えぶち保育園
第三者評価機関名 | ナルク神奈川福祉サービス第三者評価事業部 |
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名称 | えぶち保育園 | 評価対象サービス | 2022~ 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 64(64) 名 |
所在地 | 本園:240-0052 分園:240-0051 本園:横浜市保土ヶ谷区西谷町1000-1 分園:横浜市保土ヶ谷区上菅田町32-1 |
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TEL | 045-383-0600 | ホームページ | https://ebuchikids.net/ |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2008年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 社会福祉法人パピーランド | ||
職員数 |
常勤職員:27 名
非常勤職員:2 名
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専門職員 |
保育士:20 名
栄養士(管理栄養士):4(2) 名
看護師:1 名
保育補助:2 名
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施設・設備の概要 |
(本園)2~5歳児室:1
調理室:1
トイレ:3
事務室:1
職員休憩室:1
木造2階建て :建物延べ床面積 150.59㎡
園庭:79.2㎡
(分園)0~1歳児室:1
沐浴室:1
調理室:1
トイレ:2
事務室:1
職員休憩室:1
鉄筋造り5階建ての1階部分 :建物延べ床面積 78.92㎡
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【保育理念】 児童福祉法に基づき「保育を必要とする」乳幼児の保育を行います。保育にあたっては、「児童憲章」「子どもの権利条約」に基づき、【子どもの人権や主体性、そして個性を尊重】し児童ひとりひとりの最善の幸福のために日夜、保護者や地域社会と力を合わせ児童の福祉を積極的に邁進する事を保育理念として掲げます。合わせて、地域における家族援助を積極的に行うことにより、公的施設としての社会的責任を果たしていきます。 【基本方針】 「保育所保育指針」に依拠した上で職員は、子どもや家庭に対してわけへだてなく保育を行うこと、又人権を尊重しプライバシーを保護することを基本原則として保育に臨みます。さらに、児童の最善の利益を願うため職員は、子どもの心を大切にし、常に子どもの視点に立って接していくなかで、子どものもてる可能性を、子ども自身の力で開花させていく保育の実践に全力を注ぎます。 【保育目標】 ~丈夫な身体と豊かな心を育てる~ 1.個性豊かな子ども 2.情緒豊かな子ども 3.思いやりのある子ども 4.何事にも挑戦できる子ども 5.主体性・自主性のある子ども 6.自分の意思をはっきりと伝えられる子ども 7.挨拶ができる子ども |
【立地および施設の概要】 社会福祉法人パピーランドえぶち保育園は、2008年4月に開園し、本園と分園に分かれています。本園は、相模鉄道本線西谷駅から徒歩5分の住宅地の中にあり、木造2階建てのログハウス風の建物で、保育室はすべて1階にあり、2~5歳児44名(定員44名)が使用しています。分園は、本園から徒歩5分の県道に面した5階建てビルの1階にあり、0~1歳児20名(定員20名)が使用しています。本園周辺には横浜ブランド農産物「はま菜ちゃん」の野菜が多く取れる畑があり、子どもたちはジャガイモやサツマイモ掘りにも利用しています。 【園の特徴】 保育目標に「丈夫な身体と豊かな心を育てる」を掲げ、コロナ禍の中でも、感染症防止に十分に配慮し、積極的に散歩や公園探索等の戸外活動を行っています。また、地域に開かれた園を目指して、高齢者との交流や子ども食堂事業等に力を入れています。当園ではライブカメラサービスを導入し、ウェブ上でプライバシーを守りながら、保護者が保育室内の子どもの様子をみることができるようにしています。 |
評価実施期間 | 2022/05/08(契約日) ~2023/02/27(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 3 回(2017年度) |
特長や今後期待される点 | 1.子どもに寄り添い子どもの発達を支援していく丁寧な保育 0歳児では、子どもが安心して過ごすことができるよう、応答的な関わりをしています。「泣かなくて大丈夫、いいよ、どこにもいかないよ」と言いながら抱っこしたり、膝に抱き上げながら穏やかな言葉をかけるなど、職員は子どもの声のトーンや表情を大切にし、子どもたちと関わりをもっています。子どもの目線に合わせて壁面にスイッチや鏡の実物を設置し、保護者が自宅にいる時使うスイッチや鏡に興味を持たせたり、自分でもやってみようという意欲を引き出しています。 1~2歳児では、子どもの自我を受け止め、園庭や散歩先等を利用して子どもの興味関心・発達に合わせて探索活動が十分にできるようにしています。おもちゃは子どもの目線に合わせて置き、自発的に取って遊べるようにしています。職員が一緒に遊んだり見守ったりしながら、友だちと同じ空間で同じ遊びを楽しめるようにしたり、ほかの子どもとの関わりが持てるようにしています。 2.子どもが安心して食べることのできる食事の提供と職員の関わり 0歳児は、子ども一人ひとりに職員が付き、離乳食をスプーンで口に運んでいます。1歳児は、職員が援助をしながら、一人ひとりの食べる量を把握しています。2~5歳児は、全員に同じ量の食事を配りますが、2歳児については職員が食事の様子を見ながら調整しています。3~5歳児は、それぞれ必要に応じて子どもが配膳場所に行き、職員に少ない場合は増やしてもらったり、多い子どもは減らしてもらっています。お代わりはそれぞれ配膳場所に食器を持っていき、栄養士にお代わりを入れてもらっています。栄養士は毎日交代で保育室に入り、子どもたちのお代わりの対応を行い、「これくらいでいい?」「もう少し入れて」等と会話をしながら、子どもたちの食の進み具合や嗜好等を確認しています。 3.保育の質の向上に向けての職員の処遇改善 園は「職員の笑顔」なくして「子どもの笑顔」なしという考えのもとに、職員の処遇改善に注力しています。働きやすい職場づくりのため、充実してきた人員配置に基づく時間外労働の削減、持ち帰り業務の廃止、システム化による書類の削減等を行っています。処遇の面では、年3回の賞与の支給や、昨年度には有休取得に伴う臨時手当を創設し、支給しています。また、職員が外部の研修を受講し易いように、勤務時間内の受講を基本として、時間外となった場合でも時間外手当を支給し、交通費、有料の研修費用も法人負担としています。職員は時間的余裕と共に心にも余裕をもって、保育の質の向上に向けて取り組んでいます。 4.保護者懇談会や個別面談を通しての保護者との連携 コロナ禍もあり、保護者の負担を考慮して、保護者全員を対象とした個別面談や保護者懇談会は実施していません。園運営を円滑に進め、保護者との連携を深めていくには、保護者への保育方針の周知・徹底、保育の計画や取組等の情報提供等、個々の保護者との情報交換を行う場が不可欠です。このため、保護者全員を対象とした個別面談や保護者懇談会の定期的な開催等、保護者とのコミュニケーションの機会を工夫し、保護者とのいっそうの連携の強化が期待されます。 5.中長期計画を反映した単年度事業計画の策定と実施状況の評価 運営法人および園は、2022年度から2024年度までの3年間の中期計画を策定し、3年間の目標として「保育の質の向上」「人材の育成ならびに組織の見直し」等、8つの項目を掲げて、実現に取り組んでいます。しかしながら、単年度の事業計画については、中期計画を反映した具体的なものとなっていません。 単年度の事業計画については、中期計画を反映した具体的なものを策定し、数値目標や具体的な成果等を設定すること等により、実施状況の評価が行える内容とすることが期待されます。 |
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5年ごとの第三者評価受審も今回で3回目となりました。 今回はゼロベ-スで臨んだため、当保育園の良いところ、改善を要する内容を改めて再確認するよい機会となりました。 主任保育士を中心として、項目ごとに自己評価を行い、園内のすべての職員が園長のもとなにが保育の質の向上にとって大切なものか、また不適切なものかを把握、認識することができました。 今後とも質の高い保育、地域に向けた良い活動ができる保育園を目指し努力していきます。 さらに横浜グッドバランス賞の受賞を契機に、職員に働きやすさと高処遇の環境の中で、子ども達が自己肯定感がもてるよう保育に邁進していきます。 社会福祉法人 パピーランド 理事長 江渕 武雄 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・えぶち保育園の理念は「児童福祉法にもとづき『保育を必要とする』乳幼児の保育を行います。保育にあたっては、『児童憲章』『子どもの権利条約』にもとづき『子どもの人権や主体性、そして個性を尊重』し児童ひとりひとりの最善の幸福のために日夜、保護者や地域社会と力を合わせ児童の福祉を積極的に邁進する事を保育理念として掲げます」で、法人、園の使命や目指す方向、考え方がわかるものになっています。基本方針は、「『保育所保育指針』に依拠した上で職員は、子どもや家庭に対してわけへだてなく保育を行うこと、又人権を尊重しプライバシーを保護することを基本原則として保育に臨みます」としており、理念との整合性を確保し、職員の行動規範ともなっています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・経営については、運営法人である社会福祉法人パピーランドの理事長が理事会等で、地域に高齢者が多いことや両親とも正規職員のため、長時間保育になる子どもが多いこと等、地域の社会福祉事業全体の動向について把握分析しています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・組織、設備、職員体制、人材等の現状分析に基づく法人運営に影響のある重要な情報や課題は、理事会で話し合い、役員の共通理解を図っています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・中長期計画(法人の組織風土)の中で、園の理念・基本方針の実現に向けた中長期的なビジョン(目標)を明確にしています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・「令和4年度事業計画」は策定していますが、中期計画を反映した具体的なものとはなっていません。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:a】 ・「令和4年度事業計画」は、理事長、法人のえぶち保育園・えぶちにしや園の園長、主任、副主任の意見を反映して策定し、えぶち保育園およびえぶちにしや園2園合同会議、および、園の週末会議で報告しています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画の主な内容は、園内に掲示しています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画にもとづき、年間指導計画、月間指導計画を作成し、各計画に評価反省欄を設けて、定期的に実施状況の確認と振り返りを行い、次期の計画につなげるPDCAサイクルに基づいて、保育の質の向上に取り組んでいます。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年度末に個々の職員の自己評価をまとめて、「えぶち保育園における自己評価・自己点検」を行い、評価結果について分析・検討し、意見・改善策を集約して「次年度に向けての考察」として明文化しています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園長は、職員に対して、各種会議や、日々のやり取りの中で、保育所の経営・管理に関する方針と取組を明確に示しています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、社会福祉関係法令はもとより、保育所保育指針、園の理念・基本方針や諸規程、社会的ルールや倫理をよく理解しており、園運営に関する横浜市、保土ヶ谷区の関係職員や取引業者等とは適正な関係を保持しています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園長は、副園長と連携をとりながら、可能な限り各クラスを巡回し、保育の状況を把握したり職員とのコミュニケーションを取りながら、職員の指導方法や各クラスの保育の様子、園全体の様子、各計画の進み具合等を確認し、課題があれば提案や指示をするなどして、指導力を発揮しています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、効率的な事務や職員の残業を無くす方策等を常に考え、業務の実効性を高めるようにしています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・毎年度、「研修計画」を作成し、必要な人材の育成に取り組んでいます。また、職員が幼稚園教諭の資格を取得する場合は、取得費用の半額を園負担とし、保育士資格取得については、実技講習は勤務として扱い、資格取得の研修費用は園負担としています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・配置、異動等に関する人事基準は、就業規則や給与規定等に定められています。これらは、事務室の書棚に保管しており、職員はいつでも確認することができます。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長、副園長は、職員の心身の状態や悩み等、気づいたことがあれば随時面談し、また、日頃から気軽に声をかけ、職員が相談しやすいようにしています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「令和4年度事業計画」に理念・基本方針に基づいた「パピーランドが目指す職員像」を明確に示しており、職員一人ひとりが自信をもって活躍できる場がもてるよう、職員との面談の中で職員の意向や要望、目指したい姿を話し合うなど、育成に向けた取組を行っています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「令和4年度事業計画」に理念・基本方針にもとづいた「パピーランドが目指す職員像」を明示しており、職員に「期待する職員像等」を明確に示しています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・令和4年度訓練計画(研修計画)の研修内容を階層別に、A新人研修、B中堅研修、Cリーダー研修、D主任研修、E施設長研修、F処遇改善に伴う研修に分け、それぞれの階層で必要な研修を明示し、職員の職務や必要とする知識・技術水準に応じた教育・研修を実施しています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「実習受け入れマニュアル」を整備し、実習生の育成・研修に関する基本姿勢を明文化しています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・ホームページ上で法人、保育所の理念や基本方針、保育の内容等を公開しています。また、「法人の業務及び財務等に関する情報」として、事業報告書、貸借対照表、資金収支計算書等を公表しています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園における適正な運営、経理処理のため、運営規程、経理規程を整備しています。「運営規程」に、職員の職務分掌と園長の権限・責任を明確にし、職員に周知しています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・横浜市や保土ヶ谷区からの情報だけでなく、「こっころ」や「子育てサロン」など、さまざまな関係機関・施設からのお知らせや広告等を配付したり、掲示したりして、地域の情報を保護者に提供しています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・「ボランティア受け入れマニュアル」に、ボランティア受け入れに関する基本姿勢を明文化しています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保土ヶ谷区こども家庭支援課、横浜市こども青少年局、横浜市西部児童相談所、横浜市西部地域療育センター、各種病院等の地域の社会資源をリスト化し、個々の子ども、保護者の状況に対応できるよう、職員会議等で説明するなどして、職員間で情報の共有化を図っています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・地域の具体的な福祉ニーズ・生活課題等を把握するため、園長が保土ヶ谷区園長会、幼保小連携事業等に参加し、5歳児担任が年長児担当者連絡会に参加しています。また、子ども食堂や地域の高齢者と子どもたちの交流会等を通して、地域の福祉ニーズを把握しています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・公益的な地域での事業・活動として、随時の育児相談、園庭開放、子ども食堂、一時保育、実習生受け入れ等を実施しています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・子どもを尊重した保育理念・方針は、園の全体的な計画に記載されており、これを基本として、子どもたちの様子を加味しながら、各クラスの年間指導計画、月間指導計画を作成しています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・プライバシー保護について職員間で話し合い、泣いている子どもには多目的ルームに誘ってクールダウンできるようにするなど、環境の整備、設備の工夫をできる限り行っています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・ホームページに園の普段の生活、行事等の写真や1日の流れをのせ、園の様子を分かりやすいようにしています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:b】 ・入園時に行う入園説明会で、重要事項説明書(保育のしおり)を説明しています。変更がある場合には相違点を記載した文書を渡すと共に口頭での説明を行い、保護者の意向に配慮し同意を得るようにしています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育所等の変更にあたり、引継ぎに関しての定められた文書はありません。個人情報取り扱いの観点から情報提供は行っていません。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員は日々の保育の中で、子どもの笑顔、言動を見たり、聞いたりして子どもの満足感を把握するようにしています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:b】 ・苦情解決責任者は園長、苦情受付担当者は主任・副主任となっています。第三者委員を2名設置し、玄関には苦情解決に関する掲示を行い、保護者はいつでも確認できるようになっています。また、重要事項説明書に苦情相談窓口についての記載があり、保護者は仕組みが分かるようになっています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:b】 ・保護者が意見を述べる際、苦情相談窓口、第三者委員、保土ヶ谷区こども家庭支援課、横浜市福祉調整委員会等の複数の機関があることを重要事項説明書に掲載すると共に、玄関に掲示しています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園では担任が朝、夕のシフトに入れるように調整しています。送迎時には担任が保護者に話しかけたり、連絡帳を確認するなどして、保護者が話しやすい雰囲気になるよう努めています。また、分園では毎朝連絡帳の確認を保護者の目の前で行い、保護者から直接話を聞いています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・リスクマネジメントに関する責任者は園長です。園長不在時は副園長が代行する体制ができています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染症対策の責任者は園長です。実施責任者は看護師となっています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・災害マニュアルにもとづき、災害時の責任者は園長、園長不在時には副園長、主任が責任者となって災害時対応を行うことになっています。園長は子どもの保護、保健衛生、主任は連絡係を担うことになっています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画をもとに、年間指導計画、月間指導計画、個別支援計画等を作成し、それた沿って各種マニュアルがあり、職員が一定の水準の保育を提供できるようにしています。その他年間の「食育計画」「保健計画」に沿ったマニュアルがあります。各マニュアルには、子どもの尊重を第一に考えた接し方や、個人情報保護や権利擁護に関わる姿勢を明記しています。また一部マニュアルは動画化し、より分かりやすくなっています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・カリキュラム会議、クラス会議においてマニュアルの見直しを毎年行っています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
【第三者評価結果:a】 ・指導計画策定の責任者は園長です。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画にもとづいて、カリキュラム会議、クラス会議、週末会議で話し合い、年間保育計画、月間指導計画・週案を作成しています。内容によっては週末会議で検討することもあります。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・児童票、生活調査票、児童健康台帳、経過記録等で、子どもの発達状況を把握・記録しています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの記録等個人情報に関するものは事務所の書庫で保管すると共にパソコン内での保管となっています。保存や廃棄、提供については、個人情報保護方針に従い適正に扱っています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画は、児童憲章、児童の権利に関する条約、児童福祉法に示されている理念等を踏まえ、保育所保育指針に基づき、子どもの発達や生活の連続性を十分に考慮し、子どもの健全な育ちを中心に作成しています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・室内温度は20~25度、湿度は60%前後を保ち、SDGsに即した設定となっています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園時に提出される児童票、家庭生活調査表、健康台帳等から子どもの様子、家族関係、健康状態を把握しています。入園後は経過記録、個別支援計画、月間指導計画等に記載されている子どもと職員、保護者の関わりや、週末会議等で話し合った一人ひとりの子どもの成長の様子を把握し、個人差も含めて子どもを尊重した保育を行っています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの発達に合わせて必要な生活習慣が身につくよう配慮しています。年間指導計画、月間指導計画、個別指導計画にもとづき、排泄、食事等の生活習慣が子どものペースに合わせて、嫌がらず、無理なく身につくようにしています。年齢に合わせてトイレの絵本(2歳)を読んだり、箸遊び(3歳)をするなど子どもが生活習慣に興味が持てるようにしています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・遊びは何をしたいか、子どもたちに聞いて決めています。遊びによって机上で遊ぶおもちゃ、床で遊ぶおもちゃ等を決め、ままごとやブロックをしたり、1人でお絵かきをするなど、それぞれの子どもが遊びに集中できるようにしています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育室内ではパーティションを使用しています。活動の切り替え時はパーティションを移動させ活動に適した空間を作りだすようにしています。低月齢、高月齢の子どもがいるため子どもに合わせた遊びの提供とスキンシップを行っています。観察時にはトンネルをハイハイしてくぐったり、ボールプールで遊ぶなど子どもたちと保育者が触れあいながら楽しむ様子が見られました。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの発達や家庭状況を把握し、子どもの気持ちを尊重するようにしています。子どもが他児に質問したり、新しい遊びに興味を持ったり、知っている単語を自分で発するなど、子どもが自分でやりたい気持ち、意欲を大切にしながら見守り、援助しています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・3歳児クラスは、、2歳児との交流を増やし自尊心が芽生えるようにしています。一人ひとりの気持ちが安定し、友だち同士がお互いの気持ちを伝えあったり受け入れることができるように職員は関わってています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・建物はワンフロアーのバリアフリー構造で、車いすで利用できるトイレ、身体的な障がいがある場合のハード面での環境整備について配慮をしています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画、月間指導計画の中に、「長時間にわたる保育の配慮」欄があり、在園時間の長い子どもが無理なく園生活を送れるようにしています。子ども自身が一日の生活を見通しをもって過ごすことができるよう見守ったり声かけをしたりしています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・全体的な計画の中に、幼児期の終わりまでに育って欲しい10の姿、小学校との連携を掲げ、アプローチカリキュラムを作成しています。5歳児クラスの年間指導計画、月間指導計画に「幼児期の終わりまでに育って欲しい10の姿」を組み込み、子どもの就学を見通した計画となっています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・健康・衛生管理マニュアル、感染症対応予防蔓延防止マニュアルがあり、それに基づき一人ひとりの子どもの心身の状況を把握しています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年2回行われる内科健診、歯科健診の結果は個々の子どもの「健康台帳」に記入し、職員はいつでも確認できます。緊急を要する内容は、週末会議、クラス会議で周知しています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・「保育園におけるアレルギー対応ガイドライン」を基に、栄養士、看護師、担任を中心に適切な対応を行っています。食物アレルギー疾患のある子どもには、1年に1度、アレルギー疾患生活管理表の提出を受け、除去食の提供を行うこととしています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・0~1歳児クラスでは、職員は離乳食期の子どもに「これ?」と聞きながらスプーンを口にもっていっています。職員は、手づかみでしっかり食べている子どもをほめたり、子どもが食べやすいようにスプーンですくって手に持たせるなど、食事の援助をしています。2歳児クラスは、全員がスプーンで、職員は子どもたちをせかさず、ゆっくりと食事ができるようにしています。3~5歳児は、対面で座り、コロナ対策で中央に相手が見えるようなクリアパーテーションを設置していますが、友だちと話しながら楽しく食事ができるようにしています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの発達状況、特に歯の生え変わりの時期や体調等によって、食事の量や食材の切り方を調整しています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・送迎時に家庭での様子、園での様子を口頭で伝え合っているほか、0~2歳児は連絡帳で子どもの様子を伝え合っています。3~5歳児は玄関のホワイトボードに1日の活動の様子を記入し、スナップ写真も掲示して、子どもの様子を保護者に伝えています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・個人連絡帳や写真や文章で子どもの様子を伝えるドキュメンテーションの掲示で日々の保育中の情報を伝え、送迎時には必ず挨拶をしてその日のエピソードを伝えてコミュニケーションを取り、保護者との信頼関係を築くようにしています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:b】 ・送迎時の保護者の様子や保育中も含めた子どもの顔色、言葉、態度等について目配りしています。着替えの際に、原因の分からないアザやケガ、やけど等がある場合には確認をして、状況に応じて写真を取っています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・月間指導計画に、評価・反省(振り返り)欄があり、各担任が自らの保育実践について自己評価を行っています。評価結果は定期的に週末会議で共有し、互いの学び合いや意識の向上に繋げるようにしています。また、各クラスの月間指導計画は他のクラスの職員も閲覧しており、他クラスの様子を知ったり、多角的に保育の視点を学ぶ機会となっています。 |