にこにこすまいる園
第三者評価機関名 | 一般社団法人 日本保育者未来通信 |
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名称 | にこにこすまいる園 | 評価対象サービス | 2021 保育所版 |
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対象分野 | 地域型保育事業(居宅訪問型保育事業除く) | 定員 | 10(9) 名 |
所在地 | 226-0019 横浜市緑区中山一丁目29番3−101号 |
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TEL | 045-507-9266 | ホームページ | http://nursery.smilecrew.co.jp/hoiku/nikoniko-smile-en/ |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2016年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 株式会社スマイルクルー | ||
職員数 |
常勤職員:4 名
非常勤職員:8 名
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専門職員 |
園長:1 名
保育士:8 名
栄養士:1 名
調理員:1 名
管理者:1 名
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施設・設備の概要 |
0歳児室:1室
1歳児室:1室
2歳児室:1室
調理室:1室
医務室:1室
幼児用トイレ:1個
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【保育理念】 ・enjoy! 子育て 子育ては、みんなでやればもっともっと楽しくなります。ともに分かち合うことで、子どもの可能性がぐんと広がります。 ・think! 生きる力 子どもが発する「なぜ?」「どうして?」を大切にし、失敗を恐れずに行動する気持ちを育てます。子どものありのままを受け止め、見守ることで、自ら考え生み出していく力を培います。 ・natural! 健康な身体 自分が自分らしくいられるように、【みる・きく・ふれる・あじわう・かんじる】五感、直感、感性を大切にします。 【保育方針】 ・働く保護者の視点に立ち、子育てを共に考えます ・子どもが自主的に考え、行動できる姿を目指します ・心身ともに健康で、自然体でいられる環境を整えます 【保育目標】 ・健康で明るい子ども ・友達と仲良く遊べる子ども ・心豊かな子ども ・意欲と思いやりのある子ども ・強く生き抜く事ができる子ども |
【子どもの様子について職員間で周知し、子どもの成長につなげています】 園では、周知ノートと呼ばれる情報共有ノートを使用し、職員間で一人ひとりの子どもの様子を把握しています。周知ノートには、登園の際の子どもの状況や日中の様子などを職員が自由に記述し、全職員が出勤後に確認する体制となっています。日中の様子では、子どもが意欲的に取り組んでいたことや、友だちに対して優しい言葉をかけたことなど、職員が感じた一人ひとりの子どもの様子を書くことで、その場で褒められるだけでなく、ノートを確認した職員から褒められることにもつながっています。 |
評価実施期間 | 2021/06/21(契約日) ~2022/01/26(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 0 回(年度) |
特に評価の高い点 | 【子どもの興味や関心に応じて保育環境を見直し、遊び込める環境づくりに取り組んでいます】 園では子どもの発達や興味関心に応じて、十分に遊びこめる環境づくりを行っています。日々の子どもの様子について、職員会議や保育会議で共有するとともに、月1回実施される園内研修において、職員間で環境設定の共有を行い、具体的な実践につなげています。室内は、ごっこ遊びのコーナーや、机上遊びのコーナー、ソファーでゆったりと絵本を読むことのできるコーナー、また身体を動かしたい時は、ウッドデッキや別室にてトランポリンや牛乳パックで作った平均台で遊ぶなど、一人ひとりの子どもが、自分のしたい遊びができる環境を整えています。各コーナーは子どもの興味や遊びの様子に応じて、ごっこ遊びコーナーに人形を寝かせるベッドやおんぶひもを用意したり、机上遊びのコーナーに手作りの型はめやパズルなどを用意するなど、玩具の見直しと、環境設定を随時実施しています。 【研修を積極的に取り入れ、職員一人ひとりのスキルアップにつなげています】 園では毎月の園内研修のほか、外部研修を積極的に受講し、各職員の技術の研鑽に取り組んでいます。年間を通して、全職員が平均して4~5回程度の研修を受講し、研修内容は職員会議等で共有されています。研修を受講する際は、勤務時間内で受講できるようシフトづくりにも配慮しています。これらの取り組みにより、発達サポーターや早期発達支援士、食育インストラクターなど様々な資格の取得にもつながっています。 【食育活動等を通して、子どもたちが食についてさまざまな体験ができるよう配慮しています】 園では、鶏卵、牛乳、小麦の3大アレルゲンを使用しない献立を作成しています。そのため、お代わり分も含め、他の子どもたちと相違なく提供しています。また、系列園の栄養士が集まり実施される会議等で、子どもたちの食べ具合等を共有し、献立の工夫につなげています。例えば、キュウリを千切りではなく棒状に切るなど、食材の切り方や味付けの工夫を行っています。食育活動は、カボチャを袋に入れてつぶすなど、食材に触れる機会を多く設けるなどの取り組みが行われています。また、いわしを見たり触ったりし、給食でいわしハンバーグを提供することや、カブやキュウリ、ナス、ピーマンなどの野菜を育て、収穫して給食で提供することなどが実践されています。 |
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改善を求められる点 | 【地域福祉ニーズにもとづいた、園独自の取り組みが期待されます】 園では、区の施設長会議や見学者の対応等から、地域の福祉ニーズの把握に努めています。把握された内容をもとに、区が主催する、みどりっこまつりに園の職員が参加し、絵本や紙芝居の読み聞かせ、また園の献立レシピ等の紹介を行っています。地域の関わり方については、重要事項説明書に記載されています。重要事項説明書では、地域の育児支援として自治会行事への参加、周辺小中学校との交流、散歩を通した地域住民の方との関わり合い、地域資源の活用等が述べられています。今後は、重要事項説明書に記載されている内容をもとに、地域の福祉ニーズと照らし合わせ、園で可能な取り組みを検討し、実施されることが期待されます。 |
園での自己評価が低いと思っている所が良い評価であったり、またその逆もあった。自己評価を実施して気付いたことは、自園の理解が少々貧しいということです。きちんと理解したうえで、更に良い園を目指したい。今回は本当にありがとうございました。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育理念として、「enjoy!子育て」「think!生きる力」「natural!健康な身体」を掲げ、保育方針として、「働く保護者の視点に立ち、子育てを共に考えます」「子どもが自主的に考え、行動できる姿を目指します」「心身ともに健康で、自然体でいられる環境を整えます」、保育目標として「健康で明るい子ども」「友達と仲良く遊べる子ども」「心豊かな子ども」「意欲と思いやりのある子ども」「強く生き抜く事ができる子ども」が明文化されており、これらの内容は重要事項説明書に記載されています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・社会福祉事業全体の動向については、区の園長会にて情報収集及び共有を行っており、0歳児が入所できる保育所が少ないことから、定員を緩和した入所の必要性等について把握しています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・経営課題として、人材採用等を取り挙げ、採用に至るまでのコストを含めた人材採用計画を作成し取り組んでいます。具体的には職員の在籍比率において、非常勤職員の在籍が多いため、今後、常勤職員の採用を行うことなどが挙げられます。また、ウッドデッキのメンテナンス等、保育環境の整備が挙げられます。計画の内容については、職員会議にて本部担当者より報告し、周知を図っています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・中期計画は、園の実情に合わせて、本部担当者が作成しています。計画には、「地域の社会福祉のニーズに対応した保育運営」「適正な経営」「保育の質の向上」「組織の活性化」の4項目を挙げ、具体的実施内容が記載されています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・単年度計画には、園の理念や方針が記載されるとともに、年間行事予定、職員会議・研修計画、年間保育計画、業務の質の評価等の項目が設けられ、具体的実施内容が記載されています。計画に沿って、園内研修、環境設定、玩具の見直し等が行われています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画は、本部担当者が園の実情に合わせて作成しています。作成された計画は行事計画を中心に、職員会議等で職員と共有し取り組みにつなげています。一例として、新型コロナウイルス感染症対策を踏まえ、プール遊びを水遊びに変更するなどが実施されました。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画に記載がある、行事計画等については重要事項説明書や関連する資料等を作成し、例年、入園説明会や懇談会等を通して、保護者に説明しています。また、保護者代表3名、本部担当者、施設長のほか、第三者委員が参加し実施される運営委員会において、事業計画に関連する、行事や給食等の日ごろの保育内容について共有しています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育の質の向上については、毎月実施される職員会議や必要に応じて実施される保育会議を通して振り返りを行い、実践につなげています。また、毎月1回園内研修を行っています。園内研修では、子どもの興味や発達過程に合わせた環境設定づくりについてや、子どもの気持ちの切り替え方など、日々の保育実践の中で各職員が関わりに悩んだ事例等を取りあげ、検討するなどの取り組みが行われています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員会議や保育会議等を通して振り返られた内容については、計画的に玩具を入れ替えること、遊びこむことのできる環境整備につなげるなど、具体的な実践につなげています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・施設長の役割と責任については、職員会議や園内研修等を通して職員に伝えています。施設長が園だよりを作成し、感染症に対する対策や、職員の育成を踏まえた資格取得状況等について保護者に伝えています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・本部担当者が労働条件通知書作成の際や求人掲載時に必要な法令等を理解しています。また、社会保険労務士に相談できる体制が整えられ、必要に応じて法令等について把握する機会があります。今後は、これらの把握された内容について、エリア会議等を通して、施設長と共有することが期待されます。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・施設長は保育の質の現状について、必要に応じて随時開催される保育会議を通して定期的、継続的に個々の子どもに対しての関わり等について確認しています。また、月1回園内研修を実施し、職員が日ごろの保育の中で関わりに悩んだ事例等に対して、具体的な関り方を伝えるなど、指導力を発揮しています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・中期計画及び単年度計画で挙げられている、人材採用計画を踏まえ、特に、常勤職員の採用に向け、有料紹介業者の利用等を含め検討しています。検討の際は、本部担当者と施設長が園の実情に合わせて職員が必要な時間帯等を分析し、採用につなげています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・保護者対応研修、プライバシーに関する研修等の法人内研修を実施し、職員の育成につなげています。また、施設長に対しては、マネジメント研修等を実施するなど、職員の経験や習熟度に配慮した研修が行われています。今後は、現在作成されている人材採用計画に育成計画の視点を取り込み、福祉人材の確保と育成に関する方針として体系的に計画されることが期待されます。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・期待する職員像については、スタッフブックや保育士マニュアルに記載されています。理念や目標にもとづいた、職員の心構えと基本姿勢や就業上のマナーとモラル等の内容が具体的に記載されています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員の就業状況や意向の把握については、面談等を通して行われています。意向にもとづいた勤務時間等の変更については、本部担当者が施設長と情報共有をしたうえで行う体制となっています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・期待する職員像については、スタッフブックで明確にされています。一例として、チャレンジする「行動力」、思いやりを大切にした「コミュニケーション力」、人として成長し続けたいという「向上心」、感謝を忘れない「謙虚な心」等が挙げられます。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画には、運営の方針や保育理念が記載され、期待する職員像が明示されています。計画内には、職員会議・研修計画という項目が設けられ、園内研修、キャリアアップ研修、外部研修、社内研修に積極的に取り組むことが記載されています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・施設長は各職員のキャリアアップ研修や資格取得等の研修受講歴をパソコン内で管理し、受講歴等から職員の知識、技術水準、専門資格の取得状況等の把握につなげています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:c】 ・現時点で、実習生等の受け入れは実施していません。実習生等の受け入れについては、法人の系列園で実施しています。今後、小規模保育事業所での実習等の希望の申し込みに備え、実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成に関する基本姿勢を明文化するとともに、受け入れ等に関するマニュアルの整備が期待されます。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・ホームページには日ごろの園の様子や一日のスケジュール、行事等の予定などが写真やイラスト等を使用し分かりやすく示されています。また、区役所に園の情報が記載されたパンフレット等を置いています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育所における事務、経理、取引等に関するルール等については、経理規定に定められています。施設長は園で使用する小口現金を管理し、必要な保育備品等を購入しています。一定額以上の備品の購入については、本部に稟議書を提出し、許可を得たうえで購入しています。今後は、規定等について職員への周知を予定しています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・地域との関わり方については、重要事項説明書や年間指導計画に記載されています。重要事項説明書では、地域の育児支援として、自治会行事への参加、周辺小中学校との交流等、散歩を通した地域住民の方との関わり合い、地域資源の活用等が述べられています。年間指導計画では、家庭・地域との連携の項目が設けられています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:c】 ・現時点で、ボランティア等の受け入れは実施していません。ボランティア等の受け入れについては、法人の系列園で実施しています。今後、小規模保育事業所でのボランティア等の希望の申し込みに備え、ボランティア等に関する基本姿勢を明文化するとともに、受け入れ等に関するマニュアルの整備が期待されます。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・散歩マップの作成や近隣の病院一覧を作成するなど、保護者の状況等に対応できるよう、地域の関係機関・団体について一覧にし、職員会議や回覧を通して、職員間で共有しています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・地域の福祉ニーズ等については、園の見学者への対応等から把握しています。一例として、地域において安全面に配慮した外遊びへのニーズ等が挙げられます。また、区の施設長会議に定期的に参加することを通して、地域における待機児童の解消や子育て支援の必要性等を把握しています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園の見学者への対応や定期的に参加する区の施設長会議を通して、地域における安全面に配慮した戸外遊びのニーズや待機児童の解消、子育て支援の必要性等を把握しています。ニーズを踏まえ、散歩先で地域の方から相談を受けるなどの取り組みを実施することもあります。今後は、中期計画にも記載がある、地域の社会福祉のニーズに対応した保育園運営として長期的な視点から、地域ニーズに対して園で実施できる活動等を検討し、実施につなげることが期待されます。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・子どもを尊重した保育については、保育マニュアルやスタッフブック等に記載され、年に1回読み合わせを行っています。保育マニュアルには、自由遊び、散歩の支度、排泄の時間等活動ごとに保育士の配慮・対処法が具体的に記載されています。また、保育士としての子どもとの接し方等として、名前の呼び方の統一、子どもの要求について、肯定的な声かけなども記載され、園内研修等を通して職員間で共有し実践につなげています。共有された内容は、月間指導計画等、各種計画に反映しています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どものプライバシーの保護に関する規定については、スタッフブックや保育士マニュアルに記載されています。スタッフブック、保育士マニュアルは、年に1回読み合わせを行うなど、全職員に周知する取り組みが行われています。また、全職員が個人情報保護体制に対する制度であるプライバシーマークの研修を受講するなどの取り組みが行われています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・理念や基本方針、保育の内容や保育所の特性等を紹介したパンフレットを年度の始めに区の窓口に置くなど、多くの人が情報を得られるよう取り組んでいます。また、ホームページでは、保育内容や、一日のスケジュール、行事等の予定などについて写真やイラスト等を使用し誰にでもわかりやすいよう紹介しています。園の様子については定期的に更新し、園で過ごす子どもの様子が分かるようにするなどの取り組みが行われています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育の開始にあたっては、年度の途中で入園する方も含め、入園前面談等を通して重要事項説明書や提出書類、また慣らし保育等について説明しています。準備いただく持ち物等については、見本を示し、保護者等がわかりやすいよう配慮しています。重要事項説明書については説明をしたうえで、保護者から同意書を得ています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育所の変更にあたっては、必要に応じて所定の様式を使用して引継文書を作成し口頭でも引継ぎを行っています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・日々の保育の中での子どもの様子について、午睡中に職員間で共有したり、子どもの様子等、職員間で共有したい内容を自由に記載できる周知ノートを通したりして、子どもの満足を把握するよう努めています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・苦情解決の体制については、入園のしおり、重要事項説明書に記載され入園時に説明しています。重要事項説明書には、苦情相談窓口として、施設長を相談・苦情受付担当者、施設管理者を相談・苦情解決責任者とし、氏名及び連絡先が記載されています。また、第三者委員の氏名及び連絡先も記載されています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保護者が相談したり意見を述べたりする際に、複数の方法や相手を自由に選べることについて、入園のしおり、重要事項説明書に記載し説明しています。また、玄関に苦情解決の仕組みについて掲示するとともに、意見箱を設置するなどの取り組みが行われています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保護者が相談や意見を述べやすいよう、日ごろから連絡帳や送迎時のコミュニケーションを大切にしています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・リスクマネジメントに関する責任者を施設長とし、施設長不在時には、1歳児担任及び2歳児担任が指揮をとることが定められています。また、事故発生時の対応と安全確保について記載された、安全管理マニュアル等をいつでも閲覧できる体制を整えています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染症対策については、施設長を責任者とし、感染対応マニュアル、保健衛生マニュアル等を通して職員に周知しています。嘔吐処理手順等を見やすいところに掲示するとともに、マニュアル類はいつでも閲覧できるように整備されています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・災害時の対応体制については、担当者も含め安全管理マニュアルや緊急時対応マニュアル等で定められ、職員に周知しています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育の標準的な実施方法については、スタッフブック、保育士マニュアル等に具体的な活動内容等に沿って記載されています。実施方法については、職員会議等で具体的な事例をもとに職員へ周知しています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・標準的な実施方法については、系列園の施設長及び本部担当者が参加し、毎月実施されるエリア会議からの情報等を通して、園の実態に合わせて本部の担当者を中心に検証、見直しが行われています。また、園においては、職員会議にて、保育士マニュアルの見直しを行うなどの取り組みが実施されています。見直された内容について、必要に応じて指導計画の内容に反映させています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年間指導計画、月間指導計画、週案、日誌等の各種指導計画は、各クラス担任が作成し、施設長が確認しています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・年間指導計画は4期に設定し振り返るなど、各種指導計画は、指導計画の種類に応じて振り返りを行う期間が定められ、見直しが行われています。見直しによって変更した指導計画の内容については、職員会議で共有するとともに会議録に記載し配布することで周知しています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの発達状況や生活状況等については、個別指導計画、個人記録、保育日誌、健康記録、連絡帳等の、保育所が定めた統一した様式によって把握し記録されています。また、いつでも閲覧できるよう整備しています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・個人情報保護方針、個人情報保護規程により、子どもの記録の保管、保存、廃棄、情報の提供に関する規程を定めています。また、個人情報の不適正な利用や漏えいに対する対策と対応方法も定められています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画は、保育所の理念、保育方針にもとづいて本部で作成された年間カリキュラムを骨子として、作成されています。作成の際は、保育所保育指針等を参考に、園の実態や子どもの発達過程に合わせて保育会議等で話し合い、各学年の担任が作成しています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・室内の温度・湿度については、温湿度計を設置し、1日2回記録を取り適切な状態を保持しています。換気については、適宜換気するとともに、空気清浄機やサーキュレーターを使用しています。音への配慮として、マットを敷き音を吸収させる等の工夫をしています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・一人ひとりの子どもの発達や発達過程、家庭環境等から生じる個人差については、職員会議や保育会議等、日々の話し合いの中で十分に把握し、周知しています。また、周知ノートと呼ばれる情報共有ノートを作成し、登園の際の状況や日中の子どもの様子などを職員が自由に記述し、全職員が出勤後に確認することで周知を図っています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもたちが自ら生活習慣を身に付けられるよう、手洗いの方法をイラストで示すなどの工夫を行っています。また、下駄箱や靴下入れ、帽子入れなどにも子どもの顔写真を貼り、分かりやすいよう環境を整えています。さらに、玩具棚には玩具の写真が貼ってあり、所定の場所に片づけやすいよう配慮されています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもが主体的に活動できるよう、ロッカー等で生活のスペースと遊ぶスペースを分け、落ち着いて取り組めるよう配慮しています。遊ぶスペースは玩具棚等で仕切られ、ごっこ遊びのコーナーや机上遊びのコーナーなど子どもが自由に玩具等を取り出して遊ぶことができる環境を整えています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・乳児が安心して過ごせるよう、乳児専用の部屋を設けています。また、常勤職員だけでなく、非常勤職員も含め担当制を取り入れ、子どもが安心して生活できるよう配慮しています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・一人ひとりの子どもが自分でしようとする気持ちを十分に尊重できるよう、職員は活動時間にゆとりをもてるよう活動を計画しています。一例として、個々の子どものペースに合わせて散歩の準備を行い、出発時間が遅くなった際は、活動先を変え、時間にゆとりを持てるようにするなどの取り組みがあげられます。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 非該当 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・室内は段差のない保育環境を設定するなど、バリアフリーに配慮した取り組みに努めています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・月間指導計画には、長時間保育の欄が設けられ、1日の生活を見通して、その連続性に配慮し、子ども主体の計画になるよう配慮されています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・非該当 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・一人ひとりの子どもの健康状態については、送迎時の視診や登園後と午睡後の検温を実施することで把握に努めています。また、子どもの体調悪化や怪我などについては迎えの際に伝えるとともに、翌日の登園時に様子を確認しています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・健康診断及び歯科検診は、全年齢において年に2回実施され、職員に周知するとともに、保健計画にも記載されています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・アレルギー対応については、厚生労働省のガイドライン及び法人のガイドラインに沿って対応しています。また、入園時に市の書式である生活管理指導票にもとづき説明するとともに、半年に一度実施する、負荷検査の状況を共有するなど、保護者との連携を密にし、保育所での生活に配慮しています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・食に対する豊かな経験ができるよう、食育年間計画を立て、実践しています。食育年間計画には、毎月の活動内容とねらいが記載されています。一例として、いわしを見たり触ったりし、給食でいわしハンバーグを提供することや、カブやキュウリ、ナス、ピーマンなどの野菜を育て、収穫して給食で提供することなどが記載され、実践されています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・一人ひとりの子どもの発育状況に合わせて、離乳食の形態を変えるとともに、咀嚼具合を確認し、食材の硬さや大きさを変えるなど、献立や調理の工夫を行っています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・連絡帳や送迎時のコミュニケーションを通して、家庭との日常的な情報交換を行っています。また、保育の意図や保育内容について保護者の理解を得る機会として、年度の始めと終わりに、必ず2回の個人面談を実施するとともに、希望家庭については、さらに10月に面談を実施する取り組みが行われています。また、6月と2月には全家庭を対象としてクラスごとに懇談会を実施しています。面談等の内容については、記録され、職員会議や保育会議等で周知しています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保護者等からの相談に応じる体制として、5~6月及び、2~3月にかけて実施される個人面談及び、希望家庭を対象に、10月に実施する個人面談があります。面談の際は、保護者の就労等の事情に配慮し日時を設定するなど、相談に応じられる体制を整えるとともに、相談内容を適切に記録しています。また、6月と2月には、全家庭を対象とした、クラス懇談会を実施しています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は、虐待等権利侵害の兆候を見逃さないよう、送迎時の親子の関わりや日中の子どもの様子、また着脱の際に視診を行うなど、子どもの心身の状態、家庭での養育の状況について把握に努めています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・全職員が年に2回、所定の様式を使用した自己評価を実施しています。自己評価では、保育全般に関すること、保護者対応、書類作成、職務の遂行・向上心、コミュニケーション等の項目ごとに、5段階評価で振り返り、改善案も検討しています。また、個人目標や今後、受講したい研修等を記入する欄もあります。 |