社会福祉法人 神奈川県社会福祉協議会

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アイン武蔵小杉北保育園

2020年09月23日公開
評価結果報告書 第三者評価詳細
① 第三者評価機関名
第三者評価機関名 株式会社 R-CORPORATION

② 施設・事業所情報
名称 アイン武蔵小杉北保育園 評価対象サービス 保育所版
対象分野 認可保育所 定員 60 名
所在地 211-0063
川崎市中原区小杉町2丁目307-7
TEL 044-722-5588 ホームページ https://www.ein-group.com/
【施設・事業所の概要】
開設年月日 2015年04月01日
経営法人・設置主体(法人名等) 中央出版株式会社
職員数
常勤職員:12 名
非常勤職員:3 名
専門職員
保育士:12 名
看護師:1 名
施設・設備の概要
居室:保育室
設備:事務室
設備:相談室
設備:給食室

③ 理念・基本方針
<アイン武蔵小杉北保育園の理念>
みらいを生き抜く力を育てる
今の子どもたちが大人になるころ、多種多様な社会問題、環境変化を乗り越えないといけない時代です。私たちは子どもたちに、挑戦する心、あきらめない心、感謝の心を持ち、元気な大人になるための環境を提供します。アイン保育園は、愛情を持った「共育」を実施し、生きる力と夢を持った子どもを育てます。

<アイン武蔵小杉北保育園の基本方針>
1.安心と安全を第一に考える
2.子どもと大人が共に学び、成長する
3.利用者、地域のニーズに応える
4.豊かな人間性を持った子どもを育成する

④ 施設・事業所の特徴的な取組
●アイン武蔵小杉北保育園の運営法人は、中央出版株式会社(以下、法人という)です。法人の保育事業本部は横浜と名古屋に事務所があり、グループ園は横浜市に6園、川崎市に3園、名古屋市に3園、長久手市に1園の計13園を運営しています。各園は法人の本部と連携し、法人の方針と園独自の特色を出しながら運営しています。

●アイン武蔵小杉北保育園は、JR南部線、東急東横線武蔵小杉駅から500メートル位のところに位置しています。武蔵小杉駅周辺は高層マンションやショッピングモール、レストラン等が続々とオープンし、アクセス環境も利便性の高さを誇り急速に発展している一方、北側には自然豊かな多摩川があり、市民のオアシスとなっています。アイン武蔵小杉北保育園の近くには東京への主要道路「中原街道」が走り、西明寺曲がり角付近には昔の名残りを醸す商店街があり、新旧交差する地域です。また、日本医大武蔵小杉病院が現在は大改造中で、完成後は日本医大の基幹分院が誕生し、地域の大きな社会資源となることは確実です。園舎の近隣には小杉小学校もあり、卒園児が通学し、在園児との交流も深めています。

●グループ園の特徴的な保育サービスは、モンテッソーリメソッドを取り入れており、子どもたちの「生きる力」を育む保育を実践している点にあります。モンテッソーリ教育、自由保育、共育の3つの柱を基に保育を実践しています。アイン武蔵小杉北保育園では、独自のサービスとして、幼児対象に保育園内で習い事としてできる英語教室を実施し、ネイティブスピーカーによるレッスンを受けることができます。また、ダンス教室や習字教室も開講し、保護者のニーズに大きく応えています。

⑤ 第三者評価の受審状況
評価実施期間 2019/09/05(契約日) ~2020/06/29(評価結果確定日)
受審回数(前回の受審時期) 初 回(年度)

⑥総評
特に評価の高い点 1.【就学を意識したモンテッソーリ教育】
●小学校のスタートプログラムにつなげるべく、5歳児におけるアプローチとして幼少期から継続してモンテッソーリ教育を続けています。保育室にモンテッソーリのコーナーがあり、教具は子どもに合わせて入れ替え、教育が保育所保育指針に沿って流れる工夫をしています。子ども一人ひとりが活動を選び、自分のリズムで納得いくまで繰り返し行っていることが特徴的であり、保育士は指示を出しませんが、いつでも子どもに助言ができるよう体制(準備)を整えています。これにより子どもの知的好奇心が自主的に現れ、子どもたちは達成感・満足感・自信・集中力を高め、生きる素地を身につけています。

2.【保育士の『共育』】
●子どもと大人が共に学び、成長する『共育』という精神を常に持ち、子どもに最適な「育成・教育とは何か」を問いながら保育を行っています。子どもを教材として園内でワールドカフェ(自由な討論の場)を開催し、やりたいことなどの意見を出し合い、そのアウトプットをワークショップや会議で話し合い、自己を高めています。子どもの自由意志の尊重と、大人も学ぶという考え方をベースにした保育の実践は、「愛情を持った共育を実施し、生きる力と夢を持った子どもを育てます」という理念に通じています。

3.【特別レッスン】
●アイン武蔵小杉北保育園では、特別レッスンとして、ネイティブスピーカーによる英語教育を行っています。聴くこと、話すことを中心に歌やダンス、ゲーム等を通して子どもたちが楽しみながら異文化に触れ、英語が身に付くよう工夫をたくさん組み込んでいます。特別レッスンは子どもの吸収力や思わぬ可能性の発見等、幅広い人格育成に貢献しています。
改善を求められる点 1.【職員の定着】
●アイン武蔵小杉北保育園では、職員の定着、職員の育成、職員のチームワークの3点を園の課題として挙げており、特に、職場環境の改善についてはアイン保育園の中・長期ビジョンとして取り上げ、職員の定着のための働きやすい環境作りに取り組んでいます。職員の新規採用が思うように進まない現状を鑑みて、まず、職員の定着を第一に考え、法人本部のES課との協力により、職員のアンケートを実施し、意向等を把握して職場環境の改善に努めています。職場環境にはチームワークなどによる働きやすい人的環境も含まれると思われますので、改善が進むことを期待しています。

⑦ 第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
施設名: アイン武蔵小杉北保育園
施設長: 五島 千賀

<評価に取り組んだ感想>
   
 今回、第三者評価を受審したことで、園の運営や保育全般について職員全員で振り返ることができ、その中で改めて園の良さや共通認識ができていなかったこと、課題等が明確になりました。職員を3つのグループに分け、少人数での話し合いの時間を重ねたことで、どの職員も考えたり発言したりでき、それぞれの気づきの幅も増えました。また、今までの方法が本当に良かったのか、振り返り改善していくきっかけにもなりました。
今後も、園運営や保育内容について、質の高い保育を目指し職員全員で丁寧につくっていけるよう努めていきます。

<評価後取り組んだ事として>

1.自身の保育を振り返り、改めて子どもにとっての丁寧な関わりについて研修や話し合いをしました。

2.園長が職員と面談し、次年度に向けての目標設定をしました。やってみたいこと、できること、挑戦したいことを振り返りながら、職員の自己肯定感を高めていけるようにしています。

3.働きやすい職場作りに向けて、職員全体で共通の目標を決めました。常に振り返りながら、一人ひとりが作っていくという意識で動いています。

詳細評価PDF

評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織

Ⅰ-1 理念・基本方針
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。

【第三者評価結果:a】

事業理念に「みらいを生き抜く力を育てる」を掲げ、アイン保育園の保育理念は、子どもたちに「挑戦する心」、「諦めない心」、「感謝の心」を持ち、「元気な大人になるための環境」を提供することとし、愛情を持った「共育」を実施し、生きる力と夢を持った子どもを育てることを目指しています。基本方針は、「安心と安全を第一に考える」、「子どもと大人が共に学び、成長する」、「利用者、地域のニーズに応える」、「豊かな人間性を持った子どもを育成する」こととしています。職員に対しては、グループ研修(大研修)や園の研修(園内研修)で説明を行い、園内に掲示する他、理念・方針の意味を定期的に問いかけ、考え、復唱を行い、日々の保育と連動させています。保護者には、パンフレット、ホームページを始め、園のしおり~重要事項説明書~等に記載し、園の「懇談会」でも、お知らせして周知しています。アイン武蔵小杉北保育園では、ワールドカフェ(やりたいことなど意見を出し合い話し合う)を行い、具体的な内容を決める取り組みを行っています。面接は年2回実施し、職員の大研修は土曜日に開催しています。

Ⅰ-2 経営状況の把握
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。

【第三者評価結果:b】

法人では、少子化を踏まえ「選ばれる保育所へ」という認識を持ち、2ヶ月ごとに開催する管理者会議(園長会議・主任会議)で、保育士の動向や、分析したデータを基に話し合いを行い、対応策を検討し、実践につなげるよう努めています。神奈川県や川崎市の待機児童も漸減化傾向にあり、その対策も中・長期計画として検討しています。区役所の保育担当に書類を提出する時には、行って話を聞いています。

【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。

【第三者評価結果:a】

法人が株式会社であるため、人材育成、組織体制等がしっかり組まれています。人材育成に関しては、管理者会議等で課題として常に検討を図り、グループ園全体に関わることについては、法人の会議で検討・決定し、その内容は、管理者会議等で通知し共有しています。通常の場合は、法人のES課(本部の心理的フォローをするスタッフがいるセクション)が各園を廻ってフォローしています。

Ⅰ-3 事業計画の策定
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。

【第三者評価結果:b】

中・長期的なビジョンは、法人として策定しており、園は法人の担当部署の計画の1部署の形で組み込まれています。法人として「自由保育」、「モンテッソーリメソッド」、「共育」を不変のビジョンとしており、今後の計画は役員と法人事業部長で話し合っています。園では、「保育の質を上げて、選ばれるような園を目指す」を認識し、これを加味した自園の計画を策定して実施しています。利益目標等の計画については、出来る限り数値目標や具体的な成果を明示し、実現が見えるよう工夫していますが、目標達成の具体化は法人として設定しています。園の職員のキャリアパス等については各職位の保有専門能力を明示し、目標としています。

【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。

【第三者評価結果:b】

単年度の計画は、法人の中・長期計画に沿って法人の単年度計画が示され、計画に沿って園の単年度計画を策定し、法人に承認を得ています。予算面については、法人で各園の予算を検討及び決定を図り、園での予算範囲内で取り組みを進めています。園の単年度の「事業計画」については、事業理念、保育理念に沿って園で作成しています。事業計画の策定にあたり、保育方針・園目標に保育の特徴(モンテッソーリメソッドの考え方等)や、地域性や保護者等の事情を加味して作成しています。また、法人園長会議等で策定したアイン保育園統一の全体的な計画に沿って園の全体的な計画も作成し、実施しています。今年度については「共育」を取り上げ、法人本部と園で推進していきます。

【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。

【第三者評価結果:b】

年度計画(単年度の事業計画)は、職員の意見を反映して策定し、法人と調整・承認を得て確定しています。定期的に職員アンケートを実施し、抽出した意見も参考にしています。確定した年度計画は職員会議や大研修(年2回実施)で職員に周知しています。年度計画は年度末に評価を行い、次年度の計画に見直し等の対応を行っています。今年度の計画は会議や研修で周知し、実施する内容について説明を行い、後追いもして確認しています。

【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。

【第三者評価結果:b】

年度計画(単年度の事業計画)は、「保育年間行事スケジュール表」として、保護者懇談会で説明をしています。保護者へは懇談会で説明をしています。

Ⅰ-4 福祉サービスの質の向上への組織的・計画的な取組
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。

【第三者評価結果:b】

保育の質の向上に対しては、園としてPDCAサイクルを活用して、園全体で改善に取り組んでいます。保育計画については定期的に評価を行い(C)、次の計画に反映させています。内容は園長が添削し、指導をしています。第三者評価の受審は今年度、初回となります。

【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。

【第三者評価結果:b】

園では、課題の抽出を日頃の連絡ノート、面談、行事の後のアンケート、法人本部で行う年2回の保護者アンケート等、あらゆる機会を捉えて情報を収集し、課題を抽出しています。課題については、職員間で共有し、改善計画を策定するようにしています。改善計画等については進捗を確認し、その実施状況の見直しを行い、保護者に公表するようにしています。

評価対象Ⅱ 組織の運営管理

Ⅱ-1 管理者の責任とリーダーシップ
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。

【第三者評価結果:b】

園長は、職員に対して、職員会議や園内研修等で保育園の経営・管理に関する方針と取り組みを明確に示し、園長を含め、各職位の職務分担は、「保育運営マニュアル」<職務分担について>に明示しています。また、不在時の対応として、「防災・避難マニュアル分担表」で園長の役割・責任等は、権限移譲されることを掲示しています。園長は理念、方針等が記載されている年間テーマをカードにして配付を行い、手帳に挟む等、職員がいつでも確認出来るようにしています。また、会議の場でも理念に基づいて保育内容や今後の幼児教育の目指すところを伝えるようにしています。職員会議や園内研修等で、経営等に関する方針と取り組みを周知しており、対外的には、園長の職務については、ホームページや毎月の「園だより」等でも説明しています。

【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。

【第三者評価結果:b】

遵守すべき法令等に関しては、保育に関する関連法令等について、研修で周知しています。法令等については、利害関係者(行政機関、取引業者等)と円滑かつ適正な関係を維持する上では必須事項と考えています。また、園の活動の中で、環境負荷をかける活動も有り、環境への配慮は必要なこととし、リサイクルを心がけるようにしています。法令等は、一読して覚えられるわけではありませんので、研修時以外は法令集を活用するようにしています。行政や関係機関・団体等からの案内は、常時事務所で閲覧可能にしています。また、「保育運営マニュアル」P19 .~に<保育業務上の手引き>として、“1.社会人としての基本と勤務の心得”を記載し、職員等への注意等を喚起しています。特に、個人情報の取り扱いについては職員の意識を変える働きかけ、収納場所の施錠の厳守等を指導しています。

【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。

【第三者評価結果:a】

園長の職務分担については、「保育運営マニュアル」<職務分担について>で定義されています。園長は、保育の質の向上を目指し、園の運営・管理や職員等の人事管理のみならず、関連業者や行政機関との調整・交渉も行っています。保育の質の向上を目指すためには、現場の職員等との連携が必須であり、職員の意見を聞き、運営に役立てる体制等の構築も必要です。このため、職員が意見を出しやすい環境作りに力を入れ、職員会議やミーティング等で、日々の保育について振り返り、質の向上に向けてプロジェクトチームを設定し、意見を出しやすい環境作りを行っています。プロジェクトチームは担当を決め、報告を行い、園長と職員が一丸となって「保育の質の向上」を目指しています。また、常勤、非常勤に関わらず、園内外の研修・教育の機会を設け、研修後は職員会議等で発表し、情報を共有し、保育の質の向上を図るようにしています。園長は、日頃の職員へのアドバイス、会議等での指導、新卒職員へのOJT担当の設置等を実施しています。

【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。

【第三者評価結果:a】

園長は、経営改善、業務の実効性を高めるため、法人本部と共に、人事・労務・財務等の管理に取り組んでいます。人員配置は、新年度に向けて配置等を検討するため、年度末の3ヶ月前には人事関係の申告をすることをルール化しており、職員の個人面談は9~10月頃に実施しています。園内の体制作りは、園運営上、必要不可欠なことと考え、特に、人事については、保育の力量も考慮に入れ、クラス運営が行える体制を目指して配置の検討、決定を行っています。日頃のシフトでも同様に配慮しています。今年度は働きやすい動線作りをメインとし、大人の動線を考えた物の配置や、休憩室でも心休まる空間作り等、物的環境の改善に努めています。

Ⅱ-2 福祉人材の確保・育成
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。

【第三者評価結果:b】

必要な福祉人材の確保としては、法人の人事課及び系列会社のW社(ワールドメディア社)を活用しています。職員等の採用計画は、法人本部の人事課が作成し、新卒及び中堅の採用を実施しています。採用のために全国各地の保育士養成学校等をまわっています。(例:山形、東京、名古屋、大阪、福岡、沖縄等)園内では、キャリアパスとスキル育成の体制を構築し、副主任手当を含めたキャリアパス研修に該当者を参加させ、必要な福祉人材の確保、定着に関する計画と取り組みを実施しています。実習生の受け入れや、保育補助員などの非常勤や事務等で働いている人たちで保育士資格取得を希望する場合は、必要経費の補助等や休日等のローテーション等に配慮し、バックアップする体制や学生アルバイトからの登用等、人材育成や確保等について法人を上げて応援する体制があり、この制度で保育士資格を取得し、従事している人もいます。今後、職員の母校や、マイナビ、学内説明会等へのアプローチなど積極的に行っていきます。

【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。

【第三者評価結果:b】

法人として、「保育運営マニュアル」に階層別の「期待される職員像」を明確にし、園の保育業務について明確にしています。この内容に沿って、将来の施設運営に対応できる職員像に向けて研鑽を奨励しています。園長は、職員に対して年1回、自己評価に沿って個人面談を行い、法人と連携しながら諸人事を決定しています。

【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。

【第三者評価結果:a】

職員の就業状況は、面談等で就業状況等に対する意向を把握し、勤務時間などワーク・ライフ・バランスに配慮した取り組みに努めています。月ごとにワンオンワン・ミーティングも行っています。これは園長と法人本部ES課のトレーナーが心の相談相手となる取り組みであり、パソコンを介して法人本部と連携した仕組みを整備しています。法人では、各部門(保育、本部、出版)に分けたキャリアアップ制度があり、今の職種から異なる部門に変わることもできることを職員に説明しています。福利厚生においては、年1回の健康診断の実施やインフルエンザ予防接種等の補助等の他、職員の休憩時の間食費(おやつ代)やレクリエーションの開催費用は法人が負担しています。定期的ストレスチェックで睡眠時間、食事の様子等を確認し、職員の心身の状況を把握するようにしています。子育て中の職員の勤務時間についても考慮し、有給休暇の取得もバランスを考えた勤務体制に配慮しています。

【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。

【第三者評価結果:b】

職員一人ひとりの育成については、「保育運営マニュアル」の指針に沿って対応しています。職場で求められる保育とキャリアパスが常に一致するとは限りませんが、職員一人ひとりの個性を大事にし、コミュニケーションを取りながら、職員個々の得意分野を発揮できるような目標設定にし、保育の質の向上を図っています。これは、年1回の自己申告を含めた定期面談で実施していますが、適宜、必要と思われる研修、本人希望の園内外の研修には参加を推進しています。また、法人が実施している園の保育の特徴である「モンテッソーリメソッド」の研修には参加を促しています。

【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。

【第三者評価結果:b】

研修には常勤、非常勤とも質の向上のために研修に参加できるようにしています。研修参加時は、必ず研修報告を作成し、職員会議等で研修内容の説明等を行い、日々の保育の中で実践できるよう話し合いの場を設けています。研修参加は、自由に参加出来るようにしていますが、新任者・中堅職員など、それぞれの経験や習熟度に応じた効果的な成果が得られる研修を推奨し、申請時に調整を図っています。また、キャリアアップ研修については、対象年次において出来る限り参加するよう勧めています。園の特徴である「モンテッソーリメソッド」の研修も同様です。研修計画は、年初に組み、その年に実施される研修等を加味しながら弾力的な運用をしています。

【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。

【第三者評価結果:a】

職員一人ひとりの資質の向上のため、研修に参加できるようにしています。但し、研修参加時は、研修報告を作成し、職員会議等で研修内容の説明等を行うようにしています。新任者・中堅職員など、それぞれの経験や習熟度に応じ効果的な研修に参加させています。なお、キャリアアップ研修や「モンテッソーリメソッド」の研修には積極的に、受講するように勧めています。研修は、園内研修、グループであるアイン保育園内での研修や外部研修等に参加しています。グループ研修は、①18:30以降に実施する場合、②webで行う場合、③エリア研修(地域別)、④大研修として外部の会場で行う場合、⑤法人本部で行う場合等があり、③、④、⑤は、対象者が参加しています。

【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。

【第三者評価結果:b】

実習生の受け入れについては、「受け入れマニュアル」を整備し、実習生の担当職員を定め、マニュアルに沿って事前オリエンテーションを予定し、園の基本方針・保育活動を十分に伝え、実施します。実習プログラムは、実習生本人や依頼校の意向を受けて作成し、実習終了時は担当者・園長を交えて話し合い、担当者の意見を記載して実習報告書とします。実習生の受け入れ実績はまだありません。

Ⅱ-3 運営の透明性の確保
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。

【第三者評価結果:a】

法人は株式会社であり、決算状況等は開示していませんが、税務署への申告、監査を受け、指摘を受ける事項があれば改善を行い、透明性に努めています。第三者評価、苦情等については公表し、改善に努め、改善状況も公表しています。法人、保育園の理念、ビジョンはホームページ等で公表しています。地域に向けては基本的にはホームページですが、来園の際はパンフレット等で詳細を説明しています。
年に1回は保護者アンケートを実施し、保護者の様々な意見や思いを受け止めるようにしています。改善できるところは改善し、より良い保育園を目指しています。また、中原区で行ったアイン3園のフェスティバル(中原区商工会議所で開催)では、近隣の保育所を含めて多数の参加があり、その様子は法人保育事業部のホームページのブログでも公開しています。

【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。

【第三者評価結果:b】

保育園での事務、経理、取引ルール、職務分掌については規定があり、職員に公開しています。内部監査については、法人本部の経理専門家から受け、一緒に詳細のチェックを行っています。外部の専門家については、法人として会計事務所の指導を受けており、会計事務所の調査も園で受けることがあります。これら監査等の指摘を受け、園の体質改善に取り組んでいます。

Ⅱ-4 地域との交流、地域貢献
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。

【第三者評価結果:b】

地域との関係については、町内会に加入し、近隣の方々と交流を深め、園児の散歩時では声をかけてもらったり、挨拶を交わしています。また、ハロウインの行事時には、仮装した園児にお菓子を配ってもらっています。「学校や施設の交流会」では、敬老の日に老人施設の方々を招き、敬老会の交流の機会を設け、クリスマスには老人施設に招待を受ける等、良好な関係作りができています。園の行事には地域の方に参加してもらえるよう、近隣に子どもたちがチラシを配りに行き、それを機に散歩で声をかけてもらう等、地域の方との交流が広がっています。

【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。

【第三者評価結果:b】

ボランティア、職業体験(体験学習)等の受け入れのためのマニュアルを整備し、事前にオリエンテーションで注意事項等を説明する文書を用意しています。ボランティアの受け入れはありませんが、依頼があれば受け入れる所存です。但し、区の取り組みとして他園の職員や小学校教員を1日体験で受け入れたことはあり、その際には園の方針や内容についてオリエンテーションの上、受け入れています。

【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。

【第三者評価結果:b】

関係機関等との連携は常に取り、情報交換も行っています。家庭での虐待等が疑われる場合は、区役所の保健師や専門機関(児童相談所等)と連携し、子ども、保護者への対応を適切に行っています。職員には、虐待等の早期発見について、些細な事でも、子どもを意識してよく観察するよう指導しています。中央児童相談所との連携や、中央地域療育センターとは連携できる体制を整えています。地域関係団体との協働では幼保小の5歳児フェスタや小学校体育館の清掃などを行っています。

【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。

【第三者評価結果:b】

保育園は、地域の福祉ニーズに応えて行く必要があると認識しています。情報の収集は、地域への育児支援、区の園長会議、区役所が主催する定期的な会議等への参加、幼保小の連絡会への参加、地域との交流活動を通して、地域の福祉ニーズや生活課題の把握に努めています。法人主催のアインフェスでは川崎市については中原区商工会議所で行い、子どもに関すること、生活に関することについて様々な企業が出展し、保護者や地域の方、区役所の方も含めて招待し、盛大に行いました。

【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。

【第三者評価結果:b】

福祉ニーズに基づく公益的な事業・活動としては、老人ホームとの交流による異世代との交流があります。また、地域子育て支援として、入園前の子育て支援、育児相談を行っています。また、地域の災害時には必要があれば園の備品を使用できるよう考えています。

評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
Ⅲ-1 利用者本位の福祉サービス
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。

【第三者評価結果:b】

事業理念は「みらいを生き抜く力を育てる」で、保育理念は、「(略)私たちは子どもたちに、挑戦する心、諦めない心、感謝の心を持ち、元気な大人になるための環境を提供します。(略)」とし、愛情を持った「共育」を実施し、生きる力を持った子どもを育てることを目指しています。子どもの尊重や基本的人権については、園内外の研修や勉強会に定期的に参加し、研鑽を図っています。性差について固定概念を持たず、子どもの好きな色、玩具等、男女差で決めるようなことはしていません。子どもの人権を尊重するために、育児はどのように行うかと言うことを考えて保育を行っています。子どもの人権を守るためのチェックリストを活用し、定期的に振り返りをしていきます。

【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。

【第三者評価結果:b】

子どものプライバシー保護の配慮について、法人系列園全体としても重点的に対応しています。法令の遵守は重要と考え、「保育運営マニュアル」、「アイン保育園における個人情報保護の方針」を定めています。保護者に対しては、入園時に丁寧に説明を行い、「同意書」と「誓約書」を得ています。また、全国保育士会監修の「人権擁護のためのセルフチェックリスト」も参考にして職員間で留意しています。子どものプライバシー保護や権利擁護に関しては、職員会議でも周知し、職員は認識しています。子どもの人権やプライバシー保護についての研修も定期的に実施しています。着替えをする際は、他児から見えないよう別室で着替えられるように配慮し、4歳、5歳児が夏の水遊びで着替えをする際は男女で分かれて行っています。ブログに子どもの写真掲載をしてほしくない家庭については、子どもの写真は使用しないようにしています。

【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。

【第三者評価結果:b】

理念や基本方針・保育の内容や保育所の特性等を記載した文書として「園のしおり」等を用意し、ホームページでも発信しています。園の紹介には、個人情報を配慮した写真・図等を活用してわかりやすく提供しています。入園希望の方の見学に関しては、常時、少人数での対応を心がけ、疑問や質問には詳細に対応しています。園のパンフレットは、区役所に設置させてもらい、イベントによって設置できる時は誰でも持ち帰ることができるよう工夫しています。

【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。

【第三者評価結果:b】

保育の開始時期は、3月の入園説明会の時点とし、園のしおり等で保護者に説明し、保護者の同意を得ることにしています。保育内容の変更等については、保護者が理解しやすいように資料(書面)を作成し、保護者に同意を得られるよう説明を行っています。特に、配慮が必要な保護者の場合(例:外国人、障害者等)には、別途、理解を得られるよう工夫して対応をしています。開始や変更の予定がある場合は、早めの説明を心がけています。

【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。

【第三者評価結果:b】

保育の連続性、継続性の問題は個人情報保護との関係もあり、何でも情報伝達すれば良いという事にはなりません。「保育運営マニュアル」に添付されている「アイン保育園における個人情報保護の方針」によれば「8.個人情報の使用」の項⑤で、「園児名簿や園児連絡先は当園での使用に限定し、それ以外の方から求められてもお知らせしません。」と定めています。お知らせする場合は保護者の依頼により地方自治体経由で行うことになります。他園から転入する園児・保護者の場合には、新規に面談をして情報の収集をしています。卒園後の対応は、子どもや保護者が相談したい旨の連絡を受けた場合には、対応ができるように担当者(概ね、園長)を定めて対応しています。卒園児や退園児に対しては、いつでも遊びにきて良いことや、困ったことがあれば相談してほしいことを伝えています。イベントの際は招待状を送付しています。

【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

子どもの満足度は、日々の保育の子どもの姿を観察し、子どもの満足を把握するように努めています。保護者に対しては、登降園時の会話やアンケート・個人面談などから、保護者の満足度を把握・分析し、改善につなげています。年度途中にはアプリによる保護者アンケートを実施しています。年2回の個別面談やクラス懇談会を実施し、様々な話し合いができるようにしています。行事等後は、保護者にアンケートを実施し、データの集計結果や記述内容から満足度を把握し、行事に生かすようにしています。また、職員向けのアンケートを年2回行い、集計結果等を基に職員の満足度や意向等を把握しています。運営委員会では、第三者委員、園の関係者の他、保護者の希望者が出席し、委員会の中で意見を述べる機会を設けて満足度等を把握するようにしています。

【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。

【第三者評価結果:b】

苦情受付制度については、入園時に配付・説明する「園のしおり」に苦情解決責任者、苦情受付担当者、第三者委員、苦情解決の方法を掲載し、苦情解決の方法の説明を記載し、説明をしています。また、書面を玄関に掲示して周知しています。また、第三者委員とは別に、申し出ができる機関の案内も明示しています。「園のしおり」は入園時に説明後、同意を得ています。保護者から苦情・相談等があった場合は、内容と解決結果等について、園内に公表するようにし、保育の質の向上に役立てるよう取り組んでいます。意見や相談等について気軽に話が出来るよう、登降園時には園長、主任は、出来るだけ保護者と話せる雰囲気作りを心がけています。

【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。

【第三者評価結果:b】

「園のしおり」に苦情受付制度について示し、日頃から風通しの良い保育園作りに努め、意見・要望の話しやすい環境作りに努めています。登降園時の挨拶や、面談時、保護者の反応等について職員は常に気にかけ、配慮するように努めています。意見や要望については園長が対応するようにし、事務室を使用してプライバシー、他者にわからないよう配慮しています。子どもの保育の質向上のためにも、保護者とのコミュニケーションを密に図るよう努めています。

【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。

【第三者評価結果:b】

登園時は保護者の出勤時間に配慮して笑顔で挨拶を行い、日々の連絡ノートや降園時に相談しやすい環境作りを心がけています。降園時には園での子どもの様子を伝えると共に、保護者の話したいことに傾聴し、悩み等がありそうな場合は声かけをして、面談につなげる場合もあります。また、保護者が参加する行事後にはアンケートを実施して、意見を聞くように努めています。職員が保護者から直接、相談や意見を受けた場合は、園長・主任に報告し、迅速な対応を心がけ、改善策を検討し、園としての課題と考えられる内容については、職員間で話し合うようにしています。

【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。

【第三者評価結果:a】

園として、リスクマネジメントの関する委員会は設定していませんが、園長がリスクマネジメントに関する外部の研修会に参加し、得たノウハウを職員に周知しています。ヒヤリハットもアクシデント(事故)も議事録を作成しています。事故報告については、子どものケガの対応をした後、ケガの内容、ケガの発生状況、その処置方法等を記録し、できる限り早く園内で情報を発信しています。また、他の職員等の意見等を求め、対処方法(ケガが発生しないよう)等を検討し、保育士としての振り返りとして課題等を記入し、報告書としてまとめています。これらの事故報告書については、アインの園長会議で事故防止策等の安全確保策を検討しています。ヒヤリハットについては、今後の課題、安全対策の一環として、園内で検討をしています。小さなケガでも、アクシデント報告書を作成して振り返りができるようにし、未然に防ぐ対策を講じ、再発が起きないようになってきています。また、全職員で共有していくことで、危険予測や事故防止にもつながるようにしています。

【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

感染症対策は、子どもの安全確保のために、マニュアル等を含め、取り組みを行っています。看護師が中心となって職員会議内または園内研修を行い、感染症に関する知識の習得に努めています。流行する感染症の情報は区役所から情報(保健だよりやサーベイランス)を入手し、掲示して職員、保護者に知らせ、注意を喚起しています。感染症が園内で発生した場合には、蔓延情報等も含め、保護者に速やかに知らせています。感染症の予防策として、玩具や備品等の消毒に努め、子どもに対しては手洗いの徹底や、うがいのできる園児には、うがいを敢行しています。送迎者が感染症になった場合には、園の玄関の外で子どもの受け入れ・引き渡しを行い、感染症が拡大しないよう配慮しています。感染症を含め健康管理については、保育運営マニュアルに登園時の対応や感染症の種類及び症状、感染症になった場合の登園届等の諸注意事項を記述し、職員に周知を図り、保護者へ適切な情報提供ができるよう対処しています。会議の中で、感染症について、発生時の対応について研修しています。アイン保育園の動画マニュアルが配信され、いつでも確認できるようにしています。

【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。

【第三者評価結果:b】

災害時における災害対策のマニュアル準備をし、防災責任者を定め、防災計画を作成し、月1回、避難訓練を実施しています。災害として、主に注意すべき事項は、不審者・火災・地震・風水害を考え、入園時の「園のしおり」に「非常事態時の対応」として記述し、説明会時に周知しています。また、園の基本的な対応として「園のしおり」に明示し、内容に沿って避難訓練等を実施しています。災害時の安否確認については、NTT災害伝言ダイヤル、れんらくメールNEOを活用し、避難の際には掲示して行き先を知らせることを入園の際に説明しています。不審者対応については、玄関等には電子錠を設置し、警察とも連携して情報交換やパトロールをお願いしています。災害時の備蓄に関しては、食料・備蓄品はリストを作成し、3日分を目安に保管及び管理しています。

Ⅲ-2 福祉サービスの質の確保
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。

【第三者評価結果:a】

保育の標準的な実施方法は確立しています。保育所保育指針に沿った全体的な計画、年間指導計画、月案、週案、デイリープログラムを作成し、それに沿って保育を実施していますが、画一的な一斉活動にならないようにしています。保育理念の中に、「子どもたちに、挑戦する心、諦めない心、感謝の心、元気な大人になるための環境を提供します」の文言(抜粋)を唱し、園目標では、「自分から好きなあそびをみつけ、楽しくあそべる子ども」、「いろいろなものに興味をもち、意欲的に挑戦する子ども」を示しています。保育に関するマニュアルは、いつでも確認できるように書庫に整備し、スマホにダウンロード出来るようにしています。マニュアル等は研修で周知をしています。

【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。

【第三者評価結果:b】

標準的な実施方法(マニュアル等)の見直しについては、年度末に職員会議で内容を確認し、法人のエリア長が見直しを行っています。見直しにあたっては、保育所保育指針等の内容を考慮し、最終的には法人が承認等を行う仕組みになっています。

【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。

【第三者評価結果:b】

全体的な計画の策定については、園長・主任が中心となって全体的な計画の骨子、全体的な計画の素案を策定し、職員会議で前年度の指導計画を振り返り、評価に基づいて職員全体で話し合いを行い、決定しています。全体的な計画に基づく各年齢別の年間指導計画、3歳未満児のクラスの個人別指導計画は、決定した全体的な計画に沿って定めています。年間指導計画はさらに月案、週案にまとめ保育を進めています。アセスメントは関係職員が、職務を越えて集まり、モニタリングした個人記録、園の記録、子ども一人ひとりの情報を報告し合い、総合的な見地で個別指導計画の見直しを行っています。

【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。

【第三者評価結果:b】

アセスメントの結果、指導計画の見直しについて、時期、保護者の意向、組織的な仕組みを定め、毎月、各クラスの担当職員で話し合い、基本的には月案レベルで実践した保育内容の自己評価を行い、月末の進捗予想により未達の分部については次月の月案に加味して盛り込むようにしています。毎月の子どもの姿やねらいに関する活動が実践されたかを反映し、ねらいの目的が達成されているかを判断し、次の計画に織り込むよう話し合っています。年度末には、各クラスの新旧担任が今年度の評価・反省を基に、担任間での継続を考慮して次年度の年間指導計画を策定するようにしています。

【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。

【第三者評価結果:b】

子どもに関する保育の実施状況の記録は、子どもの発達状況や生活状況等に関して統一した様式で記録、把握、共有しています。記録の内容や書き方の統一を図るよう記録の書き方に関する指導も実施しています。記録以外では、必要な情報が的確に職員に周知され、職員間での情報共有が図れるよう会議等で周知し、共有化に努めています。

【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。

【第三者評価結果:b】

個人情報の取り扱いについては、保育運営マニュアルに明示し、「アイン保育園における個人情報保護の方針」として定め、職員に周知徹底をしています。また、個人情報についての研修も実施しています。個人情報の記録類の事務室外への持ち出しを原則禁止とし、子どもに関する記録等の閲覧後、必ず元の場所へ戻すこととし、園長が責任者として保管・管理体制を確立しています。保護者には、個人情報の取扱いについて入園時に「園のしおり」で説明し、別紙として「アイン保育園における個人情報保護の方針」を提示しています。個人情報の管理については、年度初めや会議の際に説明し周知しています。個人情報に関わるものは事務室での保管を徹底しています。保護者にも、入園の際に個人情報の取り扱いについて説明しています。


評価結果内容評価

A-1 保育内容
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。

【第三者評価結果:a】

●保育所保育指針については、各園の園長を始めとする関係職員が外部の保育所保育指針研修に参加し、内容について勉強し、全園の園長会議で、アイン保育園の理念・方針を基に全体的な計画の骨子をES課と一緒にまとめ、各園で地域性、家庭的状況等を加味して各園の全体的な計画を策定しました。全体的な計画に沿って園及びクラス別年間指導計画を策定し、展開しています。方針や目標については、年度始めの懇談会等で説明し、保護者にも活動についての理解・共有が出来るようにしています。年間指導計画は見直しを行い、必要な場合は月案レベルで改訂を行い、全体としての見直しは年度末に反省に基づき次年度の全体的な計画につなげています。

【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。

【第三者評価結果:b】

●環境の整備に配慮し、室内の温度・湿度についてはガイドラインを設定し、子どもが心地よく過ごせるよう配慮しています。夏季のエアコンの温度設定は27℃を目安とし、外気との温度差±5℃、湿度は50%を目標にしていますが、冬場の湿度は50%に保てるよう加湿器、濡れタオルを活用して工夫しています。天気の良い日は自然換気と外気の取り入れを心がけています。安全点検チェック表を備え、各クラスの玩具や室内の消毒・清掃・安全点検を実施し、玩具は木製玩具の良さを取り入れて採用しています。コーナー保育を取り入れ、手作りの玩具を設置するなどの工夫をし、安全性に留意して家具の配置、玩具の定期的な点検を行っています。

【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。

【第三者評価結果:a】

●アイン保育園では保護者の育児方針を尊重し、子どもの発達過程、家庭環境など一人ひとりの姿は0歳~2歳児では個別指導計画、3歳以上児は経過記録に記録し、保護者のニーズは「個人面談」に記録して職員会議等で共有し、保育に生かしています。幼児での配慮を要する子どもについては個別指導計画を策定しており、その他の幼児についても半年分をまとめて年2回、個人記録を記録し、年度末には一人ひとりの引継ぎを行い、子どもが安心して進級できるようにしています。「子どもの自立心、創造心を育てる保育」を大切にして、子どもの主体性を伸ばすような言葉がけ、支援に努めています。また、急かしたり制止したりせず、先ず子どもに傾聴する姿勢で接するよう努め、表情や、指差しによる言葉にならない思いを汲み取るように心がけて保育に当たっています。

【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。

【第三者評価結果:a】

●1歳、2歳児は個別指導計画に基づいて、子どもが自分でしようとする気持ちを尊重し、援助することを常に心がけています。子どもたちが理解できるよう、年齢に合わせた伝え方に工夫し、強制することなく発達状況に合わせた援助を心がけています。乳児では生活リズムに配慮し、おむつや衣服が汚れたらこまめに取り換え、気持ち良さが感じられるようにしています。子どもたちが理解できるよう、年齢に合わせた伝え方を工夫し、強制することなく発達状況に合わせた援助を心がけています。子どもに合わせて、保育士がやり方を見せたり、一緒に出来るように援助し、見守りをするようにしています。必要な物の配置も子どもに分かりやすいように動線を考え、子どもが自ら動くようになってきています。

【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。

【第三者評価結果:b】

●自由遊び(一緒に行うリトミック等)や、保育室にコーナーを設定し、子どもが主体的に考えて遊べるよう準備し、保育者は見守りながら必要に応じて援助ができるようにしています。モンテッソーリの教具は、年齢や子どもたちの興味に合わせて入れ替えをしています。無理にやらせるのではなく、どこに興味を持ち、今何が必要なのかを把握しながら活動ができるようにしています。戸外での活動については、各クラスの様子を見ながら戸外・園内活動の検討を行い、基本的に戸外活動を十分に確保するようにしています。自然との触れ合いは、園内でもできる工夫を考え、機会を持てるよう検討しています。

【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:c】

●乳児保育(0歳児)は実施していないので非該当です。

【A7】A-1-(2)-⑥ 1歳以上3歳児未満の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:b】

●3歳未満児(1・2歳児)の保育については、まだ養護の比重が大きい時期を踏まえ、子どもの興味を持つものを知り、大切に考えて保育に当たっています。養護と教育の一体化においては、遊びながら学んで行くことであり、モンテッソーリの教具や工夫された遊具はたくさんあるので、1歳、2歳児の玩具の中にも遊ぶ、学ぶものが多く用意されています。また、職員が手作り玩具を作り、活用しながら3歳以上への教育につなげています。

【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

●3歳以上児の保育においては養護と教育の一体化を意識し、幼児クラスでは運動や音楽等を楽しみながら意欲的に取り組むことができるよう工夫しています。アイン保育園では「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」については保育所保育指針が発令される以前から養護と教育の一体化を進めていましたが、保育所保育指針を尊重し、育むべき資質・能力として①知識・技能の基礎、②思考力・判断力・表現力の基礎、③学びに向かう力・人間力を学び、小学校スタートプログラムにつなげています。年齢に応じて、または異年齢で好きなものに取り組める設定とプログラムがあり、各アイン保育園の代表者が集まり、定期的に研修や実践報告をしています。その研修に参加した職員が自園でモンテッソーリメソッドを推進しています。年齢によって集団の関わり方には差があるので、それぞれに応じた対応をしています。子ども同士で話し合うような場を設け、必要な時にだけ声をかけられるよう見守りをしながら支援しています。

【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:b】

●現在、障害の認定を受けた子どもはお預かりしていませんが、受け入れ体制は出来ています。障害児保育を実施する場合には他児と一緒の統合保育を行うことになっており、個々の関わりを大切にしながら、集団生活の中で互いの存在を尊重し、思いやりの心や、助け合う気持ちが育めるよう、療育センター等の指導方法を取り入れながら、保育士等が仲介して関わりを持てる環境設定を行うことになっています。意思の疎通が難しい子どもの場合には絵カード(指示カード)等を用意していきます。

【A10】A-1-(2)-⑨ 長時間にわたる保育のための環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:b】

●延長保育を含めて、早朝から保育園にいる子どもについては特に、延長保育の時間の頃の疲労や注意力等を考慮し、リラックスできる保育を心がけています。年間計画・月間計画の中に「長時間にわたる保育計画」についても策定し、子どもの姿、環境設定を計画的に考えるようにしています。受け入れ時の保護者の伝達事項や早朝の様子を遅番職員へ引き継ぐようにし、保護者に伝わるよう連携を図っています。早朝や夕方は異年齢での活動が中心となり、安全面を配慮した上で、ゆったりと過ごせるように玩具についての配慮もしています。昼間の保育の中でも異年齢で年上の子どもが年下の子どものお世話をする月案も組んでおり、異年齢で仲良く過ごす体制は出来ています。保育時間の長い子どもには、希望により補食、夕食の提供を行っています。

【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。

【第三者評価結果:b】

●小学校への就学、小学校との連携について、5歳児の年間指導計画には小学校との連携や就学に関する事項を記載し、小学校との交流会・学校訪問など就学への準備や期待感が高められるように配慮しています。保育士等と小学校教員との意見交換日を設定・実施し、「保育所児童保育要領」を作成して、入学する小学校へ送付しています。

【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。

【第三者評価結果:b】

●体調の変化や怪我などについては詳しく説明するよう努めています。帰宅後の様子も、場合によっては電話で確認することもあります。保健衛生マニュアルを整備し、マニュアルに沿って「年間保健計画」を作成し、子どもの健康管理に努めています。「保健計画」についてはアイン保育園として毎年、基本ベースを策定しており、その基本ベースに各園の事情、特徴、取り組みを加えて各園で策定しています。SIDSに関するマニュアルを備え、職員全員に配付し、職員会議や日々の保育の中で、午睡時の姿勢やチェック方法を周知し、徹底しています。チェックの時間は1歳児10分ごと、2歳以上児は30分ごとに行っています。

【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科検診の結果を保育に反映している。

【第三者評価結果:b】

●健診では、歯科健診は年2回、内科健診も年2回実施し、保健計画を策定して実施しています。3歳児の視力検査・聴力検査は区の3歳児健診で行っています。健診の結果については、保護者へ口頭及び紙面で伝え、健診結果は「保健記録」として保管しています。手洗い・うがい・歯みがき指導などは看護師が中心となって行っています。 

【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。

【第三者評価結果:b】

●アレルギーのある子どもに関して、半年に1回、川崎市教育委員会の「生活管理指示票」を提出してもらい、厚生労働省の「アレルギー対応ガイドライン」を基に適切に対応し、「アレルギー対応ガイドライン」に沿って、園内研修を組み、早い段階から取り組みを行っています。半年に1回は保護者、担任、栄養士、看護師、園長が面談して適切に対応するようにしています。食事の提供では、調理室でダブルチェックを行い、専用トレイにて配膳し、除去食を担任と読み上げ、保育室でも他職員と確認を徹底し、提供体制を整備しています。机や椅子を別にし、食器・トレイには個人の名前を記入して誤食が起こらないよう万全の体制で対応しています。

【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。

【第三者評価結果:a】

●各年齢に合わせた「食育計画」を作成し、楽しい食事や食に関する豊かな体験ができるようにしています。一人ひとりの咀嚼能力の発達や月齢に合わせた調理方法等に配慮し、年齢に合わせて子どもの使いやすい食器を採用しています。食事については楽しい雰囲気で食べられるよう配慮し、幼児はテーブルクロスを敷いたり、テーブルの上に花を飾り、雰囲気作りを大切にしています。食事では子どもの目の前で盛り付けをすることで、食べる量を自分で決められるようにしています。最初は1口だけだった子どもが、少しずつ量が増え、完食できた満足感から次への意欲につながるようになってきています。保護者に対しては試食会を設け、日頃の普段作る料理の味付けと味の薄さ、出汁の具合等、家庭での味と比べてもらっています。食育の取り組みは写真やブログ等で活動を伝えています。

【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。

【第三者評価結果:b】

●毎月、給食会議を実施し、栄養士と担任で子どもの様子、喫食状況を共有できるようにしています。給食会議では味付けや食材の硬さ、見た目や食具についても話し合い、食の進まない時のキザミの大きさ、形状等について調理の工夫について確認しています。また、クッキング体験を行い、食への関心・興味を培っています。栄養士、調理師に各クラスの巡回や食事の様子の観察等を通して子どもたちの関わりのアプローチを行い、さらなる食事環境作りに努めています。

A-2 子育て支援
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。

【第三者評価結果:b】

●家庭との連携では、送迎時に家庭での子どもの姿や園生活の様子を互いに伝え合い、情報交換を行っています。連絡ノートやクラス懇談会や保護者との個人面談を通して、子どもたちの成長を共に喜び合い、共有できるよう努めています。アイン武蔵小杉北保育園では、子どもたちの日々の様子や成長を可視化した『おいたち』を定期的に作成し、保護者に配付しています。保護者が困っている様子や、元気が見られない時には声をかけ、面談につなげ、サポートするようにしています。

【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。

【第三者評価結果:b】

●送迎時には保護者とコミュニケーションを図るよう努め、保護者の言葉や表情に留意しながら相談しやすい環境作りを心がけています。クラス担任では対応できない相談内容については、園長・主任に報告し、対応できる仕組みを整え、相談内容が担任では判断に迷うことは、後日答えるようにしています。年2回の個人面談や就学前の相談等を行い、個人面談では記録を行い、情報の共有を図っています。個人面談は、午後のお迎え時に希望を聞いた上で日程を組み、保護者の就労に差支えがないよう配慮をしています。日々の保護者の相談事に関しては細かく記録はしていませんが、必要に応じて職員間で共有するようにしています。

【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。

【第三者評価結果:b】

●虐待等権利侵害の兆候を見逃さないよう十分注意を払い、登園時での保護者の様子、着替え時も含め子どもの心身の状態の把握や、家庭での養育状況に留意しています。虐待等権利侵害の可能性があると職員が感じた場合は、速やかに保育所内で情報を共有し、対応を協議することにしています。気になる保護者とは会話を多くし、先ずは話しやすい関係作りをして精神的に落ち着けるような対応を心がけています。「虐待対応マニュアル」を作成し、少しでも虐待等権利侵害が見られた場合は、関係機関と連携し速やかに対応できるシステム作りができています。親子のやりとりや身体の不自然な傷に関しては、疑問を持った時点で園長に相談し、場合によっては全職員で共有するようにしています。区の保健師とは定期的に連絡を行い、様々な方向から早期発見ができるようにしています。

A-3 保育の質の向上
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。

【第三者評価結果:b】

●会議や園長との面談を通して、日々の保育の振り返り(自己評価シート)を行い、園長のコメントを得て、保育内容の改善に生かすことを今後、定期的に進めて行きます。月案や保育日誌での振り返りでは活動の結果が中心になりやすく、子どもの心の育ちや意欲等を踏まえた振り返りを課題として取り組んでいます。専門性の向上については、定期的な自己評価により、教育に力を入れて行く予定でいます。園長は、日々の保育に関して助言やアドバイスを行い、常に観察を行い、個別に声をかける等、より良い保育に向けて尽力しています。