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にじいろ保育園稲田堤
第三者評価機関名 | 株式会社ケアシステムズ |
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名称 | にじいろ保育園稲田堤 | 評価対象サービス | 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 60(54) 名 |
所在地 | 214-0004 神奈川県川崎市多摩区菅馬場1-23-32 |
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TEL | 044-299-8583 | ホームページ | https://www.like-kn.co.jp/academy/establishment/nijiiro/inadadutumi/index.html |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2018年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | ライクアカデミー株式会社 | ||
職員数 |
常勤職員:16 名
非常勤職員:6 名
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専門職員 |
保育士:12 名
看護師:1 名
栄養士:2 名
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施設・設備の概要 |
居室:保育室(6室)、相談室、職員室、休憩室、ロッカールーム
設備等:給食室、沐浴室、調乳室、シャワー室、空気清浄機、クレベリン置型、防犯カメラ
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「人から有難う」と言われるサービスを提供することを企業理念の軸としている。 保育理念 「のびやかに育て だいちの芽」温かな環境の中で、一人ひとりの心に寄り添い人や物、自然との豊かな出会いや体験を通して生きていく力を育てる事を保育理念としている。 保育方針:みとめ愛・みつめ愛・ひびき愛(信頼、安定、共感) ・自分らしさを発揮しながら、相手を尊重し、信頼し合い、認め合い、自分の事も友達の事も好きと 言える子ども ・いつも見守られ、見つめられている安定した空間の中で、心身共に健やかな子ども ・響きあい共感し合う喜びを自信に繋げ、力強く逞しく生きていける子どもを目指している。 |
・地域的にとても自然に恵まれ多摩川・ニヶ領用水や特産物の梨畑等が有り、散歩時は、季節を感じながら身体作りに励んでいる。近くの公園には、大型アスレチックも有り、他園の子ども達や、近所の子ども達も遊んでおり一緒に触れ合いながら楽しんで遊びを展開している。 ・保育園には、日当たりの良い園庭が有り、花壇を作り季節の花や野菜の栽培も行っており、乳児から幼児組まで水やりや観察、収穫まで心豊かな体験をしている。 ・保育室では、月1回地域のボランティア(シニア)の方々が、乳児組、幼児組に分かれて「絵本の読み聞かせ」を行って下さり、毎回楽しみにしている。 ・幼児組は、体操教室(月2回)、造形教室があり、心身共に健やかに自己表現しながら取り組んでいる。 |
評価実施期間 | 2020/06/17(契約日) ~2021/03/29(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 0 回(年度) |
特に評価の高い点 | ・子どもたちの地域との交流機会を大切にしている 地域の保育園との乳児クラスの交流として、公園に集まり、体操、手遊び、大型絵本の読み聞かせ、各園持ち回りで出し物などがあり、交流を深めている。年長児クラスでは、ドッジボール大会や、ゲーム等グループに分かれてのお楽しみ会が定期的に開催されている。また、地域の高齢者施設との交流や近隣の協力による畑でのミカン狩りなどの機会も設けられ、子どもたちが地域と交流できる機会を大切に保育に取り入れている。 ・子どもに寄り添い丁寧な保育に努めている 子どもの人権を大切にし、どのような場面であっても無理強いしたり、保育士が感情的になることが無いように共通の認識のもとで、一人ひとりに寄り添う丁寧な保育に努めている。保護者からは、職員個々の人柄や子どもとの関わりへの信頼感と安心感を評価する声も聞かれており、穏やかな園全体の雰囲気がうかがえる。 ・子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している 年齢や発達に応じた玩具の提供や外遊び以外にも、食育活動、制作活動、体操、音楽、ダンスなどを取り入れたり、日常的に楽器にふれたりできる環境を整え、子どもが様々な表現活動に取り組めるようにしており、子どもの生活と遊びを豊かにする保育が展開されている。今回実施した保護者アンケートにおいて「園での活動は子どもの心身の発達に役立っているか」の設問では大変高い満足度が得られており、家庭では体験することのできない活動への感謝の声も聞かれている。 |
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改善を求められる点 | ・中長期計画、事業計画をより実践的に活用してほしい 法人統一の様式で中長期計画、単年度事業計画が策定されており、進捗(達成)状況を期間を定めてトレースする仕組みは整っている。さらに、計画の達成度を測る具体的な指標を定めて、計画の推進を可視化できるよう取り組むことも望まれる。職員をはじめ保護者へも分かりやすく伝えることで、実効性のある計画として推進することが望まれる。 ・保育の質の向上にむけてさらに取り組みを強めていくことを課題としている 指導計画の振り返り、園の自己評価、などにより保育実践の振り返りに努め保育の質の向上に向けて取り組んでいるが、開園3年目ということもあり、一人ひとりの意識や専門性の向上にむけてさらに取り組みが必要であることを認識している。職員一人ひとりが振り返る力、見通す力、想像する力、挑戦する力などへの取り組みを強めていくことを課題としている。 |
保護者アンケートの結果を踏まえ、保護者の園に対する意向や要望を把握理解するとともに、改善に向けて職員一同努力していくことが必要である。 また、組織として保育の質の向上に向けて職員と協働し計画的に取り組んで、課題を一つひとつクリアしていきたい。子ども達・保護者・職員一体となって、子ども達一人ひとりの健やかな成長を願い、地域に根差した保育園を目指し努めていきたい。 |
詳細評価PDF | 詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・ライク子ども理念である「のびやかに育て だいちの芽」は、パンプレットやホームページ、重要事項説明書への明示、保育方針や保育目標とともに、入園時説明会、入園後の保護者懇談会、園だよりでは意識的に理念に触れるなど保護者への理解を進められるよう取り組んでいる。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・業界動向については法人本部で分析して法人園長会で伝えられ、地域の子育てニーズについては地域で開催される各種の会議やイベントなどに参加して把握している。さらに、入園希望者の園見学や市区の担当課から提供される待機児童状況などによって地域状況を把握している。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人本部では各園の経営状況、職員体制、保育施設整備、保育内容や課題点について検討し、担当のスーパーバイザーなどを通じて指導助言に取り組んでいる。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・法人本部では将来の保育事業を見据えた保育事業全体の中長期計画は予算編成も含めて策定しており、園ではそれに沿って個別の課題を盛り込んで法人統一の書式で策定している。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・単年度事業計画は中長期計画や前年度計画の未達成状況などを盛り込んで、法人統一の書式で作成している。事業計画に沿って全体的な計画、年間保育計画、行事計画、食育計画、保健計画、研修計画等の各種運営計画を策定している。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画の策定にあたっては、職員会議において前年度総括を行い策定する流れになっており、保護者の意向や要望、職員の意見などを反映させることにしている。園において原案を作成し、法人本部において承認を受けて確定する流れとしており、年初の職員会議で園長より説明することにしている。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 ・単年度事業計画は、各クラスの保護者代表、第三者委員、経営層などが参加している定例の運営委員会において説明し、理解を促している。事業計画書の記載事項は指導計画に関わることが多いことを踏まえ、年間指導計画として保護者に伝えている。また、事業計画は玄関に常置して来園者が自由に閲覧できるようにしているが、さらに理解を深めてもらえるようにすることを目指している。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・法人として策定している「保育ガイド」を園運営の基本となるマニュアルとして位置付けており、職員の資質向上や自己評価に関する項目なども設けている。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 ・「保育所の自己評価表」は、項目ごとのチェック欄と共に課題を記載できるようになっており、改善の方向性を明確に記載できるようになっている。職員間で共有・検討し、次年度計画などに反映し改善に取り組めるようにしている。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・法人の保育ガイドには、園長をはじめ主任や保育士など職域・職層・職階毎の役割や具体的な業務を明示しており、円滑な園運営ができるようにしている。園においては、職務分掌をはじめ行事係分担表、懐疑役割分担、消防活動編成表などを設け、園長指導のもと事業の方向性を示唆する仕組みが整っている。園長は職務分掌を明示し、自らの園での職務について職員に説明して周知に努めている。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法令等遵守については法人でも重視しており、入社時研修で理解を促し、更に今年度よりコンプライアンスガイドブックを用いての自習や読み合わせを行う機会を設け、職員一人ひとりの注意喚起に力を入れている。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、決められたフォーマットのチェックだけでなく、日々の保育の中で、保護者対応や保育の内容について職員指導を行い、主任やリーダ格保育士との指導分担を明確化し、統括して保育の資質向上に参画できる体制を構築している。行事企画等は、職員が主体的に関わり、意欲が持てるよう導いている。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人本部より毎月予算比の実績データが園に配信され、それらをもとに園において調整できる勘定項目を精査して改善に取り組み、月末に本部に報告する流れとしている。また、園長をはじめ、職域・職制・職階に沿って法人で開催している各種の研修に参加できるようにしており、マネジメント力の向上にも取り組んでいる。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・職員の採用については法人本部で一括で行っており、全国の養成校への求人活動、就活ブース会場設置、園見学ツアー、公式ホームページからの求人、社員紹介制度等、多岐に渡って展開している。園では適宜必要な人員配置を本部に要請して、担当のスーパーバイザーを窓口となり必要人材を確保できるようにしている。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人として成長支援に関する手引き定め、職位による期待度を基本姿勢、業務能力、対人能力、マネジメント能力などの項目によって明確している。評価基準に沿って園長が一次評価(絶対評価)を実施し、二次評価(本部)で補正し、報酬に反映される仕組みとしている。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人で職員の就業状況を把握しており、時間外勤務の削減と有給休暇の取得を推進、有休取得率や時間外労働超過情報を園長と共有し就労状況に応じた改善に努めている。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人として園長に対して成長支援制度レクチャーを定期的に行い、職員一人ひとりの成長を適切に支援できるようにしている。園では園長と職員との定例個別面談を年2回実施し、目標設定や目標達成に関する具体的に確認できるようにしている。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人ホームページの採用サイトでは人材育成として、キャリアパスイメージ、人事考課制度と人材登用制度を入職希望者に示している。保育ガイドには職員の資質向上に望ましい保育士に必要とされる資質、社会人としての基本を明示している。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人として制度化している人事考課制度と人材登用制度によって職域・職制・職階別に育成計画を設け、経験に応じた研修や専門的分野の研修を開催している。園では年初に身につけさせたい資質と受講させたい研修を鑑み年間職員育成年間研修計画を策定している。また、外部研修の案内の掲示をし、非常勤務を含む職員の参加を促している。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「保育ガイド」には実習生マニュアルが整備されおり、受け入れ時には担当職員によるオリエンテーションを実施し「機密保持誓約書」の署名及び園概要や保育理念、保育の心得等の説明をしている。具体的な保育内容は、クラス担任が丁寧に伝えるようにしている。受け入れについては本部が統括し、終了後のアンケート調査を行うなど採用を意識した取り組みを行っている。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・法人のホームページには、保育理念や基本方針、各園の概要、採用や人材育成に関する取り組み、法人概要など運営状況が示されている。園では保育理念を各所に掲示し、玄関には運営規程・重要事項説明書・全体的な計画・事業計画・事業報告・財務収支報告・保育所の自己評価・運営委員会議事録、第三者評価の結果を常置し情報公開に努めている。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人として外部の観察法人による内部監査を定期的に実施しており、指導、助言にもとに事業経営・運営の適正性を担保している。園では年4回小口現金実査を行い第三者が収支確認するこを義務付けている。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育ガイドの地域支援・子育て支援の項目には、地域との積極的な関わりを持つことを促している。また、外掲示版には、育児相談掲示・園庭開放お知らせ掲示・地域向け絵本貸出し・行事案内ポスター・地域のクラブ活動募集のポスター・地域向け玩具キット配布などを掲載し、園としての専門性を地域に還元する取り組みを伝えている。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育ガイドにはボランティア受け入れの基本姿勢に関する項目を設け、積極的に受け入れることを示している。受け入れ時には機密保持誓約書の署名をはじめ、園概要や保育理念、保育の心得、子どもとの関わり方で留意する事項などを説明して円滑な活動を支援している。ボランティアの受け入れについては法人本部からの紹介に加え、園に直接問い合わせがある場合は、本部に確認して受け入れることにしている。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・事務室には行政関係・児童相談所・地域療育センター・保健所、学校、管轄警察、消防署、病院リスト等の関係連絡先を一覧にまとめ、全職員に伝えている。また、区園長会や協議会、幼保小会議などに参加して地域情報を収集し、地域ネットワークの中での協働できるよう取り組んでいる。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園長は定期的に開催している運営委員会や、地域で開催されている各種の会議などに参加して、児童福祉に関する各種の情報を把握して園運営に反映させることに取り組んでいる。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・様々な機会を通じて把握した地域情報をもとに、育児相談、体験保育、臨床心理士相談、行事参加案内、などを実施しており、園の専門性を地域に還元することに取り組んでいる。事業計画書には地域との関わりを明示し、子育ての孤立化対応についても盛り込んでいる。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・入社時の人権研修では、法人で作成している保育ガイドをもとに子どもの人権を大切にする保育について学ぶことにしている。さらに、児童憲章、全国保育士倫理要綱を各保育室に掲示して「子どもを尊重した保育」の留意に努めている。月案には人権に関する取り組みを盛り込み、毎月振り返りを行うことに繋げている。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人として個人情報保護方針や規定を定め、さらにプライバシーマークを取得して個人情報保護に力を入れ、職員に対しては入社時に個人情報の取扱いに関する誓約書を交わし、プライバシー侵害にあたる事例集を整備し周知理解に努めている。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園のリーフレットをはじめ、ホームページなどによって園の情報を提供している。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園内定後、新入園時説明会や個別面談を開催し、重要事項説明書を用いて説明を行い同意書を交わしている。入園後には保護者懇談会を行い、指導計画について説明し、合わせて家庭の様子や子どもの状態について確認を行うことにしている。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育所の変更があった場合は、変更先や行政や各関係機関と連携を図り、必要に応じた申し送りをしている。転勤などで途中退園し、遠方に移る場合は保護者の意向に沿って書式を揃え、スムーズに他地域の保育園に移れるように対応している。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・日頃より子ども一人ひとりの状況を保育士間で共有し、保育に取り組むようにしている。保護者の価値観や生活習慣も鑑み、無理強いせず、職員は子どもの細微の変化への気づきを共有し、子どもの満足につながるようにしている。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・重要事項説明書には苦情受付け体制や第三者委員を記載し、園玄関には意見箱(すまいるボックス)とメモを設置している。苦情解決制度については、苦情受付から解決に至るフローを掲示し、入園時には口頭で伝えている。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・担任以外にも、園長、主任、看護師や栄養士の専門職も内容によって保護者の相談に応じることを入園時や、保護者懇談会などを通じて伝えている。保護者とのコミュニケーションを図り気軽に声をかけてもらえるような関係づくりに努めており、相談内容に応じて会議室や相談室などを使用しプライバシーに配慮している。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育ガイドには保護者対応の基本を明示し、組織として保護者の意見や要望を傾聴する姿勢を明示している。苦情・ご意見報告書や業務日誌育児相談票に記録し、担任だけでは判断できない場合にはリーダー、主任、園長への相談後、応答するルールとしている。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・関係機関との連携や園内の役割分担、避難経路図を明示したり、毎月の避難訓練、アナフィラキシーや心肺蘇生等の緊急時対応訓練を定期的に実施している。保育ガイドでは事故防止対応、危機管理対応が明記され、園では本部フォーマットに従ったBCPを策定して、リスクマネジメントの体制を整備している。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染症予防、対策のマニュアルを整備のほか、看護師会では、定期的な会議で、最新情報を園に発信したり感染症発症の対応事例等を共有し、感染症予防努めている。行政からの指導をもとに看護師会で新型コロナウイルス対応を作成し、園での予防策の指針を掲示している。感染症が発生時の対応フローを掲示し、感染症発生時には園内に掲示して病症の情報を提供している。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育ガイドには災害時の対応マニュアルがあり、職員に周知している。保護者には災害時の対応体制を重要事項説明書に掲載し周知に努めている。避難訓練は定期的に消防署の指導を受けて実施、消防設備点検も年2回、保護者参加の大規模災害時対応訓練を年1回実施し、安否確認は安心伝言板災害時伝言ダイヤルを利用して日頃から発信練習をしている。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・にじいろ保育園の保育標準化が具体的に明記された保育ガイド、看護・保健ガイド、栄養・給食ガイドが整備され、園では職員が確認できる場所に配置している。保育ガイドでは保育の理念やビジョン、基本、方針、目標、園の目指す子どもの姿などと合わせて、保育の実践、心得について記している。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人内の全園が業務マニュアルとして活用している保育ガイドは、法人本部で適宜見直しており、2019年に最新版を改訂している。保育所保育指針改訂に伴い全体的な計画、保育年間計画、月案の様式を見直している。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園時は家庭調査票をもとに子どもと保護者の生活状況や子どもの発達発育状況と家庭での保育状況などを把握している。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・定例会議では策定した指導計画についてPDCAのサイクルを継続し恒常的に見直しを行っている。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・個別の発達経過記録様式を用いて、成長過程を定期的に記録している。職員が記録をする保育書類様式は全て主任や園長が確認、必要に応じ記録内容や表現方法に差異が出ないよう指導し押印している。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人としてPマークを取得し、個人情報保護法や個人情報保護規定をホームページで公表してる。園では個人情報に関わる子どものファイルは施錠可能なキャビネットに保管し、職員の持ち出しは主任、園長への確認をするなど適切な保管運用に努めている。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画は、「にじいろ子ども理念」に基づき、保育の基本方針、目標、または、保育指針に示された発達過程、ねらい、内容が保育園生活の全体を通して総合的に展開されるように作成している。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・建物自体が新しく、子どもにとって明るく清潔で安全な環境であり、室内の温度、湿度等は、常に表示され快適な空間で保育が保たれている。各保育室はベランダに面して大きな窓があり採光も良く、テラスに柵があるので安全に開け換気をすることができている。また、家具や遊具の配置についても、活動内容に応じて変更、移動している。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・少人数制の保育なので、子ども一人ひとりに寄り添った保育を展開している。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子ども一人ひとりの年齢や発達を見極めながら、着替え、食事、排せつなどの基本的生活習慣を身に付けられるように援助している。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・各クラスにおいて子どもの発達など状況に応じて環境設定を工夫し可動式家具の配置や、絵本など季節も考慮し定期的に見直しを行っている。玩具は手に取りやすい高さの棚に置き、写真で場所を示し片付けもしやすく工夫しているほか、絵本やままごとコーナーなどを設定し、集中して遊べるようにしている。乳児中心に手作りの玩具も揃えており、各クラスで消毒し布製は土曜日に洗濯して清潔に保つようにしている。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・0歳児は月齢差に配慮し、発達に応じた対応を心がけている。担当制により食事、睡眠、あそびなどに1対1で関り愛着関係を保ちながら心地よく過ごせるようにしている。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 1歳以上3歳児未満の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・探索活動が盛んになり、友達との関りも増え活発になるため、子どもの動きに注意し見守りをしている。朝の合同保育では、1歳児と2歳児が一緒に過しているため、ケガがにつながらないよう見守りに努めている。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・3歳児は基本的生活習慣の自立に向けて、上手にできた時には褒めて意欲につなげ、朝や帰りの身支度なども自分でできるように援助している。ごっこ遊び、見立てあそびなどが盛んになり保育士も一緒に入り遊びが広がるようにしている。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園内はバリアフリーであり障害に対応できる環境になっている。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ 長時間にわたる保育のための環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・長時間保育の子どもたちが落ち着いて過ごせるように、0歳児はそのままクラスで過ごし、その他のクラスも17時半までは乳児と幼児クラスそれぞれで遊べるように配慮している。人数が少なくなると17時半を目安に合同保育時間とし18時に捕食を提供している。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・就学に向けた取り組みは、「就学に向けての取り組み10の姿」を基に子どもたちが日々生活の中で経験、体験する保育を重ねている。小学校との連携は、区主催の年長児担当者連絡会議や幼保小連絡会議への参加、小学校との交流などの機会が設けられているが、今年度はコロナ禍にあり行事への参加や見学なども中止されている。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・看護師を中心に子どもの健康管理に努めており、朝は各クラスをまわり視診によって子どもの健康状態を確認し、午後は0歳児を中心に様子を確認している。各クラスの伝達表には、コロナ禍における取り組みとして体調管理表AM,PMチェック欄を設けており、担任からも子どもの健康状態について話を聞いて共有に努めている。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科検診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園医との連携により、0・1歳児健診(2ヶ月に1回)、全園児健康診断(年3回)を実施し、結果は「けんこうの記録」に記載している。「けんこうの記録」ノートを作り入園から卒園までの健康に関する記録(予防接種の欄も設けられている)が、すべて記載され計測から受診までその都度保護者印を設けたチェック欄がある。歯科検診を年1回実施し、歯磨き指導にも取り組んでいるが、感染拡大防止対策により歯磨き指導は来年度に予定している。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・食物アレルギー児に対しては、除去食の提供を可能としており、除去食の申請を行い、健康管理委員会に申請書を提出することになっている。審議の結果、除去食の必要性があり、園対応出来る場合は、主治医と相談しながら対応を行い、定期的に除去食変更・継続申請書を提出し、除去対応の改善見直しをしている。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・食育年間計画を作成し、栄養士を中心に年齢に応じた目標に沿って食育活動を実施している。幼児クラスを中心に野菜の栽培活動を行い、水やりから観察、収穫までを体験し、食材にふれることで食に興味をもつことができるように取り組んでいる。近隣には柿や梨畑もあるので散歩で通ることもあり身近に感じることができている。今年度はコロナ禍にありクッキング活動は中止されていたが、クリスマスには自分のケーキを自由に飾りつけるなどの工夫や、トウモロコシの皮むき、三色栄養群を伝えるなど可能なことに取り組んでいる。栄養士は子どもの発達に合わせ食育を進めるように取り組んでいる。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・本社作成の献立を基本に、季節の行事や誕生日会では園独自の献立を作成している。季節の食材を取り入れ、和食中心として丁寧に出汁をとり薄味での提供を心がけており、美味しく楽しく食べてもらえるように取り組んでいる。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・連絡帳と口頭によって日々の子どもの様子について保護者と共有に努めており、必要に応じて電話も利用している。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保護者と会話の機会を持つように心がけ、子どもの姿を伝えあいながら信頼関係が築けるように心がけている。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園内において、虐待等権利侵害の疑いのある子どもは今のところいないが、もしも発見した場合は、速やかに状況把握に努める体制としている。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・週案、月案、個別指導案、年間計画、全体的な計画のすべてに自己評価の欄が設けられており、各クラスにおいて決められた期間での振り返りを行い、次の計画に反映し、保育の質の向上にむけて取り組んでいる。主任、園長確認欄が設けられており、閲欄後は、アドバイス、助言をしたり、園全体の質の向上に繋げられるようにしている。 |