社会福祉法人 神奈川県社会福祉協議会

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なないろkids武蔵新城

2022年11月08日公開
評価結果報告書 第三者評価詳細
① 第三者評価機関名
第三者評価機関名 一般社団法人かわさき福祉相談センター

② 施設・事業所情報
名称 なないろkids武蔵新城 評価対象サービス 2022~ 保育所版
対象分野 地域型保育事業(居宅訪問型保育事業除く) 定員 16(12) 名
所在地 211-0044
川崎市中原区新城3-10-1 
TEL 044-920-9116 ホームページ http://www.nanairokids.co.jp/
【施設・事業所の概要】
開設年月日 2017年04月01日
経営法人・設置主体(法人名等) 株式会社YAMAZAKI
職員数
常勤職員:7 名
非常勤職員:4 名
専門職員
園長:1 名
主任:1 名
保育士(資格有):7 名
保育者、保育補助(資格無):1 名
栄養士:1 名
施設・設備の概要
0歳児保育室:1 室
1,2歳児保育室:1 室
事務室:1 室
調理室:1 室
子ども便所:1 室
職員便所:1 室

③ 理念・基本方針
なないろkidsの保育理念
温かい家庭のような保育環境の事務室中で、一人ひとりの子どもの心と体の発達を大切にしながら、一人ひとりに合わせた環境設定・配慮の中で保育を行い、一人ひとりの主体性を尊重し、一人ひとりの子どもの生きる力の基礎を育てる

保育の基本方針
こどもの心身の発達において大切な時期に、次の3点を保育方針として掲げる
➀元気な子ども
戸外で思い切り体を動かし遊び、体を動かす心地よさを味わい、心身の健康の基礎を培う
➁思いやりの心、憧れの心を育てる
異年齢保育を通して、年下や年上のお友だちと一緒に過ごす事で思いやり、憧れの気持ちを育む
➂感性や表現力の豊かな子ども
身近な自然事象に興味や関心を持ち、豊かな感性や表現力を育み、創造性の芽生えを培う

④ 施設・事業所の特徴的な取組
家庭的で温かい保育園を掲げています。
当園は0、1、2歳児のお子様をお預かりする施設であります。
保育園は子どもたちにとって、お父様お母様の下を離れて過ごす一番最初の場所になります。不安な気持ちや寂しい気持ちがある中で、 なないろkidsという場所が、毎日を安心して笑顔いっぱいに楽しく、自分を十分に発揮出来る場所であるという事を大切に考えております。
なないろkidsならではの温かい家庭のような雰囲気の中で、子どもたちがゆっくりと生きる力の基礎を培っていく。そのために、子どもたち一人ひとりと真摯に向き合い、一人ひとりの個性を伸ばせるように努めて参ります。

⑤ 第三者評価の受審状況
評価実施期間 2022/04/01(契約日) ~2022/10/16(評価結果確定日)
受審回数(前回の受審時期) 回(年度)

⑥総評
特長や今後期待される点 <1家庭ずつの受け渡しで丁寧な保護者対応>
毎日の登降園時の受け渡しは、可能な限り担任保育士が1家庭ずつ対応して、丁寧なコミュニケーションを心掛けています。子どもにとって最良の保育を提供するためには保護者支援も不可欠と考えて、子どもと保護者の両方に目配り・気配りを行っています。

<食への関心を深める食育>
専任の栄養士が調理を受け持つため、子どもたち全員の食の好みや食べる量、成長状況を把握しており、子どもたちの五感を刺激する食事を提供して、子どもが食事に興味を持つように工夫しています。離乳食や幼児食への移行については、月齢だけでなく食べる様子や体調・好みなども勘案して提供しています。その日の食材を見せて、実際に手に取らせるなど、子どもたちが食に興味を持ち、食事を楽しいと感じることを心掛けています。

<ワークライフバランスの実現>
園長が積極的に声掛けを行って残業をしないで退勤することを強く奨めており、職員向けアプリを利用して就業状況や有給休暇取得などを管理しています。職員の心身の健康と安全の確保にも努めて、ワークライフバランスに配慮した職場環境作りが行われています。有休取得100パーセントの取得率になっています。

<評価(チェック)と記録の充実>
小規模保育園で職員が少人数のため、研修報告や保護者等の面談・相談の報告などが口頭伝達になっているように見受けられます。指導計画の変更や見直しについても、会議の内容や改定記録が残されていません。実施記録が残されていないため、組織的な評価(チェック)体制の確立が十分とはいえない状況です。実施(D)した内容を評価・確認(C)、記録する仕組み作りが期待されます。

<総合的な人事管理>
職員個々の自己評価制度がなく、キャリアパスの仕組みが明確化されていません。また、非正規社員は研修の機会や職員会議の出席ができず、情報閲覧の制限があります。計画書の作成などは全職員の参画が必要とされ、また、利用者から見ると正規・非正規社員の差はないため、情報共有や研修が適切に行われ、職員一人ひとりの育成に向けた人事考課や目標管理を行い、職員が自らの将来の姿を描くことができるような総合的な人事管理が望まれます。

⑦ 第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
今回、第三者評価を受審し、保護者の皆様や職員からの意見、第三者評価機関からの評価など様々な視点からの意見や評価を頂き、これから取り組むべき課題が明確になりました。
改善すべき点は速やかに対応して、より質の高い保育の提供に向けて、今後の園運営に活かしていきたいと思います。
保護者の皆様には今回の受審にあたり、アンケート調査にご協力を頂き感謝いたします。有難うございました。

詳細評価PDF

評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織

Ⅰ-1 理念・基本方針
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。

【第三者評価結果:b】

保育園の運営方針・保育理念・保育の内容や保育目標はホームページやパンフレット、保護者向け配布物等に掲載しています。
職員には、入職時の説明や会議で「なないろkids保育・基本業務マニュアル」の読み合わせを行い、保育理念はロッカー室に掲示して、行動規範の浸透に努めています。
保護者に対しては、説明会や見学時にパンフレットで説明する際に、必ず口頭で理念を伝えています。

Ⅰ-2 経営状況の把握
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。

【第三者評価結果:b】

園長は、区の園長会に出席する他、区が主催する研修やホームページで、近隣の保育園の空き状況や新規開園に関する最新情報を得て利用者の推移表を作成し、社会福祉事業を取り巻く環境や動向、子どもの数・ニーズの変化等を把握して分析に努めています。
コロナ禍の影響もあり、地域との関連事業の推進等には生かし切れていない状況です。

【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。

【第三者評価結果:b】

小規模認可保育園であるため転園が前提であることに加え、外的要因で0歳児の希望者が減少していること等、園児の人数については職員会議で報告していますが、園児数確保などの変化する状況の分析結果や経営課題に関しては園長・理事・税理士に留めて職員への周知を控えています。
定員拡大・認可保育園化に向けて、不動産情報の取得を並行しています。

Ⅰ-3 事業計画の策定
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。

【第三者評価結果:b】

保育理念や保育方針の実現に向けた中・長期計画は策定されていません。運営状況を踏まえ、経営課題の解決・改善に向けた取り組みの計画やビジョンは役職者内に留まっており、事業計画・収支計画ともに明文化されておらず、実施状況を次年度に繋げる評価を行う仕組みが整えられていません。
開設から6年目を迎えて保育内容・体制が安定してきた時期に、小規模保育のメリット・デメリットや地域ニーズを踏まえて具体的な数値目標を設定した、中・長期計画の策定に取り組むことが望まれます。

【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。

【第三者評価結果:b】

園名に因んだ虹の色の数のように個性豊かな子どもたちを育てる保育実現に向けた、単年度の事業計画は策定されていますが、事業計画を実現可能とする収支計画は役職者内に留まって明文化されていません。中・長期計画が策定されていないため、中長期計画を反映した内容ではなく単年度の計画書になっています。中・長期計画の策定を行い、単年度の計画の実施状況の評価から次年度に繋がる仕組み作りが望まれます。

【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。

【第三者評価結果:c】

年度末に、正職員による次年度会議を実施していますが、会議記録が作成されていません。事業計画の評価・見直しは、全ての職員が事業計画を理解しているかを確認することにも繋がります。職員へのヒアリングや会議での意見の集約の記録・保護者アンケートや地域ニーズの記録をもとに、事業計画の検討・策定を行った記録を残し、職員が参画する仕組みを確立することが望まれます。
併せて、全職員を対象に事業計画の理解を促すための取り組みも期待されます。

【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。

【第三者評価結果:b】

保護者向けに、事業計画の掲示や配布等による周知は行っていません、保育環境に関する課題や保育参加など、保護者の理解を得る必要があると判断した事項(保育理念・保育目標・年間行事予定等)については保護者会等で事業計画の主な内容を説明しています。
保育理念に沿った保育の実施や行事計画については、毎月の園だより「なないろ便り」に記載して、保護者に周知・参加を促しています。

Ⅰ-4 福祉サービスの質の向上への組織的・計画的な取組
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。

【第三者評価結果:b】

毎週水曜日のクラス会議で一週間の保育を振り返り、次週にどのように活かしていくか、改善点についてクラスごとに話し合う機会を設けて保育の質の向上に繋げています。会議記録は全職員に回覧・共有しています。
園として計画(P)と実行(D)は行っていますが、組織的に自己評価(C)を行い、次に繋げる(A)仕組みが確立されていません。今後、全職員参画しての園の自己評価と分析・検討が期待されます。併せて、課題や取り組み等の記録の整備も望まれます。

【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。

【第三者評価結果:b】

毎週のクラス会議で週案の反省を行い、検討した課題・改善案を会議記録に残しています。月案・年間計画に反映しており、日々の保育内容における課題の改善策や改善計画に取り組んでいます。園全体としての自己評価の仕組みが整備されていないため、事業活動の振り返りや検討課題・改善策について、職員の参画のもとで行われていません。
第三者評価は今年度初受審となるため、客観的な評価により課題を全職員で共有し、改善策を検討して次年度以降の計画に反映する予定です。

評価対象Ⅱ 組織の運営管理

Ⅱ-1 管理者の責任とリーダーシップ
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。

【第三者評価結果:b】

「職務分担表」や社内の組織図、保護者向けの重要事項説明書に、園長の役割と職務上の責任が明文化され、保育園における全ての責任は園長に帰する旨が記載されています。職員会議や定期的な園内研修で、全ての職員に説明・確認を行い、周知に取り組んでいますが、不在時の権限移譲や、有事(災害・事故等)における園長の役割と責任についての明文化が望まれます。

【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。

【第三者評価結果:b】

園長は遵守すべき法令等を正しく理解するために、川崎市の研修に積極的に参加して、法令遵守や不適切な事例などの情報収集を行って知識を深めています。遵守すべき法令や関連法令については就業規則、法人作成の「なないろkids保育・基本業務マニュアル」等に明示されており、園長はそれらを理解して業務にあたっています。
個人情報保護や虐待防止等については園内研修等を定期的に実施して、職員の理解を深める工夫が望まれます。

【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。

【第三者評価結果:b】

園長は現状把握のために、日々の振り返りと日案等の確認を大切にしており、保育の質の向上に意欲的に取組んでいます。職員会議で課題を共有して対応を検討し、各計画に反映させています。週案等への反映・助言や指導の実施・研修計画の追加などを行って、園全体の保育の質の向上に努めています。
川崎市の職員研修の案内を掲示して、希望者には研修に参加できるように調整していますが、職員の能力に合わせた資格取得・研修の参加を薦めて保育レベルの向上を図る工夫が望まれます。

【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。

【第三者評価結果:a】

園長はICTを積極的に取り入れて業務の実効性を高めることを推奨しています。保護者向け情報連絡共有の専用アプリを活用して登園時・降園時の職員の業務負担軽減を行い、園から保護者への配布物をデータ化して、経営の改善・環境保護を実施しています。今年度から手ぶら登園(おむつ定額制)を導入して、保護者・職員の日々の負担削減に努めています。
職員の就業状況、有休取得状況等を確認して、年1回は職員との面談を行い移行や要望等を確認し、職場環境の整備に取り組んでいます。

Ⅱ-2 福祉人材の確保・育成
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。

【第三者評価結果:b】

法人理念・基本方針に沿った人材育成のため、川崎市の研修計画に沿った研修の参加を推奨しています。専門職については職務分担表により配置や活用をしていますが、今後は川崎市発達相談支援コーディネーターの育成も視野に入れています。
保育園開設当初、離職率が高い時期もありましたが、園の基本方針が明文化されてからは定着率が上がって安定した職員体制を維持しており、規定以上の職員数で手厚い保育に取り組めています。

【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。

【第三者評価結果:b】

入職時に配布する「なないろkids保育・基本業務マニュアル」には、園が期待する職員像が明文化されており、職員は園長と年に1回以上の個人面談を経て目標を設定しています。
日々の保育の様子を観察して、目標の達成状況や貢献度等を総合的に判断して人事考課を行っていますが、フィードバックや自己啓発の支援を検証するための人事評価マニュアルがなく、キャリアパスの仕組みも明確化されていません。人事基準に基づいた人事考課を実施するための総合的な仕組みの構築が期待されます。

【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。

【第三者評価結果:a】

職員向けアプリを利用して就業状況や有給休暇取得などを管理しており、退勤時間になると園長が声掛けを行う等、職員の心身の健康と安全の確保にも努めて、ワークライフバランスに配慮した職場環境作りを実施しています。有休取得については申請を行うことで100パーセントの取得率となっています。

【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。

【第三者評価結果:b】

職員一人ひとりの育成のために、園長との面談により個人の目標を設定し、達成状況は年度末に確認しています。職員が設定した目標達成度の確認や、目標の見直しも行うための中間考査は実施していません。今後は、中間考査の実施と併せて、目標管理制度に関する基準や目標達成度を明確にする目標達成シートを作成して、職員一人ひとりの育成に向けた目標管理の仕組みを整えることが望まれます。

【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。

【第三者評価結果:b】

職員の育成計画に基づき、全職員を対象に外部講師によるAED研修を実施しています。
正職員に対しては、勤務時間内に能力向上に繋がる研修を受講できるようにしています。オンライン研修に対応するためにネット環境の整備を行い、複数の研修参加を可能にし、受講者のレポートは他の職員に回覧・共有しています。非常勤職員に対しては、園内研修等の実施を検討しています。
園長との面談結果を基にした本人の要望を組みした資格取得や研修が反映され、職務の経験や習得度に合わせた研修計画になるように見直していくことが望まれます。

【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。

【第三者評価結果:b】

園長は、面談や日々の保育状況から、各職員の知識・技術水準・専門資格の取得状況を把握していますが、全ての職員に対して個々の研修受講記録や資格状況・経験などのキャリアパス制度が用意されていません。キャリアパス制度の作成と併せて、非常勤の職員も外部研修に参加できるように階層別・テーマ別の詳細な年間研修計画の作成が期待されます。

【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。

【第三者評価結果:c】

現在、実習生の受け入れ体制やマニュアルの整備がなく、受け入れ実績はありません。
小規模認可保育園のため川崎市からの実習受け入れ要請はなく、0~2歳児の子どもの心の安定を考慮して実習生を受け入れる予定もありません。

Ⅱ-3 運営の透明性の確保
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。

【第三者評価結果:b】

行政や園のホームページに、保育の考え方や保育目標を掲載して情報公開を行っています。今後は事業計画・報告、初受審となる第三者評価の受診結果や改善点を速やかに公表して、運営の透明性を確保していく予定です。
苦情・相談の内容は、対応時に説明するとともに、「なないろ便り」に公開しています。
地域の福祉向上のための子育て支援の交流会や相談会の情報を発信するなど、地域に幅広く周知していく取り組みが期待されます。

【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。

【第三者評価結果:b】

園長が事務、経理、取引などの責任者で権限を有していますが、ルールは明文化されていないため、経理規定を明確化と職員への周知が望まれます。
外部の税理士による経営の助言を受けており、外部の目で客観性が担保されることを心掛けています。毎年1回、川崎市の監査を受けており、監査の指摘事項はありませんが、事務・経理等に関する内部監査が実施されていません。事業経営・運営の適正性を確保するための内部監査を定期的に行い、次年度の事業計画策定に活かすことが期待されます。

Ⅱ-4 地域との交流、地域貢献
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。

【第三者評価結果:b】

地域との関わりについては事業計画に明記され、子育て相談・子育て講座などを予定していますが、コロナ禍で現在は中止しています。コロナウイルス感染状況を見ながら再開していきたいと考えており、地域の子育てイベントなどに関する情報を園の掲示板に掲載・保護者に配布する予定です。
毎年、近隣商店街の花壇の花植えで町内会との交流会を行っています。地域に根ざした保育を目指し、日頃から職員と子どもたちは、気持ちよく挨拶をするようにしています。

【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。

【第三者評価結果:c】

現在、ボランティアの受け入れや学校教育等への協力体制は確立しておらず、受け入れ実績もありません。
小規模認可保育園のため、0~2歳児の子どもの心の安定を考慮してボランティアを募集する予定もありません。

【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。

【第三者評価結果:a】

地域の関係機関を明示したリストを事務所内外に掲示して全ての職員が対応できるようにしています。子ども達によりよい保育を提供するために主任児童委員を兼ねる第三者委員、関係機関、提携園や児童相談所・市役所等の地域の社会資源とは、メールや連絡会などで連携を密にしています。必要に応じ、配慮が必要な児童については、関係機関との連携を取り、職員全体で情報共有しています。
虐待について、現時点で事例はありませんが、虐待の早期発見については常に気を配っています。

【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。

【第三者評価結果:b】

近隣保育施設、児童委員との会議、町会への参加を通して情報収集を心掛けており、近隣商店街のイベント参加や散歩時の挨拶で、交流を深めています。
園では、子育て相談等のイベントを事業計画に明記して地域貢献に努めていますが、コロナ禍のため、ニーズに伴う活動ができず、今後は、コロナウイルス感染状況を確認しながら再開していきたいと考えています。

【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。

【第三者評価結果:b】

地域の福祉ニーズに基づいて、保育園を拠点とした活動を実施したいと思っていますが、園の施設環境が限られており、現在は子育て相談に留まっています。SNSで子育て相談について告知していますが、反響がないため、今後は他の媒体を使って発信することを検討しています。
救急対策の一つとしてAEDを設置しており、玄関の設置シールの貼付と併せて、日本全国AEDマップに掲載して周知しています。水や食料等の備蓄については地域住民への周知が充分ではなく、保育以外の幅広い分野で地域住民との共助に繋がっていることを積極的に公表することが望まれます。

評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
Ⅲ-1 利用者本位の福祉サービス
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

「重要事項説明書」に虐待防止に関する体制の整備や職員の研修について明示しており、園で作成したマニュアルに沿って、毎月の職員会議や毎週のクラス会議で定期的に子どもの人権擁護や身体拘束・虐待防止、保育者としての倫理などの研修を行っています。「全体的な計画」には“人権”の項目が設けられ、園児への対応・指導方法を明示し、実践に繋げています。

【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。

【第三者評価結果:b】

プライバシー保護に関して明文化されていませんが、保育の場面ごとに作成されているマニュアル中で、プライバシー保護に関する留意事項が記載されています。プール遊び時はブルーシートの目隠しによる設備面での工夫と共に保育支援を行っています。保護者との面談には、他人の目に触れないよう場所や時間に配慮しています。
子どものプライバシー保護や権利擁護についてマニュアルの整備と研修、併せて、保護者向けに入園時の資料等でのプライバシー保護に関する記載の追加が期待されます。

【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。

【第三者評価結果:a】

園のホームページには保育園の運営方針・保育理念・保育の内容や保育目標の他、利用案内(保育時間・手ぶら登園など)・アクセスマップ、施設内の写真などを紹介しています。また、川崎市のホームページ掲載や区役所に情報シートを提供して、積極的に園の紹介・情報が見られるようにしています。
見学希望者の問い合わせには園長が対応しています。入園パンフレットを配布して質問に応じ、1組ごとに丁寧に対応することを心掛けています。

【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。

【第三者評価結果:a】

入園説明会で「重要事項説明書」と保育内容を説明した「入園のしおり」を配布し、必要な書類や持ち物等を分かりやすくまとめたリスト一式を添付し、見本を見せて、何のために必要であるか納得して頂ける工夫しています。
特に配慮が必要な保護者に限らず、全ての保護者に対して、入園前の園長・担任との個別面談でも、保護者に不安がないように、繰り返して説明を行っています。
中止や延期を決めた行事や保育内容等の変更については、配布物・掲示に加えて、保護者向けアプリで伝える仕組みを用意しています。

【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。

【第三者評価結果:b】

0~2歳児対象の小規模認可保育園であるため、卒園後に入園する保育園・幼稚園に対しては川崎市の「保育所保育要録」を元にした文書を作成して、保育記録や医療記録で子どもの状況を伝える用意をしています。保護者に対しては、次の園へ移ることに対する不安を受け止めるため、必要に応じて個人面談を行っています。
利用終了後も園長が相談窓口となり、必要に応じて保育の継続性に配慮した対応を行う予定ですが実績はありません。継続的なフォローができる旨を、保護者に対して書面で周知することが期待されます。

【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。

【第三者評価結果:b】

子どもの表情や行動日々観察して子どもの意向や満足度を把握するように努め、保育日誌に記録しています。保護者に対しては、毎日の登降園時の受け渡しを1家庭ごとに行い、丁寧なコミュニケーションを心掛けています。年1回の個人面談からの要望を検討して今年度から手ぶら登園を実施しました。
保護者会の設置や、保護者参加型の行事アンケートを実施して、複数の手段で満足度を調査して、職員会議で分析・検討を行い次年度指導計画の改善や、園の自己評価に繋げることが望まれます。

【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。

【第三者評価結果:b】

苦情解決の体制(苦情解決責任者の設置、苦情受付担当者の設置、第三者委員の設置)が整備されており、「入園のしおり」に記載され、玄関にも掲示されていますが、行政等の相談窓口の記載がありません。玄関内に意見箱を設置しており、苦情が生じた場合は迅速に対応し、プライバシーに配慮した上で対応策の掲示や改善の取り組みの説明を行う等、真摯に取り組んでいます。

【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。

【第三者評価結果:b】

相談・苦情の窓口や意見箱の設置については「入園のしおり」に記載しており、玄関内に掲示していますが、重要事項説明書への記載も期待されます。
登降園時の受け入れを1家族ごとに行い、直接相談等を言いやすい雰囲気づくりを第一に心がけ、保護者とのコミュニケーション密にするようにしていますが、必要に応じて、プライバシーに配慮した相談のための特定のスペースを確保して、対応するように配慮しています。

【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。

【第三者評価結果:a】

登降園時の声掛けや保護者専用アプリを活用して意見を聞く機会を設けて、いつでも相談に応じることをアピールしています。
相談や意見に対しては、園作成の「苦情受付・解決対応マニュアル」に沿って当日、または近日中に対応しています。どの職員でも相談を受けられるような体制を整備し保護者にも周知しています。内容によって面談記録を作成し、児童票で管理しています。

【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。

【第三者評価結果:b】

「重要事項説明書」に体調の急変時や事故が発生した場合の対応方法を明示しています。「なないろkids保育・基本業務マニュアル」「事故発生時対応マニュアル」等、各種マニュアルを整備しており、職員会議等で読み合わせを行い周知しています。室内保育や散歩等で気付いた危険箇所や事故に繋がる注意箇所についてはヒヤリハット報告書として記録し、事故等が発生した場合には怪我・病気及び事故に関する報告書を作成して、全職員で共有しています。
責任者は園長が担っており、「お散歩マニュアル」は職員によって見直しを行っていますが、リスクマネジメントに関する委員会設置などの体制構築が望まれます。

【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。

【第三者評価結果:b】

感染症マニュアルは“川崎市健康管理マニュアル”の厚生労働省の“感染症対策ガイドライン”に基づき整備され、都度、見直しを行っています。職員に向けて嘔吐処理等の対応について定期的に園内研修を実施しています。
保護者に配布する「入園のしおり」に各感染症について登園停止や登園再開の目安、発生時のお迎えの基準等を記載しており、感染症が発生時は玄関のホワイトボードに記載して保護者にも注意を促しています。

【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。

【第三者評価結果:b】

「重要事項説明書」に非常災害対策が明記され、災害時の安否確認のために保護者向け専用アプリについて保護者・職員に周知しています。
「災害時危機管理マニュアル」「避難マニュアル」を整備しており、“防災訓練計画”に基づいて消防計画を作成・提出し、様々な災害を想定した避難訓練を毎月実施して、避難方法の確認や子どもの安否確認を行なっています。保護者参加の引き渡し訓練を定期的に実施することが望まれます。

Ⅲ-2 福祉サービスの質の確保
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。

【第三者評価結果:a】

「なないろkids保育・基本業務マニュアル」には保育の実施方法を明示しています。マニュアルをもとに、プライバシー保護や権利擁護に関する姿勢、人権を配慮した保育の実践について園内研修を行い、園児一人ひとりへの適切な保育の実施に向けて、職員への学び・再確認、周知徹底を行っています。
毎日の登降園時の保護者との会話から得た情報を、子ども一人ひとりの保育に反映させており、“マニュアルどおり”の画一的な保育にならないように心掛けています。

【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。

【第三者評価結果:b】

毎週の職員会議で日案・週案の検証・見直しと、全職員へのフィードバックが行っています。送迎時の会話や意見箱の設置により確認した保護者からの意見は真摯に受け止め、枠にとらわれず職員で話し合い、即時保育に反映する仕組みがあります。
標準的な保育の実施方法についての改訂記録はなく、検討会議の記録は職員会議の記録と併記されているため、マニュアルの検証・見直しと改訂記録を別途用意することが望まれます。

【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。

【第三者評価結果:b】

園長を責任者とし、「全体的な計画」に基づき、年間保育計画等の各計画を立案しています。個別指導計画は、入園前の個別面談によるアセスメントを基に、クラス担当を中心に策定していますが、保育所以外の関係者・行政・関連施設団体と連携は行われていません。アセスメント手法を明文化して、指導計画の協議記録や目標達成の具体的な対応策と反映方法を残すことが望まれます。

【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。

【第三者評価結果:b】

「全体的な計画」を基に作成した年間保育計画は四半期ごとに自己評価を行い、課題を明らかにして評価・見直しを行っています。3歳になっても卒園までは個別指導計画を作成しています。年1回の個別面談、児童調査票など各種書類で発達や生活状況を把握し、子どもや家庭の状況やニーズを明らかにして計画書に反映しています。
策定した指導計画については職員に周知されており、PDCAサイクルを継続実施していますが、見直しに関する詳細な改定記録を残されることが望まれます。

【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。

【第三者評価結果:b】

健康状態や食事状況や日々のエピソード等、川崎市の個別指導計画に基づく保育の記録や子どもの発達記録は保育日誌に記録しており、定期的に評価・反省を行っています。連絡帳の記入についてはマニュアルが用意されていますが、その他の記録内容や書き方についても、園としての記入方法等統一の仕組み作りが期待されます。
情報共有を目的とした会議は正職員のみの出席のため、非正規職員も十分に把握できるための環境整備が望まれます。

【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。

【第三者評価結果:b】

個人情報保護規定等により、子どもの記録の保管、保存、廃棄、情報の提供に関する規定は「なないろkids保育・基本業務マニュアル」に定めています。個人情報に関する責任者は園長が担い、個人情報に関する文書の保存は鍵付き書庫で保管しています。
個人情報の取り扱いに関する研修の実施予定がないため、定期的に全職員を対象にした研修を実施して記録管理の理解を深め遵守することが期待されます。
保護者に対しては、「入園のしおり」の記載と、入園時の重要事項説明で説明して写真撮影の承諾書を得ています。


評価結果内容評価

A-1 保育内容
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。

【第三者評価結果:b】

保育園の理念や基本方針は、ホームページやパンフレットに記載し、入園前の説明会でも伝えており、保護者の目に留まるように玄関を入ったロッカー前に提示して、保護者への周知を図っています。
全体的な計画は、児童憲章・児童の権利に関する条約・児童福祉法・保育所保育指針などの趣旨を捉えており、園の理念、方針に基づき、子どもの発達過程を考慮し、組織的、計画的に作成しています。コロナ等による家庭、地域の実態も考慮しています。
全体的な計画作成に関して、定期的な評価を行うための時間が充分に確保されていません。一年を通して振り返りを行い、保育に関わる職員の参画や、定期的な評価を行うことが望まれます。

【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。

【第三者評価結果:a】

室内の壁面が木でできており、ぬくもりの感じる部屋です。室内の温度は状況や状態に応じて調整しています。空気清浄機を各所に設置し、湿度、換気に対して常に適切な状態に保持しています。遊具等は季節や人数、天候などに応じて、配置や数を変えています。使用後の遊具ついては、チェック表を付けて毎日の消毒確認を行っています。保育室は規定以上のスペースを確保しており、子どもたち一人ひとりが落ち着いて過ごすことができる場所を提供しています。
午睡等の睡眠時はコットを使用することで、衛生的でSIDSのリスク軽減にも配慮しています。

【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。

【第三者評価結果:a】

入園時に提出してもらう児童票をもとに個人面談を実施して、家庭環境や子ども一人ひとりの特徴を把握しています。小規模保育園の特性を活かして、担任以外の全ての職員にも情報の共有を行っています。一人ひとりの子どもの気持ちに寄り添い、不安な気持ちを受け止め、時間に追われずに子どもたちが自分の気持ちを表現できるように、基準以上の職員数で手厚い保育に取り組んでいます。
可能な限りクラス担当職員が立ち会って1家庭ずつ子どもの受け入れ、保護者と話す時間を設け、登園時の状態や日々の子どもの状況を把握して担任に伝えています。朝会時には他の職員にも共有しています。

【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。

【第三者評価結果:a】

子ども一人ひとりの発達にあわせて、挨拶、登園時・食事前・トイレ後の手洗いや、食事・排泄・更衣・睡眠等の日々の生活習慣を身につけられるように指導計画を立てています。家庭と連携しながら、自分自身でやろうとする気持ちを尊重し、根気強く見守りながら、適切な援助を行います。職員が子どもに対して過干渉にならないように発達状況を見極め、自立心を奪わないことを心掛けています。
基本的な生活習慣を身につけていくには発達の個人差があるので、計画作成においては子どもの発達状況と、保護者との情報交換により確認した家庭での生活状況や生活リズム等を考慮して、毎週1度、正規職員と非正規職員との話し合いの時間を設けて、計画を見直しています。

【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。

【第三者評価結果:a】

園内ではスペースが限られていますが、低い仕切りを使用してゆったりとした雰囲気を作り、異年齢も一緒になって遊んでいます。おもちゃ以外にも様々な遊具が用意されているので、自発的に選び好きなもので遊ぶ空間となっています。異年齢児との関わりを持つことで人間関係が育まれ、友達とのやり取りも身につけることができて、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を行っています。
園庭がないため外遊びの時間を大切にしています。散歩先には商店街があり、地域の方々ともふれあうことで、社会のルールも学べています。散歩先途中に商店街があり、信号の確認や道路・歩道の歩き方、人との挨拶など、地域の方々とのふれあいの中で社会のルールを学ぶことを心掛けており、保育士が分かりやすく伝える工夫をしています。自然と触れ合う機会にもなるため、夕方にも散歩に出かけるなど、外遊び時間を多く確保しています。

【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

保育室はひとつですが棚や扉で仕切られており、成長の幅が広い0歳児がゆったりと過ごすことができるように、0歳児のみで過ごすスペースが確保されています。発達過程に配慮して担任は手厚く配置されており、保育者と触れ合う時間を多く取り、ゆとりのある環境と、他の職員も状態が把握できるような人員体制とを整えています。
言語表現ができないことが多いため、日頃からよく観察し、家庭と連携して一人ひとりの特徴を把握し、表情や仕草などからも体調を観察しています。
保護者との連絡ノートの活用や、登園時に1家庭ずつの受け入れを行って丁寧なコミュニケーションをはかることで、園だけでなく家庭での生活の様子も確認しています。

【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:b】

できることが増えて自我も芽生える1・2歳児の保育では、自分でやりたい気持ちを受け止めてできる範囲を見極め、自分で行う意欲を持つことを優先的に考えています。
異年齢交流を大切にしており、一緒に遊ぶ中で小さい子どもとの接し方を学ぶ等、思いやりの気持ちや憧れの気持ちを育んで、多くの経験ができるように工夫しています。子ども同士の関わりにおいては、自主性を尊重して職員は見守ることを心掛けていますが、必要に応じて仲立ちや代弁・声掛けを行って関係を深めていけるように努めています。保育内容は個別の指導計画に記録して、職員間での共有を行っています。
コロナ禍のため訪問交流などの密な状況での活動ができませんが、毎日の散歩では積極的に挨拶を行い、散歩先で出会った子ども達や職員以外の大人との交流ができるよう、社会的な体験や探索活動ができる環境作りを心掛けています。

【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:c】

対象外 : 小規模保育園で3歳以上児が在籍しないため

【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:b】

現在、障害のある子どもは在籍しておらず、ハード面の整備は十分ではありませんが、受け入れに備えて地域の研修会等に参加しています。障害のある子どもの受け入れがあった場合は、関係機関と連携を図り、障害の状態や家庭での生活、生活習慣に対応する個別指導計画を作成する体制が整っています。
配慮が必要な子どもに対してどのような保育・援助を行っていくか、職員によるケース会議を設けて定期的に話し合っていますが、非正規職員への共有や勉強会の実施など、保育所全体での取り組みが望まれます。
今後、「川崎市発達相談支援コーディネーター」の資格取得を検討しています。

【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

子どもの在園時間を考慮して、長時間の保育がストレスにならないような、家で過ごしているような環境に近づけるように工夫しています。一日の生活を見通して、明るさ・音・温度等の調節、時間割り・室内の配置にも配慮しています。夕方には疲れも出てくるので、机上遊びを中心にゆったりと遊べるように工夫しています。
保育時間の長い子どもには、家庭での夕飯やカロリーを考慮し、発達状況に応じた手作りおやつや市販のおやつを提供しています。
保育の引継ぎにはメモボードを使用して、子どもの状態を細かく伝える体制を整えています。確実な引継ぎをして、降園時に保護者に対して子どもの様子を伝えて、家庭との連携が取れるように心掛けています。

【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。

【第三者評価結果:c】

対象外 : 小規模保育園で3歳以上児が在籍しないため

【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。

【第三者評価結果:a】

川崎市の健康管理マニュアルに基づいた保育所マニュアルを作成しています。登園時には体調確認をしており、特に休日明けは、休日の過ごし方や家族の状況など、丁寧に様子を伺っています。登園時の状況や様子はメモボードに記入して共有できています。
子ども一人ひとりの健康状態、既往症や予防接種の状況は、「すこやか手帳」に記録後、個別シートに記入・管理して、全職員が共有できるようにしています。
感染症流行時には、保護者
宛のお知らせを作成して、健康上の注意等を伝えています。
乳幼児突然死症候群(SIDS)については、職員の周知はもとより、入園前の説明会でも情報提供し、午睡の仕方、確認方法について説明しています。午睡時のチェックは、0歳児は5分おき、1歳児は10分おき、2歳児は15分おきに呼吸や睡眠の状態を記録して乳幼児突然死症候群(SIDS)対策をしています。

【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。

【第三者評価結果:b】

園医による年2回の健康診断と歯科検診、毎月の身体測定結果については児童票に記録して職員全員で共有しています。小規模保育園の特性を活かし、全職員が園児の体調等を把握して、様々な活動の中で配慮できるようにしています。健康診断・歯科検診の結果は、保護者にも関心を持って子どもの成長を実感してもらい、家庭での生活に活かされることを目的として、「すこやか手帳」で保護者に伝えています。
以前は区の出前講座を受けていましたが、コロナ禍で今は中止しているため、6月に大きな歯の模型を使って、子どもたちに歯の大切さと歯磨きの必要性を伝えており、歯科健康診査票は家庭での歯磨きに役立てられています。

【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。

【第三者評価結果:a】

現在、アレルギー疾患、慢性疾患のある子どもは在籍していませんが、厚生労働省が示す「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」に基づき、「食物アレルギーマニュアル」を作成しています。
いつでも受け入れができるように、色を分けた食器を準備しています。保護者からの食物アレルギーの申し出があった場合は、マニュアルに則り、栄養士(兼調理師)同席で保護者との面談を行い、医師の主治医意見書に従い、適切な対応を取る体制が整っています。必要に応じて各関係機関とも連携を図ります。
アレルギー性疾患や慢性疾患等に関する研修にも参加し、知識や情報をミーティングや職員会議で周知・共有を図っています。

【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。

【第三者評価結果:a】

「全体的な計画」に沿って、年齢や発達に応じた食育を行っています。給食は時間で区切り、完食できない場合や嫌いなものは、残しても無理強いしないようにしています。少しでも食べられたことに共感して、食に対する前向きな気持ちを育むことを心掛けています。保育士や友達との会話を大切にして、食事の時間を楽しい時間と感じられるように努めています。食への関心を深めるために、栄養士が食材を見せて、子どもたちが実際に手に取って、「食べてみたい」と興味を持つように工夫しています。子どもの年齢・発達状況に合わせて、切り方・作り方等の調理方法を工夫して、一人ひとりの食欲と食べる意欲を伸ばしています。
誕生会にはケーキを用意して保護者に写真を配信して、子どもが楽しむ様子を共有しています。「きゅうしょくだより」には、旬の食材と料理の説明や、献立の紹介、郷土料理やご当地グルメなどを掲載して、家庭と連携して食育を進めています。

【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。

【第三者評価結果:a】

川崎市の統一献立表をもとに、全て園内で調理して提供しています。2週間サイクルで作成する予定献立表には使用食材を明記して、家庭でアレルギー等の確認をお願いしています。離乳食予定献立表は後期食と完了期食に分けて作成しています。
食材の切り方や調理加減、盛り付け方や量も、それぞれ子どもに合わせて調整して提供しています。栄養士が家庭での食事状況を把握し、食事の様子を観察して、次回からの調理の仕方を変更するなどの工夫をしています。
月1回の職員会議には栄養士も参加して、人気の献立や残食が多かった献立・味について話し合い、さらにおいしく安心して食べられるように調理に反映しています。
栄養士が中心となって作成した「給食調理マニュアル」に則って、食材の保管や給食室の消毒等の衛生管理を行っています。

A-2 子育て支援
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。

【第三者評価結果:b】

開園当初から、登降園の受け入れは1家庭ずつ行っています。可能な限りクラス担当職員が立ち会って、保護者との会話を心掛けています。登園時の体調や怪我など子どもの様子を確認して、降園時には活動や睡眠・食事の様子を伝えて子どもの成長を共有しています。小規模保育園のため全職員がその日の子どもの様子を把握していますが、担任不在でも連絡帳・メモボード等で情報を共有して、伝え忘れや連絡ミスを防ぐ工夫をしています。
入園2ヶ月後には全保護者に面談を行い、入園後の子どもの心身の変化を丁寧に聞き取り、保育に反映しています。面談や日々の会話で得られた特筆事項は個別の児童票に追記していますが、非正規職員は児童票を見ることができないため、全職員にタイムリーに情報共有する仕組み作りが望まれます。
毎月の園だより「なないろ便り」では、各クラスの保育の様子や行事案内を掲載して、保育内容や保育の意図を伝えています。

【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。

【第三者評価結果:a】

保護者支援については事業計画書に明記されています。毎日の送迎時には、原則、クラス担当職員が対応して、保護者と密にコミュニケーションを取っています。個人面談以外でも必要に応じて個別面談を設けており、個々の就労等都合に合わせて面談時間を調整しています。保護者にとって相談しやすい環境を整えて、安心して子育てができるように全職員と信頼関係を構築することを心掛けています。
保護者からの相談は、担任以外でも対応できるように、日頃から情報共有をしていますが、ケースに応じてすぐに対応ができるように、園長を中心に支援・助言する仕組みができています。相談内容に応じて、適切な関係機関を紹介する体制も整えています。

【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。

【第三者評価結果:b】

「虐待等権利侵害に関するマニュアル」が作成されており、重要事項説明書には、虐待等防止のための措置を明記しています。
虐待の見逃さず早期発見できるように、登降園時や着替え・トイレ援助など、常に子どもの様子を注視しています。親子の関わりや子どもの情緒、身体的外傷等に留意して、特に、会話・顔色・外傷・あざ・衣服の乱れ等に注意を払っています。虐待の可能性が見られる場合は、速やかに職員間で共有して園長に報告・記録して、児童相談所と連携を図る体制が構築されています。
子どもだけでなく保護者の権利侵害にも注意しており、保護者の表情や態度にも注意を払うことを全職員で徹底して、必要に応じて外部機関と連携を取ることができる仕組みを用意しています。
マニュアルはありますが、読み合わせや内部研修などがありません。定期的に職員の理解を深める機会を設けて、虐待防止の意識付けを継続的に行っていくことが望まれます。

A-3 保育の質の向上
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。

【第三者評価結果:b】

各クラスの週案・月案・年間計画には「評価と反省」欄があり、クラス単位での自己評価ができる書式になっています。クラスごとのノートも用意され、毎月の振り返りを行い、職員研修・会議等で子どもに対しての課題を共有して、園全体の保育内容の改善や、保育実践の向上に繋げています。
年度末に園長との面談が行われ、1年の振り返りと翌年の目標設定を行っていますが、職員共通の振り返りのチェック表を用いた、職員個々の自己評価は実施されていません。個人の自己評価を定期的に行い、保育園全体の自己評価に繋げる取り組みが期待されます。