にじいろ保育園二子新地
第三者評価機関名 | 株式会社ケアシステムズ |
---|
名称 | にじいろ保育園二子新地 | 評価対象サービス | 2022~ 保育所版 |
---|---|---|---|
対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 30 名 |
所在地 | 213-0002 川崎市高津区二子1-17-5 |
||
TEL | 044-712-3806 | ホームページ | https://www.like-kd.co.jp/academy/ |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2015年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | ライクキッズ株式会社 | ||
職員数 |
常勤職員:8 名
非常勤職員:4 名
|
||
専門職員 |
保育士:9 名
栄養士:2 名
|
||
施設・設備の概要 |
居室数:保育室2 事務兼医務室1 調理室1 職員休憩室1 幼児トイレ1 誰でもトイレ
設備等:全室エアコン設置 保育室全室床暖房 園内各所に空気清浄機設置 ペーパータオル使用
|
理念 ・のびやかに育てだいちの芽(あたたかな環境の中で一人ひとりの心に寄添い人や物・自然との豊かな出会いや体験を通して生きて行く力を育てます。) 保育方針 ・みとめ愛・みつめ愛・ひびき愛 (自分らしさを発揮しながら、相手を尊重し、信頼しあい、認め合い自分の事も友達の事も好きといえるこども。いつも見守られ、見つめられている安定した空間の中で、心身ともに健やかなこども。響合い共感し合う喜びを自信につなげ、力強くたくましく生きていけるこども。) 目指す保育園像 ・陽だまりの様な保育園 ・地域と共に育つ保育園 ・子どもと共に輝いていける保育園 (家庭的で「陽だまり」の様な温かな保育園)地域の皆様も気軽に集い、子ども達を中心に保護者・地域・保育園が子育ての楽しさを共に分かりあい、生き生きと輝いていける保育園を目指します。) めざす子どもの姿 ・自然を愛し、心身ともに健やかな子ども ・自分で考え行動し、意欲と根気のある子ども ・「仲間」と関わり、人を思いやれる子ども ・自己を表現できる子ども |
少人数なので一人ひとりに細かく関わっている。乳児(1・2歳)幼児(3・4・5歳)が同じ部屋にいるので異年齢の交流が自然にできている。言葉は優しい言葉で肯定的な言葉をかけ優しい気持ちを育ている。優しさや思いやりの心は与えられないと出来ないものと思いそのような気持ちになれる事は率先して行っている。まず子どもの気持ちを受け止め優しさや思いやりの心を育てている。子どもの欠点を見つけるのではなく良い所を見つけ伸ばすようにしている。園児はみんなで保育する気持ちを持って行っている。些細な事も昼礼等で報告し共有している。園行事は出来るだけ全園児で参加できるようにしてる。食育活動に力を入れている。食べる事は生きる源と思い「食べたい」と思うように食材を展示すると同時にメニューを書き次の日の給食に繋げている。また、栄養士がおやつレシピを作り、玄関に置き在園児や見学の方に配布しています。季節の野菜をプランターで育て、収穫して給食に取り入れています。既製のおもちゃだけではなく、廃材を利用して工夫してる作っている。作ったものは大事に形が変わるまで使う。子どもの発想を大切にしている。自由に制作できる環境を設定している。 |
評価実施期間 | 2023/06/07(契約日) ~2023/12/05(評価結果確定日) |
---|---|
受審回数(前回の受審時期) | 2 回(令和2年度) |
特長や今後期待される点 | 特長 ・園長をはじめ職員は、会社および園の理念・方針・目標などの実現を目指している 定員30名の小規模保育園で、園児は1歳から5歳まで1フロアでほぼ同じ部屋におり、異年齢交流が自然にできている。保育方針として、優しい言葉で肯定的な言葉をかけ、優しい気持ちを育ている。また、優しさや思いやりの心は与えられないとできないものと思い、そのような気持ちになれることは率先して行っている。まず、子どもの気持ちを受け止め優しさや思いやりの心を育て、子どもの欠点を見つけるのではなく良いところを見つけ伸ばすようにしている。園児はみんなで保育する気持ちを持って、些細なことも昼礼などで報告し合い共有している。園行事はできるだけ全園児で参加できるようにし、すべての子どもの主体性を重視した保育を実践している。 ・子どもが主体的に活動し、生活や遊びが豊かになるよう工夫している 園のめざす子どもの姿である「自然を愛し、心身ともに健やかな子ども」のもと、日々の活動は子どもの主体性を大切に保育を行っている。散歩はなるべく子どもの意見を聞いて自然のある場所を選び、子ども同士で遊べるように見守っている。遊びも玩具は子どもが自分で選んで遊べるように配置し、体操やダンスなど好きな曲で身体を動かせるようにしている。また、子どもの発案を大切にして、生活発表会では劇や合唱など子どもがやりたいことを取り入れ、日々の活動の延長で一つ上の目標に向かって取り組むなど子ども同士が協同して達成感を感じられるようにしている。 ・子どもが楽しみながら食への関心を持てるように、献立の工夫や様々な食育活動を行っている 季節感や旬の食材の味を大切にし、バランスのとれた食事の提供に努めている。食材の大きさや固さ、調理法や味付けを変えて意欲的に食べられるように工夫している。また食への関心を高めるため野菜栽培を行っている。職員が子どもとお店屋さんで種を買うところから始めることで野菜の成長に興味を持つことにつなげている。保護者アンケートでも「植物のなにがどこまで育っているか教えてくれる。」などの声がみられた。収穫した野菜は給食室で調理して提供したり、うまく育たなかった野菜もスタンプで製作に使うなど工夫して楽しめるようにしている。 今後期待される点 ・ボランティアや実習生の受け入れて、より地域貢献に努めていくことが望まれる 「保育ガイド」にはボランティアおよび実習生などの受け入れの基本姿勢を明文化し、その受け入れに関しては本部が統括管理している。園では、担当者を決めて受け入れマニュアルなどを整備して積極的な受け入れを推奨し、いつでも受け入れられるよう体制を整えており、外の掲示板にボランティア受け入れの案内などを掲示している。しかし、現在まで、新型コロナウィルス感染症の影響もありボランティアをはじめ、中学生や高校生の職業体験などの受け入れができず、受け入れ実績がない。ボランティアや実習生の受け入れは地域社会との交流であり、地域貢献の一環でもあり、福祉施設としての役割機能となるものである。今後は指導者研修を受講し、指導者を育ててボランティアや実習生などの受け入れ体制を強化して、その受け入れを実践していく取り組みが期待される。 ・日々の子どもの保育の様子を伝える工夫が望まれる 子どもの様子は園だよりやクラスだよりなどのお知らせ書類、ナナポケ(保護者アプリ)を活用して保護者に伝え、家庭との情報共有を図っている。一方で、新型コロナ感染症拡大防止のため送迎時は入口対応となり、保護者が部屋まで入れず、園での子どもたちの姿が見えにくい。保護者アンケートでも「園でどのようなことをしているのか具体的に知ることができず、わかりづらいです。」との声がきかれた。子どもの様子は送迎時に口頭で伝えるようにしているが、さらなる連携や工夫が望まれる。 |
---|
保護者アンケートについて、普段から保護者対応については注意を払い接しているつもりでしたが、色々なご意見をいただき、気も引き締まる思いでした。マイナス面だけではなく、プラスの意見もありホッとしたのも事実です。全職員で共有し、改善すべきことは話し合いながら、改善策を見出し、プラス意見は継続できるように精進していきたいと思いました。 自己評価については、前回の評価報告書を参考にしながら、私感が入らないように配慮して記入をいたしました。職員全員で二 子新地園をよくしていけるように、ありのままを記したつもりです。子どもファーストを忘れず、監査員の方々のアドバイスを真摯に受け止め、虐待や不適切保育の無い保育園、明るく楽しく元気よく、笑顔の絶えない保育園を目指したいと思います。 |
詳細評価PDF |
---|
評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・理念・基本方針などは園パンフレットやHPに記載し、法人・園が実施する保育の内容や特性、目指す方向性や考え方、姿勢を読み取ることができる。基本方針は理念に即して策定されており、職員の行動規範ともなるように具体的な内容となっている。保護者へは入園説明会や懇談会などで資料を基に丁寧に説明を行い周知に努めている。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・園長は社会情勢や身近な保育需要については、タイムリーにかつ敏感に情報収集に努め、本部や外部関係者と情報提供および情報共有に努めている。園長はじめ各職員は本社や行政による情報提供や、各種会合に積極的に参加して地域の情勢などの把握に努めている。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:b】 ・本部運営部は、部長・エリアマネージャー・園担当スーパーバイザーで構成する定例会議にて経営環境や園運営に関する具体的な課題点を明らかにし、園長は園長会や「共育ミーティング」にてこれを共有し、業界動向および自園の問題点や課題を把握している。また、社内報により経営陣の方針が全職員に提示されており、会社および園の経営状況や改善すべき課題は共有されている。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・本部では会社全体にわたる詳細な中長期事業計画を策定しており、園では二子新地園としての現状の状況に即した具体的な課題・数値目標を入れ込んだ中長期計画を策定し、職員が日常業務に流されないよう月予定にも組み入れて意識につなげている。また、毎年年度の変わり目の職員の入れ替わりの多い時期をとらえて、計画の見直しをしている。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・単年度事業計画は中長期計画の実行を具体化するための内容とし、全体的な計画や日々の保育で具体化できるようにしている。単年度事業計画、全体的計画、年間計画、行事計画、食育計画、保健計画、研修計画などを策定し、各計画について年間を二期に分け年度内の見直しを図りながら園の経営・運営を進めている。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長を中心に職員の意見を取り入れ、年度末から年度初めかけて策定している。事業計画は作成後、本部に提出し承認・共有され、園では職員会議にて園長から職員に説明し周知に努めている。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画は、年度初めに保護者などに周知(配布・掲示・閲覧・説明など)を図っている。また、園説明会や運営委員会、保護者会で保育の取り組みを具体的に説明すると同時に、玄関でファイリングケースを設置し常時自由に閲覧できるようにして保護者などに知らせている。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・全体的計画などすべての保育書類には「自己評価欄」があり、計画⇒保育実践⇒振り返り⇒課題の解決のPDCAのサイクルで評価する体制が整備されている。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 ・「保育所の自己評価表」は年度末に本部に提出し、内容を確認後保管管理されてる。評価結果に基づき、自園の取り組むべき課題や問題点は職員会議で見直しを行い、改善点や改善計画を協議・検討している。保育所の自己評価の実施プロセスにおいて職員の積極的な参画を図っている。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・「保育ガイド」には園長の役割や具体的な業務が明確化されており、本部は園長就任時に園における事務管理、小口現金の運用方法や園予算の運用など経営管理に関する説明をしている。園長は職務分掌を明示し、自らの園での職務について職員に説明し周知を図っている。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は福祉分野に限らず社会ルールや倫理を含むものも認識して職員を指導している。本部のプライバシーマーク取得に際し、園内管理を徹底している。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は「中長期計画」「職員育成研修年間計画」「保育所の自己評価」「成長支援シート」を定期的に分析し、保育の質向上に向けた課題を抽出している。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は毎月本部より配信される予算データから経費管理を行い、毎月小口現金出納帳を管理し本部に月次報告している。本部は園の収支を管理している。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・本部に「採用グループ」を設置して人事募集および採用を行っており、園長は適宜園運営に必要な人員配置を本部に要請して人員体制を構築している。重要事項説明書などに専門職配置を明記し、常勤職員・非常勤職員の比率を考慮した人員構成を計画し本部に人材申請している。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「成長支援の手引き」にて職位による職員への期待度を、「基本姿勢」「業務能力」「対人能力」「マネジメント能力」別に明確化している。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・本部はメンタルヘルス・セクハラ・パワハラその他の労働災害への対応として、嘱託医や臨床心理士による職員の相談窓口を設置、福利厚生として社員寮、新卒者帰省費用補助、健康診断、予防接種補助、特別休暇付与など様々な制度を実施している。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育士に求められる「期待する職員像」を職員一人ひとりが目標に掲げ、園長・リーダー格職員が目標達成するための指導体制・仕組みができており、等級ごとに求められる役割を定義して「評価基準」「教育の方向性」「処遇の根拠」を明確化している。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「保育ガイド」には職員の資質向上/自己評価の項目に望ましい保育士としての資質・社会人としての基本を明記し、「保育ナビ」では求める保育士像をより明確にしている。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・本部では園長研修、主任研修、新卒研修など経験に応じた研修や専門的分野の研修を開催している。園長・主任は職員の研修受講希望を踏まえ、個々の課題やスキルを考慮した研修を選定し研修参加を推奨している。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:b】 ・本部にて「保育ガイド」に実習生マニュアルを整備し、実習生の受け入れに関しては本部が統括している。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・区HPに園概要を公表し、本部公式HPで保育の様子をブログで公表している。また、園掲示板にて地域向けに園行事などの情報を掲示している。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・本部は監査法人に業務委託し、本社および園の監査を定期的に実施して指導・助言を受け事業の経営・運営の適正化を確保している。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・「保育ガイド」の「地域支援・子育て支援」項目には地域との関わりについて明記されている。地域の園との交流を計画し、園玄関や外の掲示板に子育て案内などの地域の情報や園行事の案内を掲示している。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・「保育ガイド」にボランティア受け入れの基本姿勢を明文化しており、園では外の掲示板にボランティア受け入れの案内を掲示している。しかし、現在まで、新型コロナウィルス感染症の関係でボランティアをはじめ、中学生や高校生の職業体験などの受け入れができず、受け入れの実績がない。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園事務室には行政関係・児童相談所・地域療育センター・保健所・学校・警察署・消防署・病院など関係機関の連絡先を一覧にまとめ、リストを作成して全職員に周知を図っている。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・本部から全国のニュースや地元地域の情報、注意喚起メール、地域の福祉ニーズ・状況などの情報を把握している。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・事業計画において地域との関わりを具体化しており、地域の子育て支援として、「育児相談」「体験保育}「臨床心理士相談」「行事参加案内」などを取り上げて保護者に案内している。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・入社時研修で、人権研修「子どもの人権を大切にする保育」を受講している。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・会社でプライバシーマークを取得し、「個人情報保護方針」「個人情報保護規定」を定めて全社員に「機密保持誓約書」署名を求めている。「保育ガイド」の「個人情報」項目はプライバシー侵害にあたる事例などを記載した分かりやすいものを整備し、「保育指導計画」の「人権」にて日常の保育の中で常に振り返りを行えるようにしている。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・会社HPに園情報を掲載している。園ではパンフレットや掲示板などを用い、また区製作の冊子「ひろばノート」にも掲載して情報提供している。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園前に「重要事項説明書」などで提供サービスの内容について詳細に説明して、保護者などから同意・署名を確認している。入園前に準備する用品などは写真付きで解説した資料を作成し、保護者が戸惑わないように配慮している。保育のサービス内容や重要な事項に関して変更が有る場合は、都度重要事項説明書を改正し再配布の上、保護者の署名を行っている。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育所の変更があった場合は、変更先や行政や各関係機関と連携を図り、必要に応じた情報提供を行っている。卒園や退園後も子どもの成長と保護者の育児を支援する姿勢を示し、にじいろ保育園が「第二の家庭」である旨を伝えている。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの心身の健康が保証され個々がのびのびと保育園生活を楽しめているか、全園児の表情や活動の様子を十分に注視した日々の保育を全職員が共同して実践している。子どもの成長・活動の様子、細微の変化への「気付き」を共有し、職員は子どもの満足度を把握している。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・重要事項説明書には苦情受付体制や第三者委員について記載し、園内に苦情解決フローおよび行政機関など外部相談窓口の連絡先を掲示している。園玄関には「すまいるボックス」の施錠意見箱とメモを設置し、苦情受付から解決に至る図解フローを掲示している。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では日常的に接する担任以外にも、園長や栄養士の専門分野からの窓口を設置して、保護者が気軽に声をかけやすいコミュニケーション環境を日々構築している。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・「保育ガイド」の「保護者支援」では保護者対応の基本を明記しており、保護者の意見や要望を傾聴する姿勢を示している。園では保護者が相談しやすい環境として、園玄関に「すまいるボックス」(意見箱)を設置し、すぐに意見を投稿できるようメモを備えている。また、日々の送迎時の挨拶や何気ない保護者との会話が最も大切なことであり、連絡帳などでは子どもへの理解を深めるため双方向で連絡を取り合って、共に子どもの成長の喜びを共有できるように努めている。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は入社時研修にて「安全管理・危機管理」の研修を受講しており、園では「保育ガイド」の「事故防止・対応」「危機管理対応」をもとにリスクマネジメントに取り組んでいる。「事故報告」「アクシデントレポート」「ヒヤリハット」を記録に残し職員間で回覧共有し、再発防止・事故予防策に資している。さらに、系列園や社会で起きた事故・事件を自園に置き換えて職員間で検討している。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では、行政の指導および「保育所における感染症ガイドライン」、さらに本部看護師会の「新型コロナウィルス対応」研修結果を踏まえて感染症対応している。本部看護師会では定期的に会議を重ね、最新の情報を園に発信したり感染症発症の対応事例などを共有し、各園の感染症予防策を講じている。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園は「保育ガイド」の危機管理および災害時への対応マニュアル、さらにハザードマップで園の立地条件を確認して「事業継続計画」を策定し、その他の各種規定の下、総合的なリスクマネジメントに取り組んでいる。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・本部で作成した統一の「保育ガイド」「看護・保健ガイド」「栄養・給食ガイド」などを整備し、保育実践の場での統一した基準を文書化している。ガイドは事務所のキャビネットに置き、職員はいつでも確認できる場所に設置している。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・各種マニュアルの内容は本部で適宜見直しを行い、「保育ガイド」の内容は2019年に最新版を改訂した。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園前に面談を行い「家庭調査票」を下に子どもと保護者の生活状況や希望を把握し、アセスメントを実施している。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・各種の指導計画は職員会議、クラス会議、カリキュラム会議などの定例会議でPDCAのサイクルを継続し、職員周知のもと、恒常的に見直している。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの発達状況などは個別の「発達経過記録」様式を用い、成長過程を定期的に記録している。1、2歳児は毎月個別指導案を策定してる。特別な支援が必要な子どもは、毎月個別指導計画を策定して職員間で共有している。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・「個人情報保護法」にもとづき本部は「個人情報保護規定」を策定し、公式ホームページでは「個人情報保護方針」を開示している。園では家庭調査票、保育関係書類、緊急連絡票などを鍵の施錠可能な書庫に保管し、職員の持ち出しは園長への確認を厳守しているほか、部外者の事務室入室は極力避け、来客などでは氏名、時間などを記録し管理体制を整えている。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・保育所の理念や方針は玄関やクラス・トイレなど、園内各所に目につく場所に掲示するよう心がけ、職員も保護者も意識できるようにしている。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育室内は夏は28度、冬は20度と湿度を40~60パーセントに設定し、エアコンや加湿器を使って設定値になるようにして常に適切な状態に保持するよう努めている。夏は西日が強いため、ウッドデッキ側の窓や事務所玄関に遮光スクリーンをかけて陽ざしを遮る工夫をしている。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・発達に合わせた計画の作成に努め、1、2歳児は月ごとに個別計画を立てて特に一人ひとりの個人差にも配慮している。年度始めに園の保育として子どもの気持ちの受け止め方や言葉の使い方について具体的に文章化したものを職員で読み合わせを行うことで確認と共通理解を図っている。また、園内研修として保育ガイドを使って人権や虐待などについて学ぶ機会を設けている。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・子どもが自由に遊びを選べるような環境の中、その遊びを通して基本的生活習慣や必要なことが身につくよう援助をしている。異年齢で生活しているので年上児が行う姿を見て年下児は真似をしたり、教えてもらったりして自然に身につくようになっている。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・個人の持ち物を置く場所に名前とマークを付け、文字がわからなくても自分で出し入れなどができるようにしている。部屋の玩具は子どもが自分で選び遊べるように配置し、各クラスにはCDデッキを置き子どもの要望で体操やダンスなどをして身体を動かせるようにしている。また、室内用の鉄棒やマットを用意しいつでも使えるようにしている。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:非該当】 ・0歳児の受け入れは現在行っていない。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの気持ちを尊重して自分でやろうとしているときは見守りながら関わることとしている。必要に応じて子どもが助けを求めた時などは、その時に合った援助を行うよう心がけている。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・3、4、5歳児は同じ部屋で生活しており、3歳児が年度初めに幼児の部屋に移った時は3歳児だけで生活する時間を多くするなど生活に慣れるよう状況を見ながら保育を行っている。また、4、5歳児は3歳児が入ったことでそれそれ進級したことを自覚し、見本となる行動を心がけたり、遊びの発案やまとめなど中心役となるような関りをもつ機会となっている。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・特別な配慮が必要な子どもの保育にあたっては、個別の計画を立て個別の日誌を付けるとともに定期的に職員全員で話し合い意識を統一して保育を行っている。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・午前中活発な活動をした時は午後はゆっくりと過ごしたり、午前中制作などの落ち着いた活動の時は午後は外に出るなど、一日の保育にも変化のある計画を立てるようにしている。部屋で過ごす時は机上で遊べるおもちゃやゲームを用意し、ままごとをするときはござを敷くなど工夫してゆったり過ごせるようにしている。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・日々の保育の中で小学校の様子や生活スタイルを伝え、子どもが自然に意識ができるようにしている。また、時計に5分刻みに目印をつけたり、生活の中で食事の時間など、時間を意識する工夫をしている。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染症が発生した場合には保健衛生ガイドにのっとり初期症状を掲示して保護者に知らせるとともに注意喚起を促している。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:b】 ・健康診断や歯科検診を定期的に行っている。年1回の歯科検診は歯科健康診断票に記入し、保護者には健康の記録で知らせることで共有を図っている。検診で治療が必要な場合には保護者に直接口頭で伝えて治療を促している。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・アレルギーや疾患のある子どもは入園前に栄養士と面談を行い聞き取りをするとともに、健康管理委員会からの対応の指示に従い安全に配慮して食事の提供をしている。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年間食育計画を作成し、年齢に合わせて食育を行い定期的に振り返ることで次につなげている。クラス別に季節の野菜の栽培や、食材を見て触れてにおうなど五感を使って食に興味を持つように取り組んでいる。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・毎月身長と体重を計測して栄養士はそれをもとにカロリー計算をし献立を立て子どもの成長につなげるようにしている。子どもの好き嫌いや食べる量は毎日の昼の打合せで給食、おやつと細かく喫食状況の報告をして、栄養士も時々クラスに入り食事の状況を見るなどして把握に努めている。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・子どもの様子はナナポケを使って保護者に伝えている。1、2歳児は連絡帳を毎日やり取りすることで、家庭と情報共有できるように取り組んでいる。3歳児以上は一日の様子や連絡事項を玄関に掲示して伝えるとともに、降園時に口頭でその日の子どもの様子を伝えるようにしている。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・朝の受け入れはなるべく同じ職員が受け入れ、降園時は園長がいるようにして保護者や子どもが安心できるようにしている。帰りの連絡事項は担任が不在だとしても誰でもわかるように連絡ボードに記入して、口頭で保護者に伝えている。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・受け入れ時は保護者に子どもの様子や体調について口頭で確認を取り、連絡表に記入し職員全体で共有して保育を行っている。また、1日に1回は全員着替えているので、その時に身体的外傷が無いか職員が一人ひとりの子どもの体を確認し、気になることがあった場合は全体共有して保護者にも確認をしている。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
---|
【第三者評価結果:b】 ・保育日誌に日々と週の自己評価を行い月案は毎月、年間計画は4期に分けて自己評価を行い職員会議で発表し、質疑応答の時間を設けることで互いの学び合いや意識の向上につなげている。また、園全体としては園の自己評価を年度末に行い、保育の向上に努めているが、今後はキャリアアップ研修や個々の学習を通してさらに活発な意見が出せるよう充実させることが望まれる。 |