この評価結果報告書は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、訪問調査に代わる手法で第三者評価を実施しております。
実施した評価手法は、詳細評価PDFにてご確認いただけます。
にじいろ保育園みなとみらい
第三者評価機関名 | 株式会社ケアシステムズ |
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名称 | にじいろ保育園みなとみらい | 評価対象サービス | 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 90 名 |
所在地 | 220-0012 横浜市西区みなとみらい4-7MMミッドスクエア3階 |
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TEL | 045-350-9308 | ホームページ | https://www.like-kn.co.jp/academy/establishment/nijiiro/minatomirai/index.html |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2008年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | ライクアカデミー株式会社 | ||
職員数 |
常勤職員:19 名
非常勤職員:7 名
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専門職員 |
保育士:19 名
看護師:1 名
栄養士:4 名
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施設・設備の概要 |
居室数:保育室:6、ホール:1、室内プール:1、教材室:1、給食室:1
設備等:乳児トイレ:1、幼児トイレ:2、誰でもトイレ:1
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■保育理念■ 『のびやかに育て だいちの芽』 ■保育方針■ みとめ愛 みつめ愛 ひびき愛 信頼 安定 共感 あたたかいまなざしに見守られ みつめられ 心地良く安定した心 人を信じ尊重し 自分のことも友達のことも 好きといえる みとめあう心 ひびきあい 共感しあい 喜びと自信をもって たくましく生きていける心 |
・指先を使った微細活動ができるように、保育士が年齢に合った素材(シール貼り、紐結び、紐通し、スタンプ、等)を常に用意しており、子どもがやりたい時にできる環境にある。また、それは常に更新しており、子どもを飽きさせずに楽しんで取り組めるよう、工夫を怠らない。 ・雨天以外は、戸外に出かけ、目的地まで歩いたり、広場でルールのある遊びを行ったりして楽しんでいる。またよじ登りなど、体の部位を使った遊びが出来る環境が少ないので、ホールに様々な運動器具を置き、子ども達は、ホールを体育館のように使い楽しんで運動している。 ・給食で取引のある魚屋さんが、年に一度子ども達の前で魚の解体ショ―をしてくれる。大きな魚を捌く姿に子ども達は魚の生態に興味を持つと共に、「大人の仕事」にも関心を持つようになってくる。 ・保育園が入る建物の横が、広い遊歩道の公園になっており、毎月一度、地域の会社員の方々と共に清掃を行っている。大人と自分たちで力を合わせ、自分たちが歩く遊歩道がより綺麗になっていく様子を見ながら、ゴミを地球に捨てないことや、ゴミの分別や、分別されたゴミの行方などにも興味を持てる話し合いをしていく予定がある。 |
評価実施期間 | 2020/06/17(契約日) ~2021/04/28(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 2 回(2015年度) |
特に評価の高い点 | ・職員間の情報の共有に力を入れている 担任が登園時や降園時に直接保護者に会えない場合でも伝達漏れのないように、クラス毎のボードを活用しているほか、昼ミーティングを毎日行い、各クラスの子どもの様子や特記事項について職員間で共有できるようにしている。また、クラス会議ではポイントだけを書き系統的に整理することで、クラスで興味関心があることを図示するとともに、そのプロセスも分かりやすく示され、クラスの方向性も明示できるようにしている。会議と記録の工夫により情報共有に力を入れている。 ・園長は新たな目で見直しを始めている 園長は今年度赴任し、新たな目で様々な見直しを始めており、事業計画については、中長期計画の項目を反映させて再計画し、職員及び保護者に通知できるように取り組んでいる。また、保育の在り方については、保育指針の子どもの自主性の尊重について、まず、保育者が主体的保育を行えるように学び合いながら、子どもの主体性を尊重した保育につながり始めている。ハザードマップや避難経路についても再度確認し、子どもの安全確保にむけて取り組んでいる。 ・園での活動の様子をわかりやすく保護者に伝えている 懇談会の中止や行事の規模縮小などにより、保育のねらいや保育内容を保護者に伝えたり、子どもの成長を共有できるような機会が少なくなっていることから、運動会ごっこの様子を写真と文字で掲示したり、子どもの制作物を廊下に掲示するなど、保護者に向けた園内掲示に力を入れて取り組んでいる。玄関スペースを利用して押し花など自然物を中心とした掲示もあるなど、園での活動の様子を分かりやすく伝え、保護者とのコミュニケーションづくりに力を入れている。 |
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改善を求められる点 | ・ウエブサイトの情報提供を適宜更新することを検討している 本社ホームページには各園の紹介ページがあり、概要とともにブログも掲載されているが、現在はブログの更新が行われていないことを課題としている。写真の掲載についてはプライバシーへの配慮など課題があるが、保育中の写真だけでなく手造り玩具や、保健衛生、食事など園で行われている様々な取り組みを地域や入園希望者などにむけて発信できるように、ブログを活用することを検討している。 ・制限のある中での地域との交流を課題としている 今年度はコロナ禍にあり、予定されていた就学に向けた年長児の交流、地域の子育て家庭との交流や絵本貸し出しなど、様々な計画が中止となっており、交流の機会が少なくなっている。次年度にむけて計画の見直しを行うなかで、職員一人ひとりが前向きに現状を捉えており、ひとつでも多くの取り組みが実現できるようにと検討中である。 |
当園にとりまして3回目の第三者評価を受審いたしました。 受審するにあたり、全職員が専門分野に分かれ、一つひとつの受審項目について、長い時間をかけて振り返り話し合いまとめることにより、保育園の現在について確認することができました。その振り返りの過程の中から、改善点をそれぞれが見出すこともでき、非常に有意義な時間にもなりました。 これからも、地域に愛される保育園を目指して、日々子どもたちの未来のために学びの気持ちを忘れずに、職員一同一丸となり、努めて参りたいと思います。 |
詳細評価PDF | 詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・ライク子ども理念である「のびやかに育て だいちの芽」は、パンフレットやホームページ、重要事項説明書への明示、玄関・職員室・各クラスに掲示し、保育方針や保育目標とともに、入園時説明会、入園後の保護者懇談会、園だよりなどを通じて保護者へ伝え、周知に努めている。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・業界動向については法人本部で分析して法人園長会で伝えられ、地域の子育てニーズについては地域で開催される各種の会議やイベントなどに参加して把握している。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人本部では各園の経営状況、職員体制、保育施設整備、保育内容や問題点について検討し、幼児教育の強化として取り入れている。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・法人本部では将来の保育事業を見据えた保育事業全体の中長期計画は予算編成も含めて策定しており、園では個別の課題を盛り込んで中長期計画を法人統一の書式で策定している。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・単年度事業計画は中長期計画や前年度計画の未達成状況などを盛り込んで、法人統一の書式で作成している。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画は前年度の事業報告を反映し、年度末から年度始めにかけて策定している。前年度の職員の反省を元に園長が作成していたが、今後は作成にも職員を交えて行うことを検討している。 ・事業計画は作成後、本部運営部に提出し承認及び共有をしており、必要に応じて年度の途中でも見直しを行い、修正加筆を行っている。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:a】 ・事業計画は、第1回運営委員会でその内容の詳細を説明している。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・法人として策定している保育ガイドは園運営の根幹となるマニュアルとして位置付けており、職員の資質向上や自己評価に関する項目なども設け、標準化して取り組めるようにしている。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園の自己評価シートは、項目ごとのチェック欄と共に課題を記載できるようにしており、改善の方向性を明確化できるようになっている。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・「保育ガイド」には園長の役割や具体的な業務が明確化されている。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法令等遵守については法人としても重視しており、入社時研修で理解を促し、更に今年度よりコンプライアンスガイドブックを用いての実習、テストを行い、職員一人ひとりの意識向上に取り組んでいる。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、「中長期計画」「職員育成研修年間計画」「保育所の自己評価」「成長支援シート」を定期的に分析し、子どもの安全を土台に、発達の特徴を捉え、保育の資質向上に向けた課題を保育士と共に考えながら、共に成長していくよう努めている。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人本部より毎月予算比の実績データが園に配信され、それらをもとに園において調整できる勘定項目を精査して改善に取り組み、月末に本部に報告する流れとしている。また、園長をはじめ、職域・職制・職階に沿って法人で開催している各種の研修に参加できるようにしており、マネジメント力の向上にも取り組んでいる。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・職員の採用については法人本部で一括で行っており、全国の養成校への求人活動、就活ブース会場設置、園見学ツアー、公式ホームページからの求人、社員紹介制度等、多岐に渡って展開している。園では適宜必要な人員配置を本部に要請して、担当のスーパーバイザーが窓口となり必要人材を確保できるようにしている。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人として成長支援に関する手引き定め、職位による期待度を基本姿勢、業務能力、対人能力、マネジメント能力などの項目によって明確している。評価基準に沿って園長が一次評価(絶対評価)を実施し、二次評価(本部)で補正し、報酬に反映される仕組みとしている。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人で職員の就業状況を把握しており、時間外勤務の削減と有給休暇の取得を推進、有休取得率や時間外労働超過情報を園長と共有し就労状況に応じた改善に努めている。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人として園長に対して成長支援制度レクチャーを定期的に受けさせ、職員一人ひとりの成長を適切に支援できるようにしている。園では園長と職員との定例職員個別面談を年2回実施し、目標設定や目標達成に関する具体的な行動を確認できるようにしている。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・事業計画の別紙「職員育成年間研修計画」を策定している。園長はキャリアアップ研修や専門部門研修など、個々の知識や技術が必要とされる研修受講が出来ているか、整合性を図り、次の研修計画に反映している。今年度は「主体性」について毎回職員会議で学びあい、具体的にどういう関わり合いが子どもの主体性を引き出す言葉かけなのかを話し合っている。まず保育者自身が主体性をもつことから始めた。年度中間になり、認知能力から非認知能力を伸ばす保育者の言葉かけについても会議の中で研修する機会を設けている。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・本部では園長研修、主任研修、新卒研修等、経験に応じた研修や専門的分野の研修を開催している。 ・園長、主任は職員の研修受講希望を踏まえ、個々の課題やスキルを考慮した研修を選定し研修参加を推奨している。 ・外部研修案内は、閲覧しやすい場所に提供し、非常勤務を含む全職員の研修申請を募っている。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「保育ガイド」には実習生マニュアルが整備されおり、受け入れ時には担当職員によるオリエンテーションを実施し「機密保持誓約書」の署名及び園概要や保育理念、保育の心得等の説明をしている。具体的な保育内容は、クラス担任が丁寧に伝えるようにしている。受け入れについては本部が統括し、終了後のアンケート調査を行うなど採用を意識した取り組みを行っている。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・法人のホームページには、保育理念や基本方針、各園の概要、採用や人材育成に関する取り組み、法人概要など運営状況が示されている。園では保育理念を各所に掲示し、玄関には運営規程・重要事項説明書・全体的な計画・事業計画・事業報告・財務収支報告・保育所の自己評価・運営委員会議事録、第三者評価の結果を常置し情報公開に努めている。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人として外部の監査法人による内部監査を定期的に実施しており、指導、助言にもとに事業経営・運営の適正性を担保している。園では年4回小口現金実査を行い第三者が収支確認するこを義務付けている。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育ガイドの地域支援・子育て支援の項目には、地域との積極的な関わりを持つことを促している。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育ガイドにはボランティア受け入れの基本姿勢に関する項目を設け、積極的に受け入れることを示している。受け入れ時には機密保持誓約書の署名をはじめ、園概要や保育理念、保育の心得、子どもとの関わり方で留意する事項などを説明して円滑な活動を支援している。ボランティアの受け入れについては法人本部からの紹介に加え、園に直接問い合わせがある場合は、本部に確認して受け入れることにしている。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・事務室には行政関係、児童相談所、地域療育センター、保健所、学校、管轄警察、消防署、病院リスト等の関係連絡先を一覧にまとめ、全職員に伝えている。また、区園長会や協議会、幼保小会議などに参加して地域情報を収集し、地域ネットワークで協働できるように取り組んでいる。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は区園長会に参加し、地域待機児童状況や、保育施設の増減を把握しているが、今年度は制限的になっており、通達的なものとなっている。幼保小連絡会に参加し、共通の教育テーマに沿った課題や情報交換を行っている。さらに、球根を植えたり、学校案内などの企画を小学校と一緒に計画し交流につながっている。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・地域の子育て支援として、育児相談、体験保育、臨床心理士相談、行事参加案内等を園塀の掲示板などで案内している。西区地域子育て支援拠点スマイルポートが近くにあり、出前保育で遊びを伝えたり、掲示物などで保育園の存在を知らせている。園長も定期的に出向き、利用者と話をしたり、子育て支援として地域との関わりを密接に持つ機会を多くしている。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・入社時の人権研修では、法人で作成している保育ガイドをもとに子どもの人権を大切にする保育について学ぶことにしている。さらに、「児童憲章」「全国保育士倫理要綱」を各保育室に掲示して「子どもを尊重した保育」の留意に努めている。月案には人権に関する取り組みを盛り込み、毎月振り返りを行うことに繋げている。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人として個人情報保護方針や規定を定め、さらにプライバシーマークを取得して個人情報保護に力を入れ、職員に対しては入社時に個人情報の取り扱いに関する誓約書を交わし、プライバシー侵害にあたる事例集を整備し周知理解に努めている。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園のリーフレットをはじめ、ホームページなどによって園の情報を提供している。特にホームページには、法人理念、保育方針、保育目標、にじいろ保育園の特徴(空間、食育、遊び等)、保育園の生活、保護者が気になるポイントなど、園が大切にしていることを明示している。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園内定後、新入園児説明会や個別面談を開催し、重要事項説明書を用いて説明を行い同意書を交わしている。入園後には保護者懇談会を行い、指導計画について説明し、合わせて家庭の様子や子どもの状態について確認を行うことにしている。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育所の変更があった場合は、変更先や行政や各関係機関と連携を図り、必要に応じた申し送りをしている。転勤などで途中退園し、遠方に移る場合は保護者の意向に沿って書式を揃え、スムーズに他地域の保育園に移れるように対応している。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの心身の健康が保障され、個々が伸び伸びと保育園生活を楽しめているか、全園児の表情や活動の様子を十分に注視した日々の保育を、全職員が協力して実践している。子どもが活き活きと成長した姿に共に感動し、または子どもの変化への「気づき」を共有し、子どもの満足度を図っている。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・重要事項説明書には苦情受付け体制や第三者委員を記載し、園玄関には意見箱(すまいるボックス)とメモを設置している。苦情解決制度については、苦情受付から解決に至るフローを掲示し、入園時には口頭で伝えている。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育園では日常的に接する担任以外にも、園長、主任を始め、看護師や栄養士の専門分野からの相談窓口を設置している。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育ガイドには保護者対応の基本を明示し、組織として保護者の意見や要望を傾聴する姿勢を明示している。苦情・ご意見報告書や業務日誌育児相談票に記録し、担任だけでは判断できない場合にはリーダー、主任、園長への相談後、応答するルールとしている。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・関係機関との連携や園内の役割分担、避難経路図を明示したり、毎月の避難訓練、アナフィラキシーや心肺蘇生等の緊急時対応訓練を定期的に実施している。保育ガイドでは事故防止対応、危機管理対応が明記され、園では本部フォーマットに従った事業継続計画書を策定して、リスクマネジメントの体制を整備している。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染症予防、対策のマニュアル整備のほか、看護師会では、定期的な会議で最新情報を園に発信したり、感染症発生時の対応事例等を共有し、感染症予防に努めている。行政からの指導をもとに看護師会で新型コロナウイルス対応を作成し、園での予防策の指針を掲示している。感染症が発生時の対応フローを掲示し、感染症発生時には園内に掲示して発生の情報を提供している。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育ガイドには災害時の対応マニュアルがあり、職員に周知している。保護者には災害時の対応体制を重要事項説明書に掲載し周知に努めている。避難訓練は定期的に消防署の指導を受けて実施、消防設備点検も年2回、保護者参加の大規模災害時対応訓練を年1回実施し、安否確認は安心伝言板、災害時伝言ダイヤルを利用して日頃から発信練習をしている。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・「保育ガイド」「看護・保健ガイド」「栄養・給食ガイド」が整備され、保育実践の場での統一した基準を文書化している。ガイドは職員がいつでも確認できる場所に設置している。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人内の全園が業務マニュアルとして活用している保育ガイドは、法人本部で適宜見直しており、2019年に最新版を改訂している。また、保育所保育指針改訂に伴い全体的な計画、保育年間計画、月案の様式を見直している。全体的な計画、保育年間計画、月案、週案、年間行事計画は職員会議やクラス会議等での評価、反省を検証し、次の計画に反映できるよう取り組んでいる。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園時は「家庭調査票」をもとに子どもと保護者の生活状況を把握し、アセスメントを実施している。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・指導計画を作成後、クラスリーダー、主任の指導を受け、園長確認の手順で承認されている。 ・定例会議(職員会議、リーダー会議、クラス会議、カリキュラム会議等)では策定した指導計画についてPDCAのサイクルを継続し、職員周知のもと、恒常的に見直している。 ・トイレトレーニング等、保護者の意向を反映し、個別指導計画の見直しをしている。 ・指導計画を緊急に変更する場合は園内掲示や安心伝言板で保護者に知らせている。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・個別の発達経過記録様式を用いて、成長過程を定期的に記録している。職員が記録をする保育書類様式は全て主任や園長が確認、必要に応じ記録内容や表現方法に差異が出ないよう指導し押印している。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人としてPマークを取得し、個人情報保護法や個人情報保護規定をホームページで公表してる。園では個人情報に関わる子どものファイルは施錠可能なキャビネットに保管し、利用は事務室内のみとし主任、園長への確認をするなど適切な保管運用に努めている。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画は本社で作成されており、子どもの権利を考慮し児童憲章や保育所保育指針等などの趣旨をとらえて編成されている。本社作成の計画をもとに、子どもの発達や前年度の子どもの様子を考慮し編成しており、子どもの主体性においては遊びの内容などさらに広がりを持たせることができるように話し合い、見直す機会としている。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・空調の設定、空気清浄機により年間を通して快適な気温設定ができるように努め、定期的な換気も行っている。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・一人ひとりの発達や個性、家庭環境等の把握に努め、「発達記録」に記録し、クラス間で共有しながら常に情報共有できるように努めており、主任、園長にと報告共有のルートが確立されている。今年度はコロナ禍であることを踏まえ、担当クラス以外の状況についても把握できるように力を入れている。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの発達に合わせて着替えや排せつ、食事などの基本的な生活習慣が自然に身につくように援助しており、年齢に関わらず、子どもの意欲を見逃さないようにしている。0歳児後半からは、手洗い、着替えなども楽しくできるように保育士が一緒に関わり、1歳児後半からは子どもの発達に合わせて家庭と連携しながらトイレトレーニングに取り組んでいる。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・玩具は自由に選ぶことができるように、子どもの目線に合わせて配置し、棚にはひらがなやイラストで置き場所を示し、片付けがしやすいように工夫している。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもと保育士が、じっくり一対一で関わる時間を大切にし、子どもの表情や様子をよく見てやさしく言葉かけをして丁寧に関わり、保育士との関係が充実したものになるように努めている。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 1歳以上3歳児未満の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・探索活動が十分に行えるように保育室の環境に工夫し、遊びを与えるだけではなく子どもが主体的に取り組めるように玩具の配置にも配慮し定期的に見直しを行っている。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・3歳児クラスでは後半より当番活動がはじまり、テーブル拭きや配膳などができるように援助している(現在は中止)。給食の三食栄養群分類やメダカのえさやりなど、いつもと違う役割が与えられ、朝や帰りの身支度も少しずつ自分でできるように保育士が手伝いながら進めている。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園内はバリアフリーであり、支援が必要な子どもに応じた環境設備に配慮されている。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ 長時間にわたる保育のための環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・家庭での様子を連絡帳や口頭でしっかりと確認し、24時間のリズムで見通しを持ち、必要があれば、夕方、睡眠をとったり、ミルクを飲むなど、個別に対応している。午後のおやつはおにぎり、麺類などを提供し、保護者の申し込みにより18:30以降は捕食、19:30以降は夕食を提供し子どもが空腹を感じることなく過ごせるように配慮している。捕食は当日15時まで、夕食は前月申し込みにて対応している。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・小学生と交流を図る、当番活動を行う等それぞれの指導計画の中に小学校との連携や就学に関連する事項を記載しそれに基づいた保育をしている。また、個々の会話や全体での話の中で小学校の話をし、期待感が持てるようにしている。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園のマニュアル「保健衛生(看護師の業務)」の中に健康管理についての規定があり、保育業務、登降園時の対応、検温などを必ず行っている。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科検診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年に2回、内科健診と歯科健診を行い、一人ひとりの「健康の記録」に記録し、保護者へ報告している。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「食物アレルギー対応マニュアル」「保育・教育施設におけるアレルギー疾患生活管理指導表」を事務所に置いており、全職員が自由にみられるようにしている。アレルギー疾患のある子どもの現状の把握と食事時の対応や症状が出た際の対応を職員全員で把握できるよう、事務所内に表にして掲示している。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・食育計画に基づき、ねらいに沿って年齢ごとの食育活動を実施している。今年度はコロナ禍にあり一行程ではあるが、その分回数を増やし、毎週どのクラスかが食育活動を行っている。献立にある野菜やひじきなどの乾物を昼食前に見る、触るなどの体験によって、子どもが食に興味を持ち楽しく食べることができるように取り組んでいる。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・栄養士は昼食やおやつの時間にクラスを巡回し子どもの喫食状況を確認するとともに、声をかけ食材の説明をしたり、偏食についてたずねたりして食育活動や調理の工夫に反映できるように取り組んでいる。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・乳児クラスでは口頭以外では連絡帳によって、家庭での食事、睡眠、排便等の子どもの様子を把握できるようにするとともに、園での子どもの様子も伝え成長や発達を共有できるように努めている。幼児クラスも連絡帳を使用しているが、連絡が必要な場合のみの使用としている、保護者からの質問や相談などにもわかりやすく返答するように努めている。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・降園の時には、担任ではない保育士が対応しても、保護者に必ず今日の様子の一部分が分かる話をすることにしている。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・朝の視診では、子どもと保護者の様子の把握に努めており、気になることがあればその都度確認するようにしている。着替えの際にも同様にケガなどがないか確認するようにしている。気になることがあれば、速やかに主任、看護師、園長に報告し指示を仰ぐ流れとしている。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・年間計画と、実際の子ども達の様子にはどのような違いがあったか、年間計画に基づき保育の自己評価をクラス毎に年度末に話し合いの上、記録している。 |