くっくおさんぽ保育園大倉山
第三者評価機関名 | かながわアドバンスサポート |
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【保育理念】 ・子どもの最善の利益を考慮し、楽しい一日、大切な一日を提供していく。 ・子ども、保護者、地域の子育て家庭に対し、福祉の増進をする。 ・子どもと子どもを囲むすべての人々が幸せであることを常に考えていく。 【保育方針】 ・遊びの中で身につけるたくさんの事を大切に。 ・発達の節目を丁寧に見守る。 ・子どもの健やかな育成を願い、保護者の就労を支援していく。・地域の子育て家庭を支援する。 |
【保育目標】 「・様々な生活体験をします。・自分も友達も大切にします。・豊かな感性を引き出し、表現できる力を育みます。・自分の要求や意見を主張できます。・生きていく力をしっかりつけるため、たくさん遊びます。」として、子ども時代はたくさん遊び、経験を積み、自分の気持ちを表現する力を育むことを念頭に置き、保育に当たっています。また、園は「友達との関りはケンカも含めて全て人間関係の基礎となると考え、大人の適切な介入で、社会性を学べることを期待しています」とし、「ユニセフ子ども権利条約」の絵本なども教材に取り入れ、特徴的な保育を実践しています。 |
評価実施期間 | 2019/11/01(契約日) ~2020/03/18(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 回(年度) |
特に評価の高い点 | ◇特に評価の高い点 1.「こどもの権利条約」を園長が自ら、こどもへ読み聞かせている 訪問した調査員が、昼食時に「こどもの権利ってしっている?」と聞いところ、4歳児のこどもが全員「はーい」と手をあげ、「ななーに?」と聞くと「愛されるけんり」「健康にくらすけんり」とよどみなく答えていました。ユニセフの「こどもの権利条約」絵事典をつかって園長が4歳児から折に触れて教えている結果です。いじめ、虐待など、子どもへの権利侵害が多発する中、子どもの最善の利益は何かを子どもへ直接教えています。園は「三つ子の魂百まで」のことわざを信じて、人権感覚に秀でた大人へ成長してほしいと願っています。 2.「えんだより」で毎月、全クラスのこどもの成長する姿が確認できる 毎号12P~14P厚紙の園だよりは翌月の行事予告から始まり各クラスごとに「生活のようす」「あそび」「制作」が写真入りで見開きページで紹介されています。「こどもの成長のようす」「家庭での会話」、先生の「つぶやき」などもはいり、情報が満載で、活字も大きく、「きゅうしょくだより」では食事の作り方、「ほけんだより」ではインフルエンザ対策など、実用的な記事もある便利な小冊子となっています。 |
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改善を求められる点 | 1.送迎の際の情報交換など保護者不満への対応を 保護者アンケートによれば、送迎の際の情報交換以外にも、保護者とのコミュにケーションに対する「どちらかといえば不満」「不満」のパーセントがかなり高く出てきています。これは園が保護者との個人面談を希望制にしたこと、幼児クラスの連絡帳が廃止されたことなどによるものと考えられます。よって、保護者不満の軽減、解消に向けての、更なる園の工夫が望まれます。 2.戸外活動への保護者に対する更なるPRを 園では安全な散歩ルートによる、戸外活動に力を入れています。しかしながら、保護者よりは更なる戸外活動の強化要求が出されています。園だよりやクラスだより、クラスノートを利用した戸外活動情報提供の強化策など対応が期待されます。 |
第三者評価を受審して くっくおさんぽ保育園 河内恵子 無認可保育所として地域の働く母親の子ども達を預かったのが始まりで、開設して43年の現在は社会福祉法人くっくあゆみの会として3園を運営しています。くっくおさんぽ保育園大倉山は43年前の無認可保育所が母体となった保育園です。 現代は女性の社会進出、労働人口の増加により保育時間も長くなりました。またその中で何度か職員の入退職を繰り返し、当初の職員はほとんどいない状況ですが、受け継いできた保育を若い職員達と共有をしながら保護者のニーズにあわせた対応を日々模索しています。今回受審したのも自園のサービスが現在の利用者ニーズに添えているのかを再確認するためです。 第三者評価を受けるのは3回目という事もあり以前の資料等も参考にしながら職員に説明を行い、準備してきました。 評価項目をもとに ①現在行っている具体的取組み ②準備するもの ③今後の取り組み に分け、できている項目とできていない項目を確認しチエックしました。 2日間にわたり受審した中で、当園で頑張っている部分(子供の権利を学びあっている事や歌に合わせて手洗する子どもの楽しそうな姿)や利用者本位の福祉サービスにおいて良い評価を頂けたのでこれからの園の運営や保育の励みにし、更なる保育の向上につなげていきたいと思っています。 また、園としての改善事項も少なからずありましたので、しっかりと受け止め今後の課題として取り組んでいきたいとおもっております。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育理念を「子どもの最善の利益を考慮し、楽しい一日、大切な一日を提供していく」「子ども、保護者、地域の子育て家庭に対し、福祉の増進をする」「子どもと子どもを囲むすべての人々が幸せであることを常に考えていく」とし、保育方針を「遊びの中で身につけるたくさんの事を大切に」「発達の節目を丁寧に見守る」「子どもの健やかな育成を願い、保護者の就労を支援していく」「地域の子育て家庭を支援する」とし、パンフレットやホームページに記載し,具体的で職員の行動規範となっています。パンフレット、冊子にはイラスト入りでわかりやすく理念、方針を説明しています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・設置法人では保育事業全体の動向については、行政との会議などの情報から把握し、系列の各園に情報を流しています。また、各園の幹部職員らが横浜市や港北区の研修に参加して、入手して情報を系列園全体に流しています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:b】 ・経営に係る各分野の状況の把握、分析を行い、課題を明確にした上で、職員参画の中で取り組まれています。(例;全体的な計画の策定、シフト表など職員体制の整備、設備の整備、人材育成、財務状況、等) |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・経営課題や問題の解決、改善に向けた5年先の長期計画と向こう3年間の中期計画の策定を行っています。5年先の長期目標から導かれた向こう3年までの中期計画を長期計画の各々のテーマについて具体的な行動計画を示しています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画は中・長期計画の具体的行動計画を、中期計画の初年度に限り、さらに詳しくテーマを分割し、中長期計画を反映した内容となっています。計画の内容は、具体的な実行可能な内容となっています。(例;園庭開放、子育て支援相談、食育、行事等) |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画の中の行事計画、保育内容については、特に、職員の意見や、行事後アンケートなどから得られる保護者の意見も勘案して策定しています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画の主な内容を、分かりやすくしたものを作成・掲示し、入園説明会や保護者懇談会などで説明しています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:b】 ・キャリアパスに応じた期待する職員像を取り入れ、職員の育成を組織的に行い、経験年数に応じた保育技量を身に着けられるようにしています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:b】 ・行事後の反省により、改善点や課題を明確にし、また、「保育士自己評価表」のまとめから抽出された保育園としての課題は、改善策を事業計画に取り込んでいます。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・園長は保育園の経営・管理に関して、毎年度の期初の職員会議にて状況を説明しています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園長は保育園運営に関しての法令などは十分に理解しており、地域の関係機関との適切な関係を維持しています。また、港北区、横浜市の関連研修会には必ず出席し、見分を広げています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員の「保育士自己評価表」のまとめや週案、月案などに「振り返り」から浮かび上がってくる保育園の課題について、園長は、指導力を発揮し、改善に導いています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・日吉に本部を置く設置法人「社会福祉法人 くっくあゆみの会」を中心として、「日吉」「大倉山」「ふとお」の系列3園で保育園経営の現状を分析しています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・園では保育人材の確保のために、保育士育成校へ求人を掛けたり、、就職フェアへの参加し、また、求人サイトや転職エージェントの利用などを積極的に行っています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・設置法人では、職員のキャリアパスに応じた「期待する職員像」を明確に打ち出し、全職員に周知しています。設置法人の人事(配置、異動、昇進、昇格等)基準についても明確化され、全職員は入職時に新人研修を受け、説明されています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:b】 ・園長、主任は職員の有給休暇取得状況にも気を配り、有給消化率の向上、特別休暇、バースデイ休暇、育休、産休の取得などを進めています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・設置法人には職員一人一人のキャリアパスに応じた「期待する職員像」がり、職員はこれを目標として、年度ごと自己研鑽を行っています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・全体的な計画の中に「職員の資質の向上」を掲げ、また、年間研修計画を策定して、「期待する職員像」を示唆しています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・設置法人と園長は、個別の職員の知識、技術水準、専門資格の取得状況等を把握し、適切な人員配置を行っています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:b】 ・設置法人には「実習生受け入れマニュアル」があり、実習生の受入意義を明記し、受け入れ手順を具体化しています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・設置法人のホームページでは、園の法人理念、保育方針、事業計画・報告、決算情報などを詳しく掲載しています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・設置法人には、事務、経理、取引等に関するルールがあり、マニュアル化されています。また、職務分掌と権限・責任に関しても取り決めており、職員は入職の際に新人研修にて学んでいます。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・全体的な計画で、地域子育て支援事業への企画・参加について明文化され、重要事項説明書で育児相談、子育て応援BOOK,の発行、育児講座、子育て支援イベント「わくわく広場」「にこにこ広場」への参加、ベビーステーション、絵本の貸出しなどを明文化しています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園独自のボランティア受け入れに関するガイドラインを定めており、受け入れに当たって個人情報や守秘義務について等の重要事項を説明するオリエンテーションを行い、ボランティアを受け入れています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・港北区こども家庭支援課、横浜市総合リハビリーセンター、北部児童相談所、警察署、消防署など、緊急先一覧表を掲示してます。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・地域の福祉ニーズを把握するために毎週木曜日見学会を開催し、平均4、5人の入園希望者が来園しています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・くっくおさんぽ保育園太尾の広い園庭と駐車場を活用して、合同で「えんにち」を開催して、地域の子育て家庭の支援を行っています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・本園では、全体的な計画の中の保育理念で「こどもの最善の利益を考慮し」と掲げ、園長自らユニセフの「こどもの権利条約」を絵本にした絵事典を使い、子どもたちへ読み聞かせています。子どもたちも「愛される権利」「健康に暮らす権利」などいろいろな権利を口にできるほど覚えています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園内でのこどものプライバシー保護の態様についてマニュアルで詳細に規定しています。具体的なケースを挙げて保育者の対応を決めているので、保育士者は迷うことなく行動できるようです。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:b】 ・毎月第1、第3木曜日の園見学を催し、地域の子育て誌「びーのびーの」港北版に園紹介記事が掲載されています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:b】 ・入園説明会の事前説明資料として園児のアンケートの提出を受けて意向調査をしています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育園の転園の手続きについては園児の個人情報の保護の観点から転園先からの要望がない限り書面での情報提供はしておりません。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・保護者アンケート、意見箱及び個人面談、懇談会、保護者会で園長や主任が出席し、利用者のニーズの把握に努めています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:b】 ・入園説明会で配布される、「ご意見・ご要望をお述べられる機会について」という懇切丁寧な書き方ではじまる苦情相談への保護者対応が、誠実みのある文案で、申し出が出しやすい内容になっています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:b】 ・保護者が意見を述べやすい機会の設定として、意見箱の設置、行事ごとのアンケート、毎日の連絡帳、送迎時での対応、保護者会、個人面談等、保護者が相談しやすい環境の整備に努めています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・本園では[職員は誰でも相談苦情を受付ます]とする「ご意見・ご要望をお述べになる機会について」の文書を、入園説明会で配布しています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・危機管理の責任者は園長で、アイギスの連続研修に自ら参加し、事故等の事例収集、要因分析、対応策の検討実施、ヒヤリハット、事故報告書、保育設備、備品のメンテナンスなどチェックしています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・毎年流行するインフルエンザなど感染予防は、清掃が第一とし、食物、ミルク、排泄物、嘔吐物の取り扱い、感染した場合の対策や園児の登園基準などきめ細かいマニュアルを、系列3園で作成しています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・大規模地震は朝6時時点で横浜市の警戒宣言発令中の時は休園します。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・本園では全体的な計画を作成し、その構成要素として各マニュアルや指導計画、食育計画、保健計画が作成され、これにより標準的な保育を実行しています。体系的には児童憲章、児童福祉法、保育所保育指針、全体的な計画という段階に沿っています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・指導計画の見直しについては毎月、各クラスの担当職員で話し合い、基本的には月案レベルで実践した保育内容の自己評価を行い、月末の進捗予想により未達の分部については、次月の月案に加味して盛り込むようにしています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。 |
【第三者評価結果:b】 ・本園では子どもと家庭の状態、状況を把握するために、児童票、健康台帳など所定の書類のほかに、新入園児と進級園児の直近の状況を把握するため、「新入園児アンケート」を各クラスからもらっています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・月間指導計画、個別指導計画、週案の中で、「ふりかえり」欄を設けて、クラス会議でクラス担任職員と主任で見直しをし、当月の振り返りと、修正した翌月の指導計画の内容確認も行い、他の担当職員や主任からの助言等により変更することもあります。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・毎日の保育日誌、3か月ごとの経過記録を書くことで、全体的な記録と個別的な記録の両方を残しています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・個人情報の取り扱いについて児童福祉法の「守秘義務」、個人情報保護法の「原則第3者への提供禁止」の規定を職員は厳守事項として、入職時や職員会議等で確認されています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育理念は「子どもの最善の利益を考慮し楽しい1日、大切な日を提供してゆく」「子供と子どもを囲むすべての人が幸せであることを常に考えておく」とし、これを事業運営方針としています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・本園では月一回外部の保護者と内部の職員が別々に園内の施設安全チェックを実施、その結果と改善策を毎月「えんだより」で「安全チェック情報」として掲載し、保護者に安心をあたえています。乳児の部屋が34項目、幼児の部屋が31項目チェック箇所があり、詳細な安全チェック体制となっています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・子どもの個人ごとの情報については、更新された児童票、年度ごとにもらう新園児と進級時の個人アンケート、個人経過記録などで把握しており、子どもの日々の様子については、送迎時や連絡帳などで保護者と伝えあい、必要に応じては個人面談を行っています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・基本的に子どもの主体性を大切に、無理強いせず見守りながら保育することを心掛けるとともに必要に応じて援助しています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:b】 ・子どもたちが自主的に遊べるように、興味や関心をもっている玩具を手の届くところに置き、コーナー遊びを積極的に取り入れることで、自分で好きな遊びを選択できるようになっています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・0歳児は子どもの担任制をとり、1対1の触れ合いを大切にして喃語や笑顔を引き出し、愛着関係を築き、甘えや不安、欲求を受容し、徐々に言葉と動作を結びつけ、話しかけるようにしています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 1歳以上3歳児未満の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・1、2歳児は自分で何でもやりたがるため、その子どもの気持ちに寄り添い、大切にして、基本的に見守る姿勢で保育をすることを心掛けています。やれることが増えてくるので、子どもが自発的に活動できるよう、動線に配慮しながら、玩具や室内レイアウトの整備にあたっています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・遊びの中で子ども同士のやり取りが盛んになり、関わり合いの中で遊びを子どもたち自身が展開させています。その中で保育士は見守りながら必要に応じて介入し援助しています。毎週1回は異年齢保育である「なないろ保育」の中では4つのコーナーの中から自分の興味のある遊びを選択できるようになっているので、子どもが自主的に遊びに参加できています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・現在本園では障害のある子どもはいませんが令和3年度をメドに受け入れを予定しております。職員は研修も受け常勤の看護師もいるので専門知識をもとに対応できる体制になりつつあります。設備面では賃借物件であり、バリアーフリー仕様ではないが軽い身体不自由児は受け入れ可能のようです。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ 長時間にわたる保育のための環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・各クラスとも月指導計画のなかで「長時間保育配慮」という欄を設け、留意すべき事項を記入し、実施しています。長時間保育の子どもは5人と少ないですが、これは本園が駅から自転車で近いため、保護者が早くこれるからのようです。4時にはおやつ、7時には夕食があり、併設の学童保育の小学生も合流し、10名ほどになります。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・就学を控えた年長児については、小学校の見学会や小学生とのふれあい、同じ小学校に進学するだろう、地域の他保育園の園児との交流(ドッチボールなど)を通じて、子どもの心の不安低減に努めています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園には専従の看護師がおり、設置法人の「健康管理マニュアル」に加えて、独自の手洗い方法などを考案し、子どもたちに伝えています。子どもが登園する際には、保育士等は「健康管理マニュアル」に基づき、必ず全身の視診を行ったり、けがや体調不良について保護者に確認しています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科検診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:b】 ・年2回の健康診断や歯科健診の結果は、子どもの「健康台帳」に記録され、ファイルに保管し、常時職員は目を通せるようになっています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・アレルギー児の受け入れに際しては、看護師、栄養士で保護者と面談し、横浜市の「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」をもとに、医師の指示書によるアレルギー食材を除去した、除去食の提供を行います。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園では「年間食育計画」を策定して、それをもとにして指導計画を作成しています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:b】 ・カレーの大好きな子どもたちのために、乳児には辛くない「子どもカレー」を、幼児には「大人カレー」をと、子どもたちの発達に合わせて提供しています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・0、1、2歳児は個別連絡帳にて園と保護者は連携して保育に当たっています。3歳児以上は子ども一人一人が個別に持っている「シール帳」に園からも保護者からも、何かあれば書くことにしています。送迎時には日々の子どもの様子を保護者に伝えており、また、園だよりや写真を掲示することにより様子をわかりやすく伝える工夫もしています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・お迎え時に「引継ぎノート」を参考にして、エピソードを交えて保護者に日中の保育の様子を伝えてます。また、連絡帳を通して情報共有をしたり相談を受けています。必要に応じて個人面談も行っており、面談記録においてはファイリングし職員はいつでも目が通せるようになっています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・お迎え時に「引継ぎノート」を参考にして、エピソードを交えて保護者に日中の保育の様子を伝えてます。また、連絡帳を通して情報共有をしたり相談を受けています。必要に応じて個人面談も行っており、面談記録においてはファイリングし職員はいつでも目が通せるようになっています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・年度初めに定めた目標設定、月次計画などを各クラス、各クラス担当者、クラスリーダなどが毎月振り返りの自己評価を行い、主任、園長が確認しています。 |