すまいる保育園
第三者評価機関名 | 一般社団法人 日本保育者未来通信 |
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名称 | すまいる保育園 | 評価対象サービス | 2021 保育所版 |
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対象分野 | 地域型保育事業(居宅訪問型保育事業除く) | 定員 | 11 名 |
所在地 | 226-0019 横浜市緑区中山一丁目29番6−109号 |
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TEL | 045-511-7262 | ホームページ | http://nursery.smilecrew.co.jp/hoiku/smile-hoikuen/ |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2012年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 株式会社スマイルクルー | ||
職員数 |
常勤職員:6 名
非常勤職員:5 名
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専門職員 |
園長:1 名
保育士:8 名
栄養士:1 名
管理者:1 名
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施設・設備の概要 |
保育室(0歳):1室
保育室(1歳):1室
保育室(2歳):1室
調理室:1室
医務室:1室
幼児用トイレ:1個
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【保育理念】 ・「enjoy! 子育て」 子育ては、みんなでやればもっともっと楽しくなります。ともに分かち合うことで、子どもの可能性がぐんと広がります。 ・「think! 生きる力」 子どもが発する「なぜ?」「どうして?」を大切にし、失敗を恐れずに行動する気持ちを育てます。子どものありのままを受け止め、見守ることで、自ら考え生み出していく力を培います。 ・「natural! 健康な身体」 自分が自分らしくいられるように、【みる・きく・ふれる・あじわう・かんじる】五感、直感、感性を大切にします。 【保育方針】 ・働く保護者の視点に立ち、子育てを共に考えます ・子どもが自主的に考え、行動できる姿を目指します ・心身ともに健康で、自然体でいられる環境を整えます 【保育目標】 ・健康で明るい子ども ・友達と仲良く遊べる子ども ・心豊かな子ども ・意欲と思いやりのある子ども ・強く生き抜く事ができる子ども |
【日誌等を通して、日々の安全管理に努めています】 日誌には、ヒヤリハットの項目が設けられ、日々の保育の振り返りとともに、安全面について振り返る仕組みが整備されています。また、リスクマネジャーを設置し、日ごろの保育の中で安全面に関して気づいたことを、保育会議や職員会議等を通して周知するなどの取り組みを行っています。さらに、安全・事故防止についての研修の場を設けることや、事故が起きた際に記載する事故報告書の分析などに取り組んでいます。 |
評価実施期間 | 2021/06/21(契約日) ~2022/01/20(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 0 回(年度) |
特に評価の高い点 | 【自己評価に積極的に取り組み、日々の保育に反映させています】 園では年に2回、各職員が所定の様式にもとづき自己評価に取り組むとともに、全職員で定められた項目ごとに、保育所全体の自己評価に取り組むなど、自己評価を積極的に実施し、日々の保育に反映させています。また、365問から構成される、保育者のための自己評価チェックリストにも取り組んでいます。保育所全体の自己評価については、各職員が実施した自己評価結果を集約し、自己評価を踏まえた気づきや課題項目等を具体的に取りあげています。取りあげられた気づき及び課題については、「常に子どもを中心にし、子どもの目線で、子どもが主役の保育を心がけること」など、次年度に向けての職員の共通認識を示すことで、具体的な保育に反映させています。 【日々の保育実践と併用して、保育マニュアルを積極的に活用しています】 法人が作成した保育マニュアルは、自由遊び、散歩の支度、排泄の時間等、1日の園での具体的な活動に沿って記載され、活動ごとに保育士の配慮や対処法など詳細な内容が記載されています。園では、入社の際や年度初めの職員会議等で共有するほかに、園内研修にてマニュアルの見直しを行うなど、日々の保育実践と併用してマニュアルを積極的に活用し、職員間の共通理解につなげています。また保育マニュアルを、職員自身が将来どのような保育を実践していきたいかを振り返るツールとして使用するなど、積極的に活用しています。 【身近な人や環境との関わりの中で、子どもたちはさまざまな経験を重ねています】 園の近隣には河川があり、四季折々の植物や生き物に触れることができます。また、地域には畑なども残っており、季節に応じた野菜などの生長も散歩を通して感じられる環境です。子どもたちは、日々の散歩の中で落ち葉等の植物の変化を通して季節を感じたり、カエルやコオロギ、バッタなどの虫探しなどを行っています。また、散歩の際に畑で育てているキャベツやカブなどの生長の過程を感じています。さらに、直売店でみかん等を購入したり、購入を機会に農家の方から芋ほりに誘われ、実施するに至ることもありました。芋ほりで収穫した芋は、給食で提供するとともに、各家庭へのお土産にもなりました。このように、身近な人や環境との関わりの中で、子どもたちがさまざまな経験ができるよう配慮しています。 |
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改善を求められる点 | 【中・長期計画に具体的な成果等を設定し、定期的な実施状況の振り返りが期待されます】 園では、中期計画として「地域の社会福祉のニーズに対応した保育運営」「適正な経営」「保育の質の向上」「組織の活性化」の4項目を挙げ、具体的実施内容を記載しています。また、計画の中に、人材採用計画を位置づけ、採用から育成までを検討するとともに、必要に応じて本部で見直しが実施され施設長と共有しています。今後は、項目に応じた年度ごとの成果等を設定し、定期的な実施状況の評価を行うことが期待されます。 |
・子どもひとりひとりと向き合った家庭的な保育を心掛けて行っています。その部分を評価頂き今後も子どもたちを第一に考えて関わっていきたいと思います。 ・コロナ禍ではありますが、外部の研修を通して、保育の質の向上に務めていきたいと思います。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育理念として、「enjoy!子育て」「think!生きる力」「natural!健康な身体」を掲げ、保育方針として、「働く保護者の視点に立ち、子育てを共に考えます」「子どもが自主的に考え、行動できる姿を目指します」「心身ともに健康で、自然体でいられる環境を整えます」、保育目標として「健康で明るい子ども」「友達と仲良く遊べる子ども」「心豊かな子ども」「意欲と思いやりのある子ども」「強く生き抜く事ができる子ども」が明文化されており、これらの内容は重要事項説明書に記載されています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・社会福祉事業全体の動向、地域の各種福祉計画等については、区の園長会にて情報収集及び共有を行っています。社会福祉事業全体の動向については、保育所の利用定員を超えた受け入れの必要性や保育所等整備、また新型コロナウイルス感染症の動向について把握しています。地域の各種福祉計画等については、区の地域子育て支援の実施状況や緑化支援制度等について把握しています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・経営課題として、人材採用を取り上げ、採用に至るまでのコストを含めた人材採用計画を作成し取り組んでいます。計画作成の際は、職員会議等を通して職員の意見を把握し、体制を見直すとともに計画に反映させています。計画については、毎月のエリア会議にて共有されています。また、土曜保育の受け入れ体制について課題として取り上げ、系列園で共同して保育を実施すること等についてWEB会議等を活用し共有されています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・中期計画として、「地域の社会福祉のニーズに対応した保育運営」「適正な経営」「保育の質の向上」「組織の活性化」の4項目を挙げ、具体的実施内容を記載しています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・単年度計画には、園の理念や方針が記載されるとともに、年間行事予定、職員会議・研修計画、年間保育計画、業務の質の評価等の項目が設けられ、具体的実施内容が記載されています。今後は、中期計画に記載されている、「地域の社会福祉のニーズに対応した保育運営」「適正な経営」「保育の質の向上」「組織の活性化」の4項目の内容とさらに関連付けた計画の作成が期待されます。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画は、本部の担当者が園の実情に合わせて作成しています。作成された計画は行事計画を中心に、職員会議等で職員と共有しています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画に記載がある、行事計画等については重要事項説明書等を通して保護者に説明しています。また、懇談会等を通して、計画に関連する保育内容を伝えています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育の質の向上に向けた取り組みとして、毎月実施される職員会議において、各クラスの子どもの様子や共有事項等を通して振り返りが行われ、実践につなげています。また、必要に応じて保育会議を実施し、環境改善や配慮が必要な子どもについて、また行事等の進め方について共有されています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 ・全職員が実施した保育所全体に関する自己評価は、園全体の自己評価結果として、集約し職員会議で周知されています。周知された内容の中から、課題を取り上げ、職員全体で検討し、具体的改善案を実施しています。具体的には、「環境設定と遊びについて」「施設間交流について」「地域の連携について」等を課題として取り上げ、職員会議で共有し、実践につなげています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・施設長の役割と責任については、職員会議等を通して職員に伝えています。保護者へは、施設長が作成する園だよりを通して、行事や新型コロナウイルス感染症対策等、園全体の取り組みや、保育内容で大切にしていることなどを伝えています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・遵守すべき法令等については、本部担当者が労働条件通知書作成の際や求人掲載時に必要な法令等を理解しています。また、社会保険労務士に相談できる体制が整えられ、必要に応じて法令等について把握する機会があります。今後は、これらの把握された内容について、エリア会議等を通して、施設長と共有することが期待されます。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・施設長は保育の質の現状について、必要に応じて随時開催される保育会議を通して定期的、継続的に個々の子どもに対しての関わり等について確認しています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・中期計画及び単年度計画で挙げられている、人材採用計画を必要に応じて見直し、有料紹介業者の利用等も踏まえ採用につなげることを検討しています。検討の際は、本部担当者と施設長が園の実情に合わせて人員が必要な時間帯等を分析し、採用につなげています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・年に2回実施される職員面談において、各職員の目標を共有しています。各職員の目標内容に応じて、研修受講体制を整え、キャリアアップ研修等の受講を進めています。今後は、現在作成されている人材採用計画に育成計画の視点を取り込み、福祉人材の確保と育成に関する方針として体系的に計画されることが期待されます。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・期待する職員像については、スタッフブックに記載されています。理念や目標、指針にもとづいた、職員の心構えと基本姿勢や、就業上のマナーとモラル等の内容が具体的に記載されています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員の就業状況や意向の把握については、面談等を通して行われています。意向にもとづいた就業条件の変更等については、本部担当者が施設長と情報共有をしたうえで行う体制となっています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・期待する職員像については、スタッフブックで明確にされています。一例として、チャレンジする「行動力」、思いやりを大切にした「コミュニケーション力」、人として成長し続けたいという「向上心」、感謝を忘れない「謙虚な心」等が挙げられます。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画には、運営の方針や保育理念が記載され、期待する職員像が明示されています。計画内には、職員会議・研修計画という項目が設けられ、園内研修、キャリアアップ研修、外部研修、社内研修に積極的に取り組むことが記載されています。今後は、事業計画に記載がある研修内容について、別途、研修計画を作成し、計画に沿った研修の受講が期待されます。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・施設長は各職員の研修受講歴を把握し、受講歴等から職員の知識、技術水準、専門資格の取得状況等の把握につなげています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:c】 ・現時点で、実習生等の受け入れは実施していません。実習生等の受け入れについては、法人の系列園で実施しています。今後、小規模保育事業所での実習等の希望の申し込みに備え、実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成に関する基本姿勢を明文化するとともに、受け入れ等に関するマニュアルの整備が期待されます。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・ホームページには日ごろの園の様子や一日のスケジュール、行事等の予定などが写真やイラスト等を使用し分かりやすく示されています。また、区役所に園の情報が記載されたパンフレット等を置いています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育所における事務、経理、取引等に関するルール等については、経理規定に定められています。施設長は園で使用する小口現金を管理し、必要な保育備品等を購入しています。一定額以上の備品の購入については、本部に稟議書を提出し、許可を得たうえで購入しています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・地域との関わり方については、中期計画及び重要事項説明書に記載されています。重要事項説明書では、地域の育児支援として自治会行事への参加、周辺小中学校との交流等、散歩を通した地域住民の方との関わり合い、地域資源の活用が述べられています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:c】 ・現時点で、ボランティア等の受け入れは実施していません。ボランティア等の受け入れについては、法人の系列園で実施しています。今後、小規模保育事業所でのボランティア等の希望の申し込みに備え、ボランティア等に関する基本姿勢を明文化するとともに、受け入れ等に関するマニュアルの整備が期待されます。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・散歩マップの作成や近隣の病院一覧を作成するなど、保護者の状況等に対応できるよう、地域の関係機関・団体について一覧にし、保育会議等を通して職員間で共有しています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・地域の福祉ニーズ等については、園の第三者委員でもある民生委員との交流の中で、情報の把握に努めています。現在は、新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた地域の行事の実施状況等について把握しています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・民生委員との交流の中で得られた、地域における新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた行事等の中止の情報を踏まえ、園として実施できる活動等を検討していますが、実施には至っていません。今後は、中期計画にも記載がある、「地域の社会福祉のニーズに対応した保育園運営」を踏まえ、長期的な視点から、地域ニーズに対して園で実施できる活動等を検討し、実施につなげることが期待されます。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・子どもを尊重した保育については、保育マニュアルやスタッフブック等に記載されています。保育マニュアルには、自由遊び、散歩の支度、排泄の時間等活動ごとに保育士の配慮・対処法が具体的に記載されています。また、保育士としての子どもとの接し方等として、名前の呼び方の統一、子どもの要求について、肯定的な声かけなども記載され、保育会議等を通して職員間で共有し実践につなげています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どものプライバシーの保護に関する、社会福祉事業に携わる者としての姿勢・責務等については、スタッフブックや保育士マニュアルに記載されています。スタッフブック、保育士マニュアルは入社して1週間以内に読み合わせを行い、全職員に周知する取り組みが行われています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・理念や基本方針、保育の内容や保育所の特性等を紹介したパンフレットを区の窓口に置くなど、多くの人が情報を得られるよう取り組んでいます。また、ホームページでは、保育内容や、一日のスケジュール、行事等の予定などについて写真やイラスト等を使用し誰にでもわかりやすいよう紹介しています。園の様子については定期的に更新し、園で過ごす子どもの様子が分かるようにするなどの取り組みが行われています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育の開始にあたっては、入園前面談や入園説明会等を通して重要事項説明書や提出書類、また慣らし保育等について説明しています。準備いただく持ち物等については、見本を示し、保護者等がわかりやすいよう配慮しています。重要事項説明書については説明をしたうえで、保護者から同意書を得ています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育所の変更にあたっては、系列園へ変更の際は、口頭にて引継ぎを行っていますが、文書では実施していません。今後は、保護者の同意を得たうえで、文書等を通して引継ぎが行われることが望まれます。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・日々の保育の中で、登園時の様子や、日中の遊びの様子や表情から、子どもの満足を把握し、職員間で共有しています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・苦情解決の体制については、入園のしおり、重要事項説明書に記載され入園時に説明しています。重要事項説明書には、苦情相談窓口として、施設長を相談・苦情受付担当者とし、施設管理者を相談・苦情解決責任者とし、氏名及び連絡先が記載されています。また、第三者委員の氏名及び連絡先も記載されています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保護者が相談したり意見を述べたりする際に、複数の方法や相手を自由に選べることについて、入園のしおりや重要事項説明書に記載し説明しています。重要事項説明書は玄関に常置するとともに、意見箱を設置するなどの取り組みが行われています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保護者が相談や意見を述べやすいよう、連絡帳や日ごろの送迎時に一人ひとり丁寧に対応するよう心がけています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・リスクマネジメントに関する責任者を施設長とし、1歳児担任をリスクマネジャーとして設置するなど、体制を整備しています。リスクマネジャーの役割として、日ごろの保育の中で安全面に関して気づいたことを、保育会議や職員会議等を通して周知するなどの取り組みを行っています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染症対策について、施設長を責任者とし、感染対応マニュアル、保健衛生マニュアル等を通して職員に周知しています。マニュアルは必要に応じて見直しも実施されています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・災害時の対応体制については、緊急時対応マニュアルを整備し、職員に周知しています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育の標準的な実施方法については、保育士マニュアル、スタッフブック、園マニュアル、手順書等に具体的な活動内容等に沿って記載されています。また、名前の呼び方の統一、子どもの要求についての対応、子どもの自己肯定感を育てる肯定的な声かけなど、子どもの尊重、プライバシーの保護や権利擁護に関わる姿勢が明示されています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・標準的な実施方法については、系列園の施設長及び本部の担当者が参加し、毎月実施されるエリア会議からの情報等を通して、園の実態に合わせて本部の担当者を中心に検証、見直しが行われています。また、園においては、保育会議での振り返りや、園内研修でマニュアル内容の見直しを行うなどの取り組みが実施されています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年間指導計画、月間指導計画、週案、日誌等の各種指導計画は、各クラス担任が記載し、施設長が確認しています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・各種指導計画は、指導計画の種類に応じて振り返る期間が定められ、見直し等が行われています。年に2回実施される保護者懇談会を通して、指導計画にも反映させる、各クラスの目標やクラスの様子を保護者と共有しています。また、年度末には1年間の育ちを伝えることで、保護者と計画内容に沿った具体的な保育実践について共有しています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの発達状況や生活状況等については、各種指導計画等、保育所が定めた統一した様式によって把握し記録されています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・個人情報保護方針、個人情報保護規程により、子どもの記録の保管、保存、廃棄、情報の提供に関する規定を定めています。また、個人情報の不適正な利用や漏えいに対する対策と対応方法も定められています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:b】 ・全体的な計画は、保育所の理念、保育の方針等にもとづいて作成されています。また、入園の際に実施する面談等で得られた子どもの生育歴や、発達過程等を反映させ作成しています。また、園生活の中で見られた子どもの様子について送迎等の際に共有し、得られた情報を計画に反映させるよう取り組んでいます。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・室内の温度・湿度については、温湿度計を設置し、毎日記録を取り適切な状態を保持しています。また、安全チェックリストにもとづき、保育所内外の設備や用具の衛生管理に努めています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園前面談を通して、子どもの生育歴や発達過程、生活リズム等を把握しています。また、日々の送迎の際のコミュニケーションや連絡帳等を通して、子どもの家庭環境や個人差を十分に把握しています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・一人ひとりの子どもの発達に合わせて、生活習慣が身に付くよう、送迎や連絡帳等のコミュニケーションを通して家庭との情報交換を行い、個々に合った関わりにつなげています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもが主体的に活動できるよう、室内はごっこ遊び、構成遊び、ソファーやクッション等がある休息のスペース、またボールプールなど身体を使って遊ぶことのできるスペースが設定されています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・乳児が安心して生活できるよう、常に保育者が傍に居て、ゆったりと過ごせるよう配慮しています。また、担当制を取り入れ、保育士等と愛着関係が持てるよう関わっています。担当のクラス担任が休みの際は、担当の非常勤職員が関わるなど、子どもの様子を十分に把握している職員が関わるよう配慮しています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・一人ひとりの子どもの状況に応じて、自分でしようとする気持ちを十分に尊重できるよう、職員間の連携を大切にしています。子どもの人数に対する基準数よりも職員を多く配置し、子どもをせかさず、一人ひとりの子どもとじっくりと関われるよう体制を整えています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・非該当 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・現在、対象となる子どもはいませんが、障害のある子どもの状況に配慮した個別の指導計画を配備し、必要に応じて使用できる体制が整えられています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・月間指導計画には、長時間保育の欄が設けられ、1日の生活を見通して、その連続性に配慮し、子ども主体の計画になるよう配慮されています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 非該当 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・一人ひとりの子どもの健康状態については、登園時に保護者から様子を聞くとともに、視診にて把握に努めています。また、子どもの健康管理について、保健衛生マニュアル等を整備し、マニュアルにもとづき一人ひとりの子どもの心身の健康状態を把握しています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・健康診断および歯科検診は、全年齢において年に2回実施され、職員に周知するとともに、保健計画にも記載されています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・アレルギー対応については、市の書式である生活管理指導票にもとづき適切な対応を行っています。子どもの状況については、入園時の面談及び年度ごとにさらに面談を1回行い、確認しています。その際に、負荷検査の実施状況を共有するなど、保護者との連携を密にし、保育所での生活に配慮しています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・食に対する豊かな経験ができるよう、食育計画を立て、実践しています。食育計画には、年齢ごとの年間計画が立てられるとともに、期に応じた具体的な活動内容が記載されています。一例として、そらまめのさやむきやとうもろこしの皮むき、お米研ぎや野菜を使ったスタンプ遊びなどに取り組んでいます。このような取り組みは、子どもが食について関心を深めるための機会になっています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・一人ひとりの子どもの発育状況や体調等を考慮し、軟飯、刻み具合を変える、子どもの調子が優れない時にはおかゆを用意するなど、献立、調理の工夫を実施しています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・連絡帳や送迎時のコミュニケーションを通して、家庭との日常的な情報交換を行っています。また、保育の意図や保育内容について、保護者の理解を得る機会として、年に2回実施される個人面談や懇談会をはじめ、誕生日参観等を実施しています。また、新型コロナウイルス感染症の影響で、実施の延期が続いていますが、親子レクリエーションや、秋祭りなどの行事を通して保護者と子どもの成長を共有できる機会も設けています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保護者等からの相談に応じる体制として、9月と年度末に実施される個人面談があります。また、日ごろの送迎時のコミュニケーションでは、最近の家庭での様子を聞くことや、時間を多くとることを意識し、保護者との信頼関係を築くよう取り組みを行っています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は、虐待等権利侵害の兆候を見逃さないよう、送迎時の様子や、些細な子どもの変化も含めた日中の子どもの様子について職員間で共有しています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全職員が年に2回、所定の様式を使用した自己評価を実施しています。自己評価では、保育全般に関すること、保護者対応、書類作成、職務の遂行・向上心、コミュニケーション等の項目ごとに、5段階評価で振り返り、改善案も検討しています。また、個人目標や今後、受講したい研修等を記入する欄もあります。 |