社会福祉法人 神奈川県社会福祉協議会

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すずかけの郷

2025年03月31日公開
評価結果報告書 第三者評価詳細
① 第三者評価機関名
第三者評価機関名 株式会社プレパレーション

② 施設・事業所情報
名称 特別養護老人ホームすずかけの郷 評価対象サービス 2022~ 高齢者福祉サービス版
対象分野 特別養護老人ホーム 定員 120 名
所在地 234-0056
神奈川県横浜市港南区野庭町1688番地
TEL 045-848-1165 ホームページ https://www.subaru-fukushi.or.jp/facility/suzukake/
【施設・事業所の概要】
開設年月日 1996年05月01日
経営法人・設置主体(法人名等) 社会福祉法人 昴
職員数
常勤職員:42 名
非常勤職員:33 名
専門職員
事務員:2 名
栄養士:3 名
看護職:6 名
相談員:2 名
介護職:57 名
施設・設備の概要
従来型の施設:

③ 理念・基本方針
理念 … 私たちは、思いやりの心で接する福祉サービスのプロ集団です
 
目的 …1.お客さまの安心と快適
2.社員のやりがいと成長
3.グループの永続的発展    

基本方針 … お届けするのは生きがいのある生活空間

④ 施設・事業所の特徴的な取組
・医療ニーズの高い方(透析利用者等)も安心できる体制 …
医療機関との連携、カンファレンスや研修の実施
 
・年よりターミナルケアを開始
 
・在宅サービスから施設サービスまでのトータルケア
 
・見守りシステムの導入
 
・EPA介護福祉士候補者の受入れ

⑤ 第三者評価の受審状況
評価実施期間 2024/07/30(契約日) ~2025/03/19(評価結果確定日)
受審回数(前回の受審時期) 0 回(年度)

⑥総評
特長や今後期待される点 ・理念の実現に向けた取組み
法人では、職員の専門性向上を目的とした人材育成に力を入れており、「エキスパートワーカー制度」を導入しています。この制度は、専門知識や技術に加え、誠意と情熱をもって利用者に寄り添った支援ができる優れた職員を「介護のプロフェッショナル」として認定するものです。職員一人ひとりの意識向上につながり、質の高い福祉サービスの提供に取り組んでいます。

・SNSを活用した情報発信
施設では、SNSを活用し、さまざまな情報を発信しています。イベントの様子や「出前クラブ」「喫茶」「すずかけレストラン」などの食事の様子を、利用者の写真を交えながら配信し、施設の取り組みを広く伝えています。利用者やその家族に施設の生活の様子を身近に感じてもらえるように努めています。

・職員のキャリアアップの支援
法人では、職員のキャリアアップを支援するために、キャリアマップを作成し、各階層に必要なスキルと目指す資格を明確に示しています。このマップにもとづき、法人研修、施設研修、外部研修などの研修体系を整備し、職員が目標に応じて受講できる環境を提供しています。また、オンライン研修を活用することで、非常勤職員も常勤職員と同じように研修を受講する機会を確保し、全職員のスキル向上を促進しています。

・外出の機会を増やす取り組みの検討
施設では、現在、外出は家族と一緒におこなうことが可能となっています。施設からは富士山を眺めることができ、玄関外の桜で花見を楽しむなど季節を感じられる機会を設けています。遠足やドライブなどを以前は実施しており、そうした取り組みを再開できるように検討しています。利用者に楽しく過ごしてもらいたいという思いから、今後は外出の機会を増やしていきたいと考えています。

⑦ 第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
今後の取り組み内容検討する上で、以前より実施出来ていなかった外出を増やし、入居者様にとってより良いサービスの提供が出来るような施設環境作りを実現させていく事を先ずは目指して参ります。

詳細評価PDF

評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織

Ⅰ-1 理念・基本方針
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。

【第三者評価結果:a】

理念や基本方針は、パンフレットやホームページに掲載して広く周知を図るとともに、施設内にも掲示し、職員や利用者、その家族がいつでも目にできるようにしています。職員には入職時の法人研修時に、理念である「私たちは、お客さまに思いやりの心で接する福祉サービスのプロ集団です」の理解を促し、利用者と心が通い合う支援の実現に向けた取り組みに努めています。

Ⅰ-2 経営状況の把握
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。

【第三者評価結果:a】

法人では、社会福祉事業全体の動向や事業の経営状況について把握・分析をおこない、法人の施設長会議で情報共有しています。施設長は、行政や横浜市社会福祉協議会の高齢者部会の会議に出席し、地域における福祉ニーズや経営課題に関する情報収集に努めています

【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。

【第三者評価結果:a】

法人の施設長会議で明らかになった経営課題について、施設では取り組むべき内容を整理し、職員と共有しています。また、経営環境や福祉サービスの方向性についても、事業計画にもとづいて具体的な取組みを示し、組織全体で対応する体制を整えています。

Ⅰ-3 事業計画の策定
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。

【第三者評価結果:a】

法人の指針にもとづき、施設では中長期計画を策定しています。施設で運営している事業ごとに、特別養護老人ホーム、短期入所生活介護、通所介護、訪問介護の作成をしており、それぞれが理念や基本方針の実現に向けた具体的な内容としています。

【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。

【第三者評価結果:a】

中長期計画の内容を踏まえ、施設では単年度ごとに各種計画を策定しています。事業計画には、人材の確保や教育・育成、設備環境の整備など、質の高いサービスを提供するための具体的な取り組みを反映しています

【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。

【第三者評価結果:a】

施設では、月例会やサービス向上委員会を開催し、介護職員を中心に看護師や栄養士など、各分野の専門職員がそれぞれの視点から意見交換をおこなっています。年度末には、取り組みの実施状況を振り返り、強みや課題を明確にしたうえで、次年度の計画に反映させるなど、PDCAサイクルを活用して改善に努めています。

【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、利用者等に周知され、理解を促している。

【第三者評価結果:a】

施設では、事業内容や活動報告を紹介する機関誌を年4回発行し、利用者家族に送付しホームページへの掲載を通して、施設内での取り組みや利用者とスタッフとの交流の様子などを広く周知しています。また、利用者家族を対象に家族会も開催し、施設の取り組みについて理解を深めてもらう機会を設けています。

Ⅰ-4 福祉サービスの質の向上への組織的・計画的な取組
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。

【第三者評価結果:a】

法人では、「おもいやりマニュアル」を整備し、利用者の安心と快適さ、職員のやりがいと成長、グループの継続的な発展を目指しています。職員はこのマニュアルを活用した研修を受け、作法・整理・整頓・清掃・清潔・習慣の6Sを意識した行動を心がけています。これにより、利用者が安心して快適に過ごせるように、サービスの質の向上に取り組んでいます。

【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。

【第三者評価結果:a】

日々の業務の中で感じたサービスの課題については、月例会やサービス向上委員会で協議しています。必要に応じて改善計画を検討し、単年度で解決できない課題については、中長期計画の中で取り組んでいます。

評価対象Ⅱ 組織の運営管理

Ⅱ-1 管理者の責任とリーダーシップ
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。

【第三者評価結果:a】

施設長は、施設運営や管理に関する方針や取り組みを明確にし、会議や研修を通じて職員に周知しています。また、組織図を活用して、有事の際の役割や責任を明文化し、職員にその理解を促しています。施設長の役割と責任を明確に示すことで、施設全体の運営が円滑に進み、職員が安心して業務に取り組める環境を整えています。

【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

施設長は、行政が主催する会議や研修に参加し、遵守すべき法令について理解を深め、適正な施設運営に努めています。職員には法令遵守に関する情報を共有し、研修などを通じて理解を促しています。施設全体で法令遵守の意識を高め、適正な福祉サービスの提供に向けた体制を整えています。

【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。

【第三者評価結果:a】

施設では、介護士や看護師、栄養士などの他職種が連携を図り、福祉サービスの質の向上に積極的に取り組んでいます。施設長は、感染症予防や事故対策といった課題に対して委員会を立ち上げ、職員の意見を反映することで、施設全体が一丸となり、利用者にとって安心で充実したケアの実現に向けた環境づくりに指導力を発揮しています。

【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。

【第三者評価結果:a】

法人では、職員が働きやすい職場環境づくりを目指し、毎年「職場改善調査」を実施し、その結果をもとに改善会議を開いて職場環境の整備に取り組んでいます。施設では、業務の効率化と情報共有の迅速化を目指し、ICTシステムを導入しています。このシステムにより、ケース記録などの必要な情報をリアルタイムで共有できる体制を整備しています。

Ⅱ-2 福祉人材の確保・育成
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。

【第三者評価結果:a】

福祉人材の確保と育成に関する方針を事業計画に盛り込み、計画的に取り組んでいます。新卒採用や中途採用の強化を図るため、ホームページや求人媒体、就職フェアなど多様な手段を活用しています。また、介護職だけでなく他職種の人材確保にも力を入れ、職場の充実を目指しています。さらに、介護福祉士を目指す外国人材の受け入れにも積極的に取り組んでおり、人材不足解消に向けた採用活動を実施しています。

【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。

【第三者評価結果:a】

就業規則にもとづき人事基準を明確に示すことで、職員が自身のスキルアップを意識しやすい環境を整えています。職員は年度始めに取り組み目標を設定し、その目標達成に向けて日々の業務に努めています。また、半期ごとに自己評価をおこない、今後挑戦したい業務や目指すキャリアについて施設長と面談する機会を設けています。これにより、職員の意欲や適性に応じた組織的な人事管理を進めています。

【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。

【第三者評価結果:a】

職員の就業状況や健康状態を把握し、有給休暇の取得状況や時間外労働時間を適切に管理し、特定の職員に負担が偏らないように配慮しています。また、施設内には職員用の意見箱を設置し、法人本部への直接相談ができるホットラインも掲示して、職員が安心して相談できる体制を整えています。さらに、福利厚生として産休、育休、介護休暇などの制度を設け、職員が個々の事情に応じて柔軟に働ける環境作りを進めています。

【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

法人では、理念の実現に向けて、職員の育成に力を入れています。エキスパートワーカー制度を導入し、上長の推薦を受けた職員が研修や試験、現場での実践を通じて認定される仕組みを整え、職員のスキルアップとモチベーション向上を図っています。

【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。

【第三者評価結果:a】

職員が安心して業務に取り組めるように、教育や研修に力を入れています。新任職員には、基本的な知識や技術を学ぶ研修と、現場でのOJTなど育成体系を整備しています。また、サポーター制度を導入し、先輩職員が業務面での助言やフォローをおこなうとともに、仕事に対する不安や悩みなど相談しやすい環境を整えています。

【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。

【第三者評価結果:a】

職員が必要な知識や技術を身につけられるように、教育や研修の機会を設けています。新任職員にはOJTシートを活用し、日々の業務を振り返りながら自身の強みや課題を把握し、成長につなげています。また、外部研修案内を職員に周知することで、積極的な参加を促しています。受講時にはシフト調整や費用補助もおこない、教育・研修の機会を確保しています。

【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の福祉サービスに関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。

【第三者評価結果:a】

実習生の受け入れは、横浜市の紹介や養成校と連携し、学生にとって有意義な実習となるように柔軟に調整しています。実習前にはオリエンテーションを実施し、留意事項や守秘義務、SNSへの発信についても十分に説明しています。

Ⅱ-3 運営の透明性の確保
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。

【第三者評価結果:a】

法人および施設では、運営の透明性を確保するため、ホームページで理念や基本方針をはじめ、事業計画、事業報告、財務状況などの運営情報を公開しています。施設では、季節ごとに機関誌を発行し、ホームページに掲載するとともに、利用者家族や関係機関にも配布し、適正な情報公開に努めています。

【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。

【第三者評価結果:a】

施設の事務や経理業務は、法人の規定にもとづき適正に運営しています。法人とは月例報告や日々連携して、円滑な運営体制を整えています。また、横浜市の監査を定期的に受け、指摘事項があった場合には迅速に対応しています。

Ⅱ-4 地域との交流、地域貢献
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。

【第三者評価結果:b】

感染症の影響で地域との交流イベントを自粛していましたが、自治会の会合には参加し、地域の福祉ニーズや情報を収集しています。今後、施設として地域との交流の再開時期を慎重に検討しています。

【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。

【第三者評価結果:a】

ボランティアの受け入れに関する基本姿勢は明文化しており、ボランティア団体には事前に登録手続きをお願いして受け入れを御おこなっています。

【25】Ⅱ-4-(2)-① 福祉施設・事業所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。

【第三者評価結果:a】

地域の関係機関や地域社会資源はリストアップし、職員間で共有しています。さらに、ファイルにまとめて施設の玄関に設置し、来訪者が閲覧できるように工夫しています。消防署には、避難訓練や水消火器を使用した実践的な指導を受けており、医療機関とは定期的にカンファレンスを開催して、情報共有を進めています。

【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。

【第三者評価結果:a】

施設長は、横浜市や港南区の社会福祉協議会が主催している会議に出席し地域の福祉ニーズや生活課題の把握に努めています。

【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。

【第三者評価結果:b】

施設では、AEDを設置しており、定期的に看護師による実施指導を受けることで、緊急時に備えて対応力を強化しています。地域住民との交流については、安全面にも配慮しながら再開時期を慎重に検討しています。

評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施

Ⅲ-1 利用者本位の福祉サービス
【28】Ⅲ-1-(1)-① 利用者を尊重した福祉サービス提供について共通の理解をもつための取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

施設では、職員が倫理観を持って利用者一人ひとりを尊重して接する姿勢を大切にしています。この意識を高めるため、定期的にコンプライアンス研修や虐待防止研修を実施し、日々の支援に活かせるように努めています。また、身体拘束ゼロの取り組みに関する基本方針を施設内に掲示し、施設全体で共通認識を持ちながら支援に努めています。

【29】Ⅲ-1-(1)-② 利用者のプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。

【第三者評価結果:a】

施設では、プライバシー保護に関する規定を整備し、利用者のプライバシー保護に配慮した支援をおこなっています。入浴介助や排泄介助など、日常生活のさまざまな場面での具体的な対応方法を定め、職員研修を通じて理解を深めることで、利用者が安心して過ごせるように細やかな配慮を心掛けています。

【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して福祉サービス選択に必要な情報を積極的に提供している。

【第三者評価結果:a】

施設では、利用者やその家族に必要な情報を伝えるため、パンフレットなどを玄関に設置し、関係機関にも配布して広く周知しています。法人および施設のホームページでは、理念や方針を掲載し、利用者の日常生活や行事の様子を写真で紹介することで、施設での暮らしが具体的にイメージしやすくなるように工夫しています。また、利用料金表については項目ごとに丁寧に記載し、分かりやすさに配慮した情報提供をおこなっています。

【31】Ⅲ-1-(2)-② 福祉サービスの開始・変更にあたり利用者等にわかりやすく説明している。

【第三者評価結果:a】

施設では、福祉サービスを開始する際に利用者本人やその家族に対し、契約書や重要事項説明書にもとづき、サービス内容や利用に関する留意点を丁寧に説明し、理解を得るように努めています。特に健康状態や食事面に配慮が必要な場合は、看護師や栄養士などの専門資格のある職員が同席し、利用者や家族の不安を和らげるため、細やかな聞き取りをおこない、一人ひとりに寄り添った説明を心がけています。

【32】Ⅲ-1-(2)-③ 福祉施設・事業所の変更や家庭への移行等にあたり福祉サービスの継続性に配慮した対応を行っている。

【第三者評価結果:a】

重要事項説明書には、契約終了に関する事項を明記し、利用者が転所や入院などで福祉サービスの利用を終了する際の説明をおこなっています。また、個人情報使用同意書では、利用終了後も転所先や医療機関での生活が円滑に継続できるように、関係機関との連携や照会に対応することについて同意を得ており、利用者に寄り添った支援を心がけています。

【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

施設では、利用者に日々の食事を満足していただけるように栄養士を中心に定期的に嗜好調査を実施しています。利用者一人ひとりの声を大切にしながら、改善が必要な点について検討を重ねています。その結果を、日々の食事づくりに反映させることで、利用者の満足度の向上に努めています。

【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。

【第三者評価結果:a】

苦情解決体制については、契約時に説明するとともに、施設内にも仕組みを掲示し、職員や利用者がいつでも確認できるように工夫しています。苦情や意見が寄せられた際には、速やかに苦情処理委員会を開き、状況に応じた対応や改善策を話し合い、解決に向けた取り組みをおこなっています。

【35】Ⅲ-1-(4)-② 利用者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、利用者等に周知している。

【第三者評価結果:a】

重要事項説明書には、第三者委員や公的機関の連絡先を記載しています。施設内には意見箱を設置し、相談窓口も複数設けて、利用者が相談しやすい体制を整えています。職員に相談がしやすいように、施設内に掲示している職員紹介には、それぞれが大切にしている想いを添え、利用者や家族に伝わる工夫をしています。相談内容に応じては、施設内の相談室を活用し、意見を述べやすい環境に配慮しています。

【36】Ⅲ-1-(4)-③ 利用者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。

【第三者評価結果:a】

利用者が気軽に相談しやすい環境を整え、寄せられた相談や意見には丁寧に対応しています。相談内容はICTシステムを活用して職員間で共有し、業務改善推進会議や個別カンファレンスで対応策を検討し、改善につなげています。また、介護職員は日々の生活に関して、栄養士は食事について、看護師は健康面について、それぞれの専門的視点を活かしながら連携し、組織的に対応する体制を整えています。

【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。

【第三者評価結果:a】

施設では、事故発生時の対応マニュアルを整備し、事故防止検討委員会を設置しています。また、利用者見守りシステムを導入し、ベッドから離れると職員のスマートフォンに通知が届く仕組みを活用して、迅速な見守りと対応をおこなっています。さらに、職員同士がスマートフォンを使って素早く情報を共有し、日々の支援に役立てることで、利用者の安心・安全を最優先にした取り組みを進めています。

【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における利用者の安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

施設では、看護師を中心に感染症委員会を設置し、感染症の予防や発生時の利用者の安全確保に努めています。職員は研修を通じて、感染症に関する正しい知識や具体的な対処法を理解しています。施設内には感染症対策のポスターを掲示し、来訪者にも手指消毒やマスク着用をお願いするなど、感染症予防対策に取り組んでいます。

【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における利用者の安全確保のための取組を組織的に行っている。

【第三者評価結果:a】

施設では、災害時の利用者の安全確保を目的にBCPを策定し、緊急時に備えた体制を整えています。館内各所には避難経路を掲示し、定期的に避難訓練を実施しています。職員は、利用者の安否確認や避難誘導方法の確認をおこない、災害発生時にも冷静に対応できるように努めています。

Ⅲ-2 福祉サービスの質の確保
【40】Ⅲ-2-(1)-① 提供する福祉サービスについて標準的な実施方法が文書化され福祉サービスが提供されている。

【第三者評価結果:a】

施設では、法人の理念を実現するため、福祉サービス提供に関する各種マニュアルを整備し、支援方法の標準化に努めています。職員は、研修や勉強会を通じて行動指針を確認し、共通理解を深めることで、利用者一人ひとりに寄り添った質の高い福祉サービスを提供しています。

【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。

【第三者評価結果:a】

施設では、福祉サービスが利用者一人ひとりに適切に提供されているかを確認するため、定期的にモニタリングを実施しています。その結果は担当者会議で協議され、明らかになった課題や改善点については、必要に応じて内容の見直しをおこなうことで、利用者への適切な支援に努めています。

【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な福祉サービス実施計画を適切に策定している。

【第三者評価結果:a】

施設では、利用者に対して適切な福祉サービスを提供するために、介護支援専門員を中心に、看護師や介護士、栄養士がカンファレンスをおこない、他職種が連携して利用者の生活上の課題や支援の方向性について協議しています。定期的にアセスメントを実施し、利用者の心身の状態や生活環境の変化に応じて、個々に適した支援に努めています。

【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に福祉サービス実施計画の評価・見直しを行っている。

【第三者評価結果:a】

施設では、福祉サービスの計画内容が利用者の状況に適しているか確認し、利用者やその家族の意向を尊重しながら、3ヶ月ごとにモニタリングをおこない、必要に応じて見直しています。計画は施設内のICTシステムを活用して全職員がいつでも確認できる体制を整備しています。職員間で情報共有を迅速かつ確実におこなうことで、計画にもとづいた支援が着実に実施できるように努めています。

【44】Ⅲ-2-(3)-① 利用者に関する福祉サービス実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。

【第三者評価結果:a】

施設では、利用者の身体状況や生活状況に関する記録をICTシステムで管理し、全職員が情報を確認できる体制を整えています。職員は記録の重要性を理解し、OJTを通じて実践的な指導を受けながら、記録内容にばらつきが生じないよう統一を徹底しています。迅速な情報共有システムにより、利用者に即した支援の提供に努めています。

【45】Ⅲ-2-(3)-② 利用者に関する記録の管理体制が確立している。

【第三者評価結果:a】

施設では、個人情報保護規程を定め、玄関に個人情報の基本方針や利用目的に関するポスターを掲示して、来訪者や関係者に施設の取り組みを周知しています。職員は、入職時に個人情報保護の誓約書を交わすとともに、定期的に研修を実施することで、適切な取扱いに努めています。また、利用者および家族には重要事項説明書を用いて説明し、同意を得ることで理解と信頼を得ながら情報管理体制を整備しています。


評価結果内容評価

A-1 生活支援の基本と権利擁護
【A1】A-1-(1)-① 利用者一人ひとりに応じた一日の過ごし方ができるよう工夫している。

【第三者評価結果:a】

職員は、利用者の希望に合わせて1日を過ごすことができるよう支援しています。その日の様子や意向は日誌やケース記録に記録し、職員が必要に応じて閲覧可能となっています。これにより、利用者の意向や1日の過ごし方を職員間で共有し、より適切なケアの提供に努めています。さらに、個別機能訓練計画書にもとづき、自立に向けた支援をおこなっており、利用者一人ひとりに適したサポートを提供しています。

【A2】A-1-(1)-① 利用者の心身の状況に合わせて自立した生活が営めるよう支援している。

【第三者評価結果:評価外(特養、通所、養護・軽費)】

特別養護老人ホームのため評価外

【A3】A-1-(1)-① 利用者の心身の状況に応じた生活支援(生活相談等)を行っている。

【第三者評価結果:評価外(特養、通所、訪問)】

特別養護老人ホームのため評価外

【A4】A-1-(1)-② 利用者一人ひとりに応じたコミュニケーションを行っている。

【第三者評価結果:a】

施設では、「思いやりマニュアル」にコミュニケーションの基本原則やスキルを明記し、職員が統一した対応をおこなえるように取り組んでいます。入職時にはマニュアルの読み合わせを実施し、職員間での周知を徹底しています。さらに、身だしなみや接遇についても記載し、利用者との円滑なコミュニケーションが図れるように意識して取り組んでいます。

【A5】A-1-(2)-① 利用者の権利擁護に関する取組が徹底されている。

【第三者評価結果:a】

施設では、利用者の権利擁護を重視し、身体拘束ゼロを目指すための身体拘束ゼロ委員会規定を設けています。職員への周知は研修を通じておこない、虐待防止に関する研修も定期的に実施しています。さらに、身体拘束についてなどの権利擁護に関する取り組みについては、家族会や家族カンファレンスの場で説明し、契約時にも利用者や家族に対して丁寧に伝えています。

A-2 環境の整備
【A6】A-2-(1)-① 福祉施設・事業所の環境について、利用者の快適性に配慮している。

【第三者評価結果:a】

施設では、作法・整理・整頓・清掃・清潔・習慣の6S活動を実施し、快適で清潔な環境づくりに取り組んでいます。利用者の個室や多床室の選択について、希望を聞いています。さらに、自分のスペースには好きな写真を貼るなど、個々の生活空間を自由に工夫できるようにし、利用者が安心して過ごせる環境の整備に努めています。

A-3 生活支援
【A7】A-3-(1)-① 入浴支援を利用者の心身の状況に合わせて行っている。

【第三者評価結果:a】

施設では、利用者の入浴における基本的な生活動作能力や体調に応じて、特浴・座位浴・ミスト浴・個浴の選択をその度に話し合いながら検討し、必要に応じて変更をおこなっています。毎日、入浴開始前に看護課と連携し、入浴予定者の状態や体温を確認したうえで、入浴の可否を判断しています。体調により清拭や着替えのみの対応や、翌日に入浴を変更する場合もあります。また、他の職員とも情報を共有し、羞恥心への配慮や安全管理を徹底しながら入浴介助を実施しています。

【A8】A-3-(1)-② 排せつの支援を利用者の心身の状況に合わせて行っている。

【第三者評価結果:a】

施設では、利用者の排泄における基本的な生活動作能力や状態に応じて、トイレ誘導やおむつ交換をおこない、交換の回数やタイミングについても、その度に話し合いながら対応しています。利用者の尊厳やプライバシー、羞恥心に配慮し、カーテンを使用するなど細やかな配慮を徹底しています。また、職員同士の声かけの工夫として、トイレ誘導を「ひまわり」、おむつ交換を「あじさい」と呼ぶことで、円滑な連携を図っています。さらに、排便コントロールについては看護課と連携し、尿量の変化や排便の色の違いが見られた際には速やかに報告し、利用者の健康管理に努めています。

【A9】A-3-(1)-③ 移動支援を利用者の心身の状況に合わせて行っている。

【第三者評価結果:a】

施設では、利用者の移動における基本的な生活動作能力や状態に応じて、歩行・杖・車椅子を適切に使用できるよう支援しています。車椅子についても、自操型・介助型・リクライニング式などを整備し、利用者の状態に合わせた選択が可能となっています。移動の自立に向けて、利用者一人ひとりの状態に応じて福祉機器を活用し、必要に応じて話し合いながら検討や変更をおこなっています。さらに、個別機能訓練計画書にもとづいた支援を実施し、利用者が安心して移動できる環境づくりに努めています。

【A10】A-3-(2)-① 食事をおいしく食べられるよう工夫している。

【第三者評価結果:a】

施設では、利用者の食事における基本的な生活動作能力や状態に応じて、自力摂取や食事介助を話し合いながら対応し、特に嚥下状態には細心の注意を払っています。食事前にはアルコール消毒をおこない、嚥下を促進し食具を使いやすくすることを目的とした体操や口腔体操を実施しています。朝食は和食と洋食から選択できるようにし、喫茶や行事食、やわらかレストランの開催など、食事を楽しめる工夫を取り入れています。

【A11】A-3-(2)-② 食事の提供、支援を利用者の心身の状況に合わせて行っている。

【第三者評価結果:a】

施設では、利用者の食事における基本的な生活動作能力や状態に応じて、自力摂取や食事介助を都度話し合いながら対応し、特に嚥下状態には細心の注意を払っています。毎日、個々の水分量や食事量を記録し、利用者の栄養状態を把握するとともに、栄養ケア計画書を作成し、それにもとづいた適切な食事内容を提供しています。

【A12】A-3-(2)-③ 利用者の状況に応じた口腔ケアを行っている。

【第三者評価結果:a】

施設では、口腔ケアのタイミングを毎食後とし、全居室またはデイルーム内の洗面でおこなっています。利用者の状態に応じて、自力でのケアや介助、使用する物品について話し合いながら対応し、特に嚥下状態には細心の注意を払っています。口腔ケア計画書を作成し、それにもとづいた適切なケアを実施しています。また、歯科医が週1回訪問し、必要な利用者の口腔内確認をおこなうとともに、介護職員に対して個別のブラッシング研修を実施し、専門的なケアの質の向上に努めています。

【A13】A-3-(3)-① 褥瘡の発生予防・ケアを行っている。

【第三者評価結果:a】

施設では、利用者の状態に応じて、各課と連携しながら適切な対応をおこなっています。発生や異常を発見した際の対応フローを定めており、まず、看護課へ報告し、その後看護課がドクターに確認をおこなう体制を整えています。さらに、褥瘡の予防や対策に関する勉強会を実施し、職員の知識の向上を図ることで、より質の高いケアの提供に努めています。

【A14】A-3-(4)-① 介護職員等による喀痰吸引・経管栄養を実施するための体制を確立し、取組を行っている。

【第三者評価結果:非該当(利用者の状況により)】

現状、喀痰吸引・経管栄養については、看護師が実施しているため非該当。

【A15】A-3-(5)-① 利用者の心身の状況に合わせ機能訓練や介護予防活動を行っている。

【第三者評価結果:a】

施設では、個別機能訓練計画書を作成し、それにもとづいた訓練を実施しながら記録をおこなっています。基本的な生活動作能力の状態把握をおこない、各課との情報共有や話し合い、家族カンファレンス、嘱託医への報告・相談を適宜実施しています。さらに、判断能力の変化や認知症の症状を早期に発見し、医療機関と連携を図るとともに、家族とも密に連携をとりながら支援をおこなっています。精神科医の往診を月2回受け入れ、利用者の精神面の経過観察にも努めています。

【A16】A-3-(6)-① 認知症の状態に配慮したケアを行っている。

【第三者評価結果:a】

施設では、利用者の症状や状態を把握して家族カンファレンスを実施し、嘱託医やメンタルクリニックの医師へ報告や相談をしています。必要に応じて各課と情報の共有や話し合い、利用者の健康管理に努めています。また、観察した内容は適切に記録し、症状や状態の変化を把握することでより良い支援につなげています。

【A17】A-3-(7)-① 利用者の体調変化時に、迅速に対応するための手順を確立し、取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

施設では、利用者の状態を把握し、必要に応じて各課と情報共有や話し合いをおこなっています。家族カンファレンスを実施し、嘱託医への報告・相談を通じて、適切な対応に努めています。また、利用者の体調変化時に迅速に対応できるように明確な手順を確立し、緊急時対応の勉強会や研修を定期的に実施しています。さらに、服薬業務についてはマニュアルやOJTを活用し、利用者一人ひとりの状態に合わせた適切な支援をおこなうことで、安全なケアの提供に取り組んでいます。

【A18】A-3-(8)-① 利用者が終末期を迎えた場合の対応の手順を確立し、取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

施設では、利用者が終末期を迎えた際に適切な対応ができるように、看取りの指針を作成し、方針や手順を明記しています。医療機関との連携体制を確立し、ターミナルケアに関する勉強会や研修を実施することで、職員の知識の向上にも努めています。また、家族カンファレンスを通じて家族の希望を丁寧に聞き取り、事前にカンファレンスを実施する際には、医師から家族へ直接連絡をおこなうこともあります。利用者や家族が安心して終末期を迎えられる環境を整えています。

A-4 家族等との連携
【A19】A-4-(1)-① 利用者の家族等との連携と支援を適切に行っている。

【第三者評価結果:a】

施設では、利用者の家族との連携を重視し、適切な支援をおこなっています。普段の生活の様子については介護課が把握し、医療面については看護課が対応しています。家族カンファレンスなどの調整や連絡は相談課が担当し、サービス計画の説明やカンファレンスを通じて、利用者の状況を家族に伝えるとともに、相談対応や記録を適切におこなっています。また、家族との交流を深めるため、「ふれあいフェスタ」などのイベントを開催しています。

A-5 サービス提供体制
【A20】A-5-(1)-①  安定的で継続的なサービス提供体制を整え、取組を行っている。

【第三者評価結果:評価外(特養、通所、養護・軽費)】

特別養護老人ホームのため評価外