めーぷる保育園
第三者評価機関名 | 一般社団法人 日本保育者未来通信 |
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名称 | めーぷる保育園 | 評価対象サービス | 2021 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 58 名 |
所在地 | 224-0021 横浜市都筑区北山田2-2-29 |
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TEL | 045-342-8389 | ホームページ | https://www.maplecoco.com/ |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2020年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 特定非営利活動法人もあなキッズ自然楽校 | ||
職員数 |
常勤職員:11 名
非常勤職員:8 名
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専門職員 |
園長:1 名
保育士:13 名
栄養士:1 名
調理員:4 名
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施設・設備の概要 |
事務室:1室
0歳児部屋:1室
1歳児部屋:1室
2歳児部屋:1室
3歳児部屋:1室
4歳児部屋:1室
5歳児部屋:1室
調理室:1室
みんなのトイレ:1個
2から5歳児トイレ:1個
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【保育理念】 ・私たちは「子どもを人間としてみる」ことを保育の哲学にしています。 人間が成長していく上でもっとも重要な時期は乳幼児時期です。未知なる子どもたちの世界を共に見ようとし、日々丁寧な保育をおこなっています。 ・子どもは「生きようとする資質」を持っています。 その自ら生きようとすることに対して、私たち保育者は、その資質を最大限引き出すべく日々の保育を考え、子ども達がケアしケアされる世界を私たちはケアしています。 ・自然は子どもたちにとって最大の教材です。 子どもたちは自然を媒介し、成長・発達していきます。私たちは「森のようちえん」という実践を通して、子どもたちを信じ、見守ることを大事にしています。 【保育目標】 1.Sharing Nature 自然を共に分かちあおう! ~一緒に自然を感じ、共感することを大切にします~ 2.Play a lot とことん遊びつくそう! ~遊びの中で様々な体験をしながら育つことを大切にします~ 3.Family Growing Together 子どもも大人もみんな一緒に育ち合いましょう! ~子どもだけでなく保護者と保育者も、みんなで子育てを楽しみながら育ち合うことを大切にします~ |
【朝の会などを通して、自発的で対話的な深い学びが実践されています】 園では、その日の活動について、子どもたち同士で話し合い、活動内容や場所などを決めています。保育者が「昨日は何が楽しかった?」などと尋ねると、子どもたちから楽しかったことや、またやりたいことなどの意見が出てきます。保育者は、一つひとつの子どもたちの意見に十分に耳を傾け、また子どもたちに返していきます。このようなやり取りの中で、活動内容や活動場所が徐々に決まっていきます。子どもたち同士の中で折り合いがつかない場合は、他のクラスの職員と連携し、2つの活動を行ったり、また別の日に行うことや少し遊んで違う場所に行くことを提案するなど、一人ひとりの子どもたちが納得してから活動が始まります。 戸外先でも、保育者は子どもたちの「~したい」という自発性を大切にし、対話を通して、活動内容が展開されていきます。このような取り組みの中で、日々子どもたちの自発的で対話的な深い学びが繰り返されています。 【ファミリーイベント等、保護者と子どもたちの成長を共有できる機会が設けられています】 園では在園児の保護者を対象とした「ぷるぷるめーぷる」と呼ばれるファミリーイベントが年4回程度行われています。ぷるぷるめーぷるでは、普段子どもたちが遊んでいる場所で一緒に散歩をしたり、クリーンアップ活動として公園のゴミ拾いなどを行ったりしています。また、綱引きやリレー、山登りなども行い、保護者同士のつながりや職員とのつながりを深める機会となっています。 さらに、保護者同士が集まる機会が望まれていることを把握し、保育者も参加の「パパ会」「ママ会」が実施されました。日頃の保育でも保護者の保育参加が随時可能となっており、子どもたちと一緒に散歩に出かけ、昼食を食べるなどの機会があります。参加後に保護者に感想を伺うことで、保護者と子どもの成長を共有できるよう支援につなげています。 |
評価実施期間 | 2021/06/04(契約日) ~2021/12/01(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 0 回(年度) |
特に評価の高い点 | 【日々、里山をフィールドとして、五感を十分に感じる戸外活動が繰り広げられています】 園では、「森のようちえん」という保育スタイルに取り組み、近隣の里山をフィールドとして、子どもたちが自然の中で遊び、さまざまな体験を通して、「生きる力(考える力・行動する力・コミュニケーション力)」を身につけられるようにすることを大事にする保育スタイルが実践されています。そのため、晴れの日も雨の日も、子どもが主役になって外で遊びます。 年間保育計画には「期待される保育資源」の項目が設けられたんぽぽやどんぐり、キンモクセイやつばきなど季節に応じた植物や、おたまじゃくしやザリガニ、コオロギやカエルなどの生き物等が記載され、季節で移り変わる自然をフィールドとして、子どもたち一人ひとりの興味や自発性に応じて活動が展開し、豊かな経験ができるよう配慮されています。また、子どもたちが十分に遊び込めるよう、「おむすびの日」を設け、戸外でおむすびを食べ、朝から午後のおやつの時間まで十分に遊び込める時間を設けています。 このような、自然の中での五感を使った日々の体験を通して、「不思議だなぁと感じる心」(センス・オブ・ワンダー)も育まれています。保育者は子どもたちの育つ力を信じて、待ち、見守り、子どもたちの主体性を最大限に尊重することを大切にしています。 【各種会議が定期的に実施され、事例検討等を通して日々の保育実践を振り返る体制があります】 園では、各クラスの子どもたちの様子について話し合う「クラスミーティング」、園全体で子どもたちの様子の共有や事例検討等を行う「めーぷるミーティング」が定期的に開催されています。また法人全体での研修会が年に3回実施され、その中では、園や職種を越えたグループワーク等を行い、日々の保育実践を振り返り質の向上につなげています。また「リーダーミーティング」と呼ばれる、系列園のクラスリーダーが集い、保育の質の向上のためのグループワークを行うミーティングや、「FTミーティング」と呼ばれる、常勤職員を対象としたミーティング等も実施され、一人ひとりの職員に応じたグループワークや事例検討等で日々の保育実践を振り返る機会が設けられています。 また、日頃から、園長と職員は具体的な事例をもとに、一人ひとりの職員の良さを大切にしながら、振り返りの機会を設けることで、さらなる質の高い保育実践につなげる取り組みを実施しています。 |
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改善を求められる点 | 【園の方針や具体的な保育実践について、日々のコミュニケーションの中で保護者とのさらなる共有が期待されます】 園では入園説明会を毎月開催し、理事長、施設長、事務局が園の方針や具体的な保育実践、保育者の関わり等で大切にしていることなどを説明しています。また、進級する際にも改めて、園が大切にする「森のようちえん」という保育スタイル等について説明しています。さらに、随時保育参加が可能な環境を設けるとともに、キッズファームでは月1回、畑の日を設け保護者も参加できる機会を作っています。また、年4回程度の在園児の親子が参加するファミリーイベントも開催しています。 今後は、保護者との日々のコミュニケーションの中で、理念に裏付けられた具体的な保育実践についてのさらなる共有が行われ、法人の理念の一つである、「Family Growing Together 子どもも大人もみんな一緒に育ち合いましょう!」が達成されていくことが期待されます。 |
保護者アンケートの結果を真摯に受け止め、改善できるところは改善をし、また私たちの想いを伝えていく場面を増やし、保護者の理解を深めていきたいと思います。 横浜保育室より認可保育所へ移行をし、初めての第三者評価受審でしたが、私たちの事業を振返る良い機会となりました。高評価をいただいたところは、しっかりと自覚をもって今後も活かしていきたいと思います。 アンケートにご協力いただきました保護者の方々、私たちが大切にしている事を知ろうとしてくださった評価機関の方に感謝申し上げます。 いただきました前向きなことばを今後の活力にしていきたいと思います。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園の理念や方針は、ホームページや園生活のしおり、リーフレット等に記載され、園が実施する保育の内容や特性を踏まえた、目指す方向や考え方を読み取ることができます。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・社会福祉事業全体の動向については、市や区の施設長会議に出席し、待機児童の現状や、保育の必要性が高い年齢の把握等に努めています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園の経営課題として、勤務環境改善を取り挙げ、理事長、理事、監事、事務局事業部長が参加する毎月の理事会で共有するとともに、理事長、事務局長、事務局事業部長が参加する事業推進会議で検討されています。また、理事長、法人内の施設長、事務局が参加し実施されるエリア会議等では、各園の実態を踏まえ具体的な取り組みにつなげています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:c】 ・中・長期計画として、人材育成に重点を置き取り組んでいます。具体的には、園の職員配置が保育経験年数に応じバランスよく配置できるよう、新人職員と中堅職員の育成を挙げています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:c】 ・単年度計画として、中・長期計画で重点が置かれている人材育成について取り組んでいます。具体的には年に3回実施される法人全体の研修で、年度当初には法人の基本的理念や今年度の具体的な取り組み、方向性について理事長から職員に伝えています。2回目以降の全体研修では、半期のエピソードについてグループワークを行い、具体的な保育実践について理解を深めるとともに、系列園の具体的な保育実践を発表することにより、法人全体の人材育成につなげています。また、全体研修の後に、保育実践や遊びについて講演会も実施しています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画は、毎月行われる理事会や事業推進会議等で理事長、理事、監事、事務局長、事務局事業部長が参加し予算計画を基に検討されています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 ・保護者等への事業計画の周知への取り組みついては、年に3回程度実施される運営委員会において行事等の予定など計画に関連する内容を部分的に共有しています。また、入園説明会等を通して、事業計画にも関連する、園の方針や具体的な保育実践等について伝えています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・日ごろの保育については、その都度具体的な事例をもとに施設長が職員一人ひとりと対話しながら、職員自身が気付けるよう振り返りを行っています。また、毎月1~2回程度行われるクラス会議にて、クラスの子どもの様子や関わり方等について振り返りが行われています。さらに園全体の決め事や、事例検討、子どもの様子の共有などが行われる、めーぷるミーティングが毎月2回実施されるなど、組織的に保育内容について振り返る体制が整えられています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員一人ひとりの具体的な保育実践の振り返りや、クラスミーティング、めーぷるミーティングでの振り返りを通して具体的な保育実践への取り組みにつなげています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・施設長は園の職員一人ひとりが、その人らしく保育に取り組めるようにすることを大切にしています。園全体の職員の様子を把握するとともに、各種会議や日々の関わりの中で、施設長の役割として職員同士のファシリテートを意識しています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・遵守すべき法令等については、本部と連携し、社労士、弁護士の指導のもと把握に努めています。具体的には、労務関連として有給休暇や最低賃金、社宅等に関連する法令及び具体的な内容について把握しています。また、個人情報保護に関連する内容についても把握し、これらの内容についてはめーぷるミーティング等の職員会議で職員と共有しています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・施設長は毎月1~2回程度行われるクラスミーティングや、毎月2回園全体で子どもの様子を共有し事例検討等を行うめーぷるミーティングに参加し、園が目指す保育の方向性について定期的、継続的に振り返りを行っています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・経営の改善や業務の実効性の向上に向けて、毎月の理事会で共有するとともに、事業推進会議で検討されています。また、理事長、法人内の施設長、事務局が参加し実施されるエリア会議等では、各園の実態を踏まえ具体的な人員配置、労務、財務等を踏まえ分析を行っています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・福祉人材の確保に関しては、毎月1回リクルーティングセッションを開催し、法人の理念や概要の説明、実際の保育体験を通して採用につなげています。また、同時にインターンシップの説明も行い、毎年5~6名のインターン生を受け入れ、採用につなげた実績があります。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・理事長、法人内の施設長、事務局が参加し実施されるエリア会議等で各園の職員の状況を確認したうえで、一人ひとりの職員の個性が生かされる人事管理に努めています。具体的には、系列園での異動やクラス担任の組み合わせ、進級クラスでの継続した担任の配置などについて検討し、人事配置を実施しています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:b】 ・働きやすい職場づくりとして、毎月1回、系列園の施設長及び主任が参加し、職員の状況把握及びシフト調整を行うシフトミーティングを実施しています。シフトミーティングでは、各職員の状況を共有し、早番勤務や遅番勤務をはじめ、土曜保育出勤時の代休の確保等を行っています。また、本部で有給管理表を作成し、施設長と共有するとともに、職員同士で助け合うコミュニティづくりを大切にし、職員の希望に応じた有給休暇を取得できるよう配慮しています。さらに、育児休暇や育児時短勤務等を周知し、職員の心身の健康と安全確保のための環境整備に取り組んでいます。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人では、一律の「期待する職員像」を掲げず、職員一人ひとりの個性を大切にした育成に配慮しています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・法人全体で年に3回実施される全体研修の他、社会人研修及び施設長研修、救急法研修を計画し実施しています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員一人ひとりの専門技術や専門資格等の把握については、日々のコミュニケーションや各種会議、また年に1~2回実施される職員面談等で把握しています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:a】 ・実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について明文化し、実習生の受け入れを実施しています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・保育所の理念や基本方針、保育の内容、事業計画等については、園のホームページ上での公開や、園が所在する市民局に提出するなど、運営の透明性を確保するための情報公開が行われています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園における事務、経理、取引等に関するルール等については、経理規定に定められています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・園のホームページには、「地域で育てる、森のようちえん」と示され、地域に根差した保育所運営を行うという、地域との関わり方についての基本的な考え方が文書化されています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・ボランティア受け入れに関する基本姿勢は、ボランティア活動申込書やインターン募集のご案内等に記載されています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・個々の子ども・保護者の状況に対応できる社会資源として、地域の関係機関・団体への緊急連絡マニュアルをまとめ、事務室に掲示しています。これらの内容は、めーぷるミーティング等で全職員に共有しています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・地域の福祉ニーズや生活課題等については、区の担当課との日ごろからの連携等を通して把握に努めています。一例として、区内は転勤してきた世帯が多いこともあり、子育ての孤立化や地域とのつながりの希薄化により、一時保育利用のニーズがあること等を把握しています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・把握した福祉ニーズに基づき、一時保育の受け入れ体制を整えるとともに、連携している他の一時保育を実施している特定非営利法人の紹介等も行っています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・子どもを尊重した保育の実施及び「倫理綱領」に関する内容については、園のしおりや全体的な計画等に森のようちえんという保育スタイルの説明の中で示されています。森のようちえんの保育スタイルでは「自然の中で、子どもたちの力を信じ、見守りながら育てる」をもとに、「毎日外で過ごします」「一人ひとりの感性を大切にします」「体験しながら成長していきます」という活動内容が記載されています。また、大人の関わり方については、「子どもの育つ力を信じるということ」「待つ・見守る保育」等の保育者の姿勢が明示されています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・子どものプライバシー保護については、秘密保持に関する誓約書等が整備され、園内会議等の実施により職員への理解が図られています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園のホームページ等で、理念や方針、保育内容や園の特性等を紹介しています。また、園のパンフレットを区の担当窓口に置くなど、多くの人が園の情報を入手できるよう取り組んでいます。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育開始時には、入園前の個別面談にて重要事項等について説明するとともに、入園に際して必要な児童健康台帳等の書類の説明をしています。また、園の保育スタイルでもある森のようちえんについて説明する中で、知ってほしいこととして、「小さなトラブル」「遊びこむということ」を取り挙げています。「小さなトラブル」については、友達とのけんかや遊びの中で転んだり、ぶつけたりしてできる小さな怪我などの『小さなトラブル』を経験するという事も成長に必要な出来事の一つとしてとらえること、「遊びこむということ」については、遊びに夢中になり、服を汚すことも気にせずに『遊びこむ』という経験こそ子どもたちに必要なこと等について説明しています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育所の変更にあたり、転園先の園と子どもに関する情報のやり取り等を必要に応じて行ったことがあります。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・日々の保育の中で、子どもの意見や、表情、活動の様子等から子どもの満足の把握に努め、職員間でミーティング等を通して情報共有をしています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:b】 ・苦情解決の体制については、第三者委員を玄関に掲示し共有を図っています。また、苦情解決規定を定め、 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:b】 ・保護者が相談したり意見を述べたりする連絡先として、園生活のしおり等に複数の連絡先が示されています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:b】 ・日ごろのコミュニケーションから、保護者が相談しやすく意見を述べやすいよう配慮しています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園内及び園外で起きた事故発生に対して、それぞれに事故発生対応フローチャートが整備され、園内に掲示し、職員に周知しています。また、事故防止マニュアル、事故防止及び事故発生時対応マニュアル等も整備し、リスクマネジメントに関する責任者を明確化しています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・感染症対策について、保育所における感染症ガイドラインを整備し、職員と共有しています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・災害時の対応体制として、事故防止マニュアル、事故防止及び事故発生時対応マニュアルを整備するとともに、地震、火災等の発生時の具体的な対応が記載されたフローチャートが園内に掲示され、災害時の対応体制が決められています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・標準的な実施方法については、法人の全体研修や系列園の施設長が集まり実施される、エリアミーティング、また系列園の主任が集まり実施されるガリバーミーティングなど様々な研修やミーティングにおいて、法人の保育理念を通して具体的な事例の積み重ねとして共有されています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育の標準的な実施方法に関する事項については、各種ミーティングやミーティングの中で行われる事例検討、グループワーク等を通して振り返りが行われています。また、日ごろから具体的事例について施設長と職員は対話の中で振り返りを実施しています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
【第三者評価結果:a】 ・週案、月間指導計画等、各種指導計画の策定は、各クラス担任が行い、施設長が責任者となっています。各種計画は、全体的な計画にもとづき作成されています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・日誌、週案、月間指導計画、年間指導計画等の各種指導計画は、見直しを行う時期を定め、適切に見直す仕組みが整備され実施しています。また、全体的な計画は年度末の各種指導計画の見直しの際に、関連個所等の部分的な見直しを実施しています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・児童健康台帳、入園までの生活状況、利用時間確認書等に加え、各種指導計画等、園が定める統一した様式によって、子どもの発達状況や生活状況等を把握し記録しています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・子どもの記録の保管、保存、廃棄、情報の提供に関する規定として、秘密保持に関する誓約書等があります。規定にもとづき、個人情報が記載された書類等は鍵付きの書庫に保管されています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:b】 ・全体的な計画は、森のようちえん的全体的計画と称され、園の理念や方針、目標にもとづいて作成されています。作成の際は、クラスごとに「子どもたちがどんな姿になってほしいか」等のテーマをもとに、キーワードを出し合い作成しています。キーワードは、園の理念に沿った具体的な項目である「身のこなし」「自然とのふれあい・あそび」「危険予測」「人との関わり」「心の成長」に沿って、年齢ごとの子どもの成長を共有し作成しました。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:b】 ・室内の温度、湿度については、温湿度計を設置し、定期的に確認するとともに必要に応じてエア・コンディショナーを使用し、適切な状態を保持しています。換気は常に行い、子どもたちが快適に過ごせるよう配慮しています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・日ごろから送迎の際に保護者とコミュニケーションを積極的に図ることで、家庭環境等から生じる一人ひとりの子どもの個人差を十分に把握し、尊重しています。また、ぷるぷるめーぷると呼ばれる在園児の親子を対象としたファミリーイベントを年4回程度行い、保護者と保育者の相互理解に努めています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・基本的な生活習慣については、家庭との情報共有を丁寧に行い、一人ひとりの発達や興味に合わせて食事やトイレトレーニングなどを進めるよう配慮しています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもが自発的に生活と遊びができる環境を整備しています。室内では、静と動の遊びを分けることで、遊び込める環境づくりに努めています。絵の具遊びやクッキング等の活動においても、一斉活動として行うのではなく、興味や関心をもった子どもたちが参加することで、自然にクラス全員での活動となることがあります。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・乳児が安心して保育士等と愛着関係が持てるよう、保育者と1対1での関わりを大切にしています。また、室内には化学物質を使わない「無垢の木材」や「自然素材」のものが使用されていることで、安全面や衛生面に配慮した環境となっています。また、長時間過ごす子どもたちが、くつろげる空間となっています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもたち一人ひとりの自発性を大切にし、個々の興味に応じて十分に探索活動ができるよう配慮しています。一例として、保育者が子どもの後ろにつくことで、子どもたち自身が自らの興味に応じて探索できるようにしています。その際は、子どもたちの動きに合わせて保育者間で連携し、一人ひとりの子どもたちの様子を安全面にも配慮し十分に見守れるようにしています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・3歳児に関しては、保育者がどこまで橋渡し役をするかどうかを見極めながら関わることを大切にしています。子どもから「あれがしたい」「これがしたい」という想いが出てきた際に、必要に応じて子どもたち同士の橋渡し役をすることで、子どもの興味や関心が広がるように配慮しています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・障害のある親子等に配慮し、園内はフラットになっており、玄関から保育室まで車椅子が使用できるようになっているなど、施設のバリアフリー化に取り組んでいます。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・個々の子どもの様子や確認事項等を記載する登園児一覧や、職員全体で共有する内容が記載された引継ノート等で一人ひとりの子どもの1日の様子を共有し、1日の生活を見通して、その連続性に配慮した関りができるよう取り組んでいます。また、各種ミーティング等を通して、子どもたちの状況について、職員間の引継ぎを適切に行っています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・子どもが、小学校以降の生活に見通しが持てる機会として、散歩の際に近隣の小学校の傍を通り見学するなどの取り組みが行われています。また、園では日ごろから遊びの中で子どもたち同士で対話することや相談することなどを通して、小学校以降でも必要とされる「主体的・対話的で深い学び」が実践されています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・一人ひとりの子どもの心身の健康状態については、登園時の視診や朝の過ごし方等の観察から把握しています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:b】 ・年に2回の健康診断および歯科検診が実施され、健康台帳および歯科健診記録に記載し職員間で周知するとともに、保護者へ結果報告をしています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・アレルギー疾患のある子どもに対して、「保育所における食物アレルギー対応マニュアル」をもとに、適切な対応を行っています。アレルギー児の食事の提供については、朝の時点で献立を通してアレルギー献立の有無を確認します。提供の際は調理スタッフと確認し、専用のテーブル、お盆、布巾を準備し名前が書かれているプレートとともに提供します。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・食に関する豊かな経験ができるよう、クラスごとに食育計画を立て実施しています。野菜スタンプやとうもろこしの皮むき、野菜の塩もみや焼きそばづくりなど様々な取り組みが行われています。また、園の玄関のプランターでは、みかん、きゅうり、ピーマン、トマトなどを育てるとともに、園から20分程度歩いた場所にキッズファームと呼ばれる市民農園を借りて、季節の様々な野菜等を育てています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園の際に、離乳食確認表、入園までの生活状況等の書類を使用し、保護者と家庭で喫食経験のある食材を確認するとともに、園で提供する食材を伝えています。また、離乳食については提供前に保護者と面談し形状や量などを確認してから提供するなど、一人ひとりの子どもの発育状況や体調等を考慮した、献立・調理の工夫をしています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・連絡帳や、日ごろのコミュニケーションを通して家庭との日常的な情報交換を行っています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・年に1~2回、個人面談を行い個々の子どもの様子や家庭状況の把握に努めています。面談は、保護者の就労等の個々の事情に配慮して、相談に応じられるよう取り組みを行っています。相談内容は記録され、各個人ファイルに保管されるとともに、ミーティング等で共有されています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:b】 ・送迎時の保護者と子どもの様子や園生活の中での子どもの様子等を観察し、普段と違いがないかの確認等を通して、虐待等権利侵害の兆候を見逃さないよう、家庭での養育の状況について把握に努めています。虐待等権利侵害となる恐れがある場合には、予防的に保護者の精神面、生活面の援助できるよう、積極的に話しかけたり面談の機会を設けるなどの取り組みが行われています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・職員は日ごろからクラスミーティングや、めーぷるミーティング、また個別の相談等を園長と実施することで、主体的に自らの保育実践の振り返りを行っています。 |