事務、経理、取引等のルール、職務分掌、権限等を運営規程・経理規程・管理規程等に明示しています。園長が会計責任者、副園長が出納責任者、事務職員が事務担当として相・事務、経理、取引等のルール、職務分掌、権限等を運営規程・経理規程・管理規程等に明示しています。園長が会計責任者、副園長が出納責任者、事務職員が事務担当として相互チェックをしています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・地域との関わり方について、全体的な計画、ホームページ、パンフレットに「地域との交流を積極的に行う」との記載があります。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・地域のボランティアを受け入れることをパンフレットに記載し、ボランティア受け入れマニュアルに受け入れの意義、受け入れの姿勢等を明文化しています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子ども・保護者の支援に繋がる地域の関係機関・団体のリストをまとめています。リストには、横浜市こども青少年局、中区福祉保護センター、児童相談所(中央・南部)、中部地域療育センター、小学校、病院、嘱託医等の記載があり、職員会議等で全員に周知しています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・利用件数は多くないものの、中区のグランマ保育園事業を通じて、未就園の子どもが地域で小さい子どもとの関わりを持ちにくいなどの、地域の福祉ニーズ等の把握に努めています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・自治会に加入し、コロナ禍前は音楽会や人形劇を企画して、2つの町内会の掲示板を利用して広報し、地域の方も招待して園児と一緒に観賞していました。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育理念や保育方針に子どもを尊重した基本姿勢を明示し、保育士の自己評価や、「子どもの権利擁護マニュアル」、園策定の「望ましい保育者」の読み合わせをするなかで、子どもを尊重する保育について共通認識がもてるような取組をしています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・専用マットや手作りの衝立を用意して、おむつ替えは廊下や外からは見えないところで行っています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園のパンフレットを区役所、中区地域子育て支援拠点「のんびりんこ」等に置いています。園見学の際に配付しています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園時には、「入園のしおり」「重要事項説明書」を配付し、具体的に説明しています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・転園する際の引継ぎ文書はありませんが、園児の転園先には、必要に応じて、保護者の同意を得た上で、口頭で情報提供しています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・日々の保育のなかで、保育者は子どもの言葉、表情、行動等で子どもの思いを汲み取り、利用者満足を把握するように努めています。夕方にはその日の子どもの様子をクラスごとにホワイトボードに記入し、また連絡帳も有効に使い、保護者に子どもの様子を伝えています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:b】 ・重要事項説明書や入園のしおりに、相談・苦情受付担当者(副園長)、相談・苦情解決責任者(園長)、第三者委員(弁護士・横浜女子短大教授2名)を明示しています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園のしおりや重要事項説明書にご意見・ご相談の窓口や第三者委員を明示し、玄関にも掲示しています。また、その横に「投書箱」を設置し、横浜市福祉調整委員会のパンフレットを掲示しています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:b】 ・登園時・降園時のコミュニケーション等で、日々の保育に対する疑問や相談を受けられるように、普段から保護者と良好な関係を築くよう心がけています。保護者アンケートの意見・要望には、個別に手紙で回答する場合があります。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・リスクマネジメントの責任者は園長です。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・感染症対策の管理体制は、園長を園の責任者として、各クラス担任が現場の責任者としています。感染症対策マニュアルを作成し、職員に職員会議等で周知徹底しています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・災害・非常時の手引きに対応方法を明確にして火災や地震に備え、時間や場所の想定を変えて、毎月避難訓練を実施しています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・「望ましい保育者」「日常業務マニュアル」等の保育業務の基本、健康、衛生、災害・非常時、感染症対策、事故予防、対応、応急処置等の各種マニュアルが整備され、事務室・保育室に常備しています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・各マニュアルは、基本的には年度末に、職員からの意見を反映して、幹部職員で検討し、必要な見直しをしています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
【第三者評価結果:b】 ・1人ひとりの子どもの身体状況や、子どもと保護者の生活状況、必要な保育時間等を児童票、入園調査書、健康調査書および入園前の面接により把握しています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・年間指導計画は4期ごとに、月間指導計画は毎月、クラス会議で振り返り・評価をし、次の指導計画に生かしています。週間指導計画(週案)は、毎週自己評価をしています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子ども一人ひとりの保育の状況は、ケース記録(経過記録)に記録しています。3~5歳児の月間指導計画には個別配慮の欄は設けられていませんが、保育日誌には、個人記録の欄があり、排泄や健康状態等の特記すべきことがあったときに記載することになっています。入園時からの発達の状況をチェックする、「保育士による評価」があり、3段階で評価をしています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・「個人情報管理規程」があり、書類の管理方法、子どもの記録の保存、廃棄、情報の提供等に関する規程が定められています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:b】 ・全体的な計画は、児童憲章、児童の権利に関する条約、児童福祉法に示されている理念、保育所保育指針に基づいて作成され、保育理念、保育方針、保育目標に基づいて編成しています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:b】 ・室内に、温湿度計、空気清浄機、加湿・除湿清浄機を設置し、エアコンを使用しながら、夏場は25℃、冬場は22℃くらいに設定し、適切な温湿度を保っています。園舎は南向きで、すべての保育室に窓があり、窓開けをして換気を心がけています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園時に、児童票、入園調査書、健康調査書に、入園までの子どもの発達、既往症、予防接種の状況、健康状態や家庭の状況等を保護者に記載してもらい、面接を行って、一人ひとりの子どもの状態を把握し、職員会議で共有しています。入園後は、保護者と送迎時の会話を交わし、さらに、1、2歳児は連絡帳をやりとりして、子どもの状況を把握しています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画や年間指導計画、月間指導計画に、各年齢で身につけてほしい基本的な生活習慣を盛り込み、子どもの発達やその子どもの気持ち、自主性を大切にして、基本的な生活習慣を身につけられるようにしています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員は、子どもが遊びを満足して楽しめるように、ゆったりとした時間配分にするよう努めています。子どもが戸外で安全に遊べるように、遊ぶ前に危険物や危ない虫がいないかを確認したり、一人ひとり虫よけ散布をしたりしています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:非該当】 0歳児がいないため非該当 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は、衣服の着脱等で、子どもが自分でしたいという気持ちを大切にし、必要に応じて援助をして、自分でできたという達成感を味わえるようにしています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・3歳児では、職員は個々の関わりを大事にし、一人ひとりの子どもの思いや欲求に温かく応えながら、友だちと遊ぶ楽しさを味わうことができるようにしています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・多目的トイレ、階段の手すり、玄関入口までのスロープ等を備えています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・朝の受け入れ時の保護者との会話や、連絡帳、健康チェック表によりその日の子どもの健康状態を把握し、無理なく過ごせるようにしています。水分補給しやすい環境を整え、こまめに声かけし、休息が取れるようにしています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画、事業計画、パンフレット、5歳児クラスの年間指導計画の中に小学校との連携や就学に関する事項を記載し、それにもとづいた保育が行われています。生活面では5歳児は就学に向けて、夏季の2か月を除き午睡時間を無くしています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・健康管理マニュアルにもとづき、十分な観察を行い、健康チェック表、連絡帳で子どもの健康状態を把握しています。上記マニュアルには伝染病・予防接種の項目もあります。また応急処置マニュアル、感染症対策マニュアルも作成して職員に周知しています。健康診断・歯科健診の結果は健康診断結果表、歯科健診審査表のファイルに記録しています。保育室に手洗い・うがい・マスク等の注意事項を掲示しています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年2回の健康診断・歯科健診の結果を健康診断結果表、歯科健診診査票に記録して、職員間で共有しています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」に沿った対応をしています。毎食園長が検食を行い、アレルギーのある子どもの名前が表示されたラップで除去食を覆い、最初に配膳することで、普通食との混入を防いでいます。アレルギーのある子どもの机や台拭きは個別にして、食事の時は若干机を離しています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・食育計画を立てて、子どもたちがマナーよく落ち着いて、食事をとることを大切にしています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの発育状況や体調等を考慮して献立・調理の工夫をしています。毎月初回の職員会議で献立会議を実施して、その意見をもとに工夫をして対応しています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・1、2歳児は、個別の連絡帳で、毎日家庭や保育園での様子を伝えあっています。幼児クラスは月に1回程度、出席ノートに園での子どもの様子を記載し、保護者からのトイレットトレーニング等の質問には別紙に記載して返答しています。送迎時にはできる限り口頭で園での様子を伝えています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園では、子ども一人ひとりが今日どう過ごしたかを細かく伝えることが、保護者との信頼関係につながっていくと考え、毎日できる限り保護者に伝える努力を積み重ねています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・朝の健康観察で、子どもと保護者の様子に変わりはないかを見ています。着替えの際にも外傷がないか、日々の子どもの様子を観察し、変化を見逃さないようにしています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・年間指導計画は3か月に一度、月間指導計画は毎月自己評価をクラス会議で行い、次期の計画や次月の指導計画に生かしています。週間指導計画は毎週自己評価を行っています。 |