まなびの森保育園小杉
第三者評価機関名 | 一般社団法人 日本保育者未来通信 |
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名称 | まなびの森保育園小杉 | 評価対象サービス | 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 40(45) 名 |
所在地 | 211-0004 川崎市中原区新丸子東3-1241-4 |
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TEL | 044-422-5111 | ホームページ | http://kodomonomori.co.jp/jt/ |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2012年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 株式会社こどもの森 | ||
職員数 |
常勤職員:9 名
非常勤職員:1 名
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専門職員 |
園長:1 名
保育士:6 名
栄養士:1 名
調理員:1 名
保育補助:1 名
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施設・設備の概要 |
乳児室・ほふく室:1
保育室・遊戯室:2
事務室・医務室:1
調理室:1
園庭:162.88㎡
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【保育理念】 ・豊かな感性や人間性を育み、健康な身体と心を育てる ・異年齢世代との交流や地域社会との連携を持ち、開かれた保育園として社会に貢献する 【保育方針】 「やさしく・たくましく・自分らしく」をモットーに自分らしさを大切にできるよう温かく見守る保育を実践していきます。 【保育目標】 ・やさしく思いやりのある子 ・あいさつのできる子 ・自分らしく豊かな表現のできる子 |
【クラスを越えて全職員で子どもを見る体制づくりに取り組んでいます】 全職員が個々の子どもや保護者の様子を把握する機会として、運動会やお楽しみ会などの行事の後に、2週間ほど担任の入れ替えを行っています。日頃から会議等で共有している各クラスの子どもたちの様子や保護者の様子について、実際に担当することでより理解を深めています。理解の深まりは職員間の連携にもつながり、全職員で子どもを見る体制づくりにつながっています。 |
評価実施期間 | (契約日) ~(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 回(年度) |
特に評価の高い点 | 【日頃からの異年齢での自然な関わりが、思いやりを育てる心につながっています】 3歳児から5歳児までの子どもたちが同じ保育室で共に過ごすことにより、年上の子どもが年下の子どもを助けるなど、思いやりや責任感が育まれています。食事の場面においては、年上の子がさりげなく配膳を手伝う姿や、園庭遊びでは砂場遊びの順番があるにもかかわらず、年下の子が遊びに来ると自然に受け入れるなどの姿が見られました。このような日頃の関わりから、年下の子どもは年上の子どもへの憧れをもち、早く自分もお兄さんお姉さんのようになりたいと真似ることから、思いやりの心が異年齢を通して引継がれています。保育者が子どもたちの様子を見守りながら、必要に応じて援助していくという関わりも思いやりを育てる支えとなっています。これらの取り組みは、園の保育目標に掲げられている「やさしく思いやりのある子」を育むという実践につながっています。 【一人ひとりの子どもたちが、自立した園生活を過ごせるよう環境に配慮しています】 生活習慣をはじめ、遊ぶ内容など、子どもたち一人ひとりが自立して園生活を過ごせるよう配慮しています。生活習慣では、食事の準備や着脱も含め、保育者からの声かけをされることなく、子どもたち自ら自然に行う姿が様々な場面で見られました。また、「出したものは片付ける」など園生活の中で良い習慣が身についていると感じます。このような姿が見られる背景として、園の環境設定への配慮も感じられます。例えば、壁に掛けられている時計には12,3,6,9,の数字の部分にそれぞれレモン、バナナ、キウイなど果物の絵が貼られていて、1歳児でも絵を見て時間を意識できるような工夫がしてあります。 また、食生活への取り組みの一環として、調理室の前に掲示してあるボードには、その日の献立の食材が描かれたカードがあり、それぞれ体の中で血になるもの、骨になるもの、エネルギーになるものなど、食材が体にどのような働きをするのか、3つのポケットの中から自分で選択してカードを入れていくようになっています。その他に、遊びの環境設定として、机上の遊びや構成遊び、ごっこ遊びなどの遊びごとにコーナーが分かれ、必要な玩具や素材が一人ひとりの興味に応じてすぐに取り出せる環境になっております。子どもたちが棚から自由に玩具を取り出し、思い思いの遊びを始める姿が見られました。 併せて、人的環境でもある保育者は、日頃から子どもたちとコミュニケーションが取れている様子が感じられました。保育者が「あれしようか」「うん」という会話で子どもたちと通じ合えているところや、保育者が微笑めば子どもたちも微笑み返すという何気ない仕草を随所に見ることができました。 |
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改善を求められる点 | 【保育理念に沿った具体的な中長期計画の策定、及び単年度計画の策定が望まれます】 事業計画は、年間行事予定のほか、保護者との連携の計画、職員の研修計画、児童・職員の健康管理計画、安全安心に対する取り組み計画などが具体的に示された内容になっています。 しかし、保育理念である「豊かな感性や人間性を育み、健康な身体と心を育てる」「異年齢世代との交流や地域社会との連携を持ち、開かれた保育として社会に貢献する」などに対しての具体的な計画の策定までには至っていません。また、運営方針として事業計画書に掲げられている「『やさしく・たくましく・自分らしく』をモットーに自分らしさを大切にできるよう温かく見守る保育を実践していきます」に対しての具体的な成果等の設定や、実施状況の評価を行える内容までには至っていません。今後は、保育理念、運営方針に沿った具体的な中長期計画の策定、及び単年度計画の策定を行い、さらなる目標に沿った取り組みが期待されます。 |
自園ではまだまだ不足している部分があった…と気付かされました。事業者自己評価の項目数が多く、心が折れそうになりながらも職員に支えてもらいながら進めていくことが出来ました。ありがとうございました。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・園の理念や方針は、園のしおり、全体的な計画に明文化されています。【保育理念】は、豊かな感性や人間性を育み、健康な身体と心を育てる。異年齢世代との交流や地域社会との連携を持ち、開かれた保育園として社会に貢献する。【保育方針】は、「やさしく・たくましく・自分らしく」をモットーに自分らしさを大切にできるよう温かく見守る保育を実践していく。【保育目標】は、やさしく思いやりのある子。自分らしく豊かな表現のできる子。あいさつのできる子。です。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・社会福祉事業全体の動向については、月1回、本部で行われる報告会において、県内の園児の在籍状況や空き状況など系列園の情報を含め把握しています。今後は、社会福祉事業全体の動向や地域の各種福祉計画について、より当園に即した情報の把握と分析が期待されます。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園の課題として、保護者に対する保育内容の情報発信について取り挙げています。具体的な取り組みとして、保育内容を文書だけでなく写真も使用して伝えることなどを職員会議で共有し、実施しています。また、子どもの様子を撮影し「らくらく連絡網」と呼ばれる電子媒体を通して、活動の様子を写真で保護者に伝えるなどの取り組みが行われています。今後は、さらに職員間で課題の改善に努め、様々な場面において情報発信に取り組むことが期待されます。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:c】 ・園長は、理念や基本方針の実現に向けて、日ごろの園運営を実施していますが、中・長期計画の作成までには至っていません。今後、理念や基本方針の実現に向けた具体的な取り組みを示した「中・長期計画」の策定を予定しています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・単年度の計画として、年度ごとの事業計画があります。事業計画内には、年間行事予定のほか、保護者との連携の計画、職員の研修計画、児童・職員の健康管理計画、安全安心に対する取組計画などが具体的に示された内容になっています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画は、年間行事予定や避難訓練計画などについて職員の意見を踏まえながら、園長が作成しています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画の内容について、保護者等に伝えています。重要事項説明書のほか、行事や月の予定等については園だよりに記載しています。健康管理計画については「すくすく(保健だより)」や、給食だより等、内容をわかりやすくまとめて伝える工夫をしています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:b】 ・保育の質の向上に向けた取り組みとして、週案などの日誌で振り返りをするとともに、月に1回のクラスミーティングにおいては、個別の援助等について話し合いを行っています。また園長は、実際の保育現場に入り実態を把握するとともに、日誌に目を通し、クラスミーティングにも参加して、具体的なアドバイス等を行っています。クラスミーティングの内容は、必要に応じて職員会議でも取り上げることがあります。今後は、さらなる保育の質の向上に向けて、日ごろから園全体として全職員で十分に振り返る体制づくりが期待されます。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 ・運動会やお楽しみ会などの行事の後には、保護者アンケートを実施しています。運動会では、子どもの姿がよく見えるようにするために競技のゴール位置を変更したり、お楽しみ会の混雑状況を考慮した会場変更(園内から市民会館へ)をしたりする等、具体的な意見や要望から、課題を明確にし、改善に取り組んでいます。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園長の役割と責任については、職員職務分担表に明確に表明されています。職員会議等で周知されるとともに、事務所内に掲示があります。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・遵守すべき法令等については、園長は月に1回行われる、本部での園長会を通して、就業規則や個人情報、人権やハラスメント等について認識を深め、会議や日ごろの保育の中で職員に具体例を示しながら伝えています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は定期的に指導計画を見直す中で、保育の質に関する課題を把握し、改善のための具体的な取り組みを明示しています。また、園長と副主任は、日ごろから保育の現場に入り、各職員とコミュニケーションをとりながら、保育の質に関する具体的な関わりについて伝えるとともに、クラスミーティングにも参加し指導力を発揮しています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、経営の改善や業務の実効性の向上に向けて、人事、労務、財務等を、毎月本部の園長会に報告しています。園長会における報告会では、さらに話し合いや分析が行われています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・必要な福祉人材や人員体制に関する基本的な考え方、福祉人材の確保と育成に関する方針等については、教育経営計画書に示しています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・教育経営計画書の「組織に対する方針」「運営に関する方針」「職員に対する方針」などで、期待する職員像等を明確にしています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・シフト作成においては、各職員の早番、遅番、希望休等の意向を踏まえて作成しています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・こどもの森のおやくそくには、「ありがとうという感謝の心」「申し訳ございませんという素直な心」「学ぼうという姿勢」など基本的な職員像が記載されているとともに、「職員の基本」として子どもへの接し方や職員同士のコミュニケーション等についても示されています。また、期待する職員像として、保育業務マニュアルにも、保育業務及び運営業務の項目別に具体的な業務方法が記載されています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画の中で、職員の資質向上の項目があり、「質の高い保育を展開するため、一人ひとりの職員についての資質向上及び職員全体の専門性の向上を図るように努める」「専門性を理解し、保育の質の向上に向けた園内研修・外部研修など体系的な研修計画をもとに保育に生かす」ことが述べられています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・各職員の知識、技術水準、専門資格の取得状況等については、履歴書等で確認しています。また、園に着任した際には、各職員の得意分野などの把握に努めています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:a】 ・実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成に関する実習生マニュアルが整備されています。園長が主となり基本的な指導をするとともに、各クラスの職員が日誌等の指導を実施します。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・法人の理念や基本方針、また具体的な取り組みは、法人全体のホームページや各園のホームページにて公開されています。また、保育士養成校などに掲示する求人票には、法人全体の概要が記載されているとともに、各園の具体的な保育の特色も記載されています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・教育経営計画書に、「経理、購買に関する方針」が記載され、職員に周知しています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・全体的な計画の「地域の実態に対応した保育事業と行事への参加」として、社会及び地域貢献の観点から地域行事に参加するという基本的な考え方が示されています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・ボランティア受け入れに関する基本姿勢を明文化したボランティアマニュアルが整備されています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・地域の関係機関や団体などの社会資源を明示したリストについては、現在、園長が把握をしていますが、一覧表等で共有化はされておらず、今後作成する予定です。近隣の病院についての一覧は、事務所内に保管されています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・年に2~3回開催される区内の園長会では、地域の民生委員との情報交換も行われ、地区内の園や保護者の状況などを共有しています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育所の活動について理解を深める機会として、地域の方が園の行事に参加する取り組みがあります。園見学をした方に対しても、園の行事に招待する取り組みを実施するとともに、育児に関する相談も受けています。また、近隣公園のゴミ拾い等の活動にも努めています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・子どもを尊重した保育に関する基本姿勢が、トイレトレーニングや食具の持ち方など、個々の保育の標準的な実施方法等に反映されています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どものプライバシーの保護については、個人情報保護マニュアルに記載があるとともに、こどもの森のおやくそくの中の保育の指導基準に記載され、職員間で共有が図られています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の概要をまとめた園のしおりがあります。区の窓口や市の作品展の際の会場(市民ミュージアム)などにしおりを置き、多くの人が手に取ることができるようにしています。また、行事についてや、保育料に関することなど、変更点等はすぐに見直しをし、最新でわかりやすい情報を掲載しています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園決定者には、事前に入園のしおり、重要事項説明書等を配布し内容を確認してもらい、そのうえで入園前面談を行っています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育所転園の際には市の書式である「異動届 保育所等」の書類を担当窓口に園から提出しています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・家庭での子どもの情報などについては、連絡帳のやり取りや、送迎時の保護者とのコミュニケーションの中で把握、共有をしています。1、2歳児は連絡帳を毎日使用、3歳児以上は適宜使用しています。また、5歳児は就学を控え、自分で伝えられることは自分で伝えることにも取り組んでいます。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・苦情解決の体制については、重要事項説明書にて苦情解決責任者及び本部事務局を相談窓口として明記し、保護者に周知しています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・苦情や要望などに関わる相談窓口として、園や本部事務局が対応することを重要事項説明書の中に記載しています。また、第三者委員についての周知を玄関に掲示して行っています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は、日々の保育における連絡帳のやり取りや、送迎時のコミュニケーションなどにおいて、保護者が相談しやすく意見を述べやすいように配慮しており、適切な相談対応と意見の傾聴に努めています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・リスクマネジメントに関しては、園長を中心として取り組み、事故防止マニュアルや安全マニュアルを職員間で共有しています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染症の予防と発生時の対応について、衛生管理マニュアルが整備され、市から出されている健康管理マニュアルと合わせ、職員に共有されています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・災害時の対応体制として、災害マニュアル、緊急マニュアルが整備されており、ハザードマップを事務所で保管しています。またBCP(事業継続計画)を作成しており、必要な際に確認できるようになっています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育についての標準的な実施方法については、「こどもの森のおやくそく」「こどもの森人権マニュアル」に文書化されています。内容については、新人研修や職員会議で周知、共有されています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育の標準的な実施方法については、本部マニュアル委員会において検証・見直しを行い、定期的に改訂を行っています。また月1回の本部園長会で検討されることもあります。今後は、「こどもの森のおやくそく」「こどもの森人権マニュアル」などに明示されている標準的な実施方法について、定期的に職員間で見直すなど、さらなる取り組みが期待されます。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。 |
【第三者評価結果:a】 ・一人ひとりの発達のアセスメントについては、「観察・個人記録」によって、健康、人間関係、環境、言葉、表現の5領域で示されています。健康面に関しては、食事や生活習慣で項目がわかれ、具体的な内容で記載されています。振り返りについては、年齢に応じて見直す時期が決められています。また、保護者支援や今後に向けての援助を記入する欄もあります。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・指導計画の見直しや、保護者の意向把握と同意を得るために、懇談会において日ごろの保育の実施の様子を伝えるようにしています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・個別の指導計画などにもとづき保育が実施されており、記録により確認することができます。また、園が定めた統一した様式による「観察・個人記録」「保育日誌」「健康記録」「連絡帳」などにも、子どもの発達・生活状況などを記録しています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・個人情報保護規程により、子どもの記録の保管、保存、廃棄、情報の提供に関する規程を定めています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:b】 ・全体的な計画は、本部のフォーマットを基本としながら各年齢の担任と話し合い、その年度ごとに適切な内容にしています。一例として、クラス内に低月齢児が多ければ、生活習慣である、トイレトレーニングや着脱の目標の見直しを考慮し作成しています。また、全体的な計画は、年度末に職員が振り返りを行い次年度の作成に生かされています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・室内の衛生面に関しては、掃除チェック表を活用して職員がローテーションで掃除を行っており、常に適切で清潔な状態を保持しています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行うために、職員間での共有事項として「あまり手を出しすぎない」「見守る」「子どもの話を聞く(乳児)」「子どもが自分で伝えられるようにする(幼児)」などが挙げられます。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・基本的な生活習慣の習得にあたっては、家庭での食事の様子を聞くなどの情報交換をしながら、園での関わりに反映させ、一人ひとりの発達に合わせた丁寧な援助を行っています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもが自主的・自発的に遊びができる環境としてコーナーごとに遊びを設定(常設)しており、自分で好きな遊びを選べるようにしています。また、曜日ごとに折り紙や塗り絵なども選べるようになっています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:非該当】 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 1歳以上3歳児未満の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・一人ひとりの子どもの状況に応じ、子どもが自分でしようとする気持ちを尊重しています。散歩前に靴下を履く時などは、なるべく自分でできるよう見守り、じっくりとゆとりを持って関わることができるようにしています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・3歳児クラスは、進級すると4、5歳児と同じ保育室で過ごすことになり、環境が大きく変わります。そのため年度当初は、保育者との関係の中で安心感を持てるように特に配慮しています。活動によって、4、5歳児が園庭に出た後に、静かな環境で活動を行うなど適切な環境を整えています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:c】 ・障害のある親子等に配慮し、玄関はスロープが設置され、フラットになっているなど、施設のバリアフリー化に取り組んでいます。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ 長時間にわたる保育のための環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・長時間にわたる保育については、各年齢の月間指導計画にその項目欄があり、毎月記載があります。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・小学校との連携、就学に関連した事項が、全体的な計画に記載があります。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもが怪我をした時には(転倒、虫刺されなども含め)、速やかに園長に報告することになっています。また、受診が必要な場合は、保護者に電話で状況を説明した上で受診し、その後保護者へ報告しお迎え時にも説明を行うようにしています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科検診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・健康診断や歯科検診の結果を保健年間計画に反映させて、歯磨き指導などを行っています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・アレルギーに関しては、半年に一度、市の健康管理委員会に書類(アレルギーのための除去食対応許可)を提出しています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・食に関する豊かな経験ができるよう、食育やクッキングなどについての食育年間計画を立てています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの発達状況や体調面を考慮した、献立・調理の工夫をしています。お腹の調子が悪い時には、牛乳の提供を控えるなどの対応もしています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・家庭との日常的な情報交換は、送迎時の直接のコミュニケーションや連絡帳により行っています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保護者との日々のコミュニケーションの積み重ねにより、信頼関係を築くよう取り組みを行っています。お迎え時はできるだけ1対1の丁寧な対応となるようにしています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・虐待等権利侵害の兆候を見逃さないように、子どもの心身の状態、家庭での養育の状況について把握に努めています。着替え時の視診などで、少しでも気付いた点があれば、園長に報告しています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・月間指導計画等の保育に対する自己評価で保育内容を見直し、職員間で共有しています。 |