社会福祉法人 神奈川県社会福祉協議会

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グローバルキッズ新子安第二保育園

2025年01月29日公開
評価結果報告書 第三者評価詳細
① 第三者評価機関名
第三者評価機関名 株式会社フィールズ

② 施設・事業所情報
名称 グローバルキッズ新子安第二保育園 評価対象サービス 2024~ 保育所版
対象分野 認可保育所 定員 60 (55名) 名
所在地 221-0013 
横浜市神奈川区新子安1丁目24-1 ザ・パークハウス横浜新子安フロント
TEL 045-716-9308 ホームページ https://www.gkids.co.jp/facilities/nursery_190.html
【施設・事業所の概要】
開設年月日 2022年04月01日
経営法人・設置主体(法人名等) 株式会社グローバルキッズ
職員数
常勤職員:12 名
非常勤職員:1 名
専門職員
園長:1 名
保育士:11 名
栄養士:1 名
調理師:1 名
施設・設備の概要
保育室:3室
トイレ:2ヶ所
多目的トイレ:1ヶ所
調理室:1 
事務室:1
医務室:1
休憩室:1
園庭:有
バギー庫:1
倉庫:1

③ 理念・基本方針
〇経営理念  「子ども達の未来のために」

〇信条     「輝いた大人を魅せる」

〇保育理念  「豊かに生きる力を育てる」


【グローバルキッズ新子安第二保育園 保育目標】
・ありのままの自分を大切にできる子ども
・自分で考えて行動できる子ども
・自分の好きなことに自信がもてる子ども
・相手の気持ちがわかる子ども

【保育方針】
・子どもにとって居心地の良い、安心できる場所がある保育
・子どもの気持ちを尊重し、寄り添い受け止める保育
・子どものつぶやきに耳を傾けながら、共に考え向き合う保育

④ 施設・事業所の特徴的な取組
11時間以上施設で過ごす子どもたちにとって当園は自分たちの家にいるような、保護者の方にとっても実家に帰ってきているようなほっとした安心感のある温かい第二の家庭を目指した暮らしの保育を行っています。
「みんなで一緒にお散歩に行くよ」や「みんなで一緒にご飯を食べるよ」等、「みんなで」という考えやクラス、学年に縛られず、子どもたち一人ひとりが、ありのままで自分の居心地の良い場所やあそびを主体的に見つけ、とことんあそび込めるように、選択の自由や異年齢保育を取り入れています。
その中で、大きい子どもが小さい子もの世話をしたりなど、自然に役割分担が生まれたり、社会性が身につく場面を大切に保育者は不必要な声掛けはせず、親のような気持ちで子どもの欲求を徹底的に満たしながら、一人の人として子どもと向き合い、保護者に対しては気持ちに寄り添うことを大切にしながら日々コミュニケーションを図るようにしています。
子ども、保護者、保育者、地域が一体となって皆が居心地の良くいつも笑い声の絶えない園となれるよう取り組んでいます。

⑤ 第三者評価の受審状況
評価実施期間 2024/06/20(契約日) ~2025/01/22(評価結果確定日)
受審回数(前回の受審時期) 回(年度)

⑥総評
特長や今後期待される点 1)園庭を利用して食や自然教育を実施しています
園の一角にある畑に植物の種や苗を子どもたちと植え、栽培を行っています。水やりなどの世話や観察を通して植物の生長過程に興味をもったり知ったり出来るようにしています。厳しい残暑の影響で収穫に影響が出たときも、保育士から地球温暖化問題をわかりやすく伝えて、子どもたちが環境を考えるきっかけにしました。今年度はサツマイモの収穫があり、玄関に収穫されたサツマイモを飾り、保護者と子どもが話題にする様子が見られました。

2)避難訓練など災害への備えに積極的です
定期的に行っている避難訓練は、慣れてしまうことでいざという時の行動に差が出るという考えのもと、地震が来た時の避難だけではなく余震が来た時や、火災が起きた時の避難の仕方など声がけの仕方を工夫しています。多くの子ども達が過ごす2階のベランダには外に靴箱が設置されており、非常事態の際にすぐに靴を履いて避難できる環境を整えています。非常口への導線もシンプルで保育士の配置なども日頃から確認しています。

3)保育士を増員して安心安全な保育の体制を確立することが期待されます
園が目標とする保育の質を確保するため、必要な福祉人材や人員体制に関する具体的な計画を確立していますが、期中の人員体制の変化に対応した新規職員採用が出来ていません。採用活動は本部が一括して実施していますが、園では保育士の勤務体制が逼迫して時間外労働が日常化しています。今後本部が早急に課題解決に取り組むことが期待されます。

4 )ゆとりある職員体制のもとで職員育成への取組が期待されます
園の職員勤務体制に余裕がなく、研修計画の策定及び実施について課題があります。園では職員一人ひとりの課題や目標を踏まえて研修計画を作成していますが、日々の保育業務が多忙のため、園内研修・外部研修が予定通り出来ていません。職員体制を確立して、年間研修計画を策定し、保育における知識・技能を高める活動を推進することが期待されます。

⑦ 第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
開園3年目で初の第三者評価受審を受けさせていただきました。園で大切にしている「こどもにとって居心地の良い場所があり、子どもに寄り添い向き合う保育」について職員が振り返る良い機会となりました。今年度につきましては人員不足により職員勤務体制に余裕がなくなり、園の運営や保護者様に影響が及び早急な人員確保に向けての対応が大きな課題となりました。今後は本部の協力の下、課題解決に向けて取り組み、また、園内研修や外部研修などの職員が自己研鑽できるような環境を整えていくことで、子どもたちや保護者様にとってより安心できる保育の提供が出来るよう邁進してまいります。

最後にご多忙の中、利用者調査にご協力くださり、また園が大変な時も励まし支えてくださった保護者の皆様、ご尽力いただきました評価機関の皆様に心より感謝申し上げます。

グローバルキッズ新子安第二保育園 園長 平島 瀬里奈

詳細評価PDF

評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織

Ⅰ-1 理念・基本方針
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。

【第三者評価結果:a】

法人の経営理念「子どもたちの未来のために」、及び保育理念「豊かに生きる力を育てる」は、ホームページや重要事項説明書等に記載しています。園の保育方針は、開園時に園長が中心となって職員と話し合い作成し、重要事項説明書やパンフレットに記載しています。理念・方針等は年度初めに「職員用冊子」を作成し、入園式の午後に職員に説明し周知しています。保護者には、入園前の説明や年度末に重要事項説明書を配布して園の方針を伝えています。また、園だより4月号と共に園長の保育目標を配布して周知を図っています。

Ⅰ-2 経営状況の把握
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。

【第三者評価結果:b】

法人では毎月「事務連絡会」をリモート会議形式で実施しています。園長は毎月参加し、社会福祉事業全体の動向や情報を把握しています。園が位置する地域での経営環境の特徴・変化等や課題は、年2回実施している運営委員会等で把握に努めていますが、分析等は課題としています。現在、園が立地する地域では大型マンションが多く立ち並び、居住者は増加傾向にあります。園長は年度初めに設定された予算計画に対するコストの分析等を通じて予算管理をしています。

【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。

【第三者評価結果:b】

経営環境や保育の内容、職員体制等の現状分析に基づき、具体的な課題や問題点を明らかにしています。今年度は職員体制の強化を課題としています。園では昼食ルームや午睡ルームを1ヶ所に統合する計画を実施して業務の効率化を進め、職員の負担軽減に取り組んでいます。法人では職員の採用活動は本部専任事項ですが、保育園の適正な職員体制の構築に向け、より一層の取組が期待されます。

Ⅰ-3 事業計画の策定
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。

【第三者評価結果:b】

法人は「2030年トリプルトラスト(三層の信頼)ビジョン・2030年 職員と親子と地域に最も信頼される存在になり、子ども達の育ちと学びの社会インフラになる」を策定しています。また園においては中・長期の事業計画及び収支計画の策定は未実施です。今後、経営課題や問題点の解決・改善に向けた具体的な内容を立案し、数値目標や成果等を明記した計画の策定が期待されます。

【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。

【第三者評価結果:b】

法人の「2030年トリプルトラストビジョン」をベースとして、単年度の事業計画を毎年策定しています。重点課題として「保育士の専門性の強化と保育内容の充実」、「職員のチームワークの向上」・「保育と食育の連携強化のための職員意識の統一」・「発達に課題のある子どもへの支援の強化」を掲げ、それぞれ実行計画を策定し取り組んでいます。今後、単年度計画には、達成すべき数値目標や具体的な成果等を設定し、実施状況の評価を行える内容を織り込み策定することが期待されます。

【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。

【第三者評価結果:b】

事業計画は、職員等の年間の自己評価を園としてまとめた報告内容と、定期的に行っている職員全体ミーティングなどでの職員の意見を反映して策定しています。今年度、園は重点課題を4項目掲げています。事業計画は年度初めの職員全体ミーティングや資料の回覧で職員に周知しています。今後、事業計画の実施状況を、定められた時期、手順に基づいて評価し、評価に基づいて事業計画の進捗状況に合わせて見直しをすることが期待されます。

【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。

【第三者評価結果:b】

事業計画には、法人の企業理念、保育理念と合わせて、園独自の保育目標、保育方針、今年度の重点課題・取組が明記されています。事業計画の主な内容については、4月と2月の保護者懇談会等で周知し、理解を促しています。また、園の玄関には重要事項説明書や事業計画書などの文書をまとめた「保育施設運営規程ファイル」を配置して保護者がいつでも閲覧できる体制を整えています。保護者に対しては行事等の連絡は丁寧に実施していますが、今後重点取組の内容をわかりやすく説明する工夫が期待されます。

Ⅰ-4 福祉サービスの質の向上への組織的・計画的な取組
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。

【第三者評価結果:b】

保育の質の向上に向けた取組が行われていますが、職員は日々の勤務に追われて、ミーティング等の参加が難しい場合もあり、組織的な取組が十分とはいえません。職員は毎月クラスごとに月間保育指導計画を作成しています。日々実践した保育を月末に振り返り、自己評価を実施して次月の活動に活かしています。また、人事評価を兼ねた「グレード別自己評価表」により、役割や行動姿勢について年間の目標を立てて、責務に応じたスキル・能力を自己評価し、振り返っています。

【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。

【第三者評価結果:b】

園では年度末に職員の自己評価結果をまとめて分析して、課題を明確にし、事業計画の重点課題として策定しています。課題は、職員全体ミーティングやクラス会議等で周知し、話し合い、指導計画の作成に活かしています。現在、園は職員体制が課題となっており、職員が少ない中での工夫を実践しています。今後、会議の議事録の作成など、文書化することが期待されます。

評価対象Ⅱ 組織の運営管理

Ⅱ-1 管理者の責任とリーダーシップ
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。

【第三者評価結果:a】

施設長の役割と責任は法人の「保育施設運営規定」等で明確にし、年度初めの職員全体ミーティングで保育目標・方針を周知しています。2年前、園開設時に園独自の保育目標「ありのままの自分を大切にできる子ども」を保育目標とし、保育方針「子どもにとって居心地の良い、安心できる場所がある保育」を職員と話し合って決め取り組んでいます。緊急時の体制は、事務室に掲示すると共に「伝達ノート」で日々明確に連絡もしています。

【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

施設長は、毎月法人の横浜市西部地区の施設長で構成された「班長会議」に参加しています。班長会議は毎回、法人の各園持ち回りで開催され、各園の運営状況を直接見ることができ情報共有しています。また、法人の「くらしの保育」部会に毎月参加して、外部講師の研修等を受講し研鑽を積んでいます。遵守すべき法令やコンプライアンス等の理解を深め、利害関係者(取引事業者、行政関係者等)との適正な関係を保持しています。職員には法人の「行動規範」等をミーティングで周知し、職員休憩室にも内容を掲示して注意を喚起しています。

【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。

【第三者評価結果:b】

施設長は保育の質の向上に意欲を持ち、組織としての取組に指導力を発揮しています。保育の現状を把握し、諸会議(職員ミーティングやクラスミーティング等)の体制を整備しています。自らもその活動に参画して改善対策・実行に向け助言する意欲を持っていますが、現在は職員体制に課題があり、ミーティングの時間が十分に取れない状況が続いています。園の運営に当たっては職員同士の直接のコミュニケーションを大事にして取り組んでいます。尚、会議議事録には参加者名を記録し、後日閲覧した記録を残す工夫が期待されます。

【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。

【第三者評価結果:b】

施設長は、保育理念や保育目標、保育方針の実現に向けて、人員配置、職員の働きやすい環境整備等に取り組んでいます。現在は職員の業務量軽減のため、食事ルームや午睡ルームの配置等を工夫して運営しています。人員配置については、シフト表のほかに「稼働表」を作成し、当日の職員の園内での配置状況をクラス別にカラー化したグラフを作成して、時間単位で把握し配置を考えて仕事を進めています。保育士の人数が不足する時は、本社協力のもと、他園にヘルプの要請を行い支援を受けています。

Ⅱ-2 福祉人材の確保・育成
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。

【第三者評価結果:b】

園が目標とする保育の質を確保するため、必要な福祉人材や人員体制に関する具体的な計画が確立しています。それに基づいた取組が実施されていますが、期中の人員体制の変化に対応した具体的取組が機能していません。採用活動は本部が一括して実施していますが、本部の採用計画書の園への開示がこれまで実施されていません。)また、職員体制は女性が多い職場のため産前・産後休業、育児休業や子育て中の時短勤務などもあり、人員体制の課題が起きやすい環境にあり、柔軟な人材確保の活動が期待されます。

【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。

【第三者評価結果:b】

法人作成のガイドブック「保育者実践」では目指す人材を「輝いた大人」と表現して明記しています。法人は人事評価制度として「成長支援制度」を定め、昇進・昇格等に関する基準をグレードで明示しています。職員は自身で目標のグレード仕事力(専門性や職務遂行能力)を設定して取り組んでいます。法人の人事管理制度は明確に定められていますが、園の現状の職員体制が逼迫しているため、職員処遇の水準(時間外労働時間数等)に課題があります。今後本部が早急に課題解決に取り組むことが期待されます。

【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。

【第三者評価結果:b】

職員の就業状況や意向を定期的に把握する仕組みはありますが、改善策の構築が十分ではなく課題が解決できていません。人員体制の課題解決に時間を要して本部からの具体的な計画の提示が出来ていません。園長は有給休暇の取得や時間外労働のデータを定期的に確認し、就業状況を把握しています。職員は有給休暇と合わせて、法人の規定にある「いつでも休暇3日」等を取得しています。取得は当日の申請や、時間単位での取得等が出来るため、特に子育て中の職員が活用し、ワーク・ライフ・バランスに配慮することができています。

【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。

【第三者評価結果:b】

法人作成の「自己評価シート」を基に、職員一人ひとりの育成に向け、職員自ら自身のスキル・能力や役割目標、姿勢目標、丁寧な保育・自己肯定感等8項目について今年度の取組目標を設定し、中間・年度末に振り返り、園長と話し合っています。中間面接を行うなど、適切に進捗状況を聞き取り、年度末には職員の自己評価を確認し、次年度の課題を明確にしています。園はまだ設立間もない状況ですが今後、園長と職員が良く話し合い、当該職員への期待にふさわしいレベル・内容の目標を設定することが期待されます。

【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。

【第三者評価結果:b】

法人として職員の教育・研修に関する基本方針や計画を策定し、教育・研修を実施していますが、現状は園の勤務体制に余裕がなく、計画の評価と見直しに課題があります。法人は「GK保育ガイドブック(GK保育、保育者実践等)」を作成し、全職員に配布し周知しています。園では職員一人ひとりの課題や目標を踏まえて研修計画を作成しています。園内研修は不適切保育の防止等、年間計画を策定しましたが、一部の実施にとどまっており、今後については検討中です。

【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。

【第三者評価結果:b】

職員一人ひとりについて、施設長は対象職員に「専門リーダー」、「職務分野別リーダー」等の資格取得を推進しています。法人内の研修はリモート研修で定期的に実施され、職員は研修締切日までの視聴が義務付けられています。新卒の新任職員への指導は、クラスの中で担任から現場で指導を受け、もやもやをためないよう取り組んでいます。また、保育の技術と合わせて、報告書や各種書類の書き方などを対面で指導しています。園長は今後、職員体制を強化して、職員の育成に向け園内研修等に取り組む意向を持っています。

【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。

【第三者評価結果:a】

保育に関わる専門職の研修・育成については法人が窓口となり、積極的な取組を実施しています。実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成についてのマニュアルが整備されています。実習指導者は、実務経験豊かな中堅保育士が対応し、丁寧に指導する体制を整えています。また、担任の保育者にすべてを任せてしまわずに、他の保育者や施設長からも指導・アドバイスをすることで、より深い学びになるよう努めています。

Ⅱ-3 運営の透明性の確保
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。

【第三者評価結果:b】

法人「株式会社グローバルキッズCOMPANY」のホームページでは企業理念やビジョン・保育理念を始め各施設の紹介、決算報告書等が公開されています。園のホームページやパンフレット冊子には保育目標や保育方針・保育園の概要などを記載し、年間行事や保護者会なども紹介しています。園の玄関には保護者向けに「保育施設運営規定」ファイルを常備して、重要事項説明書等の内容を公開しています。今後は地域に向けて、活動等を説明した印刷物等を自治会や地域の関係施設に配布する等の活動が期待されます。

【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。

【第三者評価結果:b】

公正かつ透明性の高い適正な経営の推進を期した取組が行われています。園では現金の取り扱いはしておらず、各種の入出金の取り扱いはすべて本社で金銭処理し園で購入する文房具等は法人カードで購入し会計処理は本社で一括管理しています。今後、園内で職務分掌と権限・責任を明確にし、関連の法令等の職員への周知が期待されます。

Ⅱ-4 地域との交流、地域貢献
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。

【第三者評価結果:b】

子どもと地域との交流を広げるための地域への働きかけを行っています。園はホームページで「当社グループ行動規範」を掲載し、その中で『地域との関係』として地域との関わり方についての基本的な考え方を明示しています。子どもたちは散歩の際に地域の新子安ケアプラザと連携してオリエンテーリングや花の種まきなどに参加しています。消防署の協力で消防訓練を実施し、水消火器を使用しての消火訓練等を実施しています。今後、地域の行事や活動への参加に関する文書を作成することが期待されます。

【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。

【第三者評価結果:b】

ボランティア受入れに関する基本姿勢とともに、地域の学校教育への協力について基本姿勢を明文化しています。基本方針は整備されていますが、ボランティア受入れの窓口が本社であるため、これまで地域の中・高学校教育等のボランティアの受入れのための園独自の活動は実施されていません。園は今年が設立3年目ですが、今後マニュアル等を整備し、地域の小学生の職業見学や中学生の職業体験、高校生のインターシップ等に対する支援の実施が期待されます。

【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。

【第三者評価結果:b】

子どもによりよい保育を提供するために必要となる、地域の関係機関・団体について、個々の子ども・保護者の状況に対応できる社会資源を明示したリストや資料を作成しています。園では、関係機関との連携について職員会議等で説明し、職員間で情報の共有化を図っています。問題を発見した際は、まず神奈川区こども家庭福祉課に連絡を取り、区の担当者と相談しています。

【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。

【第三者評価結果:a】

園では年2回、定期的に運営委員会を開催しています。運営委員は民生・児童委員、各クラスの保護者の代表者3名、園長と本社エリアマネジャーで構成しています。園の各クラスでの保育の様子や各種行事報告や保護者からの意見・質問、本社からの連絡事項、地域の福祉の把握等、様々な内容について意見交換をしています。地域住民との交流イベントとして、毎月「遊びの会」を開催しています。乳児の時間、幼児の時間、保護者の育児相談などを実施して子育て支援事業に努めています。

【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。

【第三者評価結果:b】

園は近隣の新子安地域ケアプラザと多目的ホールを借用する等の交流があるため、高齢者向けウエスの作成や付近の道路や公園の清掃や草むしりなどを実施して地域と連携しています。自治会に加入していますが、現在は地域の回覧板が回って来ていません。今後、地域の情報を収集すると共に、情報発信をして育児支援に限らず、多様な機関と連携し、地域コミュニティの活性化や、地域のイベント等に参加して専門的な情報を伝える機会を作るなど、公益的な活動の実施が期待されます。

評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
Ⅲ-1 利用者本位の福祉サービス
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。

【第三者評価結果:b】

定期的に人権保育や保育勉強会を行うことで、子ども達の人権やそれに伴う保育について考える機会を設けています。月に一度の職員全体ミーティングで子ども達の情報を共有しています。しかし、シフトの関係もあり実際は全職員揃ってのミーティングの機会はなく、組織として勉強会や研修を実施し、情報を共有することが難しい状況です。今後、保護者への理解を図る取組も合わせて実施することが期待されます。

【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。

【第三者評価結果:a】

保護者から、個人情報の取り扱いについて、文書での同意を得ています。園児の個人情報や確認書は園で鍵のかかる棚に保管してあります。SNSへの掲載を禁止し、写真を撮る際には子ども達の裸が写らないよう配慮するとともに、保護者にも園内での写真撮影を原則禁止とするなど、プライバシー保護を徹底しています。

【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。

【第三者評価結果:a】

利用希望者は、あらかじめ保育園の情報をホームページで確認することが出来ます。出来る限り見学者の希望日に合わせて個別対応で見学に応じています。グローバルキッズ全体の説明の他に、園独自のパンフレットを作成し、園の保育方針の説明を丁寧にするように心がけています。また、実際に見学時には保育中の子ども達の様子も見学出来るようにしています。

【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。

【第三者評価結果:b】

入園前の説明会では、重要事項説明書に沿って、園の理念や基本方針、保育の内容などを詳しく説明しています。説明の後、保護者の同意のもと利用契約書を交わして書面を残しています。冊子「グローバルキッズ新子安第二保育園の保育」では、園で大切にしている保育の特徴・こだわりについて丁寧に説明して、保育活動に対する保護者の理解を得られるよう努めています。

【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。

【第三者評価結果:b】

卒園や退園した子ども達については、その保護者を含め行事の際にハガキなどを送って参加を呼びかけるなどし、継続的な繋がりを組織として取り組んでいます。今後は卒園した児童に季節の絵手紙などを送るなど、双方向での交流が図れないかと検討しています。卒園した園児や保護者が気軽に訪れるなど開かれた環境になるよう、担当者や相談方法を文書化することが期待されます。

【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。

【第三者評価結果:b】

保育士は子ども一人ひとりの気持ちを受け止め、欲求を満たすことを積極的に実施しています。必要に応じて保護者の面談も行い、家庭での様子と園での様子のすり合わせや、保護者にとっての困りごとなどのヒアリング・相談を受けるようにしています。しかし、近年の人員不足に伴い利用者にとっての満足度を上げる為には時間を割けていないと職員の認識が高く、早急に保護者対応を改善したいと考えています。

【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。

【第三者評価結果:b】

玄関に意見箱を設置しています。保護者から苦情が出た際は施設長に報告し、職員と共有するようにしています。内容によっては園で解決できないこともあるため、エリアマネージャーとの連携を図り本社からの対応と指示を待つようにしています。また、意見箱が人目につくところにあるため、今後は気軽に入れられる配慮があるかなど園での工夫が期待されます。

【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。

【第三者評価結果:b】

意見箱が保護者に見えやすい位置に置かれています。登降園時間を打刻するiPadの隣に設置し、苦情の問い合わせ先も玄関に掲示、手順などは必要に応じてその都度説明する対応をしています。保護者の視点に立ち、意見を述べやすいと言う観点の元、今後の改善が期待されます。

【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。

【第三者評価結果:b】

職員は普段から保護者とのコミュニケーションを図るようにしています。苦情になる前に何でも話し合えるように努めています。意見が出た際も保護者の気持ちを受け止め迅速に対応するように、そしてより質の良い保育が提供できるように職員一人ひとりが努めています。今後は相談を受けた際の記録を残し対応策をマニュアルとして整備し共有していきたいと考えています。

【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。

【第三者評価結果:b】

保育中のヒヤリハットを日々できるだけ多く上げて未然に防げる怪我や事故があることを職員間で周知し合うように努めていますが、分析と改善ができていません。実際に事故が起きた際の体制が不十分です。再発防止にリスクマネジメントを整備して、職員に周知徹底し、子どもの命を預かる場としての早急な体制整備が期待されます。

【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

保健衛生マニュアルを元に、感染症に対する対策と予防を行っています。マニュアルの見直しも年に一度行っています。対策の一例として、嘔吐処理セットを各保育室やトイレに設置し、嘔吐が発生した際はいち早く処理出来るようにしてあります。また、嘔吐が発生した場所から子ども達が移動するルートや待機する保育室なども細かく設定し、慌てず速やかに移動できるように工夫しました。感染症が流行する時期は日々の感染状況を人数で掲示するなど周知も行って、注意喚起を行っています。

【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。

【第三者評価結果:a】

月に一度の避難訓練の実施は予告せずに行うことで、より実践的な訓練を意識したものになっています。年に一度、消防署と連携し、職員による避難訓練・AED研修を実施しています。また、保護者への引き渡し訓練も年に一度実施し今後想定される大規模災害についての想定訓練も予定しています。備蓄品は倉庫だけに蓄えず、各クラスにも分散させて備えることで想定外の事態に備えています。今後は子ども達にも訓練の気付きを話す活動を実施し、避難に対する子どもの意識を高めていきたいと考えています。

Ⅲ-2 福祉サービスの質の確保
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。

【第三者評価結果:a】

標準的な保育の実施方法については、法人作成の「保育者実践ガイドブック」や横浜市作成の「より良い保育の為のチェックリスト」などを利用して、園独自の保育マニュアルを作成しています。標準的な実施方法については、個別の指導などによって職員に周知徹底してますが、合わせて目につくところに掲示しいつでも確認できるようにしています。アレルギー児のケアとトイレでのおむつ交換の手順については注意深く周知しています。特に新しい職員には、実演して見せ、本人にやらせてみて、指導しています。

【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。

【第三者評価結果:b】

日常の保育は、日誌・週案・月案で自己評価を行っています。保育の実践について振り返り、その反省を翌月の保育に反映させ、保育の質の向上を図っています。今月の子どもの姿と翌月の予定についてクラスミーティングで話し合い、一人ひとりの発達や成長に沿った計画になるよう、随時計画の見直しを行っています。今後、保育の標準的な実施方法の検証・見直しを定期的に実施すると共に、保護者等からの意見や提案が反映される仕組みを作ること、また、障害のある子どもの保育についての取組を継続することが期待されます。

【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。

【第三者評価結果:a】

指導計画の作成は、全体的な計画に基づき、企業理念、保育理念・目標・方針を根幹として、子どもの姿や今年度の事業計画を踏まえながらクラス担任を責任者として話し合い作成しています。1歳児は担当を決めて取り組んでいます。入園面談や個人面談において保護者から提示された意向は、個別指導計画に反映して柔軟に対応しています。指導計画の作成、経過の記録はICT化され、全職員が情報を共有し、自由に情報・意見交換し、より一層子どもの成長に寄り添う計画を実施しています。

【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。

【第三者評価結果:a】

今年度は年度の途中に職員体制の変更があったため、年度の初めに立案した指導計画を急遽状況に合わせ変更する必要がありました。新たな体制下で、担任も変わり指導計画も見直し変更しています。新体制下では、室内での保育も時間ごとに食事、午睡、遊びの部屋などに分けて、子どもたちは異年齢でまとまって各部屋で過ごすなどの工夫をしています。また、職員全体ミーティングで気になる児や支援児等の必要なケアなどを話し合い、職員全体で誰でもが状況を把握出来るよう努めています。

【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。

【第三者評価結果:a】

保育の実施状況の記録はICT化され各クラスに配置されているタブレットで、全職員が情報を共有する仕組みが整備されています。保護者から提出された児童票・健康調査票などの各種書類は適切に保管しています。個別指導計画・保育経過記録・発達経過記録などは、職員が確認できます。記録内容の書き方については担任等が新任者に指導をして、誰が読んでもわかりやすい記録の仕方について指導し、差異が生じないよう努めています。

【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。

【第三者評価結果:a】

個人情報管理規程に基づき、子どもの記録の保管・保存・情報の提供に関する規定が定められています。職員は、情報システムセキュリティ研修・個人情報保護管理研修・コンプライアンス研修等の必須研修を受講し、適正に対応することの意義を理解しています。子どもの記録書類や、タブレット、デジタルカメラ等は、鍵のかかる書庫で保管をしています。保護者に対しては、入園説明会等で保育園の個人情報の取り扱いについて説明を行い、同意書の提出を得ています。


評価結果内容評価

A-1 保育内容
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。

【第三者評価結果:b】

全体的な計画は、児童憲章・児童の権利に関する条約・児童福祉法・保育所保育指針の趣旨を捉えながら、年齢に応じた発達を踏まえて計画しています。子ども一人ひとりがありのままの自分でいられること、自分の意志に従って選択できること、遊びを深めながら想像力を育んでいくことをねらいとして作成されています。しかし、地域の実態などを考慮して作成していません。また、定期的な見直しを図る上での人員不足が慢性化しているため、職員の中ではもう一歩踏み込んだ計画を作成しきれていないと考えています。園庭の活用の幅を増やしていくことや、今以上に発達過程での挑戦の場を増やすことが期待されます。

【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。

【第三者評価結果:a】

室内に設置された温度計により、室温と湿度の確認を常に行っています。快適かつ衛生的に過ごせるようにこまめな換気も心がけています。布団は二週間に一度専門の業者によりクリーニングして、各家庭より用意されたバスタオルと併せて個々で専用の布団を使用しています。家具や遊具の配置も工夫し、様々な遊びに誘導できる導線がありますが、一人ひとりの子どもが自分のペースでくつろいだり、落ち着いたりするために絵本コーナーや水槽を設置したスペースがあります。小さな空間が作れる簡易テントもあります。今後は環境設定を子ども達の目線に沿いながらブラッシュアップしていくことに期待します。手洗い場・トイレは明るく清潔です。

【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。

【第三者評価結果:b】

入園前の面談や児童票を通じて、発達状況やその課程、家庭環境の把握に努めています。成長発達に合わせながら援助や支援を行い、要配慮児への個別対応を行っています。子ども達との信頼関係の構築を踏まえ、丁寧なコミュニケーションや対応を心がけています。食事や午睡の声かけは、子どものペースを守り尊重することを心がけています。

【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。

【第三者評価結果:a】

年齢や発達状況に応じた援助をしています。異年齢保育を取り入れることで、上の年齢の子が下の年齢の子に自然に世話を焼いたり、手助けをする場面が見られます。そのため、小さい子が影響を受け自分で挑戦する事へと繋がっています。保育者は多くの指示を出さず、必要な声かけに留めながら自主性や自発性の成長を見守るようにしています。また、午睡時間は年齢によって睡眠時間が短くなったり取らなくなった際も、その時間を休息の時間と捉え、保護者に相談のうえ無理な午睡誘導はしていません。子ども達にも、理由を丁寧に話し理解できるように努めています。

【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。

【第三者評価結果:a】

戸外遊びは季節を自然物や生き物の発見、触れあいが出来るような場所を選ぶようにしています。園の中にも生き物を飼育しているなど、餌やりなども自発的に体験できます。毎年更新されるお散歩マップは子ども達のルートにどんな発見があるのかが分かりやすく掲載され、災害時の避難ルートの意味合いも併せて共有し合えるようになっています。様々な表現活動が行えるように、段ボールなども地域のスーパーなどから貰って来るなど工夫しています。また、交通ルールを学ぶため、実際に幼児交通安全教育指導員が来園して指導してくれる時間があります。そして、特徴的な取組として「子どもミーティング」があり、子ども達の意見や議論の場から新しいルールなどを取り決める時間を設けています。

【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:非該当】

乳児保育を行っていないため、非該当です。

【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:b】

一人ひとりの子どもの状況に応じ、子どもが自分でしようとする気持ちを尊重しています。靴下や靴なども自分で取り組もうと挑戦している場面では見守ることを心がけ、上手くいかなかった時も優しく声をかけながら援助しています。しかし、様々な年齢の子どもや保育士以外の大人との関わりについては今後の課題と考えています。一人ひとりの子どもの状況に応じ、家庭と連携がとれているとする認識が保育者のなかでは低く、保護者の相談にゆっくりと応じて信頼関係を構築していきたいと考えています。

【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:b】

各年齢に応じた指導計画を作成し、担当者間で子どもたちの状況を討議・検討・確認をしながら遊びの構成を考え、遊びの幅が広がるよう環境設定に努めています。一人ひとりの生活習慣の自立に向けた援助の他に、自発的な興味が持てる、または集団の中で興味・関心の広がりから友だちとの遊びを楽しみ、一緒にできた喜びを享受できるよう保育者が関わっています。子どもミーティングを活用し、作ったものの管理の仕方や飾り方などを話し合うなど、子ども達自身にも保育環境(室内環境)を考えるような場面を設けています。そういった子ども達の取組や活動などを、今後は伝達ボードを今以上に活用し保護者へ積極的に伝えることを計画しています。

【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:b】

障害のある子どもには、個別に支援児日誌・支援児年間計画と月案を作成し、安心して生活できる環境を整備しています。発達過程や障害の状態を把握し、成長を見守る体制を整えています。保護者との面談を定期的に行い、園や家庭での様子について話し合いながら共有しています。3ヶ月に1度の療育センターの訪問での指導を参考にしています。また、研修や勉強会に参加する時間を確保することが困難なため、必要な知識や情報を十分に得ることができません。園全体で子どもを見守るためにも、職員が障害に対する情報を共有し、保護者にも的確な情報を伝える仕組みづくりが期待されます。

【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

一人ひとりの登降園時間が異なるため在園時間に合わせ、食事時間を調節したり長時間保育の園児には補食やおやつを提供する等、生活リズムに配慮しています。長時間保育の園児は、夕方からの過ごし方に配慮し穏やかに過ごせるように工夫しています。また、午睡が短い子どもや取らなかった子どもは、降園間際に体力を消耗し眠ってしまうと帰宅後の家庭での時間に影響が出るため、保護者との話し合いの基で午睡時間の調整などを行っています。異年齢で過ごすことが多いため、玩具の大きさを気を付けたりおもちゃの種類を時間によって変えるなどの工夫があります。遅番の職員への引き継ぎにはノートの活用もしています。

【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。

【第三者評価結果:a】

年に2回、5歳児を対象とした幼保小交流会が小学校で実施され、実際に学校に出かけて児童との交流会に参加しています。就学前健診には保護者が一緒に行くことで、実際に通う小学校の様子をみる事が出来ます。また、保育者も小学校へ出向き小学校へ就学予定の園児の情報を小学校教諭と共有する場が設けられています。その際は、園での様子を記録した用紙を持参し提出しています。今後は、更に保護者が小学校以降の子どもの生活の見通しが持てるように、就学前健診の情報やどのような情報を学校側が求めているかなども共有していく予定です。

【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。

【第三者評価結果:a】

毎朝、登園時に保護者から体調チェックを含めた問診を実施しています。前日の帰宅後の様子をヒアリングするとともに、園での活動(散歩や水遊びなど)への参加も併せて質問し回答を得ています。検温・視診の様子は健康観察記録に記入し、登園後の健康状態の悪化や怪我などが起きた際は施設長に速やかに報告・指示を仰ぐとともに保護者への連絡を行っています。職員間の情報共有も常に心掛けています。午睡時には、部屋が暗くならないように気を付けながら職員が首からタイマーを提げて乳児は10分に1回、幼児は15分に1回のブレスチェックを行い、うつ伏せ寝になってしまっている子どもは速やかに態勢を仰向けに変えています。また、現在はエピペンの対象児がいませんが、使用方法について情報共有をしていきたいと考えています。

【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。

【第三者評価結果:b】

嘱託の内科医と歯科医がおり、年に2回健康診断が実施されています。各健診前には事前に保護者から家庭での気になることや疑問などをヒアリングし、保育者が各医師に確認することが出来ます。尚、それらの検診結果は保護者に伝えるとともに、園便りなどでも全体へお知らせしています。健診結果は職員間で共有され「記録簿」に記載されています。医師からの指導があれば、更に病院への受診をお願いします。子ども達へも歯磨き指導などの際には医師からの指導を元に促しています。今後は、紙芝居や絵本なども積極的に取り入れながら子ども達が関心を持てるような工夫をしていく予定です。

【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。

【第三者評価結果:b】

アレルギー疾患がある子どもの食器の色を変えることで、アレルギー食であることが一目で分かるようになっています。また、アレルギー児には食事の提供を一番最初とし、調理職員同士、複数の保育者が確認後、即提供をするなど徹底した工夫が見られます。アレルギー児は手洗い場から食事をするテーブルまでの導線も、アレルギーの無い子どもと分け交わらないようにしていました。食事後には全ての子ども達に手洗いを徹底し、その後の着替えまでを速やかに済ませます。保護者、調理職員、担任との月1回の献立表の確認と年に1回のアレルギー面談を行い情報の更新と医療機関への受診もお願いしています。現在は研修や技術習得の時間が十分ではありません。保護者へのアレルギー疾患・慢性疾患についての理解を図るための取組と併せて今後に期待します。

【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。

【第三者評価結果:a】

ランチルーム(スペース)を設け、昼食はビュッフェ形式にすることで子ども達が自ら食べられる量を調整出来るようにしています。乳児は個々の成長発達の違いから咀嚼や嚥下も異なるため、調理職員が子どもの食べられる大きさを工夫して提供しています。食育の一環として野菜スタンプ・クッキー作り・野菜栽培・お米研ぎ体験など様々な体験の機会を設け、子ども達の関心を深める取組を実施しています。また、ランチルーム(スペース)にちゃぶ台やカフェテーブルなどを設置するなどして、食べる場所も自由に選び、子ども達が食事を楽しむ環境作りを工夫しています。

【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。

【第三者評価結果:a】

給食に関しては、残食が多いメニューと少ないメニューを調査し子ども達からメニューに関する意見や提案などをヒアリングし、調理職員がその後の献立に反映しています。体調不良での食欲低下が見られた場合は、発熱や嘔吐などの症状に注意して無理に食事をせず、保護者に連絡を入れています。また季節の食材を取り入れたり、行事の際には行事食として工夫されたメニューを提供したりして、子ども達の楽しみのひとつとしています。調理職員は、時折子どもたちの喫食状況を観察しています。献立や食育便りは毎月公表され、カロリー計算や栄養素を記載しています。

A-2 子育て支援
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。

【第三者評価結果:b】

園での子どもの様子を伝えたり、家庭での様子を伝えてもらったり、情報を共有して保護者とのコミュニケーションをとるように心掛けています。年に1度行われる保育者体験会では、各クラス半分以上の保護者の参加があるなど、保育園の意図や保育内容を知る良い機会となっています。また、園の行事には企画から準備に至るまで保護者が関われる機会を設け、一体感を感じてもらえる工夫をしています。保護者会の開催が年に2回のため、もう少し違った形で職員や保護者同士が交流できるイベントを実施したいと考えています。コミュニケーションボードや保護者からの行事参加後の意見などを、上手く活用しながら家庭との連携強化を図られる事に期待します。

【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。

【第三者評価結果:b】

「集まれ!リバイバルキッズ」など、保護者専用の遊びの会の開催など保護者同士・保護者と職員が関わり合える行事を取り入れています。保護者からの相談は個人面談を通じて聞くようにしており、要望があった際はすぐに園長が加わり面談が出来るようにしています。しかし、適切に対応できる・助言が受けられる体制を整えているとするには不十分です。保護者支援の観点からも、保育園の特性を生かした支援ができる環境を整えることが期待されます。

【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。

【第三者評価結果:a】

登園時は視診し、子どもにキズ等を発見した際は、保護者に確認をしています。着替えの際は、園でのキズか家庭でのものかをしっかり把握して対応しています。職員は保護者に対して子育てにおける不安や心配事を、すぐに相談できる雰囲気作りを心掛けています。児童票などは職員間でも共有し、個々の家庭環境の把握に努めています。保護者の表情や行動にも目を配り、不安を感じた場合には声がけをする事もあります。マニュアルや実例に基づいた研修を年に2回実施しています。

A-3 保育の質の向上
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。

【第三者評価結果:b】

定期的に保育指針に基づいた自己評価を全職員に行い、集計結果と評価から課題や改善点を抽出し保護者と職員に開示しています。年度末や年度初めには職員全体ミーティングで自己評価の改善点を課題材料として、次年度に向けて話し合う機会を設けています。自己評価が、保育の質の向上を促し、子どもの心の育ちを促すものとなるよう現況を改善していくことが期待されます。