わらべうた 中山保育園
第三者評価機関名 | 株式会社ケアシステムズ |
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名称 | わらべうた中山保育園 | 評価対象サービス | 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 78(74) 名 |
所在地 | 226-0011 横浜市緑区中山町90-3 シャレー楓 |
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TEL | 045-938-4595 | ホームページ | www.kidslife-nursery.com/base/yokohama/nakayama/ |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2012年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | HITOWAキッズライス株式会社 | ||
職員数 |
常勤職員:17 名
非常勤職員:8 名
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専門職員 |
保育士:19 名
栄養士:2 名
看護師:1 名
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施設・設備の概要 |
ワンフロア:園庭
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【保育理念】 ~子どもの時間が流れる保育園~ 家庭のようなあたたかい場で いきいきとした「生活」と「あそび」を子どもたちに 【保育目標】 生きる力の基礎を育む ・からだを育む~しなやかなからだと手 ・つながる力を育む~友だちも大人も大好き ・学ぶ力を育む~チャレンジする好奇心 ・生活力を育む~自分の事は自分での自信 【保育方針】 ・自立して生きる未来の力を育てることを見通し、子ども一人ひとりの今を心から尊重します ・安心できる人間関係の中、子どもが自分に出会い、仲間と共に生活をする力を育みます ・多様な経験をし、問題は必ず解決できる自信を重ね、意欲的に学びにむかう力を育みます ・丁寧な生活を営み、自分で決める経験を自信に、自らルールに気づき生活を創りだす力を育みます ・保護者・地域・保育者が感動をわかち合い、成長を見守るパートナーとして、一人ひとりの子どもの生きる力を育みます |
・ふぁんばりん(0歳~5歳児)(英語活動) ・リズモン(ダンスプログラム)(幼児) ・おそうじプログラム ・ボランティア音楽コンサート ・絵本巡回図書館 |
評価実施期間 | 2019/07/22(契約日) ~2020/03/04(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 1 回(2014年度) |
特に評価の高い点 | 【子どもが主体的に活動できる環境を整備し、遊びを豊かにする保育を展開している】 ・玩具は子どもが取り出しやすいように、棚には写真を貼って自分で出し入れできるようにしている。今年度から紙テープや空き箱などを入れた教材棚を用意し、4、5歳児が好きな素材を使って自発的に制作活動ができる環境を整備している。また、法人主催のダンス発表会にむけて、子ども主体で振り付けを考え、みんなで練習に取り組むなど、活動を通して友だちとの人間関係が育まれるよう援助している。 【家庭との日常的な情報交換を密にして子どもの成長を共有できる機会を設けている】 ・日々の登降園時での会話や連絡帳を通して子どもの様子を保護者に伝えている。連絡帳は2歳児クラスまでは個別連絡ノートを活用して、家庭での様子、健康状態、検温、排便、睡眠、食事などの情報を把握できるようになっている。また、毎日の園での様子は各クラスで写真を掲示をして伝えている。子どもの誕生日には保育参加を行い、保育に入ってもらい子どもの育ちを感じてもらう機会としている。子どもと一緒に給食を食べてもらい、給食の雰囲気やどんな食事を摂っているかなど知ってもらっている。 【働きやすい職場環境づくりに取り組んでいる】 ・職員面談を年に数回して状況確認を行い、仕事に対する思い等が把握できるように努めており、職員一人ひとりが働き方(配置)、保育の仕方などについて主体的に判断し行動できるような環境づくりに取り組んでいる。有給休暇取得は年5〜6回であったが、誕生日は連休を作れるようにするなどの工夫により、年10回程度取得が可能となっていることが報告されている。 |
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改善を求められる点 | 【生活にふさわしい場として子どもがくつろいだり落ち着ける環境整備の改善に取り組んでいる】 室内にはエアコンが設置され、温度や湿度を調節し心地よく過ごせる環境作りを心掛けている。0歳児は専用の部屋にて保育することで落ち着いて生活できるようにするなど環境整備に努め、他のクラスも室内で音が反響しないよう修繕工事を行い音が吸収できるように改善している。机の配置を考え、子どもが遊べるスペースを作ったり、午睡後には絵本を読めるコーナーを作り、落ち着ける場所の確保などの工夫をしている。現在修繕を進めている所であり、更なる環境設備の改善に取り組んでいる。 【経営課題について話し合い具体的な取り組みを検討している】 ワンフロアの保育室の良い点や改善が必要とされる点(感染症への対応策など)など環境に関する職員の意見をまとめ、法人と話し合いを進めており、具体的な取り組みについて検討中である。法人からの課題や、園からの課題は法人の担当部署と共有し改善に取り組んでいるが、改善につながるまでに時間がかかることがあり課題としている。 |
事前の説明からとても丁寧にご対応頂き、園の評価も適切に行われたと認識しております。 様々なご助言を頂いた事に関しては今後の園運営に反映してまいります。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・玄関に保育 理念、保育目標を掲示し、保護者などの来園者をはじめ職員の目に留まるようにして周知を図っている。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園長は本社で毎月開催される「全体会」に出席し、事業環境や法人の動向や取り組みなどを把握している。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園長は本社で開催されている定例の全体会に出席しており、法人としての経営状況などを把握している。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・法人として策定している中長期の事業計画は法人園長会において説明されている。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・法人の中長期計画をもとに園の単年度事業計画を策定する流れとしている。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員一人ひとりが自発的に目標設定に取り組み、主体的に計画を推進することができるように指導している。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保護者には入園時に重要事項説明書をもとに説明し、さらに年初の保護者懇談会では、指導計画や行事計画などに事業計画の骨子を落とし込んで説明することにしている。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:b】 ・年1回、法人内の各園共通に実施している自己評価は、「保育目標」「保育の内容」「安全への取り組み」「健康管理」「職員の質の向上」「保護者支援」「地域との連携」「運営」について、A〜Dの評価と評価理由を記載する仕組みになっており、クラスごとに話し合い、リーダー、経営層の主導により評価を進めている。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:b】 ・自己評価の結果は職員ミーティングで共有し、改善について話し合い、課題を書き出し議事録に残している。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・園長としての責任、職務については運営規程の中に明示するとともに、法人として管理者研修を実施しており、本人の自覚を促す仕組みが整っている。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、法人のコンプライアンス研修や確認テストなどを受講して認識を深め、自ら講師になって同様の研修やテストを行い、職員への注意喚起を促している。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は自己評価結果をもとに前年との比較を交え、指導助言に取り組み、質の向上に努めている。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・クラス担任などの職員配置については、本人の特性や希望をもとに個別に話し合いながら決定できるようにしている。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・職員の採用については本社主導で実施しており、保育に対し十分な意欲と適性を持った人材採用に努めている。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は自己評価シートによって自ら評価を行い、さらに意向調査を実施して意思や課題・意向を把握している。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・人事考課制度には目標管理を導入しており、園長職面談を年に数回行い個々の目標達成を支援している。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・目標設定シートは「成果・業績目標」「行動・能力評価」「自己研鑽評価」など16の評価項目で構成され、職員一人ひとりの育成につながるようにしている。さらに、園目標と期待する職員像をリンクできるようにしている。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・法人が主管する職員研修は、職域・職制・職能別になっており、全職員が参加できるようにしている。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園内研修を年間で計画し、さらに保育の実践報告会も行いお互いに学ぶ時間を設けている。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人として実習生の受け入れマニュアルを設けており、各種の対応事例も盛り込まれ、標準化に取り組んでいる。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・理念や基本方針、保育内容についてはホームページに掲載しており、だれもが自由に閲覧できるようにしている。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の運営管理については、本社と園との役割分担が決められており、監査業務、事務、経理、取引等については本社扱い、園では小口現金管理のみとしている。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画の中で地域との関わりについて基本的な考え方を示している。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・ボランティアの受け入れについても実習生同様に受け入れ基準などを明確にしており、受付、オリエンテーション、具体的な活動などが円滑に実施できるようにしている。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・身近な地域の社会資源として散歩コースや近隣の公園があり、子どもの体力に合わせて複数用意している。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・地域では子育て世代が多いことを踏まえ、今年度より育児相談、育児講座、給食試食会などの事業を開始している。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・地域の園長会や見学者からの地域の子育てニーズを把握するように努めている。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育理念を「子どもの時間が流れる保育園」としており、職員で毎年保育テーマを定め、子どもの喜怒哀楽を無視しないという原則をふまえて職員は対応している。事務所にも掲示し、保育の計画や実践につながるように取り組んでいる。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・重要事項説明書では個人情報保護に関するルールが明記され、写真掲示についても承諾を得ている。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育所を紹介する資料としてパンフレットを作成し、園の基本方針や取り組み、1日の流れを写真を交えてカラーで掲載し、市役所に配布している。また、法人のホームページからも確認することができるようになっている。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:b】 ・入園前の入園説明会では、個人面談の後に全体の説明会を行い、園の理念や目標、保育方針、基本的なルールや重要事項などについて重要事項説明書に沿って説明を行っている。説明後には質問を受け、入園時にウェヴサイトなどの写真掲載に関することも合わせて同意書をもらっている。また、同意書は毎年記入し提出してもらうこととしている。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育所の変更にあたり、持ち帰るもの・返却してもらうもの・退園時ファイルに綴じるものなどを一覧にしてミスがないよう文書化している。在園中の制作物をアルバムにして渡し、最後の登園日にはその子がやりたい遊びや行きたい公園に行くようにして楽しく過ごせるように配慮している。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・コドモンにより行事後にアンケートを実施している。集計結果をもとに園長主任で検討し課題を明確にした後、職員とも共有・検討して対応を決め保護者にも公開している。次年度に活かす取り組みとなっている。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園時には重要事項説明書に記載している、苦情解決の体制(苦情解決責任者の設置、苦情受付担当者の設置、第三者委員の設置)などを説明して周知に努めている。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・苦情解決制度については、重要事項説明書への記載をはじめ園舎でも掲示している。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:b】 ・法人で定めたハンドブックには、相談や意見を受けた際の記録の方法や報告の手順、対応策の検討等を明示している。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・毎月のヒヤリ・インシデント報告や、各クラス・各部屋の安全点検チェック表などを徹底し、子どもの安心・安全に配慮した園運営に努めている。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・今年度より0歳児の保育室を区切り、感染症の予防に対応にむけて取り組んでいる。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・毎月災害を想定し、避難訓練を実施し、記録を消防署へ提出して安心で安全な園運営に取り組んでいる。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・法人としての各種マニュアルを整備して、運営ハンドブック、虐待対応、災害対応、感染症対策、食物アレルギー・給食衛生管理、実習生受け入れなどの項目がされており、事務所に常置して適宜確認できるようにしている。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・定められた基本事項や手順などで気付いたことがあれば園長または主任に報告し話し合う仕組みとなっており、例えば法人の「水遊び安全管理マニュアル」をもとに安全管理や手順について園独自の追加項目などを作成している。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長が全体的な指導計画策定の責任者として指針をもとに計画案を作成し、職員と話し合いで出た意見を取り入れて作り上げている。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・指導計画の見直しについては、日々保育の評価、反省は日誌で行っている。週ごとは週案にて、月ごとは月案にて、期ごとは年間指導計画にて行っている。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園前に子どもの成育歴や家庭での様子などについて保護者が記入した児童票や生活状況をもとに、健康記録表・緊急連絡先などの記録をファイルして保管している。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの記録が入っているタブレットやパソコンは園外持ち出し禁止とし、それぞれにパスワードを設定している。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画は、園長と主任が法人がめざす目標をもとに、各法令や園の方針・保育所の理念や方針、目標に基づいて年齢ごとに成長してほしい姿をめざして園全体としての「年間指導計画案」を作成している。計画は擁護、教育、食育など年齢別の目標を編成し、前年度の子どもの様子や家庭の状況、地域の実態なども考慮して会議を通して職員と話し合い作り上げている。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:b】 ・室内にはエアコンが設置され、温度や湿度を調節し心地よく過ごせる環境作りを心掛けている。0、1歳児の玩具の消毒は午睡中に行い、口にしているものはその都度消毒するようにしている。トイレの清掃は当番を決めて毎日職員が行なっている。0歳児は専用の部屋にて保育することで落ち着いて生活できるようにするなど環境整備に努め、他のクラスも室内で音が反響しないよう修繕工事を行い音が吸収できるように改善している。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育理念にもとづき、今年度のテーマとして「また明日も来たいと思える保育園」について話し合いを行い、子どもの喜怒哀楽を無視しないという原則を掲げ、事務所にも掲示している。子どもが好きな遊びが選択できるようコーナー分けを行ったり、取り出しやすい高さに玩具を収納するなどの工夫をしている。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・基本的医な生活習慣については、一人ひとりの発達段階によって援助の仕方や声の掛け方などを変えて進めることとしている。子どもが自分でやろうとする気持ちを尊重し、待って見守る事を心がけ、必要に応じて援助を行っている。また、やってほしがる子には甘えたい気持ちを受け止め、途中まで手伝い、最後は自分ですることで達成感を感じるよう工夫している。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・玩具は子どもが取り出しやすいように玩具の写真を貼って自分で出し入れできるようにしている。また、今年度から紙テープやスズランテープ、空き箱などを入れた教材棚を用意し、4、5歳児が好きな素材を使って自発的に制作活動ができる環境を整備している。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・0歳児は保育室を個室化にすることで穏やかな環境を整備している。一人ひとりの体調や生活のリズムに合わせ応答的な保育を心掛け、送迎時には保護者と話す時間を作り、その日の子どもの食事や活動の様子を口頭で伝えるようにしている。子どもの興味や発達に応じて玩具や遊びの提供を行い、室内のジャングルジムでつかまり立ちで移動したり、トンネルの中をくぐるなど、月齢や発達過程に応じて子どもが意欲的に行えるよう室内環境の整備に努め保育を行っている。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 1歳以上3歳児未満の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・玩具は写真付きのケースに収納し、自分で遊びたいものを出し入れするように工夫している。遊びによっては部屋をコーナーで区切り、集中して遊べるように設定し、関心事や発達に応じて時々グループ分けをして少人数であったり、異年齢と一緒に活動するなどしている。ままごとでは生活に結び付けて楽しみ、真似っこ遊びを通して身体を動かす楽しさを味わえるよう取り組んでいる。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・3歳児は、牛乳パックを使って遊ぶ事が流行っていたので、運動会のプログラムに牛乳パックを積み上げる競技を取り入れるなど、子どもたちがその時に興味を持っていること、楽しんでいることを活動につなげるよう心がけている。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・特別な配慮が必要な子どもへは個別の指導計画を作成し、日々の様子は月単位で「経過記録」を記入し、職員間では必要に応じて昼礼や会議を通して話し合いを行い、職員間で共有し、同じ関わりが出来るよう心がけている。子どもの状況に合わせて園内の設備を変更し、安全に過ごせるよう環境設定に配慮している。また、なるべく特定の職員が付くようにし、必要に応じて静かに過ごせるような場所へ誘導するなどの個別の対応をしている。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ 長時間にわたる保育のための環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・長時間保育について月案も作成し、子どもの状態や季節に合わせて遊びの環境を整え、静と動の遊びをコーナーで分けるなどしてそれぞれが楽しく過ごせるよう配慮している。また、異年齢交流を通して年上の子どもに甘えたり、憧れをもったり、また、年下の子どもに頼られたり、優しく世話をすることに喜びを感じるなど、同年齢の子どもによる保育とは異なる体験が得られる機会にもなっている。異年齢で過ごすため玩具に配慮し、6時以降はハサミを使わないこととし、乳幼児が合同になる前には絵本の読み聞かせやお話などをして気持ちを落ち着かせてから移動をしている。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・就学を見通した計画は、5歳児の年間計画で「小学校接続」を組み入れ、計画にもとづき4期に分けて進め、月案におろしている。就学に向けて生活リズムの確立を目指し、子どもの様子を見て年明けから午睡の時間を短くしている。また、机とイスを出して、少し長い時間イスに座りながら遊ぶ活動を取り入れるなどの取り組みを行っている。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの健康に関しては、保健業務マニュアル・感染症対策マニュアル・事故対応ハンドブック・虐待対応ハンドブック・食物アレルギーハンドブックに基づいて日々の子どもの健康管理を行っている。毎日看護師が子どもの様子を巡回して確認し、気になる事があれば引継ぎボードに記入して職員間で共有し、必要に応じて看護日誌に記録している。また、降園時には引き継ぎボードをもとに、降園時にどの職員でも具体的に口頭で伝えられるように配慮している。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科検診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:b】 ・毎月の身体測定や年2回の歯科健診は看護師が同席し、健診後には健診結果を記録した健康手帳を保護者に渡している。健診結果は嘱託医・保護者それぞれから確認・捺印をもらっている。予防接種を受けた際には健康手帳の返却時に保護者から記入してもらっている。また、個々の検診結果は、看護師が「健康記録カード」や「健康台帳」に記録して管理している。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・アレルギー児に関しては、「食物アレルギーハンドブック」、医師の「アレルギー疾患生活管理指導書」や保護者の「除去食同意書」に基づき、栄養士、保護者で面談後、除去食で対応している。また、アレルギー児の情報は職員間で共有して支援を行っている。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:b】 ・給食の際は、4,5歳児は自分で机まで運んでおり、配膳の時に量の調節が出来るようにしている。無理強いしないよう、予め量の調整をして「食べられた」という喜びを味わえるようにしている。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・0歳児クラスでは、個々に応じて調理の工夫をし、家庭と連絡を取り合い進めることとしている。食事を丸呑みしている子どもがいたため、切り方を変えることで噛み切って食べられるようになるなど、調理の工夫をしている。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・日々の登降園時での会話や連絡帳を通して子どもの様子を保護者に伝えている。連絡帳は2歳児クラスまでは個別連絡ノートを活用して、家庭での様子、健康状態、検温、排便、睡眠、食事などの情報を把握できるようになっている。また、毎日の園での様子は各クラスで写真を掲示をして伝えている |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・個人面談を1年に1回全員行い、面談内容は記録して個別のファイルで保管している。面談の日時は1か月の期間で保護者の希望に沿うよう調整し、誕生会で保育参加した場合はその日に面談を行っている。また、定期的な面談以外にも必要に応じて面談室にて面談し、記録を残して継続的に支援できるよう配慮している。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・虐待防止のために、早期発見に努めるとともに関係機関との連携による体制を整えている。早期発見に向けては、登園時の様子や着替え時の視診や触診による確認をするほか、看護師が引き継ぎボードを使って巡回している。保護者からの伝達がない傷やあざがあれば、個室で写真を撮り看護日誌に記録し、子どもと保護者の様子や変化を注意深く見守り職員間で共有することとしている。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・4月に職員各自で「目標設定シート」を作成し、目標とプロセスを記入して年度末に自己評価を行っている。クラスの年間計画では4期に分けて期毎にクラスで振り返りを行い、課題・改善を話し合い時期へと生かすようにしている。また、クラスを持たない乳児・幼児リーダーも期毎にリーダーとしてありたい姿と今の課題、解決する具体的な方法などを自己評価と共に行っている。それらの課題に対しては主任が確認し、必要に応じてアドバイスを行っている。 |