社会福祉法人 神奈川県社会福祉協議会

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ウィズブック保育園青木町

2023年12月28日公開
評価結果報告書 第三者評価詳細
① 第三者評価機関名
第三者評価機関名 株式会社プレパレーション

② 施設・事業所情報
名称 ウィズブック保育園青木町 評価対象サービス 2022~ 保育所版
対象分野 認可保育所 定員 60 名
所在地 221-0057
横浜市神奈川区青木町3-20
TEL 050-1741-1332 ホームページ https://wb-hoikuen.jp/tokyo/aokicho
【施設・事業所の概要】
開設年月日 2021年04月01日
経営法人・設置主体(法人名等) 株式会社アイ・エス・シー
職員数
常勤職員:17 名
非常勤職員:2 名
専門職員
管理栄養士:1 名
栄養士:2 名
看護師:1 名
施設・設備の概要
保育室:6
更衣室:1
事務室:1
調乳室:1
子どもトイレ:2
大人トイレ:3

③ 理念・基本方針
その子らしさと自ら伸びるチカラを育む。子育てに頑張る保護者様や家族の成長に寄り添い支援する存在である。

④ 施設・事業所の特徴的な取組
オリジナル絵本(ウィズブックプログラム)の読み聞かせから広がる体験活動。子育て学講座の受講。

⑤ 第三者評価の受審状況
評価実施期間 2023/07/11(契約日) ~2023/11/28(評価結果確定日)
受審回数(前回の受審時期) 0 回(年度)

⑥総評
特長や今後期待される点 〇本社のオリジナル絵本を用いた「ウィズブック活動」で、子どもたちが絵本の世界を楽しみながら、子どもたちの活動にもつながっています
園では、「ウィズブックプログラム」と呼ばれるオリジナル絵本を中心とした取り組みに力を入れておこなっています。オリジナル絵本には、年齢や成長、言葉の理解度などに合わせて、内容や色遣い、形や登場人物などに変化をつけて描かれており、どの年齢の子どもたちも集中して楽しめる絵本になっています。毎日の絵本の読み聞かせは、その日の活動への導入にもなっており、そこからさまざまな体験活動につながっています。また、英語教育にも力を入れており、2歳児から5歳児は、英語版のオリジナル絵本を用いた「ウィズブックプログラム」にも取り組んでいます。
○園では保育者の言葉かけを何よりも大切にしています
ウィズブックプログラムでは、子どもたちの興味関心・発達に合わせてつくられたオリジナル絵本で「想像力」、「言語理解力」を高めています。絵本に出てくる「もの・こと・ことば」から、ウィズブック保育園では子どもと接するときの、保育者の言葉かけを何よりも大切にしています。保育ガイドラインには、言葉かけについて明記されており、職員は共通認識のもと保育に努めています。年度初めの職員会議で保育ガイドラインの読み合わせをして共通意識のもと保育に努めています。保育について、職員同士で話し合う時間を多く持っており、一人の子どもを色々な角度や視点から言葉かけを意識しています。


○中・長期計画の職員への周知が望まれます
法人理念、保育理念の実現に向けた基本方針は明示しており、事業の方向性は本社の園長会議で示しています。中・長期計画は、組織体制・人材育成等の経営課題や問題点を明らかにし、その改善策など取り組むべき課題を職員に伝え、共に改善に向けた取り組みに期待します。

〇地域の商店や子育て支援施設との連携に加え、今後はコロナ禍で交流が難しかった地域との連携が深まることに期待します
園では、園見学を随時実施しているほか、子育て支援として保育体験や栄養士からの講座などをおこなうウィズブック体験会を定期的に開催しています。また、地域のカフェやレストランとの地域交流もおこなっていますが、コロナ禍の影響もあり限定的
となっています。今後は、地域の方々と園がつながる機会を設け、より多くの地域資源の活用によって、地域との関わりが深まることに期待します。

⑦ 第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
〇C評価だったボランティア・実習生の受け入れについては、コロナ禍だったこともあり開園から実践できていなかった。まずは園の広報からはじめ受け入れの体制、受け入れマニュアルなどを作成し、計画していきたい。

〇B評価の中長期計画については園だけでなく本部との連携を取り、園周辺の地域性や経営課題など分析していき、何が課題なのかを明確にしていきたい。

〇利用者満足の向上については、行事や保育についての保護者の声をきくことが出来ていなかったので、アンケートなどを実施し保護者の満足度を把握できるようにしていきたい。
また運営委員会で出た意見なども参考にし、改善できるところは進んで取り組んでいきたい。

〇保育に関しては、言葉かけを意識し、子どものその子らしさを認める保育を大切にしている。さらに良くするために、職員同士が保育について積極的に話し合える機会を作り、共通意識をもって楽しく保育が出来るようにしていきたいと思う。

詳細評価PDF

評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織

Ⅰ-1 理念・基本方針
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。

【第三者評価結果:a】

園の運営理念・保育の基本方針は、パンフレット・入園のしおり・ホームページに明記しています。職員には、入社時の研修と年度初めの職員会議で周知しており、業務の意識付けや実践につながるようにしています。保護者には園見学時にパンフレットを用いて説明し、入園説明会や保護者会において周知しています。

Ⅰ-2 経営状況の把握
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。

【第三者評価結果:b】

社会福祉事業全体の動向については、本社が事業経営をとりまく環境と経営状況の把握・分析をしています。園では、行政などから地域福祉ニーズの情報を入手しています。園長は、地域の園長会などで情報交換を行っていますが、細かな保育コスト分析などについては本社に委ねています。

【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。

【第三者評価結果:b】

本社で把握・分析した経営課題については、本社の園長会議で情報共有しています。職員には、必要に応じて園長会議の内容を共有しており、園での改善点への取り組みを検討しています。

Ⅰ-3 事業計画の策定
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。

【第三者評価結果:b】

本社及び園のビジョンを「子育てに関わる保護者や人の成長」、「豊かな心と言葉を持つ子どもたちの育成」と明確にしています。ビジョンに向けた取組を計画的に推し進めるための中長期事業計画の策定に取り組んでいます。

【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。

【第三者評価結果:a】

単年度の事業計画は園のビジョンを明示しており、園の運営理念を全職員で確認しています。一人ひとりの「その子らしさと自ら伸びるチカラ」を育むことを目指し、全体的な計画をたて年間指導計画や各種計画を策定しています。

【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。

【第三者評価結果:b】

事業計画は、前年度の事業計画(全体的な計画、年間指導計画、行事計画)を振り返り、定めた時期・手順で策定しており、職員間はアプリで情報共有しています。園では、事業計画の実施状況は把握していますが、評価・見直しの際に職員や保護者からの意見を取り込めるような仕組みを検討しています。

【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。

【第三者評価結果:a】

保護者には、年間行事計画を年度初めにアプリを活用し周知しています。さらに、保護者の参加を促す観点から、前月には詳細内容を配信しており、行事の理解や協力をお願いしています。内容についての質問などに関しては、丁寧な対応を心掛けています。

Ⅰ-4 福祉サービスの質の向上への組織的・計画的な取組
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。

【第三者評価結果:a】

園は、保育の質の向上に向けた組織的な取り組みとして、月案・週案は園業務支援アプリで管理しています。職員が作成した保育計画はリーダーが確認し、必要に応じて適時指導しています。また、職員は自己評価チェックを年3回おこなっており、自己評価結果は本社が集計・分析したうえで園長と評価結果を共有しています。

【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。

【第三者評価結果:a】

評価結果の分析結果に基づき、職員会議で課題と改善策を検討し文書化しています。職員会議に欠席した職員は議事録で情報共有するほか、本社に改善実施計画を報告しています。

評価対象Ⅱ 組織の運営管理

Ⅱ-1 管理者の責任とリーダーシップ
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。

【第三者評価結果:a】

園長は運営理念や方針を理解し、安定した運営に向けて取り組んでいます。職員には、年度初めに職務分担表により周知しており、平常時のみならず有事の際には、保育リーダーが園長代行として対応することを明確にしています。

【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

園長は、遵守すべき法令などについて正しく把握・理解するように努めています。会議や研修などに参加して他園からの情報や横浜市の提供資料から把握しています。園長は、職員に職員会議で報告し資料などを回覧しています。

【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。

【第三者評価結果:a】

園長は、日頃から現場に入り保育の現状について把握し改善に向けた取り組みをしています。特に、WithBook活動時・お昼寝時・夕方の降園時間帯などは保育室を巡回し、職員と積極的にコミュニケーションを図り、適切な保育ができているか確認しています。職員にはグレード制を設けており、経験年数ではなく職員の経験値を法人本部と園長とで評価し組織の中で望まれる役割を担える人材育成に取り組んでいます。

【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。

【第三者評価結果:a】

人事・労務・財務などの現状把握・分析は本社と連携が図れています。園長はクラスの様子や職員の状況を把握し、職員の残業軽減、有給休暇や代休の取得など働きやすい環境づくりに取り組んでいます。

Ⅱ-2 福祉人材の確保・育成
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。

【第三者評価結果:a】

採用活動は本社が主導で実施しており、事業計画に必要な職員像が明確になっています。計画的に養成校に訪問したり、WEBエントリーなど、時代に即した求人活動に取り組んでいます。園長は、園見学希望者には園の様子や保育方針を説明するほか、採用面接を担っています。

【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。

【第三者評価結果:a】

入社後の研修では、求められる職員像を明確にしており職員が取り組むべき方向性を示しています。職員は経験値によるグレード別の業務シートで自己評価をしており、園長と年2回面談をして職員の目標や達成度の確認をしています。年度末の意向調査に関しては、本人からの希望も確認し柔軟に対応しています。

【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。

【第三者評価結果:a】

勤務表は職員の希望に沿う形で作成しています。計画的に人員配置することで、有給休暇の取得促進や園児の園長保育時間以外は残業にならないようにするなど、ワーク・ライフ・バランスに配慮し時間外労働の削減に積極的に取り組んでいます。園には、園長、保育リーダ・乳児リーダー・幼児リーダーと役割が明確になっており、気軽に相談できる環境になっています。


【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

職員一人ひとりの目標管理のための仕組みが構築されています。園長は職員と前期・後期で面談し、現在の状況を確認しながら評価をしています。園が、職員の研修計画を立てていますが、職員が目標を明確にし、希望する研修を選択する環境を整備したいと考えています。園長は、日頃から職員とコミュニケーションを図っており、職員の働きやすさとやりがいが追求できるよう努めています。

【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。

【第三者評価結果:b】

園では、期待する職員像を明確にしています。職員は、入社時に職員マニュアルと保育ガイドラインに基づき研修を受講しており、共通認識のもと保育に努めています。園では、保育ガイドラインに明記している、保育での言葉かけを何よりも大切に考えていることを職員に周知しています。保育での言葉掛けに関しては、意識付けのため定期的に保育ガイドラインの読み合わせをおこなうなど継続した取り組みを検討しています。

【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。

【第三者評価結果:a】

園では、新任職員にはクラスリーダーがOJTを実施しています。クラスリーダー同士は、月1回指導方法について話し合っており保育のポイントなどについて確認をしています。園長は、職員一人ひとりの状況に応じて必要な専門性を判断したうえで外部研修の受講を勧めています。研修受講後は、資料を回覧するなど情報共有をしています。

【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。

【第三者評価結果:c】

今後、実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成に関する取り組みについて検討中です。

Ⅱ-3 運営の透明性の確保
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。

【第三者評価結果:a】

園のホームページや入園のしおりに基本方針や理念などを掲載しています。苦情相談窓口に関しては、入園のしおりに記載しており、入園説明会で保護者に周知しています。玄関には苦情相談窓口のポスターを掲示しています。地域に向けた保育イベントなどの情報は園のホームページとSNSで周知を図っております。

【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。

【第三者評価結果:a】

園では、透明性の高い適正な運営のために定期的に本社による内部監査をおこなっています。横浜市による指導監査では、指摘事項に該当した場合、速やかに改善に向け取り組んでいます。園長は月次報告として、小口現金帳簿などは本社の経理担当に報告しています。

Ⅱ-4 地域との交流、地域貢献
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

園は、令和3年4月開園でコロナ禍のため、地域との交流を広げる取り組みが思うように実施できませんでしたが、園で栽培するトマトの苗など近隣の商店で買い物するなどの交流をしております。ハロウィンの時期には、地域のカフェや子育てサロンに事前にお菓子を渡しており、ハロウィンイベントで子どもが訪ねた時に手渡してもらうなど園の子どもたちとの交流を広げる取り組みをしています。

【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。

【第三者評価結果:c】

今後、ボランティアの受入れ体制に関して検討中です。

【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。

【第三者評価結果:a】

園の事務所には、地域の関係機関・団体の連絡先一覧を掲示しており、緊急時には速やかに対応できるようにしています。毎月の避難訓練後には、神奈川区に実施の報告をしています。園長は、区の園長会にて地域の福祉ニーズなどの情報交換をおこなうなど、関係機関との連携に努めています。

【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。

【第三者評価結果:a】

園では町内会に加入しており、園長は地区の会議に参加し地域の福祉ニーズの把握に努めています。園では、運営委員会を年2回実施しており、保護者の代表者と地域の民生委員を努める第三者委員により意見交換をしています。

【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。

【第三者評価結果:a】

園では、地域の子育て家庭の支援として、未就学児のウィズブックプログラムの体験や栄養士による離乳食講座を実施しています。園では、保護者や地域の子育て家庭の支援に取り組んでおり、安定した運営をおこない地域に貢献しています。また、園ではSDGsの取り組みとして、「子ども服リサイクルプロジェクトSMILE WEAR」に参加しており、着られなくなった子ども服を回収するリサイクルボックスを設置しています。

評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
Ⅲ-1 利用者本位の福祉サービス
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

園の運営理念に、一人ひとりの「その子らしさと自ら伸びるチカラ」を育むことを掲げており、保育園のしおりに明記し保護者に周知しています。職員は、保育ガイドラインの読み合わせで、子どもに言葉をかける際は、子どもの意見、主張を受け止め、ポジティブな言葉選びをするよう共通意識のうえ、子どもを尊重した保育に取り組んでいます。

【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。

【第三者評価結果:a】

プライバシー保護に関するマニュアルが整備されており、職員は共通理解のもと保育に努めています。幼児クラスには看護師が絵本を用いてプライベートゾーンの話をして、プライバシーや羞恥心について丁寧に伝えています。また、保護者に公表する情報では、個人情報を掲載しないよう配慮しています。

【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。

【第三者評価結果:a】

園のホームページやパンフレットなどは、写真や動画配信サイトを活用して保育内容や設備を視覚的にわかりやすく掲載しています。園見学は随時対応しており、園内見学時は新型コロナウイルス感染防止に十分配慮して案内をしています。見学者からの質問などにも、一つひとつ丁寧な説明を心掛けています。

【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。

【第三者評価結果:a】

保護者には、入園説明会では、入園のしおり(重要事項説明書)に沿って保育内容や園の特徴について説明し、園における基本的なルールの説明をおこなっています。重要事項に関する同意、個人情報の取扱いなどについて意向確認・同意を書面で確認しています。食事に配慮が必要な児童の受け入れ時には、事前に保護者の要望や状況を聞き取り柔軟な対応に努めています。

【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。

【第三者評価結果:a】

保育園の転園時は、子どもが転園先で安心して過ごせるように保育の継続性に配慮しています。転園先から問い合わせがあった場合は、保護者の同意のうえで保育に必要な情報提供をおこなうよう努めています。

【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。

【第三者評価結果:b】

日々の保育の中で、子どもの言葉や遊びに集中している姿などから、子どもの満足感や納得感について理解するように努めています。保護者とは日々、連絡帳・個人面談や日々の会話で満足度を把握するようにしています。しかし、行事後の保護者アンケートは実施しいないこともあり、保護者の行事に関する満足度や意向を把握する取り組みを検討しています。

【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。

【第三者評価結果:a】

園では、苦情解決体制を整備しています。重要事項説明書に苦情解決体制と苦情受付窓口をフロー図にして記載しており、玄関に掲示して周知しています。苦情を受けた際は、職員会議で職員に周知を図り、園全体で対応して改善に向けた取り組みに努めています。

【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。

【第三者評価結果:a】

保護者からの相談や問い合わせには、いつでも対応しています。相談窓口が複数あることを周知しており、アプリ・連絡帳・電話・個人面談など意見・要望を言いやすい環境を整えています。面談する際は、他の保護者に見られない・聞こえないよう相談室を使用し相談者のプライバシーに配慮しています。

【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。

【第三者評価結果:a】

職員は日頃から、送迎時に保護者が相談や要望が述べやすい雰囲気づくりに努めています。保護者から寄せられた意見や相談事は、担任が一人ではなく、課題の解決に向けてリーダー・園長と組織的に対応しています。食に関する相談は栄養士も一緒に相談を受けるなど、連携が図られています。

【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。

【第三者評価結果:a】

リスクマネジメント体制については、職員マニュアル・保育ガイドラインに明記しています。ヒヤリハットは月で集計し、職員会議で情報共有し改善策について話し合っています。看護師は、職員に心肺蘇生や緊急時の通報の仕方など園内研修をしています。保育室の開き戸には全てストッパーが設置しており、空気清浄機は転倒防止対策をしています。

【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

園では、感染防止対策マニュアルを整備しており、感染症の予防や発生時の対応方法について周知しています。看護師から季節性感染症に関する情報共有や注意事項などの園内研修をおこなっています。保護者には、毎月の「園だより」や「ほけんだより」でケース別の対応方法を知らせています。万が一感染症が発生した場合は、玄関に感染症名や感染者数を掲示して注意を呼びかけています。

【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。

【第三者評価結果:a】

災害時における子どもの安全確保のため、必要なマニュアルを整備しています。保護者には、入園のしおりに安全対策と緊急時・各種警報発令時について明記して周知しています。職員は、毎月災害時に備えた避難訓練を実施しており、備蓄品(非常食・水・ミルク)を整備しています。

Ⅲ-2 福祉サービスの質の確保
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。

【第三者評価結果:a】

本社で共通の職員マニュアル・保育ガイドラインが整備されており、職員は入社時に研修を受講しています。職員は、マニュアルに基づいた適切な対応ができるよう、各種マニュアルは園に備え付けられており、いつでも確認することができます。

【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。

【第三者評価結果:a】

本社では、各種マニュアルは定期的に見直しをしています。年度末に本社と園とで連携し、日々の保育や指導記録をもとにマニュアルの検証・見直しをおこない必要に応じて改訂をしています。年度末に日々の保育や指導案の記録をもとに評価と振り返りをしており、次年度の体制に向けて組織的に取り組んでいます。

【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。

【第三者評価結果:a】

入園時に保護者から提出された児童票で、子どもの成育歴や既往歴、発達過程などを踏まえた個別の指導計画を作成しています。園では、職員会議で保育実践の振り返りや評価をおこなっており、保護者とは子どもの様子を情報共有しています。配慮が必要な児童には、特別支援児指導計画書を作成しており、療育センターからの巡回訪問など連携を図り適切な対応をしています。

【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。

【第三者評価結果:a】

指導計画の評価・見直しを行う時期や、職員会議で振り返りをおこなう仕組みを構築しています。職員会議で子どもの発達や活動の状況を把握し、子どもの育ちや保育の質の向上に結び付くようにしています。職員は保育実践の振り返りを記録し、気づきや課題を時期計画に反映させています。

【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。

【第三者評価結果:a】

職員は、アプリで子どもの保育内容と発達状況・生活状況を記録しており、職員間で情報共有をしています。職員により記録の書き方に差異が無いよう、リーダーが確認し、必要に応じて園長が記録の書き方を助言しています。アプリで配信したお知らせなどは、保護者と職員が情報共有できる仕組みになっております。

【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。

【第三者評価結果:a】

個人情報管理規定を定めています。保護者には入園時に周知しており、写真や動画などの個人情報の取扱いに関しての同意書の提出をお願いしています。園では子どもの記録など個人情報に関するものは全て事務所の鍵の掛かる書庫に保管管理しており、外部に持ち出さず事務所内で閲覧することにしています。


評価結果内容評価

A-1 保育内容
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。

【第三者評価結果:a】

全体的な計画は法人本部が作成しており、法人の理念や保育方針に則って作成しています。園では、法人の作成した全体的な計画をもとに、各種指導計画を作成しており、さらに、年度の始めに園のしおりの読み合わせをして理念の共有を図っています。

【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。

【第三者評価結果:a】

園では、子どもたちが心地よく保育園での生活を送るために、保育室の温度や換気を適切に保つ努力をしています。また、子どもたちの使用する机や椅子には木製のものを使用し、自然の素材に触れる機会を提供しています。子どもの手の届く位置に玩具を配置し、マットを使用してゴロゴロできる環境を整備して、あそびと落ち着いて過ごせる場所を用意しています。さらに、手洗い場にはペーパータオルを設置し、子どものタオルの共有を防ぎ、健康を維持する努力をおこなっています。

【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。

【第三者評価結果:a】

一人ひとりの子どもの発達や成長などを把握するため、職員会議で各クラスの取り組みや子どもの様子について報告し共有しています。日々の保育の中では、子どもたちの考えや思いに寄り添い、言葉や表現を尊重して、活動につなげて一緒に経験する楽しさを提供しています。また、法人の自己評価チェックを用いて子どもたちに対して制止する言葉や急かせる言動など、不適切と思われる行動を避けるよう、定期的に確認をおこなっています。

【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。

【第三者評価結果:a】

食事や排せつなどの基本的な生活習慣が身につくよう、子ども一人ひとりの発達状態を把握し、個々の発達状況に合わせて子どもが意欲的に取り組めるようにしています。そのうえで、保護者の意向や家庭での生活習慣も考慮しながら、その子どもに合った声かけや援助の方法を工夫しています。また、トイレトレーニングは保護者の意向を尊重し、随時情報共有をおこないながら、家庭と連携して子どもに無理のない進め方を心がけ、成功体験やできた喜びを大切にしています。

【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。

【第三者評価結果:a】

子どもが自ら遊びを選んで楽しむために、子どもの手の届く位置に玩具を配置し、遊びやすい環境を整備しています。また、晴れた日には戸外でのあそびを増やし、季節に応じて自然に触れる活動をおこない、草花や虫探し、落ち葉拾い、木の実探しなどを楽しむ時間を持っています。さらに、近隣の店舗と連携してハロウィンイベントを開催し、お菓子をもらいに行く体験を通じて地域の人々と交流する機会を提供しています。

【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

一人ひとりの成長や発達の違いの大きい0歳児に対して、特に入園時の面談を丁寧におこない、家庭での様子や保護者との子どもとの関わり方などを確認しています。日々の活動や子どもの様子については、送迎時のコミュニケーションや連絡帳を通じて詳細に保護者に伝えています。子どもたちには、ウィズブックプログラムを通じた絵本を使用した活動を重視し、1対1の絵本読みなどの時間を大切にし、絵本に親しみを持てるようサポートしています。

【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

1・2歳児クラスでは、落ち着いた環境を整え、職員との信頼関係を築けるように配慮しています。保育室のマットは、必要最低限にして段差のない環境づくりに工夫をしています。戸外での活動では、子どもたちが自ら探索活動を楽しむために、手作りのカバンを制作しています。トイレトレーニングについては、排尿の間隔がつかめるようになってきているか、個々の成長段階や発達を把握しながら、保護者と相談して進めるようにしています。

【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

幼児クラスでは、ウィズブックプログラムを通じて絵本に関連した遊びや活動を毎日おこない、子どもたちの興味を引き出しています。また、食育の一環として、ミニトマトの苗を近隣の花屋から購入し、ミニトマトの栽培をおこない、収穫後に味わう活動をおこなっています。4歳児クラスでは、カブトムシやアゲハチョウを飼育し、生命の大切さを学んでいます。5歳児は、11月ごろからお昼寝を廃止し、ひらがなの練習や制作活動などに集中する時間を設け、就学に向けて準備をおこなっています。

【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

個別の配慮が必要な子どもに対して、職員がそばにつき、気持ちを受け止め、落ち着くまで寄り添うように努めています。また、必要に応じて気持ちを落ち着けるよう保育室から離れて次にどのようなことをするべきかを分かりやすく伝え、支援をしています。また、必要に応じて関係機関の職員が巡回し、子どもの園での様子を共有しています。

【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

保育時間の長い園児に関しては、人数が少ない時間帯に乳児と幼児を分け、発達の違いに合わせたクラスで落ち着いて過ごせるように合同保育をおこなっています。夕方の時間には活動によって疲れも出てくるため、静かに座って遊ぶ環境を整備しています。その日の子どもの様子や伝達事項については、登降園チェックリストを活用し、遅番対応の職員と共有し、お迎え時に必要な情報を保護者に伝えています。

【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。

【第三者評価結果:a】

園では、就学に向けて近隣の小学校と連携し、12月に小学校見学として授業の様子を視察したり、5歳児の担任が幼保小連携会に参加したりして、子どもたちの就学を支援しています。また、保育所保育要録を作成し、関連する小学校に提出し、子どもの情報を共有しています。子どもたちには、小学校就学後の生活リズムを整える支援しており、必要に応じて自分から困っていることを伝えられるようにサポートしています。

【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。

【第三者評価結果:a】

園では、法人が作成した保健計画を、看護師が園の実態に合わせて作成しています。また、子どもの日々の健康を把握するため、毎日看護師が各クラスを巡回し、子どもたちの健康状態を確認しています。体調に変化があった子どもや怪我をした子どもに対する対応は基本的に看護師がおこない、受診が必要な怪我の場合は状況に応じて嘱託医へ受診を勧めています。予防接種記録の書類は年に2回保護者に返却し、随時更新しています。また、SIDS(乳幼児突然死症候群)に関する情報は、入園時の面談で保護者に注意喚起をおこなうだけでなく、看護師から職員への定期的な研修もおこなっています。

【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。

【第三者評価結果:a】

園では、年2回、歯科健診と内科健診を実施し、その結果を健康台帳に記録して子どもの健康状態を把握しています。保護者に対して、年間行事予定表にて実施する月を事前に周知し、日程が確定した際には保護者や職員に情報を共有しています。看護師からは、歯の磨き方の指導、身体に関する話、プライベートゾーンに関する話などを子どもたちにわかりやすく伝えています。健診結果の報告は、お迎え時に口頭で伝えるだけでなく、必要に応じて受診が望ましい内容がある場合には用紙に記入し配布しています。

【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。

【第三者評価結果:a】

園では、アレルギーのある子どもに対して、アレルギー対応マニュアルに基づいて安全に食事を提供しています。アレルギー食を提供する際には、通常の食事とは異なる色の食器を使用し、提供する子どもの名前と除去内容を記入した食札を用いて、提供に誤りがないように努めています。また、保護者には毎年生活管理指導票を提出してもらい、アレルギー情報の更新や変更がないか確認するためにアレルギー面談を実施しています。

【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。

【第三者評価結果:a】

園では、法人の統括栄養士が作成した食育計画をもとに、園の状況に合わせて計画を調整しています。調理員は子どもたちが食べやすい調理方法を考案し、職員は子どもたちに無理を強いず、声かけを工夫して食事を楽しむようにサポートしています。幼児クラスでは、子どもたちが食べたい量を尋ね、食事を楽しむ機会を提供しています。食育活動には、お箸の持ち方やお皿の並べ方などのマナーから、食材の栄養価や栽培(今年はトマト)に関する情報まで含まれており、毎月保護者に情報提供をおこなうために食育だよりを配信しています。

【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。

【第三者評価結果:a】

献立は法人の統括栄養士によって作成され、園の栄養士は状況に合わせて献立を調整し、子どもたちが楽しく食べられるメニューに工夫しています。各クラスの食事状況を確認するため、栄養士が巡回し、状況を把握しています。職員会議では、その月の献立を振り返り、子どもたちの好き嫌いを把握し、状況に応じた調理方法の変更を検討しています。また、オリジナル絵本を活用したウィズブックプログラムを通じて、年齢に合った食育活動を計画し、随時実施しています。

A-2 子育て支援
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。

【第三者評価結果:a】

園では、日々の子どもの様子や活動に関する情報を連絡帳アプリを活用して提供するとともに、登降園時に口頭でも情報を伝えて保護者とのコミュニケーションを強化しています。また、クラスごとに活動の様子を写真と目的に合わせたコメントとともに玄関に掲示し、保護者に知らせています。年度末には発表会を開催し、1年間の成長を披露して、保護者と一緒に子どもの成長を喜ぶ機会を提供しています。また、年に2回、運営委員会を開催し、クラスの代表1名から園の運営、保育、行事に関する意見を収集しています。

【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。

【第三者評価結果:a】

園では、毎月1回、子育て学講座を開催し、毎回異なるテーマを取り上げ、言葉かけやファミリービルディングなどについて自由に参加できる機会を提供しています。また、年2回の個人面談をおこない、子どもの成長や発達、子育てに関する悩みなどを相談できる機会を提供しています。園内には「とまりぎのお部屋」という小部屋があり、静かに話す環境を整えています。さらに、職員は法人に入社する際に「チャイルドファミリーコンサルタント」という養成講座を全員受講し、子育てに関する知識を備え、保護者支援をおこなっています。

【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。

【第三者評価結果:a】

園では、虐待や子どもの権利侵害がないかを確認するために、受け入れ時や着替えなどの際に視覚的な評価をおこない、怪我などの異常や懸念がある場合はリーダーや園長に適宜報告し、子どもの状況を常に把握しようと努力しています。また、子どもの人権を尊重するため、園では横浜市の人権チェックリストや保育ガイドラインを活用し、自身の保育を振り返る機会を設け、子どもの意見を尊重した言葉かけを意識できるようにしています。気になる言葉かけや対応が見られた際には都度伝えたり、会議で話し合う機会を設けています。

A-3 保育の質の向上
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。

【第三者評価結果:a】

園では、年度の始めに「ミッションシート」と呼ばれる書類を提出してもらい、年度末に個人の振り返りの機会を設けています。また、法人が作成した自己評価チェックを利用し、年に2回の振り返り面談を実施して、個々のスキルアップに励んでいます。振り返り面談では、その職員の取り組みや反省点を確認し、園長からは職員の優れた点についてのフィードバックをすることで、より質の高い保育を実践しています。さらに、研修を受けた後は、職員会議で学んだ内容を報告し、情報の共有を図っています。今後は、リーダーを中心に乳児・幼児クラスごとに分かれた研修会議を計画しています。