すみれいろ保育園
第三者評価機関名 | 一般社団法人 日本保育者未来通信 |
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名称 | すみれいろ保育園 | 評価対象サービス | 2021 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 60 名 |
所在地 | 214-0021 川崎市多摩区宿河原3-3-15 |
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TEL | 044-543-8410 | ホームページ | http://khm-hoiku.com/sumirehoiku/ |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2019年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 株式会社ケイエイチエム | ||
職員数 |
常勤職員:16 名
非常勤職員:5 名
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専門職員 |
園長:1 名
主任保育士:1 名
保育士:12 名
看護師:1 名
栄養士:1 名
調理員:1 名
事務員:1 名
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施設・設備の概要 |
乳児室:1室
ほふく室:1室
保育室:2室
調理室:1室
事務室:1室
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【運営方針】 お子様一人一人の育ちを尊重しながら、子育て(個育て)をお手伝いします。 【保育の心得】「あいうえお」 あ「安全であかるく」 い「慈しみの心で」 う「歌声いっぱい」 え「笑顔で応対」 お「お父さんお母さんと共に」 |
【3つの委員会を通して、各分野の質の向上に取り組んでいます】 園では、働き方改革委員会、食育・給食委員会、安全衛生・防災環境委員会の3つの委員会を設け、職員はいずれかの委員会に参加する体制が整えられています。各委員会では、それぞれの分野に応じた内容が検討され日頃の保育に反映させています。働き方改革委員会では、職員間でのシフト等の情報共有方法や散歩の出発時間・帰園時間、ミーティングの実施方法や嘔吐時の対応マニュアルなど、多岐にわたり日頃の保育の中で職員が感じている内容を取り上げ、具体的な改善案を検討しています。また、保育については今後、保育マニュアルの作成等も検討しています。食育・給食委員会では、各クラスの食育活動や食育を通した各クラスの連携等について共有し、子どもたちが豊かな経験ができるよう話し合いが行われています。安全衛生・防災環境委員会では、毎月実施される避難訓練の振り返りを行うとともに、避難靴の確認や避難リュックの中身の点検などが行われています。また心肺蘇生法講習や洪水時の避難場所等、防災全般について見直しを行い、具体的な取り組みにつなげています。 【英語や体操、わらべうた等を通して、子どもたちが様々な経験ができるよう配慮しています】 園では英語教室や体操教室、絵本の読み聞かせやわらべうたなどの活動を取り入れ、子どもたちがさまざまな経験ができるよう配慮しています。英語教室は、外国人講師が週に1回来園し、2歳以上を対象に英語の音楽に合わせて踊ったり、絵カードを使用して英語を学ぶ等、年齢に応じた活動が行われています。体操教室、水泳教室は、3歳以上の希望者を対象とし、週に1回実施されています。また、4,5歳児を対象としたリトミック活動も行われています。絵本、読み聞かせ、わらべうたについては、2歳以上を対象にボランティアの方が来園し行われています。 |
評価実施期間 | 2021/06/19(契約日) ~2021/12/24(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 回(年度) |
特に評価の高い点 | 【子どもの人権を尊重する保育について重点的に取り組んでいます】 園では年に1回、全職員を対象に子どもの人権チェックリストを実施しています。チェックされた内容については、「子どもの人権を尊重する保育の中で特に難しいと感じるところ、園の弱点、課題」として取りまとめたうえで、まとめられた内容についての「具体的な対応策、課題点」を挙げ、実践につなげています。一例として、言葉がけについて検討し、否定語ではなく子どもたちの興味や意欲が持てる声掛けにするなどの取り組みにつなげています。その結果、チェックリストの振り返りでは、園の運営方針である「子育て(個育て)」に沿って、一律的な対応でなく、一人ひとりに合わせた対応や子どもたちの意見を尊重した遊びや環境設定、また、全職員が一人ひとりに合った丁寧な言葉がけを意識できるようになってきたという内容が記載されています。 【子どもたちが理解しやすいよう、生活の工夫に取り組んでいます】 保育者は言葉だけでなく、視覚的な情報を示すなど、子どもたちが理解しやすいよう工夫しています。1週間の活動内容については、曜日ごとにイラストで活動内容が示されることで、当日の活動だけでなく、1週間を通して、子どもたちが見通しを持って生活できるよう工夫されています。また、子どもたちが自ら身の回りのことが出来るよう、支度の準備等もイラストで示しています。自分で支度等が出来た際には、十分に褒めるとともに、専用のシール等を貼るなどして視覚的にも達成感が味わえるよう配慮しています。また、食事で魚の献立があった際に、子どもたちに対して保育者が魚のイラストを使って魚の骨がどこにあるのかなどについて伝える様子も見られました。 【様々な電子媒体を導入し、保護者や職員間での情報共有に努めています】 園では積極的に電子媒体を使用し、情報発信や情報共有に努めています。職員間では、ホイシスを通して、日案や月案等の各種指導計画の共有や園児の健康管理状態、睡眠チェック等を行っています。また、園専用のグループラインによるシフトの確認や情報共有など、伝達漏れを解消する体制を整えています。また、新型コロナウイルス感染症対策を踏まえ、テレワーク業務を可能な限り実施するため、パソコンやタブレット等を導入し、自宅での事務作業やZoom等を使用した職員間で情報共有できる体制が整えられています。 保護者とは、ハグノートを通して、登降園管理や家庭と園との子どもの情報共有や、お知らせ、園だより、写真配布等を行っています。また、発表会での子どもの様子を動画配信する等の取り組みも行っています。利用希望者の方には、ホームページ内に園内の様子について動画で視聴できるコンテンツを設定し、動画配信も行っています。 |
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改善を求められる点 | 【職員の育成体制について、さらなる体制づくりが期待されます】 園は開園して3年目を迎え、保育面、運営面共に、さまざまな体制が整えられてきています。職員の育成に関しては、事業報告書において、「研修・教育体制」「職員配置・採用計画」の項目が設けられ、具体的な取り組みについて振り返りが行われています。振り返りの内容を踏まえ、事業計画書では、「職員教育訓練/研修・人事考課制度」の見直しが掲げられ、今後の育成体制について記載されています。現在、年間研修計画に沿った研修受講や年に1回実施される、施設長との職員面談、また、「子どもの人権を尊重する保育」等について話し合う中で職員育成が行われています。今後は、これらの育成体制を組織として関連付け、人事考課に反映させるなどの取り組みが期待されます。 |
子どもの人権尊重や保育生活の流れの理解、職員間情報共有の工夫など、重点的に取り組んでいたことが、高く評価されてよかったです。 また、委員会活動や地元業者支援など、意外な所を独自性として評価して頂き、自園の強みとして認識することとなりました。ありがとうございました。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・園の運営方針は「お子様一人一人の育ちを尊重しながら、子育て(個育て)をお手伝いします」、保育の心得「あいうえお」として、安全で明るく、慈しみの心で、歌声いっぱい、笑顔で応対、お父さんお母さんと共に、が掲げられ、入園案内や園のしおり、ホームページ等で周知が図られています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・社会福祉事業全体の動向については、行政や業界団体並びに区の園長会議等により情報を得ています。一例として、年齢別の保育の需要傾向や育児休暇を踏まえた、保育所入園希望の年齢などについて把握しています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:b】 ・経営課題に関しては、毎月の経営会議にて検討されるとともに、職員会議にて職員に周知しています。また周知方法として、内容に応じて、園専用のグループラインを活用することで、伝達漏れの解消と迅速化に取り組んでいます。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:c】 ・「地域に根差した保育」「地域No.1を目指す」を中・長期的なビジョンに掲げ取り組んでいます。具体的な取り組みとして、保育の質の向上と人材育成を取り挙げています。保育の質の向上については子どもの人権を尊重する保育の実践を検討し、日ごろの子どもへの声掛け等について取り組んでいます。人材育成については、職員一人ひとりが研修等に参加し、職員間で共有するとともに、様々な年齢を担当することや経験豊富な保育者とペアになって保育に取り組むことで育成につなげています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・中・長期的な計画の中で取り組まれている人材育成については、単年度計画に反映させ取り組んでいます。市や区また、民間で実施される研修について事務室に掲示し、希望者が受講できる体制を整えています。またキャリアアップ研修等はオンラインで受講できる体制を整えています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画は経営会議等で検討された計画に、職員の意見を取り入れ策定されています。職員の意見を取り入れた一例として、情報発信の方法が挙げられます。これまで手書きで発信されていた園だよりを、写真や動画などの電子媒体で発信することなどを計画に反映させています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画書に記載されている、各種書類のデータ化の推進や保護者との間でやりとりされる連絡帳や写真データの情報発信方法等について、現在実施している内容を、入園案内や重要事項説明、園内掲示や園だよりにて、保護者に周知しています。また、例年2回保護者代表が参加して行われる運営委員会では、事業計画にも記載がある、新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた「新しい生活様式と保育」についてや、保育園での電子媒体の導入システム、年間行事予定等について説明しています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:b】 ・保育の質の向上に向けた取り組みとして、各種会議にて組織的に振り返りを行い実践につなげています。毎日実施される職員会議では、その日の子どもの様子や各クラスからの伝達事項等を共有しています。月に1回実施される全体ミーティングにおいて、各クラスの子どもたちの様子や行事等について振り返り実践につなげています。今後は、実践された内容について分析・検討する時間を設けることを課題としています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:b】 ・区の園長・補佐会議で実施される子どもの人権チェックリストを全職員が実施し、チェックされた内容について、「子どもの人権を尊重する保育の中で特に難しいと感じるところ、園の弱点、課題」を取りまとめたうえで、まとめられた内容についての「具体的な対応策、課題点」を挙げ、実践につなげています。一例として、言葉がけについて検討し、子どもの意欲を掻き立てるような言葉がけや、否定語ではなく肯定的に伝えたり、子どもの気持ちを確認したりするなどの取り組みにつなげています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・施設長の役割と責任については、施設の事業業務を統括し、地域連携、経営業務を推進する等、職務分担表に記載され、全職員に周知しています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・施設長は、法人を担当する社会保険労務士との定期的なやり取りや、各専門家の助言、指導を受けるとともに、各方面の研修会に参加することで、児童福祉法や労働基準法、商法や企業会計原則等、遵守すべき法令等の把握に努めています。把握された内容については、職員会議等を通して職員に対して遵守すべき法令等を周知しています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・施設長は毎日行われる職員会議に参加するとともに、実際の子どもたちの活動の様子を見ることで、定期的に一人ひとりの子どもの育ちや職員の関わりなど保育の質の現状について把握に努めています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・施設長は、毎月実施される経営会議において経営課題全般について検討しています。一例として、今年度もコロナ禍の為、引き続き感染防止対策の徹底に取り組みました。その際に、清掃消毒作業等で学生の非常勤を採用するなど、財務等を踏まえ分析を行った上で、働きやすい人員配置に努めました。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・必要な福祉人材や人員体制に関する基本的な考え方については、保育士配置基準等を常に意識し人員体制を確保するとともに、各クラスの様子に応じて保育士経験年数を踏まえた、職員配置に配慮しています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・「期待する職員像等」については、全体的な計画に示される、保育理念や保育方針等で示されています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:b】 ・労務に関する責任体制については職務分担表に記載され、施設長を園全体統括責任とし、主任が施設長補佐として明確にしています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・年に1回の施設長との職員面談では、面談アンケートにて昨年重点的に取り組んだこと、今年度取り組みたいこと等について職員一人ひとりと確認し、今後の方向性について共有しています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員研修計画を作成し、計画には研修の目的・目標及び具体的な研修計画予定が記載されています。研修の目的・目標には、職員一人ひとりの倫理観、人間性を高め保育所職員としての職務と責任を自覚する等、園が目指す保育を実施するための期待する職員像が明示されています。また、保育所全体の質の向上を図るため、保育実践や研修を通して専門性や協働性を高める等、園が職員に必要とする技術等について明示しています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・新任職員に対して、6か月間のトライアル研修を実施するなど、職員の経験や習熟度に配慮した個別的なOJTが適切に行われています。トライアル研修では、経験年数が豊富な保育者と保育を一緒に行うことで、業務の習熟度を向上させながら育成に努めています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:c】 ・開園3年目ということもあり、これまでに、実習生等の受け入れは実施されていませんが、保育士養成校に通学する学生の非常勤での採用等を行った実績があります。今後は、実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成についてのマニュアルを作成し、積極的な取り組みが期待されます。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園のホームページでは、保育理念や方針、動画を使用した園内の様子等の情報を発信しています。決算内容等については、民間の信用調査会社等で公表するなど、運営の透明性を確保するための情報公開が行われています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育所における事務、経理、取引等に関するルール等については、職務分担表にて主な担当者が示され職員に周知するとともに、経理規定において詳細な内容が記載されています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・地域との関わり方については、全体的な計画の地域との連携の項目にて、地域行事への参加や子育て支援の内容等が記載されています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・月に2回、ボランティアによる絵本の読みきかせや、わらべうたを楽しむ、おはなし会を開催しています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・お散歩マニュアルを作成し、近隣の公園について写真や特色等も踏まえまとめています。また、保護者が役所に提出する書類について、提出先や書類名等を一覧にし、保護者からの質問を受けた際に、一覧に沿って返答するなどの取り組みが行われています。これらの内容は職員会議等で職員と共有が図られています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・運営委員会に、地域の民生委員・児童委員が参加することで、地域の福祉ニーズ等の把握につなげています。具体的な地域の福祉ニーズや生活課題等として、新型コロナウイルス感染症対策に伴う、地域行事の縮小による子育て家庭の地域での関わりの機会の必要性等について把握しています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・把握した地域の福祉ニーズにもとづき、親子で参加できるリトミック講座や体操教室を開催しています。また、看護師による育児相談や栄養士による離乳食相談を企画していましたが、新型コロナウイルス感染症対策を踏まえ、今年度は実施を見送りました。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・子どもを尊重した保育について、子どもの人権に関するチェックリストを全職員で実施し、グループ討論会を行うことで、職員が理解し実践するための取り組みにつなげています。検討された内容については、「子どもの人権を尊重する保育の中で特に難しいと感じるところ、園の弱点、課題」と「具体的な対応策、改善点」としてまとめられ、保育の標準的な実施方法等に反映されています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どものプライバシー保護に配慮した保育については、個人情報取り扱い規定等に定められ、職員への周知に取り組んでいます。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園パンフレット等を、区の担当課に置くなど、多くの人が園についての情報を入手できるよう努めています。また、ホームページでは、園の理念や方針、保育内容を伝えるとともに、動画にて園内を紹介するなどの取り組みも行われています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育の開始にあたっては、入園内定者全員に対し入園面談を実施し重要事項説明書について説明するとともに、入園の際に保護者に提出いただく児童票や利用契約書、個人情報使用同意書等の説明も行っています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育所の変更にあたっては、必要に応じて転園先との情報共有を行っています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・日々の保育の中で、子どもの様子を観察し、子どもの満足を把握するよう努めています。保護者に対しては送迎の際のコミュニケーションや連絡帳、また行事後のアンケート等を通して、利用者満足の把握に努めています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・苦情解決の体制として、施設長を苦情・相談解決責任者とし、主任を苦情・相談受付担当者として設置し、第三者委員も含め重要事項説明書に記載されるとともに園内に掲示し、保護者等に周知しています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保護者が相談したり意見を述べたりする際の方法について、重要事項説明書に苦情・要望等に係る窓口について記載するとともに、園内に掲示しています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は保護者が相談しやすく意見を述べやすいよう、日ごろの送迎時にコミュニケーションを取り、情報共有等を行っています。また、ハグノートと呼ばれる電子媒体を使用した連絡帳でのやり取りを通して、適切な相談対応と意見の傾聴に努めています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・リスクマネジメントに関する委員会として、安全衛生・防災環境委員会を設置し、毎月の避難訓練の後に検討会を実施し、園内の環境の見直しや防災対策等を行うなどリスクマネジメント体制が整えられています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染症対策について、健康管理マニュアルや職務分担表等を通して、責任と役割を明確にし、管理体制を整備しています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・災害時における子どもの安全確保のための取り組みとして、防災マニュアル非常災害対策計画書、避難訓練計画書等を作成するとともに、災害時の対応体制が決められています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・標準的な実施方法については、文書化されていませんが、OJTによる職員相互の確認や、実践方法の共有を図っています。また、働き方改革委員会では、職員の意見を踏まえ、年度ごとに実施方法が変わらないよう、統一した実施方法の文書化に取り組んでいます。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・標準的な実施方法の検証・見直しについては、働き方改革委員会、食育・給食委員会、安全衛生・防災環境委員会等で見直されるとともに、全職員で取り組む、人権チェックリスト等を通して行われています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
【第三者評価結果:b】 ・アセスメントにもとづく指導計画の策定については、クラス担任が作成し主任が確認しています。主任は必要に応じて指導計画内容について職員と振り返る機会を設けたり、職員会議等を通して確認しています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・各種指導計画については、必要に応じて協議し見直しが行われています。見直しの際は、具体的な保育内容にもとづいて振り返りが行われています。現時点では、各種指導計画について、見直しを行う時期や周知する方法については体系化されていません。今後は、体系的に見直す時期を定め、職員間で周知することでさらなる理念の実現に向けた取り組みが期待されます。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの発達状況や生活状況等については、ハグノートと呼ばれる保護者との情報共有のための電子媒体や個人記録、保育記録、保健記録等を通して行っています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・個人情報の取り扱いについては、園の規程の中に記載され、入社時に説明しています。規程には、書類の持ち出しの禁止や、保管、廃棄方法などについて定められています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:b】 ・全体的な計画は、保育所の理念、保育の方針や目標に基づいて作成されるとともに、自然豊かな周辺環境や地域行事等を踏まえるなど、地域の実態などを考慮して作成されています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:b】 ・室内の温度、湿度、採光等については温湿度計で確認し、必要に応じてこまめに調節しています。保育所内外の設備・用具や寝具の衛生管理については、安全点検チェックシートの使用や月数回の寝具の日干しなどを行っています。清掃消毒作業については、事業計画にも記載され、学生の非常勤職員を採用し重点的に行っています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・保護者との情報共有のための電子媒体であるハグノートや個人面談等を通して、子どもの発達と発達過程、家庭環境等から生じる一人ひとりの子どもの個人差の把握に努めています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・家庭でのトイレトレーニングの状況や着脱の様子、箸の使用など、一人ひとりの子どもの様子を把握したうえで、子どもの発達に合わせて、生活に必要な基本的な生活習慣を身につけられるよう、必要に応じた援助をしています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:b】 ・子どもが自主的・自発的に遊ぶことが出来るよう、ままごとの玩具や絵本などを設定するとともに、子どもの「やりたい遊び」を聞き、ブロックや塗り絵など状況に応じて子どもと相談しながら遊ぶ内容を決めています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・一人ひとりの生活リズムに合わせて少し眠れる時間を設けたり、散歩などで身体を十分動かした後は静かに座って絵本を読む時間を設けたりするなど子どもが無理なく自分の生活リズムで過ごせるよう配慮しています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育者は朝の会の中で、子どもに散歩先を提案し、子どもたちと相談しながら行き先を決めるなど、一人ひとりの子どもの思いを尊重するよう配慮しています。また、散歩先では十分に探索活動ができるよう、保育者間で安全面にも配慮した活動範囲を決め、子どもたちに伝えたうえで保育者と一緒に探索活動を楽しんでいます。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・3歳児の保育に関しては、支度する物を目で見てわかるようボードに絵カードを貼り、子どもが自ら身の回りのことができるよう配慮したり、園での生活の流れが分かるよう環境を整え、集団の中で安定して過ごせるようにしています。また、自分でできた際は、十分に褒めるとともにご褒美シールを貼ることで、自身でできた喜びを味わえるよう配慮しています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・エレベーターや多目的トイレの設置、段差に配慮した設計等、障害に応じた環境整備に取り組んでいます。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・長時間にわたる保育の実践に対して、指導計画の内容を反映させ、子ども主体の計画性をもった取り組みにつなげています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画にある小学校との連携の項目や5歳児の年間指導計画に、小学校との連携や就学に関連する事項が記載され、それにもとづいた保育が行われています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・子どもの健康に関するマニュアルについては、健康管理マニュアル等に記載されるとともに、ハグノートや健康記録、保健日誌等で一人ひとりの子どもの心身の健康状態を記録しています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・健康診断については、0,1歳児は毎月実施し、2歳児以上は年3~4回程度実施しています。歯科健診については、全年齢において年1回実施しています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・食物アレルギーの対応については、健康管理マニュアルに沿って実施されています。市の書式である「除去食申請書に対する主治医の意見書」「除去食変更(解除)・継続申請書」について説明し、保護者が園に必要書類を提出しています。また、毎月の献立について保護者と共有し、除去食の確認等を行っています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・食育計画・調理保育の計画を作成し、年齢ごとに季節に応じた植物の栽培や食育活動が計画されています。また、食育委員会では、具体的な各クラスの食育活動の実施方法が確認され、食に関する豊かな経験ができるよう配慮されています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・一人ひとりの子どもの発達状況を考慮し、標準的な離乳食の時期を基本としながらも、個々に応じて形状や硬さを変えるなどの工夫をしています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・日々の家庭との情報交換については、送迎時のコミュニケーションやハグノート等を通して行われています。また、年に2回の個人面談、年に1回の保護者会等を通して、保育の意図や保育内容について、保護者の理解を得る機会を設けています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・日々の送迎時のコミュニケーションやハグノートによる家庭と園との情報共有を通して、保護者との信頼関係を築けるよう努めています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:b】 ・送迎の際の保護者の様子や、身体の状態等を確認することで、子どもの心身の状態、家庭での養育の状況等について把握に努めています。また、気になる兆候が見られた際は、職員間で共有するとともに、主任、園長に報告し保護者に確認する等の体制が整えられています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・日々の保育実践については、各種指導計画等を通して振り返りが行われるとともに、年に1回、全職員が子どもの人権チェックリストを実施し、保育実践について自己評価を行っています。全職員が実施した、子どもの人権チェックリストについては、「子どもの人権を尊重する保育の中で特に難しいと感じるところ、園の弱点、課題」としてまとめるとともに、「具体的な対応策、改善点」を挙げ、実践につなげるなど、職員の自己評価を園全体の保育実践の自己評価につなげています。 |