社会福祉法人 神奈川県社会福祉協議会

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ぶれあ保育園・武蔵中原

2026年01月27日公開
評価結果報告書 第三者評価詳細
① 第三者評価機関名
第三者評価機関名 株式会社プレパレーション

② 施設・事業所情報
名称 ぶれあ保育園・武蔵中原 評価対象サービス 2024~ 保育所版
対象分野 認可保育所 定員 60 名
所在地 211-0053
川崎市中原区上小田中5−9−13
TEL 044-948-9634 ホームページ https://kidsblea.jp/musashi/
【施設・事業所の概要】
開設年月日 2018年04月01日
経営法人・設置主体(法人名等) キッズブレア株式会社
職員数
常勤職員:11 名
非常勤職員:6 名
専門職員
保育士:13 名
看護師:2 名
施設・設備の概要
保育室:1
更衣室:1
事務室:1
調乳室:1
子どもトイレ:1
大人トイレ:1

③ 理念・基本方針
ともに愛する・ともに育てる。

④ 施設・事業所の特徴的な取組
課外講師を招きスイミング・体操・ダンス・リズムを行っている。

⑤ 第三者評価の受審状況
評価実施期間 2025/06/16(契約日) ~2026/01/05(評価結果確定日)
受審回数(前回の受審時期) 0 回(年度)

⑥総評
特長や今後期待される点 ○園全体でこどもを見守り、保護者が安心できる体制を整えています
園では、職員間でこどもの様子を共有するために「伝達表」を用いて、生活面や遊びの様子などを記録しています。共有された情報をもとに、担任以外の職員もこどもの状況を把握し、職員会議では、各クラスの様子や成長の姿を共有しています。保護者には、登降園時の会話や連絡帳アプリを通してこどもの姿を丁寧に伝えています。保護者からは「担任以外の先生もこどものことを理解してくれていて安心」との声があり、日々の情報共有の積み重ねが、こどもが安心して過ごせる環境づくりと信頼関係の構築に繋がっています。

○多様な体験を通してこどもの主体性と表現力を育む保育をおこなっています
園では、こどもが主体的に活動できるよう、園独自のカリキュラムにもとづいて多様な体験を取り入れています。ヒップホップや体操、スポムック(運動あそびプログラム)などを通して、身体を動かす楽しさや自己表現する喜びを育んでいます。戸外活動では、交通ルールや順番を守るなど、社会的なルールを自然に学べる機会を設け、園内外でのびのびと身体を動かせる環境を整えています。また、日々の保育では「子ども会議」を開き、こどもたちが遊びや活動の内容を話し合って決める時間を設けており、こどもが自信をもって挑戦し、自ら考えて行動する力を育てています。

〇地域との交流に期待します
園では、公園への散歩時の地域住民との挨拶や、保育行事における地域の方々の協力、小学校との連携などを通じて地域との交流を図っています。今後は、地域との関係性をより一層深めるため、地域住民を招いた行事の企画やボランティアの受け入れを検討しています。段階的に準備を進め、地域に根差した園運営を目指しています。これにより、こども達にとっても地域とのつながりを体験できる環境を整備し、地域全体でこどもを育てる視点を大切にしています。

〇職員の専門性の向上に期待します
新人職員が入職した際には、本部による新人研修に加え、園内でのOJTを実施し、基本的な業務理解と保育実践の習得を支援しています。また、園の方針をより深く理解し、共通の目標に向かって保育を提供できるよう、園独自の研修を充実させていく予定です。さらに、職員が専門性を高められるよう、面談の機会を増やし、職員一人ひとりの興味や目指す保育を把握したうえで、学びの機会を提供できる体制の整備を進めています。

⑦ 第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
 第三者評価を通し、日頃の保育や園運営について客観的に振り返ることができました。また、園の強みとともに今後の課題についても確認することができ、とても貴重な機会となりました。
 評価の中でいただいた意見を大切に受け止め、職員間で共有し、今後の保育の向上に活かしてまいりたいと思います。
 こどもたち一人ひとりが安心して過ごせる環境づくりを大切にし、保護者の皆さまに信頼される保育園を目指してまいります。

詳細評価PDF

評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織

Ⅰ-1 理念・基本方針
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。

【第三者評価結果:a】

法人は「ともに愛するともに育てる」を理念として掲げています。職員に対しては、代表が法人のブランドブックを用いて理念の周知を図っています。保護者および地域の方に対しては、園のしおりやホームページを通して理念を示し、理解を促しています。また、園のしおりとホームページについては、より伝わりやすい内容となるよう定期的に見直しをおこなっています。今後は、職員に対して年度始めに共有の場を設けること、保護者に対しては懇談会や面談等を通して理念の理解を深める機会を設け、園全体で共通認識をもって取り組む体制のさらなる強化を図ります。

Ⅰ-2 経営状況の把握
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。

【第三者評価結果:a】

事業経営の把握および分析は、法人において実施し、その結果は園長へ適宜共有しています。園長は、月に一度の園長会議や外部関係機関からの情報を通じて状況を把握しています。また、地域の動向やニーズについては、日々の保護者や見学者との対話を通して把握しています。法人との情報共有および協議の上、地域に求められる園の在り方を踏まえ、運営に取り組んでいます。

【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。

【第三者評価結果:a】

経営課題として、働きやすい環境整備を重視しています。人材育成および職員体制については、園長会議および`リーダー会議で協議し、その内容を職員会議にて全職員へ共有しています。現在は日々の対話や会議を通じて職員の悩みの把握と解決に努めていますが、今後は面談の機会を増やし、長期的に働きやすい環境づくりを目指しています。また、水道および電気の使用量に配慮し、資源の適正な使用に取り組んでいます。保育の中でも実践し、こどもが環境への配慮や資源を大切にする姿勢を身につけられるよう努めています。

Ⅰ-3 事業計画の策定
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。

【第三者評価結果:b】

法人が策定する中長期の運営計画、理念および基本方針をもとに、園としての計画を立てています。働きやすい環境の整備とより良いサービス提供を目的とし、人材確保のために、エリアマネージャー、園長および職員が協働してボランティアの受け入れや大学訪問をおこなっています。また、地域に根差した園を目指し、地域住民や卒園生を招く行事を計画しています。見学希望者に対しては、見学日を定期的に設定して対応し、地域に開かれた園づくりに努めています。

【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。

【第三者評価結果:b】

中長期の計画は、法人の意向を踏まえ、園において単年度の計画へと落とし込んでいます。法人理念「ともに愛するともに育てる」および基本方針をもとに年間計画を作成し、全職員が同じ方向性をもって保育に取り組めるよう共有が図られています。今後の長期的な計画においては、地域に根差した保育を一層強化する方針が示されており、職員と協議の上、地域住民を招く行事の開催を計画しています。

【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。

【第三者評価結果:a】

事業計画の策定においては、園で全体的な保育計画を作成した後、各担任が年間指導計画を作成しています。保育計画の内容については、幼児会議および乳児会議において共有しています。日々の保育における課題や共有事項は、連絡板を用いて職員間で詳細に共有し、職員全体で実施状況の把握に努めています。また、次年度の計画作成にあたっては、引継ぎの時間を設け、振り返りや次年度の課題を見直す機会としています。

【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。

【第三者評価結果:a】

園の保育方針や運営内容については、入園前の段階で園のしおりや説明資料を用いながら、丁寧に直接お伝えする機会を設けています。さらに、年2回のクラス懇談会に加え、年1回の保育参観や個別面談を通して、子どもたちの日々の様子や保育の流れ、園として大切にしている考え方を保護者へ共有しています。これらの機会を積み重ねることで、園と保護者が同じ方向を向き、共通の理解を持ちながら事業計画を進められるよう努めています。

Ⅰ-4 福祉サービスの質の向上への組織的・計画的な取組
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。

【第三者評価結果:a】

保育の質の向上に向けて、日々の課題は伝達表で職員へ共有し、全職員で改善に取り組んでいます。対応が難しい事柄は月1回の職員会議で協議し、次回会議で振り返りをおこなうことで継続的な改善につなげています。年1回の面談では職員の自己評価シートをもとに進捗を確認し、振り返りと次年度の課題整理をおこなっています。さらに年度末には保護者アンケートを実施し、保護者の意見を計画の見直しや改善に反映しています。

【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。

【第三者評価結果:b】

日々の保護者からの意見や保育の中で生じた課題は、職員会議で共有し解決に向けて協議する体制が整えられています。会議で決定した内容や必要な事項は伝達板を用いて全職員へ周知し、職員間で共通理解を図っています。この評価と課題解決の流れを日常的に繰り返すことで、保育の質の向上に向けた取り組みを職員全体で継続的に進めています。

評価対象Ⅱ 組織の運営管理

Ⅱ-1 管理者の責任とリーダーシップ
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。

【第三者評価結果:b】

園長の役割および責任については、日常の対話を通じて職員へ示しています。また、園長不在時の権限移譲についても、担当者の役割を定め、日常的に細かく伝えています。現在は対話による共有が中心となっていますが、今後はこれらの内容を文書化し、明確に示すことで職務分担を整理し、園長を主体として職員一人ひとりが責任をもって取り組める体制の整備を進めていく予定です。

【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

園長は、行政が主催する勉強会や意見交換の場に参加し、遵守すべき法令について理解を深めています。職員には、資料の回覧や職員会議での報告を通して情報を共有し、法令の理解を促しています。また、日常業務においては、法令にもとづいた確認表および点検表を作成して活用し、園全体で法令遵守の徹底に努めています。

【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。

【第三者評価結果:a】

園長は日常的に職員へ声掛けをおこない、相談への対応や助言を通して保育の質の向上に意欲的に取り組んでいます。毎月の主任会議では保育の方向性や職員の資質向上について協議する機会を設け、法人の園長会議では他園の園長と意見交換をおこないながら運営の改善に努めています。また、職員が意欲をもって成長し働けるよう、園長は職員の強みや得意分野を伸ばすことを重視し、研修の支援や日常の声掛けを継続しています。今後は支援体制をより強化するため、面談の回数を増やし、保育の質の向上を図っていく予定です。

【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。

【第三者評価結果:b】

園長は、職員が働きやすい環境の整備を目的として業務効率化を進めています。日常的に職員と対話をおこない、業務改善が必要な箇所について検討を重ねています。改善が必要と判断された事項については、職員会議やリーダー会議にて詳細な協議をおこない、実施に向けて調整しています。具体的には、複数の記録媒体に同一内容を記録していた業務を統一化し、事務負担の軽減につなげています。

Ⅱ-2 福祉人材の確保・育成
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。

【第三者評価結果:b】

人材の採用は法人が中心となって進めていますが、園と連携し計画的に実施しています。新規採用に加え、退職職員を再雇用する仕組みや、職員からの紹介による採用にも積極的に取り組んでいます。園長は、退職した職員を行事へ招く機会を設けるなど、採用につながる関係づくりを進めるとともに、職員へ紹介の働きかけをおこなっています。また、園の門には職員募集の掲示をおこない、人材確保の範囲を広げています。今後は実習生の受け入れを拡大し、採用の幅を広げることで継続的な人材確保につなげていく予定です。

【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。

【第三者評価結果:b】

法人理念「ともに愛する ともに育てる」を、期待する職員像の基盤としています。自己分析シートを活用し、職員の処遇の水準について評価および分析をおこなっています。日々の業務において職員の進捗を確認し、年に一度の面談では園長と対話する機会を設け、課題の整理や方向性の共有をおこなっています。今後は面談の機会を増やし、職員と対話する時間を充実させることで、意見の把握やキャリア形成を支援し、職員が成長できる環境の整備を目指しています。

【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。

【第三者評価結果:a】

園長は、職員の就業状況および意向を日常的に把握し、職員からの意見を受け止めながら問題の早期発見と解決に努め、働きやすい環境づくりに寄与しています。園内で相談しにくい事柄については、法人に相談窓口を設け、全職員が確認しやすい場所に掲示することで、相談しやすい体制を整えています。また、職員のライフ・ワーク・バランスを尊重し、休暇希望に配慮した勤務表の作成をおこない、継続して働きやすい環境の維持に努めています。

【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。

【第三者評価結果:b】

職員一人ひとりが主体的に専門分野を学び、目標をもって意欲的に働けるよう取り組んでいます。園長は年に一度の面談において、職員の進捗状況や関心分野を確認し、次年度に向けた助言をおこなっています。新人職員については、OJTを実施し、日々の指導および助言を通して支援する体制を整えています。

【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。

【第三者評価結果:b】

職員のキャリアアップ研修については、各自が学びたい内容を尊重し、自主的な学びを促しています。研修で得た内容は職員会議において発表する機会を設け、職員全体の技能向上と、発表者自身の理解の深化につなげています。また、外部研修への参加を希望する職員については、園として勤務表を調整し、参加しやすい環境を整えることで、学びを継続できる体制を構築しています。

【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。

【第三者評価結果:a】

職員が主体的に学べるよう、園長は日常の対話や面談を通して職員の関心分野を把握しています。職員の興味に応じて研修案内をおこない、研修参加に必要な勤務表の調整など、園全体で支援しています。外部研修の情報は園長から適宜全職員へ共有し、希望者を取りまとめて園長が申し込みをおこなっています。新入職員については、法人において新人研修が実施されています。また、園では日常的に理念や保育方針を伝えていますが、今後は時間を確保し、共通認識のもとで学びを深められる環境を整えていく予定です。

【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。

【第三者評価結果:b】

年に1~2回、実習生の受け入れをおこなっています。受け入れに際しては、学校が定める実習の方針を確認し、学校・実習生・園長が共通の認識をもって実習に取り組めるよう体制を整えています。実習生には保育の楽しさを感じてもらえつような、受け入れ環境の整備に努めています。今後は実習生の受け入れを一層充実させるため、マニュアルの整備を進め、園長以外の職員でも統一した対応ができるよう仕組みの構築を進めていきます。

Ⅱ-3 運営の透明性の確保
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。

【第三者評価結果:b】

ホームページや掲示板、保育施設向けICTシステムでの配信を活用し、保育内容について幅広く情報提供をおこなっています。保護者には、入園時に重要事項説明書および園のしおりを用いて、園の運営について分かりやすく説明しています。また、園のしおり等は定期的に見直しをおこない、見やすく最新かつ正確な情報を提供できるよう努めています。

【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。

【第三者評価結果:a】

公正かつ透明性の高い運営をおこなうため、管理体制を整えています。年に一回、外部監査を定期的に受けており、その結果は職員会議にて全職員へ共有し、法人へ報告しています。園のみならずグループ全体で改善に取り組むことで、公正性と透明性を確保した運営の実現を目指しています。

Ⅱ-4 地域との交流、地域貢献
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。

【第三者評価結果:b】

地域交流については、七夕や芋ほりなどの保育行事を地域の方と連携して実施しています。七夕では笹の提供を受け、芋ほりでは畑を借りておこなうなど、地域の協力を得ながら取り組んでいます。行事後には、5歳児が制作した飾りの写真やお礼の手紙を届けることで、地域との温かい交流を深めています。また、地域のこどもを園主催の行事へ招く機会を設け、交流の促進と園への理解を図っています。さらに、公園利用時には地域の方や他園のこどもとの交流を積極的におこない、地域との良好な関係づくりに努めています。

【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。

【第三者評価結果:c】

現在、ボランティアの受け入れは実施していませんが、地域とのつながりを深める取り組みの一環として、今後の受け入れを前向きに検討しています。受入けれに際しては、安全に配慮した受入れマニュアルの整備や、活動目的・内容の明確化を進め、園の方針に沿った形で協力を得られるよう基準づくりをおこなっています。また、ボランティアが安心して活動できる環境を整えるために、必要な支援体制や受入れ方法について職員間で協議を重ね、段階的に準備を進めています。

【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。

【第三者評価結果:b】

こどもと保護者が安心して生活できるよう、地域の関係機関との連携体制を整えています。事務所には関係機関の連絡先を提示し、必要に応じて速やかに連絡できる体制としています。育児不安や虐待が疑われる場合には、行政と連携しながら健康診断時に状況を伺い、必要に応じて他の支援機関の利用を促すなど、家庭への支援につなげています。避難訓練については消防署へ報告し、連携を図っています。また、嘱託医とも連携し、定期的に健康診断を実施する体制を整えています。

【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。

【第三者評価結果:b】

地域の福祉ニーズを把握するため、園では随時見学を受け入れ、地域住民から直接意見を伺う機会を設けています。また、複数の園を訪れる搬入業者など地域と幅広く関わる関係者からも情報を収集し、地域全体のニーズの把握に努めています。今後は、地域の親子と触れ合う機会や場を新たに設け、より多様なニーズを把握できるよう体制の充実を図っていく予定です。

【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。

【第三者評価結果:b】

地域社会への貢献として、交流活動および子育て支援を中心に取り組んでいます。交流面では、芋ほりや七夕などの保育行事を地域の方の協力を得て実施しています。また、今後は地域との連携を一層深めるため、園での行事に地域住民を招く機会を設けるなど、交流の拡大を計画しています。子育て支援では、随時園見学を受け入れ、子育ての悩みを伺いながら園の情報を提供し、地域家庭への支援につなげています。

評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
Ⅲ-1 利用者本位の福祉サービス
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

こどもの人権を守るための研修を定期的に実施し、職員が意識をもって取り組めるよう努めています。こどもの主体性を尊重する取り組みとして、こどもが意見を出し合う子ども会議を実施しています。行事の内容についてもこども自身が話し合い、やりたいことを主体的に示せる機会を設けています。また、子ども会議では、否定しないことや相手の話を最後まで聞くことなどのルールを定め、こども同士が互いを尊重しながら参加できる環境を整えています。

【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。

【第三者評価結果:b】

こどものプライバシーを保護するため、職員とこどもがともに配慮できるよう組織的に取り組んでいます。職員に対しては、職員会議や研修会においてプライバシー保護について学ぶ機会を設け、意識の向上を図っています。幼児クラスでは、保健指導としてプライベートゾーンについて伝えることで、着替えや排泄時にこども自身がプライバシーを意識できるよう支援しています。また、乳児クラスでは衝立を活用し、年齢に応じた形でプライバシーへの配慮をおこなっています。また、水遊び時にはカーテン等を用いて外部からの視線を遮り、プライバシーへの配慮を徹底しています。

【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。

【第三者評価結果:a】

園見学を希望する保護者に対して、公式ホームページやパンフレットを用いて理念や保育内容を公開しています。園見学は一日三組の合同で実施しており、園の特色である課外活動(体操・ダンス・リズム遊び・水泳等)について、写真を活用しながら視覚的に分かりやすく説明しています。園見学は随時受け付けており、見学者が園を理解しやすいよう行事の様子が分かる写真等を準備し、丁寧な情報提供に努めています。また、園のしおりには必要な準備物を写真とともに明記し、保護者が確認しやすいよう配慮しています。

【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。

【第三者評価結果:a】

保育の開始にあたり、入園前健康診断や説明会、面談を実施しています。説明会では重要事項説明書を用いて運営方針等を丁寧に説明し、不安や不明な点が残らないよう随時相談を受け付け、保護者の理解と同意を得ています。また、配慮が必要なこどもについては、保護者に寄り添いながら状況を丁寧に伺い、安心して園生活を始められるよう適切に対応しています。

【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。

【第三者評価結果:a】

転園の際には、希望に応じて退園後に転園先の園へ、保護者を介するか、または保護者の同意を得たうえで保育記録等の情報を提供し、こどもが継続して保育を受けられるよう支援しています。また、卒園時には運動会等の行事へ招く機会を設け、卒園後も園との関わりを継続できる場を提供しています。退園したこどもについても、希望がある場合には行事へ招くなど、引き続き交流を持てるよう配慮しています。

【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

こどもと保護者の満足度向上を図るため、環境の整備に努めています。保護者に対しては、年二回のクラス懇談会や年一回の面談、行事ごとの保護者アンケートを通して意見・要望の把握に努めています。寄せられた意見は職員会議で共有し、次年度の行事改善に反映しています。
こどもについては、日々の様子を丁寧に確認し、伝達表を用いて職員全体で情報を共有することで、こどもが安心して満足して通える環境の整備に取り組んでいます。

【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。

【第三者評価結果:a】

保護者からの意見や苦情に適切に対応できるよう、体制を整えています。玄関には、苦情解決の流れを示した提示や意見箱を設置しています。意見箱については、懇談会の際に周知しています。苦情が寄せられた場合は法人へ報告したうえで、職員会議や伝達表で内容を共有し、改善に向けて協議した後、保護者へ報告する仕組みとしています。また、保護者から寄せられた小さな意見についても職員間で共有し、速やかに解決につなげられるよう努めています。

【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。

【第三者評価結果:a】

保護者が相談しやすい環境を整えるため、玄関に意見箱を設置し、懇談会等を通して周知しています。日常においても、職員は保護者との対話を大切にし、小さな相談でも気軽に話せる雰囲気づくりに努めています。また、個別の相談を希望する保護者に対しては、プライバシーに配慮した部屋を用意し、周囲を気にせず相談できる体制を整えています。

【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。

【第三者評価結果:a】

保護者からの相談には、担当職員が日常的に対話をおこない、丁寧に対応しています。相談内容によっては担当職員のみで判断が難しい場合もあるため、その際にはリーダー職員や園長が参画し、複数の視点で対応方法を協議しています。園全体で共有すべき内容については職員間で情報を共有し、継続した支援につなげています。このように、保護者が安心して相談できる体制を整え、家庭と園が連携しながらこどもの成長を支える取り組みを進めています。

【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。

【第三者評価結果:a】

こどもの安心・安全を守るため、組織的なリスクマネジメント体制を整えています。日常で発生したヒヤリハットや事故については、職員会議で報告し、全職員が共有・検証することで再発防止に努めています。また、水遊びを開始する前には看護師が心肺蘇生の研修を実施し、重大な事故を防ぐための知識と技術の向上を図っています。これらの取り組みにより、職員全体が危機意識を高め、安全な保育環境の維持に努めています。

【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。

【第三者評価結果:b】

感染対策として、消毒液を用いておもちゃ等の消毒を適宜おこない、衛生環境の維持に努めています。職員には、看護師が感染対策の実践を交えた研修を実施し、知識と技術の向上を図っています。園内で感染症が発生した際には、保育施設向けICTシステムを活用して速やかに保護者へ連絡しています。また、近隣の同系列園とも情報を共有し、感染拡大の防止に努めています。

【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。

【第三者評価結果:b】

災害発生時にこどもの安全を確保するため、組織的に安全対策を整えています。法人では事業継続計画を策定し、災害時の事業継続体制を整備しています。園では毎月の避難訓練や年一回の引き取り訓練を実施し、非常時に迅速に対応できるよう取り組んでいます。訓練後には、実施状況を写真とともに入口へ掲示し、保護者への情報共有をおこなっています。また、非常食については給食担当と園長が協力し、ローリングストックを活用して不足が生じない体制を整えています。

Ⅲ-2 福祉サービスの質の確保
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。

【第三者評価結果:a】

法人の基本方針や保育運営に必要な各種マニュアルは整備されており、基本方針にもとづいた保育を実践しています。全体的な計画をもとに年間計画を作成し、保育指導計画・行事計画・食育計画等に沿って保育活動をおこなっています。また、標準的な保育が提供されているかについては、職員会議や伝達板で日常的に情報を共有し、職員同士が相互に確認できる仕組みを整えています。

【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。

【第三者評価結果:a】

保育の標準的な見直しは、職員会議において適宜実施しています。職員会議では、日々の保育の評価だけでなく、保護者から寄せられた要望や意見も共有し、議題として協議しています。行事後の保護者アンケートや、こども会議で得られたこどもの意見を踏まえ、次年度の行事計画に反映できるよう見直しをおこなっています。また、改善内容については掲示物や保育施設向けICTシステムを用いて情報共有を図っています。

【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。

【第三者評価結果:b】

指導計画を作成するにあたり、全体で共有しながら一人ひとりに合わせた計画に反映させています。担当職員の振り返りと反省を記載し、職員会議で話し合う事で園全体として計画に参加しています。年度末に前年度の担当と新年度の担当と話をしながら前年度の反省を活かしながら継続した指導計画を立てられるように体制を整えています。

【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。

【第三者評価結果:a】

指導計画の評価・見直しに関しては年間と日々にそれぞれ評価・見直しをおこなっています。年間指導計画では年度末に振り返り、年始に前年度の反省点も踏まえたうえで計画を作成しています。保育の内容に関する全体的な計画は園で作成し、年間指導計画は各担任が作成しています。年度末の振り返りの際には新旧の担当で引継ぎができる時間も設けており、評価・見直しが継続して行えるように仕組みを整えています。

【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。

【第三者評価結果:a】

こども一人ひとりの保育の実施状況は、日々記録して把握しています。担当職員だけでなく全職員で発達状況等を共有し、園全体でこどもと保護者を支援できるよう、職員会議にて情報共有をおこなっています。日々の様子については伝達板を用いて必要な情報を全職員へ伝達し、共通理解を図っています。また、記録や保護者への連絡に関しては園で絵文字や記号を避ける等のルールを定め、書面で共有しており、記録内容や表現に差異が生じないよう努めています。

【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。

【第三者評価結果:a】

個人情報の管理については、鍵付きの棚で書類を保管し、外部から内容が見えないよう目隠しシートを用いることで、閲覧防止の対策を講じています。園長が記録管理の責任者となり、保育記録や各種書類の保管状況を日常的に確認し、適切な管理が行える体制を整えています。また、写真等の個人情報に該当する資料についても慎重に取り扱い、掲載や外部への提供が必要となる際には必ず保護者へ事前に説明し、同意を得たうえで対応しています。これらの取り組みを通して、こどもと保護者のプライバシー保護に十分配慮した運営に努めています。


評価結果内容評価

A-1 保育内容
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。

【第三者評価結果:a】

全体的な計画は、保育所保育指針の趣旨を踏まえ、保育理念・方針・目標にもとづいて園長が中心となり作成しています。計画には、年齢ごとの発達段階に応じた養護と教育の内容を明記しており、職員はそれをもとにクラスごとの指導計画を立てています。年度末には、保育実践を職員全員で振り返り、課題や成果を共有しながら次年度の計画に反映させ、継続的に保育の質の向上を図っています。保護者には、年度始めの懇談会で保育方針や取り組みを説明し、園だよりや玄関のドキュメンテーション掲示を通して日々の活動の様子を伝えています。

【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。

【第三者評価結果:a】

保育室には、こどもたちが季節に合わせて制作した作品を飾り、明るく安心できる雰囲気を作っています。室内は温度や湿度を適切に保ち、換気や空気清浄機を活用して感染症の予防に努めています。玩具は年齢や興味に応じて整理や入れ替えをおこない、こどもが自由に手に取って遊べるよう工夫しています。乳児クラスでは、手洗い場や活動時に使用しない家具の周囲に仕切りを設け、棚にはクッションガードを取り付けるなど、安全面に十分配慮しています。ひるね時には、0・1歳児は通気性の良いメッシュ素材のお布団、2歳児以上は午睡用ベッド(コット)を使用し、快適で衛生的な環境を整えています。玩具の消毒や安全点検を日々おこない、清潔で安全な保育環境の維持に努めています。

【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。

【第三者評価結果:a】

園では、こども一人ひとりを大切に受け止め、その子の発達や状態に合わせた保育をおこなっています。入園前の面談では、家庭での生活リズムや食事の様子を把握し、入園後の姿を踏まえて個別指導計画を作成しています。幼児クラスでは、日々の活動の中で「子ども会議」を開き、行事や遊びについて自分たちで話し合うことを習慣としており、「子ども会議」では、友だちの話を遮らない、批判しないなどの約束を守り、安心して自分の気持ちを言葉で伝えられる環境を整えています。保育者は、こどもの思いを受け止めながら、穏やかな口調で肯定的な言葉をかけ、こどもが安心して過ごせるような関わりを大切にしています。

【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。

【第三者評価結果:a】

園では、こどもが基本的な生活習慣を身につけられるよう、一人ひとりの発達段階に応じた援助をおこなっています。着替えや手洗い、うがいなどの生活習慣は、絵本を用いて年齢に合わせた方法で繰り返し伝え、こどもが楽しく身につけられるよう援助しています。看護師による幼児の保健指導では、着替える時のラップタオルの使用方法や、上半身・下半身を順番に着替えることなどわかりやすく伝えています。保護者には、園だよりや保健だよりを通じて、衛生や生活習慣に関する取り組みを知らせ、家庭と連携しながらこどもの自立を支えています。

【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。

【第三者評価結果:a】

園では、こどもが主体的に活動できるよう、環境づくりと保育内容に工夫をしています。保育室では、遊びに集中できるようコーナー保育を取り入れ、キッチンコーナーには食器やお人形のそばにおんぶ紐を置くなど、自由に遊びを展開できる環境を整えています。幼児クラスでは、外部講師による体操教室を実施し、マット・跳び箱・鉄棒などを使って身体を十分に動かせる環境を整え、達成感や自信を育んでいます。また、異年齢交流を取り入れ、4・5歳児の組み体操を2・3歳児が見学するなど、年上のこどもへの憧れや挑戦する意欲を育てています。戸外活動では、交通ルールや遊具の順番を守るなど、遊びの中で社会的なルールを自然に学べるよう援助しています。

【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

園では、0歳児が初めての集団生活を安心して過ごせるよう、入園前の面談で保護者から生活リズムや食事の様子を聞き取り、こどもの状態を把握しています。慣れ保育では、一人ひとりの生活リズムや性格に合わせて保育者との愛着関係を築けるよう関わり、必要に応じて期間を延長するなど、こどもの安心感を最優先に配慮しています。活動スペースにはクッションマットを敷き、壁面玩具や棚にはクッションガードを取り付け、安全に探索活動ができる環境を整えています。保護者とは、連絡帳アプリを通して家庭と園での様子を日々共有し、安心して子育てができるよう連携を図っています。

【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

1・2歳児の保育では、こども一人ひとりの表情やしぐさから気持ちをくみ取り、ていねいに関わることを大切にしています。「自分でやってみたい」という意欲や自我の芽生えを尊重し、手洗い場には手の洗い方のイラストを掲示するなど、楽しみながら生活習慣を身につけられる環境を整えています。こども同士の関わりでは、保育者が様子を共有し合いながら見守り、気持ちの行き違いがあるときには言葉を代弁して思いを伝えられるよう援助しています。保護者とは、送迎時の会話や連絡帳アプリを通して日々の様子を共有し、保育室には制作物を掲示してこどもの成長を感じてもらえるよう工夫しています。

【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

3・4・5歳児の保育では、こどもが主体的に活動できる環境を整えています。日々の保育では「お当番活動」や「こども会議」を取り入れ、集団の中で自分の役割や責任を意識しながら行動できるよう援助しています。「お当番活動」では、朝や帰りの挨拶、給食のメニュー発表などを担当し、「こども会議」では、夏まつりでのお店屋さんを決めたり、園児全員で作ったうちわを3歳児が販売するなど、話し合いから実践までの流れを経験し、自ら考え行動する力を養っています。保護者とは、送迎時の会話やドキュメンテーションを通して日々の取り組みを共有し、家庭との連携を大切にしています。

【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

園では、障がいのあるこどもが安心して生活できるよう、受け入れ体制を整えています。園内は段差をなくし、移動しやすい環境としています。保育室には、落ち着いて過ごせるスペースを設けるなど、こどもが安心して過ごせるよう安全面に配慮しています。保育者は、障がい特性や支援方法に関する研修を受講し、職員会議で学んだ内容を共有することで、園全体で支援の理解を深めています。また、療育センターなどの関係機関と連携し、専門的な視点から環境整備や関わり方に関する具体的な助言を受けながら、受け入れに向けた準備と支援の質の向上に努めています。

【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

園では、こどもの在園時間に応じた環境づくりに努め、一日を安心して過ごせるよう配慮しています。朝夕の合同保育では、異年齢で過ごす時間を設け、年上のこどもが年下のこどもに優しく関わるなど、自然な交流が生まれる環境を整えています。夕方の疲れが出やすい時間帯には、塗り絵やおままごとなどの静かな遊びを取り入れ、クッションマットの上でゆったりと過ごせるスペースを確保することで、こどもが自分のペースで安心して過ごせるよう工夫しています。職員間では、伝達表を活用してその日のこどもの様子を共有し、お迎え時に保護者へ的確に伝えられるよう連携を図っています。

【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。

【第三者評価結果:a】

園では、中原区の幼保小連携事業計画にもとづき、就学を意識した保育を計画的におこなっています。5歳児は近隣の園と合同で交通安全教室に参加し、信号機の見方や横断歩道の渡り方など、通学に必要な交通ルールを学んでいます。小学校訪問では、1年生との交流を通して教科書やタブレットを見せてもらい、就学への期待や意欲を高めています。保護者には、小学校訪問の様子をドキュメンテーションで掲示し、個人面談では就学後の生活に見通しをもてるよう、家庭での準備や心構えに関する情報を伝えています。

【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。

【第三者評価結果:a】

園では、看護師を中心にこども一人ひとりの状態を丁寧に把握しています。入園前の面談では、母子手帳をもとに予防接種の状況や既往歴を確認し、健康面での留意点を把握しています。朝の受け入れ時には、保護者から体調・睡眠・食事の様子を聞き取り、伝達表を通して職員間で情報を共有しています。保育室にはSIDS確認事項を掲示し、あおむけ寝の徹底やブレスチェックを実施するなど、職員全員が共通の意識をもって安全な睡眠環境を整えています。保護者には「保育園の健康」を配布して、予防接種やSIDSの予防に関する園の取り組みを周知しています。

【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。

【第三者評価結果:a】

園では、内科健診と歯科健診を年2回実施し、結果を医療関係のファイルに記録してこどもの健康状態を継続的に把握しています。健診の結果で、職員間で共有が必要な情報を伝達し、保育での配慮や援助に反映しています。保護者には、再受診が必要な場合は書面でお知らせし、家庭での健康管理に役立ててもらえるよう情報提供をおこなっています。看護師による歯磨き指導では、5歳児を対象に染め出しを実施し、鏡を見ながら正しいブラッシング方法を学ぶ機会としています。身体測定は毎月実施し、結果を連絡帳アプリで保護者に共有することで、園と家庭が協力しながらこどもの健康と成長を見守っています。

【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。

【第三者評価結果:a】

園では「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」にもとづき、食物アレルギーに対して安全に配慮した体制を整えています。入園時には、園長・看護師・担任が保護者と面談をおこない、医師が作成した「生活管理指導表」をもとにこどもの健康状態や対応方法を把握しています。給食やおやつの提供にあたっては、事前に保護者に使用食材の確認をお願いすることで、誤食の防止に努めています。配膳時には、食器の色や布巾を分けて管理し、見守りを担当する職員のエプロンの色も分けるなど、安全対策を徹底しています。保護者には重要事項説明書を通して、食物アレルギーの対応について周知しています。

【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。

【第三者評価結果:a】

園では、食育計画にもとづき、毎月テーマを設定して保育に取り入れ、食材に触れる体験や野菜の栽培・収穫を通して食への興味や関心を育んでいます。食事のマナーは年齢に応じて段階的に学び、3歳児は食器の置き方、4歳児はお箸の持ち方、5歳児は三色食品群を通して栄養バランスや健康への理解を深めています。その日の給食メニューはホワイトボードに三色食品群ごとに分けて掲示し、こどもが視覚的に食のバランスを学べるよう工夫しています。保護者には給食だよりを通して、旬の食材や人気レシピ、食具の使い始めの目安などを発信しています。

【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。

【第三者評価結果:a】

園の給食は園内調理により、できたての温かい食事を提供しています。調理員は、こどもの食事の様子を見守り、喫食の状況を把握しながら、安心して食べられるよう配慮しています。献立は、旬の食材を取り入れながら、発達段階に応じて食材の大きさや固さを調整し、無理なく食べられるよう工夫しています。厨房では調理器具や調理室の清掃、冷蔵庫の温度管理、調理員の健康チェックを徹底し、安全で衛生的な食事の提供に努めています。保護者には、玄関にその日の給食の写真を掲示し、こどもとの会話のきっかけとなるようにしています。

A-2 子育て支援
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。

【第三者評価結果:a】

園では、こどもの生活を充実させるために、家庭との連携を大切にしています。登園時には、保護者から家庭での様子や体調を聞き取り、伝達表に記録して職員間で共有しています。降園時には、その日のこどもの様子を丁寧に伝えており、保護者からは「担任以外の先生もこどものことをよく見てくれている」との声も聞かれるなど、信頼関係を築いています。乳児クラスでは、送迎時の会話に加えて連絡帳アプリを活用し、食事量や睡眠時間などを細やかに共有しています。運動会は、こどもの成長を保護者に見ていただく大切な機会と位置づけており、玄関には事前にこどもの立ち位置や走者順を掲示し、当日の流れが一目で分かるよう工夫して案内しています。

【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。

【第三者評価結果:a】

園では、送迎時に保護者が保育室に入り、こどもの様子を見られるようにしています。保育者はその日の出来事やこどもの姿を伝えながら、気軽に会話を交わし、日々のコミュニケーションを大切にしています。個人面談では、送迎時には話しきれない内容をゆっくりと話し合える時間を設け、保護者の思いや悩みに耳を傾けています。相談内容に応じては、担任に加えて園長が同席し、必要に応じて看護師や栄養士などの専門職が連携して対応しています。面談内容は記録に残し、継続的にフォローをおこないながら、こどもだけでなく兄弟や家庭の状況にも配慮し、保護者に寄り添った支援を進めています。

【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。

【第三者評価結果:a】

園では「児童虐待防止・対応マニュアル」にもとづき、虐待の早期発見と予防に努めています。保育者は、日々の保育を通してこどもの表情や行動、言葉の変化を観察し、気になる様子が見られた場合は速やかに職員間で情報を共有しています。その上で、必要に応じて関係機関と連携し、こどもの安全を最優先に適切な対応をとる体制を整えています。また、こどもの人権を守る意識を高めるため、虐待防止や権利擁護に関する研修を実施し、職員全員が共通理解をもって取り組んでいます。保護者には、重要事項説明書を通して園の虐待防止のための措置を周知しています。

A-3 保育の質の向上
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。

【第三者評価結果:a】

園では、保育の振り返りを継続的におこない、気づきを共有しながら日々の保育の質の向上につなげています。職員会議では、各クラスの様子やこども一人ひとりの成長・課題を共有し、意見交換を通して共通理解を深めています。職員は自己分析シートを用いて自身の保育を振り返り、園長との面談で助言を受けながら課題を明確にし、保育の質の向上に努めています。また、保育者は姉妹園での実践研修を通して他園の取り組みを学び、新たな気づきや視点を得ています。年度末には、一年間の保育実践を総括し、保護者アンケートの意見も踏まえて職員全体で振り返りをおこない、次年度の保育改善とより良い園づくりに取り組んでいます。