シャローム保育園
第三者評価機関名 | かながわアドバンスサポート |
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名称 | シャローム保育園 | 評価対象サービス | 2021 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 128 名 |
所在地 | 225-0011 横浜市青葉区あざみ野3-11-27 |
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TEL | 045-901-7447 | ホームページ | http://www.shalomhoikuen.com/ |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 1977年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 社会福祉法人シャローム会 | ||
職員数 |
常勤職員:21 名
非常勤職員:21 名
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専門職員 |
保育士:27 名
幼稚園教諭:17 名
小学校教諭:5 名
子育て支援員:1 名
管理栄養士:1 名
調理員:6 名
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施設・設備の概要 |
保育室:7室
園庭:406㎡
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【保育理念】 いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。 すべての事について、感謝しなさい。 (新約聖書テサロニケ人への手紙 第Ⅰ 5章16節~18節) 【保育目標】 神様を愛する子ども 自分を大切にする子ども 他者を愛する子ども 健康でのびのび育つ子ども 神様が創られた世界を大切にする子ども 表現豊かな子ども 【保育方針】 子どもが愛され、ありのまま受け入れられていると感じられるよう保育していきます(礼拝、聖書のことばの生活化)。一人ひとりの個性を大切に伸ばします。遊びを中心としたカリキュラムを通し、様々な体験ができる機会を作り、成長を促します。 年齢に応じた基本的生活習慣を身につけられるように援助します。家庭的で安全な食材を使用した和食中心の給食を提供します。地域社会に開かれた園を目指します。 【保育姿勢】 私たちが大切にしていることは、こどもたちが「ものすごく愛されている」と実感できるように保育していくことです。イエス・キリストが私たちを愛して下さっているように、互いに愛し合うことそれが、神様の願いだからです。 子どもたちが、泣きたい時には泣き、笑いたい時には笑い、怒りたいときには怒り、また、言葉であらわせない気持ちも、その存在すべてをありのまま受け入れ、寄り添って共に歩むこと。その中で子どもが「ものすごく愛されている」ことを実感し、神様の愛を感じて欲しいと願っています。そしてその愛を受けた子どもたちが自分自身を大切にし、仲間にもその愛を流していくこと。その為に、保育士は日々イエス・キリストに祈り、力と愛を頂いて保育に臨んでいます。 長い時間を保育園で生活している子どもたち一人ひとりが、自分らしく輝いて過ごし、仲間と共に生きることを学んでいきます。 |
【立地および施設の概要】 本園は昭和52年開設の、キリスト教プロテスタント系の幼児教育を行う横浜市認可保育所です。場所は田園都市線及び横浜地下鉄線「あざみ野」駅から徒歩15分、閑静で高級住宅が並ぶ横浜屈指の住宅街の中にあります。運営は社会福祉法人シャローム会<理事長木田仁逸 本部青葉区あざみ野>ですが、この法人はシャローム福音教会が母体です。シャロームとは、旧約聖書に出てくるヘブライ語の「平和」の意味です。 土地は1108平米、園舎は鉄筋コンクリート2階建て、延床面積844平米、園庭 406平米の広さです。園庭には桜の木が3本あり、春には桜満開と咲き誇ります。固定遊具や砂場もあります。隣には大きな「あざみ野西公園」があり、園職員が管理を委託されています。高低差のある地形を利用して、広いグランドとブランコ、ターザンロープやアスレチック遊具があり、ボール遊びなども、思いっきり出来る広さがある公園です。緑の多い自然に囲まれています。 職員は常勤保育士21名 非常勤職員21名です。職種では保育士27名、管理栄養士、子育て支援員各1名、小学校教諭5名、幼稚園教諭17名です。 【園の特徴】 本園は築45年経ち、修繕の時期に来ております。トイレは補修がおわり、トイレットトレーニングが可能な設備に改修されています。床暖房完備で、コロナ感染拡大防止のため、空気清浄機を各部屋に1台ずつ、ホールに2台、横浜市の補助で設置しています。 定員は1歳、2歳とも25名、各々2部屋に分かれ、幼児は各26名の定員で1部屋づつ、計7部屋、128名の定員です。0歳児は受け入れていません。この地区は大企業勤務が多く、育児休暇がとれるので、0歳児の保育需要は少なく、0才よりも1歳からの保育希望者が多いという事情があります。本園の1歳枠は25名で、青葉区最多の募集人員です。本園は、隣家の土地家屋を取得したので、この家を利用して、出産・子育て支援の検討を始めています。 本園はキリスト教の保育園ですが、保護者の9割はクリスチャンではありません。2021年2月実施の保護者アンケートで、その結果が示されています。開設以来、まもなく半世紀を迎え、地域に根差した保育園として認知されているようです。 |
評価実施期間 | 2021/10/01(契約日) ~2022/03/05(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 2 回(2016年度) |
特に評価の高い点 | 1.当園は、キリスト教教育を行う園キリスト教プロテスタントの教えに基づく保育を行っています。 キリスト教保育とは聖書に基づく保育です。保護者の9割はクリスチャンではありません。保護者の目に映るキリスト教保育の姿は、朝、夕2回の礼拝です。毎木曜日の合同礼拝がおこなわれる2階ホールには、十字架が正面にありますが、よく見られる吊十字架に磔けにされたキリストの像はありません。このキリスト像がないのが、プロテスタントの特徴です。 保育計画の中に月々の聖書の言葉が示されていて、キリストの教えを知りこども向けの賛美歌を歌うことをしています。毎朝、夕の礼拝時、合同礼拝時に必ず行われます。月1回、英語による讃美歌の時間「英語ソング」もあります。 クリスマスなどのキリスト教行事に力を入れているので節句、七夕、七草、お盆などの行事は行いません。 キリスト教保育の基本は「愛」です。「神を愛し、自分を愛するように、隣の人も愛しなさい」という教えです。保護者が子どもに求めるものは、キリスト教信者になることではなく、「他者に対する思いやり、慈しみ」の心を会得することのようです。 2.人を大切にする園、園長交代で見るその姿勢 本園の保育の指導計画は、ここ10年あまり変化がないようです。全体的な計画の内容も変化がなく、キリスト教保育の伝統を固守しています。この春、園長が交代しました。前の園長は園長職をやめ、非常勤の1パート職員として、この園で子どもと向き合い続けています。 新園長もこの園で20年近く事務職として勤務し、今度、園長職に就いたのです。ともにクリスチャンです。ベテラン職員も多いのです。この法人の人に対する姿勢、人を大切にする心が、この人事に如実に表れています。シャローム保育園は、一人一人の子どもたちを、一人の子どもとして大切に育てるという目的があります。この目的が子どもだけでなく、ここに働く職員にも及んでいます。 |
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改善を求められる点 | 1.入園資料に更なる工夫を 入園時に渡される「園説明資料」「重要事項説明書」のなかで、災害時の緊急避難についての対処方法の記述が少なく、保護者観点からのもう少し詳しい記述を増やし保護者の安心を高める工夫を期待します。 |
第三者評価受信を通じて、福祉施設としての保育所の役割や保育者の役割を見直す契機となり、子どもにとって生活の質が向上するには、保育の質が向上することが大切であると思いました。 「適切なアセスメントにより福祉サービス実施計画が策定されている。」という項目から、子育て支援が社会的に必要であり、子どもへの支援が大切であるので「適切なアセスメント」を意識して保育を行うことが求められていると思いました。子どもと保護者の状況を正確に把握し、どのような保育実践上のニーズがあるか明らかにして取り組んでいきたいです。 保育の質の向上については、自己評価を通して職員一人ひとりの課題を明確にし、的確なアドバイスを行い、取り組みを支えていきたいと思います。正規職員・契約職員・非常勤職員のすべての職員が研修を受けることができるような研修計画、体制を構築したいと思います。 特に評価の高い点は、保育所全体にとって今後の励みとなりありがとうございます。改善を求められる点は、真摯に受け止めて努力したいと思います。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・シャロームとはヘブライ語で「平和」を意味し、ユダヤでは「こんにちは」「さよなら」の挨拶語にもなっています。キリスト教プロテスタントの社会福祉法人シャローム会が母体で、近くに教会もあります。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・運営法人の事務局では、社会福祉事業全体の動向について、情報を集め、把握し、法区業界に与える影響について分析し、理事会に報告しています。理事会では、その情報をもとに議論し、課題を抽出の上、保育園に流し、保育園にて具体策を立案し、対応しています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:b】 ・設置法人理事会により、保育を取り巻く経営環境分析などを行い、必要な改善課題があれば、これを抽出し、対応策を検討します。抽出された課題があれば、園長、職員を含めて対応策を立案します。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・園では、毎年度の理事会決定事項として、園舎改造計画を打ち出して、トイレの改築など、立案、理事会承認、工事発注、施工、完工など、計画的に設備の改善などを進めています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・中・長期計画は作成されいませんが、単年度の事業計画はあります。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 ・トイレ改修工事などの改修計画があれば、計画の振り返り、見直しを実施すこともあります。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画の中の「行事予定」に関しては、クラス懇談会、または、玄関に掲示する等して、周知しています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・年間指導計画、月間指導計画、週案、日案など、指導計画については、クラス担任は定期的に振り返りを行い、必要な見直しを行っています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:b】 ・理事会の内容は、職員会議にて園長より説明しています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・毎年度はじめの職員会議では、園長自らの業務について説明し、職員に周知しています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は児童福祉法や児童憲章、保育士倫理綱領、雇用・労働法規などを理解し、保育理念や保育方針、保育目標など実現できるように取り組んでいます。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園長、主任は日々、各年齢クラスに入って一緒に保育を行いながら、園児の様子や保育士の働きかけを見たり、日誌や指導計画などの書類から、問題・課題をチェックしています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・運営法人の理事会では、保育園運営コストの見直しや経営の改善などについて話し合いを行っています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園では、全職員に外部研修受講を勧めており、また、無資格の職員に対しても、「保育支援員資格」取得を促しています。資格を取得することで、行政からの「特別人員枠」を得ることができます。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では、職歴に応じた「経験・能力や習熟度に応じた役割の期待水準(塵埃育成プログラム)」が文書化されています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・「働きやすい職場づくり」に関しては、職員の希望、意見を聞きながら進めています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園の「期待する職員像」は、職員が年1度振り返りを行う、「自己評価表」の中に明示されています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では、毎年度ごとに「年度研修計画」を策定し、園内研修と園外研修、キャリアアップ研修とからなり、「担当者」「対象者」「研修名(内容)」「実施時期」と明記し、全職員に周知しています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・「年度研修計画表」には、全職員が対象者となって明記されており、職員に周知しています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:a】 ・実習生は看護学校からの申し込みが多く、目的は「小児医療経験」とのことで、一人3日間のコースで行っています。地域に住む保育専門学校性からの申し込みもあります。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園のホームページには、園の保育理念、保育方針、保育目標などを詳しく、掲載しています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・運営法人の理事会は定期的に開かれ、各理事の業務分担は明確にされており、毎年必要な修正はくわえられ、明示されています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育の全体的な計画では保育方針として「地域に開かれた園」を掲げ地域子育て支援〈月1回〉老人ホーム慰問3、4、5歳〉小学校とのふれあい〈年3回〉講演会、職業体験受入れ、祖父母交流などが計画されています。また保護者会が自主的に運営するシャローム・フェスティバル<文化祭>では地域の人の参加を呼び掛け、積極的に地域との関係を深めています。例年では文化祭には50人前後集まるのですがコロナ禍で集合イベントを自粛、中止になっています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・昭和医大の看護師30名ほどを研修として受け入れています。同大小児医療の勉強で看護師が子どもの扱い方を研修をするという体験学習という意味の来園です。保育士の資格取得のための実習ではありません。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・必要な関係機関・地域の団体などの連絡先はリスト化され、電話の側に置いてあります。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は青葉区園長会議や研修会などで他園と交流し、保育に関する情報を入手し、課題を洗い出し対応しています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・本園はその成り立ちから社会に奉仕する役目を持っています。保育ニーズに限定していえば待機児童、就業の多様化で子どもの預け先が不足していることです。特に企業で男性育児休業が取得し易くなっており、0歳児の保育は家庭で行い、1歳児の預け先の確保が課題になっております。本園は0歳児の受け入れをせず、1歳児からの受入れ枠を25名にし、この需要に応えることが公益に適うとの見解を持っています。青葉区の95ある保育施設、「保育所等新規入所可能見込み数」〈令和3年10月〉で1歳児の受け入れ幅25名は本園がトップです。大部分が1ケタで20人を超える園はあと1園あるのみです。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・キリスト教の教えによれば「こどもは神様によって愛されている かけがえのない人」とされています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体研修にてプライバシー保護等の確認を行っています。「保育士のための人権擁護チェックリスト」を使ってプライバシー擁護の取組を再認識しています。プール時のプライバシー保護のため屋上の柵に波板を設置し、外から見えないようにしています。遊戯室(ホール)や園長室など必要に応じて使い、子どもと一対一で話し合いをすることができています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・本園はキリスト教保育を行う首都圏では数少ない保育所です。インターネットでは人気の園として評判をとっています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園の施設見学 園での面接は希望者全員に必ず行います。キリスト教の保育園ですから事前に必ず園の方針 保育内容の確認をしてもらうためです。提出資料のなかに「面接アンケート」があり、キリスト教保育をする本園を希望した理由を尋ねています。面接を受けた後 区の保健福祉センターでの利用申請手続きにはいります。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 転園時、退園時には担任が対応しています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・本園はキリスト教保育を行う保育園ですが、入所している子どもの保護者でクリスチャンは全体の約1割しかいないことが年度末の保護者アンケートで判明しています。宗教系保育園でありますが、敢て本園を選んだ理由は、「自宅に近い」「保育方針・内容が良い」「園庭、公園があるから」というのが全体の9割を占めています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・苦情解決の体制は受付は園長、解決責任者は法人常務理事、の名前が掲示されています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・「苦情申出窓口の設置について」が廊下に貼り出され、受付者、解決責任者、第三者委員2名の名前、住所、電話番号が明記されています。フローチャートもあり、苦情、意見に園として取り組み、解決する姿勢をアピールしています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・苦情があった場合には園長 担当者が一人で抱え込まないで主任 事務長 園長にまず報告します。また、職員会議などで報告し、解決策を検討し、園内で解決を図ることを優先しています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体研修でのAED、職員会議にてヒヤリハットの報告と改善、エピペン研修を行っております。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・コロナ対応では横浜市からの詳細な「保育所等における感染コロナウイルスの対応フロー」「感染症対応ガイドライン」の通達文が来ており、中には「感染症対策チェックリスト」「保護者への対応方法」も含まれ、別途来ている「区への報告基準について」、文科省の「新しい学校様式について」などを参考にコロナ対策をしております、 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・震度5強の地震が発生した場合は、非常災害時のメール配信にて知らせるシステムです。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・本園は昭和52年開設 45年経つ伝統ある保育所です。園運営の各種マニュアルはもれなくそろっており、最新の情報にもとづきアップデートされています。「もちつき」「しらみ」「おむつ交換」など個別のサービスのマニュアルもあります。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園運営のマニュアルのうち感染症マニュアルは、今日的な感染拡大防止の対策が盛り込まれています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年間、月間、週案の各指導計画はクラス担任が作成し 主任保育士がチェックし園長が承認します。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・指導計画の評価、見直しは週案から始まります。1週間分の子どもの活動を指導上の留意点と比較しながら、子ども一人一人について考察・評価して、この評価分が翌週の週案トップに「前週の振り返りおよび評価」欄に記入されています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの成長記録である「保育経過記録」は、年間を1学期、2学期、3学期の3期に分けて、成長の様子を各行動ごとに書かれて秀逸です。厚労省の保育指針の分類に、生活習慣の行動を加えた、食事、排せつ、着脱、睡眠、健康、遊び、言葉、表現、人間関係、理解、内面などの10領域ごとに簡潔に書かれ、子どもの成長ぶりが充分に見て取れます。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・個人情報の利用目的や管理、個人情報相談窓口などを記載した個人情報保護方針を「園説明会資料」として配付し、職員・保護者に周知しています。ボランティアや実習生にはオリエンテーションの際に説明しています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・本園はキリスト教保育を行う保育園です。保育の全体的な計画書にはキリスト教特有の言葉が随所に出ているために保育所保育指針に準拠していないのではと疑わるかもしれませんが、「保育指針」の根源にキリスト教の精神があることを認識して、すべての指導計画をその上に立てる」ことを保育理念の説明で確認しています。子どもの発達の過程は共通しており、年齢別の保育計画の内容は同じです。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・春には三本の桜が満開となりみごとな風景が見え、冬は落葉樹のため枝だけになり自然の佇まいを子どもに教えます。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育所保育指針の指針であり、本園の保育方針でもある「子どもはありのまま受け入れる」との方針は、キリスト教保育の根本的な精神とも合致します。保育士は常日頃これを意識して、それぞれに違う行動をする子ども達に合わせて、柔軟に対応できるように支援しています。時には絵カードを用いながら子どもの気持ちを受け止め、表現しやすいように援助しています。受容が特に必要な子どもにはその日の調子で判断し、気持ちをくみ取るように心がけています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「年齢に応じて基本的な生活習慣が身につけられるようの援助します」という保育方針をかかげているなかで、コロナに感染しないためには特に手洗いの大切さを伝えています。子ども達はひとりひとり「やりたい」「役に立ちたい」気持ちを持っています。保育士の声掛けによって、又「待つ」ことによってそれが表わされるとし、1歳児の終わりごろから、食事、排泄、衣類の着脱、身の回りを清潔にすること、を保育士が伝え、子どもが意欲的に生活できるように援助しています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園は、戸外活動を積極的にしています。晴れた時は園庭へ、又、すぐ隣にある西公園へ出かけます。公園を利用している地域の住民が声を掛けてくれます。そのような時間は子ども達も大人も笑顔となります。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:非該当】 ・0歳児は受け入れていないため、該当せず。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・積極的に散歩に出掛けています。子どもが興味を持った物や遊びに集中できるよう配慮しています。言葉が発される大切な時期、友達との中で生まれた感情も言葉にして伝えるようにし、子どもの興味関心に合わせて活動を考え、子どもの気持ちを尊重して温かく関り思いを受け止めていくようにしています。時間にゆとりを持ち子どもたちと丁寧に関わっていけるようにしている。個性豊かな色々な保育士がクラスに替わるがわる入る時間があるため、小さい頃から色々な大人と関わっていけて良い体験となるし、必要な時は一対一対応するなど丁寧な保育を心掛けています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・3歳児はグループ活動の楽しさを覚え、4歳児はその中でルール作りや約束事を遊びを通じて覚え、5歳児は集団生活のなかで年下をいたわり、面倒を見るようになり、自分に自信をもつようになります。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・築45年の鉄筋コンクリ―ト2階建てでバリアフリーは構造上無理のようです。エレベーターはありません。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・長時間保育の配慮について、年間、月間、週案の各指導計画書で必ず取り上げ、対応しています。朝、夕の合同保育、異年齢交流など子どもの状態に応じた保育をしています。保育室内にマットやカーペット等を敷き、くつろげるスペースを設け、担任が遅番の時それまでの様子を細かく伝えるようにしています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・コロナ禍により小学校との交流の場が少なくなっています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「健康管理マニュアル」「衛生管理マニュアル」「感染症対策ガイドライン」「感染症一覧」があり、入園時の児童票から一人ひとりの健康状況を把握しています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年2回ずつの内科健康診断、歯科健診の結果は、児童票や健康台帳に記録し、その日のうちに保護者へは、「内科健診の報告」「歯科健診の報告」を手渡すか、または、ウォールポケットに入れて連絡するようにしています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では横浜市の「保育所の於けるアレルギー対応ガイドライン」に沿って、アレルギー児の対応をしています。かかりつけ医の「保育所におけるアレルギー疾患生活管理指導表」をもとに、保護者・主任・栄養士・クラス担任で話合い、除去食を提供しています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・「食育年間計画」は、子どもの年齢、クラス別に対象に分け、農育・栽培活動、クラス別食育目標を定め、食育目標と食育活動を明確にして計画しています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・毎日、栄養士が各クラスを訪ね食事の様子を見たり、職員会議の中でメニューの振り返りをしています。コロナ前まではサンドウィッチパーティーやお餅つきをしていました。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・年3回の保護者会を実施、必要に応じて保護者との個人面談をしています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園は、保護者との信頼関係を大切に、コミュニケーションを取ることを常に意識しています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では過去に、虐待から救い出したケースがありました。保護者と話し合い、状況を聞き、無職だったので「生活保護」の受給を進め、結果、子どもは生き生きした表情に変わりました。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園では、「横浜市における保育所の業務の質の評価に関する要綱」に沿って、7大項目、191小項目設問による、保育士の自己評価を、イ)出来ている、ロ)ほぼ出来ている、ハ)努力が必要、の三段階査定を、毎年、年度末に行い、園に保育士全員は提出し、園長(兼事務長)、主任、副主任が集計を行い、理事会に報告する仕組みができています。 |