ひかりの風保育園
第三者評価機関名 | ナルク神奈川福祉サービス第三者評価事業部 |
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名称 | ひかりの風保育園 | 評価対象サービス | 2022~ 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 60(67) 名 |
所在地 | 〒240-0067 横浜市保土ヶ谷区常盤台 75-3 |
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TEL | 045-333-2011 | ホームページ | http://www.hikari-kaze.ed.jp/ |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2015年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 学校法人聖ヶ丘学園 | ||
職員数 |
常勤職員:14 名
非常勤職員:8 名
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専門職員 |
保育士:20 名
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施設・設備の概要 |
乳児室(0~2歳児室) :2
幼児室(3~5歳児室) :3
沐浴室:1
調理室:1
トイレ:4
事務室:1
職員休憩室:1
鉄骨造り 地下1階付2階建て :建物延べ床面積 568㎡
園庭: 239㎡
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【保育理念】 共に生き、共に育ち合う 【基本方針】 子どもたちがもともと持っている自分で育つ力を大切にし、子どもたちのありのままを 『受け止めて、褒めて、認めて、励まして、しっかり抱きしめて』 子どもの自主性、自立心を育てる |
【立地および施設の概要】 ひかりの風保育園は、相鉄線の羽沢横浜国大駅から徒歩10分の立地にあり、目の前には自然豊かな横浜国立大学があります。子どもたちは、大学内で四季折々の自然に触れながら散歩を楽しんでいます。 設置法人は学校法人聖ヶ丘学園で、保育園の並びに聖ヶ丘保育専門学校があり、付属園である当園は学生と触れ合う機会が多く、実習生の受け入れや行事等を通して交流を深めています。近隣に同じ法人の育和幼稚園があり、お芋掘りや行事への参加等の交流を行なっています。法人は、保土ヶ谷区の2園のほか、鶴見区のにじの風保育園、中区のうみの風保育園、磯子区の八幡橋幼稚園を運営しています。 【園の特徴】 上記の保育理念・基本方針のもと、保育目標を下記の3項目としています。 ① 心身ともに健康な子ども ② 他人への思いやりと感謝の気持ちを持てる子ども ⑤ 自分で気づき、考えて、行動できる子ども 子どもが自分らしく過ごせる場所、ありのままの自分を安心して出せる場所である保育園において、職員は子どもが元々持っている「自分で育つ力」を大切にして、子どもが自分で考え、行動できる子になってほしいという願いで保育に携わっています。また、園ではICTの活用を積極的に行なっており、書類作成等にかかる時間を減らし、地域交流や子育て支援活動に積極的に取り組み、地域の子育てを応援できる保育園を目指しています。 |
評価実施期間 | 2023/05/16(契約日) ~2024/01/30(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 1 回(2018年度) |
特長や今後期待される点 | ◇特長 1.保育の質の向上への取組 経験豊富な職員が多く、非常勤の職員も含めた職員間の連携がスムーズで、子ども一人ひとりの思いを受け止め、子どもに対する丁寧な対応をしています。ドキュメンテーションを保育実践のツールとして導入しており、職員会議で子どもの姿を写真で確認しながら保育の振り返りを行ない、遊びの展開を検討しています。また、研修の素材として有効に活用しています。保護者あてには写真を保育室入り口や共有スペースに掲示して、子どもの成長の様子を丁寧に伝えています。 食育の取組では、各年齢の年間指導計画をもとに各クラスの担任が「食育の年間目標」を記載し、四半期ごとの「ねらいと内容」「配慮と環境構成」の計画を作成し、自己評価を行なうなど、子どもの成長に合わせた充実した内容になっています。 2.職員の研修・自己評価の工夫 経歴や経験年数等に応じた研修内容一覧表は、必要とされる研修がわかりやすく整理されており、職員が研修を選択するにあたり、有益な資料となっています。多くの園外研修に参加し、その内容を園内研修や職員会議で報告し、全職員で共有し保育に生かしています。中堅保育士が後輩保育士を育てる取組を大切にしています。 各職員が行なっている年度末の自己評価は、「保育目標」3項目を見据えた振り返りを具体的に自己評価するものとなっており、職員は年間の保育の振り返りから次年度の改善点・課題を明確にしています。 3.環境整備への取組 室内は明るくきれいで掃除が行き届いており、玩具も念入りに消毒されています。各保育室には子どもの成長に合わせた遊具や玩具、絵本が、子どもの手の届く場所に備えられています。子どもが一人になりたいコーナーには机と椅子を備えています。 広い園庭は乳児と幼児の遊ぶ時間を分けて使用し、0~2歳児は職員の見守りのもとでままごとや砂遊び、どろんこ遊び、押し車を押しながら探索活動をしています。 3~5歳児はドッジボールやサッカー、大縄跳び等、異年齢での遊びも盛んです。 エレベーターホール前には図書ベンチコーナーがあり、子ども達の遊びの空間にもなっています。幼児フロアにはオープントイレがあり、子どもたちは順番待ちをし、ゆずりあって用を済ませ、手洗いを行ないスリッパをそろえることを身に着けています。 ◇今後期待される点 1.「期待する職員像」の明確化による人事管理 職員に対する研修制度等、保育の質を高める工夫がなされていますが、園が「期待する職員像」が明確になっていません。職位や経験年数別に求められる職員の役割・能力・知識等の園が求める職員像を明示して、その方向性に基づく具体的な人事目標を設定し、人事考課を実施することが望まれます。 2.標準的な保育の手順書の作成 経験豊富な職員による質の高い保育を日々実施しています。標準的な保育は指導をするベテラン職員が実践で伝えています。その学びをより良いものにするために、手がかりとなる標準的な保育が記載された、統一性のある教育・指導のための手順書の作成が望まれます。 3.自園に即した中・長期計画の作成とその実現のための単年度の事業計画の充実 中・長期計画は、法人で5年ごとに付属の各園の原案をもとに作成しています。自園の状況に即した内容で、年度ごとの評価・見直しが可能な計画にすることが望まれます。また、単年度の事業計画は、中・長期計画を反映し、行事予定に留まらない保育内容・設備改善等も含めた園独自の計画を作成し、数値目標や具体的な成果等の設定で、実施状況の評価を行なえる内容になっていることが望まれます。さらに、職員等も参加して作成した計画は、適切な方法で保護者に周知することが望まれます。 |
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当園開園後、2回目の第三者評価受審となりました。今回は新しい評価基準での自己評価となり、戸惑うこともありましたが、調査員の方が丁寧に説明をしてくださったので、理解をしながら進めることが出来ました。そして子どもに関わる職員全員が自己評価を行い、それを元に話し合い、課題や問題点等を明確にすることで、保育全体を見直し、保育の質の向上に繋げられる貴重な経験となりました。また、「自分で育つ力を大切に」という思いで保育を行っていることが、保育の環境や保育士の言葉掛けなどから伝わってきましたという評価をいただいたことは、職員の自信や励みになっています。今回の受審でご指摘いただきました内容につきましては、今後の課題として改善に向けて取り組んで参りたいと思います。 最後になりましたが、お忙しい中アンケートにご協力いただきました保護者の皆様に心より感謝申し上げます。また、評価機関、調査員の方々には、とても丁寧に観察や評価を行っていただきありがとうございました。 ひかりの風保育 榎本 恵子 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・理念「共に生き、共に育ち合う」、基本方針「子どもたちがもともと持っている自分で育つ力を大切にし、子どもたちのありのままを『受け止めて、褒めて、認めて、励まして、しっかり抱きしめて』子どもの自主性、自立心を育てる」を重要事項説明書等に記載し、ホームページに基本方針を掲載しています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・学校法人聖ヶ丘学園は当保育園のほか、隣接して聖ヶ丘保育専門学校・育和幼稚園(保土ヶ谷区)、八幡橋幼稚園(磯子区)・にじの風保育園(鶴見区)、うみの風保育園(中区)を経営し、学園事務局に総務部等があり、社会福祉事業全体、地域の福祉計画等の情報を収集・分析し、理事会・評議員会や園長会議(隔月実施)で各施設長に伝えています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人作成の中・長期計画において、少子化進展の経営環境のもとで、社会的責務を果たし発展していくための課題等を明確にしています。目標として「学園建学の精神・理念・方針を踏まえた保育等」「現在の特色・強みに新たな特色を追加、情報発信の強化」「ガバナンス・経営基盤の強化」「園児・保護者・地域等とのコミュニケーションの充実」「ファシリティマネジメント(施設総合管理)の取組」をあげています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・中・長期計画は、法人で5年ごとに各園の原案をもとに策定しています。保育理念・保育方針・保育目標を明確にし、基本事項として「保育の充実」「保育の質の向上と保育環境の整備」をあげています。中・長期の収支計画は法人で作成しています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・法人のホームページにおいて、法人が作成した各施設の単年度事業計画を公表しています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画(園のホームページ更新検討・第三者評価の受審)の実施状況は常に把握し、見直しも可能となっています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画は法人のホームページに記載し公開しています。その内容は、園だよりや入園説明会・クラス懇談会等で保護者に説明を行なっています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園長・主任が作成した全体的な計画をもとに担任が年間指導計画・月間指導計画・週案を作成し、その計画に沿って各保育士が保育を実践し、園長・主任を交えて評価・反省を行ない、改善点を検討し、次回の計画作成に繋げています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の自己評価を年に一度行ない、「施設のアピールポイント・課題」として園長がまとめ、その結果を法人のホームページに掲載し公表しています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・園長は年度始めの園だよりや入園説明会・クラス懇談会で、保育園の運営に関しての方針・取組を明確にしています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長はコンプライアンスに関わる法人等の研修・勉強会に参加し、理解を深めています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は園全体の保育の現状を十分に把握し、保育の評価・分析を行ない、各保育士の苦手な部分を探り、その弱点を克服できるように丁寧な指導を行なっています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・人事・労務・財務は主に本部が担っていますが、採用については園長が面接を実施しています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・人員体制に関する具体的な計画を立て採用活動を行ない、外部・内部の研修等による育成を行なっています。障がい児と認定されていませんが、配慮の必要な子どもの増加に対応するため、人材の確保に努めています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・法人が人事管理規程を作成し、人事基準を定めて職員に周知しています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:b】 ・園長は職員と年に3回面談を行ない、普段から話しやすい環境を整えています。特に新人職員は入職後早い時期に面談し、状況を確認するようにしています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・年度始めの5月の個人面談では、1年間の目標を園長が確認し、職員が具体的な内容を記載し提出しています。チェック項目は、①保育理念、②子どもの発達支援(養護・健康・食事・人間関係・環境等)③保護者に対する支援(子どもの成長の喜びの共有・保育内容の説明応答責任・個別支援等)と多岐にわたる内容となっています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・研修は、年度始めに策定された研修計画に基づき実施しています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は職員のキャリアアップの取得状況や個々の持っている資格や知識等を把握し、積極的に生かせるようにしています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:b】 ・毎年、隣接の系列保育専門学校の実習生受入れを積極的に行なっています。昨年度の実績は、本実習2名、実地研究8名です。実習生が保育に入る時の心得等は文書化して、オリエンテーションの時にその説明を行なっています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・法人のホームページに法人・保育所の理念・基本方針・保育内容・事業計画・事業報告・予算書・財務諸表を適切に公開しています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人が作成した運営規程・経理規程・就業規則等があり、職務分担表も整備され、職員に周知しています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・公園マップを掲示し近隣の公園がわかるようにしています。また子育て支援等の地域情報も掲示し、保護者に社会資源の情報提供を行なっています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・地域の学校教育への協力に関する基本姿勢の明文化はありません。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・地域の関係機関、団体の一覧表を作成しています。区福祉保健センター、子ども家庭支援拠点「こっころ」、子ども青少年局、西部地域医療センター、保土ヶ谷警察、鶴ヶ峰嘱託医、嘱託歯科医、私立保育園園長会、近隣小学校、隣接老人施設、常盤台北部自治会長等が記載されています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・運営委員会には自治会長、民生委員2名、隣接の特別養護老人ホームの施設長、保護者代表3名の計7名が出席していて、地域の情報を共有する機会があります。民生委員からは新駅周辺の要配慮家庭の情報を、老人ホーム施設長からは「まだ交流は難しい」旨の意見を受けています。また自治会等の地域の各種会合に参加し地域住民との交流を深めています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・コロナ禍でも電話等による子育て相談を続けています。園庭開放は中断していますが、再開の検討をしています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・園の理念、保育目標に沿って全体的な計画を立案し、年間・月間の指導計画を作成し全職員で共有しています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・子どものプライバシー保護マニュアルを各クラスに配布しています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子育てひろば参加時に、保土ヶ谷区役所の保育園紹介ブースにパンフレットを置いています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園説明会では重要事項説明書を使い、ていねいに説明しています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・卒園等で保育園の利用が終了した後に相談を受ける窓口は、園長や元担任が行なっています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は保育の中で、子どもの姿や表情・言葉・興味関心・意欲を把握し、個別計画に反映しています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:b】 ・苦情受付担当者は主任、苦情解決責任者は園長、第三者委員2名、法人に顧問弁護士を設置しています。必要に応じて相談できるようになっています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:b】 ・登降園時に相談しやすいように常に職員が事務所におり、相談があればすぐに相談室を利用できます。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長・主任をはじめ、職員は保護者が相談や意見を述べやすいように配慮し、保護者への言葉かけを積極的に行なっています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長・主任と防災担当者がリスクマネジメントのチームを組んでおり、責任者は園長です。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染症対策の責任者は園長で、健康管理マニュアルを作成しています。横浜市からの新しい情報をもとに、具体的な対策・対応を職員に周知しています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・防災年間計画があり、地震と消火の避難訓練を隔月に実施しています。年1回消防署・警察から避難等の助言を受けています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・標準的な保育は指導をするベテラン職員が実践で伝えています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育内容については4月の職員会議で、前年度の保育評価をもとに1年の計画を全員で共有し、保育の流れを確認し合いながらクラスごとの年間計画を立てています。毎月、乳児・幼児別の会議で保育を振り返り、翌月の計画案に反映し、全職員に周知しています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
【第三者評価結果:a】 ・指導計画は、全体的な計画を基に担任が作成し、主任・園長が子どもの姿や表現について確認しています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・年間指導計画は4期に分け、期ごとに職員会議で検討・見直しを図り、月間指導計画は乳幼児別会議で振返り見直しをしています。年度末会議で保育の総括をしています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの発達や生活状況は、児童票と生活状況書の個人記録票を使用しています。年間計画・月・週案は統一した様式で記録しています。保育日誌は保育支援アプリを使用しています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育運営規程があり、子どもの記録の保管、保存、廃棄のルールが確立しています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な保育計画は、園の保育理念・保育方針・保育目標を明記し、保育所保育指針の「養護と教育の一体的展開」「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿10項目」等を基に作成しています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育室は南向きの大きな窓があり、風通しが良く換気もされています。温度、湿度も季節に合わせて管理しています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園前に保護者が提出した児童票や生活状況表、入所時の個別面談で得られた情報、入園後の保護者とのやり取りや職員の子どもとの関わりから子どもの状況を把握しています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・年齢ごとの見通しを持ちながら、一人ひとりの子どもの気持ちと発達に合わせて、基本的生活習慣が身につくように援助しています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもが自主的に遊べるように、低床の棚に本やおもちゃや素材が色別に置かれており、子どもたちは自由に取り出して遊んでいます。4、5歳児では継続的に遊べるように自分の作ったものや描いたものを一旦しまって置くカゴが準備されています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・遊ぶ空間と食事をとる場所を低床の棚や柵で区分けしています。遊ぶ空間には安全に活動できるように床にウレタンマットを敷き詰め、おもちゃや絵本が自由に取って遊べるようにしています。身体を使って遊べるように、段差マットやスロープマット等が置かれ、上り下りを楽しんでいます。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもが主体的に生活をしやすいように着替えを箱に整理するでしたいという気持ちを大切にしています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・各保育室には年齢や興味に添ったおもちゃや絵本、図鑑があり、自由遊びの時間は寛いで過ごしています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・移動環境として、玄関から3階の保育室まではエレベーターがあります。また気持ちが落ち着くような個別の空間を工夫したり、踊り場のベンチコーナー等を利用しています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・0~2歳児クラスは、一人ひとりの生活ペースを把握してゆったりと1日の活動の中で静と動の保育活動をしています。1歳児からは延長時間は幼児クラスと合同になりますが、0歳児は別の保育室でゆったりと少人数で過ごしています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画の中に「小学校との連携」「幼児期の終わりにまでに育って欲しい10の姿」の欄を設け、アプローチカリキュラムを作成し、就学に向けて安定した生活を送り、安心して小学校入学を迎えられるようにしています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・具体的な健康管理マニュアルがあり、子ども一人ひとりの機嫌・食欲等の様子をよく見ながら、体調に変化が感じられる場合には声をかけ、検温を行なうなどしています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年間2回の健診結果を健康診断記録票ファイル等にまとめ、職員が閲覧し共有しています。健診結果で周知すべき事項があれば、職員会議等で周知しています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・横浜市策定の「保育所における食物アレルギー対応マニュアル」をもとに、給食を提供しています。食物アレルギーのある子どもに給食やおやつを提供する際は、名前と除去するものを記載したトレイを置き、献立表と相違がないかを複数人で確認し、テーブルや布巾は専用のものを使っています。食器・布巾・職員のエプロン等を色分けして、視覚的にも誤食が無いよう配慮しています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・給食業務は業者に委託していますが、年間の食育計画は各担任が作成し、業者の協力のもとに子どもが豊かな食の経験ができるように実行し、四半期ごとに自己評価を行なっています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年齢や発達に応じた食材の切り方・柔らかさで給食を提供しています。規定量は、子どもの体重・BMIのデータを参照しながら目安を定めています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・0~2歳児、障がいのある子どもは、連絡帳で毎日の家庭の様子、保育園での様子を伝え合っています。幼児は登園時に保護者が生活表に必要事項を記入しています。職員は送迎時に口頭でも子どもの体調面や変わったことが無いかなどを確認し、保護者と情報共有しています。幼児はおたより帳を使用し、出席時にシールをはっています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・日頃からコミュニケーションを大切にして、子どもの成長の喜び等を共有することで、信頼関係が深められるようにしています。子どもの様子はもちろん、保護者の表情や言葉遣い等の変化にも気が付けるようにしています。外国籍の保護者とは携帯翻訳機を使って会話をしています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:b】 ・要保護児童等の役所からの情報をもとに、ボディーチェックを含め子どもの様子を見守っていくようにしています。気になる子どもの家庭状態は全職員で共有し、全体で見守られる体制を作っています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・年度始めに目標を設定し、年度終わりにクラス運営に関わる職員間の話し合い等を通じて、自己評価を行ない、それを基に職員は園長との面談を行ない、保育の振り返りをしています。自己評価を行なった際、反省点や課題を確認することで、自らの保育目標等を明確にしています。 |