にじいろ保育園川上町
| 第三者評価機関名 | 株式会社ケアシステムズ |
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| 名称 | にじいろ保育園川上町 | 評価対象サービス | 2024~ 保育所版 |
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| 対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 90(82) 名 |
| 所在地 | 244-0805 横浜市戸塚区川上町88-1 東横ビル2階 |
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| TEL | 045-438-8700 | ホームページ | https://www.like-kd.co.jp/ |
| 【施設・事業所の概要】 | |||
| 開設年月日 | 2008年04月01日 | ||
| 経営法人・設置主体(法人名等) | ライクキッズ株式会社 | ||
| 職員数 |
常勤職員:13 名
非常勤職員:8 名
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| 専門職員 |
保育士:7 名
看護師:1 名
栄養士:4 名
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| 施設・設備の概要 |
居室数:7部屋
設備等:5階建てビル内の2階
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| 【理念】のびやかに育てだいちの芽 ・あたたかな環境の中で、一人ひとりの心に寄りそい人や物・自然との豊かな出会いや体験を通して生きていく力を育てます。 【保育方針】みとめ愛・みつめ愛・ひびき愛 信頼 安定 共感 ・自分らしさを発揮しながら、相手を尊重し、信頼し合い、認め合い、自分のことも友だちのことも好きといえる子ども ・いつも見守られ、見つめられている安定した空間の中で、心身ともに健やかな子ども ・響きあい共感しあう喜びを自身につなげ、力強くたくましく生きていける子ども 【めざす保育園像】 ・陽だまりのような保育園 ・地域と共に育つ保育園 ・子どもと共に輝いていける保育園(家庭的で陽だまりのような温かな保育園がにじいろ保育園です。地域の皆様も気軽に集い、子どもたちを中心に保護者・地域・保育園が子育ての楽しさを共に分かち合い 生き生きと輝いていける保育園を目指します。) 【保育目標】〇自然を愛し、心身ともに健やかな子ども ・自分で考え行動し、意欲と根気のある子ども ・「仲間」と関わり、人を思いやれる子ども ・自己を表現できる子ども |
| 〇「暖かい空間(いえ)が人を育てる、子どもたちを暖かい環境、暖かい愛情の中で育てることを目指しています。〇おはなしが聞ける子では、絵本の読み聞かせや紙芝居などおはなしの世界で想像力を養い人の話を聞くことで自分の思いを伝えられるように一人ひとりに寄り添うようにしています。〇いろいろな遊びの中で、こどもの時しか味わえない感覚体験をたくさん行えるようにする中で自分のやりたいことを見つけ考えながら「楽しかった」経験を積み重ねていきます。 〇丈夫な身体つくりでは、季節を問わず天気や気候の良い時には戸外遊びに出掛け、自然に触れ季節の変化を感じたり交通ルールを覚えたりしています。室内活動では乳児・幼児共に「リトミック」にも取り組んで音を聞きながら身体表現を楽しんでいます。運動遊びでは、年齢に沿いながらマット、鉄棒、跳び箱、バランス平均台、縄跳びなどを用いて身体機能を高め「運動会」で披露をしています。〇行事の取り組みは、「にじいろ祭り」では子どもたち(幼児クラス)が制作した作り物を持ち帰り用にしたり看板つくりをみんなでつくる楽しさを味わうようにしています。「お楽しみ会」では、それぞれの年齢に合わせて、無理なくその子らしい自分の表し方や、また子ども同士で相談したり目標に向けて相手を尊重したり、思いやったりしながら達成感を味わえるようにしています。季節の行事(こどもの日・雛祭り・七夕・節分他)も大切にして、子どもたちに分かりやすく由来について話をしています。 |
| 評価実施期間 | 2025/05/16(契約日) ~2025/11/12(評価結果確定日) |
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| 受審回数(前回の受審時期) | 3 回(令和2年度) |
| 特長や今後期待される点 | 特長 ・園長は、職員が自らの課題解決に向けた教育・研修ができるように環境を整備し、職員育成を実践している 職員は一人ひとりが明確な目標設定を行い、目標設定においては、等級ごとに求められる役割を定義し、「評価基準」「教育の方針」「処遇の根拠」が明確に示され、それをもとに「支援育成シート」を作成している。園長は職員個別面談を定期的(年2回)に実施し、「目標設定」「目標達成」に向けた具体的な行動を確認して職員育成にあたっている。業務推進にあたって年間行事では、行事担当者には業務を一任することで、自ら考え計画を進めてさせている。担当者を決めるにあたっては、前年度の担当者またはベテラン職員と新しい担当者を組むようにすることで内容などが分り、それぞれの職員が成長する機会となっている。研修では職員間で話し合い、現状分析して足りないところを改善課題とし研修内容を選択して受講している。現在園では、職員が他園が実施する公開保育には参加しているが、園長は自園での園内公開保育を実施して職員の保育の質の向上に向けた取り組みを検討中である。 ・運動遊びを計画的に入れ、子どもの自信や意欲を育んでいる 子ども一人ひとりの発達に応じた運動遊びを計画的に取り入れている。跳び箱・鉄棒・リズムジャンプ・ミニハードル・縄跳びなどを通して、楽しく身体を動かしながら基礎体力や運動能力を育んでいる。乳児期には鉄棒にぶら下がるといった簡単な動きから始め、その子なりの成長に合わせて段階的にステップアップできるように支援し、無理なく挑戦し、小さな「できた!」を積み重ねていくことで、子どもたちの自信や意欲につなげている。日頃の取り組みは運動会での発表へと結びつき、その時点でできることを保護者に披露し「来年はあんなことができるようになる」という期待感が生まれ、成長のプロセスを共に喜び合う場となっている。コロナ禍以前は外部講師による指導を受けていたが、現在は当時の動画を見直し、職員自身も指導方法を学びながら支援を続けている。子どもと一緒に楽しみ、共に成長していく姿勢が、園全体のあたたかな雰囲気をつくり出している。保育活動や自由遊びの中で広いスペースを活用し、自然に身体を動かせる環境を整えているため、子どもたちは「やらされている」感覚ではなく、楽しく主体的に体を動かしている。このような環境が、運動の好きな子どもを育て、自信や意欲の芽生えにつながっている。 今後期待される点 ・園の立地条件や環境状況に応じた総合的なリスクマネジメントに取り組まれたい 園は「保育ガイド」の危機管理および災害時への対応マニュアル、さらにハザードマップで園の立地条件を確認して「事業継続計画」「安全計画」を策定・整備してリスクマネジメントに取り組んでいる。現状は、園舎および入居ビルの経年劣化により、各所に修繕・改修を必要とするが対応が遅れているケースがある。厨房のIHC、窓ガラスの高熱化、床の突起、屋上に通じるボロボロで滑る床、剥がれたクロス、トイレの換気扇などがあげられる。子どもの安全・安心に直結する問題であり、早々に設備・装置修繕、環境整備が必要である。また、入居ビルおよび近隣地域との連携による防災訓練や災害時訓練の実施はなく、ビル内の他のテナント(専門学校や医療機関など)との災害時の協力・協働の取り決めなども無い状況である。子どもや保護者が安心して通えるよう、園の立地条件や環境状況に応じたリスクマネジメントに取り組まれたい。 ・地域にとって親しみやすい拠点となることを期待する 地域に開かれた園づくりを目指し、さまざまな取り組みを行っている。園での「おはなし会」や「人形劇」などの催しでは、SNSなどで地域の方々に参加を呼びかけている。また、子育て支援拠点に出向き「出前保育」を実施し、保護者とともに子育ての楽しさを共有できるように努めている。園内には図書コーナーを整備し、子どもが興味を持った本を手に取りやすい環境を整えるとともに、絵本の貸し出しも行っている。一方で、図書コーナーの利用は園見学に来園された親子による一時的なものが中心であり、日常的に地域の方々が気軽に活用する場にはまだ至っていない。地域の方々にとってより身近で利用しやすい環境となるような工夫が求められる。今後は、既存の取り組みを継続しながら、情報発信の工夫や利用促進の仕組みづくりを模索し、地域にとって親しみやすい拠点となれるよう努めていくことを期待する。 |
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| 今回の第三者評価を受けてまた、保護者からのアンケートのご意見を含めにじいろ保育園川上町自体の姿が見られました。その中で日々の保育では子どもの立場になり、子どもが安心して笑顔でいられるように私たちは、保育に取り組んでいかなくてはならないと再認識致しました。また、にじいろ川上町はビル内にある保育園という事で災害時に際して、ビル内のテナントとの協力・協働についても考える良い機会でした。様々な課題を今後の保育運営に活かしていきたいと思います。保護者の皆さまからの温かい励ましと貴重なご意見を真摯に受け止め職員一同今後の保育に努めてまいります。にじいろ保育園川上町が地域の皆さまや保護者の皆さま、そして何よりも子どもたちの笑顔溢れる保育園でいられるよう職員一同努力していきたいと思います。 |
| 詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
| 【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・理念や基本方針は「企業理念」「ライクこども理念」として、法人HPおよび園パンフレットに記載しており、法人・保育園が実施する保育の内容や特性、目指す方向性や考え方を読み取ることができる。基本方針は「めざす保育園像」「保育の基本姿勢」を示し、理念と整合性がとれており、職員の行動規範・指針ともなっている。 |
| 【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・社会福祉事業全体の動向については、法人による定例会議にて、保育業界全般の動向と方策について検討している。 |
| 【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育園の経営に関しては法人の定例会議(部長、エリアマネージャー、園担当スーパーバイザーで構成)で検討し、全園の経営状況や問題点を挙げて取り組んでいる。 |
| 【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・法人は将来の保育事業全体を見据えた中・長期計画を明確にしており、理念や基本方針の実現に向けた目標を設定している。 |
| 【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・中・長期計画を踏まえ、単年度事業計画や全体的な計画が策定されており、保育園が独自に行っていく年度の重点目標、保育内容、職員育成さらに保護者支援や外部機関との連携など、実行可能な具体的内容となっている。 |
| 【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・事業計画は前年度の事業報告、さらに主任・リーダー格保育士が吸い上げた職員の意見を反映して、園長中心に主任・リーダー格保育士がまとめて作成している。全職員には、職員会議にて園長より説明し周知を図っている。 |
| 【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
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【第三者評価結果:b】 ・事業計画は第一回運営委員会でその内容を保護者などに詳細に説明している。文書配布・掲示、各種会合での説明など様々な方法で保護者に周知するように努めている。保育所の説明責任において、事業報告書や事業計画書など園運営に関する重要書類はすべての保護者が自由に閲覧できるように園玄関にフィリングしている。 |
| 【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・「保育ガイド」「にじいろの保育」「保育者ナビ」に、職員の資質向上・自己評価や保育の在り方を明文化している。 |
| 【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画はじめ各計画書に「自己評価欄」が設定されており、項目ごと取り組むべき課題が文書化され、チェック欄と共に課題を記載し、改善の方向性を明確化している。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
| 【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園長は、園長就任時に法人より各園の経営・管理に関する方針と取り組みの説明を受けている。 |
| 【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・法人は徹底した法令順守、コンプライアンス遵守を規定して「保育ガイド」に定めている。園長は、園長就任時に法人園長研修を受講し、この「保育ガイド」を中心とした園長の責務・法令遵守などを理解しており、福祉分野に限らず社会ルールや倫理を含むものを理解し、職員指導を行っている。取引業者などは法人指定業者が多く、また区役所など行政機関ともビジネスライクに対応しており、利害関係者とは適正な関係を保持して業務を遂行している。 |
| 【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園長は、中・長期計画、職員育成研修年間計画、保育所の自己評価、成長支援シートを定期的に分析し、園全体の保育の質の向上に向けた取り組みや職員個々の課題や目標を具体化している。行事計画などは、職員が主体的の関われるように意見を尊重し、意欲が持てるように導いている。職員教育・研修の充実を図り、レベルアップ研修やキャリアアップ研修など既定の研修の他、各会議で職員にて自主的に意見を出し合い、話し合いの中で受講する研修を決定している。 |
| 【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・毎月法人より、予算データが配信され園長はそれを基にコスト管理を行っている。 |
| 【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・法人では人材の確保・人員体制、職員育成など基本的な考え方・方針を明確にしている。「採用グループ」が人材募集・採用活動を行い、全国の養成校への求人活動や園見学ツアー、公式法人ホームページ求人など多岐に亘る募集および採用活動にて積極的に人材確保に努めている。 |
| 【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・「成長支援の手引き」に「期待する職員像等」や人事基準を明確にしており、園長は「成長支援制度」の内容を職員に明示し周知を図っている。 |
| 【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
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【第三者評価結果:a】 ・法人にてハラスメント、ストレスマネジメント、その他の労働災害への対応として嘱託医や臨床心理士による相談窓口を設置し、また入寮制度など各種の福利厚生制度を設けて働きやすい職場づくりに努めている。職員の有給取得率や休暇・時間外労働などのデータ管理を行い、就業状況把握や労務管理を行っている。携帯端末を利用した「意向調査」を行い、職員個人の要望や異動希望、昇進意欲などを集約して園長に結果報告し、必要に応じて担当スーパーバイザーとも面接を実施している。 |
| 【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園長は法人より成長支援制度のレクチャーを受け、職員一人ひとりの育成を支援している。 |
| 【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・「保育ガイド」の「職員の資質向上・自己評価」の項目の中に、望ましい保育士としての資質および社会人としての基本を明記し、「保育ナビ」では職員に必要とされる専門技術や資格は計画表に明示し、求める保育士像を明確化している。 |
| 【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園長は職員個別に知識・経験・資格取得の状況などを把握し、個人別管理ファイルを作成している。職員の研修受講希望を踏まえ、資質向上につながるよう適切な研修受講ができ職員一人ひとりに応じた研修計画を策定して受講を推奨している。保育の現場では、職員の意欲を大切にしながら、経験年数や役割分担に応じスキルアップに必要な研修を受講できるよう努めている。 |
| 【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・「保育ガイド」に実習生の受入れマニュアルを整備し、実習生など保育に関する専門職の研修・育成に関する基本姿勢を明文化している。 |
| 【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・区や法人のHP、SNSなどを活用し、法人および園の理念・基本方針をはじめ、各種の情報や園の概要・活動の様子を紹介し公開している。 |
| 【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・経理規定および「職務分掌」に事務・経理・取引などに関する各業務のルールや体制・権限・責任が明確にされ、園長以下職員は各規程・マニュアルに基づいて円滑な業務遂行を行っている。 |
| 【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・地域との関わり方については、「保育ガイド」の「地域支援・子育て支援」に地域支援および地域交流の基本的な考え方を明確にしている。 |
| 【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・「保育ガイド」にボランティア受入れマニュアルを整備し、ボランティア受入れや職場体験、地域の学校への協力などに関する基本姿勢や体制を明確にしている。受入れ窓口、担当者の設置、ボランティアの種類や対象者、受付方法を明確にしている。 |
| 【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・行政や医療機関、学校関係などの社会資源や関係機関を明示したリストや一覧表を作成し、事務所内に掲示して職員間で情報共有している。 |
| 【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・地域の福祉ニーズを把握するため、区の園長会に参加したり、子育て支援会議で情報交換や地域の状況を把握し、関係者から待機児童状況など地域の生活課題について情報把握に努めている。地域の事業所や公共施設・商業施設などから福祉ニーズなどの情報提供を受けやすい環境にあり、地域の保育園としての役割を明確にしつつ関係づくりを意識している。 |
| 【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・地域の子育て支援として、「育児相談」「臨床心理士相談」「身体計測」「おはなし会」などを案内している。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
| 【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・「保育ガイド」に「人権」「児童憲章」「全国保育士倫理要綱」を明示して、子どもを尊重した保育を実践するために、職員会議や研修を通じて職員の理解・実践に繋げる取り組みを行っている。法人入社時研修にて、人権研修「こどもの人権を大切にする保育」を受講しており、個人情報保護、子どものプライバシー保護など基本的人権やこどもの尊重に配慮した保育実践に努めている。 |
| 【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・法人でプライバシーマークを取得し、社内規定「個人情報保護方針」「個人情報保護規定」を定め、これらを基に園においても厳重な個人情報管理を行っている。 |
| 【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・法人HPやSNSなどを使って園の概要や行事・活動、子どもたちの様子などが伝わるよう情報発信している。 |
| 【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・入園時前、また保育内容変更時には、重要事項説明書を用いて丁寧に説明し保護者などの理解と同意、署名を確認している。保育サービスや重要な変更がある場合は都度、重要事項説明書を改訂し再配布の上、署名してもらい保護者から同意書などの提出を求めている。 |
| 【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育所などの変更にあたっては保護者の了解を得て、変更先保育所や行政、各関係機関と連携を図り、また支援の必要な家庭に対しては変更園へ引き継ぎや申し送り事項を口頭で詳細に説明し、配慮の必要な情報を共有して子どもと保護者へのスムーズな保育の継続性に配慮している。 |
| 【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・子どもに対しては、日常の保育の中で子どもの表情、態度、言葉の発信内容、しぐさなどから、子どもの細微な変化への「気づき」を共有し子どもの満足度を把握している。子どもに変化があった場合など、子どもの思いに寄り添って職員全員で楽しい雰囲気づくりを行っている。 |
| 【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・重要事項説明書をもって保護者に苦情解決制度の仕組みを説明しており、苦情解決のフローや行政機関の相談窓口の連絡先などを掲示している。当園の苦情解決の体制(苦情受付担当:副主任、苦情解決責任者:園長、相談窓口:第三者委員2名、外部相談窓口についてなど)を整備して情報提供している。 |
| 【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園玄関に「すまいるボックス」意見箱とメモを設置し、苦情受付から解決に至る図解フローを掲示している。 |
| 【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育ガイドの「保護者支援」では保護者対応の基本を明記しており、保護者の意見や要望を傾聴する姿勢を示している。 |
| 【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・「保育ガイド」に「事故防止・対応」「危機管理対応」が明記され、リスクマネジメントの体制を整備している。 |
| 【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・行政の指導および「保育所における感染症ガイドライン」、さらに法人看護師会の「新型コロナウィルス対応」研修結果を踏まえて感染症対応をしている。法人看護師会では定期的に会議を重ね、最新の情報を園に発信したり感染症発症の対応事例などを共有し、各園の感染症予防策を講じている。 |
| 【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・園は「保育ガイド」の危機管理および災害時への対応マニュアル、さらにハザードマップで園の立地条件を確認して「事業継続計画」を策定し、その他の各種規定を整備してリスクマネジメントに取り組んでいる。 |
| 【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育ガイドをはじめ各領域のガイドが整備され、標準的な実施方法は適切に文書化されている。子どもの尊重やプライバシーの保護、権利擁護に関わる姿勢も明示されており、職員が共通理解を持ちながら実践できるように配慮されている。ガイドは常時確認できる場所に設置され、入職時の研修や職員会議での議題化を通して周知徹底が図られている。子どもの発達や個性に応じた標準的な水準が示され、具体的に内容が記載されていることで、職員間で対応に差異が生じないようになっている。 |
| 【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育ガイドの内容については、本部が中心となり定期的に見直しを行い、標準的な実施方法の適切な更新が図られている。各指導計画は実践後に評価や反省を行い、その結果は次回の計画に反映され、保育の改善に繋げている。年度末には、園全体の自己評価を踏まえて総合的に検証し、組織的にガイドを見直す仕組みが確立されている。行事や保育活動の内容についても、職員の振り返りに加え、保護者から寄せられる意見や提案を積極的に取り入れ、内容や日程の調整を行っている。 |
| 【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・新入園児に対しては、「家庭調査票」をはじめとする入園書類をもとに面談を行い、子どもと保護者の生活状況を把握している。進級児に対しては、職員間での引継ぎや連絡帳、個人面談記録、日常的な保護者との会話を通じて得られた情報を整理し、個々の状態に応じた指導計画に反映している。特別な支援を要する子どもや家庭に対しては、行政や療育センターなどの専門機関との協議体制が整っており、必要に応じて法人の臨床心理士と連携しながら適切なアセスメントを行っている。 |
| 【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育年間計画、月案、週案、年間行事計画は、職員会議やクラス会議で評価・反省を行い、次の計画に反映させる仕組みが確立されている。家庭との連携が必要な取り組みに関しては、保護者の意向を丁寧に把握し、必要に応じて個別指導計画を見直す体制を整えている。計画を緊急に変更する場合には、園内掲示や安心伝言板を活用し、保護者への周知を迅速に行っている。 |
| 【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・子どもの発達状況や生活状況については、園で定めた統一様式である「児童票」を活用し、定期的に記録を行うことで一人ひとりの姿を把握し職員間で共有している。記録様式には主任や園長の確認印欄を設け、必要な場合には書き方や表現方法の指導を行い、職員による記録内容や表現の差異が生じないような仕組みができている。 |
| 【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・法人では「個人情報保護法」に基づき「個人情報保護規程」を整備し、法令遵守の姿勢を明確にしている。園では、家庭調査票や保育関係書類、緊急連絡票などを施錠可能な書庫で厳重に保管し、主任・園長の確認の下でのみ持ち出しを認めるなど、責任者を明確にした管理体制を構築している。部外者の事務室への立ち入りは最小限とし、入室時には氏名や時間を記録して管理を徹底している。 |
評価結果内容評価
| 【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画は、児童憲章や児童の権利に関する条約、児童福祉法、保育所保育指針などの趣旨を踏まえて作成している。園の理念「のびやかに育てだいちの芽」のもと、方針では信頼・安心・共感を大切にできる子どもの育成を目指し、年齢ごとに具体的な保育計画を記載している。自然環境を活かした戸外活動や、子どもの発想・意欲を尊重する取り組みを位置づけ、心身の発達を支える内容としている。また、家庭の状況や保育時間、長時間保育、地域の実態に即した子育て支援も計画に盛り込み、家庭と地域双方のニーズに応えている。安全対策や健康管理を組み込み、子どもが安心して生活できる環境づくりを図っている。 |
| 【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園内は、広々としたワンフロアで構成され、玄関ホールや廊下には観葉植物が置かれ、壁はガラス張り、家具には天然素材を用いるなど、落ち着きと温かみのある雰囲気となっている。エアコンや空気清浄機、加湿器、遮光カーテン、24時間換気を整備し、温度・湿度計で確認しながら、常に快適な生活環境を保持している。各保育室では家具や手作りのパーテーションを活用し、食事と生活の場を分けるとともに、絵本を揃えた読書コーナーや柔らかいクッションを置いた休息スペースを設けるなど、一人ひとりがくつろぎ落ち着ける場所を確保している。 |
| 【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・子どもの個人差に十分配慮し、クラス内で話し合いながら月案を作成し、ミーティングやケース会議を通して職員間で情報を共有することで、一人ひとりの発達や家庭環境に応じた保育を実施できるよう努めている。日常では子どもが安心して話せる雰囲気を大切にし、気持ちを十分に受け止め、やりたいことは危険のない範囲で見守りながら寄り添うことで、自分の思いを表現しやすい環境づくりを心がけている。言葉でうまく伝えられない子どもには職員が代弁したり、落ち着いて話を聞く時間を確保したりして、気持ちをくみ取る姿勢を大切にしている。子どもへの言葉がけは、年齢や発達段階に応じて短く分かりやすく、穏やかな口調で伝えることを基本とし、不要な制止や急がせる言葉は避けるようにしている。 |
| 【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・子どもの状態を把握し、意欲や成長の様子を見ながら、個別のペースに合わせた声がけや支援を行い、生活に必要な基本的習慣が身につくように取り組んでいる。写真や絵カード、文字に加え、着替えの順番を分かりやすく示したラミネート加工の着替え人形などを用いて視覚的に伝える工夫をしている。子どもができたことには共感し、褒めることで自信とやる気を引き出している。また、うがいや手洗いは職員が手本を示しながら伝え、繰り返し実践できるように関わっている。一日の生活の流れはホワイトボードで提示し、見通しを持って活動できるように配慮している。基本的な生活習慣の習得にあたっては、活動と休息のバランスを保てるように保育を組み立て、一人ひとりの「自分でやりたい」という気持ちを尊重し援助している。 |
| 【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・各保育室には、ままごとやブロック、絵本、パズル、手先を使う遊具など、年齢に合わせた玩具を揃え、子どもが自分で選んで遊び込めるコーナーを設けている。幼児クラスでは廃材を活用し、はさみやのり、セロテープなどを用いて制作活動に取り組み、子どもたちが独自の発想を生かして表現できるようにしている。戸外遊びでは、公園の遊具や木々のある場所で探索活動を行い、集団遊びやルールのある遊びを取り入れることで、友だちと協力し合う楽しさや達成感を味わえるように援助している。自然物を見つけたり触れたりする中で季節の移ろいを感じられる機会を大切にしている。散歩では交通ルールを知り守ることを通して、社会的なルールや態度を身につけられるように配慮している。 |
| 【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・新入児には短縮保育を取り入れ、子どもの成育歴や日々の状態を把握するとともに、特定の職員が継続的に関わりを持ち、思いや欲求を受け止めながら信頼関係を築くように努めている。スキンシップや優しい言葉がけなど、応答的な関わりを大切にし、子どもの表情や仕草から体調や機嫌を汲み取り、安心して過ごせるように配慮している。発達段階や興味・関心に応じた玩具を提供し、はいはい・つかまり立ちといった成長に合わせて室内環境を工夫している。リズム遊びやおはなし会、季節の集いなど、乳児クラス合同での活動を通して、担任以外の職員とも関わる機会を設け、多様な関わりの中で安心感を得られるようにしている。 |
| 【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・子どもの発達状況や個性を丁寧に把握し、個別の指導計画を立てながら、一人ひとりに合った言葉がけや援助を工夫している。活動・食事・睡眠・排泄といった生活動線を考慮した環境構成を整えることで、安全に探索活動ができるように配慮している。子どもの興味や関心に沿った活動を取り入れ、友だちとの関わりが自然に生まれるよう工夫し、職員も一緒に遊びに加わることで遊びが発展するように取り組んでいる。自我の芽生えによる自己主張や葛藤を受け止め、気持ちに寄り添いながら適切な関わりをすることで安心感を育んでいる。看護師・栄養士・事務職員など、保育職員以外の専門職もそれぞれの立場で子どもと関わり、安心できる関係を築いている。 |
| 【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・3歳児は、ままごとやごっこ遊びを通して友だちとの関わりを楽しみながら、椅子取りゲームや宝探しなど簡単なルールのある遊びに取り組むことで、集団への興味や関心を広げている。職員も一緒に遊びに加わり仲立ちをし、友だちとのやりとりや協力する楽しさを感じられるように支援している。4歳児は、ブロックを説明書を見ながら組み立てる、ネックレスや指輪をつくるなど集中して取り組む活動を通して、達成感や自己表現の喜びを味わっている。忍者ごっこやドッジボールなど友だちと一緒に楽しむ活動を取り入れ、遊びを通して関係が深まるように援助している。5歳児は、こども会議を通じて自分の考えを発言したり友だちの意見を聞いたりする経験を重ね、クラスで決めたことを保育や行事に反映し、皆で考え、協力しながらやり遂げる過程を大切にし、自主性や協同性が育まれるように支援している。 |
| 【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・音や光・刺激を調整し、静かなスペースや個別活動の場を設けたり、活動の見通しを立てやすいように絵カードやスケジュールボードなど視覚的なツールを活用したりして障害のある子どもが安心して生活できる環境を用意している。個別指導計画を作成し、クラス全体の指導計画と関連づけながら、成長に応じた保育を行っている。子ども同士が関わり合いながら共に成長できるよう、職員も仲立ちを行っている。療育機関の巡回訪問や個別指導の機会を通して相談や助言を受け、保護者への支援にもつなげている。保護者の気持ちに寄り添いながら必要に応じて面談の機会を設け、子どもの状況を共に考える体制を整えている。 |
| 【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画の中に長時間にわたる保育を年齢別に目標を明記し、指導計画から月案・週案へと落とし込み、保育内容や方法、環境設定を計画的に実施している。子どもの様子を観察し、玩具や遊ぶスペース、活動時間を工夫し、子どもが安心して落ち着いて過ごせるように環境を整えている。異年齢との合同保育の場面では、年上の子どもが自然に年下の子どもへ関心を寄せられるよう働きかけを行い、互いに交流できるように配慮している。在園時間や生活リズムに応じ、給水用のお茶を提供し、延長保育を利用する子どもには補食を用意するなど、家庭的でゆったりとした雰囲気の中で一日を過ごせるように工夫している。 |
| 【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画や指導計画には小学校との連携や就学に関する事項が具体的に記載され、計画的に就学を見通せるように取り組んでいる。職員は幼保小教育交流事業担当者会議に出席し、小学校や地域の園との情報交換や連携を深めている。近隣園の5歳児との交流では、公園でゲームなどを通して一緒に小学校へ入学する友だちとの関わりが持てるようにしている。小学校へ訪問し、雰囲気を体験するなどして就学への期待が持てるように配慮している。5歳児担任と小学校教員が直接交流し、子どもの発達や興味関心を共有することで、園での保育内容や小学校での支援に反映させている。 |
| 【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・「にじいろ看護ガイド」の健康管理マニュアルに基づき、子どもの心身の健康状態や発育・発達の状況を把握している。日々のミーティングでは、各クラスでの子どもの健康状態について職員間で共有し、体調の変化やけががあった場合には速やかに保護者へ連絡するとともに、職員全体で情報を確認し合う体制を整えている。受診結果や体調の経過などはお迎えの際に詳しく伝えるなどして、家庭との連携を図っている。年間保健計画を作成し、職員には嘔吐物処理研修や感染症対応の確認などを行い、子どもには手洗い指導を行うなど、時期や状況に応じて健康生活に必要な知識を計画的に提供している。 |
| 【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・子どもの健康保持のために内科健診・歯科健診を年2回実施している。保護者には事前にお便りで日程を伝え、事前に園医への質問事項などがあれば出してもらい、当日の診察内容に反映させている。健診結果は速やかに「健康の記録」に記載し知らせるとともに、成長曲線を園医に確認し、必要に応じて保護者と面談を行う体制も整えている。健診結果は、単に記録に留めるのではなく、運動習慣の促進を目的にクラスでラジオ体操を取り入れたり、食育の一環として「よく噛んで食べること」を子どもに伝えたりと保育活動にも反映させている。 |
| 【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・アレルギー疾患のある子どもに対し「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」に基づき、職員間で情報を共有しながら適切な対応を行っている。医師が記入した「生活管理指導票」をもとに、園長・栄養士・看護師・担任保育士・保護者が面談を行い、除去食の提供方針を決定している。食事提供の際は、アレルギーチェックシートを活用し、給食室でのダブルチェックに加え、受け渡し時にも職員が確認を行う体制を徹底している。専用の食器やトレー、ラップには名前を記入し、エプロンも色を分けて先出しすることで誤配膳を防ぎ、別テーブルで安全に食事を提供している。卵・乳に関しては、おやつの牛乳以外には食材として使用しない献立となっており、食材選定にも十分配慮している。 |
| 【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・食育年間計画を作成し、計画的に食育活動を実施している。子どもが食材に直接触れたり、クッキングを体験したりすることで、食に親しみ、食べることを楽しめるように取り組んでいる。栽培活動を通して野菜を大切に育てる気持ちを培い、食材への興味や感謝の心を育んでいる。食事の場は遊びの空間と分け、落ち着いた雰囲気の中で楽しく食べられるように工夫している。子どもの咀嚼や嚥下の発達段階に応じて、食材の固さ・大きさ・使用する食具を調整するとともに、規定量を盛り付けながらも、調整できるようにお皿を準備するなどの個人差に配慮している。三色食品群のボードに子ども自身が毎日のメニューを仕分けする活動を取り入れるなどして、栄養や食品への関心を高めている。 |
| 【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・子どもの発達状況や家庭での様子、健康状態を踏まえて献立や調理を工夫をしている。給食会議を通じて、各クラスの人気メニューや苦手メニューを把握し、さらに毎日の残食量を記録することで、サイクル後半の献立に調理法や味付けの改善に反映させている。献立は、旬の食材を取り入れることで季節感を味わえるようにするとともに、行事食や郷土料理、絵本にちなんだ給食、誕生会の特別メニューなどを提供し、子どもが楽しみながら食事に向き合えように工夫をしている。給食職員は子どもたちの食事の場に足を運び、食材や食文化に関する話をしたり、子どもの感想や意見を聞いたりして、食べられるものを少しずつ広げていけるよう援助している。食育年間計画に基づいた食育を定期的に行って、子どもたちが食への関心を高められるような取組もおこなっている。 |
| 【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・乳児クラスは、毎日保護者配信アプリを活用し、生活面も含めて日常の様子を詳細に伝えることで、家庭との情報交換を行っている。幼児クラスは、活動の様子を園から配信し、必要に応じて保護者からの相談や意見を受けるなど、双方向のやり取りを大切にしている。保育の意図や内容については、入園時の説明をはじめ、送迎時の対話、行事、懇談会、面談など様々な機会を通じて伝えている。保護者参加の行事は、就労状況などに配慮して余裕を持った日程を提示し、参加後にはアンケートを実施して、意見を反映し次回以降の改善につなげている。日常の会話や相談の内容について、記録に残す必要がある場合は適宜記録し、職員間で共有できるようにしている。 |
| 【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・日々の送迎の際には、子どものその日の体調や機嫌、活動の様子を細やかに伝えるように心がけ、新たにできるようになったことや成長の一端を共有することで、保護者と子どもの成長を共に喜び合えるように努めている。保護者からの質問や相談・意見の発信には耳を傾け、日常の何気ない会話の中でも信頼関係が築けるように配慮している。保護者配信アプリなどを通じて相談が寄せられた場合には、可能な限り早めに日程を調整し、保護者の就労状況や家庭の事情を踏まえて柔軟に対応できるように取り組んでいる。相談内容については園長や主任、副主任が把握し、必要に応じて助言を行ったり同席したりすることで、担当職員が一人で抱え込まずに適切に対応できる体制を整えている。 |
| 【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・クラス会議やケース会議では、子どもの心身の状態や家庭での様子について情報交換を行い、権利侵害や虐待の兆候を早期に発見できるように努めている。職員がわずかな変化や気になる様子を感じた場合には、「にじいろ保育ガイド」に基づいたマニュアルやフローに従い、必要に応じて写真による記録や事実確認を行い、全職員に情報を共有して対応を協議する体制を整えている。児童相談所などの関係機関にも速やかに報告・連携する仕組みを備えている。保護者についても送迎時の表情や言動などを観察し、ときには声をかけて気持ちに寄り添い、精神的な安心や生活面の支えとなるよう予防的な援助を心がけている。 |
| 【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・職員は、各指導計画の作成や毎日の保育日誌の記入にあたり、その都度自己評価を行い、次の保育に活かしている。評価にあたっては、子どもの活動の成果だけではなく、取り組む過程や心の育ち、意欲などに配慮し、より丁寧に子どもの姿を捉えるように努めている。クラス間での話し合いや職員会議での協議を通じて互いの実践を共有し合い、学び合いながら意識の向上につなげている。「成長支援共有シート」を活用し、年間を前期・後期に分けて目標を設定し、振り返りを行う仕組みを取り入れている。目標の立案時には園長面談を実施し、助言や指導を受けることで自己評価をより客観的な視点から深める工夫も行っている。 |
